9842 アークランド 2021-03-29 15:00:00
中期経営計画の策定に関するお知らせ [pdf]
2021 年 3月 29 日
各 位
会 社 名 アークランドサカモト株式会社
代表者名 代表取締役会長(CEO) 坂本 勝司
(コード番号 9842 東証第一部)
問合せ先 専務取締役管理本部長 志田 光明
(TEL. 0256-33-6000)
中期経営計画の策定に関するお知らせ
当社は、2021 年度から 2024 年度に係る中期経営計画を策定いたしましたのでお知らせいたします。
なお、本計画の詳細については、添付資料をご参照ください。
※本資料に記載されてる業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的と判断
する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
以 上
中期経営計画(2021-2024)
アークランドサカモト株式会社
[証券コード:9842]
2021年3月29日
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目次
基本方針 ・・・ P.2
経営目標 ・・・ P.5
主要取組施策 ・・・ P.11
• 売上高伸長 ・・・ P.13-16
• 荒利益率改善 ・・・ P.17-18
• 販売管理費低減 ・・・ P.19-20
ホールディングス体制の展望 ・・・ P.21
SDGs達成に向けたグループのESG活動 ・・・ P.24
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基本方針
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現在の環境認識と戦略の方向性
Customer
戦略の方向性
人口減少、高齢化・少子化
コロナ影響による消費行動の変化 グループ経営基盤構築
➢ DIY・ペット・アウトドアなどの需要増加
HC市場規模は長らく横這い グループシナジーを最大限発揮できる体制を構築
適切な権限委譲とグループガバナンスの設計
Competitor
特定カテゴリーでの他業態との競争激化 事業戦略
大手EC企業との競合
同業同士・異業種参入によるHC業界に於 提供するサービス・商品の専門性追求
ける再編機運の高まり 「住・食」関連事業の更なる深耕
Company
$ 財務戦略
ビバホームとのシナジー効果創出
財務内容の改善 成長投資と財務健全性のバランス
更なる成長に向けたガバナンス体制構築 事業戦略と外部環境に合わせた最適な資金調達の選択
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経営理念
人づくりこそ企業づくり
経営理念 関わり合うすべての人たちと
夢と幸せのわかちあい
売上高 5,000億円
長期ビジョン 経常利益 400億円
中期経営計画 LIFE
~グループ全体でのシナジー創出~
グループ経営戦略 売上高伸長
荒利益率改善
販売管理費低減
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経営目標
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長期ビジョン
売上高 5,000億円、経常利益 400億円を目指す。
(単位:億円)
2020年11月 長期ビジョン
ビバホームを完全子会社化 中期経営計画 LIFE
2024-2030年度 5,000
120 0
115 0
5,000 売上高CAGR4.7%
売上高 経常利益
110 0
2020-2024年度 105 0
売上高CAGR3.9%
100 0
950
4,000 3,800 900
2016-2020年度 850
3,380
売上高CAGR33.4% 3,266
800
750
700
3,000
更なる飛躍
650
600
グループシナジー オーガニック+M&A
550
400
500
2,000 の追求
450
400
250
350
1,030 1,052 1,099 1,126 221
300
205 250
1,000 200
95 100 106 103 150
100
50
0 0
16年度 17年度 18年度 19年度 20年度 21年度 24年度 30年度
※ ビバホームを12ヶ月ベースの数値で連結した、調整数値となっております。
※ 16年度から18年度は売上高に営業収入を含めた数値となっております。 Copyright © ARCLAND SAKAMOTO CO.,LTD. All Rights Reserved. 6
中期経営計画 ~開示決算ベース~
2020年度 2021年度 2024年度
(実績) (今期予想) (計画)
売 上 高 1,784億円 3,650億円 3,800億円
経 常 利 益 169億円 195億円 250億円
経 常 利 益 率 9.5 % 5.3 % 6.6 %
( 内、ビバホーム買収に係る )
のれん償却等影響額 (▲5億円) (▲20億円) (▲20億円)
自 己 資 本 比 率 30%以上
財 務 指 標
有 利 子 負 債 ※1 1,000億円以内
アークランド 12ヶ月 12ヶ月+8日※3 12ヶ月
サカモト (2020/2/21~2021/2/20) (2021/2/20~2022/2/28) (2024/3/1~2025/2/28)
決算月数
3ヶ月※2 14ヶ月※3 12ヶ月
ビバホーム
(2020/10/31~2020/12/31) (2021/1/1~2022/2/28) (2024/3/1~2025/2/28)
※1:有利子負債=借入金+社債(リース債務は除く)
※2:連結決算として取込む月数
※3:決算日変更予定(アークランドサカモトは2月20日から2月末に変更予定、ビバホームは3月末から2月末に変更予定)
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中期経営計画 ~12ヶ月ベース※1~
2020年度 2021年度 2024年度
(実績) (今期予想) (計画)
売 上 高 3,266億円 3,380億円 3,800億円
経 常 利 益 221億円 205億円 250億円
経 常 利 益 率 6.8 % 6.1 % 6.6 %
( 内、ビバホーム買収に係る )
のれん償却等影響額 (▲20億円) (▲20億円) (▲20億円)
自 己 資 本 比 率 30%以上
財 務 指 標
有 利 子 負 債 ※2 1,000億円以内
※1:12ヶ月ベースの数値は前年比較をするための参考数値となります。
※2:有利子負債=借入金+社債(リース債務は除く) Copyright © ARCLAND SAKAMOTO CO.,LTD. All Rights Reserved. 8
企業別 数値計画 ~12ヶ月ベース※1 ~
2020年度 2021年度 2024年度
売 上 高 (実績) (今期予想) (計画)
アークランドサカモト 846億円 795億円 910億円
ビバホーム 2,004億円 ※2 2,130億円 2,320億円
アークランドサービスHD 386億円 440億円 550億円
その他子会社及び連結調整 30億円 15億円 20億円
経 常 利 益 2020年度 2021年度 2024年度
( 売 上 高 比 率 ) (実績) (今期予想) (計画)
アークランドサカモト 99億円 76億円 93億円
(11.7 %) (9.6 %) (10.2 %)
ビバホーム 99億円 ※2 105億円 121億円
(4.9 %) (4.9 %) (5.2 %)
アークランドサービスHD 48億円 50億円 63億円
(12.6 %) (11.4 %) (11.5 %)
その他子会社及び連結調整 ▲25億円 ▲26億円 ▲27億円
※1:12ヶ月ベースの数値は前年比較をするための参考数値となります。
※2:ビバホームの2020年度業績は見込数値となっております。 Copyright © ARCLAND SAKAMOTO CO.,LTD. All Rights Reserved. 9
キャッシュ・フロー計画(4ヶ年累計)
計画的な投資による成長と盤石な財務基盤構築の両立を図る。
2021-2024年度
(4ヶ年累計) (単位:億円)
営業キャッシュ・フロー 1,020億円
投資キャッシュ・フロー ▲610億円
新 店 投 資 ▲375億円
既 存 店 投 資 ▲140億円
物 流 設 備 ▲20億円
I T シ ス テ ム ▲75億円
財務キャッシュ・フロー ▲330億円
現 預 金 増 減 80億円
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主要取組施策
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主要取組施策
検討フェーズ 実行フェーズ
中期経営計画
戦略 取組施策
FY2021 FY2022 FY2023 FY2024
出店用地 出店ノウハウ共有
出店戦略 P.13-14 情報共有 計画的な新規出店の実行
売上高
伸長
専門店事業の深耕・開発 P.15-16 専門店事業に於ける両社のノウハウを共有し既存店を活性化
PB売上構成比率向上 P.17 両社既存PB商品の相互導入
荒利益率
改善 第1フェーズ 第2フェーズ
共同仕入・共同開発 P.18 仕入先統一・PBブランド統一 仕入・開発の統合
物流センター
センターの共有化による
物流改善 P.19 共有に向け
物流効率の向上
販管費 環境整備
低減 システム 生産性向上により創出された
ITシステムの共通化 P.20 共通化 余剰人時の活用実施
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売上高伸長 : 出店戦略
グループで物件情報の共有を行い、コンスタントな新規出店によるトップライン
の伸長を実現する。
ホームセンター店舗数推移※
◆160 ◆ ホームセンター店舗網
156 北海道
150 151 8店舗
150
146
甲信越
140 19店舗
140 東北
北陸
17店舗
8店舗
130 九州 関東
20年度 21年度 22年度 23年度 24年度 8店舗 60店舗
出店数 5 6 4 1 5 東海
※2021年2月20日時点 近畿 10店舗
アークランドサカモト :38店舗
ビバホーム :102店舗 10店舗
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出店戦略 ~多彩な出店フォーマット~
ビバホームは多彩な出店フォーマットにより、短期集中でドミナントを形成。
多彩な出店形態を取入れることで、グループで出店エリア拡大を進めていく。
参考事例~九州エリア~
一棟居抜きモール 1店舗 自社開発・単独店 1店舗
ビバモール赤間店 スーパービバホーム東水巻店
クローズドモール内居抜き 2店舗 居抜き・単独店舗 4店舗
スーパービバホーム熊本中央店 スーパービバホーム岡垣店
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売上高伸長 : 専門店事業の深耕・開発
豊富なラインナップの専門店事業を展開し、既存店の充実を図る。
ペット
外食 プロショップ
リフォーム アウトドア
アートクラフト
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専門店事業の深耕・開発 ~NICO PETの取組み~
ニューノーマルで活況となったペット需要にも対応する、事業モデルを確立。
ムサシ・ビバホームへの出店も加速させ、HC既存店を活性化させる。
ペットの「販売」だけではなく、
ペットとの暮らしを専門店としてトータル
でサポート
ブリーダーから繁殖犬 専門トレーナーによる サロンでのトリミングな 店舗併設の手術が
の引取り(里親) トレーニング どのトータルケア できる総合動物病院
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荒利益率改善 : PB売上構成比率向上
コモディティ商品に留まらず、プロ向けや独自性のある商品の開発を実施。
約4万SKUのPB商品共有により、PB売上構成比率40%超を目指す。
ペットフード
付加価値 健康に配慮し、
国産・無添加
付加価値のある
独自商品 電動工具
キーレスチャックで
取付楽々
16段階クラッチ
“住まいと暮らし”・
“働く現場”を アクリル板 人工ウッドデッキ
デザイン性を高め、
より快適に R角で、高い透明性
ウッド調を再現
プロ 一般
ドッグフード
NB→PB パイプクリーナー
養生テープ
建築資材 混合栓
“いつも使う物”を
お手頃価格で マスク
屋内用塗料
バリュー
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荒利益率改善 : 共同仕入・共同開発
仕入・開発機能の統合を目指し、継続的な荒利益率改善を実現していく。
第1フェーズ 第2フェーズ 長期ビジョン
~2022年度 ~2024年度 ~2030年度
NB商品
同一商品の取引先統一
共同仕入
仕入・開発 継続的な
PB商品 既存PB導入 機能の統合 利益改善
SPA商品 ブランド統一
共同開発 SPAの開発
荒利益率※1 37.0%
36.0%
35.0%
34.2%
33.7%
19年度 20年度 22年度 24年度 30年度
※1:アークランドサカモト及びビバホームの2社合算の荒利益率 Copyright © ARCLAND SAKAMOTO CO.,LTD. All Rights Reserved. 18
販管費低減 : 物流改善
物流拠点の共有、海外調達ルートの一元化により物流効率を改善。
海外調達 国内物流 国内物流
両社の物流センターから最寄り店舗へ
海外調達
両社PB商品を現地の共同倉庫で管理し、
現地商社
メーカー 同一コンテナに混載輸送
現地商社
メーカー 最新設備を導入した東松山センター
配送エリア 共同倉庫
物流センター
イメージ (構想)
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販管費低減 : ITシステムの共通化(BIシステム)
ビバホームの先進BIシステムを活用することで生産性向上を目指す。
現状 共同利用の効果
資料作成、数値集計の負担大
1 2
帳票 バイヤー・本部スタッフ 数値データを
提案書 の作業効率向上 一元管理
管理資料
・
・ 創出されたベテラン人材の 迅速な経営判断
・ 人時を活用
システムの共同利用
作業効率向上・業務効率化につなげる 売上高 荒利益率 在庫回転率
増加 改善 向上
✓ 販促企画強化 ✓ 仕入交渉強化 ✓ 仕入精度向上
✓ イベント売場強化 ✓ PB商品開発強化 ✓ 在庫管理精度向上
✓ 値引販売抑制 ✓ 店舗発注精度向上
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ホールディングス体制の展望
※本資料に記載されている事項は、当社取締役会等の機関決定はされておらず、
詳細検討中の段階にあることをご承知おきください。
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ホールディングス移行スキーム
会社分割方式でのHD体制移行を検討。
持株会社がグループ戦略企画・資金管理等の機能を担うことを想定。
存続会社
(現)アークランドサカモト (新)持株会社
グループ戦略策定・推進機能
HC事業 グループコントロール機能
卸売事業 社会的責任遂行機能
不動産事業 グループ共通サービス機能
・・・ 等
吸収分割
新設会社
準備会社 アークランド
グループ子会社 サカモト
※事前に設立
グループ子会社
HC事業
卸売事業
不動産事業
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新体制グループ組織構想と事業概要
HD
アークランドサカモト ビバホーム アークランドサービスHD
新会社設立
社名
(仮) 新たな
アライアンス
HC事業 企業
HC事業 共同仕入
主要事業 卸売事業 外食事業
不動産事業 PB商品開発
不動産事業
主要ブランド
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SDGs達成に向けたグループのESG活動
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SDGs達成に向けたグループのESG活動①
Environment
太陽光発電(設置数21店) 古紙リサイクルステーション(設置店舗12店)
今後の計画 (2021年)美原店、名取店
(2022年)富山店
ムサシ久喜菖蒲店
太陽光発電により
通常店舗と比較して
約43%の光熱費減
ZEB認証(認証店舗9店)
LED照明設置拠点(設置数140拠点)
ZEB(ゼブ)とは、Net Zero
電力のデマンド監視装置(設置数114店) Energy Building(ネット・ゼロ・
エネルギー・ビル)の略称で、快適
電気に依存しないガス式空調機(設置店舗数76店) な室内環境を実現しながら、建物
で消費するエネルギーをゼロにする
無水小便器(設置店舗数34店) ことを目指した建物のことです。
無水トイレ等での水道使用量63%減
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SDGs達成に向けたグループのESG活動②
Social
災害協定(締結件数60件) 官民一体の取組み(小中学生への育泳)
プール修繕費や夏季集中による教員の負担増などの
行政が抱える課題に対し、店舗敷地内への施設建設
を提案し、プロポーザル方式で貝塚市プール授業受託
【貝塚スイミングスクール】
行政 :貝塚市
事業者:朝日新聞社
運営者:ザ・ビッグスポーツ
災害対応店舗(21事業所) 施設 :アークランドサカモト
非常用自家発電:充電サービスの提供
非常用給水:断水時に飲料水の供給
Governance
奨学支援活動(累計支援者数66件)
学業優秀でありながら経済的理由により就学困難な CGコードへの対応(検討中項目)
学生に対して返済義務のない奨学支援を行い、将来 監査等委員会設置会社へ機関変更
社会貢献できる人材の育成を支援 社外取締役1/3以上選任
後継者計画の策定 等
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本資料は、企業情報の提供のために作成されたものであり、当社の発行する株式そ
の他の有価証券への勧誘を構成するものではありません。
本資料に記載されております、将来の業績見通しに関する事項については、開示時
点において当社が入手している情報に基づくほか、将来の予測を行うために一定の
前提を用いており、様々なリスクや不確定性・不確実性を含んでおります。
従いまして、現実の業績の数値、結果等は、今後の事業運営や経済情勢の変化
等の様々な要因により、開示情報に含まれる将来の見通しとは異なる可能性がある
ことをご承知おきください。
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