9973 J-小僧寿し 2019-08-30 19:35:00
中期経営計画策定のお知らせ -次期3ヵ年計画 2020年12月期 ~ 2022年 12月期- [pdf]

                                                                          2019 年8月 30 日
各 位
                                       会  社  名 株 式 会 社 小 僧 寿 し
                                       代 表 者 名 代表取締役社長          小林 剛
                                               (JASDAQ コード:9973)
                                       問 合 せ 先 経営企画部室長       毛利 謙久
                                                       (TEL.03-4586-1122)



                中期経営計画策定のお知らせ
       - 次期 3 ヵ年計画 2020 年 12 月期 ~ 2022 年 12 月期 –

  当社グループは、2022 年 12 月期を最終年度とする、次期3ヵ年の中期経営計画(2020 年 12 月期~2022 年
12 月期)を策定致しましたので、お知らせいたします。
  なお、公表に至っておりませんでした 2019 年 12 月期の業績予測値につきましても、本計画に合わせて、お
知らせ致します。

                                      記

1)対象期間 : 2020 年 12 月期 から 2022 年月期
            (非公表であった 2019 年 12 月期の予測値も、本計画に含みます)


2)基本方針 : 「多様な食を、多様な形で、多様な顧客へ」を新たなスローガンに、持ち帰り寿し業界
             の市場に依存しない、新機軸の事業モデルの創造と推進を図ります。
             そして、食に関わる『トータル・フード・プロバイダー』を目指します。


3)事業戦略 : FY’2019         - 債務超過の解消、新規業態の開発
                            JFLA グループブランド業態の導入、既存店インフラ整備
                            デリバリーシステムのリプレイス開始 etc..
             FY’2020 ~ - 新規業態の出店加速、新機軸のブランディング戦略実施
                            事業領域の拡大(取扱い商材等の拡大)
                            デリバリー事業のFC展開推進、流通チャネルの拡大
                            商品開発力の強化 etc..


4)経営目標値(業績予測値)
                                                                          (単位:百万円)
         (参考・前期)       (当期第2四半期)      (当期)
                                                   2020 年        2021 年       2022 年
        2018 年 12 月期   2019 年 12 月期   2019 年
                                                   12 月期         12 月期        12 月期
                        第2四半期         12 月期
売上高            5,517          2,938        6,035      6,946         8,872        11,774
営業利益           ▲591            ▲95          ▲55             36        183          433
経常利益           ▲607            ▲85          ▲35             56        203          453
純利益          ▲1,678            ▲16             5            26        126          281


5)備考    詳細につきましては、添付資料をご参照ください。
                                                                                   以上

                                       1
 中期経営計画
FY2019~FY2022
 ‐Growing‐


 株式会社小僧寿し


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1.エグゼクティブサマリー

  前期(2018年期)は、不採算店舗の整理、体制の見直し等の抜本的な改革に着手
   また、前期に子会社化した株式会社デリズののれん減損、採用コストの大幅増加等により、
   コスト吸収が出来ず大幅な赤字決算となり、債務超過状態になった。

  当期は、前期に比較し改善は進んでいるものの、出店イニシャルコスト、人件費の増加、採用費等
   が吸収しきれず、2019年6月期では営業損失になった。

  債務超過を解消すべく、2019年4月に第三者割当増資を実行
   未だ不足する分については新たな資本政策を実施し、債務超過解消を目指す。

  持ち帰り寿し業界の市場規模縮小、デリバリー市場への大手参入、消費者ニーズ等の環境変化に
   対応すべく新たな事業戦略を推進

  ~多様な食を、多様な形で、多様な顧客へ~
  小僧寿しグループは、『トータル・フード・プロバイダー』を目指します。


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2.現状の業績(前期同期比較)
・連結業績ハイライト         (金額単位:百万円)
                                          売上
         前期    当期                          (増収要因)
                              増減            ・寿し+αのブランド併設
       第2四半期 第2四半期
                                            ・デリバリ―店舗の出店
売上高      2,479      2,938      459          ・キャンペーン実施回数の増加に伴う
                                             既存店売上高の増収
経常利益     ▲252        ▲85       167         (減収要因)
                                            ・不採算店舗の閉店
当期利益     ▲409        ▲16       393
                                          利益
店舗数          289     271       ▲18          ・ グループ全体の組織再構築により
                                              固定費の削減が増益に寄与したものの
 直営          140     127       ▲13            出店に伴うイニシャルコスト、採用
                                              コスト等の吸収まで至らなかった
 FC          149     144         ▲5         ・ 例年同様、4月~6月にかけての需要
※店舗数には介護施設3施設を含む                              減退(季節要因)による利益率の減少

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3.中期経営計画(主な事業環境)

 持ち帰り寿し市場の減退
  当社グループが属する、「寿し」業界の市場は1兆5,000億円規模でほぼ横ばいの推移をしている中、
  回転すし市場は6,250億円から2021年には6,700億円程度※1に増加すると予測され、反面、当社の
  主事業である「持ち帰り寿し」市場は減退傾向にあると予測している。

 デリバリー市場の増加
  一方、デリバリー市場は、UBEReats等の大手の市場参入等により、デリバリー対応をする飲食店が
  増加し、2018年は前年比5.9%増の4,048億円に増加。※2


 この様な環境下、当社グループは主事業である「持ち帰り寿し」事業と「デリバリー」事業の融合(併設等)
 を図るとともに、新たな事業領域の拡大、商品開発等の諸施策を実行し、増収増益を目指します。


  ※1 「富士経済」調べ
  ※2 「NPD Japan」調べ

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4.中期経営計画(FY19~FY22)-Group vision-

 TOTAL FOOD PROVIDER
                                          FY2022
 小僧寿しグループは、
                                          ・新規出店の継続
 多様な食を、多様な形で、多様な顧客へお届けする
                                          ・売上高100億円達成
 オンリー1の企業を目指し成長を追い求めます。


                  FY2020
                  ・出店加速化
                  ・事業領域の拡大
                  ・グループシナジーの最大化
     FY2019
     ・債務超過解消
     ・新規業態開発・出店
     ・インフラ整備

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5.当社の事業ビジョン-Group vision-



                                                    流
提                                                   通   持ち帰り
                                                                   顧
供                                                   チ
                                                                   客
         小僧寿し          DELISブランド
商                                                   ャ
品    かつ         リテール
                商品                                  ネ   デリバリー

     てん         イメージ                                ル
     グループ内外   リテール商品     給食弁当      ハラールフード
    高付加価値ブランド                                           集合施設



          『トータル・フード・プロバイダー』                 (多様な食を、多様な形で、多様な顧客へ)


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6.中期経営計画骨子(FY2019)
 2019/9        2020/1                           2021/1




   経営戦略                 ブランド成長戦略                         マーケティング戦略
 ・債務超過解消に向けて     ・小僧寿しリブランド施策(寿し+α業態の              ・競合他社調査の強化
 第6回第三者割当増資       併設)の直営全店導入                       ・52週マーケティングによるイベント販促
 を計画             ・JFLAグループブランドの導入                   の拡充
 ・本件実行により、上場     ・小僧寿し+デリズの併設型店舗の出店                ・SNSを利用した販促チャネルの拡充
 の継続を目指す         ・来期以降への種まき                        ・デリバリーシステムのリプレイス着手
 (増資額9.8億円)      (新規事業・業態開発に着手)                    (生産効率の向上、
                                                    属人的業務からの脱却、
                                                    少人数化運営)
                                                                        7

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7.中期経営計画(実施済み施策による増収効果予測)

             リブランド施策(寿し+α業態の併設)
                      ×
      マーケティング機能強化によるブランディング・プロモーション拡大

 2019年9月までに寿し+α業態店舗を73店舗へ拡大          専属部署設置
 競合他社の分析をし「勝てる施策」の立案・実施              プロモーションの質と量の向上
 食材調達から販売までの管理・製造強化


      2019年12月期における増収効果予測 220百万円




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8.中期経営計画骨子(FY2020~)
 2019/9          2020/1                            2021/1




   経営戦略                   ブランド成長戦略                          マーケティング戦略
 ・デリバリー事業のFC展開     ・小僧寿し拠点でのデリバリー事業の展開                ・有名レストラン・シェフとの
 ・労働環境の整備          ・高齢者施設、給食事業所等との連携                   コラボレーション商品の開発
 -働き方改革による有給       ・都心型デリズ店舗の新規出店拡大                   ・商品開発の更なる強化
 取得の推進             ・小僧寿しとデリズの融合業態の開発と                 (顧客満足度の高い商品開発)
 -最低賃金引き上げによる       新規出店推進                            ・郊外エリアでのデリバリー展開ノウハウの
 人件費増に対する効率化                                           構築と推進
 の推進




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9.中期経営計画(財務・投資計画等)

  設備投資計画
   2019年9月の臨時株主総会で予定している「第6回新株予約権」の発行により調達する資金
   (5.72億円)で、以下の投資計画を予定しております。

           資金使途               金額(百万)                備考

  「小僧寿し」「茶月」店舗へのブランド併設設備                   70 業態追加設備にかかる投資

  複合型宅配事業店舗の新規出店費用                        250 「寿し」「デリバリー」の併設

  既存店舗のインフラ整備等                             82 店舗設備入替等

  借入金返済                                   170 有利子負債の圧縮

            合計                            572


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10.中期経営計画(FY‘22に向けての売上予測)

  施策等別売上予測                                                           11,774
   ① 撤退等
   ② デリズ影響額                                                  8,872
     (FY2019)
   ③ マーケティング施策                                                          ④
   ④ 新店・新業態等                                    6,946                 2,902
                                                               ④
                               6,035                       ③ 1,896
                                                           30
                                                      ④
         5,517                     ④      ① ③        857
                              ③    104   ▲24 40
                             116
                   ① ②
                  ▲401 699



         FY2018        FY2019               FY2020         FY2021     FY2022


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11.中期経営計画(連結業績目標)

連結業績予測                                                      (単位:百万円)
            FY‘18     FY‘19        FY’20        FY’21     FY’22       増減
           (前期)      (当期)         (目標)         (目標)      (目標)      FY'18-'22
   売上高       5,517     6,035        6,946        8,872    11,774      6,257

  営業利益       ▲591       ▲55             36        183       433       1,024

  経常利益       ▲607       ▲35             56        203       453       1,060

 税引前当期利益   ▲1,656         33            56        203       453       2,109

  当期利益     ▲1,678             5         26        126       281       1,959

※FY’20までの当期利益の算出については、当社は繰越欠損が生じている為、地方税のみを考慮。



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12.中期経営計画(連結業績目標・FY2019)

 連結業績予測                      (単位:百万円)
           FY2018     FY2019
                                      増減
           (前期)       (当期)

   売上高        5,517      6,035                518   ① 売上高
                                                      前期はデリバリー事業(デリズ)の
   営業利益       ▲591        ▲55                 646     連結対象期間が6ヶ月
                                                    ② 特別利益
                                                      当期において、債務整理益として
   経常利益       ▲607        ▲35                 642
                                                      59百万円を計上
                                                    ③ 特別損失
 税引前当期利益    ▲1,656           33          1,689        前期において、のれん償却として
                                                      790百万円を計上
   当期利益     ▲1,678             5         1,683

 ※当期利益の算出については、当社は繰越欠損が生じている為、地方税のみを考慮。


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