9787 イオンディライ 2020-01-10 15:00:00
2020年2月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]

 

                                                                         

 
                2020年2月期  第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
                                                                                        2020年1月10日
上場会社名   イオンディライト株式会社                                                                    上場取引所  東
コード番号   9787 URL  http://www.aeondelight.co.jp
              代表取締役社長兼社長執行役員
代表者     (役職名)                                  (氏名)濵田  和成
              グループCEO
              取締役兼常務執行役員
問合せ先責任者 (役職名)                                  (氏名)四方  基之                   TEL  03(6840)5712
                     グループ戦略・デジタルソリューション統括
四半期報告書提出予定日        2020年1月14日                          配当支払開始予定日           -
四半期決算補足説明資料作成の有無:有                   
四半期決算説明会開催の有無      :無                
 
                                                                            (百万円未満切捨て)
1.2020年2月期第3四半期の連結業績(2019年3月1日~2019年11月30日)
   (1)連結経営成績(累計)                                               (%表示は、対前年同四半期増減率)
 
                                                                           親会社株主に帰属する
                         売上高                 営業利益             経常利益
                                                                                四半期純利益
                       百万円         %        百万円        %     百万円        %        百万円       %
  2020年2月期第3四半期       232,643     2.6       12,104   35.8    12,189   31.0       7,369   89.3
  2019年2月期第3四半期       226,744     2.1        8,913 △15.6      9,307 △15.1        3,893 △30.0
 
(注)包括利益    2020年2月期第3四半期        7,403百万円 (81.8%)      2019年2月期第3四半期        4,073百万円 (△37.3%)
 
                                          潜在株式調整後
                       1株当たり
                                           1株当たり
                      四半期純利益
                                           四半期純利益
                                円 銭                 円 銭
  2020年2月期第3四半期                147 61              147 32
  2019年2月期第3四半期                 74 01               73 83
 
   (2)連結財政状態
                         総資産                  純資産           自己資本比率
                               百万円                 百万円                  %
  2020年2月期第3四半期               134,255              79,649             57.5
  2019年2月期                    134,071              75,539             54.6
 
(参考)自己資本 2020年2月期第3四半期              77,194百万円   2019年2月期       73,176百万円
(注)「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を第1四半期連結会
      計期間の期首から適用しており、前連結会計年度に係る数値については、当該会計基準を遡って適用した後の指標
      等になっております。
 
2.配当の状況
                                            年間配当金
 
                 第1四半期末       第2四半期末        第3四半期末         期末           合計
                       円 銭          円 銭          円 銭            円 銭             円 銭
2019年2月期               -            31 00        -              32 00           63 00
2020年2月期               -            32 00        -                           
2020年2月期(予想)                                                    33 00           65 00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無
 
3.2020年2月期の連結業績予想(2019年3月1日~2020年2月29日)
                                                                        (%表示は、対前期増減率)
 
                                                                  親会社株主に帰属              1株当たり
                売上高       営業利益        経常利益
                                                                  する当期純利益               当期純利益
            百万円     %  百万円      %                 百万円        %     百万円      %               円 銭
    通期     315,000 4.0 18,000 38.1                18,000   34.7    10,800 68.4             216 35
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:無
 
※  注記事項
  (1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無
 
  (2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:無
 
  (3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
    ①  会計基準等の改正に伴う会計方針の変更        :無
    ②  ①以外の会計方針の変更                      :無
    ③  会計上の見積りの変更                        :有
    ④  修正再表示                                  :無
 
  (4)発行済株式数(普通株式)
   ①  期末発行済株式数(自己株式を含む)       2020年2月期3Q   54,169,633株   2019年2月期   54,169,633株
   ②  期末自己株式数                 2020年2月期3Q   4,232,504株    2019年2月期   4,251,504株
     ③  期中平均株式数(四半期累計)   2020年2月期3Q 49,927,069株 2019年2月期3Q 52,601,273株
 
 
※  四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
 
※  業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
  (将来に関する記述等についてのご注意)
     本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判
   断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等
   は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
                                    イオンディライト㈱(9787) 2020年2月期 第3四半期決算短信


○添付資料の目次
 
    1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………………………                   2
    2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………………………                   7
     (1)四半期連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………………………                   7
     (2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ………………………………………………………                   9
        四半期連結損益計算書                                                         
         第3四半期連結累計期間 ………………………………………………………………………………………                   9
        四半期連結包括利益計算書                                                       
         第3四半期連結累計期間 ………………………………………………………………………………………                   10
     (3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………………                   11
       (継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………………………                   11
       (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) …………………………………………………………                   11
       (会計上の見積りの変更) …………………………………………………………………………………………                   11
 




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                                          イオンディライト㈱(9787) 2020年2月期 第3四半期決算短信


1.当四半期決算に関する定性的情報
  (1)連結経営成績に関する定性的情報
    当第3四半期連結累計期間(2019年3月1日~11月30日)の業績は、売上高2,326億43百万
   円(対前年同期比102.6%)、営業利益121億4百万円(同 135.8%)、経常利益121億89百万円
   (同131.0%)、親会社株主に帰属する四半期純利益73億69百万円(同189.3%)となりました。
   
  (ご参考)連結子会社 株式会社カジタクの業績を除いた損益計算書
                                                                 (百万円)
                   2019年2月期               2020年2月期
                                                           対前年同期比
                    第3四半期                  第3四半期
       売   上   高        223,197                 228,943            102.6%
       売上総利益             28,883                  29,352            101.6%
       営 業 利 益           12,728                  13,044            102.5%
      ※株式会社カジタクの不正会計処理問題につきましては、2019年7月22日付「当社連結子会社 株式会社カジタ
       クの不正会計処理問題に対する再発防止策について」をご参照ください。
   
      [当第3四半期連結累計期間の主な取り組み]
        当社は、更なる持続的成長を目的に2018年10月に、イオンディライト ビジョン2025(以
       下、「ビジョン2025」)を策定し、アジアにおいて「安全・安心」、「人手不足」、「環境」
       の3つを成長戦略の柱に社会課題を解決する環境価値創造企業を目指すことを決めました。そ
       の後、ビジョン2025の実現に向けて、2019年3月1日付で機構改革を実施し、専門家集団とし
       ての企業ブランドを確立するとともに、事業を展開する各エリアで地域経済圏の形成に向けた
       取り組みをスタートさせ、「安全・安心」、「人手不足」、「環境」の3つの社会課題の解決
       に向けた取り組みを推進してまいりました。
        一方、期初から上期に判明した当社連結子会社 ㈱カジタク(以下、「カジタク」)の同社
       店頭支援事業における不正会計処理問題に関しては、2019年7月22日付「当社連結子会社 株
       式会社カジタクの不正会計処理問題に対する再発防止策について」の通り、当社と利害関係を
       有しない外部の専門家によって構成される特別調査委員会からの提言を踏まえ、再発防止策を
       策定し、実行に着手しております。加えて、2019年9月30日付「再発防止委員会の設置につい
       て」の通り、再発防止策の実効性を高めるために10月1日付で外部の専門家を含めた再発防止
       委員会を立ち上げ、当社グループ全体でグループガバナンスの強化ならびに再発防止の徹底に
       向けた取り組みを進めております。
        また、カジタクの今後の方向性につきましては、2019年11月29日付「連結子会社の会社分割
       (新設分割)に関するお知らせ」の通り、今後も市場の拡大が見込まれる家事支援事業は継続
       し、店頭支援事業については新たな機器の販売、設置を停止し、既存契約の履行に注力してい
       くことを決定しました。家事支援事業の成長ならびに店頭支援事業の再編手続きを円滑に進め
       るといった観点から、家事支援事業を会社分割(新設分割)し、新設会社に承継させることを
       決定しました。新設会社においては、経営リソースを集中させることでコア・コンピタンスの
       確立を図り、家事支援事業会社として次なる成長ステージへの移行を目指してまいります。
        当期間、連結子会社において不正会計処理問題が生じ、グループガバナンス上の課題が発覚
       した一方、ファシリティマネジメント(以下、「FM」)事業においては、期初より「安全・
       安心」、「人手不足」、「環境」の3つの社会課題の解決に向けた取り組みを推進し、堅調に
       事業を拡大してまいりました。
   
       <安全・安心>
        ・頻発する自然災害への備えと対応
          当社は、施設とその周辺環境に「安全・安心」な環境を提供することを使命とするFM
         企業として、平時より防災関連設備の保守・点検や防災訓練の実施支援など、お客さまの
         防災・減災体制の強化に資するサービスの提供に努めています。また、9月に発生した台
         風15号、10月に発生した台風19号に際しては、発災直後より、イオングループ各社と連携
         し、被災地の早期復旧に向けた支援活動に取り組んでまいりました。

                                  - 2 -
                                   イオンディライト㈱(9787) 2020年2月期 第3四半期決算短信


         ・ラグビーワールドカップ2019日本大会(大分、静岡)の交通輸送警備業務の受託
           当社の連結子会社であるイオンディライトセキュリティ株式会社は、2019年9月から11
          月にかけて開催されたラグビーワールドカップ2019日本大会において、大分県の会場で行
          われた計5試合の交通輸送警備業務ならびに静岡県の会場で行われた計4試合の交通輸送
          警備業務の一部を受託しました。これまでにも数多くのイベント警備を経験してきたノウ
          ハウを活かし、世界各国から多くの人々が集まった国際的なスポーツ大会において、来場
          者に「安全・安心」を提供しました。
 
         ・第1回イオンディライト技術コンテストの開催
           当社は「技術力」と「人間力」を兼ね備えた施設管理の専門家集団となるための取り組
          みの一環として、2019年11月から12月にかけて事業別(設備管理・警備・清掃)の技術コ
          ンテスト「第1回イオンディライト技術コンテスト」を開催しました。
           第一弾として、2019年11月7日に東京ビッグサイトにて、清掃事業における「第5回
          働きやすさ追求活動 取り組み発表会」(以下、「本発表会」)を開催しました。「働き
          やすさ追求活動」とは、クリーンクルー(当社清掃スタッフの呼称)が日々の気づきや改
          善案を自発的に発信し、業務に反映できる風土の醸成を目的に2014年度から取り組みを開
          始した現場単位の小集団活動です。5回目を迎えた本発表会では、日本・中国・アセアン
          各地から代表チームが集まり、クリーンクルーの働きやすさに繋がる様々な活動成果が披
          露され、共有されました。
           第二弾となった設備管理事業では、2019年11月11日に研究・研修施設「イオンディライ
          トアカデミーながはま」において、「第1回 技術・安全向上コンテスト」を開催しまし
          た。昨年の平成30年7月豪雨や今年の台風15号、19号により実際に発生した水害に伴う施
          設の冠水と停電をモデルに、全国8支社から選抜された設備管理員3人一組、計8チーム
          が、被災を想定したテスト用分電盤上で、いかに迅速かつ正確に不良回路を特定し復電で
          きるのか、を競い合いました。
           また、2019年12月9日には、第三弾として、警備事業における「喜び・働きがい向上プ
          ロジェクト ~“ありがとう”を成長へ!~」を開催しております。全国8支社の代表と
          して、当社連結子会社であるイオンディライトセキュリティ株式会社と協力会社7社の警
          備会社計8社が東京ビッグサイトに参集し、各地域における好事例を披露し合いました。
          当社はこうした取り組みを通じて、引き続き、施設管理における専門性を高め、お客さま
          が保有する施設とその周辺環境の「安全・安心」に貢献してまいります。
     
        <人手不足>
         ・お客さまが抱える課題への最適ソリューション提供に向けた取り組み
           当社が事業を展開する日本や中国では人手不足が深刻化しています。こうした中、当社
          では、自社はもとより、顧客企業における「人手不足の解消」も視野にイオンディライト
          プラットフォーム(以下、ADプラットフォーム)の構築を進めています。ADプラット
          フォームでは、施設内外から得られたデータを収集・蓄積、AIにより分析することで、
          それぞれのお客さまが抱える課題に最適なソリューションを提供していきます。
           当期間、当社は、ADプラットフォームの基礎となるオープンネットワークシステムを
          活用した統合型施設管理サービスの提供を2019年9月14日に開業したイオン藤井寺ショッ
          ピングセンター(以下、「イオン藤井寺SC」)にて開始しました。オープンネットワー
          クシステムとは、各種設備をネットワークで繋ぐことで統合的な制御を可能とするシステ
          ムです。イオン藤井寺SCでは、モバイル端末やウェアラブルカメラを活用した遠隔オペ
          レーションとの併用により従来の施設管理業務を大幅に効率化しました。加えて、館内9
          か所のゴミ箱にはセンサーを内蔵し、ゴミの堆積量と内部温度の遠隔監視により回収業務
          の効率化と安全性を向上しています。また、夜間清掃においては、自動走行型床清掃ロボ
          ットを使用することで、清掃業務を省力化・効率化しました。
           




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                               イオンディライト㈱(9787) 2020年2月期 第3四半期決算短信


    今後、このオープネットワークシステムによる統合型施設管理サービスの導入を拡大し
   ていくとともに、AIによる取得データの機械学習(※)により、各種設備の自動制御化
   を進め、FM業務におけるデファクトスタンダード(事実上の標準)化を図ってまいります。
   ※機械学習
    データから反復的に学習を行い、パターンや特徴を見つけ出して将来に対して予測を行うこと


  ・中小型物件のお客さまへのサービス提供に向けた非常駐型管理の強化
    2018年4月より協業を開始したセコム㈱とは新たなプロジェクトをスタートしました。
   警備、設備管理といった両社の強みを活かした非常駐型管理サービスの強化により、中小
   型オフィスへのサービス提供拡大を図ってまいります。当期間は、関東エリアにおいて、
   セコム社が契約する非常駐物件を対象に本プロジェクトを推進しました。

 <環境>
   当社は、事業の新たな柱として、地域社会に必要なエネルギー供給から施設管理の省エネ
  オペレーションまでを含めたエネルギーマネジメントサービスの確立を目指しています。そ
  の一環として、現在、他社との協業により環境省が主催する実証事業(※)に参加し、埼玉
  県浦和美園地区において、ブロックチェーン技術を用いた再生可能エネルギーの電力融通の
  実証に取り組んでいます。当期間は、イオンモール浦和美園に太陽光発電を設置するととも
  に、再生可能エネルギーを識別する端末を同モール、ミニストップ複数店舗や浦和美園地区
  内の一般家庭に設置、地域コミュニティの中で電力を融通する仕組みを構築し、10月より実
  証を開始しました。
  ※「CO2 排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業」
    期間:2017年4月~2020年3月


[グローバル展開の加速]
   中国では、中核事業会社である永旺永楽(江蘇)物業服務有限公司と武漢小竹物業管理有限
 公司2社において、重点ターゲットとする中高級ショッピングセンターや病院・養老院、イン
 フラ、再開発エリアといった施設の受託拡大に注力しました。
   アセアンでは、2018年12月に連結子会社化したインドネシアの清掃事業会社Sinar Jernih
 Sarana(以下、「SJS社」)の業績が連結寄与しました。当期間は、現地のイオンモールで
 総合施設管理を受託してきたイオンディライトベトナムのノウハウを活用し、SJS社にてイ
 ンドネシアで営業するイオンモール1、2号店における総合施設管理の切替受託に向けた準備
 を進め、2019年10月より同2号店において設備管理業務と警備業務を含めた総合施設管理サー
 ビスの提供を開始しました。今後、イオンモールへの総合施設管理サービスの提供を通じて、
 同社をアセアン事業を牽引するFM企業へと成長させてまいります。
   これらの結果、海外事業は売上ベースで前年同期比約1.3倍、営業利益ベースで前年同期比
 1.6倍超と大きく成長を果たすことができました。




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                                        イオンディライト㈱(9787) 2020年2月期 第3四半期決算短信


(2)当第3四半期連結累計期間における主要事業の概況
[セグメント別業績]
 <売上高>
     セグメントの名称              売上高(百万円)            構成比(%)          前年同期比(%)
 設   備   管   理   事   業             44,259               19.0           104.0
 警       備   事       業             33,304               14.3           100.1
 清       掃   事       業             46,527               20.0           108.0
 建   設   施   工   事   業             32,024               13.8           103.4
 資   材   関   連   事   業             38,554               16.6            99.4
 自 動 販 売 機 事 業                     23,760               10.2            99.0
 サ   ポ   ー   ト   事   業             14,211                6.1           101.2
 (ご参考)
 カジタクの業績を除く                        10,511                -             100.1
 サポート事業

 合                   計            232,643              100.0           102.6
 (ご参考)
 カジタクの業績を除く                       228,943                -             102.6
 合計


 <セグメント利益>
     セグメントの名称            セグメント利益(百万円)          構成比(%)          前年同期比(%)
 設   備   管   理   事   業                 4,039            22.8            95.0
 警       備   事       業                 2,207            12.5           104.2
 清       掃   事       業                 5,291            29.9           105.8
 建   設   施   工   事   業                 2,843            16.1            98.7
 資   材   関   連   事   業                 1,946            11.0            91.1
 自 動 販 売 機 事 業                          948              5.3           124.0
 サ   ポ   ー   ト   事   業                  441              2.4                 -
 (ご参考)
 カジタクの業績を除く                            1,381             -              93.4
 サポート事業

 合                   計             17,718              100.0           119.6
 (ご参考)
 カジタクの業績を除く                        18,657                -             100.1
 合計


 <設備管理事業>
   設備管理事業は、売上高442億59百万円(対前年同期比104.0%)、セグメント利益40億39
  百万円(同95.0%)となりました。同事業では、新規の顧客開拓に加え、施設利用者の安全
  性向上を目的に、経年劣化の進む昇降機のリニューアルや修繕提案を積極化し受託を拡大し
  ました。しかしながら、仕入原価の上昇が影響し、減益となりました。こうした中、省力化


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            や収益性の改善に向けた業務プロセスの抜本的な改革を目指し、オープンネットワークシス
            テムによる統合型施設管理サービスを開発し、イオン藤井寺SCに初導入しました。
         
        <警備事業>
          警備事業は、売上高333億4百万円(対前年同期比100.1%)、セグメント利益22億7百万
         円(同104.2%)となりました。労働需給の逼迫感が強まる中、同事業では、価格交渉を通じ
         た単価の適正化と収益性の改善に取り組むとともに、入退店管理や閉店業務のシステム化を
         進めました。
             
        <清掃事業>
          清掃事業は、売上高465億27百万円(対前年同期比108.0%)、セグメント利益52億91百万
         円(同105.8%)となりました。同事業では、新規の顧客開拓に加え、2018年12月に連結子会
         社化したインドネシアの清掃事業会社SJS社の業績が寄与しました。また、省力化を目的
         に前期に開発した自動走行型床清掃ロボットの導入、販売を促進しました。
             
        <建設施工事業>
          建設施工事業は、売上高320億24百万円(対前年同期比103.4%)、セグメント利益28億43
         百万円(同98.7%)となりました。各エリアにおける需要に対して、地域密着でサービスを
         提供できる体制を整備したことにより改装工事の受託を拡大することができました。しかし
         ながら、連結子会社による工事需要の取り込みが十分でなかったことや昨年、国内で発生し
         た自然災害に伴う復旧工事の影響により減益となりました。
     
        <資材関連事業>
          資材関連事業は、売上高385億54百万円(対前年同期比99.4%)、セグメント利益19億46百
         万円(同91.1%)となりました。同事業では、イオングループが扱う資材を包括的に提供で
         きるサプライヤーを目指しています。こうした中、イオンのプライベートブランド「トップ
         バリュ」の包装包材の受託拡大に注力しました。また、課題とする収益性の改善に向けて、
         物流コストの削減に取り組みました。
     
        <自動販売機事業>
           自動販売機事業は、売上高237億60百万円(対前年同期比99.0%)、セグメント利益9億
         48百万円(同124.0%)となりました。同事業では、一台当たりの収益力を高めるために、各
         飲料メーカーの商品を取り揃えた自社混合機の設置拡大を進めるとともに、自動販売機の立
         地環境の見直しに取り組みました。加えて、自社混合機の入替期間実績および物理的寿命な
         どを総合的に勘案し、その耐用年数を見直した結果、減価償却費が減少し、業績に寄与しま
         した。
     
        <サポート事業>
          サポート事業は、売上高142億11百万円(対前年同期比101.2%)、セグメント利益4億41
         百万円(前年同期はセグメント損失23億35百万円)となりました(※1)。カジタクでは、
         新商品の開発など、家事支援事業の拡大に向けた取り組みに注力しました。その他、同事業
         では、BTMやMICE(※2)など、連結子会社による事業に加え、お客さまの施設とそ
         の周辺環境の管理運営に関するアウトソーシングニーズに応える様々なサービスの提供拡大
         に取り組みました。
            ※1 (ご参考)カジタクの業績を除いたサポート事業の業績は、売上高105億11百万円(対前年同期比
               100.1%)、セグメント利益13億81百万円(同93.4%)となりました。
            ※2 BTM(Business Travel Management)
                出張手配、及びその周辺業務を包括的に代行することで経費の削減や業務効率化をサポートするア
                  ウトソーシングサービス
                 MICE(Meeting, Incentive, Convention/Conference, Exhibition)
                  国際会議や学会、展示会など、多くの集客交流が見込まれるビジネスイベントの総称
 




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                                 イオンディライト㈱(9787) 2020年2月期 第3四半期決算短信


2.四半期連結財務諸表及び主な注記
 (1)四半期連結貸借対照表
                                                         (単位:百万円)
                             前連結会計年度              当第3四半期連結会計期間
                            (2019年2月28日)            (2019年11月30日)
    資産の部                                                            
     流動資産                                                           
       現金及び預金                            44,233               42,006
       受取手形及び売掛金                         37,544               40,176
       電子記録債権                             2,545                3,113
       たな卸資産                              2,211                2,065
       関係会社寄託金                           16,000               16,000
       その他                                4,927                5,558
       貸倒引当金                              △167                 △184
       流動資産合計                           107,295              108,734
     固定資産                                                           
       有形固定資産                                                       
         建物及び構築物(純額)                      1,479                1,478
         工具、器具及び備品(純額)                    5,064                5,013
         土地                               2,032                2,032
         その他(純額)                          1,585                1,214
         有形固定資産合計                        10,161                9,739
       無形固定資産                                                       
         のれん                              6,765                6,131
         その他                              1,338                1,272
         無形固定資産合計                         8,103                7,404
       投資その他の資産                                                     
         投資有価証券                           4,256                4,158
         その他                              4,610                4,248
         貸倒引当金                            △355                  △29
         投資その他の資産合計                       8,511                8,378
       固定資産合計                            26,776               25,521
     資産合計                               134,071              134,255
 




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                               イオンディライト㈱(9787) 2020年2月期 第3四半期決算短信


 
                                                        (単位:百万円)
                           前連結会計年度               当第3四半期連結会計期間
                          (2019年2月28日)             (2019年11月30日)
    負債の部                                                          
     流動負債                                                         
       支払手形及び買掛金                        25,967              24,156
       電子記録債務                            4,910               4,361
       短期借入金                               392                 340
       1年内返済予定の長期借入金                         2                   2
       未払法人税等                            3,661               1,646
       賞与引当金                             1,132               3,088
       役員業績報酬引当金                           124                  72
       売上値引引当金                             846                 627
       その他                              14,369              13,556
       流動負債合計                           51,408              47,853
     固定負債                                                         
       長期借入金                                15                  12
       役員退職慰労引当金                           199                 182
       退職給付に係る負債                         1,764               1,637
       資産除去債務                               53                  60
       売上値引引当金                           1,903               1,693
       その他                               3,188               3,165
       固定負債合計                            7,124               6,752
     負債合計                               58,532              54,605
    純資産の部                                                         
     株主資本                                                         
       資本金                               3,238               3,238
       資本剰余金                            13,888              13,883
       利益剰余金                            65,910              70,085
       自己株式                           △10,327              △10,281
       株主資本合計                           72,710              76,925
     その他の包括利益累計額                                                  
       その他有価証券評価差額金                        876                 859
       為替換算調整勘定                             84               △157
       退職給付に係る調整累計額                      △493                △432
       その他の包括利益累計額合計                       466                 269
     新株予約権                                 299                 257
     非支配株主持分                             2,062               2,198
     純資産合計                              75,539              79,649
    負債純資産合計                            134,071             134,255
 




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                                 イオンディライト㈱(9787) 2020年2月期 第3四半期決算短信


    (2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
     (四半期連結損益計算書)
      (第3四半期連結累計期間)
                                                         (単位:百万円)
                        前第3四半期連結累計期間              当第3四半期連結累計期間
                         (自 2018年3月1日              (自 2019年3月1日
                          至 2018年11月30日)            至 2019年11月30日)
    売上高                                 226,744               232,643
    売上原価                                200,903               203,629
    売上総利益                                25,840                29,014
    販売費及び一般管理費                           16,927                16,909
    営業利益                                  8,913                12,104
    営業外収益                                                            
     受取利息                                    26                    30
     受取配当金                                   68                    66
     持分法による投資利益                              65                    53
     その他                                    363                    73
     営業外収益合計                                523                   224
    営業外費用                                                            
     支払利息                                    12                    21
     その他                                    116                   117
     営業外費用合計                                129                   139
    経常利益                                  9,307                12,189
    特別利益                                                             
     投資有価証券売却益                               -                    111
     その他                                     -                     17
     特別利益合計                                  -                    129
    特別損失                                                             
     投資有価証券売却損                               -                     14
     その他                                     34                   255
     特別損失合計                                  34                   270
    税金等調整前四半期純利益                          9,273                12,048
    法人税、住民税及び事業税                          4,871                 4,440
    法人税等調整額                               △141                      4
    法人税等合計                                4,730                 4,445
    四半期純利益                                4,542                 7,603
    非支配株主に帰属する四半期純利益                        649                   233
    親会社株主に帰属する四半期純利益                      3,893                 7,369
 




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                                イオンディライト㈱(9787) 2020年2月期 第3四半期決算短信


     (四半期連結包括利益計算書)
      (第3四半期連結累計期間)
                                                        (単位:百万円)
                       前第3四半期連結累計期間              当第3四半期連結累計期間
                        (自 2018年3月1日              (自 2019年3月1日
                         至 2018年11月30日)            至 2019年11月30日)
    四半期純利益                               4,542                7,603
    その他の包括利益                                                       
     その他有価証券評価差額金                        △373                  △16
     為替換算調整勘定                            △158                 △244
     退職給付に係る調整額                             63                   61
     その他の包括利益合計                          △469                 △199
    四半期包括利益                              4,073                7,403
    (内訳)                                                           
     親会社株主に係る四半期包括利益                     3,473                7,171
     非支配株主に係る四半期包括利益                       600                  231
 




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                                    イオンディライト㈱(9787) 2020年2月期 第3四半期決算短信


    (3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
     (継続企業の前提に関する注記)
       当第3四半期連結累計期間(自 2019年3月1日     至   2019年11月30日)
         該当事項はありません。
     
 
    (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
      当第3四半期連結累計期間(自 2019年3月1日 至        2019年11月30日)
        該当事項はありません。
         
         
    (会計上の見積りの変更)
     (耐用年数の変更)
       当社は、第1四半期連結会計期間より一部の有形固定資産の耐用年数を変更しております。
      この変更は、自動販売機設備について、入替期間実績及び物理的寿命等を総合的に勘案し、よ
      り実態に即した耐用年数に変更するものであります。
       この結果、従来の方法と比較し、当第3四半期連結累計期間の営業利益、経常利益及び税金
      等調整前四半期純利益はそれぞれ232百万円増加しております。
 




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