9861 吉野家HD 2020-07-28 16:00:00
連結業績予想の公表および配当予想の修正に関するお知らせ [pdf]

各 位
                                                                          2020 年 7 月 28 日


                                       会社名        株式会社         吉野家ホールディングス
                                       代表者名       代表取締役社長                  河村 泰貴
                                                  ( コード番号          9861     東証一部)
                                       問合せ先       常務取締役                    小澤 典裕
                                                  (    TEL       03-5651-8771       )


                  連結業績予想の公表および配当予想の修正に関するお知らせ


 2020 年4月 14 日に公表した「2020 年2月期 決算短信[日本基準](連結)
                                           」において未定としておりました
2021 年 2 月期連結業績予想を公表し、また、同決算短信において公表した配当予想の修正をいたしましたので、
下記のとおりお知らせいたします。


                                       記
1. 業績予想
(1)2021 年2月期第2四半期連結累計期間業績予想(2020 年3月1日~2020 年8月 31 日)
                   売   上   高     営 業 利 益     経 常 利 益      親会社株主に帰属         1株当たり
                                                          する四半期純利益        四半期純利益
                   (百万円)         (百万円)       (百万円)           (百万円)         (円 銭)
前 回 発 表 予 想 ( A)           ―            ―             ―             ―                ―
今 回 修 正 予 想 ( B)       82,900       △6,800      △5,900         △7,300           △112.98
増 減 額 ( B― A)              ―            ―             ―             ―
増   減   率   (%)            ―            ―             ―             ―
(ご参考)前期第2四半期実績
(2020 年2月期第2四半期)
                       107,066       2,936       3,023           1,879            29.10


(2)2021 年2月期連結業績予想数値の修正(2020 年3月1日~2021 年2月 28 日)
                   売   上   高     営 業 利 益     経 常 利 益      親会社株主に帰属         1株当たり
                                                             する当期純利益       当期純利益
                   (百万円)         (百万円)       (百万円)           (百万円)         (円 銭)
前 回 発 表 予 想 ( A)           ―            ―             ―             ―                ―
今 回 修 正 予 想 ( B)       172,300      △8,700      △7,800          △9,000          △139.30
増 減 額 ( B― A)              ―            ―             ―             ―
増   減   率   (%)            ―            ―             ―             ―
(ご参考)前期実績
(2020 年2月期)
                       216,201       3,926       3,369             713            11.04
(3)公表の理由
  2021年2月期の業績予想につきまして、新型コロナウイルス感染症の拡大による事業活動への影響を合
理的に算定することが困難であることから未定としておりましたが、現時点で入手可能な情報や予測等に
基づき連結業績予想を算定いたしましたので、公表いたします。
  新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、グループ全体で1,700店規模での休業・営業時間の短縮を実施
したことにより、第1四半期の連結売上高は、前期に対し、3月94.0%、4月78.7%、5月77.4%で推移しま
した。※
  国内においては3月より徐々に売上高が減少し、感染症の全国への拡がりに加え、4月上旬の緊急事態
宣言の発令、5月の緊急事態宣言の延長などにより、休業店舗・営業時間短縮が拡大し、大幅な客数減と
なりました。緊急事態宣言の順次解除に伴い通常営業店舗が増加しましたが、テレワークの継続や店舗の
ソーシャルディスタンスの確保、夜間に外出を控える状況は続いており、6月においても店内飲食は前年の
水準に回復しておりません。
  海外(決算期1~12月)においては、中国は2月の春節以降、ほぼ全店が休業・営業時間の短縮となり、
3月以降に大半の店舗が営業再開しましたが、6月の売上高も前年を下回って推移しています。アメリカ
は3月の外出禁止令の発令によりテイクアウトのみでの販売を余儀なくされ、売上高が大きく落ち込みま
したが、5月の外出禁止令解除に伴い足元では前年同等の水準にまで回復しています。アセアンは、エリ
ア毎に感染拡大時期が異なっており、マレーシアは経済活動を再開しましたが、インドネシアなどでは依
然感染拡大が継続しています。


  このような環境の下、国内事業は今後緩やかな回復を見込まれるものの、今期中に前年の水準にまで回
復することは難しく、連結売上高は前期に対して、第2四半期87%下半期90%の水準で推移すると仮定し試
算いたしました。損益面については、大幅な客数減の影響により減益となりますが、下半期は上半期には
実行が難しかった店内飲食を獲得するための商品導入や各種キャンペーンを機動的に実施することによる
客数回復に加え、仕入れコストの低減を含む全社的なコストダウンの迅速かつ強力な実行により上半期よ
り改善する見通しです。また、実際の売上高の回復状況にあわせて変更しますが、国内外で最大150店舗規
模の閉店を織り込んで試算しております。
  この見通しの下、グループ全体でのコスト構造を全面的に見直すことで、連結売上高が前期に対して
90%の水準であっても利益を創出できる事業体へと変革を進めております。
  なお、上記見通しは、新型コロナウイルス感染症の拡大の収束時期や、第2波・第3波の発生によって
変動する可能性があります。
  ※2020年2月29日に株式譲渡したアークミールの売上高影響は除外して試算しております。


(注)業績予想につきましては、発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後の様々
な要因によって予想数値と異なる可能性があります。



2.配当予想
(1)2021 年2月期配当予想
                                    年間配当金
                   第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末      期末         合計
                     円  銭   円    銭   円   銭   円    銭     円    銭
   前回発表予想             ―       10.00   ―        10.00      20.00
   今回発表予想             ―        0.00   ―         未定         未定
   (ご参考)前期実績         ―         10.00   ―        10.00      20.00
    (2020年2月期)
(2)修正の理由
 当社は、剰余金の配当につきまして、株主の皆様に対して安定的かつ継続的な利益還元を行うことを基本
としながら、経営環境や資金需要の状況、連結業績の動向ならびにグループの成長に向けた積極的な事業展
開に必要な内部留保の充実等を総合的に勘案して決定する基本方針の下、配当予想を公表いたしましたが、
上述の通り今期の業績予想は大幅に悪化することが見込まれるため、誠に遺憾ではございますが、第2四半
期末の配当につきましては、無配の予想に修正させていただき、期末の配当につきましては未定とさせてい
ただきます。
 なお、現時点で今期の株主優待制度を変更する予定はございません。


                                              以上