9973 J-小僧寿し 2021-03-23 19:00:00
株式譲渡契約締結(完全子会社化)に関するお知らせ [pdf]

                                                           2021 年3月 23 日
各 位
                                   会  社  名 株 式 会 社 小 僧 寿 し
                                   代 表 者 名 代表取締役社長          小林 剛
                                           (JASDAQ コード:9973)
                                   問 合 せ 先 経営企画部室長       毛利 謙久
                                                   (TEL.03-4586-1122)



               株式譲渡契約締結(完全子会社化)に関するお知らせ


 当社は、2021 年 3 月 23 日開催の取締役会において、株式会社 だいまる(栃木県宇都宮市:食品スーパー事業)
の株式を取得することを決議しましたのでお知らせいたします。


1. 株式取得の理由
 当社は、持ち帰り寿し事業等の事業セグメントにおいて、持ち帰り寿し店「小僧寿し」
                                       「茶月」等のブランドを、
直営店 84 店舗、FC店 112 店舗、合計 196 店舗の運営を行っており、連結子会社である株式会社デリズにおいて
展開するデリバリー事業セグメントにおいて、直営店18 店舗、FC店74店舗、合計92店舗の運営を行っており、
当社グループが運営する店舗数は、全国で 288 店舗となっております。
 当社は、2019 年8月 30 日付「中期経営計画策定のお知らせ – 次期 3 ヵ年計画 2020 年 12 月期 ~ 2022 年 12
月期 - 」にてお知らせのとおり、
                「多様な食を、多様な形で、多様な顧客へ」のスローガンを元に、持ち帰り寿
し業界の市場に依存しない、新たな事業モデルの創造と推進を図っております。当社は当該事業方針のもとに、
テイクアウトの寿司業態に依存しない、多角的かつ多機能を有する「小僧寿し」
                                   「茶月」への進化を中期経営計画
の骨子と定め、2020 年 12 月期までに、
                      「唐揚げ」
                          「かつ丼」
                              「天丼」などのブランドを併合した新生「小僧寿し」
「茶月」の構築を進めております。そして当期より、更なる価値を提供するための展開として、
                                          「小僧寿し」
                                               「茶
月」を基点とした食品小売事業への参入を企図しており、株式会社だいまるを完全子会社化することで、以下の
取組みを進めて参る所存です。


1)
 「小僧寿し」
      「茶月」における「食品小売事業」への参入
 「小僧寿し」の歴史は、まだ市場にお寿司が流通していない時代において、
                                  「お寿司をリーズナブルな価格で御
提供したい」という新たな価値創造へのチャレンジから始まり、それが現在の企業思想に繋がっております。当
社は、当期より進める新たな価値創造の一つとして、
                       「小僧寿し」
                            「茶月」の拠点にて高品質でリーズナブルな商
品を提供出来る「食品小売事業化」を進め、持ち帰り寿し事業に依存していた事業領域を、より幅広い市場へと
拡大することで、当社が歩んだ歴史と同様に、お客様に新たな価値を提供してまいりたいと考えております。
 当該取組みの過程において、資本業務提携先である株式会社 JFLA ホールディングスグループのメーカー各社と
共同し、お客様にとって、より価値有る商品の開発を進め、SPC(サービス・プロフィット・チェーン)の向
上を図ることで、
       「小僧寿し」
            「茶月」ブランドを今以上の次元に高めてまいります。その取り組みの一環として、
老舗スーパーマーケット「だいまるストアー」を拠点に食品スーパー事業を展開する株式会社だいまるを完全子
会社化することで、対象会社が有する総合的な小売事業としてのノウハウや拠点としての機能を活用し、
                                              「食品小
売事業」への本格参入を果たしてまいる所存です。


(注)SPC(サービス・プロフィット・チェーン)
顧客満足(CS)
       、従業員満足(ES)
                、企業利益の因果関係を示し、従業員満足(ES)がサービスの水準を高め、それが顧客満足(CS)を
高めることに繋がり、最終的に企業利益を高める、という循環のフレームワーク。
2)デリバリー事業とのシナジーによる「ダークストア事業」の推進
 当社が有するデリバリーブランド「デリズ」は、デリバリープラットフォーム等の Web サイトを中心に食事の
提供を行う「ダークキッチン」を事業の中核としております。当社がデリズを介して有する「ダークキッチン」
の機能に付加し、対象会社が有する総合スーパー事業の機能とのシナジーを図る事により、当社グループが進め
る「食品小売事業化」に新たな側面をもたらせる、
                      「ダークストア事業」の推進を企図しております。
 オンライン注文専用のデポである「ダークストア」は、
                         「ダークキッチン」を事業の中核とするデリバリーブラ
ンド「デリズ」との親和性が非常に高く、当該店舗をダークストアの拠点とすることで、キッチンにおいて調理
した、
  「出来立て」
       「作り立て」の商品と、
                 「飲料」「日用食品」などの小売商品を同時に配送することが可能とな
り、現在のデリバリー事業領域を、更に幅広い市場へと拡大することが可能となります。


 上記に記載するとおり、対象会社が有する食品スーパー事業の機能は、当社グループが進める「食品小売事業
化」を、実店舗及びオンライン上において、構築していく上での補完性が高く、相互の機能を活用する事でス
ピーディーな事業展開が実現出来る事から、当社グループの成長に大きな影響を与える事が期待されるため、今
回の決議にいたりました。


(注)ダークキッチン
デリバリープラットフォーム等の Web サイトを中心に、配達専門の飲食店の呼称。
(注)ダークストア
オンラインの受注のみに特化した、ネット販売専用のデポの呼称。


2. 株式取得先の概要
(1)名称                           株式会社 だいまる (屋号:だいまるストアー)
(2)所在地                          栃木県宇都宮市双葉三丁目8番 3 号
(3)代表者の役職・氏名                    代表取締役 河村 賢一郎
(4)事業内容                         食品スーパー
(5)資本金                          10,000 千円
(6)設立年月日                        昭和 41 年 7 月 7 日
(7)株主                           河村 賢一郎、
                                      (100%)
(8)上場会社と当該会社との                  資本関係、人的関係、及び取引関係は、すべて該当事項はありません
        関係
(9)当該会社の最近 3 年間の経営成績及び財政状態
    決           算           期      2018 年 6 月期    2019 年 6 月期   2020 年 6 月期
    純           資           産       261,534 千円    247,708 千円    253,637 千円
    総           資           産       326,990 千円    307,007 千円    317,476 千円
1   株 当 た り 純 資 産                    13,077 円      12,385 円      12,682 円
    売           上           高       859,357 千円    808,174 千円    793,123 千円
    営       業       利       益      △16,551 千円     △18,604 千円    △15,052 千円
経        常          利       益      △12,602 千円     △14,626 千円    12,769 千円
当       期       純       利   益      △11,245 千円     △13,825 千円     5,929 千円
1 株当たり当期純利益                           △562 円        △691 円         296 円
1   株 当 た り 配 当 金                       -             -             -


3. 株式取得先の概要
(1)氏名                           河村 賢一郎
(2)所在地                          栃木県宇都宮市
(3)上場会社と当該会社との                  特筆すべき資本関係、人的関係、取引関係、及び関連当事者への該当状況
        関係                      はすべて該当ありません
4. 取得株式数及び取得前後の所有株式の状況
(1)異動前の所有株式数        0株
                    (議決権所有割合:0%)
                    (所有割合:0%)
(2)取得株式数            20,000 株
                    (議決権所有割合:100%)
                    (所有割合:100%)
(3)取得価額             取得先との協議において当該取得価額につきましては、非開示として頂き
                    たい旨の要請がございましたため、開示を差し控えさせて頂きます。
(4)異動後の所有株式数        20,000 株
                    (議決権所有割合:100%)
                    (所有割合:100%)


5. 日程
2021 年3月 23 日 株式譲渡契約の締結
2021 年3月 31 日 株式取得(予定)


6. 今後の見通し
 本件取引により、2021 年 12 月期第1四半期の当社連結業績(第1四半期においては貸借対照表のみ)の対象と
なります。なお、2021 年3月1日付「通期業績予想の公表に関するお知らせ」にてお知らせした、2021 年 12 月期
通期業績予想値には、当該株式取得による影響は織り込んでおりません。当期業績予想に関しましては、現在精
査中であり、公表すべき事項が発生した場合には、速やかに開示いたします。


                                                        以上