9966 藤久 2020-08-20 15:30:00
「継続企業の前提に関する重要事象等」の記載解消に関するお知らせ [pdf]

                                                    2020年8月20日
各 位
                               会   社   名   藤   久   株式会社
                                           FUJIKYU CORPORATION
                               代表者名        代表取締役社長    堤   智章
                               (コード:9966       東証第一部・名証第一部)
                               問合せ先        経営企画室長    永安   吉太郎
                               (TEL    052-774-1181代表)


      「継続企業の前提に関する重要事象等」の記載解消に関するお知らせ

 当社は、本日公開の2020年6月期決算短信において、「継続企業の前提に関する重要事象等」の記載を
解消いたしましたので、下記のとおりお知らせします。


                         記


 当社グループは、2017 年6月期会計年度において営業損失及び当期純損失を計上し、以降3期連続の営
業損失及び当期純損失を計上したこと等から、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は
状況が存在する旨を記載しておりました。
 このような情勢のもとで、当社では、従来の「構造改革」から一層踏み込んだ「藤久リボーンプラン」
を実施し、既存店売上高を回復させ黒字転換することを目標に取り組んでまいりました。具体的には、①
不採算店舗の閉鎖及び本部人員のスリム化を含めたリストラクチャリングによる生産性の向上、②オムニ
チャネルによる、実店舗とECとの相互送客実現、③物流システム見直しによる、輸送業務の効率化、④
店舗運営部門の子会社化による意思決定の迅速化、⑤利用予定のない自社所有固定資産の売却、⑥従来の
取引の見直しによる仕入コストの低減、などであります。これらの施策の実行にあたり、費用の増大に対
応すべく、シンジケート・ローン契約(組成金額 3,500 百万円)を締結し、当面の運転資金を確保いたし
ました。そして、当社が直面する長期的な売上の低迷や最終赤字の継続から脱し、構造改革を経て、当社
のビジネスを再拡大するため、株式会社キーストーン・パートナース社等との資本業務提携契約を締結い
たしました。また、新型コロナウイルス感染症の感染拡大以降は、マスク関連商材及びミシンの売上が大
幅に増加し、いわゆる「巣ごもり需要」の活性化もあり、既存店売上高及び営業利益は、前事業年度に対
して大幅に改善いたしました。
 これらの影響により、2020 年6月期においては、営業利益 883 百万円を計上し3期ぶりの黒字化を達成
いたしました。また、2021 年6月期においても、営業利益 911 百万円と増益を見込んでおり、当社グルー
プの収益力の改善が見込まれることから、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況
は現時点で存在しないものと判断し、「継続企業の前提に関する重要な疑義」の記載は解消しております。
 株主、取引先をはじめとするステーク・ホルダーの皆様には、大変ご心配をおかけいたしましたが、今
後も更なる企業価値の向上に努めてまいる所存でございますので、引き続きご支援を賜りますようお願い
申し上げます。

                                                               以上