9787 イオンディライ 2021-01-13 15:00:00
2021年2月期 第3四半期 決算発表補足資料 [pdf]
2021年2月期 第3四半期決算発表補足資料
2021年1月13日
目次
1 新型コロナウイルス感染症の影響と足元のトレンド
2 2020年度 第3四半期連結累計期間 決算報告
3 第4四半期以降の取り組み
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新型コロナウイルス感染症拡大による影響
第3四半期間累計の新型コロナによる営業利益の
マイナス影響額は期初想定の範囲内
顧客施設の一部閉鎖や臨時休業などの影響が上期まで継続すると仮定し
営業利益への通期影響額を▲15億円程度と試算
第3四半期間累計の新型コロナによる営業利益影響額は
約 ▲13 億円
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足元のトレンド –通期予算達成に向けた対策(売上高の拡大)-
課題 対策
●ファシリティマネジメントのニュースタンダード
・換気改善提案
・ニュースタンダードクリーニング(防疫対策清掃)
・防疫関連資材の拡販
●設備管理事業
売上高の拡大 ・オープンネットワークシステムの導入拡大
・ノンフロンケース(冷ケース)の拡販
●警備事業
・安全カメラのリプレイス提案
●建設施工事業
・未実施工事の取り込み
・EV充電器の設置等 環境関連工事の取り込み
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足元のトレンド –通期予算達成に向けた対策(収益性の改善)-
課題 対策
●ビルメンテナンス3事業
(設備管理、警備、清掃)の収益性改善
・仕入先の集約と仕入単価の適正化による原価低減
・巡回型施設管理を基本としたエリア管理への移行
(設備管理)
収益性の改善 ・低収益物件の改善(設備管理、清掃)
●販売管理費の抑制
・テレワークやリモート会議等 新しい働き方の促進に
により交通費等 販売管理費を抑制
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足元のトレンド –四半期毎のトレンド変化-
対策の練り直しと強化により
四半期売上高は前年並みに回復、営業利益は増収
【対前年同期比推移グラフ】
売上高 営業利益
110.0% 105.8%
100.0% 97.2% 99.3%
93.0%
90.0%
90.9%
84.4%
80.0%
70.0%
第1四半期 第2四半期 第3四半期
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足元のトレンド –第3四半期連結期間 月度毎のトレンド推移-
月度推移でも第4四半期に向けて回復基調
【対前年同月比推移グラフ】
売上高
110.0%
103.9%
105.0%
101.2%
100.0%
95.0% 93.2%
90.0%
9月 10月 11月
※ 月度売上高、及び対前年同月比は管理会計上の数値より算出
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目次
1 新型コロナウイルス感染症の影響と足元のトレンド
2 2020年度 第3四半期連結累計期間 決算報告
3 第4四半期以降の取り組み
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連結損益計算書
上期、新型コロナウイルス感染拡大に伴う、顧客施設の一部閉鎖や臨時休業、
イベントや外出の自粛要請などが影響し、減収・減益
2019年度 2020年度 (億円)
第3四半期(構成比) 第3四半期(構成比) 増減額 増減率
売上高 2,326 (100.0%) 2,243 (100.0%) ▲82 96.5%
売上総利益 290 (12.5%) 275 (12.3%) ▲14 95.0%
販売管理費 169 (7.3%) 163 (7.3%) ▲5 96.7%
営業利益 121 (5.2%) 112 (5.0%) ▲8 92.6%
経常利益 121 (5.2%) 112 (5.0%) ▲9 92.3%
親会社株主に帰属
73 (3.2%) 63 (2.8%) ▲10 85.8%
する四半期純利益
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【ご参考】旧カジタク※の業績を除いた損益計算書(同規模比較)
〈ご参考〉 2019年度 2020年度 (億円)
第3四半期(構成比) 第3四半期(構成比) 増減額 増減率
売上高 2,289 (100.0%) 2,218 (100.0%) ▲70 96.9%
売上総利益 293 (12.8%) 278 (12.5%) ▲15 94.7%
販売管理費 163 (7.1%) 158 (7.1%) ▲4 97.1%
営業利益 130 (5.7%) 119 (5.4%) ▲10 91.8%
※現アクティア(家事支援事業の承継会社)、KJS(2020年3月1日付でカジタクより商号を変更)
の業績を除いた損益計算書
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セグメント売上高
防疫関連資材の受注拡大などにより資材関連が増収
2019年度 第3四半期 2020年度 第3四半期 増減率 (億円)
設備管理 442 438 99.0%
警備 333 329 99.0%
清掃 465 460 99.0%
建設施工 320 310 96.9%
資材関連 385 396 102.8%
自動販売機 237 190 80.2%
サポート 142 117 82.9%
(参考)カジタク除く 105 92 88.1%
合計 2,326 2,243 96.5%
(参考)カジタク除く 2,289 2,218 96.9%
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セグメント損益
警備では、入退店管理/閉店業務のシステム化や単価適正化により、収益性を改善
建設施工では、原価低減により収益性の改善
2019年度 第3四半期 2020年度 第3四半期 増減率 (億円)
設備管理 40.3 39.1 97.0%
警備 22.0 23.8 108.1%
清掃 52.9 53.4 100.9%
建設施工 28.4 28.7 101.3%
資材関連 19.4 18.5 95.1%
自動販売機 9.4 5.6 59.4%
サポート 4.4 ▲1.7 -
(参考)カジタク除く 13.8 5.8 42.3%
合計 177.1 167.6 94.6%
(参考)カジタク除く 186.5 175.2 93.9%
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連結貸借対照表
(億円)
資産の部 2020/2 2020/11 増減額 負債・純資産の部 2020/2 2020/11 増減額
流動資産 1,123 1,055 ▲67 流動負債 488 431 ▲57
有形固定資産 96 98 2 固定負債 67 44 ▲23
無形固定資産 71 67 ▲4 負債合計 556 475 ▲80
投資等 76 76 ▲0 株主資本 789 812 23
固定資産 245 243 ▲1 純資産合計 812 823 10
資産合計 1,369 1,299 ▲69 負債・純資産合計 1,369 1,299 ▲69
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2020年度 第3四半期の主な取り組み ① 新型コロナ感染拡大への対応
<安全・安心>
人々が求める「安全・安心」の基準が変化する中、
FMのニュースタンダードでウィズコロナ時代に対応した施設づくりに貢献
4つのテーマからFMの新基準を構築
① 科学的根拠に基づき衛生的な環境を実現する
清掃手法の確立
(ニュースタンダードクリーニング)
② 快適性を維持した換気の効率化
③ 非接触型サービスの開発・導入
ウィズコロナ時代のFM新基準へ
④ 施設利用者への防疫意識/知識の啓発
新型コロナウイルス対応動画を公開中
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2020年度 第3四半期の主な取り組み ① 新型コロナ感染拡大への対応
<安全・安心>
1,000名を超える防疫対策清掃の専門家を育成
●ニュースタンダードクリーニングの普及に向けて
感染制御学の最新の研究動向を踏まえた
独自の教育プログラムを策定
(ベーシック/スタンダード/アドバンスコース)
●防疫対策清掃の専門性を身に付けた
スタンダードコース修了者が
1,100 名に
(2020年11月30日現在)
9月よりサービスの提供を開始したニュースタンダード
クリーニング。独自の教育プログラムを履修した
「防疫対策清掃チーム」が作業を実施
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2020年度 第3四半期の主な取り組み ① 新型コロナ感染拡大への対応
<安全・安心>
自販機24,000台へ抗菌・抗ウイルスフィルムを貼付、接触感染対策を推進
※SIAAマーク…抗菌製品技術協議会(SIAA)が制定した抗菌のシンボルマークで、抗菌性・安全性・適切な表⽰
の3点を満たした製品に表⽰される。
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2020年度 第3四半期の主な取り組み ① 新型コロナ感染拡大への対応
<安全・安心>
遊戯施設、映画館、金融機関などへ接触感染防止に向けた提案を積極化
(株)イオンファンタジーが展開するモーリーファンタジーにて
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2020年度 第3四半期の主な取り組み ② 技術コンテストを開催
<安全・安心>
コロナ下においても専門性向上に向けた取り組みを継続
「第2回イオンディライト技術コンテスト」を開催
【各コンテストの模様】
(写真左から)11月11日@イオンディライトアカデミーながはま【設備事業の部】
11月19日@国内外各拠点をテレビ会議で繋ぎ開催【清掃事業の部】
11月20日@国内外各拠点をテレビ会議で繋ぎ開催【警備事業の部】
国内外グループ各社や協力会社(警備)のメンバーらが
互いの技術や取り組み成果、好事例を競技、披露し合いました。
技術力×人間力 = 専門性
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2020年度 第3四半期の主な取り組み ③ ビジネスモデルの変革を加速
<人手不足>
顧客満足度の向上と持続可能な事業モデルの構築を目的に
「人の技術」と「テクノロジー」を融合させたビジネスモデルを構築
検証地 北海道にて
● モデル店舗で各種システム・センサーを
導入した常駐設備管理員無人化の
実証実験を完了し、有効性を確認
● 顧客ニーズを起点としたサービスを
開発するCSC が始動
11月よりモデル店舗で無人化決定
北海道全域へ横展開を推進
新設の CSC(カスタマーサポートセンター) 検証結果を元に国内その他エリアにて
・お客さまの情報や声を価値ある提案へと加工 主要顧客への提案を推進
・施設内の「動き」を遠隔制御/一元監視
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2020年度 第3四半期の主な取り組み ④ 電力供給サービスの開始
<環境>
施設のエネルギーコスト削減へ 安全な電力を低価格帯で販売開始
競争力の高い価格で電力を調達するルートを確保
9月より商業施設やオフィスビル、医療施設に向けて電力切り替え提案を実施
複数の施設で電力供給サービスの提供を開始
設備管理員による機器の運用改善と合わせて施設のエネルギーコストを削減
中長期的には、再生可能エネルギーの活用提案ができる体制を整備し
施設による環境負荷を最小化し脱炭素社会の実現への貢献を目指す
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2020年度 第3四半期の主な取り組み ⑤ 新規受託物件の拡大
多種多様な施設で新たにサービスの提供を開始
<一例>
岩手銀行本店(設備管理) ウェスティンホテル東京(設備管理) 宮城球場(楽天生命パーク宮城)(設備管理)
大阪南港トランスポートシステム オリエンタルスイーツエアポート大阪りんくう
(管理棟)(総合管理) (設備・清掃)
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2020年度 第3四半期の主な取り組み ⑥ アジアでの事業展開
海外事業は売上高 前年同期比102.6%、営業利益 前年同期比98.1%※
海外事業売上高/営業利益推移(億円)
(売上高) (営業利益)
中国 マレーシア ベトナム インドネシア 営業利益
160 16
139.1 142.6
120 11.6 11.4 12
80 8
40 4
0 0
2019年度 第3四半期 2020年度 第3四半期
※ 数値は事業会社の単純合算ベース
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2 2020年度 第3四半期連結累計期間 決算報告
3 第4四半期以降の取り組み
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マーケットシェア拡大に向けて営業体制を変革
顧客起点の営業体制構築によりマーケットシェアの拡大を目指す
<新たな営業体制(12.1付)>
営業改革を全社的に推し進めるために
営業統括 取締役 兼 副社長執行役員を配置
カスタマー イオングループ
法人営業本部
サクセス本部 営業本部
新規顧客開拓に特化 既存顧客のアカウント イオングループ内の
マネジメントを担い、 シェア拡大を担う
顧客の更なる成長
(カスタマーサクセス)
に貢献
新規顧客開拓の体制強化と既存顧客へのアカウントマネージャー配置により
更なるシェア拡大を目指す
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グループ内組織再編の進捗
イオンディライト ビジョン2025の実現に向け
①ガバナンスの強化、②資本生産性の向上、③各社の機能と役割の明確化を目的に
グループ内の組織再編を推進
■ 2020年12月
● KJS(株)(旧カジタク社 店頭支援事業)を2021年2月末日(予定)で吸収合併することを決議。
スマホプリント事業とピクチャーパレット事業は2020年内に撤退
コピー機事業に関しては、当社が引き継ぎ、設置先との契約満了(最長2023年まで)
まで責務を果たしていく
● 商業施設の設計・内装工事業を展開する(株)ユーコムを2021年3月1日付(予定)
で吸収合併することを決議。
当社との重複業務の排除、並びに経営資源(クリエイティブ人材)の集約を通じて
建設施工事業を強化
● (株)ジェネラル・サービシーズの解散及び清算を決議。 ※2021年4月以降 清算結了
大型顧客への営業ノウハウを当社に注入し、コンサルティング会社として既に一定の役割を
果たしたおり、今後の成長性やグループシナジーの可能性を検討した結果、解散及び清算を決定
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ご意見・ご質問につきましては、下記にお願いいたします。
■ この資料には、イオンディライトの将来についての計画や戦略、業績に関する予想及び見通しの記述が
含まれています。
これらの記述は、過去の事実だけではなく、当社が現時点で把握可能な情報から判断した想定に基づく
見込みです。そのため、実際の業績は見込みとは異なる可能性がありますので、ご承知置きください。
■ 資料中、特に注記がない場合を除き下記の方法により記載しております。
◇ 全て連結を対象として記載
◇ 記載金額は億円未満を切り捨て
◇ 比率は小数点第2位を四捨五入
IR担当部署:ディライトコミュニケーション部
責任者名: 石井 恵美子
イオンディライト株式会社
TEL 03-6840-5712
(証券コード:9787) 又は、ホームページよりお問い合わせください。
https://www.aeondelight.co.jp
本資料の内容につきましては公表日(2021年1月13日)までに入手可能な情報に基づき
作成したものであり、今後の様々な要因により業績予測につきましては、変更する場合がございます。