9882 イエローハット 2021-08-03 15:00:00
2022年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]

                2022年3月期             第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
                                                                                   2021年8月3日
上 場 会 社 名   株式会社イエローハット                                          上場取引所                         東
コ ー ド 番 号   9882                                       URL https://www.yellowhat.jp/
代   表   者 (役職名) 代表取締役社長                             (氏名) 堀江 康生
問合せ先責任者 (役職名) 経理部長                                  (氏名) 木村 昭夫              (TEL) 03-6866-0163
四半期報告書提出予定日      2021年8月6日                          配当支払開始予定日               ―
四半期決算補足説明資料作成の有無       :有
四半期決算説明会開催の有無          :無
 
                                                                                           (百万円未満切捨て)
1.2022年3月期第1四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年6月30日)
(1)連結経営成績(累計)                        (%表示は、対前年同四半期増減率)
                                                                                           親会社株主に帰属
                          売上高                   営業利益                 経常利益
                                                                                           する四半期純利益
                          百万円           %           百万円        %      百万円              %           百万円         %
  2022年3月期第1四半期     33,383  7.2    2,512  39.7  2,747  32.9 1,852  35.3
  2021年3月期第1四半期     31,133 △5.3    1,798 △16.1  2,067 △14.7 1,369 △18.1
(注) 包括利益 2022年3月期第1四半期 2,051百万円( 35.2%) 2021年3月期第1四半期 1,517百万円( △7.4%)
 
                                潜在株式調整後
                    1株当たり
                                  1株当たり
                   四半期純利益
                                 四半期純利益
                                    円   銭                  円   銭
    2022年3月期第1四半期                   40.15                  39.98
    2021年3月期第1四半期                   29.69                  29.57
 

 
(2)連結財政状態
                          総資産                       純資産             自己資本比率                 1株当たり純資産
                                    百万円                    百万円                         %                    円 銭
 2022年3月期第1四半期         114,798                             91,816                   79.8                 1,986.11
 2021年3月期              118,980                             91,386                   76.7                 1,976.74
(参考) 自己資本 2022年3月期第1四半期 91,632百万円                         2021年3月期            91,199百万円
 

 
 

2.配当の状況
                                                     年間配当金

                    第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末                             期末                合計
                           円    銭           円   銭          円   銭          円    銭           円   銭
  2021年3月期         ―    26.00                                  ―          28.00            54.00
  2022年3月期         ―
  2022年3月期(予想)          29.00                                  ―          29.00            58.00
(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
 
 

 

3.2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)

                                          (%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
                                                      親会社株主に帰属 1株当たり
                    売上高              営業利益      経常利益
                                                       する当期純利益 当期純利益
                    百万円    %            百万円         %       百万円      %             百万円         %             円 銭
 第2四半期(累計)   68,000 0.6  4,800 4.9                          5,200   4.4            3,400    1.6            73.69
     通期     150,000 2.0 13,500 4.0                         14,500   3.3            9,500   11.2           205.91
(注) 直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 無
 
※       注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)                      :無
 

 

(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用                 :無
 

 

(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
  ① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更                     :有
    ②     ①以外の会計方針の変更                      :無
    ③     会計上の見積りの変更                       :無
    ④     修正再表示                            :無
 
        (注)詳細は、添付資料P.8「会計方針の変更」をご覧ください。
 

(4)発行済株式数(普通株式)
  ① 期末発行済株式数(自己株式を含む)         2022年3月期1Q   49,923,146株 2021年3月期     49,923,146株

    ②     期末自己株式数             2022年3月期1Q   3,786,697株 2021年3月期      3,786,697株

    ③     期中平均株式数(四半期累計)      2022年3月期1Q   46,136,449株 2021年3月期1Q   46,114,633株
 


 

    ※    四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
    ※    業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
        (将来に関する記述等についてのご注意)
         本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的である
        と判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際
        の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用
        にあたっての注意事項等については、四半期決算短信【添付資料】P.3「(3)連結業績予想などの将来予測
        情報に関する説明」をご覧ください。
        (四半期決算補足説明資料の入手方法)
         四半期決算補足説明資料は、決算発表後速やかに当社ウェブサイトに掲載いたします。
                     株式会社イエローハット(9882) 2022年3月期 第1四半期決算短信


○添付資料の目次
 
 
    1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………2

    (1)経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………………2

    (2)財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………………3

    (3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………………3

    2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………4

    (1)四半期連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………4

    (2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 …………………………………………6

    (3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………8

      (継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………8

      (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………8

      (会計方針の変更) ……………………………………………………………………………………8

      (追加情報) ……………………………………………………………………………………………9

      (セグメント情報等) …………………………………………………………………………………10




                          1
                       株式会社イエローハット(9882) 2022年3月期 第1四半期決算短信


1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明

①当期の概況
  当第1四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、緊急事態宣言の
 再発出、外出自粛要請の継続などが影響し、依然として厳しい状況で推移いたしました。その一方で、ワクチン接
 種が本格的に開始されるなど一部で明るい兆しも見受けられます。
  当カー用品業界におきましては、前年同四半期は緊急事態宣言が初めて発出され、個人消費マインドが低下した
 こともあり、タイヤやカーナビゲーションなどの高単価商品の販売が減少いたしました。当第1四半期は、コロナ
 禍での移動手段としてクルマの利用需要が増えたことで、高単価商品の販売が伸長いたしました。
  このような環境下におきまして、当社グループでは、クルマは生活をする上で重要なインフラであることから、
 引き続き各種感染防止策を講じながら、整備作業及びカー用品の提供を継続してまいりました。
  また、カー用品販売事業拡大への取り組みの一環として、前年にタイヤとホイールを中心に開設した「イエロー
 ハットオンラインショップ」に、ドライブレコーダー、ポータブルナビ、ETC車載器などのオーディオビジュア
 ル商品を拡充掲載し、お客様の利便性向上に努めました。
  この結果、当第1四半期連結累計期間の財政状態及び経営成績は以下のとおりで、売上高、営業利益、経常利益
 が過去最高を更新いたしました。

   当第1四半期連結累計期間におきましては、タイヤやカーナビゲーションなどの高単価商品の販売増加、これら
 の取付に伴う工賃収入の増加等により、売上高は333億83百万円(前年同期比107.2%、22億49百万円増)、売上総
 利益は140億84百万円(前年同期比108.0%、10億43百万円増)となりました。
  販売費及び一般管理費は、接客力向上のための店舗人員数増に伴う人件費増加等により、115億72百万円(前年同
 期比102.9%、3億29百万円増)となりました。
  その結果、営業利益は25億12百万円(前年同期比139.7%、7億13百万円増)、経常利益は27億47百万円(前年同
 期比132.9%、6億80百万円増)、親会社株主に帰属する四半期純利益につきましては18億52百万円(前年同期比
 135.3%、4億83百万円増)となりました。
   なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」とい
 う。)等の適用により、従来の方法に比べて、当第1四半期連結累計期間の売上高は44百万円増加し、営業利益、
 経常利益はそれぞれ55百万円減少しております。

  売上高の主な部門別内訳につきましては、卸売部門は103億82百万円(前年同期比109.6%、9億12百万円増)、
 小売部門は204億7百万円(前年同期比106.3%、12億14百万円増)となりました。

②当期のセグメント別概況
   当第1四半期連結累計期間の事業の種類別セグメント別の概要は次のとおりであります。
   <カー用品・二輪用品等販売事業>
   当第1四半期連結累計期間におけるイエローハット店舗の出退店の状況です。
   国内では、2021年5月にトレッド岡崎羽根町店(愛知県)、6月にトレッド岩国店(山口県)の計2店舗を開店、
 2021年5月に岩国店(山口県)、住之江店(大阪府)の計2店舗を閉店いたしました。
   イエローハット店舗以外では、2021年4月に厚木2りんかん(神奈川県)、5月にバイク館SOX厚木インター
 店(神奈川県)、6月に伏見2りんかん(京都府)、バイク館SOX伏見店(京都府)の計4店舗を開店、5月に
 京都2りんかん(京都府)、6月に高槻2りんかん(大阪府)の計2店舗を閉店いたしました。

  以上の結果、当第1四半期連結会計期間末の店舗数は、イエローハット740店舗、2りんかん57店舗、バイク館S
 OX57店舗の合計854店舗、イエローハット車検センターが6店舗となりました。

   当第1四半期連結累計期間のカー用品・二輪用品等販売事業の売上高は、317億65百万円(前年同期比107.5%、
 22億29百万円増)、セグメント利益につきましては、21億57百万円(前年同期比149.4%、7億13百万円増)となり
 ました。
   なお、収益認識会計基準等の適用により、売上高は44百万円増加し、セグメント利益は55百万円減少しておりま
 す。

  <賃貸不動産事業>
  当第1四半期連結累計期間の賃貸不動産事業の売上高は、16億17百万円(前年同期比101.2%、19百万円増)、セ
 グメント利益につきましては、3億54百万円(前年同期比99.9%、0百万円減)となりました。




                             2
                        株式会社イエローハット(9882) 2022年3月期 第1四半期決算短信


(2)財政状態に関する説明
 ①資産
  当第1四半期連結会計期間末における流動資産の残高は、446億20百万円(前連結会計年度末514億55百万円)とな
 り、68億35百万円減少いたしました。これは主に現金及び預金が40億84百万円、受取手形及び売掛金が19億23百万
 円、その他(未収入金など)が11億85百万円減少した一方で、棚卸資産が3億51百万円増加したことによります。
  また、固定資産の残高は701億78百万円(前連結会計年度末675億24百万円)となり、26億53百万円増加いたしまし
 た。これは主に土地が14億50百万円、建物及び構築物(純額)が4億89百万円、投資有価証券が2億89百万円増加し
 たことによります。
  この結果、総資産残高は1,147億98百万円(前連結会計年度末1,189億80百万円)となりました。
 ②負債
  当第1四半期連結会計期間末における流動負債の残高は、172億90百万円(前連結会計年度末218億83百万円)とな
 り、45億92百万円減少いたしました。これは主に支払手形及び買掛金が22億31百万円、未払法人税等が20億56百万
 円減少したことによります。
  また、固定負債の残高は56億91百万円(前連結会計年度末57億10百万円)となり、19百万円減少いたしました。
  この結果、負債残高は229億82百万円(前連結会計年度末275億94百万円)となりました。
 ③純資産
  当第1四半期連結会計期間末における純資産の残高は、918億16百万円(前連結会計年度末913億86百万円)となり、
 4億30百万円増加いたしました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益を18億52百万円計上したこと、そ
 の他有価証券評価差額金が1億99百万円増加した一方で、配当金を12億92百万円支払ったこと、収益認識会計基準
 等の適用により、利益剰余金の期首残高が3億5百万円減少したことによります。


(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
  2022年3月期の業績予想につきましては、2021年5月10日の決算短信で発表いたしました通期の業績予想に変更
 はありません。




                             3
                    株式会社イエローハット(9882) 2022年3月期 第1四半期決算短信


2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
                                                        (単位:百万円)
                              前連結会計年度             当第1四半期連結会計期間
                             (2021年3月31日)           (2021年6月30日)
資産の部
 流動資産
   現金及び預金                               14,053                9,969
   受取手形及び売掛金                             8,774                6,851
   棚卸資産                                 21,757               22,109
   その他                                   7,016                5,830
   貸倒引当金                                 △146                 △140
   流動資産合計                               51,455               44,620
 固定資産
   有形固定資産
     建物及び構築物                            44,094               44,597
      減価償却累計額                         △23,646              △23,660
      建物及び構築物(純額)                       20,448               20,937
     土地                                 24,842               26,293
     その他                                 9,239                9,493
      減価償却累計額                          △6,105               △6,152
      その他(純額)                            3,133                3,340
     有形固定資産合計                           48,424               50,571
   無形固定資産
     ソフトウエア                                 349                 424
     その他                                    466                 465
     無形固定資産合計                               815                 890
   投資その他の資産
     投資有価証券                              4,626                4,916
     敷金                                  8,929                8,931
     その他                                 4,987                5,134
     貸倒引当金                               △260                 △266
     投資その他の資産合計                         18,283               18,715
   固定資産合計                               67,524               70,178
 資産合計                                  118,980              114,798




                         4
                   株式会社イエローハット(9882) 2022年3月期 第1四半期決算短信


                                                      (単位:百万円)
                             前連結会計年度            当第1四半期連結会計期間
                            (2021年3月31日)          (2021年6月30日)
負債の部
 流動負債
   支払手形及び買掛金                            8,707               6,476
   未払法人税等                               3,097               1,041
   契約負債                                    ―                1,663
   賞与引当金                                1,237               1,736
   ポイント引当金                                615                  ―
   その他                                  8,224               6,372
   流動負債合計                              21,883              17,290
 固定負債
   退職給付に係る負債                               96                  88
   リース債務                                  167                 154
   資産除去債務                               3,180               3,192
   その他                                  2,267               2,256
   固定負債合計                               5,710               5,691
 負債合計                                  27,594              22,982
純資産の部
 株主資本
   資本金                                 15,072              15,072
   資本剰余金                               10,417              10,417
   利益剰余金                               68,865              69,097
   自己株式                               △2,235              △2,235
   株主資本合計                              92,120              92,352
 その他の包括利益累計額
   その他有価証券評価差額金                           954               1,154
   土地再評価差額金                           △1,907              △1,907
   為替換算調整勘定                                23                  24
   退職給付に係る調整累計額                             8                   8
   その他の包括利益累計額合計                        △920                △720
 新株予約権                                    180                 180
 非支配株主持分                                    5                   3
 純資産合計                                 91,386              91,816
負債純資産合計                               118,980             114,798




                        5
                      株式会社イエローハット(9882) 2022年3月期 第1四半期決算短信


(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
  四半期連結損益計算書
   第1四半期連結累計期間
                                                          (単位:百万円)
                          前第1四半期連結累計期間           当第1四半期連結累計期間
                            (自 2020年4月1日           (自 2021年4月1日
                            至 2020年6月30日)          至 2021年6月30日)
売上高                                    31,133                  33,383
売上原価                                   18,092                  19,298
売上総利益                                  13,041                  14,084
販売費及び一般管理費                             11,242                  11,572
営業利益                                    1,798                   2,512
営業外収益
 受取利息                                       12                     11
 受取配当金                                      48                     54
 受取手数料                                      70                     72
 持分法による投資利益                                 22                      7
 その他                                       125                    111
 営業外収益合計                                   280                    256
営業外費用
 支払利息                                        3                      2
 その他                                         8                     17
 営業外費用合計                                    11                     20
経常利益                                     2,067                  2,747
特別利益
 固定資産売却益                                     0                      3
 特別利益合計                                      0                      3
特別損失
 固定資産売却損                                     0                      0
 固定資産除却損                                     1                      2
 特別損失合計                                      1                      2
税金等調整前四半期純利益                             2,065                  2,748
法人税、住民税及び事業税                               786                    978
法人税等調整額                                   △88                    △80
法人税等合計                                     698                    897
四半期純利益                                   1,367                  1,851
非支配株主に帰属する四半期純損失(△)                        △1                     △1
親会社株主に帰属する四半期純利益                         1,369                  1,852




                           6
                    株式会社イエローハット(9882) 2022年3月期 第1四半期決算短信


  四半期連結包括利益計算書
   第1四半期連結累計期間
                                                       (単位:百万円)
                        前第1四半期連結累計期間          当第1四半期連結累計期間
                          (自 2020年4月1日          (自 2021年4月1日
                          至 2020年6月30日)         至 2021年6月30日)
四半期純利益                               1,367                  1,851
その他の包括利益
 その他有価証券評価差額金                           147                    199
 為替換算調整勘定                                 0                   △10
 退職給付に係る調整額                               4                    △0
 持分法適用会社に対する持分相当額                       △3                      11
 その他の包括利益合計                             149                    200
四半期包括利益                               1,517                  2,051
(内訳)
 親会社株主に係る四半期包括利益                      1,518                  2,053
 非支配株主に係る四半期包括利益                        △1                     △1




                         7
                       株式会社イエローハット(9882) 2022年3月期 第1四半期決算短信


(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
  (継続企業の前提に関する注記)
   該当事項はありません。


  (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
   該当事項はありません。


  (会計方針の変更)
   (収益認識に関する会計基準等の適用)
    「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」という。)
  等を当第1四半期連結会計期間の期首から適用し、約束した財又はサービスの支配が顧客に移転した時点で、当該
  財又はサービスと交換に受け取ると見込まれる金額で収益を認識することとしております。なお、カー用品・二輪
  用品等の卸売販売については、出荷時から当該商品の支配が顧客に移転される時までの期間が通常の期間であるた
  め、出荷時点で収益を認識しております。
    これにより、返品については、過去のデータ等に基づいて予想返品率を見積り、値引き及びリベートについて
  は、実績が確定するまで契約等に基づいて将来の支払額を見積り算出する方法に変更しております。これに伴い、
  期末日時点で返品等が見込まれる対価を返金負債として計上し、返金負債の決済時に顧客から商品等を回収する権
  利について返品資産を計上しております。なお、返金負債については流動負債の「その他」に、返品資産について
  は流動資産の「その他」に含めて表示しております。
    また、当社グループが運営するポイント制度について、従来は、将来にポイントとの交換に要すると見込まれる
  負担額を引当金として計上する方法によっておりましたが、付与したポイントを履行義務として識別し、収益の計
  上を繰り延べる方法に変更しております。これに伴い、期末日時点で未充足の履行義務に係る対価を契約負債に含
  めて計上しております。
    収益認識会計基準等の適用については、収益認識会計基準第84項ただし書きに定める経過的な取扱いに従ってお
  り、当第1四半期連結会計期間の期首より前に新たな会計方針を遡及適用した場合の累積的影響額を、当第1四半
  期連結会計期間の期首の利益剰余金に加減し、当該期首残高から新たな会計方針を適用しております。
    この結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は44百万円増加し、売上原価は1億円増加し、営業利益、経常利
  益及び税金等調整前四半期純利益はそれぞれ55百万円減少しております。また、利益剰余金の当期首残高は3億5
  百万円減少しております。
    なお、収益認識会計基準第89-2項に定める経過的な取扱いに従って、前連結会計年度について新たな表示方法に
  より組替えを行っておりません。さらに、「四半期財務諸表に関する会計基準」(企業会計基準第12号 2020年3
  月31日)第28-15項に定める経過的な取扱いに従って、前第1四半期連結累計期間に係る顧客との契約から生じる
  収益を分解した情報を記載しておりません。

   (時価の算定に関する会計基準等の適用)
    「時価の算定に関する会計基準」(企業会計基準第30号 2019年7月4日。以下「時価算定会計基準」とい
  う。)等を当第1四半期連結会計期間の期首から適用し、時価算定会計基準第19項及び「金融商品に関する会計基
  準」(企業会計基準第10号 2019年7月4日)第44-2項に定める経過的な取扱いに従って、時価算定会計基準等
  が定める新たな会計方針を、将来にわたって適用することとしております。
    これに伴い、その他有価証券のうち市場価格のある株式の評価について、期末前1ヵ月の市場価格の平均に基づ
  く時価法から、期末日の市場価格に基づく時価法に変更しております。
    この結果、従来の方法と比べて、当第1四半期連結会計期間末の投資有価証券が45百万円、その他有価証券評価
  差額金が31百万円減少しております。




                             8
                     株式会社イエローハット(9882) 2022年3月期 第1四半期決算短信


(追加情報)
(連結納税制度からグループ通算制度への移行に係る税効果会計の適用)
 当社及び国内連結子会社は、「所得税法等の一部を改正する法律」(2020年法律第8号)において創設されたグ
ループ通算制度への移行及びグループ通算制度への移行にあわせて単体納税制度の見直しが行われた項目について
は、「連結納税制度からグループ通算制度への移行に係る税効果会計の適用に関する取扱い」(実務対応報告第39
号 2020年3月31日)第3項の取扱いにより、「税効果会計に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針
第28号 2018年2月16日)第44項の定めを適用せず、繰延税金資産及び繰延税金負債の額について、改正前の税法
の規定に基づいております。


(表示方法の変更)
 前第1四半期連結累計期間において、営業外収益の「その他」に含めて表示しておりました「受取配当金」は、
営業外収益の総額の100分の20を越えたため、当第1四半期連結累計期間より区分掲記しております。この表示方
法の変更を反映させるため、前第1四半期連結累計期間の四半期連結財務諸表の組替えを行っております。
 この結果、前第1四半期連結累計期間の四半期連結損益計算書において、営業外収益の「その他」に表示してい
た174百万円は、「受取配当金」48百万円、「その他」125百万円として組み替えております。




                          9
                      株式会社イエローハット(9882) 2022年3月期 第1四半期決算短信


(セグメント情報等)
【セグメント情報】
 Ⅰ 前第1四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年6月30日)
  1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
                                                           (単位:百万円)
                               報告セグメント
                    カー用品・                            その他       合計
                    二輪用品等      賃貸不動産事業      計
                     販売事業
  売上高
     外部顧客への売上高        29,536        1,597   31,133         ―    31,133
     セグメント間の内部売上高
                         ―             ―        ―          ―        ―
     又は振替高
           計          29,536        1,597   31,133         ―    31,133
  セグメント利益             1,443           354    1,798         ―     1,798
  (注) セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と一致しています。

  2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
  (固定資産に係る重要な減損損失)
   該当事項はありません。


  (のれんの金額の重要な変動)
   該当事項はありません。


  (重要な負ののれん発生益)
   該当事項はありません。


 Ⅱ 当第1四半期連結累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年6月30日)
  1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
                                                           (単位:百万円)
                               報告セグメント
                    カー用品・                            その他       合計
                    二輪用品等      賃貸不動産事業      計
                     販売事業
  売上高
     外部顧客への売上高        31,765        1,617   33,383         ―    33,383
     セグメント間の内部売上高
                         ―             ―        ―          ―        ―
     又は振替高
           計          31,765        1,617   33,383         ―    33,383
  セグメント利益             2,157           354    2,512         ―     2,512
  (注) セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と一致しています。

  2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
  (固定資産に係る重要な減損損失)
   該当事項はありません。


  (のれんの金額の重要な変動)
   該当事項はありません。


  (重要な負ののれん発生益)
   該当事項はありません。




                               10
                株式会社イエローハット(9882) 2022年3月期 第1四半期決算短信


3.報告セグメントの変更等に関する事項
(収益認識に関する会計基準等の適用)
  「会計方針の変更」に記載のとおり、当第1四半期連結会計期間の期首から収益認識会計基準等を適用
 し、収益認識に関する会計処理方法を変更したため、事業セグメントの利益又は損失の算定方法を同様に
 変更しております。
  当該変更により、従来の方法に比べて、当第1四半期連結累計期間の「カー用品・二輪用品等販売事
 業」の売上高は44百万円増加、セグメント利益が55百万円減少しております。




                      11