9783 ベネッセHD 2021-08-06 15:00:00
2022年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]

              2022年3月期              第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
                                                                2021年8月6日
上 場 会 社 名   株式会社ベネッセホールディングス                                  上場取引所    東
コ ー ド 番 号   9783       URL https://www.benesse-hd.co.jp/ja/
代   表   者 (役職名) 代表取締役社長COO                (氏名) 小林 仁
問合せ先責任者 (役職名) 執行役員CFO 財務・経理本部長 (氏名) 坪井 伸介 (TEL) 042-357-3656
四半期報告書提出予定日      2021年8月11日        配当支払開始予定日                ー
四半期決算補足説明資料作成の有無        :有
四半期決算説明会開催の有無           :無

                                                                                        (百万円未満切捨て)
1.2022年3月期第1四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年6月30日)
(1)連結経営成績(累計)                        (%表示は、対前年同四半期増減率)
                                                                                        親会社株主に帰属
                     売上高                    営業利益                 経常利益
                                                                                        する四半期純利益
                     百万円            %           百万円        %     百万円              %              百万円      %
2022年3月期第1四半期     105,461  7.5 △1,021    -    △2,658 -    △3,032                                         -
2021年3月期第1四半期      98,097 △9.9 △5,254    -    △7,416 -    △5,671                                         -
(注) 包括利益 2022年3月期第1四半期 △2,724百万円(    -%) 2021年3月期第1四半期 △4,778百万円(                                         -%)

                                         潜在株式調整後
                    1株当たり
                                           1株当たり
                   四半期純利益
                                          四半期純利益
                                円   銭                  円   銭
2022年3月期第1四半期               △31.46                         -
2021年3月期第1四半期               △58.86                         -

(2)連結財政状態
                     総資産                        純資産            自己資本比率
                                百万円                    百万円                        %
2022年3月期第1四半期         532,260                         147,365            26.7
2021年3月期              541,982                         175,037            31.3
(参考) 自己資本 2022年3月期第1四半期 142,291百万円                      2021年3月期 169,774百万円


2.配当の状況
                                                 年間配当金

                 第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末                           期末                合計
                        円   銭           円   銭          円   銭          円   銭            円     銭
  2021年3月期         -    25.00                              -          25.00            50.00
  2022年3月期         -
  2022年3月期(予想)          25.00                              -          25.00            50.00
(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無


3.2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)
                                                                           (%表示は、対前期増減率)
                                                                      親会社株主に帰属   1株当たり
                    売上高                 営業利益            経常利益
                                                                       する当期純利益   当期純利益
                  百万円           %    百万円          %    百万円       %        百万円           %              円 銭
       通期     441,000 3.2 17,500                33.7 12,000    29.6       5,000       60.1             51.88
(注) 直近に公表されている業績予想からの修正の有無                      : 無
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動                :無
      (連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)

(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用                :無

(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
  ① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更                    :有
  ②    ①以外の会計方針の変更                        :無
  ③    会計上の見積りの変更                         :無
  ④    修正再表示                              :無

(4)発行済株式数(普通株式)
  ① 期末発行済株式数(自己株式を含む)        2022年3月期1Q   102,541,528株   2021年3月期     102,541,528株

  ②    期末自己株式数               2022年3月期1Q    6,159,604株    2021年3月期      6,158,118株

  ③    期中平均株式数(四半期累計)        2022年3月期1Q   96,382,496株    2021年3月期1Q   96,355,361株




 ※    四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です

 ※    業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
      本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると
     判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業
     績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあた
     っての注意事項等については、添付資料6ページ「1.当四半期決算に関する定性的情報(3)連結業績予想などの
     将来予測情報に関する説明」をご覧ください。
                           株式会社ベネッセホールディングス(9783) 2022年3月期 第1四半期決算短信



○添付資料の目次
 
 
    1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………P.2

    (1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………P.2

    (2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………P.6

    (3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………P.6

    2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………P.7

    (1)四半期連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………P.7

    (2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………P.9

    (3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………P.11

    (4)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………P.12

      (継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………P.12

      (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………P.12

      (会計方針の変更) ……………………………………………………………………………………P.12

      (セグメント情報等) …………………………………………………………………………………P.13

      (企業結合等関係) ……………………………………………………………………………………P.15

      (収益認識関係) ………………………………………………………………………………………P.16

      (重要な後発事象) ……………………………………………………………………………………P.17
 




                           1
                                 株式会社ベネッセホールディングス(9783) 2022年3月期 第1四半期決算短信


1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
    ①業績全般に関する分析
     当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の再拡大により引き続き深刻な
    影響を受けております。感染力の強い変異株が拡大し、数度にわたり緊急事態宣言が発出される等、収束時期が
    見通せない中で各種経済活動も不安定な状況が続いています。
     このような環境の中、当第1四半期連結累計期間の当社グループの連結業績は、前年同期比増収増益となりま
    した。
     売上高は、1,054億6千1百万円と、前年同期比7.5%の増収となりました。
     増収の主な要因は、新型コロナウイルス感染症の影響によるベルリッツ事業の減収があったものの、国内教育
    事業において、学校向け教育事業の受注増、塾・教室事業の顧客数増等、新型コロナウイルス感染症の影響から
    の順調な回復があったこと、及び中国事業において、前期は新型コロナウイルス感染症の影響により教材発送を
    一時休止したものの、当期は正常に発送を行ったことによる増収があったことです。
     利益面では、増収による増益等により損失が縮小し、10億2千1百万円の営業損失(前年同期は52億5千4百
    万円の営業損失)、26億5千8百万円の経常損失(前年同期は74億1千6百万円の経常損失)、30億3千2百万
    円の親会社株主に帰属する四半期純損失(前年同期は56億7千1百万円の親会社株主に帰属する四半期純損失)
    となりました。
     なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号      2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」とい
    う。)等を当第1四半期連結会計期間の期首から適用しております。詳細については、「2.四半期連結財務諸
    表及び主な注記(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項(会計方針の変更)及び(セグメント情報等)」に記載
    しております。
     また、当第1四半期連結会計期間の期首から、当社グループは、新中期経営計画達成を目指すための組織体制
    に変更したことに伴い、報告セグメントの区分を変更しております。前年同期との比較については、前年同期の
    数値を変更後の区分方法に基づき作成した数値で比較しております。詳細は、「2.四半期連結財務諸表及び主
    な注記(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項(セグメント情報等)」をご参照ください。


    ②セグメントの業績の状況
     [国内教育事業]
     国内教育事業の売上高は、504億9千5百万円と、前年同期比17.0%の増収となりました。
     増収の主な要因は、「進研ゼミ」において延べ在籍数減少による減収があったものの、学校向け教育事業の受
    注増、塾・教室事業の顧客数増等、新型コロナウイルス感染症の影響からの順調な回復があったことです。
     利益面では、増収による増益等により損失が縮小し、13億6百万円の営業損失(前年同期は51億5千万円の営
    業損失)となりました。


     [Kids & Family事業]
     Kids & Family事業の売上高は、171億6千2百万円と、前年同期比6.5%の増収となりました。
     増収の主な要因は、収益認識会計基準等の適用による通信販売事業の減収があったものの、中国事業において、
    前期は新型コロナウイルス感染症の影響により教材発送を一時休止したものの、当期は正常に発送を行ったことに
    よる増収があったことです。
     営業利益は、増収による増益等により、6億9千5百万円と、前年同期比56.6%の増益となりました。


     [介護・保育事業]
     介護・保育事業の売上高は、312億6千3百万円と、前年同期比4.3%の増収となりました。
     増収の主な要因は、高齢者向けホーム及び住宅数を前年同期比11ホーム拡大したこと、及び収益認識会計基準
    等の適用による増収があったことです。
     営業利益は、増収による増益の一方で、要員増による労務費の増加や、販促費及び修繕費の増加等により、17
    億1千万円と、前年同期比14.8%の減益となりました。




                                2
                             株式会社ベネッセホールディングス(9783) 2022年3月期 第1四半期決算短信




    [ベルリッツ事業]
     ベルリッツ事業の売上高は、64億1千7百万円と、前年同期比28.5%の減収となりました。
     減収の主な要因は、新型コロナウイルス感染症の影響が前期に比べ当期はより大きかったことによる、語学レ
    ッスン数の減少等による語学教育事業の減収、及び米国への留学生の減少等による留学支援事業の減収があった
    ことです。
     利益面では、減収による減益の一方で、コスト削減による効果等により損失が縮小し、12億7千3百万円の営
    業損失(前年同期は14億7千1百万円の営業損失)となりました。


    [その他]
     その他の売上高は、47億2千8百万円と、前年同期比3.4%の減収となりました。
     利益面では、3千8百万円の営業損失(前年同期は2億4千9百万円の営業損失)となりました。


(注)1.    上記「②セグメントの業績の状況」に記載している売上高は、「セグメント間の内部売上高又は振替高」
         を含んだ金額を記載しております。
    2.   消費税及び地方消費税(以下「消費税等」という。)に係る会計処理は、税抜方式によっているため、
         「経営成績に関する説明」に記載した金額には消費税等は含まれておりません。




                             3
                               株式会社ベネッセホールディングス(9783) 2022年3月期 第1四半期決算短信




(販売実績)
                          販売高(百万円)
                                                            前連結会計年度
                       前第1四半期    当第1四半期         前年同期比
        セグメントの名称                                           (4月~3月累計)
                       連結累計期間    連結累計期間          (%)
                                                             (百万円)
                     (4月~6月累計) (4月~6月累計)
国内教育事業
    高校講座事業                 3,797        3,344       88.1         12,529
    中学講座事業(注4)             7,897        7,680       97.3         28,810
    小学講座事業                16,132       16,244      100.7         62,346
    学校向け教育事業               8,518       12,123      142.3         55,008
    その他(注2、4)              6,790       11,094      163.4         45,707
             小計           43,136       50,487      117.0        204,402
Kids & Family事業
    国内こどもちゃれんじ講座事業         4,793        5,036      105.1         19,801
    海外こどもちゃれんじ講座事業         5,789        7,078      122.3         26,531
    その他(注2)                5,531        5,038       91.1         25,523
             小計           16,115       17,153      106.4         71,856
介護・保育事業                   29,959       31,263      104.4        123,807
ベルリッツ事業                    8,818        6,341       71.9         26,401
その他(注2)                       67          215      318.6          1,062
             合計           98,097      105,461      107.5        427,531
(注)1.「セグメント間の内部売上高又は振替高」は含んでおりません。
   2. 当第1四半期連結会計期間の期首から、組織体制を変更したことに伴い、報告セグメントの区分方法を変更
      しております。詳細は「2.四半期連結財務諸表及び主な注記(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項
      (セグメント情報等)」をご参照ください。
      なお、前第1四半期連結累計期間及び前連結会計年度の販売実績については、変更後の区分方法により作成
      しております。
   3.当第1四半期連結会計期間の期首から、収益認識会計基準等を適用しており、当第1四半期連結累計期間の
      販売実績については、適用後の方法により作成しております。
   4.当第1四半期連結累計期間において、「国内教育事業」セグメントの「中学講座事業」と「その他」の集計
      方法を変更しております。この変更に伴い、前第1四半期連結累計期間及び前連結会計年度についても修正
      を行っております。

(国内教育事業における進研ゼミ事業の概要)
    進研ゼミは、小学生から高校生を対象とした通信教育講座であり、通信添削を中心として毎月継続的に行う家庭学
習システムであります。各講座の延べ在籍数は次のとおりであります。
                         延べ在籍数(千人)
                                                            前連結会計年度
                      前第1四半期    当第1四半期          前年同期比
             講座                                            (4月~3月累計)
                      連結累計期間    連結累計期間           (%)
                                                              (千人)
                     (4月~6月累計) (4月~6月累計)
高校講座                         417          370       88.7          1,374
中学講座                       1,199        1,167       97.3          4,310
小学講座                       3,879        3,947      101.8         15,024
             合計            5,496        5,486       99.8         20,709




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                                   株式会社ベネッセホールディングス(9783) 2022年3月期 第1四半期決算短信




(Kids & Family事業の概要)
 こどもちゃれんじは、日本、中国、台湾、インドネシアにおける、主に幼児を対象とした通信教育講座でありま
す。各講座の延べ在籍数は次のとおりであります。
                            延べ在籍数(千人)
                                                                      前連結会計年度
                         前第1四半期    当第1四半期              前年同期比
          講座                                                         (4月~3月累計)
                         連結累計期間    連結累計期間               (%)
                                                                        (千人)
                        (4月~6月累計) (4月~6月累計)
国内こどもちゃれんじ講座                  2,343            2,263         96.6             9,870
海外こどもちゃれんじ講座 (注1、2)           3,628            3,602         99.3            14,334
          合計                  5,972            5,865         98.2            24,204
(注) 1.中国、台湾、インドネシアにおける延べ在籍数の合計であります。
    2.中国において通信教育事業等を行っている倍楽生商貿(中国)有限公司等2社、及びインドネシアにおいて
      通信教育事業等を行っているPT. Benesse Indonesiaの決算日は12月末日のため、上記の第1四半期連結累
      計期間の延べ在籍数は、1月から3月における延べ在籍数となっております。


(介護・保育事業における高齢者向けホーム及び住宅数)
                        高齢者向けホーム及び住宅数(ヵ所)
                                                                      前連結会計年度
                         前第1四半期        当第1四半期           増減数
         シリーズ                                                          (3月末日)
                         連結会計期間        連結会計期間          (ヵ所)
                                                                        (ヵ所)
                         (6月末日)        (6月末日)
アリア                               24              26             2                25
くらら                               40              39            △1                39
グラニー&グランダ                       146              153             7               152
まどか                               57              57            -                 57
ボンセジュール                           47              49             2                49
ここち                               14              15             1                15
リレ                                 2               2            -                  2
          合計                    330              341            11               339


(ベルリッツ事業における語学レッスン数)
                          語学レッスン数(千レッスン)
                                                                      前連結会計年度
                          前第1四半期    当第1四半期             前年同期比
          地域                                                         (1月~12月累計)
                          連結累計期間    連結累計期間              (%)
                                                                      (千レッスン)
                        (1月~3月累計) (1月~3月累計)
アメリカズ(米州)                       244              264        108.3                996
ヨーロッパ                           484              387         79.9             1,475
アジア                             339              241         71.0             1,086
          合計                  1,068              892         83.6             3,558
(注)1.語学レッスン数は、直営センターにおける数値を示しております。
   2.(参考情報)
     ベルリッツ事業において語学教育事業等を行っているBerlitz(ベルリッツ) Corporationの決算日は12月
     末日のため、上記の第1四半期連結累計期間の語学レッスン数は、1月から3月における語学レッスン数と
     なっております。そのため、参考情報として1月から6月におけるBerlitz Corporationの語学レッスン数
     を次のとおり開示いたします。(2021年1月から6月の語学レッスン数は速報値であるため、変動する可能
     性があります。)
                                   語学レッスン数 (千レッスン)
                                                                     前年同期比
                   地域         2020年1月~6月       2021年1月~6月              (%)
                                   累計           累計(速報値)
         アメリカズ(米州)                       479              569            118.6
         ヨーロッパ                           743              789            106.2
         アジア                             526              501             95.3
                   合計                  1,749            1,860            106.3


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(2)財政状態に関する説明
  (資産)
   当第1四半期連結会計期間の総資産は、5,322億6千万円と、前連結会計年度に比べ1.8%、97億2千1百万円
  減少しました。
   流動資産は、2,668億2千9百万円と、前連結会計年度に比べ6.6%、188億6千4百万円減少しました。この減
  少は、現金及び預金の増加があったものの、未収入金、商品及び製品が減少したこと等によるものです。
   有形固定資産は、1,576億9千2百万円と、前連結会計年度に比べ0.4%、6億7千5百万円増加しました。
   無形固定資産は、407億9千3百万円と、前連結会計年度に比べ6.8%、26億2百万円増加しました。この増加
  は、主にのれんの増加によるものです。
   投資その他の資産は、669億4千5百万円と、前連結会計年度に比べ9.6%、58億6千5百万円増加しました。
  この増加は、主に繰延税金資産の増加によるものです。


  (負債)
   当第1四半期連結会計期間の総負債は、3,848億9千5百万円と、前連結会計年度に比べ4.9%、179億5千万円
  増加しました。
   流動負債は、1,704億8千1百万円と、前連結会計年度に比べ3.1%、53億9千7百万円減少しました。この減
  少は、前受金の増加があったものの、未払金、賞与引当金、支払手形及び買掛金が減少したこと等によるもので
  す。
   固定負債は、2,144億1千3百万円と、前連結会計年度に比べ12.2%、233億4千8百万円増加しました。この
  増加は、主に収益認識会計基準等の適用により受入入居保証金の減少があったものの、新たな方法により算定し
  た契約負債の受入入居金が増加したことによるものです。


  (純資産)
   当第1四半期連結会計期間の純資産は、1,473億6千5百万円と、前連結会計年度に比べ15.8%、276億7千2
  百万円減少しました。この減少は、主に収益認識会計基準等の適用による減少によるものです。


(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
   2022年3月期の業績予想につきましては、2021年5月11日に公表いたしました「2021年3月期決算短信〔日本基
 準〕(連結)」に記載のとおりであり、業績予想は修正しておりません。




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                    株式会社ベネッセホールディングス(9783) 2022年3月期 第1四半期決算短信


2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
                                                  (単位:百万円)
                         前連結会計年度            当第1四半期連結会計期間
                        (2021年3月31日)          (2021年6月30日)
資産の部
 流動資産
   現金及び預金                         151,012             179,140
   受取手形及び売掛金                       29,103              27,807
   有価証券                             5,951               4,948
   商品及び製品                          26,065              20,706
   仕掛品                              3,592               3,445
   原材料及び貯蔵品                         1,876               1,689
   その他                             69,510              30,642
   貸倒引当金                          △1,416              △1,551
   流動資産合計                         285,694             266,829
 固定資産
   有形固定資産
     建物及び構築物(純額)                   27,208              28,325
     土地                            35,080              34,969
     リース資産(純額)                     85,806              85,899
     その他(純額)                        8,920               8,498
     有形固定資産合計                     157,016             157,692
   無形固定資産
     のれん                           10,177              12,339
     その他                           28,013              28,453
     無形固定資産合計                      38,190              40,793
   投資その他の資産
     投資有価証券                        16,668              16,843
     その他                           44,448              50,138
     貸倒引当金                           △36                 △37
     投資その他の資産合計                    61,080              66,945
   固定資産合計                         256,287             265,430
 資産合計                             541,982             532,260




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                   株式会社ベネッセホールディングス(9783) 2022年3月期 第1四半期決算短信



                                                 (単位:百万円)
                        前連結会計年度            当第1四半期連結会計期間
                       (2021年3月31日)          (2021年6月30日)
負債の部
 流動負債
   支払手形及び買掛金                      14,079              10,263
   1年内返済予定の長期借入金                     241                  90
   未払法人税等                          2,358               1,143
   前受金                           106,845             115,194
   添削料引当金                            248                  -
   賞与引当金                           7,888               3,551
   返品調整引当金                           338                  -
   その他                            43,877              40,238
   流動負債合計                        175,878             170,481
 固定負債
   社債                             10,025              10,025
   長期借入金                          28,231              28,211
   リース債務                          95,610              96,167
   受入入居金                              -               59,946
   役員退職慰労引当金                          84                  87
   退職給付に係る負債                       8,071               8,282
   その他                            49,041              11,692
   固定負債合計                        191,065             214,413
 負債合計                            366,944             384,895
純資産の部
 株主資本
   資本金                            13,739              13,739
   資本剰余金                          29,631              29,631
   利益剰余金                         151,434             123,736
   自己株式                         △21,362             △21,362
   株主資本合計                        173,443             145,744
 その他の包括利益累計額
   その他有価証券評価差額金                    1,166                 993
   為替換算調整勘定                      △5,851              △5,379
   退職給付に係る調整累計額                    1,016                 932
   その他の包括利益累計額合計                 △3,668              △3,453
 新株予約権                               105                 105
 非支配株主持分                           5,157               4,968
 純資産合計                           175,037             147,365
負債純資産合計                          541,982             532,260




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                            株式会社ベネッセホールディングス(9783) 2022年3月期 第1四半期決算短信


(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
  四半期連結損益計算書
   第1四半期連結累計期間
                                                          (単位:百万円)
                          前第1四半期連結累計期間           当第1四半期連結累計期間
                            (自 2020年4月1日           (自 2021年4月1日
                            至 2020年6月30日)          至 2021年6月30日)
売上高                                    98,097                 105,461
売上原価                                   62,325                  64,047
売上総利益                                  35,771                  41,414
返品調整引当金戻入額                                377                      -
返品調整引当金繰入額                                325                      -
差引売上総利益                                35,823                  41,414
販売費及び一般管理費
 ダイレクトメール費                               3,989                   4,247
 広告宣伝費                                   3,046                   3,497
 給料及び手当                                  8,129                   8,286
 賞与引当金繰入額                                1,283                   1,251
 退職給付費用                                    331                     282
 役員退職慰労引当金繰入額                                3                       3
 貸倒引当金繰入額                                  158                     140
 その他                                    24,136                  24,725
 販売費及び一般管理費合計                           41,077                  42,435
営業損失(△)                                △5,254                  △1,021
営業外収益
 受取利息                                      123                     124
 固定資産賃貸料                                    85                      85
 補助金収入                                       7                     158
 その他                                       358                     176
 営業外収益合計                                   575                     544
営業外費用
 支払利息                                   1,425                   1,561
 固定資産賃貸費用                                  34                      30
 為替差損                                     941                     375
 その他                                      335                     214
 営業外費用合計                                2,737                   2,181
経常損失(△)                                △7,416                  △2,658
特別利益
 固定資産売却益                                    -                      222
 特別利益合計                                     -                      222
特別損失
 減損損失                                     289                      -
 臨時休業等による損失                               542                      -
 特別損失合計                                   832                      -
税金等調整前四半期純損失(△)                        △8,248                  △2,435
法人税等                                   △2,072                     514
四半期純損失(△)                              △6,175                  △2,950
非支配株主に帰属する四半期純利益又は非支配株主
                                         △504                       81
に帰属する四半期純損失(△)
親会社株主に帰属する四半期純損失(△)                    △5,671                  △3,032




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  四半期連結包括利益計算書
   第1四半期連結累計期間
                                                  (単位:百万円)
                    前第1四半期連結累計期間         当第1四半期連結累計期間
                      (自 2020年4月1日         (自 2021年4月1日
                      至 2020年6月30日)        至 2021年6月30日)
四半期純損失(△)                       △6,175                △2,950
その他の包括利益
 その他有価証券評価差額金                      516                 △173
 為替換算調整勘定                          863                   474
 退職給付に係る調整額                         16                  △82
 持分法適用会社に対する持分相当額                    0                     6
 その他の包括利益合計                      1,397                   225
四半期包括利益                         △4,778                △2,724
(内訳)
 親会社株主に係る四半期包括利益                △4,303                △2,816
 非支配株主に係る四半期包括利益                 △474                     91




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(3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書
                                                       (単位:百万円)
                         前第1四半期連結累計期間         当第1四半期連結累計期間
                           (自 2020年4月1日         (自 2021年4月1日
                           至 2020年6月30日)        至 2021年6月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
 税金等調整前四半期純損失(△)                    △8,248                △2,435
 減価償却費                                4,643                 4,563
 減損損失                                   289                    -
 引当金の増減額(△は減少)                      △4,092                △4,719
 その他の損益(△は益)                          1,277                 1,297
 売上債権の増減額(△は増加)                       1,684                 2,103
 棚卸資産の増減額(△は増加)                       4,161                 5,972
 未収入金の増減額(△は増加)                      29,801                40,149
 仕入債務の増減額(△は減少)                     △4,642                △3,898
 未払金の増減額(△は減少)                      △5,593                △7,304
 前受金の増減額(△は減少)                        1,574                 2,258
 その他の資産・負債の増減額                          580                   259
 小計                                  21,435                38,245
 利息及び配当金の受取額                            120                   118
 利息の支払額                             △1,426                △1,562
 法人税等の支払額                           △5,742                △3,384
 営業活動によるキャッシュ・フロー                    14,387                33,416
投資活動によるキャッシュ・フロー
 有形固定資産の取得による支出                      △879                 △1,392
 ソフトウエアの取得による支出                     △2,568                △2,847
 投資有価証券の取得による支出                       △83                  △601
 投資有価証券の売却による収入                        192                   365
 連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得によ
                                    △1,181                △2,819
 る支出
 定期預金の純増減額(△は増加)                      △72                    △9
 その他                                     8                   221
 投資活動によるキャッシュ・フロー                   △4,585                △7,082
財務活動によるキャッシュ・フロー
 長期借入金の返済による支出                         △39                  △171
 配当金の支払額                            △2,366                △2,361
 リース債務の返済による支出                        △795                  △836
 その他                                  △255                  △260
 財務活動によるキャッシュ・フロー                   △3,457                △3,630
現金及び現金同等物に係る換算差額                         35                 1,508
現金及び現金同等物の増減額(△は減少)                   6,378                24,211
現金及び現金同等物の期首残高                      142,881               144,035
現金及び現金同等物の四半期末残高                    149,260               168,247




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(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項
 (継続企業の前提に関する注記)
  該当事項はありません。


 (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
  収益認識会計基準等を当第1四半期連結会計期間の期首から適用しております。詳細については、「2.四半期
 連結財務諸表及び主な注記(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項(会計方針の変更)」に記載しております。


 (会計方針の変更)
 (収益認識に関する会計基準)
  収益認識会計基準等を当第1四半期連結会計期間の期首から適用し、約束した財又はサービスの支配が顧客に移
 転した時点で、当該財又はサービスと交換に受け取ると見込まれる金額で収益を認識することとしております。
  収益認識会計基準等の適用による主な変更点は以下のとおりです。
  国内教育事業における通信教育事業「進研ゼミ」について、従来、受講完了月をもって収益を認識し、将来の答
 案提出に係る添削料の支出に備えるため、過去の答案実績提出率に基づき所要額を「添削料引当金」として計上し
 ておりましたが、教材の提供に係る収益は顧客が合意された仕様であることを確認した時点、添削指導に係る収益
 は添削された答案を顧客に提供した時点において認識する方法に変更しております。
  次に、Kids & Family事業における通信販売事業について、従来、顧客から受け取る対価の総額を収益として認識
 しておりましたが、顧客への商品の提供における当社の役割が代理人に該当する取引については、顧客から受け取
 る額から商品の仕入先に支払う額を控除した純額で収益を認識する方法に変更しております。
  また、Kids & Family事業及び国内教育事業における書籍等の出版について、従来、出版物の返品による損失に備
 えるため、当該事業に係る売掛金残高に対して一定期間の返品実績率等に基づく損失見込額を「返品調整引当金」
 として計上しておりましたが、返品されると見込まれる商品又は製品については、変動対価に関する定めに従って、
 販売時に収益を認識せず、当該商品又は製品について受け取った又は受け取る対価の額で返金負債を認識する方法
 に変更しております。
  さらに、介護・保育事業における入居介護サービスについて、従来、入居金額の一部を利用開始月に一括で収益
 認識し、残額を契約に基づく期間にわたり均等に収益認識する方法によっておりましたが、入居金額の全額を平均
 入居期間にわたり均等に収益認識する方法に変更しております。これにより、前連結会計年度においては従来の方
 法で算定していた固定負債を「その他(受入入居保証金)」37,469百万円として表示しておりましたが、当第1四
 半期連結会計期間においては新たな方法により算定した契約負債を「受入入居金」59,946百万円として表示してお
 ります。
  収益認識会計基準等の適用については、収益認識会計基準第84項ただし書きに定める経過的な取扱いに従ってお
 り、当第1四半期連結会計期間の期首より前に新たな会計方針を遡及適用した場合の累積的影響額を、当第1四半
 期連結会計期間の期首の利益剰余金に加減し、当該期首残高から新たな会計方針を適用しております。
  この結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は963百万円減少し、営業利益、経常利益及び税金等調整前四半期
 純利益はそれぞれ156百万円減少しております。また、利益剰余金の当期首残高は22,256百万円減少しております。
  なお、収益認識会計基準第89-2項に定める経過的な取扱いに従って、前連結会計年度について新たな表示方法
 により組替えを行っておりません。


 (時価の算定に関する会計基準)
  「時価の算定に関する会計基準」(企業会計基準第30号     2019年7月4日。以下「時価算定会計基準」とい
 う。)等を当第1四半期連結会計期間の期首から適用し、時価算定会計基準第19項及び「金融商品に関する会計基
 準」(企業会計基準第10号   2019年7月4日)第44-2項に定める経過的な取扱いに従って、時価算定会計基準等
 が定める新たな会計方針を、将来にわたって適用することとしております。これにより、従来、社債その他の債券
 については、取引金融機関から提示された価格を四半期連結貸借対照表価額としておりましたが、時価を最もよく
 表すための観察可能なインプットを最大限利用して算定した時価をもって、四半期連結貸借対照表価額としており
 ます。




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                                                株式会社ベネッセホールディングス(9783) 2022年3月期 第1四半期決算短信


 (セグメント情報等)
     【セグメント情報】
Ⅰ    前第1四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年6月30日)
 1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
                                                                                         (単位:百万円)
                                報告セグメント
                                                                                                  四半期連結
                                                                     その他                 調整額      損益計算書
                国内教育         Kids & 介護・保育 ベルリッツ                               合計
                                                          計         (注1)                (注2)        計上額
                 事業        Family事業   事業    事業                                                     (注3)

売上高
    外部顧客への売上高    43,136      16,115   29,959    8,818      98,029        67    98,097        -      98,097
    セグメント間の内部
                     13           6      11         150       181     4,830     5,011    △5,011         -
    売上高又は振替高
       計         43,149      16,121   29,970    8,968      98,210     4,897   103,108    △5,011     98,097
セグメント利益
                 △5,150         444    2,008   △1,471     △4,168      △249    △4,417      △836     △5,254
又は損失(△)
 (注)1. 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、情報システムの保守・運用事業、
       情報処理サービス事業等を含んでおります。
    2. セグメント利益又は損失(△)の調整額△836百万円には、セグメント間取引消去27百万円、各報告セグメン
       トには配分していない全社費用△863百万円が含まれております。なお、全社費用は、報告セグメントに帰属
       しない持株会社に係る費用等であります。
    3. セグメント利益又は損失(△)は、四半期連結損益計算書の営業損失と調整を行っております。
   
 2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
      該当事項はありません。


Ⅱ    当第1四半期連結累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年6月30日)
 1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
                                                                                         (単位:百万円)
                                報告セグメント
                                                                                                  四半期連結
                                                                     その他                 調整額      損益計算書
                国内教育         Kids & 介護・保育 ベルリッツ                               合計
                                                          計         (注1)                (注2)        計上額
                 事業        Family事業   事業    事業                                                     (注3)

売上高
    外部顧客への売上高    50,487      17,153   31,263    6,341     105,246       215   105,461        -     105,461
    セグメント間の内部
                       7          8      -           75        91     4,513     4,605    △4,605         -
    売上高又は振替高
       計         50,495      17,162   31,263    6,417     105,338     4,728   110,067    △4,605    105,461
セグメント利益
                 △1,306         695    1,710   △1,273       △173       △38      △211      △809     △1,021
又は損失(△)
 (注)1. 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、情報システムの保守・運用事業、
       情報処理サービス事業等を含んでおります。
    2. セグメント利益又は損失(△)の調整額△809百万円には、セグメント間取引消去69百万円、各報告セグメン
       トには配分していない全社費用△878百万円が含まれております。なお、全社費用は、報告セグメントに帰属
       しない持株会社に係る費用等であります。
    3. セグメント利益又は損失(△)は、四半期連結損益計算書の営業損失と調整を行っております。
   
 2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
     (のれんの金額の重要な変動)
       「介護・保育事業」セグメントにおいて、㈱プロトメディカルケアの発行済全株式を取得し、当社の連結子会
      社となりました。当該事象によるのれんの増加額は、当第1四半期連結累計期間においては、2,458百万円であ
      ります。なお、のれんの金額は取得原価の配分が完了していないため、暫定的に算定された金額であります。




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                                  株式会社ベネッセホールディングス(9783) 2022年3月期 第1四半期決算短信


3.報告セグメントの変更等に関する事項
   当第1四半期連結会計期間の期首から、当社グループは、新中期経営計画達成を目指すための組織体制に変更
  したことに伴い、「グローバルこどもちゃれんじ事業」を「Kids & Family事業」に名称変更し、連結子会社㈱ベ
  ネッセコーポレーションのKids & Family事業を「その他」から「Kids & Family事業」セグメントに、Worldwide
  Kids事業を「国内教育事業」セグメントから「Kids & Family事業」セグメントにそれぞれ変更しております。
   「国内教育事業」においては、小学生から高校生を対象とした通信教育事業、学校向け教育事業、塾・教室事
  業、子ども向け英語教室事業等を行っております。
   「Kids & Family事業」においては、日本、中国、台湾、インドネシアにおける幼児向けを中心とした通信教育
  事業、通信販売事業、及び雑誌の出版等を行っております。
   なお、前第1四半期連結累計期間のセグメント情報については変更後の区分により作成したものを記載してお
  ります。
   また、会計方針の変更に記載のとおり、当第1四半期連結会計期間の期首から収益認識会計基準等を適用し、
  収益認識に関する会計処理方法を変更したため、事業セグメントの利益又は損失の算定方法を同様に変更してお
  ります。
   当該変更による、従来の方法と比べた場合の当第1四半期連結累計期間の各セグメントへの影響額は次のとお
  りであります。
                                                  (単位:百万円)
            報告セグメント          売上高の増減            セグメント利益の増減
         国内教育事業                       △1,043           △741
         Kids & Family事業               △478              25
         介護・保育事業                         558            558




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                                     株式会社ベネッセホールディングス(9783) 2022年3月期 第1四半期決算短信




(企業結合等関係)
取得による企業結合
 当社は2021年6月1日付で㈱プロトメディカルケア(本社:東京都千代田区)の発行済全株式を取得いたしまし
た。
 これにより、同社及びその子会社2社は当社の連結子会社となりました。


1.企業結合の概要
 (1)被取得企業の名称及びその事業の内容
     被取得企業の名称     ㈱プロトメディカルケア
     事業の内容           医療・介護・福祉業界における人材紹介、人材派遣サービス業並びにこの業界に関わる
                     商品、サービスの提供
 (2)企業結合を行った主な理由
      ㈱プロトメディカルケアは、「CHANGING COMPANY~未来に向けて変化し続ける会社~」の企業目標のもと、
     業界最大級の介護サービス事業者ガイドブック「ハートページ」、業界有数の求人数を保有する介護・医療・
     福祉の求人・転職サイト「介護求人ナビ」、有料老人ホーム・介護施設の検索サイト「オアシスナビ」、看護
     師専門求人サイト「ナースエージェント」の運営に加え、介護士・看護師専門の人材派遣、福祉用具のレンタ
     ルサービス等を提供しております。
      当社は、2020年11月に中期経営計画「コア事業の進化と新領域への挑戦」を公表し、その中で介護領域にお
     いては、人材紹介事業の拡大を介護事業の重要な成長戦略のひとつとして位置付けております。当社は、㈱プ
     ロトメディカルケアを連結子会社化することにより、介護領域の事業拡大のスピードを高め、介護のリーディ
     ングカンパニーとして、高齢者の「自分らしく生きる」を支えるという社会課題の解決に、より大きな役割を
     果たしてまいります。
 (3)企業結合日
     2021年6月30日(みなし取得日)
 (4)企業結合の法的形式
     現金を対価とする株式取得
 (5)結合後企業の名称
     変更ありません。
 (6)取得した議決権比率
     100%
 (7)取得企業を決定するに至った主な根拠
     当社が、現金を対価とした株式取得により、議決権の100%を取得したことによります。


 2.被取得企業の取得原価及び対価の種類ごとの内訳
     取得の対価      現金      4,250 百万円
     取得原価               4,250


 3.発生したのれんの金額、発生原因、償却方法及び償却期間
 (1)発生したのれんの金額
     2,458百万円
     なお、のれんの金額は取得原価の配分が完了していないため、暫定的に算定された金額であります。
 (2)発生原因
     主として今後の事業展開により期待される超過収益力であります。
 (3)償却方法及び償却期間
     14年間にわたる均等償却




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                                          株式会社ベネッセホールディングス(9783) 2022年3月期 第1四半期決算短信




  (収益認識関係)
  顧客との契約から生じる収益を分解した情報
 当第1四半期連結累計期間(自        2021年4月1日 至       2021年6月30日)
                                                                            (単位:百万円)
                                   報告セグメント
                                                                      その他       合計
           国内教育         Kids &      介護・保育      ベルリッツ
                                                          計
            事業        Family事業        事業         事業
通信教育事業       27,270       12,693         ―           ―     39,963           ―    39,963

学校向け教育事業     12,123          ―           ―           ―     12,123           ―    12,123

塾・教室事業        9,550          ―           ―           ―        9,550         ―     9,550

通信販売事業           ―           979         ―           ―          979         ―        979

入居介護サービス         ―           ―        27,530         ―     27,530           ―    27,530
事業
語学教育事業           ―           ―           ―        5,870       5,870         ―     5,870

留学支援事業           ―           ―           ―          470         470         ―        470

その他           1,543        3,480       3,733         ―        8,756     215       8,972

顧客との契約から     50,487       17,153      31,263      6,341   105,246       215     105,461
生じる収益




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                              株式会社ベネッセホールディングス(9783) 2022年3月期 第1四半期決算短信




(重要な後発事象)
 譲渡制限付株式報酬としての新株式の発行
 当社は、2021年7月9日開催の取締役会において、譲渡制限付株式報酬として新株式発行を行うことについて決
議し、2021年8月5日に払込が完了しました。


1.発行の目的及び理由
 当社は、2017年5月9日開催の取締役会及び2017年6月24日開催の第63期定時株主総会において、当社の中長期
的な業績との連動性をより高め、企業価値の持続的な向上を一層図るインセンティブを取締役に与えるとともに、
取締役と株主との更なる価値共有を進めることを目的とし、当社の業務執行取締役に対して、報酬制度として譲渡
制限付株式を付与する制度を導入することを決議しました。また、新たに、上記目的に加え、2018年7月6日開催
の取締役会において、当社の執行役員(当社の業務執行取締役を兼ねる者を除きます。)に対して、2019年7月5
日開催の取締役会において、当社の幹部社員に対して、より長期にわたり当社に勤務するインセンティブを与える
とともに、株主との更なる価値共有を進めることを目的とし、福利厚生制度の一環として譲渡制限付株式を付与す
る制度を導入することをそれぞれ決議しました。さらに、2021年7月9日開催の取締役会において、当社の主要子
会社である㈱ベネッセコーポレーションの取締役及び執行役員(当社の業務執行取締役、グループ執行役員及び本
部長を兼ねる者を除きます。)、並びに㈱ベネッセスタイルケアの取締役(当社の業務執行取締役及び本部長を兼
ねる者を除きます。)に対しても、同様の目的で譲渡制限付株式を付与する制度を導入することを決議しました。


2.発行の概要

   (1)    払込期日           2021年8月5日

   (2)    発行する株式の種類及び数   当社普通株式   29,687株

   (3)    発行価額           1株につき2,763円

   (4)    発行総額           82百万円

   (5)    資本組入額          1株につき1,381.5円

   (6)    資本組入額の総額       41百万円

   (7)    募集又は割当方法       特定譲渡制限付株式を割り当てる方法

   (8)    出資の履行方法        金銭報酬債権又は金銭債権の現物出資による

   (9)    譲渡制限期間         2021年8月5日から2024年8月4日

                         当社の業務執行取締役3名 合計13,058株
                         当社のグループ執行役員及び本部長(当社の業務執行取締役を兼
                         ねる者を除く。)11名 合計7,953株
          割当対象者及びその人数    ㈱ベネッセコーポレーションの取締役及び執行役員(当社の業務
   (10)
          並びに割当株式数       執行取締役、グループ執行役員及び本部長を兼ねる者を除く。)
                         7名 合計5,061株
                         ㈱ベネッセスタイルケアの取締役(当社の業務執行取締役及び本
                         部長を兼ねる者を除く。)5名 合計3,615株




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