9861 吉野家HD 2020-07-28 16:00:00
2021年2月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]

                2021年2月期             第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
                                                                                             2020年7月28日
上場会社名  株式会社 吉野家ホールディングス                                                                    上場取引所      東
コード番号  9861    URL http://www.yoshinoya-holdings.com
代表者       (役職名)代表取締役社長                               (氏名)河村 泰貴
問合せ先責任者 (役職名)グループ財務経理本部長                             (氏名)鵜澤 武雄                             TEL 03-5651-8800
四半期報告書提出予定日       2020年7月29日                         配当支払開始予定日                             ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 有
四半期決算説明会開催の有無          : 有(機関投資家・アナリスト向け)

                                                                                       (百万円未満切捨て)
1.2021年2月期第1四半期の連結業績(2020年3月1日~2020年5月31日)
(1)連結経営成績(累計)                                                        (%表示は、対前年同四半期増減率)
                                                                            親会社株主に帰属
                       売上高                    営業利益                  経常利益
                                                                            する四半期純利益
                       百万円           %          百万円         %       百万円         %              百万円          %
 2021年2月期第1四半期      39,681 △24.8 △4,955   ―      △4,278 ―      △4,087    ―
 2020年2月期第1四半期      52,799   6.0  1,044   ―       1,254 ―        1,097   ―
(注) 包括利益    2021年2月期第1四半期 △4,274 百万円 ( ― %) 2020年2月期第1四半期 1,238 百万円 ( ― %)
 
                                     潜在株式調整後1株当たり
                   1株当たり四半期純利益
                                        四半期純利益
                                           円 銭                          円 銭
 2021年2月期第1四半期                           △63.26               ―
 2020年2月期第1四半期                            16.99               ―
 
(2)連結財政状態
                         総資産                                純資産                        自己資本比率
                                          百万円                           百万円                                 %
 2021年2月期第1四半期                133,362                                43,506                             32.2
 2020年2月期                     126,167                                48,385                             37.9
(参考) 自己資本   2021年2月期第1四半期 42,907 百万円                     2020年2月期   47,796 百万円
 
2.配当の状況
                                                          年間配当金
                   第1四半期末             第2四半期末              第3四半期末              期末                 合計
                                 銭                                                                          銭
                             円                    円 銭             円 銭              円   銭                円

 2020年2月期       ―         10.00                              ―                     10.00               20.00
 2021年2月期       ―
 2021年2月期(予想)              0.00                              ―                      未定                  未定
(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 有
当社は、剰余金の配当につきまして、株主の皆様に対して安定的かつ継続的な利益還元を行うことを基本としながら、経営環境や資金需要の状
況、連結業績の動向ならびにグループの成長に向けた積極的な事業展開に必要な内部留保の充実等を総合的に勘案して決定する基本方針の下、
配当予想を公表いたしましたが、上述の通り今期の業績予想は大幅に悪化することが見込まれるため、誠に遺憾ではございますが、第2四半期
末の配当につきましては、無配の予想に修正させていただき、期末の配当につきましては未定とさせていただきます。
なお、現時点で今期の株主優待制度を変更する予定はございません。


3.2021年2月期の連結業績予想(2020年3月1日~2021年2月28日)
                                          (%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
                                                      親会社株主に帰属 1株当たり
                 売上高                 営業利益      経常利益
                                                       する当期純利益 当期純利益
                 百万円     %           百万円          %       百万円       %         百万円          %            円銭
 第2四半期(累計)   82,900 △22.6 △6,800 ―                       △5,900     ―     △7,300        ―            △112.98
    通期      172,300 △20.3 △8,700 ―                       △7,800     ―     △9,000        ―            △139.30
(注) 直近に公表されている業績予想からの修正の有無 :                            有
※   注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):有
   新規―社 (社名)   、除外1社 (社名)株式会社アークミール
        (注)詳細は、添付資料P.9「2.四半期連結財務諸表及び主な注記(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項(当四半期連
          結累計期間における重要な子会社の異動)」をご覧ください。
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
                                                                
    ①   会計基準等の改正に伴う会計方針の変更      : 無

    ②   ①以外の会計方針の変更             : 無

    ③   会計上の見積りの変更              : 無

    ④   修正再表示                   : 無
(4)発行済株式数(普通株式)
    ①   期末発行済株式数(自己株式を含む)        2021年2月期1Q   65,129,558株   2020年2月期     65,129,558株
    ②   期末自己株式数                  2021年2月期1Q     518,868株    2020年2月期       518,674株
    ③   期中平均株式数(四半期累計)           2021年2月期1Q   64,610,780株   2020年2月期1Q   64,573,610株
 
※   四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
 
※   業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
 本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づい
ており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
業績予想に関する事項については、添付資料P.3「1.当四半期決算に関する定性的情報 (3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説
明」をご覧ください。
                株式会社   吉野家ホールディングス(9861) 2021年2月期 第1四半期決算短信


○添付資料の目次
 
 
    1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………P.2

    (1)経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………………P.2

    (2)財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………………P.3

    (3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………………P.3

    (4)新型コロナウイルス感染症に関するリスク情報 …………………………………………………P.4

    2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………P.5

    (1)四半期連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………P.5

    (2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 …………………………………………P.7

    (3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………P.9

      (継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………P.9

      (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………P.9

      (当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動) …………………………………………P.9

      (追加情報) ……………………………………………………………………………………………P.9

      (四半期連結損益計算書関係) ………………………………………………………………………P.9

      (セグメント情報等) …………………………………………………………………………………P.10

      (企業結合等関係) ……………………………………………………………………………………P.11
 




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                   株式会社   吉野家ホールディングス(9861) 2021年2月期 第1四半期決算短信


1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
 当第1四半期連結累計期間(2020年3月1日から2020年5月31日まで)の連結業績は、連結売上高が396億81百万円
(前年同期比24.8%減)、連結営業損失49億55百万円(前年同期は連結営業利益10億44百万円)、連結経常損失42億78
百万円(前年同期は連結経常利益12億54百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は40億87百万円(前年同期は親
会社株主に帰属する四半期純利益10億97百万円)と減収・減益となりました。
 売上高は前年同期に対して大幅な減収となりましたが、新型コロナウイルス感染症の拡大影響に伴い、グローバルに
ビジネスを展開している当社は非常に大きな影響を受けております。国内においては、学校の一斉休校、各自治体の休
業要請、緊急事態宣言の発令やその延長に伴い、グループ各社において、営業時間の短縮、店舗休業を1,000店舗の規模
で実施いたしました。海外においては、中国は、2月の春節以降ほぼ全店を休業、営業時間を短縮し、アメリカ・アセ
アンにおいても、3月からの外出禁止令の発令に伴い営業時間の短縮・店舗休業が相次ぎました。
 これらにより、各セグメントで、営業時間の短縮・店舗休業に加え、外出自粛に伴う店内飲食の大幅な減少などによ
り、売上高が大きく減少いたしました。コスト面では、政策的な経費支出の削減や、休業店舗の賃料減額交渉を行うな
ど、グループ全体でのコスト削減への取り組みを実施いたしました。また、売上高の減少に対し、当期はキャッシュ・
フローを重視し、当初計画していた出店・改装投資も抑制しております。上述のコスト抑制策を実施したものの、売上
高の大幅な減少や、閉店や店舗資産の収益力の低下に伴う減損損失および新型コロナウイルス感染症による損失など10
億4百万円を特別損失として計上したことにより、親会社株主に帰属する四半期純損失は前年同期に対して51億84百万
円の減益となりました。なお、新型コロナウイルス感染症の影響に伴い雇用調整助成金の当該支給見込み額を営業外収
益として助成金収入6億39百万円を、各国政府や各行政の指示・ガイドラインに従い休業した店舗の休業期間中に発生
した固定費の一部を特別損失として新型コロナウイルス感染症による損失5億54百万円を計上しております。
 各セグメントにおいて、感染症拡大の予防に努めながら、テイクアウト商品の拡充、デリバリー対応店舗の増加や、
機動的に販売施策を展開することで売上高を回復させてまいります。また、引き続き本部機能も含めた構造改革による
コスト低減を図ってまいります。


 セグメント概況につきましては、次のとおりであります。


[吉野家]
 売上高は、261億25百万円と、対前年同期比2.0%の減収となりました。
 3月2日からの全国一斉休校により、お子様の食事の準備にご負担が増加すると考え、3月10日から「お子様の食事
支援」を実施し、3月27日からは外出自粛要請を受けて「ご家庭の食事支援」へと拡大いたしました。4月には、外出
自粛要請の拡大や緊急事態宣言を受け、「牛丼テイクアウト15%オフキャンペンーン」の実施、「テイクアウト限定フ
ァミリーセット」を販売するなど、食のインフラとして各種支援策を機動的に実施しながら、店内飲食からテイクアウ
トへと変化する顧客ニーズに迅速に対応いたしました。また、宅配需要の高まりに対応するため、宅配サービス対応店
舗を546店舗へと積極的に拡大し、各種キャンペーンを実施いたしました。商品施策としては、3月から朝食需要を取り
込むために「朝牛セット」を、4月から吉野家の牛肉をもっと食べたいというニーズにお応えした「肉だく牛丼」や吉
野家史上最大のボリューム商品である「スタミナ超特盛丼」を販売いたしました。また、販売施策としては、5月に、
昨年大変ご好評をいただいた「ポケ盛セット」をテイクアウト限定で実施いたしました。これらの結果、既存店売上高
前年比は95.6%とコロナ禍にあっても堅調に推移いたしました。しかしながら、各種支援策による販売促進費やテイク
アウト用包材費の増加に加え、当初計画していた施策の変更による一時費用や感染対策費用が増加したことにより、セ
グメント損失は、3億67百万円と、前年同期に比べ18億13百万円の減益となりました。同期間の店舗数は、7店舗を出
店し、4店舗を閉鎖した結果、1,217店舗となりました。


[はなまる]
 売上高は、39億83百万円と、対前年同期比49.5%の減収となりました。
 減収の主な要因は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い商業施設内店舗の大規模な休業や営業時間の短縮を行っ
たことにより、既存店売上高前年比が47.9%と大幅に減少したことであります。商品施策としては、3月には「とろ玉
フェア」を実施し、4月に「テイクアウト専用の500円(税込)メニュー」を販売いたしました。販売施策としては、3
月に、ご好評をいただいている「天ぷら定期券」を販売いたしました。また、営業継続店舗においてテイクアウトメニ



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                    株式会社   吉野家ホールディングス(9861) 2021年2月期 第1四半期決算短信


ューの拡充や、テイクアウト販売店舗を増加したことに加え、「天ぷら定期券」の期間の延長やかけうどんの価格改定
を行うなど、機動的に施策を展開いたしました。休業・営業時間短縮による大幅な減収により、セグメント損失は15億
81百万円と、前年同期に比べ20億99百万円の減益となりました。同期間の店舗数は、7店舗を出店し、4店舗を閉鎖し
た結果、525店舗となりました。


[京樽]
 売上高は、36億70百万円と、対前年同期比50.1%の減収となりました。
 減収の主な要因は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い店舗の大規模な休業や営業時間の短縮を行ったことによ
り、既存店売上高前年比が53.6%と大幅に減少したことや、外出自粛要請に伴い、お花見などのイベントによる弁当販
売が減少したことであります。商品施策としては、全業態においてご家庭で握り寿司を手軽に楽しむことができる「お
家で『すしパ』」(すしパーティーセット)や、京樽においてお子様向けの「ちょこっと寿司」、海鮮三崎港において
「ちらしずしのタネ」を販売するなど、テイクアウト商品の充実を図りました。また、静岡県産“わら焼”カツオなど、
産地にこだわった旬の食材を用いた「季節メニュー」を各業態で販売いたしました。販売施策としては、テイクアウト
事業において、「創業88周年記念祭あかふじセール」やご好評をいただいている「中巻セール」、ひな祭りなどの“ハ
レの日”の各セール、外食事業における「本まぐろ祭」「(赤皿)99円セール」などを実施いたしました。休業・営業
時間短縮による大幅な減収により、セグメント損失は、13億30百万円と、前年同期に比べ16億13百万円の減益となりま
した。同期間の店舗数は、5店舗を出店し、11店舗を閉鎖した結果、329店舗となりました。


[海外]
 売上高は、45億29百万円と、対前年同期比14.3%の減収となりました。
 減収の主な要因は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い各エリアにおいて外出禁止令が発令されたことにより、
店舗休業・営業時間の短縮を行ったことであります。中国においては、営業再開店舗が増加いたしましたが外出を控え
る状況が続いており、前年を大きく下回る水準で推移いたしました。アメリカ・アセアンにおいては、外出禁止令の影
響を受けております。休業・営業時間短縮による大幅な減収により、セグメント損失は、1億75百万円と、前年同期に
比べ4億59百万円の減益となりました。同期間の店舗数は、20店舗を出店し、30店舗を閉鎖した結果、984店舗となりま
した。海外は決算期が1月~12月のため1月~3月の実績を取り込んでおります。


(2)財政状態に関する説明
 当第1四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ71億94百万円増加し、1,333億62百万円となりまし
た。
 これは主に、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に鑑み、事業に必要な資金を安定的に確保するために金融機関か
らの資金調達を実施した結果、現金及び預金が101億50百万円増加したことによるものであります。その他、受取手形及
び売掛金が23億55百万円減少しております。
 負債は、前連結会計年度末に比べ120億73百万円増加し、898億55百万円となりました。これは主に、上記資金調達等
により、流動負債の短期借入金が102億20百万円、固定負債の長期借入金が63億19百万円それぞれ増加したことによるも
のであります。
 純資産は、前連結会計年度末に比べ48億78百万円減少し、435億6百万円となり、自己資本比率は、前連結会計年度末
比で5.7%減少し32.2%となりました。


(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
 2021年2月期の連結業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大が当社グループに与える影響につい
て、合理的に算定することが困難なことから未定としておりましたが、緊急事態宣言解除を受け、経済活動再開の動き
が見えてまいりましたので、現時点において入手可能な情報をもとに算定いたしました。詳細につきましては、本日
(2020年7月28日)公表いたしました「連結業績予想の公表および配当予想の修正に関するお知らせ」をご参照くださ
い。




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                株式会社   吉野家ホールディングス(9861) 2021年2月期 第1四半期決算短信


(4)新型コロナウイルス感染症に関するリスク情報
 新型コロナウイルス感染症の世界的な流行により、当社事業を取り巻く環境について先行き不透明な状況が生じてい
ます。
 当社グループではお客様、従業員の安全・健康を第一に考え、各国政府や各行政の指示・ガイドラインに従い、店舗
の一時休業や営業時間の短縮等を行うほか、本社部門においてはテレワークや時差通勤の推進等により感染拡大防止に
努めております。しかしながら更なる感染拡大や長期化が実現した場合には、世界的な経済活動の停滞に伴う個人消費
の低迷により、当社グループの業績や財務状況に重大な影響を及ぼす可能性があります。




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2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
                                                           (単位:百万円)
                                  前連結会計年度            当第1四半期連結会計期間
                                 (2020年2月29日)          (2020年5月31日)
資産の部
 流動資産
   現金及び預金                                   22,604              32,755
   受取手形及び売掛金                                 8,005               5,650
   商品及び製品                                    3,262               3,277
   仕掛品                                          66                  66
   原材料及び貯蔵品                                  3,657               4,245
   その他                                       3,716               4,726
   貸倒引当金                                       △8                  △7
   流動資産合計                                   41,303              50,714
 固定資産
   有形固定資産
     建物及び構築物(純額)                            28,706              27,549
     使用権資産(純額)                               2,586               2,341
     その他(純額)                                20,302              17,947
     有形固定資産合計                               51,595              47,838
   無形固定資産
     のれん                                     1,797               1,733
     その他                                     3,435               3,121
     無形固定資産合計                                5,233               4,855
   投資その他の資産
     投資有価証券                                  3,666               3,477
     差入保証金                                  15,916              14,238
     繰延税金資産                                  3,376               4,392
     その他                                     5,119               7,888
     貸倒引当金                                    △45                 △43
     投資その他の資産合計                             28,034              29,954
   固定資産合計                                   84,863              82,648
 資産合計                                      126,167             133,362




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                   株式会社   吉野家ホールディングス(9861) 2021年2月期 第1四半期決算短信


                                                           (単位:百万円)
                                  前連結会計年度            当第1四半期連結会計期間
                                 (2020年2月29日)          (2020年5月31日)
負債の部
 流動負債
   支払手形及び買掛金                                 6,313               4,881
   短期借入金                                     6,265              16,485
   1年内返済予定の長期借入金                             5,793               7,061
   リース債務                                     2,633               2,500
   未払法人税等                                      691                 149
   賞与引当金                                     1,405               1,870
   役員賞与引当金                                      10                  15
   株主優待引当金                                     285                 415
   資産除去債務                                       43                  75
   その他                                      14,521              10,922
   流動負債合計                                   37,963              44,378
 固定負債
   長期借入金                                    27,757              34,077
   リース債務                                     7,616               7,692
   退職給付に係る負債                                   623                 272
   資産除去債務                                    2,978               2,594
   その他                                         843                 840
   固定負債合計                                   39,818              45,476
 負債合計                                       77,782              89,855
純資産の部
 株主資本
   資本金                                      10,265              10,265
   資本剰余金                                    11,504              11,504
   利益剰余金                                    29,332              24,598
   自己株式                                      △639                △639
   株主資本合計                                   50,463              45,728
 その他の包括利益累計額
   その他有価証券評価差額金                               △10                    0
   為替換算調整勘定                                △2,631              △2,786
   退職給付に係る調整累計額                               △24                 △35
   その他の包括利益累計額合計                           △2,666              △2,821
 非支配株主持分                                       588                 598
 純資産合計                                      48,385              43,506
負債純資産合計                                    126,167             133,362




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                 株式会社   吉野家ホールディングス(9861) 2021年2月期 第1四半期決算短信


(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
  四半期連結損益計算書
   第1四半期連結累計期間
                                                            (単位:百万円)
                            前第1四半期連結累計期間           当第1四半期連結累計期間
                              (自 2019年3月1日           (自 2020年3月1日
                              至 2019年5月31日)          至 2020年5月31日)
売上高                                      52,799                  39,681
売上原価                                     18,411                  15,319
売上総利益                                    34,387                  24,362
販売費及び一般管理費                               33,343                  29,317
営業利益又は営業損失(△)                             1,044                 △4,955
営業外収益
 受取利息                                         12                     21
 受取配当金                                        45                      0
 賃貸収入                                         90                    101
 持分法による投資利益                                  122                      -
 助成金収入                                         -                    639
 雑収入                                         187                    321
 営業外収益合計                                     458                  1,084
営業外費用
 支払利息                                         81                    113
 為替差損                                         29                     56
 賃貸費用                                         69                     54
 持分法による投資損失                                    -                     62
 雑損失                                          66                    120
 営業外費用合計                                     248                    408
経常利益又は経常損失(△)                              1,254                 △4,278
特別利益
 固定資産売却益                                       4                     16
 特別利益合計                                        4                     16
特別損失
 減損損失                                         43                    445
 契約解約損                                         1                      4
 新型コロナウイルス感染症による損失                             -                    554
 特別損失合計                                       44                  1,004
税金等調整前四半期純利益又は
                                           1,214                 △5,266
税金等調整前四半期純損失(△)
法人税、住民税及び事業税                                 578                     70
法人税等調整額                                    △465                  △1,221
法人税等合計                                       112                 △1,151
四半期純利益又は四半期純損失(△)                          1,101                 △4,115
非支配株主に帰属する四半期純利益又は
                                               4                   △27
非支配株主に帰属する四半期純損失(△)
親会社株主に帰属する四半期純利益又は
                                           1,097                 △4,087
親会社株主に帰属する四半期純損失(△)




                             -7-
                 株式会社   吉野家ホールディングス(9861) 2021年2月期 第1四半期決算短信


  四半期連結包括利益計算書
   第1四半期連結累計期間
                                                           (単位:百万円)
                            前第1四半期連結累計期間          当第1四半期連結累計期間
                              (自 2019年3月1日          (自 2020年3月1日
                              至 2019年5月31日)         至 2020年5月31日)
四半期純利益又は四半期純損失(△)                        1,101                 △4,115
その他の包括利益
 その他有価証券評価差額金                               △2                     10
 為替換算調整勘定                                    70                  △77
 退職給付に係る調整額                                   0                  △11
 持分法適用会社に対する持分相当額                            68                  △81
 その他の包括利益合計                                 136                 △159
四半期包括利益                                   1,238                △4,274
(内訳)
 親会社株主に係る四半期包括利益                          1,230                △4,244
 非支配株主に係る四半期包括利益                              7                  △30




                             -8-
                   株式会社   吉野家ホールディングス(9861) 2021年2月期 第1四半期決算短信


(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
  (継続企業の前提に関する注記)
   該当事項はありません。


  (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
   該当事項はありません。


  (当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動)
   当第1四半期連結会計期間において、当社の特定子会社であった株式会社アークミールは、2020年2月29日に
  全株式の譲渡を完了しております。それに伴い、同社を、当第1四半期連結会計期間より、連結の範囲から除外
  しております。


  (追加情報)
   (新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う会計上の見積りについて)
    新型コロナウイルス感染症の拡大による影響は、国内においては緊急事態宣言解除により、徐々に改善に向
   かっており、今後もさらに改善に向うと考えられますが、感染の二次拡大の懸念や海外の状況等、依然近未来
   を測定するには不透明な状況が続くと想定しております。
    当第1四半期連結累計期間(3~5月)以降の事業及び業績の回復見通しについては、緊急事態宣言解除後の
   日本国内における回復状況や、海外における回復状況も踏まえ、事業ごとに回復シナリオを複数用意し、グル
   ープとしてとりまとめを行っております。
    結果、2020年度の連結売上高は、第2四半期以降で徐々に回復はするものの、2019年度対比12%減と見込ん
   でおります。(なお、2020年2月29日に株式譲渡した(株)アークミールの売上高影響は除外して計算しておりま
   す。)店内飲食の回復等、施策を進めてまいりますが、現時点の事業ごとの売上推移から2021年度で全事業が19
   年度水準まで戻るとは見込まず、2022年度に新型コロナウイルス感染拡大以前と同等になると想定をおいてお
   ります。また損益においては、2020年度は、新型コロナウィルス感染拡大影響による売上高減少や一時休業等
   の影響により、連結営業損失87億円を見込んでおります。現在、売上高獲得施策等に加え、コストセーブ策を
   推進し、仮に売上高が想定通りの回復に至らなくても以前の収益力が獲得できる様、構造改革を進めておりま
   す。これにより、2022年度には売上高同様に損益についても2019年度水準に改善・回復すると想定しておりま
   す。
    当第1四半期連結累計期間の減損損失は、閉店や上述の通り事業ごとの測定の結果等により4億45百万円(前
   年同期は43百万円)を計上しております。また、繰延税金資産については、新型コロナウイルス感染症による影
   響を反映した今後の業績見通しおよび将来収益力等を勘案して回収可能性を判断しておりますが、当第1四半
   期連結累計期間に発生した繰越欠損金の影響により追加計上となっております。
    なお、上述の仮定は現時点の判断であり、今後の状況次第では、見直しの可能性があります。


  (四半期連結損益計算書関係)
   (新型コロナウイルス感染症による損失)
    新型コロナウイルス感染症に対する各国政府や各行政の指示・ガイドラインに従い、店舗の一時休業や営業
   時間の短縮等を実施いたしました。そのうち一部の店舗の休業期間中に発生した固定費(人件費・地代家賃・
   減価償却費等)を新型コロナウイルス感染症による損失として特別損失に計上しております。




                               -9-
                           株式会社        吉野家ホールディングス(9861) 2021年2月期 第1四半期決算短信


     (セグメント情報等)
Ⅰ   前第1四半期連結累計期間(自        2019年3月1日 至            2019年5月31日)
 報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
                                                                                         (単位:百万円)
                               報告セグメント                                                      四半期連結
                                                                     その他               調整額 損益計算書
                                                                              合計
                                                  アーク                (注)1              (注)2  計上額
             吉野家      はなまる     京樽       海外                   計                               (注)3
                                                  ミール
売上高
    外部顧客への
             26,386    7,798   7,298     5,283      5,291   52,058      740   52,799     ―      52,799
    売上高
    セグメント間
    の内部売上高      270       74      50        ―           0      395      216      612   △612        ―
    又は振替高
      計      26,656    7,872   7,348     5,283      5,292   52,454      957   53,412   △612     52,799
セグメント利益
             1,445 517 283  284 △147 2,383 17 2,400 △1,356 1,044
又は損失(△)
(注)1.「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、連結子会社12社を含んでおります。
   2.セグメント利益又は損失(△)の調整額△1,356百万円には、各報告セグメントに配分していない全社費用
     △1,382百万円、セグメント間取引消去66百万円及びのれんの償却額△40百万円が含まれております。
   3.セグメント利益又は損失(△)は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。


Ⅱ   当第1四半期連結累計期間(自        2020年3月1日 至            2020年5月31日)
 1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
                                                                                (単位:百万円)
                          報告セグメント                                                  四半期連結
                                                            その他               調整額 損益計算書
                                                                     合計
                                                            (注)1              (注)2  計上額
             吉野家      はなまる     京樽       海外          計                               (注)3

売上高
    外部顧客への
             25,854    3,936   3,643     4,529    37,964    1,716    39,681      ―     39,681
    売上高
    セグメント間
    の内部売上高      270       46      27        ―         344     200       545   △545         ―
    又は振替高
      計      26,125    3,983   3,670     4,529    38,309    1,917    40,227   △545     39,681
セグメント
           △367 △1,581 △1,330 △175 △3,455 △198 △3,654 △1,301 △4,955
損失(△)
(注)1.「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、連結子会社15社を含んでおります。
   2.セグメント損失(△)の調整額△1,301百万円には、各報告セグメントに配分していない全社費用△1,329百万
     円、セグメント間取引消去78百万円及びのれんの償却額△49百万円が含まれております。
   3.セグメント損失(△)は、四半期連結損益計算書の営業損失と調整を行っております。

    2.報告セグメントの変更等に関する事項
      当社の連結子会社であった株式会社アークミールは、当第1四半期連結会計期間より連結の範囲から除外され
     たため、当第1四半期連結会計期間より「アークミール」を報告セグメントから除外しております。




                                             -10-
                   株式会社   吉野家ホールディングス(9861) 2021年2月期 第1四半期決算短信


(企業結合等関係)
 事業分離
(1) 事業分離の概要
 ①分離先企業の名称
   株式会社安楽亭
 ②分離した子会社の名称及び事業の内容
   子会社の名称:株式会社アークミール
   事業の内容:ステーキ及びしゃぶしゃぶレストラン経営等
 ③事業分離を行った主な理由
   当社の連結子会社であった当社が保有する株式会社アークミール(以下、「アークミール」という。)の
  全株式を、2020年2月29日に株式会社安楽亭へ譲渡いたしました。(以下、「本株式譲渡」という。)
   アークミールは、1970年に大阪府で日本発のステーキレストランチェーンである「ステーキハウス            フォ
  ルクス」を、1976年に群馬県で北関東でのファミリーレストランチェーンの先駆けとなった「ステーキのど
  ん」を、更には、1990年に群馬県で牛肉を和風に楽しめる「しゃぶしゃぶどん亭」を中心としたファミリー
  レストランのそれぞれ1号店を出店し、それらを主な事業としており、現在では、154店(2020年2月末時点)
  の店舗網を有しております。2008年2月に当社の連結子会社となった後、主要セグメントの1つとして、国
  内事業の成長に貢献を果たしてまいりましたが、一方で外食産業を取り巻く環境は厳しさを増し、大きな変
  革を求められている中、当社としては事業ポートフォリオの最適化を図り、成長事業へのリソース配分を戦
  略的に進めるべく、本株式譲渡を行うことが最善との結論に至りました。
   また、アークミールにとっても安楽亭グループに加わることで、食材や店舗オペレーションの類似性によ
  り一層のシナジー効果が得られること、各地域での地盤を活かすことなどが見込まれることから、アークミ
  ールの持続的な成長と企業価値向上に資すると判断し、当社は、本株式譲渡について合意いたしました。
 ④事業分離日
   2020年2月29日
   なお、譲渡損益は2020年3月1日に認識し同日付で連結の範囲から除外しております。
 ⑤法的形式を含むその他取引の概要に関する事項
   受取対価を現金等の財産のみとする株式譲渡


(2) 実施した会計処理の概要
 ①移転損益の金額
   本株式譲渡による四半期連結財務諸表に与える影響は軽微であります。
 ②移転した事業に係る資産及び負債の適正な帳簿価額並びにその主な内訳
   流動資産     2,056百万円
   固定資産     5,775百万円
   資産合計     7,831百万円
   流動負債     3,638百万円
   固定負債     4,106百万円
   負債合計     7,745百万円
 ③会計処理
   アークミールの連結上の帳簿価額と譲渡価額との差額を移転損益として認識しております。


(3) 分離した事業が含まれていた報告セグメント
   アークミール


(4) 四半期連結累計期間に係る四半期連結損益計算書に計上されている分離した事業に係る損益の概算額
   当第1四半期連結会計期間の期首をみなし売却日として事業分離を行っており、当第1四半期連結累計期
  間の四半期連結損益計算書には分離した事業に係る損益は含まれておりません。




                              -11-