9984 ソフトバンクグループ 2020-03-23 13:50:00
自己株式取得と負債削減のための4.5兆円のプログラムを決定 [pdf]

                                         2020年3月23日
各   位
                     本店所在地   東京都港区東新橋一丁目 9 番 1 号
                     会 社 名   ソフトバンクグループ株式会社
                             (コード番号 9984 東証第一部)
                     代 表 者   代表取締役会長 兼 社長 孫 正義




        自己株式取得と負債削減のための 4.5 兆円のプログラムを決定


当社は本日、取締役会において、自己株式取得と負債削減のために最大 4.5 兆円の当社保有
資産の売却または資金化を決定しました。これにより、最大 2 兆円の自己株式取得にくわ
え、残額を負債の償還、社債の買入れ、現預金残高に充当します。これらの取引は今後 4 四
半期にわたって行われます。今回の自己株式取得プログラムは、当社が 2020 年 3 月 13 日
に発表した 5,000 億円のプログラムに追加して行われるものです。現在、当社は 27 兆円超
の資産を保有し、1.7 兆円以上の現預金等を有しています。


当社代表取締役会長 兼 社長 孫 正義は次のように述べています:
「このプログラムは当社史上最大の自己株式取得であり、さらに過去最大の現預金等の増
加につながるもので、当社の事業に対する揺るぎない自信に基づくものです。くわえて、こ
のプログラムによって当社は、負債の削減を通じてバランスシートを強化します。なお、今
回の資金化の対象となる資産は、当社の保有資産価値の 20%に満たないものです。
                                      」


当社は、当社株式が大幅に割り引かれて取引されていると考えており、先週末の終値に基づ
くと、本質的な価値に対して当社史上最大幅となる 73%もの過小評価となっています。今
回のプログラム及び 2020 年 3 月 13 日に発表したプログラムによる自己株式取得は合計で
2.5 兆円となり、実施後は当社の発行済株式総数の 45%の株式を取得し、それを消却するこ
ととなります。当社はこれまでも、資産の売却やソフトバンク㈱株式の上場、スプリントと
Tモバイルの合併、6,000 億円の自己株式取得(2019 年 2 月発表)を行っており、さらに
2020 年 3 月に発表した 5,000 億円の自己株式取得などを通じ、保有資産の大きな価値を顕
在化させるための措置を講じてきました。


当社は、今回のプログラムを通じ、自己株式取得とあわせて行う社債買入れを含む負債の大
幅削減によってバランスシートをさらに強化し、信用格付けの向上を目指しています。これ
らの取り組みは、事業の長期的な成長に対する取締役会の自信を示すものです。
なお、コーポレート・ガバナンス向上に向けた継続的な取り組みの一環として、当社取締役
会は、本年予定される定時株主総会で付議される新規独立社外取締役候補者のうち少なく
とも 3 名について、独立系調査会社も活用し、ふさわしい人物の選定を進めています。


自己株式取得プログラムにおいては、市場での買付、相対取引、公開買付もしくはこれらの
組み合わせなど、様々な手段により当社普通株式の取得を行う可能性があります。取得する
自己株式の数やそのタイミングは様々な要因(株価、取引高や市場環境のほか、一般的な事
業環境などの要因を含みますが、これらに限りません。
                        )により変動します。


*本開示資料における為替レートは、1 米ドル=110 円。
*本開示資料における数値は先週末の終値に基づく