9987 スズケン 2021-04-02 14:00:00
日本新規参入インサイト・バイオサイエンシズ・ジャパン合同会社の胆道癌治療薬「ペマジール錠4.5mg」スズケングループによる一社流通受託のお知らせ [pdf]
2021 年 4 月 2 日
各 位
会社名 株式会社スズケン
代表者名 代表取締役社長 宮田 浩美
(コード番号 9987 東証・名証第1部、札証)
問合せ先 代表取締役副社長
コーポレート本部長 浅野 茂
(TEL.
052−961−2331)
日本新規参入 インサイト・バイオサイエンシズ・ジャパン合同会社の胆道癌治療薬
「ペマジールⓇ 4.5mg」
錠
スズケングループによる一社流通受託のお知らせ
当社の連結対象子会社である株式会社エス・ディ・コラボ(代表取締役社長:副島秀継、以下エス・ディ・
コラボ)は、Incyte Corporation(米国デラウェア州)が開発した、がん化学療法後に増悪した FGFR2 融合
遺伝子陽性の治癒切除不能な胆道癌治療薬「ペマジールⓇ 4.5mg(以下「ペマジール」」
錠 )(一般名:ペミガ
チニブ)について、日本国内でのメーカー物流から卸流通までの一社流通を受託することで、インサイト・
バイオサイエンシズ・ジャパン合同会社(ジェネラル・マネジャー インサイト アジア:ロータ・フィン
ケ、以下インサイト)と合意いたしました。インサイトは、2021 年 3 月 23 日に「がん化学療法後に増悪し
た FGFR2 融合遺伝子陽性の治癒切除不能な胆道癌」 を効能・効果として、
「ペマジール」の製造販売承認を日
本国内で取得しています。
1.受託の背景
今回の受託に至った背景には、エス・ディ・コラボのメーカー物流およびスペシャリティ医薬品流通の実
績と日本新規参入メーカーの受託実績、そして、スズケングループの物流サービスと機能をインサイトに評
価していただいたという経緯があります。
「ペマジール」のメーカー物流から卸流通までをスズケングループが一手に担うことで、国内流通在庫の
偏在を最少化し、適切な温度帯での保管・輸配送と安定供給を実現します。
メーカー物流は、メーカー物流センターでの保管・管理を株式会社エス・ディ・ロジ*1 が担います。また、
メーカー物流センターから卸物流センターまでの輸配送を、中央運輸株式会社*2を中心とした医薬品共同配
送ネットワークが担います。卸流通については、スズケングループの医薬品卸 7 社が担います。
スズケングループは、今後もスペシャリティ医薬品流通において、国内への新規参入や新製品の上市を目
指す製薬企業のご要望にお応えしてまいります。また、新薬を待ち望む患者さまに確実に医薬品をお届けで
きるよう流通基盤の強化に努め、日本の医療に貢献いたします。
*1・2 株式会社エス・ディ・ロジと中央運輸株式会社はいずれもスズケンの連結対象子会社です。
2.「ペマジール」の受託業務
(1)メーカー物流業務
(2)卸流通業務
(3)使用成績調査支援
3.受託業務開始
2021 年 5 月下旬
4.インサイト・バイオサイエンシズ・ジャパン合同会社について
インサイト・バイオサイエンシズ・ジャパン合同会社は、2017 年に Incyte Corporation の子会社として
設立されました。Incyte Corporation は、米国デラウェア州ウィルミントンに本社を置く、グローバルなバ
イオ医薬品企業です。自社開発治療薬の創薬、開発、そして独自の医薬品の販売を通じて、最も重要なアン
メットメディカルニーズへのソリューションの追及に全力を尽くしています。インサイトに関する詳細は、
Incyte.jp をご覧ください。
5.「ペマジールⓇ 4.5mg」(一般名:ペミガチニブ)について
錠
Ⓡ
ペマジール 錠はキナーゼ阻害剤であり、FGFR アイソフォーム 1、2、3 に対する強力かつ選択的な経口阻
害剤であり、非臨床試験では、FGFR 変異を有するがん細胞に対する選択的な薬理活性を示しています。国内
においては、がん化学療法後に増悪した FGFR2 融合遺伝子陽性の治癒切除不能な胆道癌の治療薬として承認
されております。Incyte Corporation は、すでに米国でペマジールを自社販売しており、日本でも自社販売
を開始する予定です。中国本土、香港、マカオ、台湾での、血液・腫瘍領域でのペミガチニブの開発・販売
に関する権利は、Innovent Biologics, Inc.社に付与されています。これらの国・地域を除き、米国外での
ペミガチニブの開発および販売に関する権利は、すべて Incyte Corporation に帰属します。
ペマジール(Pemazyre)は Incyte Corporation の登録商標です。
なお、本件に伴う業績への影響は軽微なものと見込んでおりますが、今後、適時開示の必要性が生じた場
合には、速やかに開示いたします。
以 上