9769 学究社 2019-08-09 15:00:00
2020年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2020年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2019年8月9日
上 場 会 社 名 株式会社 学究社 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 9769 URL http://www.gakkyusha.com/
代 表 者 (役職名) 取締役会長兼代表執行役社長 (氏名) 河端真一
問合せ先責任者 (役職名) 専務執行役兼管理本部長 (氏名) 平井芳明 (TEL) 03-6300-5311
四半期報告書提出予定日 2019年8月13日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無 :無
四半期決算説明会開催の有無 :無
(百万円未満切捨て)
1.2020年3月期第1四半期の連結業績(2019年4月1日~2019年6月30日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属
売上高 営業利益 経常利益
する四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期第1四半期 2,060 6.9 △155 - △138 - △125 -
2019年3月期第1四半期 1,927 5.4 △221 - △202 - △170 -
(注) 包括利益 2020年3月期第1四半期 △266百万円( -%) 2019年3月期第1四半期 △158百万円( -%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2020年3月期第1四半期 △11.25 -
2019年3月期第1四半期 △15.26 -
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2020年3月期第1四半期 7,460 3,259 43.7
2019年3月期 7,792 3,956 50.8
(参考) 自己資本 2020年3月期第1四半期 3,259百万円 2019年3月期 3,954百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2019年3月期 - 30.00 - 30.00 60.00
2020年3月期 -
2020年3月期(予想) 30.00 - 30.00 60.00
(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3.2020年3月期の連結業績予想(2019年4月1日~2020年3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 11,000 4.1 1,600 23.7 1,600 21.8 1,050 22.5 93.65
(注) 直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 無
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 :無
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 :有
(注)詳細は、(添付資料)8ページ「2.四半期連結財務諸表及び主な注記(3)四半期連結財務諸表に関する注記
事項(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)」をご覧ください。
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年3月期1Q 11,212,292株 2019年3月期 11,212,292株
② 期末自己株式数 2020年3月期1Q 71,244株 2019年3月期 301株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2020年3月期1Q 11,188,029株 2019年3月期1Q 11,153,831株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
・本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判
断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績
等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあたっ
ての注意事項等については、(添付資料)3ページ「1.当四半期決算に関する定性的情報(3)連結業績予想な
どの将来予測情報に関する説明」をご覧ください。
株式会社 学究社(9769) 2020年3月期 第1四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………2
(1)経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………………2
(2)財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………………3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………………3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………4
(1)四半期連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 …………………………………………6
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………8
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………8
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………8
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用) …………………………………………8
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株式会社 学究社(9769) 2020年3月期 第1四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第1四半期連結累計期間における我が国経済は、企業収益の拡大を背景に、雇用・所得環境の改善がみられ、景
気は緩やかな回復基調で推移いたしました。一方、海外経済については、米中貿易摩擦の影響や中国を始めとするア
ジア新興国の経済の先行き等、不確実性に留意が必要な状況が続いております。
学習塾業界におきましては、少子化による市場の縮小や家庭内における教育費の抑制が続く中で、2020年の教育改
革を控え、新規参入組も相まって企業間競争に一層拍車がかかっております。また、業界の再編成が顕著化し、業界
としての注目度も高まってきております。
このような状況の中、当社グループは、学齢人口の増加が続いている東京都内及び近郊エリアに、「ena」(集団
授業)、「個別ena」(個別指導)を中心とする進学塾を展開し、生徒・保護者様のニーズに応えられる教育環境を
築いてまいりました。一方で、首都圏の私立大学の定員厳格化や、2020年の教育改革の不透明感による不安の高まり
を受けて、首都圏では私立中高受験需要が高まる状況になっております。このような状況を受け、特に人気が上昇し
ている都立中高一貫校対策の更なる充実を図るとともに、生徒・保護者様のニーズにきめ細かく応えることのできる
学習指導に取り組んでまいりました。
収益面におきましては、東京都をドミナントエリアと定めた立地戦略の中で、新規出校により東京東部及び北部の
校舎数が増加し、都立中高一貫校の合格実績が躍進を続けていることや各種施策の効果も相まって、前年同四半期と
比較して生徒数が堅調に推移し、売上高の増加に寄与いたしました。
費用面におきましては、効果的な広告宣伝活動の見直しに取り組みましたが、従業員の増加に伴う人件費や新規出
校に伴う家賃等の増加により、費用全体としては前年同四半期と比較して増加いたしました。
これらの結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は2,060百万円(前年同四半期比6.9%増)、営業損失は155百
万円(前年同四半期は221百万円の営業損失)、経常損失は138百万円(前年同四半期は202百万円の経常損失)、親
会社株主に帰属する四半期純損失は125百万円(前年同四半期は170百万円の親会社株主に帰属する四半期純損失)と
なりました。
なお、当社グループの主要事業である教育事業では、新学期がスタートする第1四半期は生徒数が最も少なく、受
験期を迎える第3四半期で生徒数が最も増す傾向にあります。また、春期、夏期、冬期の季節講習が実施される時期
に売上高が増大し、その一方で校舎運営費用(人件費、家賃等)は固定的に発生することから第1四半期では営業損
失の計上となっております。しかしながら、第2四半期以降、夏期、冬期講習等の収入により利益を確保していく収
益構造となっており、業績は予定どおり順調に推移しております。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。なお、セグメント別の売上高はセグメント間の内部取引消去
前の金額によっております。
① 教育事業
小中学生部門につきましては、季節講習生及び小学生が好調に推移したことにより、売上高は前年同四半期と
比較して増加いたしました。
個別指導部門につきましては、生徒数が回復し好調に推移したことにより、売上高は前年同四半期と比較して
増加いたしました。
大学受験部門につきましては、生徒数が低調に推移したことにより、売上高は前年同四半期と比較して減少い
たしました。
看護・医療系受験部門「ena新宿セミナー」につきましては、生徒数が好調に推移したこと及び生徒一人当た
りの単価が増加したことにより、売上高は前年同四半期と比較して増加いたしました。
芸大・美大受験部門「ena新宿美術学院」につきましては、前年度と比べ生徒数が横ばいで推移したことによ
り、売上高は前年同四半期と比較して微減となりました。
海外校舎を主に展開するGAKKYUSHA USA グループ(GAKKYUSHA U.S.A.CO.,LTD.、GAKKYUSHA CANADA CO.,LTD.、
GAKKYUSHA SINGAPORE PTE.LTD.及び株式会社学究社帰国教育)につきましては、生徒数が好調に推移したことに
より、売上高は前年同四半期と比較して増加いたしました。
これらの結果、売上高は1,973百万円(前年同四半期比6.7%増)となりました。
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株式会社 学究社(9769) 2020年3月期 第1四半期決算短信
② 不動産事業
不動産事業につきましては、前第3四半期連結会計期間以降、国立の校舎に隣接する中古マンションを購入し
たこと及び久米川校の建替えによる賃貸用マンションが完成したことにより、賃貸収入は前年同期と比較して大
幅に増加いたしました。
これらの結果、売上高は17百万円(前年同四半期比162.8%増)となりました。
③ その他
インターネットによる受験、教育情報の配信サービス事業につきましては、広告関連売上については、前年度
と比較し一般企業等法人からの売上は増加しましたが、学校法人からの売上に関してはほぼ横ばいで推移したた
め前年同四半期と比較して微増となりました。受託開発関連の売上については、一般企業等法人からの受注が増
加したため前年同四半期と比較して大幅に増加いたしました。また、ネットワーク広告売上については、媒体改
善・広告枠の最適化を行ったものの、市況の変化等による単価の下落により前年同四半期と比較して減少いたし
ました。
これらの結果、売上高は89百万円(前年同四半期比11.8%増)となりました。
(2)財政状態に関する説明
(資産)
流動資産は、前連結会計年度末に比べて、497百万円減少し、1,293百万円となりました。これは、主として現
金及び預金の減少等によるものであります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べて、165百万円増加し、6,167百万円となりました。これは、主として関
係会社株式及びその他(投資その他の資産)の増加、並びに投資有価証券の減少等によるものであります。
この結果、総資産は前連結会計年度末に比べて、331百万円減少し、7,460百万円となりました。
(負債)
流動負債は、前連結会計年度末に比べて、403百万円増加し、3,251百万円となりました。これは、主として短
期借入金及び未払金の増加、並びに未払法人税等及び前受金の減少等によるものであります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べて、39百万円減少し、949百万円となりました。これは、主として長期
借入金の減少等によるものであります。
この結果、負債は前連結会計年度末に比べて、364百万円増加し、4,200百万円となりました。
(純資産)
純資産は、前連結会計年度末に比べて、696百万円減少し、3,259百万円となりました。これは、主として配当
金の支払い、親会社株主に帰属する四半期純損失の計上、自己株式の取得、その他有価証券評価差額金の減少等
によるものであります。
この結果、自己資本比率は、43.7%(前連結会計年度末は50.8%)となりました。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
通期の連結業績予想につきましては、2019年5月17日公表の「2019年3月期 決算短信」に記載のとおりでありま
す。配当につきましては、業績状況、配当性向等を踏まえ、2019年5月17日公表の「2019年3月期 決算短信」に記
載のとおり中間配当を30円、期末配当を30円とさせていただく予定です。
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2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年6月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 1,309,237 834,077
売掛金 99,883 118,514
商品 87,587 82,864
貯蔵品 103 103
その他 299,307 263,824
貸倒引当金 △5,431 △6,212
流動資産合計 1,790,687 1,293,170
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物 4,106,671 4,132,913
減価償却累計額 △1,545,400 △1,576,319
建物及び構築物(純額) 2,561,271 2,556,593
工具、器具及び備品 892,526 922,865
減価償却累計額 △670,116 △689,327
工具、器具及び備品(純額) 222,410 233,537
土地 1,124,441 1,124,441
その他 64,070 63,095
減価償却累計額 △37,891 △39,376
その他(純額) 26,178 23,718
有形固定資産合計 3,934,302 3,938,291
無形固定資産
のれん 150,677 143,413
その他 38,180 33,228
無形固定資産合計 188,858 176,642
投資その他の資産
投資有価証券 837,273 -
関係会社株式 17,500 932,114
差入保証金 855,470 851,752
その他 207,179 304,682
貸倒引当金 △38,672 △35,855
投資その他の資産合計 1,878,750 2,052,694
固定資産合計 6,001,910 6,167,628
資産合計 7,792,597 7,460,799
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(単位:千円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年6月30日)
負債の部
流動負債
買掛金 25,221 6,825
短期借入金 600,000 1,270,000
1年内返済予定の長期借入金 165,336 165,336
未払金 430,296 701,812
未払法人税等 239,693 27,521
前受金 1,041,458 817,937
賞与引当金 49,360 37,030
その他 296,586 225,092
流動負債合計 2,847,953 3,251,555
固定負債
長期借入金 784,790 743,456
退職給付に係る負債 185,522 187,793
その他 18,151 18,093
固定負債合計 988,463 949,342
負債合計 3,836,416 4,200,898
純資産の部
株主資本
資本金 1,216,356 1,216,356
資本剰余金 410,842 410,842
利益剰余金 2,227,082 1,764,912
自己株式 △447 △92,125
株主資本合計 3,853,833 3,299,984
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 146,898 -
為替換算調整勘定 △45,857 △40,083
その他の包括利益累計額合計 101,040 △40,083
新株予約権 1,307 -
純資産合計 3,956,181 3,259,901
負債純資産合計 7,792,597 7,460,799
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株式会社 学究社(9769) 2020年3月期 第1四半期決算短信
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
四半期連結損益計算書
第1四半期連結累計期間
(単位:千円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年6月30日) 至 2019年6月30日)
売上高 1,927,142 2,060,942
売上原価 1,640,612 1,670,354
売上総利益 286,530 390,588
販売費及び一般管理費 507,667 546,267
営業損失(△) △221,137 △155,679
営業外収益
受取利息 75 364
受取配当金 16,355 16,355
未払配当金除斥益 2,583 -
その他 3,735 6,095
営業外収益合計 22,749 22,814
営業外費用
支払利息 398 767
為替差損 1,995 3,281
その他 2,199 1,164
営業外費用合計 4,592 5,212
経常損失(△) △202,980 △138,077
特別損失
固定資産売却損 - 67
減損損失 332 -
固定資産除却損 3,470 2,232
特別損失合計 3,802 2,300
税金等調整前四半期純損失(△) △206,783 △140,377
法人税等 △36,567 △14,567
四半期純損失(△) △170,215 △125,810
親会社株主に帰属する四半期純損失(△) △170,215 △125,810
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四半期連結包括利益計算書
第1四半期連結累計期間
(単位:千円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年6月30日) 至 2019年6月30日)
四半期純損失(△) △170,215 △125,810
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 11,345 △146,898
為替換算調整勘定 758 5,774
その他の包括利益合計 12,104 △141,123
四半期包括利益 △158,111 △266,934
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 △158,111 △266,934
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株式会社 学究社(9769) 2020年3月期 第1四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
当社は、2019年5月17日開催の取締役会決議に基づき、自己株式70,943株の取得を行いました。この結果、自
己株式は当第1四半期連結累計期間において91,678千円増加し、当第1四半期連結会計期間末は92,125千円とな
っております。
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)
税金費用については、当第1四半期連結会計期間を含む連結会計年度の税引前当期純利益に対する税効果会計
適用後の実効税率を合理的に見積り、税引前四半期純利益に当該見積実効税率を乗じて計算しております。
ただし、当該見積実効税率を用いて税金費用を計算すると著しく合理性を欠く結果となる場合には、法定実効
税率を使用する方法によっております。
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