9900 サガミHD 2020-10-15 15:00:00
2021年3月期業績予想及び配当予想並びに中期経営計画策定に関するお知らせ [pdf]

                                                           2020 年 10 月 15 日
各     位
                                   会 社 名 株式会社サガミホールディングス
                                   代表者名 代表取締役社長       伊藤 修二
                                   (コード番号:9900 東証・名証第一部)
                                   問合せ先 執行役員管理担当 中島 康文
                                              TEL. 052-737-6000

2021 年 3 月期業績予想及び配当予想並びに中期経営計画策定に関するお知らせ

 2020年5月11日に公表いたしました「2020年3月期決算短信〔日本基準〕
                                      (連結)
                                         」において未定として

おりました業績予想及び配当予想を下記のとおりといたしましたので、お知らせいたします。

 また、公表を延期しておりました2022年度を最終年度とする新中期経営計画を策定いたしましたので、

お知らせいたします。



                             記



1. 業績予想について

(1)2021 年3月期第2四半期(累計) 連結業績予想数値(2020 年4月1日~2020 年9月 30 日)
                                                      親会社株主に
                                                                  一株当たり
                   売上高       営業利益           経常利益       帰属する
                                                                  当期純利益
                                                       当期純利益
                    百万円          百万円         百万円         百万円           円銭

    前回発表予想(A)            -             -         -           -           -

    今回発表予想(B)        9,500       △1,350      △1,300      △1,400     △53.12

    増減額(B-A)             -             -         -           -

    増減率(%)               -             -         -           -

    (ご参考)前期実績       13,772          284         320         189        7.17



(2)2021 年3月期 連結業績予想数値の修正(2020 年4月1日~2021 年3月 31 日)
                                                      親会社株主に
                                                                  一株当たり
                   売上高       営業利益           経常利益       帰属する
                                                                  当期純利益
                                                       当期純利益
                    百万円          百万円         百万円         百万円           円銭

    前回発表予想(A)            -             -         -           -           -

    今回発表予想(B)       21,450       △1,300      △1,280      △1,450     △55.01

    増減額(B-A)             -             -         -           -

    増減率(%)               -             -         -           -
    (ご参考)前期実績
                    26,437             55        60      △1,365     △51.83
    (2020 年3月期 )

                                   1
(3)業績予想の理由

 2021 年3月期の業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、合理的な算定が

困難であったため未定としておりました。依然として同感染症の影響は収束しておらず、今後の当社グル

ープを取り巻く経営環境は引き続き予測が困難な状況ではありますが、今後感染拡大による緊急事態宣言

発令等経済活動に著しく悪影響を及ぼす状況が生じることは想定しておらず、緩やかに収束に向かうと仮

定したうえで、現時点で当社が入手可能な情報や予測等に基づき業績への影響を算定いたしましたので公

表いたします。

 なお、今後の新型コロナウイルス感染症の収束時期やその影響の範囲等は大きく変動する可能性があり、

当社の業績に影響を及ぼす事象が生じた場合には、速やかに公表いたします。



2.配当予想について

(1)配当予想
                                             年    間 配 当    金
                  第1四半期     第2四半期                第3四半期         期末             合計
前回予想                 円 銭       円 銭                  円 銭         円 銭             円 銭

(2020 年5月 11 日)    ―              ―                ―             ―             ―
今回修正予想             ―              0.00             ―           0.00            0.00
当期実績               ―
前期実績
(2020 年3月期)        ―              0.00             ―           0.00            0.00


(2) 配当予想の理由

 当社は、今後とも激変する市場環境に対応しつつ、長期にわたり安定的な経営基盤の構築に努めるとと

もに、配当金につきましては、株主の皆様に対する利益還元を経営の重要政策として、業績や今後の事業

展開ならびに内部留保の状況等を総合的に勘案しながら成果配分を行うことを基本方針としております。

 しかしながら、昨今の新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大が経済に与える影響は大きく、当

社を取り巻く経営環境は今後も厳しい状況が続くものと想定されます。

 現時点におきましては、手元資金を確保しておくことで不測の事態が生じた場合の経営と雇用の安定化

に備えることが株主共通の価値につながるものと考え、2021年3月期においては、1株当たり中間配当及

び期末配当金予想を「0円」とさせていただきます。

 株主の皆様には深くお詫び申し上げますとともに、早期に復配できるよう努めてまいりますので、

引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。



3.   中期経営計画策定について

(1)数値目標

【連結】                                                       (単位:百万円)
                   2019 年度実績         2020 年度計画            2021 年度計画         2022 年度計画
                   (2020 年3月期)       (2021 年3月期)          (2022 年3月期)       (2023 年3月期)
売     上    高             26,437                  21,450          24,500               26,000
営 業    利   益                 55                  △1,300               250               600
経 常    利   益                 60                  △1,280               300               650
親会社株主に帰属する
当 期 純 利 益               △1,365                   △1,450               100               300

                                         2
(2)策定の理由

 新型コロナウイルス感染症が今後の社会、経済に及ぼす影響等は未だ不透明であり、当社グループの

事業環境にもたらす不確定要素が完全に解消されない状況ではありますが、当社グループを経営していく

にあたり、今後の経営計画を策定し、事業の継続性を明確にすることが上場企業としての責務ととらえ、

2021 年3月期を初年度とする今後3年間の中期経営計画を策定いたしました。また、事業環境の変化に

迅速に対応するために、一年毎に経営計画を見直し、ローリングすることを方針としております。

※詳しくは、添付資料をご参照ください。



                                               以上




                        3
「No.1 Noodle Restaurant Company」




          中期経営計画
            2020-2022
目次

1.グループ理念とビジョン        -02-

2.中期経営計画の策定について      -03-

3.前期(2019年度)の振り返り    -05-

4.新型感染症影響下における業績進捗   -09-

5. 中期経営計画 骨子と概要      -11-

6. 連結数値目標            -24-
                            1
サガミグループの経営理念・ビジョン
            経営理念

  私たちは、「食」と「職」の楽しさを創造し、
     地域社会に貢献します
  ~すべては みんなのゆたかさと笑顔のために~

          グループビジョン

No.1 Noodle Restaurant Company

                             2
中期経営計画の策定について

 当中期経営計画の対象期間においては、新型感染症拡大影響や世界的な景気変
動が想定されるなど、不透明な環境にあります。
 そのような事業環境の変化に迅速に対応することは、社内の事業推進において最も重
要であり、適切な目標を設定し情報を開示することは、お客さまや株主の皆さま、関係者
の皆さまとの関係構築の上で、不可欠であると考えております。
 よって、施策等の振り返りと見直しを確実に行いながら、当中期経営計画は、毎年の
ローリング(中期経営計画の再策定)を実施してまいります。


   (発表)

2021.5予定                          ローリングプラン 2023

  2020.10            ローリングプラン 2022
            2020年度       2021年度      2022年度   2023年度



                                                       3
   過去業績推移
        売上高                                      経常利益
                                               1,500
(百万円)
                                                                     885    960
   27,000                                      1,000          915                  765
                                                       660
                            26,636
                                                500
                                 26,437
   26,500                                                                                 60
                        26,184                    0
                                                       2014   2015   2016   2017   2018   2019 (年度)
                   25,937
   26,000      25,887
                                                 親会社株主に帰属する当期純利益

                                               1,000
                                                                     586    597
   25,500 25,341                                       458    513
                                                500
                                                                                   76
                                                   0
   25,000                                       -500
                                           -1,000

   24,500                                  -1,500                              -1,365
                                        (年度)
            2014 2015 2016 2017 2018 2019              2014 2015 2016 2017 2018 2019 (年度)
                                                                                               4
前期(2019年度)の主な成果
   主力業態状況
■和食麺処サガミ
 ・既存店前期比推移
 ※既存店売上高は総じて堅調に推移しておりましたが、新型感染症拡大により2020年3月の月間売上高は
  対前年△21%と大幅な影響を受けたため、通期においても前年を下回る結果となりました。

                        上期         下期          通期

         売上前期比       101.0%      96.1%       98.6%

         客数前期比        100.9%      95.7%      98.4%

        客単価前期比        100.1%     100.4%     100.2%

【メニュー】
 ・「おいしい団欒の場」をテーマに掲げた、団欒メニューや季節限定メニューの展開を推進。
 ・新たに地域のニーズや食文化を取り入れた「地域別メニュー」を実施。
【プロモーション】
 ・アイドルグループSKE48とのタイアップと共に、「夏の宴」「冬の宴」と題した恒例の大感謝祭を実施。

■味の民芸
・「民芸クオリティ向上」をテーマに掲げた高付加価値メニュー(うなぎ・牛タン等)や季節限定メニューを実施。

                                                       5
前期(2019年度)の主な成果
   グループ政策

■経営スピードの迅速化(本社移転)
・2019年7月に「本社移転」を実施。
別拠点(愛知県飛島村)に設けていたメニュー開発部門と、経営戦略部門
の統合により、価値創造のスピード及び効率向上を推進します。
■コーポレートガバナンスの更なる向上
(監査等委員会設置会社への移行)
・取締役会の監督機能の強化及び業務執行の効率性向上を目的として、
 2019年6月開催の定時株主総会においてご承認をいただき、監査等委員会
 設置会社へ移行いたしました。
■主力事業への経営資源集中
・2019年7月に当社の連結子会社である株式会社サガミマネジメントサポートが営む保険代理店
 事業を株式会社トータル保険サービスに譲渡いたしました。
■働き方改革の推進
・2019年のゴールデンウィークは暦の関係上、10日間連続の長い連休となりました。
 当社グループにおいて2019年5月1日(即位の日)を、労働環境改善の一環として、グループ全店
 一斉休業を実施いたしました。引き続きグループ従業員の労働環境改善を推進し、従業員満足とお客様
 満足の向上へ取り組んでまいります。


                                                  6
前期(2019年度)の主な成果
     サガミグループ会社創業50周年

当社は、おかげさまで2020年3月4日に会社創業50周年
を迎えました。
日本国内のみならず海外へも店舗網を拡げ、世界の国々、
地域、親子3世代にわたって、多くのお客様に愛されるレス
トランとなりました。これもひとえに皆様の多大なるご愛顧と
ご支援の賜物であります。
この場を借りて、厚く御礼申し上げます。
これからも「食」の感動や楽しさ、「職」の喜びと幸せを創造し、
多くのみなさまの笑顔に出会えるように取り組んでまいります。

「創業50周年特設ホームページ」
https://www.sagami.co.jp/50th/




1970 1975 1997 2014 2020
サガミチェーン株式      大型店舗「サガミ          東証・名証第一部   味の民芸フードサー   本社移転
会社設立           一社店」開店            銘柄へ        ビスをグループ化    会社創業50周年


                                                                   7
前期計画対比
 連結ベースの計画対比
                                 (単位:百万円)
     2019年度   期初計画         実績        計画差
       売上高    26,700    26,437      △263
     営業利益       600         55      △545
     経常利益       630         60      △570
    当期純利益       140     △1,365     △1,505
       店舗数      267        261        △6

■店舗展開状況(2020年3月末現在)    ■店舗数状況
                       計画(新規出店10、閉店9)
                            ▼
                       実績(新規出店7、閉店12)

                       出店未達要因 小型店の出店計画未達
                       閉店増加要因 不採算店の早期閉店


                                            8
       新型感染症影響下における進捗状況
              感染状況と主力業態売上高前年比推移(週間集計数値)
       第1波時、週間最大感染者数3,546名(主力業態既存店売上高前年差異 最大値△78%)
       第2波時、週間最大感染者数9,653名(主力業態既存店売上高前年差異 最大値△29%)           単位:人

120%                  4/7   4/16   5/14       感染者数       12,000
                      緊7     全     宣3         店舗売上高前年比
                      急都     国     言5
                      事道     緊     解県
100%                         急                           10,000
                      態府           除緊
                      宣県     事      急
                      言      態      事
                             宣      態
80%                          言                           8,000

       2/27                                  7/7
60%            3/23                          連東          6,000
        休
        校                                    日京
               ロ                      5/25   1都
        要      ッ
        請                                    0感
40%            ク                      宣全     0染          4,000
               ダ                      言国     名者
               ウ                      解緊     超数
               ン                      除急
20%            発                       事                 2,000
               言                       態


 0%                                                      0


              ➢ 感染者数拡大に伴う集客影響には「底打ち感」が見られる。              9
       新型感染症影響下における進捗状況
                                                                         ※数値は全て2020年実績
        人時売上高推移(前年同月比)                                     売上高と損益分岐点売上高(前年同月比)
 【サガミ業態】                                              【サガミ業態】
120%                                                  110.0%
                             112%   113% 110% 111%                  損益分岐点売上高   売上高
110%
                                                       90.0%
100%

90%                  86%                               70.0%
80%
       84%     61%                                     50.0%
70%

60%
                                                       30.0%
         3月     4月     5月     6月     7月    8月    9月
                                                               4月   5月   6月    7月    8月
 【味の民芸業態】                                             【味の民芸業態】
                                                      110.0%
 120%
                                                                    損益分岐点売上高   売上高
 110%
                                   102% 105% 102%      90.0%
                            100%
 100%
         90%                                           70.0%
  90%
                      92%
  80%          68%                                     50.0%
  70%
                                                       30.0%
  60%
                                                               4月   5月    6月   7月    8月
          3月    4月     5月     6月    7月    8月    9月


        ➢ 「生産性改善」によって、損益分岐点売上高の引き下げにつなげる。                                            10
中期経営計画 基本戦略


    「生産性の本質改革」
                   &
       「再成長の創造」
 事業基盤強化                 成長基盤再構築
(価値づくりと人づくり)           (“種まき”から“深耕”へ)


付加価値   ×    従業員
           (労働力)
                       共創力   ×   競争力

                                        11
中期経営計画 戦略骨子
生産性の本質改革                    「再成長」の創造
価値づくりと人づくり                  「競い合う力」と「共に創る力」の深耕


付加価値 ≪≪          ≫≫   従業員   共創力     ≪≪   ≫≫      競争力

■    ■       ■    ■    ■    ■   ■   ■    ■    ■   ■
既    新       従    機    効    バ   ア   フ    C    リ   海
存    規       業    械    率    リ   ラ   ラ    S    モ   外
価    チ       員    化    化    ュ   イ   ン    V    デ   マ
値    ャ       エ    ・    ・    ー   ア   チ    ・    ル   ー
の    ネ       ン    I    合    チ   ン   ャ    E    &   ケ
ブ    ル       ゲ    T    理    ェ   ス   イ    S    新   ッ
ラ    開       ー    イ    化    ー   と   ズ    G    フ   ト
ッ    拓       ジ    ン         ン   M   展    推    ォ   展
シ            メ    フ         再   &   開    進    ー   開
ュ            ン    ラ         構   A   の         マ
ア            ト    整         築       推         ッ
ッ            向    備                 進         ト
プ            上    推                           出
                  進                           店

                                                   12
                          生産性の本質改革
   既存価値のブラッシュアップ             価値づくりと人づくり



  おいしさやおもてなし向上、そして「食と健康」の追求と共に、感染予防
  や新生活様式への対応も積極的に取り組んでまいります。

    クオリティ No.1        からだにおいしい

「食と職の楽しさ創造企業」      「医食同源」という言葉にあるように、食べることで健康に!を
として、おいしさ・おもてなし     テーマとして、栄養バランスに優れた「そば」「韃靼そば」などの
安全安心といった、当たり前を     免疫力向上が期待される素材をはじめ、減塩メニューや咀嚼
妥協せずに徹底追及してまい      性に配慮したメニューを積極的に投入していきます。
ります。
お客様に「本物のおいしさ」そ
して「まごころ込めたサービス」
を提供し続けます。




                       感染予防対策

                   感染拡大防止、お客様の安全安心、そして従業員の安全
                   確保のため、ハード・ソフト両面から取り組んでまいります。
                                           13
                             生産性の本質改革
新規チャネル開拓                        価値づくりと人づくり




新しい生活様式により、高まる「おうち需要」への展開と共に、お客様の
ニーズを先取りすることで、トップラインを向上していきます。

 「中食」への取り組み
お店の味をご家庭でも!をテーマに
麺類商品をはじめ、弁当類や総菜
など、テイクアウト商品のバリエーションを拡
大しています。また、ご家庭での「簡単調
理」を目指したミールキットの開発も進め
ていきます。


 宅配実施店舗拡大                 新規ニーズ開拓

感染症影響をはじめ、今             新規事業モデルとしての既
後の高齢化社会を見据え             存サービスと新規サービスの
た利便性向上に向けて、             ハイブリット化や食「サブスク
一部店舗で実施していた             リプション」活用、及び食を
「宅配」を順次拡大いたし            軸とした新しい領域にも、積
ます。                     極的にチャレンジしてまいり
                        ます。
                                             14
                        生産性の本質改革
従業員エンゲージメント向上              価値づくりと人づくり



提供価値の最大リソースである「従業員」との強固な信頼関係を構築し、
人と企業の成長を通じて全てのステークホルダーに貢献いたします。

 “共感”の創造         モチベーション・エンジン
                 人事制度や評価制度
経営理念・ビジョン・フィロソ
                 を時流に合わせて積極
フィの浸透を通じて、
                 的に改訂。努力に応じ
目的の理解を促進し、
                 報酬及び表彰を実施し、
使命をもった行動意欲を
                 モチベーション向上を実
引き出します。
                 現します。



 ワークライフバランス      定量評価とフィードバック
「仕事・職場」と「生活・     全従業員を対象に定
家庭」の調和をはかり、      期的に「満足度調査」
従業員の心身の健康を       を実施。満足度を定量
推進し、提供価値そして      化し、フィードバック及び
企業価値の向上を目指       継続的な改善を実施し
します。             ております。

                                        15
                         生産性の本質改革
機械化・ITインフラ整備推進            価値づくりと人づくり




間接業務及び作業オペレーションの機械化・デジタル化を推進し、
価値創造分野やクリエイティブ活動に人的リソースを集中します。

  作業の機械化推進
おもてなしやおいしさに付随しない作業について
は、設備投資による効率化を進めます。また将
来に向けた設備の研究開発を促進し、付加価
値創造分野に経営資源を集中します。
更に、新生活様式に対応した非接触等、感染
予防への取り組みも推進してまいります。

                                       演算
  間接業務のデジタル化

管理・集計等のPCルーチン業務については       Excel             入力
RPAの導入活用を積極的に進めていきます。      入出力               処理
また、お客様の予約受付や日々採算や各種
データについては、プログラミングによるアウト
プットを図ることで、店舗における管理業務の                  データ
簡略化を推進してまいります。                         出力

                                             16
                              生産性の本質改革
効率化・合理化                            価値づくりと人づくり




アフターコロナ “8割経済下“での成長に向けて、非効率・非採算分野の
見直しを徹底し、更なる付加価値向上へすべてのリソースを集中します。
  非採算店舗の合理化
「コロナ前」の経済状態には戻らないとの
想定のもと、各店舗施策内容の見直しを
行い、損益分岐点売上高の引き下げを
行います。そのうえで、採算性の見込めな
い店舗の整理を行い、優良マーケットへの
進出に備えます。



  営業時間の適正化                 “非生産性作業”の見直し

営業時間における「深夜            営業時間外作業内容の更なる効率化を推進し、
時間帯」の見直しを実施。           営業時間における、調理・サービス提供を強化します。
各店舗ごとのお客様ニーズ          9時          11時           22時         23時
に合わせた営業時間の合
理化を行います。                   開店作業          営業時間         閉店作業


                                                       17
                               再成長の創造
バリューチェーン再構築                「競い合う力」と「共に創る力」の深耕




「自己完結型」のバリューチェーンを再構築し、“間接的価値領域”における
協力・協調を推進し、“直接的顧客価値領域”に経営資源を集中します。

  再構築概要イメージ


   直   マ
       ー                         お
 顧接    ケ   商               店     も
           品               内
 客的    テ
           開               調
                                 て
 価     ィ                         な
       ン   発               理     し
 値     グ



   間                                    シ
               調                        ス
 顧接            達   一                    テ
                   次   物
 客的            ・
                   加   流
                                        ム
 価             仕                        ・
               入   工                    管
 値                                      理

                                                18
                                    再成長の創造
 アライアンス強化とM&A                     「競い合う力」と「共に創る力」の深耕




当社ビジョン「No.1 Noodle Restaurant Company」の実現に向けて
アライアンスによる自力成長促進とともに、M&Aによる成長にも取り組みます。

   アライアンス強化                M&Aによる成長

  お客様への価値提供の分野においては、各      経営理念の共有を前提として、シナジー創出
  社切磋琢磨しながらも、間接分野(調達       や収益面における貢献等、サガミグループのビ
  や物流等)においては各社間における協       ジョン達成に資すると考えられる場合、積極的
  力を推進してまいります。             にM&Aに取り組み、成長に繋げてまいります。
  また、2020年10月「共創 和や会」に設立
  メンバーとして参画いたしました。
                           No.1 Noodle Restaurant Company




                                   サガミグループ
                                                            19
                                     再成長の創造
フランチャイズ展開の推進                       「競い合う力」と「共に創る力」の深耕




小型専門店のブラッシュアップ及びフォーマット構築と共に、パートナーとの
「共存共栄」を目指した、指導体制強化に取り組んでいます。

  スーパーバイザー育成
  日本フランチャイズチェーン協会にグループ会社が
  研究会員として加盟し、スーパーバイザー教育
  制度を活用して、必要な知識、技能、見識の
  向上を図っております。



■手延べうどん専門店       ■うどん・そば・きしめん専門店    ■らーめん専門店
 「水山」             「どんどん庵」            「ぶぶか」




                                                        20
                                                再成長の創造
 CSV・ESG推進                                    「競い合う力」と「共に創る力」の深耕




社会的責任を考慮した取り組みを進化させ、企業と社会、お客様の
「共創価値の向上」を通じて、持続可能な社会実現に貢献します。

                ■天ぷら用油の再利用                     共創価値       「三方よし」の経営
     環境         ■マングローブ植樹活動
(Environment)   ■バイオマス素材のレジ袋導入                持続可能性       各種取組の継続

                                              コンプライアンス    ガバナンスの強化
    社会          ■ISO22000認証取得
                ■あいち女性輝きカンパニー認証
  (Social)      ■育児奨励金制度導入


                ■監査等委員会設置会社
  企業統治
                ■社外役員比率50%
(Governance)    ■コンプライアンス研修の実施



 CSV経営・・・Creating Shared Value 「共創価値」
                企業と社会の両方に価値を生みだす企業活動を促進するため、
                ESG(Environment,Social,Governance)の強化に取り組む。        21
                          再成長の創造
リモデル&新フォーマット出店          「競い合う力」と「共に創る力」の深耕




既存フォーマットの見直しと新フォーマットを確立し、収益性を高めた新規
出店モデル構築。新規マーケットへの進出を加速します。

  大型店のリモデル(小型化)     ハイブリット出店

大型店である「和食麺        新規出店時における同
処サガミ」や中型店の        一敷地内への他業種店
「味の民芸」の小型化を       舗併設により、固定費を
推進。投資回収効率の        削減し収益性の向上を
向上を実現します。         図ります。


  宅配サテライト店構築        “出店余地“への展開

デリバリーオペレーションに     リモデル及び新フォーマット
特化した、いわゆる「ゴー      の確立により、未出店大
ストレストラン」展開によ      都市圏へのチャレンジを
り、低投資出店可能な        検討します。
デリバリー専門店を構築
します。

                                             22
                                     再成長の創造
 海外マーケット展開                         「競い合う力」と「共に創る力」の深耕




2004年からの海外出店ノウハウの蓄積により、店舗損益黒字化を達成した
イタリア及びベトナムに海外出店を集約し、展開を加速します。
※「店舗損益の黒字化」は感染症影響前の実績。


  ベトナム「ローカライズ展開」の加速          イタリア「フランチャイズ方式」による積極展開

2020年9月に手延べうどん専門店「水山」ベトナ    2020年7月に、海外初のフランチャイズ方式で和食レス
ム3号店をホーチミン郊外のゴーバップ区にオープン。   トラン「SAGAMI」2号店をイタリア・モデナ市にオープンい
店内製麺によりリーズナブルな価格設定を実現し      たしました。続いて2020年9月に3号店をボローニャ市に
ました。地元市民に親しまれる展開を加速します。     メニューライセンス方式でオープンいたしました。今後イタリ
                            ア国内へのフランチャイズ出店を加速していきます。




                                                        23
 連結数値目標(ローリングプラン2022)
28,000    (売上高:百万円)                                           (経常利益:百万円)
                                                      2000
           26,437                            26,000
26,000
                                                      1000                                      650
                                   24,500                                               300
24,000
                                                                 60
                                                         0


22,000              21,450                            -1000

                                                                         -1,280
20,000                                                -2000
           2019年度   2020年度         2021年度    2022年度             2019年度   2020年度     2021年度     2022年度


                      2019年度                                                                 2022年度
(単位:百万円)                                    2020年度            2021年度        2022年度
                       (実績)                                                               対2019年度差

          売上高         26,437                21,450            24,500        26,000            △437
         営業利益                 55            △1,300              250               600          545
         経常利益                 60            △1,280              300               650          590
   当期純利益             △1,365                 △1,450              100               300         1,665
          店舗数                261               255              263               274           13

2022年度に売上高260億円、経常利益6.5億円、274店舗を達成する
                    (2022年度:2023年3月期) 24
      No.1 Noodle Restaurant Company

本資料に記載されている計画、見通し、戦略およびその他の歴史的事実で
ないものは、作成時点において入手可能な情報に基づく将来に対する見通し
であり、さまざまなリスクおよび不確実性が内在しています。
実際の業績は経営環境の変動などにより、これら見通しと大きく異なる可能性
があります。また、本資料に記載されている情報は、公開情報などから引用し
たものであり、情報の正確性などを保証するものではありません。