9812 J-テーオーHD 2019-09-30 17:00:00
財務報告に係る内部統制の開示すべき重要な不備に関するお知らせ [pdf]
2019 年9⽉ 30 ⽇
各 位
会 社 名 株式会社テーオーホールディングス
代表者名 代表取締役社⻑ ⼩ 笠 原 康 正
(JASDAQ コード・9812)
問合せ先
役 職 ・ ⽒ 名 常務執⾏役員 ⼩ ⼭ 直 樹
TEL 0138−45−3911
財務報告に係る内部統制の開⽰すべき重要な不備に関するお知らせ
当社は、⾦融商品取引法第24条の4の4第1項に基づき、本⽇、北海道財務局に提出いたしました2019
年5⽉期の内部統制報告書において、開⽰すべき重要な不備があり、財務報告に係る内部統制は有効で
はない旨の記載をしておりますので、下記のとおりお知らせいたします。
1.開⽰すべき不備の内容
当社の連結⼦会社である株式会社テーオーフォレスト(以下、
「同社」)の管理職である従業員が
不適切な売上計上を実施している事実が判明しました。
当社はこれを受け、不適切な取引等が把握された2019年7⽉下旬以降、調査を進めるとともに、
2019年8⽉9⽇に当社取締役会において、透明性の⾼い調査を実効的に実施するとともに効果的な再
発防⽌策の提⾔を受けるため、弁護⼠及び公認会計⼠の外部の専⾨家を含む社内調査委員会を設置
し、調査を実施いたしました。
2019年9⽉10⽇の同調査委員会による調査報告書の結果、管理職である従業員が約10年間に亘り、
顧客への請求単価を⽔増しした社内計上、売上・仕⼊の架空取引の社内計上及び運賃売上の架空社
内計上並びにこれらの不正⾏為を隠蔽することを⽬的とした売上計上時期の操作を⾏っていたこ
とが明らかになりました。
これらの事実は、同社における売上及び売掛⾦に係る業務プロセスが適正に整備及び運⽤されて
いなかったこと、当社における⼦会社管理の体制が不⼗分であったこと、などの不備があり、内部
統制が有効に機能しなかった結果⽣じたものであります。
以上のことから、当社における関連する全社的な内部統制及び同社における関連する業務プロセ
スに係る内部統制の不備は、当社グループの財務報告に重要な影響を及ぼしており、開⽰すべき重
要な不備に該当すると判断いたしました。
2.事業年度末に是正できなかった理由
上記事実は当事業年度末⽇後に判明したため、当該不備を当事業年度末⽇までに是正することが
できませんでした。
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3.開⽰すべき重要な不備の是正⽅針
当社グループは、財務報告に係る内部統制の整備及び運⽤の重要性を認識しており、社内調査委
員会の報告を踏まえ、以下の再発防⽌策を講じて適正な内部統制の整備及び運⽤を図ってまいりま
す。
(1)当社における再発防⽌策
①グループ会社の安定的な成⻑を⽀えるための⼦会社管理体制の⾒直し
②グループ会社のコンプライアンス体制の整備
③グループ会社への内部監査の有効性の確保
(2)同社における再発防⽌策
①コンプライアンス意識の向上施策
・社内規程・マニュアルの遵守及び遵守状況のモニタリング体制の構築と運⽤の徹底
・⼈事ローテーションの強化
②売上及び売掛⾦に係る業務プロセスの整備の⾒直し、運⽤の徹底
4.連結財務諸表に与える影響
開⽰すべき重要な不備に起因する必要な修正は、すべて連結財務諸表に反映しております。
5.財務諸表の監査報告における監査意⾒
無限定適正意⾒であります。
以上
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