9888 J-UEX 2020-08-05 15:00:00
中期経営計画のローリングに関するお知らせ [pdf]
令和 2 年 8 月 5 日
各 位
会 社 名
代表者名 代 表 取 締 役 社 長 岸 本 則 之
(JASDAQ コード 9888)
問合せ先 執行役員 経営企画部長 秀 髙 雅 紀
TEL (03)5460-6500
中期経営計画のローリングに関するお知らせ
当社は、令和元年 11 月 5 日付「中期経営計画」において、2019 年から 2021 年までの 3 ヶ年の中期経
営計画を公表いたしましたが、事業環境の変化や業績の状況を踏まえ、新たに 2020 年から 2022 年まで
の 3 ヶ年の中期経営計画を策定いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。
記
1. 中期経営計画ローリングの概要
当社の経営理念である「UEXの志」のもと、経営方針「ステンレス・チタン商社として価値ある
流通機能を提供することで社会に貢献し、永続的な成長を通じてステークホルダー(取引先・社員・
株主)の満足度向上をめざします。
」を踏まえ、今後 3 ヶ年の全社基本方針として「当社を取り巻く
事業環境の変化に打ち克つ強い収益基盤の構築。顧客ニーズに立脚したソリューション提供により、
高付加価値化を図るとともに、得意分野に一層磨きをかけ営業利益率の向上を企図。
」を設定し、引
き続き以下 9 つの重点施策に取り組んでまいります。
① 主要3品種のステンレス在庫販売強化
② 不採算ビジネスの原因究明と改善
③ 業務効率化による営業力アップ
④ 高付加価値商品の販売推進
⑤ グループ連携強化によるシナジー効果の発揮
⑥ 成長分野への取り組み強化
⑦ チタン販売の更なる強化
⑧ 人材戦略の推進
⑨ ガバナンス強化と IR の推進
2. 2019 年度実績と 2022 年度財務目標
2019 年度実績 2022 年度目標
連結売上高 564 億円 640 億円
連結営業利益 11.1 億円 22.6 億円
連結営業利益率 2.0% 3.5%
ROE 5.7% 11.0%
PBR 0.3 倍 ※ 1.0 倍
※2020 年 3 月 31 日の株価をもとに算出
本資料に含まれる将来の見通しに関する記述は、現時点における情報に基づき判断したものであり、日本および海
外の経済情勢や当社の関連する業界動向、為替変動等にかかわるリスクや不確定要因により実際の業績の結果は記
載の予想と大幅に異なる可能性がありますので、あらかじめご了承ください。
以 上
中期経営計画
ローリング
2020年度~2022年度
2020年8月5日
1-1.中期経営計画のローリングについて
昨年当社は、当社の経営理念・経営方針のもと、「9つの重点施策」を具現化し、更なる企業
価値の向上を図るべく、連結の「中期経営計画(3ヵ年計画)」を策定いたしました。
この度、1年経過を機に一部見直しを実施します。
経営理念
UEXの志
日本一のステンレス・チタン商社として、
世のため人のために役立ちたい。
1.私たちは、お取引先から頼りにされ愛されることについて
日本一のステンレス・チタン商社でありたい。
2.私たちは、社員としての誇りと働く喜びを持てることについて
日本一のステンレス・チタン商社でありたい。
3.私たちは、株主から信頼され魅力を感じていただけることについて
日本一のステンレス・チタン商社でありたい。
経営方針
ステンレス・チタン商社として価値ある流通機能を提供することで社会に貢献し、
永続的な成長を通じてステークホルダー(取引先・社員・株主)の満足度向上をめざします。
1
1-2.中期経営計画 初年度の実績
<2020年3月期連結業績> <財務目標>
(1年目実績)
単位:百万円
連結売上高 564億円
業績予想 実績 業績予想比
54,000~ +4.5%~
売上高 56,433
60,000 △5.9% 連結 2.0%
売上総利益
7,200~
7,944
+10.3%~ 営業利益率
8,800 △9.7%
(率) ― (14.1%) ―
950~ +17.0%~ ROE 5.7%
営業利益 1,112
1,150 △3.3%
900~ +23.1%~
経常利益 1,108
1,100 +0.7%
親会社株主に帰属 600~ +15.7%~ PBR 0.3倍※
する当期純利益
694
750 △7.4%
※2020年3月31日の
株価をもとに算出 2
2.中期経営計画(2020年度~2022年度)財務目標
連結
財務目標 連結売上高 ROE PBR
営業利益率
(2022年度) 640億円 11.0% 1.0倍
3.5%
営業利益
売上高
(億円)
(億円)
700 30.0
上限640
上限610
600 564
25.0
上限530 下限570
下限550 上限23.0
500
下限470
20.0
400 上限17.0 下限18.0
15.0
300 11.1
下限13.0
10.0
200 上限7.5
下限6.0
100 5.0
2019年度(実績) 2020年度 2021年度 2022年度
売上高 営業利益
3
3-1.中期経営計画 全社基本方針と重点施策
全社基本方針
当社を取り巻く事業環境の変化に打ち克つ強い収益基盤の構築。
顧客ニーズに立脚したソリューション提供により、高付加価値化を図るとともに、
得意分野に一層磨きをかけ営業利益率の向上を企図。
9つの重点施策
①主要3品種のステンレス在庫販売強化 ⑥成長分野への取り組み強化
②不採算ビジネスの原因究明と改善 ⑦チタン販売の更なる強化
③業務効率化による営業力アップ ⑧人材戦略の推進
④高付加価値商品の販売推進 ⑨ガバナンス強化とIRの推進
⑤グループ連携強化によるシナジー効果の発揮
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3-2.中期経営計画 9つの重点施策
①主要3品種のステンレス在庫販売強化
当社の主要3品種(熱延鋼板・継目無鋼管・条鋼)であるステンレス在庫販売の強
化を継続し、強固な収益基盤を構築する。
②不採算ビジネスの原因究明と改善
複数のメッシュで多面的に不採算ビジネスの洗い出しと可視化を行い、立て直しに向けた
原因究明と収益改善を図る。
③業務効率化による営業力アップ
「余力創出のための営業間接業務の効率化」プロジェクトを推し進め、効率化によって生
まれた時間を営業活動に振り向けることで利益に貢献する。
【実施施策】
✔ UEX.net導入促進
✔ RPA導入
✔ 電子化・簡素化
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3-3.中期経営計画 9つの重点施策
④高付加価値商品の販売推進
高い付加価値が期待できる加工品販売の強化を図るとともに、顧客のニーズに立脚した
ステンレスの用途開発の提案営業を行う。
⑤グループ連携強化によるシナジー効果の発揮
新たに加わった2社を含めたグループ企業や信頼できるパートナーとの戦略的連携を強化
させる。令和特殊鋼(株)との間においては、物流拠点や配送体制などの最適化を図り、
あらゆる視点で経営効率を追求する。営業面では、UEX.netの導入や両社の在庫を
活用したステンレス丸棒の販売等から始め、同社によるステンレス鋼板・鋼管の販売へつ
なげていく。
⑥成長分野への取り組み強化
新たな収益をもたらすビジネスを獲得するため、成長分野への取り組みを強化する。
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3-4.中期経営計画 9つの重点施策
⑦チタン販売の更なる強化
安定収益の柱として成長しつつあるチタンを引き続き高付加価値を期待できる商材として
積極的な需要開拓を図る。
⑧人材戦略の推進
事業環境に合わせた人材の育成と適正な人員配置を行う。
⑨コーポレートガバナンスの充実
コーポレートガバナンス・コードへの対応も踏まえたガバナンス体制の強化を推進していくとと
もに、適切な情報開示、株主・投資家等との対話を行う。
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4.中期経営計画 設備投資計画
2020年度~2022年度設備投資計画
単位:百万円
物流関係 情報システム関係 合計 うち
実施済み
2020年度 294 173 467 106
2021年度 196 97 293 -
2022年度 151 125 276 -
合計 641 395 1,036 106
※数値は㈱UEX単体及び令和特殊鋼㈱の合計
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