9783 ベネッセHD 2020-11-06 15:00:00
2021年3月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2021年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年11月6日
上 場 会 社 名 株式会社ベネッセホールディングス 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 9783 URL https://www.benesse-hd.co.jp/ja/
代 表 者 (役職名) 代表取締役社長CEO (氏名) 安達 保
問合せ先責任者 (役職名) 執行役員 経営管理本部長 (氏名) 増本 勝彦 (TEL) 042-357-3656
四半期報告書提出予定日 2020年11月11日 配当支払開始予定日 2020年12月1日
四半期決算補足説明資料作成の有無 :有
四半期決算説明会開催の有無 :有 (機関投資家・アナリスト向け )
(百万円未満切捨て)
1.2021年3月期第2四半期の連結業績(2020年4月1日~2020年9月30日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属
売上高 営業利益 経常利益
する四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期第2四半期 208,946 △7.0 8,200 △44.0 5,053 △61.0 2,274 △72.8
2020年3月期第2四半期 224,727 4.6 14,647 68.8 12,956 89.2 8,378 176.7
(注) 包括利益 2021年3月期第2四半期 3,717百万円( △54.5%) 2020年3月期第2四半期 8,174百万円( 105.1%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2021年3月期第2四半期 23.61 23.60
2020年3月期第2四半期 86.97 86.97
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2021年3月期第2四半期 490,153 176,477 34.7
2020年3月期 517,425 175,339 32.7
(参考) 自己資本 2021年3月期第2四半期 170,266百万円 2020年3月期 169,037百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2020年3月期 - 25.00 - 25.00 50.00
2021年3月期 - 25.00
2021年3月期(予想) - 25.00 50.00
(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3.2021年3月期の連結業績予想(2020年4月1日~2021年3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 426,000 △5.0 9,300 △56.3 4,500 △73.2 0 - 0.00
(注) 直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 有
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 :無
(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 :無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年3月期2Q 102,541,528株 2020年3月期 102,513,199株
② 期末自己株式数 2021年3月期2Q 6,157,898株 2020年3月期 6,157,838株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2021年3月期2Q 96,364,017株 2020年3月期2Q 96,336,113株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると
判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業
績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあた
っての注意事項等については、添付資料7ページ「1.当四半期決算に関する定性的情報(3)連結業績予想などの
将来予測情報に関する説明」をご覧ください。
当社は、2020年11月6日に機関投資家及びアナリスト向けの四半期決算説明会を開催する予定です。
株式会社ベネッセホールディングス(9783) 2021年3月期 第2四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 ………………………………………………………………P.2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………P.2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………P.7
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………P.7
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ………………………………………………………………P.8
(1)四半期連結貸借対照表 …………………………………………………………………………P.8
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ……………………………………P.10
(3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………P.12
(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………P.13
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………P.13
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………P.13
(連結損益計算書関係) …………………………………………………………………………P.13
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………P.14
(重要な後発事象) ………………………………………………………………………………P.15
1
株式会社ベネッセホールディングス(9783) 2021年3月期 第2四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
①業績全般に関する分析
当第2四半期連結累計期間の当社グループの連結業績は、前年同期比減収減益となりました。
売上高は、2,089億4千6百万円と、前年同期比7.0%の減収となりました。
減収の主な要因は、「進研ゼミ」と国内の「こどもちゃれんじ」において延べ在籍数増加等による増収があった
ものの、ベルリッツ事業において、新型コロナウイルス感染症によるランゲージセンターの一時閉鎖、及び語学教
育事業のフランチャイズ化等の推進による減収があったこと、並びに国内教育事業において、学校向け教育事業と
学習塾・英語教室事業で、新型コロナウイルス感染症の影響による学校休校や学習塾・英語教室の営業自粛に伴う
減収があったことです。
加えて、2020年3月31日付で㈱サイマル・インターナショナルについて当社の保有する全株式を㈱TAKARA &
COMPANYに譲渡したことに伴い、同社及びその子会社2社の前年同期の売上高30億3千万円の剥落がありました。
営業利益は、減収による減益等により、82億円と、前年同期比44.0%の減益となりました。
経常利益は、50億5千3百万円と、前年同期比61.0%の減益となりました。
親会社株主に帰属する四半期純利益は、経常利益の減益に加え、新型コロナウイルス感染症関連での特別損失の
計上、及び在外連結子会社におけるリストラクチャリングに伴う特別損失の計上等により、22億7千4百万円と、
前年同期比72.8%の減益となりました。
②セグメントの業績の状況
[国内教育事業]
国内教育事業の売上高は、994億8千万円と、前年同期比2.0%の減収となりました。第1四半期連結累計期間の
前年同期比10.6%の減収からは8.6ポイント改善しました。
減収の主な要因は、「進研ゼミ」において延べ在籍数増加等による増収があったものの、学校向け教育事業と学
習塾・英語教室事業で、新型コロナウイルス感染症の影響による学校休校や学習塾・英語教室の営業自粛に伴う減
収があったことです。学校休校や学習塾・英語教室の営業自粛を行っていた4月から5月の減収が大きかったもの
の、第2四半期連結会計期間は前年同期と同程度の売上高に回復しました。
営業利益は、減収による減益があったこと、及び「進研ゼミ」において教科書改訂対応等による費用増があった
ことから、64億3千6百万円と、前年同期比29.4%の減益となりました。
[グローバルこどもちゃれんじ事業]
グローバルこどもちゃれんじ事業の売上高は、271億3千1百万円と、前年同期比2.8%の減収となりました。第
1四半期連結累計期間の前年同期比6.7%の減収からは3.9ポイント改善しました。
減収の主な要因は、国内の「こどもちゃれんじ」において延べ在籍数増加等による増収があったものの、中国と
国内でコンサート等の中止による減収があったことです。
営業利益は、減収による減益があったものの、中国において販売費の減少等があったことにより、30億2千6百
万円と、前年同期比3.7%の増益となりました。
[介護・保育事業]
介護・保育事業の売上高は、608億9千8百万円と、前年同期比0.1%の増収となり、第1四半期連結累計期間の
減収から増収に転じました。
入居介護事業は高齢者向けホーム及び住宅数を前年同期比8ホーム拡大したことによる入居者増がある一方で、
入居金型の新規入居者数が減少したことで減収となったものの、保育事業での増収により、前年同期と同水準の売
上高となりました。
営業利益は、増収による増益があったものの、処遇改善やホーム拡大に伴う要員増による労務費の増加等により、
41億5千万円と、前年同期比27.4%の減益となりました。
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[ベルリッツ事業]
ベルリッツ事業の売上高は、140億1千万円と、前年同期比40.4%の減収となりました。第1四半期連結累計期間
の前年同期比21.6%の減収からは18.8ポイント悪化しました。
減収の主な要因は、為替換算時のマイナス影響に加え、語学教育事業において、新型コロナウイルス感染症によ
るランゲージセンターの一時閉鎖、及びスペイン・ベルギー等での事業のフランチャイズ化、並びにフランスでの
事業整理による減収があったこと、ELS事業(留学支援事業)において、新型コロナウイルス感染症による米国の大
学キャンパスの閉鎖に伴う営業活動縮小があったことです。
利益面では、コスト削減による効果があったものの、減収による減益により、37億5千9百万円の営業損失(前
年同期は20億4千9百万円の営業損失)となりました。
[その他]
その他の売上高は、171億1千5百万円と、前年同期比19.7%の減収となりました。
減収の主な要因は、2020年3月31日付で㈱サイマル・インターナショナルについて当社の保有する全株式を㈱
TAKARA & COMPANYに譲渡したことに伴い、同社及びその子会社2社の前年同期の売上高30億3千万円が剥落したこ
と、及び新型コロナウイルス感染症の影響で直島事業においてホテルの休業等を行ったことです。
利益面では、減収による減益により、1千万円の営業損失(前年同期は4億3千9百万円の営業利益)となりま
した。
(注)1.上記「②セグメントの業績の状況」に記載している売上高は、「セグメント間の内部売上高又は振替高」
を含んだ金額を記載しております。
2.消費税及び地方消費税(以下「消費税等」という。)に係る会計処理は、税抜方式によっているため、
「経営成績に関する説明」に記載した金額には消費税等は含まれておりません。
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株式会社ベネッセホールディングス(9783) 2021年3月期 第2四半期決算短信
(販売実績)
販売高(百万円)
前連結会計年度
前第2四半期 当第2四半期 前年同期比
セグメントの名称 (4月~3月累計)
連結累計期間 連結累計期間 (%)
(百万円)
(4月~9月累計) (4月~9月累計)
国内教育事業
高校講座事業 6,714 7,073 105.3 11,801
中学講座事業 14,285 14,933 104.5 26,085
小学講座事業 28,791 32,102 111.5 55,867
学校向け教育事業 27,466 23,885 87.0 56,923
その他 24,147 21,452 88.8 49,715
小計 101,406 99,447 98.1 200,393
グローバルこどもちゃれんじ事業
国内こどもちゃれんじ講座事業 9,064 9,687 106.9 18,573
海外こどもちゃれんじ講座事業 13,360 13,446 100.6 27,139
その他 5,471 3,987 72.9 10,841
小計 27,897 27,121 97.2 56,555
介護・保育事業 60,795 60,875 100.1 122,868
ベルリッツ事業 23,041 13,687 59.4 45,020
その他(注2) 11,586 7,815 67.5 23,739
合計 224,727 208,946 93.0 448,577
(注)1.「セグメント間の内部売上高又は振替高」は含んでおりません。
2.「その他」を構成していた連結子会社㈱サイマル・インターナショナルの通訳・翻訳事業については、当社
の保有する全株式を2020年3月31日付で譲渡したことに伴い、当第2四半期連結累計期間においては、同社
及びその子会社2社は連結の範囲から除外しております。
(国内教育事業における進研ゼミ事業の概要)
進研ゼミは、小学生から高校生を対象とした通信教育講座であり、通信添削を中心として毎月継続的に行う家庭
学習システムであります。各講座の延べ在籍数は次のとおりであります。
延べ在籍数(千人)
前連結会計年度
前第2四半期 当第2四半期 前年同期比
講座 (4月~3月累計)
連結累計期間 連結累計期間 (%)
(千人)
(4月~9月累計) (4月~9月累計)
高校講座 780 778 99.7 1,369
中学講座 2,260 2,340 103.5 4,124
小学講座 7,049 7,704 109.3 13,645
合計 10,089 10,822 107.3 19,139
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株式会社ベネッセホールディングス(9783) 2021年3月期 第2四半期決算短信
(グローバルこどもちゃれんじ事業の概要)
こどもちゃれんじは、日本、中国、台湾、インドネシアにおける、主に幼児を対象とした通信教育講座でありま
す。各講座の延べ在籍数は次のとおりであります。
延べ在籍数(千人)
前連結会計年度
前第2四半期 当第2四半期 前年同期比
講座 (4月~3月累計)
連結累計期間 連結累計期間 (%)
(千人)
(4月~9月累計) (4月~9月累計)
国内こどもちゃれんじ講座 4,599 4,799 104.3 9,469
海外こどもちゃれんじ講座 (注1、2) 7,458 7,214 96.7 14,789
合計 12,058 12,013 99.6 24,259
(注) 1.中国、台湾、インドネシアにおける延べ在籍数の合計であります。
2.中国において通信教育事業等を行っている倍楽生商貿(中国)有限公司等2社、及びインドネシアにおいて
通信教育事業等を行っているPT. Benesse Indonesiaの決算日は12月末日のため、上記の第2四半期連結累
計期間の延べ在籍数は、1月から6月における延べ在籍数となっております。
(介護・保育事業における高齢者向けホーム及び住宅数)
高齢者向けホーム及び住宅数(ヵ所)
前連結会計年度
前第2四半期 当第2四半期 増減数
シリーズ (3月末日)
連結会計期間 連結会計期間 (ヵ所)
(ヵ所)
(9月末日) (9月末日)
アリア 24 24 - 24
くらら 40 40 - 40
グラニー&グランダ 143 147 4 146
まどか 57 57 - 57
ボンセジュール 46 49 3 47
ここち 14 15 1 14
リレ 2 2 - 2
合計 326 334 8 330
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(ベルリッツ事業における語学レッスン数)
語学レッスン数(千レッスン)
前連結会計年度
前第2四半期 当第2四半期 前年同期比
地域 (1月~12月累計)
連結累計期間 連結累計期間 (%)
(千レッスン)
(1月~6月累計) (1月~6月累計)
アメリカズ(米州) 557 479 86.1 1,123
ヨーロッパ 1,370 743 54.3 2,594
アジア 800 526 65.7 1,599
合計 2,728 1,749 64.1 5,317
(注) 1.語学レッスン数は、直営センターにおける数値を示しております。
2.当第2四半期連結累計期間のヨーロッパの語学レッスン数は、前第2四半期連結累計期間に比べて626千レッ
スン減少しております。この減少には、フランチャイズ化及び事業整理によるレッスン数の減少(344千レッス
ン)が含まれております。
3.(参考情報)
ベルリッツ事業において語学教育事業等を行っているBerlitz(ベルリッツ) Corporationの決算日は12月
末日のため、上記の第2四半期連結累計期間の語学レッスン数は、1月から6月における語学レッスン数と
なっております。そのため、参考情報として1月から9月におけるBerlitz Corporationの語学レッスン数
を次のとおり開示いたします。(2020年1月から9月の語学レッスン数は速報値であるため、変動する可能
性があります。)
なお、2020年1月から9月のヨーロッパの語学レッスン数は、前年同期に比べて900千レッスン減少してお
ります。この減少には、フランチャイズ化及び事業整理によるレッスン数の減少(495千レッスン)が含まれ
ております。
語学レッスン数 (千レッスン)
前年同期比
地域 2019年1月~9月 2020年1月~9月 (%)
累計 累計(速報値)
アメリカズ(米州) 846 724 85.6
ヨーロッパ 1,981 1,080 54.5
アジア 1,216 809 66.5
合計 4,044 2,614 64.6
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(2)財政状態に関する説明
(資産)
当第2四半期連結会計期間の総資産は、4,901億5千3百万円と、前連結会計年度に比べ5.3%、272億7千1百万
円減少しました。
流動資産は、2,426億5百万円と、前連結会計年度に比べ11.2%、307億4千8百万円減少しました。この減少は、
主に未収入金の減少によるものです。
有形固定資産は、1,532億3百万円と、前連結会計年度に比べ1.9%、28億1千4百万円増加しました。この増加
は、主にリース資産の増加によるものです。
無形固定資産は、362億4千4百万円と、前連結会計年度に比べ1.1%、4億1千万円増加しました。
投資その他の資産は、581億円と、前連結会計年度に比べ0.4%、2億5千1百万円増加しました。
(負債)
当第2四半期連結会計期間の総負債は、3,136億7千6百万円と、前連結会計年度に比べ8.3%、284億9百万円減
少しました。
流動負債は、1,474億1千1百万円と、前連結会計年度に比べ17.0%、301億2千1百万円減少しました。この減少
は、主に前受金、未払金、支払手形及び買掛金の減少によるものです。
固定負債は、1,662億6千5百万円と、前連結会計年度に比べ1.0%、17億1千1百万円増加しました。この増加
は、受入入居保証金の減少があったものの、リース債務が増加したこと等によるものです。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間の純資産は、1,764億7千7百万円と、前連結会計年度に比べ0.6%、11億3千7百万円
増加しました。この増加は、主に親会社株主に帰属する四半期純利益の計上によるものです。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
2021年3月期の業績予想につきましては、2020年11月6日に公表いたしました「通期連結業績予想に関するお知ら
せ」に記載のとおりです。
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2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第2四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年9月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 152,507 155,648
受取手形及び売掛金 30,211 29,310
有価証券 2,904 3,401
商品及び製品 23,773 18,528
仕掛品 4,426 4,208
原材料及び貯蔵品 1,884 1,998
その他 58,743 30,694
貸倒引当金 △1,099 △1,184
流動資産合計 273,354 242,605
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 27,462 27,135
土地 35,119 35,116
リース資産(純額) 79,114 81,999
その他(純額) 8,691 8,952
有形固定資産合計 150,388 153,203
無形固定資産
のれん 8,629 9,313
その他 27,204 26,931
無形固定資産合計 35,834 36,244
投資その他の資産
投資有価証券 16,411 16,922
その他 41,524 41,211
貸倒引当金 △87 △32
投資その他の資産合計 57,848 58,100
固定資産合計 244,071 247,548
資産合計 517,425 490,153
8
株式会社ベネッセホールディングス(9783) 2021年3月期 第2四半期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第2四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年9月30日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 15,802 11,571
1年内返済予定の長期借入金 13,942 13,969
未払法人税等 6,017 2,067
前受金 95,701 81,078
添削料引当金 248 456
賞与引当金 7,460 6,489
返品調整引当金 377 292
その他 37,981 31,486
流動負債合計 177,532 147,411
固定負債
長期借入金 20,156 20,403
リース債務 86,424 90,409
役員退職慰労引当金 78 78
退職給付に係る負債 7,836 7,817
その他 50,058 47,556
固定負債合計 164,553 166,265
負債合計 342,085 313,676
純資産の部
株主資本
資本金 13,700 13,739
資本剰余金 29,593 29,631
利益剰余金 153,130 152,996
自己株式 △21,362 △21,362
株主資本合計 175,061 175,005
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 466 1,060
為替換算調整勘定 △6,456 △5,798
退職給付に係る調整累計額 △34 △0
その他の包括利益累計額合計 △6,024 △4,739
新株予約権 105 105
非支配株主持分 6,196 6,105
純資産合計 175,339 176,477
負債純資産合計 517,425 490,153
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(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
四半期連結損益計算書
第2四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
売上高 224,727 208,946
売上原価 128,166 122,163
売上総利益 96,560 86,783
返品調整引当金戻入額 394 377
返品調整引当金繰入額 308 292
差引売上総利益 96,645 86,868
販売費及び一般管理費
ダイレクトメール費 6,609 6,572
広告宣伝費 5,748 5,889
給料及び手当 17,173 15,973
賞与引当金繰入額 2,443 2,525
退職給付費用 721 655
役員退職慰労引当金繰入額 5 6
貸倒引当金繰入額 167 338
その他 49,128 46,707
販売費及び一般管理費合計 81,998 78,668
営業利益 14,647 8,200
営業外収益
受取利息 259 216
固定資産賃貸料 170 171
補助金収入 176 ※1 396
その他 692 627
営業外収益合計 1,299 1,411
営業外費用
支払利息 2,662 2,854
固定資産賃貸費用 68 71
為替差損 - 969
その他 258 663
営業外費用合計 2,989 4,557
経常利益 12,956 5,053
特別利益
国庫補助金 41 -
特別利益合計 41 -
特別損失
減損損失 - ※2 414
固定資産圧縮損 33 -
投資有価証券評価損 - 26
在外連結子会社リストラクチャリング費用 326 ※3 591
臨時休業等による損失 - ※4 596
特別損失合計 360 1,629
税金等調整前四半期純利益 12,637 3,424
法人税等 3,903 1,035
四半期純利益 8,733 2,388
非支配株主に帰属する四半期純利益 355 113
親会社株主に帰属する四半期純利益 8,378 2,274
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株式会社ベネッセホールディングス(9783) 2021年3月期 第2四半期決算短信
四半期連結包括利益計算書
第2四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
四半期純利益 8,733 2,388
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △305 646
為替換算調整勘定 △319 649
退職給付に係る調整額 66 35
持分法適用会社に対する持分相当額 △0 △2
その他の包括利益合計 △559 1,329
四半期包括利益 8,174 3,717
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 7,825 3,560
非支配株主に係る四半期包括利益 349 157
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株式会社ベネッセホールディングス(9783) 2021年3月期 第2四半期決算短信
(3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前四半期純利益 12,637 3,424
減価償却費 9,940 9,314
減損損失 - 414
引当金の増減額(△は減少) △1,218 △1,213
その他の損益(△は益) 2,690 2,770
売上債権の増減額(△は増加) 1,607 740
たな卸資産の増減額(△は増加) 8,598 5,309
未収入金の増減額(△は増加) 28,358 29,860
仕入債務の増減額(△は減少) △5,516 △4,292
未払金の増減額(△は減少) △8,842 △8,243
前受金の増減額(△は減少) △14,380 △14,229
その他の資産・負債の増減額 3,795 1,092
小計 37,670 24,947
利息及び配当金の受取額 234 187
利息の支払額 △2,662 △2,854
法人税等の支払額 △4,112 △6,197
法人税等の還付額 2,597 206
営業活動によるキャッシュ・フロー 33,727 16,288
投資活動によるキャッシュ・フロー
有価証券の取得による支出 △1,006 △1,000
有価証券の売却による収入 19,911 1,001
有形固定資産の取得による支出 △2,022 △2,490
ソフトウエアの取得による支出 △3,938 △4,752
投資有価証券の取得による支出 △296 △234
投資有価証券の売却による収入 330 305
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得によ
- △1,181
る支出
定期預金の純増減額(△は増加) 129 △217
その他 △1,046 71
投資活動によるキャッシュ・フロー 12,060 △8,499
財務活動によるキャッシュ・フロー
長期借入れによる収入 5,000 -
長期借入金の返済による支出 △5,104 △104
配当金の支払額 △2,409 △2,409
リース債務の返済による支出 △1,521 △1,622
その他 △269 △275
財務活動によるキャッシュ・フロー △4,305 △4,411
現金及び現金同等物に係る換算差額 △137 △327
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 41,345 3,051
現金及び現金同等物の期首残高 112,658 142,881
現金及び現金同等物の四半期末残高 154,004 145,932
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株式会社ベネッセホールディングス(9783) 2021年3月期 第2四半期決算短信
(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(連結損益計算書関係)
※1 補助金収入
新型コロナウイルス感染症の影響に伴い政府、地方自治体等から支給された助成金であります。
※2 減損損失
当第2四半期連結累計期間において、当社グループは資産について414百万円の減損損失を計上しております。内訳
は、次のとおりであります。
金額 内訳
用途 種類 場所
(百万円) (百万円)
連 結 子 会 社 Berlitz Corporation
技術関連資産 287 ― ―
の語学教育事業
連結子会社㈱ベネッセコーポレー ソフトウエア 35
自社利用ソフト
ションの事業用資産(大学入試関 126 ―
ウエア等 その他 91
連事業)
連結子会社Berlitz Corporationの語学教育事業における技術関連資産については、当初想定されていた収益が見込
めなくなったため、米国会計基準に基づき、帳簿価額をすべて減額し、減損損失として計上しております。
連結子会社㈱ベネッセコーポレーションの大学入試関連事業における自社利用ソフトウエア等については、将来の
使用見込みが無くなったため、回収可能価額をゼロと見積り、減損損失として計上しております。
※3 在外連結子会社リストラクチャリング費用
在外連結子会社Berlitz Corporationにおける事業構造の改善のためのリストラクチャリングに伴う損失でありま
す。
※4 臨時休業等による損失
新型コロナウイルス感染症に対する政府、地方自治体等からの各種要請を踏まえ、学習塾・英語教室等において臨
時休業をしておりました。当該休業期間中に発生した固定費等(人件費・賃借料・減価償却費等)を、臨時休業等に
よる損失として特別損失に計上しております。
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株式会社ベネッセホールディングス(9783) 2021年3月期 第2四半期決算短信
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
Ⅰ 前第2四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年9月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント
四半期連結
グローバル その他 調整額 損益計算書
国内教育 介護・保育 ベルリッツ 合計
こどもちゃ 計 (注1) (注2) 計上額
事業 事業 事業 (注3)
れんじ事業
売上高
外部顧客への売上高 101,406 27,897 60,795 23,041 213,140 11,586 224,727 - 224,727
セグメント間の内部売
55 17 22 483 579 9,727 10,306 △10,306 -
上高又は振替高
計 101,461 27,915 60,818 23,524 213,719 21,313 235,033 △10,306 224,727
セグメント利益
9,118 2,919 5,716 △2,049 15,704 439 16,143 △1,496 14,647
又は損失(△)
(注)1. 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、通信販売事業、雑誌の出版、通
訳・翻訳事業、及び情報システムの保守・運用事業、並びに情報処理サービス事業等を含んでおります。
2. セグメント利益又は損失(△)の調整額△1,496百万円には、セグメント間取引消去471百万円、各報告セグ
メントには配分していない全社費用△1,967百万円が含まれております。なお、全社費用は、報告セグメント
に帰属しない持株会社に係る費用等であります。
3. セグメント利益又は損失(△)は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
該当事項はありません。
Ⅱ 当第2四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年9月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント
四半期連結
その他
グローバル 調整額 損益計算書
国内教育 介護・保育 ベルリッツ (注1) 合計
こどもちゃ 計 (注2) 計上額
事業 事業 事業 (注4)
れんじ事業 (注3)
売上高
外部顧客への売上高 99,447 27,121 60,875 13,687 201,131 7,815 208,946 - 208,946
セグメント間の内部売
33 10 23 322 389 9,300 9,689 △9,689 -
上高又は振替高
計 99,480 27,131 60,898 14,010 201,520 17,115 218,636 △9,689 208,946
セグメント利益
6,436 3,026 4,150 △3,759 9,854 △10 9,843 △1,643 8,200
又は損失(△)
(注)1. 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、通信販売事業、雑誌の出版、及
び情報システムの保守・運用事業、並びに情報処理サービス事業等を含んでおります。
2. セグメント利益又は損失(△)の調整額△1,643百万円には、セグメント間取引消去451百万円、各報告セグ
メントには配分していない全社費用△2,094百万円が含まれております。なお、全社費用は、報告セグメント
に帰属しない持株会社に係る費用等であります。
3. セグメント利益又は損失(△)は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
4.「その他」を構成していた連結子会社㈱サイマル・インターナショナルの通訳・翻訳事業については、当社
の保有する全株式を2020年3月31日付で譲渡したことに伴い、同社及びその子会社2社は連結の範囲から除
外しております。
2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
該当事項はありません。
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(重要な後発事象)
社債の発行
当社は、2020年11月6日開催の取締役会において、国内無担保普通社債の発行について以下のとおり包括決議を行
いました。
1.発行総額 10,000百万円を上限とする。
但し、当該上限の範囲内で複数回の募集・発行を行うことができる。
2.発行予定期間 2020年12月から2021年3月まで
3.払込金額 各募集社債の金額100円につき金100円
4.利率 0.50%以下
5.償還期限 10年以内
6.償還方法 満期一括償還
7.担保の内容 本社債には担保及び保証は付されておらず、また本社債のために特に留保されている
資産はない。
8.資金使途 借入金返済資金
9.その他 以上の条件の範囲内において、具体的な発行条件の決定及び社債発行に必要な一切の
事項を代表取締役社長CEOに一任するものとする。
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