9861 吉野家HD 2021-07-09 16:00:00
2022年2月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]

                2022年2月期             第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
                                                                                                 2021年7月9日
上場会社名  株式会社 吉野家ホールディングス                                                                        上場取引所     東
コード番号  9861    URL https://www.yoshinoya-holdings.com
代表者       (役職名)代表取締役社長                              (氏名)河村 泰貴
問合せ先責任者 (役職名)グループ財務経理本部長                            (氏名)鵜澤 武雄                                  TEL 03-5651-8800
四半期報告書提出予定日       2021年7月12日                        配当支払開始予定日                                  ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 有
四半期決算説明会開催の有無          : 無

                                                                                          (百万円未満切捨て)
1.2022年2月期第1四半期の連結業績(2021年3月1日~2021年5月31日)
(1)連結経営成績(累計)                                                         (%表示は、対前年同四半期増減率)
                                                                             親会社株主に帰属
                       売上高                    営業利益                   経常利益
                                                                             する四半期純利益
                       百万円           %          百万円           %      百万円             %             百万円         %
 2022年2月期第1四半期      36,450  △8.1  △206    ―      2,520  ―       1,533   ―
 2021年2月期第1四半期      39,681 △24.8 △4,955   ―     △4,278  ―     △4,087    ―
(注) 包括利益    2022年2月期第1四半期 1,877 百万円 ( ― %) 2021年2月期第1四半期 △4,274 百万円 ( ― %)
 
                                     潜在株式調整後1株当たり
                   1株当たり四半期純利益
                                        四半期純利益
                                           円 銭                            円 銭
 2022年2月期第1四半期                            23.72                 ―
 2021年2月期第1四半期                           △63.26                 ―
 
(2)連結財政状態
                         総資産                                 純資産                         自己資本比率
                                          百万円                             百万円                                  %
 2022年2月期第1四半期                117,708                              42,005                                 35.2
 2021年2月期                     131,921                              40,142                                 30.0
(参考) 自己資本   2022年2月期第1四半期 41,434 百万円                    2021年2月期 39,592 百万円
 
2.配当の状況
                                                            年間配当金
                   第1四半期末             第2四半期末                第3四半期末              期末                   合計
                                 銭                                                                             銭
                             円                    円 銭               円 銭              円    銭                円

 2021年2月期       ―          0.00                                ―                        0.00              0.00
 2022年2月期       ―
 2022年2月期(予想)           未定                                     ―                未定                   未定
(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無


3.2022年2月期の連結業績予想(2021年3月1日~2022年2月28日)
                                          (%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
                                                      親会社株主に帰属 1株当たり
                 売上高                 営業利益      経常利益
                                                       する当期純利益 当期純利益
                 百万円    %            百万円          %         百万円      %          百万円            %           円銭
 第2四半期(累計)   76,400 △6.8   700 ―                            3,000    ―          1,900      ―              29.40
    通 期     155,100 △9.0 2,700 ―                            5,200    ―          2,000      ―              30.94
(注) 直近に公表されている業績予想からの修正の有無 :                            無
※   注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)                        : 無
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用                                            : 無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
                                                            
   ① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更                                               :    無
   ② ①以外の会計方針の変更                                                      :    無
   ③ 会計上の見積りの変更                                                       :    無
   ④ 修正再表示                                                            :    無
(4)発行済株式数(普通株式)
   ① 期末発行済株式数(自己株式を含む)        2022年2月期1Q   65,129,558株   2021年2月期         65,129,558株
   ② 期末自己株式数                  2022年2月期1Q     489,674株    2021年2月期           489,326株
   ③ 期中平均株式数(四半期累計)           2022年2月期1Q   64,639,970株   2021年2月期1Q       64,610,780株
 
※   四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
 
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
 本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づい
ており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
業績予想に関する事項については、添付資料P.3「1.当四半期決算に関する定性的情報 (3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説
明」をご覧ください。
 
                株式会社   吉野家ホールディングス(9861) 2022年2月期 第1四半期決算短信


○添付資料の目次
 
 
    1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………P.2

    (1)経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………………P.2

    (2)財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………………P.3

    (3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………………P.3

    2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………P.5

    (1)四半期連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………P.5

    (2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 …………………………………………P.7

    (3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………P.9

      (継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………P.9

      (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………P.9

      (追加情報) ……………………………………………………………………………………………P.9

      (セグメント情報等) …………………………………………………………………………………P.10
 




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                 株式会社    吉野家ホールディングス(9861) 2022年2月期 第1四半期決算短信


1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
  当第1四半期連結累計期間(2021年3月1日から2021年5月31日まで)の連結業績は、連結売上高が364億50百万
 円(前年同期比8.1%減)、連結営業損失2億6百万円(前年同期は連結営業損失49億55百万円)、連結経常利益25
 億20百万円(前年同期は連結経常損失42億78百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は15億33百万円(前年
 同期は親会社株主に帰属する四半期純損失40億87百万円)と減収・増益となりました。
  売上高は、京樽社の株式譲渡による売上減少36億70百万円に加え、国内においては2021年1月、4月の2度にわ
 たる緊急事態宣言の発令や宣言期間の延長に伴い、店舗の営業時間を短縮したことにより来客数に大きな影響を受
 けており、非常に厳しい状況が続いています。当期は、前期に国内外で実行した大規模な営業時間の短縮、店舗休
 業の反動影響に加え、アメリカ、中国の既存店売上高(1~3月)が堅調に推移したこともあり、京樽社の株式譲
 渡による売上減少影響36億70百万円を除けば、前年同期に対して増収となりました。
  営業損益面では、緊急事態宣言による来客数への大きな影響があったものの、前期から実行しているコスト削減
 に加え、原価や販売管理費を低減したことにより、営業損失とはなりましたが、前年同期に比べて営業損益は47億
 48百万円改善しました。
  経常利益および親会社株主に帰属する四半期純利益は、コスト削減に加え、営業外収益に各自治体からの営業時
 間短縮に係る感染拡大防止協力金や雇用調整助成金などの助成金等収入25億82百万円を計上したことにより、黒字
 化し、前年同期に比べ大幅に改善しました。


  セグメント概況につきましては、次のとおりです。
  なお、当第1四半期連結累計期間において、報告セグメントの区分を変更しており、当第1四半期連結累計期間
 の比較・分析は変更後の区分に基づいています。詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(セ
 グメント情報等)」の「報告セグメントの変更等に関する事項」をご参照ください。


 [吉野家]
  売上高は、252億30百万円と、対前年同期比3.4%の減収となりました。
  減少の主な要因は、緊急事態宣言の発令や宣言期間の延長に伴い店舗の営業時間を短縮したことにより、既存店
 売上高が前年を下回ったことです。コア層の来店頻度向上のため、3月には「牛焼肉丼」や「牛たんとろろ丼」を、
 4月には「肉だく牛黒カレー」を、5月には「ねぎ塩豚丼」を販売しました。「牛焼肉シリーズ」は販売開始から
 僅か3週間で100万食を突破するなど、好調に推移しました。また、新たな客層やライフタイムバリュー獲得のた
 め、4月には「お子様割引」や「ポケモンGO」とのコラボレーション販促を実施し、5月には高タンパク質、低糖
 質メニューの第3弾「ライザップ辛牛サラダ」を販売しました。テイクアウトの買いやすさ向上の取り組みとして
 専用窓口設置店の拡大に加え、専用タブレットの導入拡大を進めています。デリバリー需要の高まりに対応するた
 め、デリバリー対応店舗を837店舗(前期末+86店)に拡大しました。各種施策は奏功したものの、営業時間短縮の影
 響により、既存店売上高前年比は92.8%と減収となりましたが、前期から実行しているコスト削減効果により、セ
 グメント利益は12億51百万円と、前年同期に比べ16億19百万円の増益となりました。同期間の店舗数は、3店舗を
 閉鎖した結果、1,186店舗となりました。


 [はなまる]
  売上高は、52億55百万円と、対前年同期比35.9%の増収となりました。
  増収の主な要因は、新型コロナウイルス感染症の来客数への影響は継続していますが、前年同期に比べ休業店舗
 数が減少したことや、昨年から実施しているテイクアウト・デリバリー需要の獲得により、既存店売上高が前年同
 期に対し約3割程改善したことです。商品施策としては、3月には「とろ玉フェア」を、5月には「冷かけフェ
 ア」を実施しました。お客様の様々なニーズにお応えするため、糖質が気になる方へ「うどん(小)半玉サイズ」
 の導入、つるっとした喉ごしの良さともっちり感が特徴の「夏麺」への切り替え、テイクアウト専用メニューの
 「はなまるうどん弁当」の販売等を行いました。また、デリバリー対応店舗を211店(前期末+19店)に拡大しまし
 た。販売施策としては、3月には、「鶏千から揚げ全店導入記念キャンペーン」を、4月には、はなまるうどん
 「肉祭り」を、5月には「新かしわ天お試しキャンペーン」を実施しました。既存店売上高の改善や前期から実行
 しているコスト削減効果により、セグメント損失は3億93百万円と、前年同期に比べ11億50百万円の増益となりま



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                  株式会社     吉野家ホールディングス(9861) 2022年2月期 第1四半期決算短信


 した。同期間の店舗数は、6店舗を閉鎖した結果、469店舗となりました。


 [海外]
   売上高は、53億15百万円と、対前年同期比17.4%の増収となりました。
   増収の主な要因は、前年同期に比べ営業時間の短縮、店舗の休業店舗数が減少したことや、経済活動再開が進む、
 アメリカ・中国の売上高が堅調に推移したことで既存店売上高が改善したことです。アメリカは3月から店内飲食
 が再開となったことに加え、テイクアウトおよびデリバリー需要を底堅く獲得できており既存店売上高は前年の水
 準を上回って推移しています。中国は、前期の大規模な休業の反動によるプラス影響が大きいものの、既存店売上
 高は前年を大きく上回って推移しています。アセアンは、感染拡大が続いており売上高は回復基調にはありますが、
 厳しい状況が続いています。増収により、セグメント利益は、3億58百万円と、前年同期に比べ5億33百万円の増
 益となりました。同期間の店舗数は、17店舗を出店し、18店舗を閉鎖した結果、965店舗となりました。なお、海外
 は暦年決算のため1~3月の実績を取り込んでいます。
(2)財政状態に関する説明
   当第1四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ142億12百万円減少し、1,177億8百万円とな
 りました。
   これは主に、金融機関からの借入金の返済を実施した結果、現金及び預金が56億13百万円減少したこと、および
 京樽セグメントの連結除外等によるものです。
  負債は、前連結会計年度末に比べ160億75百万円減少し、757億3百万円となりました。これは主に、上記金融機
 関からの借入金の返済により短期借入金が85億68百万円減少したこと、および京樽セグメントの連結除外等による
 ものです。
   純資産は、前連結会計年度末に比べ18億62百万円増加し、420億5百万円となり、自己資本比率は、前連結会計年
 度末比で5.2%増加し35.2%となりました。


(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
    2022年2月期においては、国内は、高齢者へのワクチン接種、職域接種が始まったこともあり、緊急事態宣言
  解除以降緩やかな回復基調になるものの、連結売上高が新型コロナウイルス感染症拡大の発生以前の2020年2月期
  (前々期)の水準にまで回復することは難しいと見込んでいます。
    2022年2月期の連結売上高は新型コロナウイルス感染拡大の影響がない2020年2月期(前々期)に対し、通期
  92%で推移すると仮定をおいて算出していましたが、2021年3月の3度目の緊急事態宣言の発令や宣言期間の延長
  により、当第1四半期連結累計期間の連結売上高は、2020年2月期(前々期)に対し90.8%と下回って推移してい
  ます(株式譲渡を実施したアークミール社、京樽社の影響を除いて試算しています)。
    損益面については、2020年2月期(前々期)の連結売上に対し90%の水準で利益を創出できる構造づくりを掲
  げ、2021年2月期(前期)において約70億円のコスト低減を実行した成果が表れ、2021年3月以降の緊急事態宣言
  による売上減少影響が大きくあったものの、当第1四半期連結累計期間の営業損失は、前年同期に対して損失額が
  大幅に縮小し、経常利益および親会社株主に帰属する四半期純利益は大幅な増益となりました。
    引き続き感染症対策を行いながら、各セグメントにおいて、店内飲食を獲得するための目的来店を促す商品導
  入や各種キャンペーンを積極的に展開し、今後も高止まりするテイクアウト・デリバリーのニーズを更に獲得する
  ため、商品開発に加えデジタルツールの機能強化を図ります。
    第2四半期以降、追加的な商品導入・販売促進策を展開し、緊急事態宣言の解除以降の客数回復に努めます。
  加えて、中食・内食市場に切り込むため、国内外で冷凍牛丼販売を強化するための生産体制の強化、中国工場への
  設備投資を行い、更なる需要獲得に取り組んでいきます。これらに加えて、グループシナジーを活かしたコラボレ
  ーションメニューの販売などを行うなど、新しい生活様式への適応を進めていきます。
    出店につきましては、依然として感染症の影響が継続している中、立地の見極めには一定の時間を要すると考
  えていますが、国内吉野家のスクラップ&ビルドや経済活動再開が進む中国を中心に出店を再開します。また国内
  吉野家の次世代モデル「クッキング&コンフォート」への改装も再開し、市場の回復状況を踏まえながら改装店舗
  数を増加していきます。
    なお、感染拡大による大規模な行動制限や再度の緊急事態宣言の発令、東京五輪の開催および開催方法の変更
  などによるダウンサイドリスクはありますが、緊急事態宣言解除以降、追加的な商品導入・販売促進策を実行して



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いくことに加え、若年層へのワクチン接種の開始や職域接種が拡大しており、今後の市場回復が早まることへの期
待が高まる等、想定される状況が様々であることに鑑み、2021年4月13日に開示した2022年2月期の連結業績予想
は変更していません。




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2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
                                                           (単位:百万円)
                                  前連結会計年度            当第1四半期連結会計期間
                                 (2021年2月28日)          (2021年5月31日)
資産の部
 流動資産
   現金及び預金                                   37,900              32,286
   受取手形及び売掛金                                 6,381               5,225
   商品及び製品                                    2,939               3,203
   仕掛品                                          49                  71
   原材料及び貯蔵品                                  4,137               3,388
   その他                                       5,744               5,265
   貸倒引当金                                       △7                  △6
   流動資産合計                                   57,145              49,432
 固定資産
   有形固定資産
     建物及び構築物(純額)                            24,797              22,279
     使用権資産(純額)                               2,513               2,562
     その他(純額)                                15,086              13,299
     有形固定資産合計                               42,396              38,141
   無形固定資産
     のれん                                     1,536               1,486
     その他                                     2,992               2,832
     無形固定資産合計                                4,528               4,318
   投資その他の資産
     投資有価証券                                  3,473               3,535
     差入保証金                                  13,355              11,526
     繰延税金資産                                  3,838               3,620
     その他                                     7,243               7,173
     貸倒引当金                                    △60                 △39
     投資その他の資産合計                             27,849              25,815
   固定資産合計                                   74,775              68,275
 資産合計                                      131,921             117,708




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                   株式会社   吉野家ホールディングス(9861) 2022年2月期 第1四半期決算短信


                                                           (単位:百万円)
                                  前連結会計年度            当第1四半期連結会計期間
                                 (2021年2月28日)          (2021年5月31日)
負債の部
 流動負債
   支払手形及び買掛金                                 4,140               3,957
   短期借入金                                    18,687              10,119
   1年内返済予定の長期借入金                             6,783               9,727
   リース債務                                     2,268               1,970
   未払法人税等                                      284                 374
   賞与引当金                                     1,304               1,593
   役員賞与引当金                                       9                  13
   株主優待引当金                                     258                 476
   資産除去債務                                      134                  78
   その他                                      12,814               8,356
   流動負債合計                                   46,688              36,667
 固定負債
   長期借入金                                    33,568              28,883
   リース債務                                     7,035               6,348
   退職給付に係る負債                                   289                 287
   資産除去債務                                    3,327               2,714
   その他                                         869                 800
   固定負債合計                                   45,089              39,035
 負債合計                                       91,778              75,703
純資産の部
 株主資本
   資本金                                      10,265              10,265
   資本剰余金                                    11,519              11,519
   利益剰余金                                    21,183              22,716
   自己株式                                      △604                △605
   株主資本合計                                   42,364              43,896
 その他の包括利益累計額
   その他有価証券評価差額金                                  1                   2
   為替換算調整勘定                                △2,737              △2,426
   退職給付に係る調整累計額                               △35                 △37
   その他の包括利益累計額合計                           △2,771              △2,461
 非支配株主持分                                       550                 570
 純資産合計                                      40,142              42,005
負債純資産合計                                    131,921             117,708




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                 株式会社   吉野家ホールディングス(9861) 2022年2月期 第1四半期決算短信


(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
  四半期連結損益計算書
   第1四半期連結累計期間
                                                            (単位:百万円)
                            前第1四半期連結累計期間           当第1四半期連結累計期間
                              (自 2020年3月1日           (自 2021年3月1日
                              至 2020年5月31日)          至 2021年5月31日)
売上高                                      39,681                  36,450
売上原価                                     15,319                  12,308
売上総利益                                    24,362                  24,141
販売費及び一般管理費                               29,317                  24,348
営業損失(△)                                 △4,955                    △206
営業外収益
 受取利息                                         21                     14
 受取配当金                                         0                      0
 賃貸収入                                        101                    108
 持分法による投資利益                                    -                     68
 助成金等収入                                      639                  2,582
 雑収入                                         321                    282
 営業外収益合計                                   1,084                  3,057
営業外費用
 支払利息                                       113                     122
 為替差損                                        56                       -
 賃貸費用                                        54                      50
 持分法による投資損失                                  62                       -
 雑損失                                        120                     158
 営業外費用合計                                    408                     330
経常利益又は経常損失(△)                            △4,278                   2,520
特別利益
 固定資産売却益                                      16                      1
 特別利益合計                                       16                      1
特別損失
 減損損失                                        445                     58
 契約解約損                                         4                     15
 新型コロナウイルス感染症による損失                           554                      6
 特別損失合計                                    1,004                     80
税金等調整前四半期純利益又は
                                         △5,266                   2,440
税金等調整前四半期純損失(△)
法人税、住民税及び事業税                                 70                     742
法人税等調整額                                  △1,221                     141
法人税等合計                                   △1,151                     884
四半期純利益又は四半期純損失(△)                        △4,115                   1,556
非支配株主に帰属する四半期純利益又は
                                            △27                      23
非支配株主に帰属する四半期純損失(△)
親会社株主に帰属する四半期純利益又は
                                         △4,087                   1,533
親会社株主に帰属する四半期純損失(△)




                             -7-
                 株式会社   吉野家ホールディングス(9861) 2022年2月期 第1四半期決算短信


  四半期連結包括利益計算書
   第1四半期連結累計期間
                                                          (単位:百万円)
                            前第1四半期連結累計期間         当第1四半期連結累計期間
                              (自 2020年3月1日         (自 2021年3月1日
                              至 2020年5月31日)        至 2021年5月31日)
四半期純利益又は四半期純損失(△)                       △4,115                 1,556
その他の包括利益
 その他有価証券評価差額金                               10                      1
 為替換算調整勘定                                 △77                     263
 退職給付に係る調整額                               △11                     △1
 持分法適用会社に対する持分相当額                         △81                      57
 その他の包括利益合計                              △159                     320
四半期包括利益                                 △4,274                  1,877
(内訳)
 親会社株主に係る四半期包括利益                        △4,244                  1,843
 非支配株主に係る四半期包括利益                          △30                      34




                             -8-
                   株式会社   吉野家ホールディングス(9861) 2022年2月期 第1四半期決算短信


(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
 (継続企業の前提に関する注記)
   該当事項はありません。


 (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
   該当事項はありません。


 (追加情報)
  (新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う会計上の見積りについて)
   2020年に発生した新型コロナウイルス感染症の影響は全世界的に拡大し、現在も当社業績に大きな影響を与えて
  います。当社はこれらの影響を脱するには数か年を要すると想定するとともに、テレワークの拡大、宅配ビジネス
  の伸長等、生活やビジネス習慣の変革による売上高の変動は継続すると想定しています。このため2021年2月期よ
  り、売上高がコロナ感染症影響以前の90%となっても同等の利益水準を獲得するためのビジネス構造創りを始動し
  ています。
   2022年2月期期首までにグループから離脱した会社(アークミール、京樽等)を除く、コロナ影響発生前の2020年
  2月期との売上比較(以下「実質比」)においては、2021年2月期は90.3%でした。上述の売上状況やコロナウイル
  ス感染症拡大の状況に鑑み、2022年2月期は、通期では売上高155,100百万円(実質比92.5%)、営業利益2,700百万
  円(実質比71.5%)と見込んでいます。
   2022年2月期第1四半期連結累計期間の売上高においては、同期間の実質比は90.8%となりました。想定より下
  方となる水準で推移しましたが、これは当初想定を置いていなかった2021年3月の3度目の緊急事態宣言の発令や
  宣言期間の延長により国内事業会社が影響を受けたことによる売上高の減少影響によるものです。
   今年度の見通しについては、新型コロナウイルス感染症拡大の発生以前の2020年2月期(前々期)の水準にまで回
  復することは難しいと見込んではいますが、国内においては、高齢者へのワクチン接種、職域接種が始まったこと
  や東京五輪の実施等の予定もあり、緊急事態宣言解除以降緩やかな回復基調になるものと想定し、当初想定どおり
  の通期売上高(実質比)92.5%となると見込んでいます。
   2022年2月期第1四半期連結累計期間の損益面については、緊急事態宣言の発令や宣言期間の延長による売上高
  減少の影響を受け、連結営業損失206百万円となりましたが、一方で2021年2月期(前期)において約7,000百万円の
  コスト低減を実行した成果が表れてきています。
   上記の連結予測をベースに、地域ごと、事業ごとに会計上の見積りに要するシナリオを複数用意し、グループと
  してとりまとめを行っています。その上で外部環境の推移やコストセーブ等の進捗を踏まえ、2021年2月期同様、
  四半期ごとに測定を行っています。
   2022年2月期第1四半期連結累計期間の減損損失は、閉店や事業ごとの測定の結果等により58百万円(前年同期
  は445百万円)を計上しています。




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                           株式会社        吉野家ホールディングス(9861) 2022年2月期 第1四半期決算短信


    (セグメント情報等)
Ⅰ   前第1四半期連結累計期間(自        2020年3月1日 至            2020年5月31日)
  報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
                                                                               (単位:百万円)
                          報告セグメント                                                 四半期連結
                                                           その他               調整額 損益計算書
                                                                    合計
                                                           (注)1              (注)2  計上額
             吉野家      はなまる     京樽       海外          計                              (注)3

売上高
    外部顧客への
             25,854    3,821   3,643     4,529    37,849    1,832   39,681     ―      39,681
    売上高
    セグメント間
    の内部売上高      270       46      27         ―       344      201      545   △545         ―
    又は振替高
      計      26,125    3,867   3,670     4,529    38,193    2,033   40,227   △545     39,681
セグメント
           △367 △1,544 △1,330 △175 △3,417 △235 △3,653 △1,302 △4,955
損失(△)
(注)1.「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、連結子会社14社を含んでいます。
   2.セグメント損失(△)の調整額△1,302百万円には、各報告セグメントに配分していない全社費用△1,329百万
     円、セグメント間取引消去77百万円及びのれんの償却額△49百万円を含んでいます。
   3.セグメント損失(△)は、四半期連結損益計算書の営業損失と調整を行っています。

Ⅱ   当第1四半期連結累計期間(自        2021年3月1日 至            2021年5月31日)
 1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
                                                                      (単位:百万円)
                      報告セグメント                                            四半期連結
                                                  その他               調整額 損益計算書
                                                           合計
                                                  (注)1              (注)2  計上額
             吉野家      はなまる     海外        計                                (注)3

売上高
    外部顧客への
             24,926    5,212   5,315    35,455       995   36,450      ―     36,450
    売上高
    セグメント間
    の内部売上高      303       42      ―        346       173      519   △519         ―
    又は振替高
      計      25,230    5,255   5,315    35,801     1,168   36,969   △519     36,450
セグメント利益
             1,251 △393 358 1,215 △111 1,104 △1,310 △206
又は損失(△)
(注)1.「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、連結子会社14社を含んでいます。
   2.セグメント利益又は損失(△)の調整額△1,310百万円には、各報告セグメントに配分していない全社費用△
     1,320百万円、セグメント間取引消去60百万円及びのれんの償却額△50百万円を含んでいます。
   3.セグメント利益又は損失(△)は、四半期連結損益計算書の営業損失と調整を行っています。

    2.報告セグメントの変更等に関する事項
       当社の連結子会社であった株式会社京樽は、2021年3月1日をみなし売却日として当第1四半期連結会計期間
      より連結の範囲から除外したため、当第1四半期連結会計期間より「京樽」を報告セグメントからも除外してい
      ます。
       当第1四半期連結会計期間より、当社グループ内の事業再編に伴い、従来「はなまる」に属していました株式
      会社スターティングオーバー(2021年3月1日付で株式会社千吉より商号変更)の事業を「その他」セグメント
      の区分に変更しています。
       なお、当第1四半期連結累計期間の比較情報として開示した前第1四半期連結累計期間のセグメント情報につ
      いては、変更後の報告セグメントにより作成しており、前連結会計年度の第1四半期連結累計期間に開示した報
      告セグメントとの間に相違が見られます。




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