9749 富士ソフト 2020-02-13 15:00:00
2019年12月期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]

                           2019年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
                                                        2020年2月13日
上 場 会 社 名   富士ソフト株式会社                   上場取引所                    東
コ ー ド 番 号   9749              URL http://www.fsi.co.jp/
代   表   者 (役職名) 代表取締役 社長執行役員 (氏名) 坂下 智保
問合せ先責任者 (役職名) 執行役員            (氏名) 内藤 達也 (TEL) (045)650-8811
定時株主総会開催予定日      2020年3月13日 配当支払開始予定日              2020年3月16日
有価証券報告書提出予定日 2020年3月16日
決算補足説明資料作成の有無           : 有
決算説明会開催の有無              : 有
                                                                                           (百万円未満切捨て)
1.2019年12月期の連結業績(2019年1月1日~2019年12月31日)
(1)連結経営成績                                                                            (%表示は対前期増減率)
                                                                                      親会社株主に帰属する
                    売上高                      営業利益                 経常利益
                                                                                         当期純利益
                    百万円         %            百万円         %         百万円           %           百万円         %
  2019年12月期      231,074 13.1      13,266  16.4  13,749  13.9       7,836  20.3
  2018年12月期      204,329 13.0      11,400  17.4  12,071  17.7       6,516  12.4
(注) 包括利益         2019年12月期    8,827百万円( 164.0%) 2018年12月期     3,343百万円( △65.9%)
 
                           潜在株式調整後
                1株当たり                      自己資本         総資産           売上高
                             1株当たり
                当期純利益                     当期純利益率      経常利益率         営業利益率
                             当期純利益
                          円 銭                円 銭                  %                   %                  %
  2019年12月期            250.40                 -                7.2              6.9                    5.7
  2018年12月期            208.22             207.71               6.2              6.6                    5.6
(参考) 持分法投資損益
 
                   2019年12月期           236百万円           2018年12月期          258百万円
 

(2)連結財政状態
                    総資産                      純資産                 自己資本比率               1株当たり純資産
                            百万円                       百万円                        %                    円 銭
  2019年12月期               207,618       126,820                               54.1                 3,587.27
  2018年12月期               192,625       119,670                               55.1                 3,391.15
(参考) 自己資本
 
                   2019年12月期 112,258百万円     2018年12月期                   106,123百万円
(3)連結キャッシュ・フローの状況
                 営業活動による               投資活動による                   財務活動による             現金及び現金同等物
                キャッシュ・フロー             キャッシュ・フロー                 キャッシュ・フロー               期末残高
                            百万円                       百万円                  百万円                       百万円
    2019年12月期              12,584                    △9,442               △1,451                    26,158
 
    2018年12月期              11,192                   △23,424                14,766                   24,587
2.配当の状況
                                     年間配当金                                                         純資産
                                                                        配当金総額 配当性向
                                                                                                   配当率
                第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末                 期末          合計      (合計)  (連結)
                                                                                                   (連結)
                   円 銭    円 銭    円 銭                    円 銭       円 銭       百万円              %            %
2018年12月期        -   18.00  -  19.00  37.00 1,157  17.8  1.1
2019年12月期        -   20.00  -  22.00  42.00 1,314  16.8  1.2
2020年12月期(予想)    -   28.00  -  23.00  51.00        19.9
(注)2020年12月期 第2四半期末配当金は、1株当たり普通配当金23円に記念配当(創立50周年)として5円加えた
 
 
     28円を予想しております。
3.2020年12月期の連結業績予想(2020年1月1日~2020年12月31日)
                                               (%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
                                                         親会社株主に帰属  1株当たり
                  売上高               営業利益           経常利益
                                                          する当期純利益  当期純利益
                 百万円       %        百万円        %        百万円       %      百万円          %               円 銭
第2四半期(累計)       116,500   2.6        6,700    0.1       6,850    0.4     3,850       3.0            123.03
   通 期          238,000   3.0       13,600    2.5      13,850    0.7     8,000       2.1            255.64
※ 注記事項
(1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)          : 有
                                     CYBERNET HOLDINGS
    新規 -社 (社名)           、 除外 2社 (社名)CANADA,INC.
 
                                     WATERLOO MAPLE INC.
 
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
  ① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更                                : 無
     ②   ①以外の会計方針の変更                                  : 無
     ③   会計上の見積りの変更                                   : 無
     ④   修正再表示                                        : 無
 

 
(3)発行済株式数(普通株式)
  ① 期末発行済株式数(自己株式を含む)                    2019年12月期    33,700,000株   2018年12月期       33,700,000株

     ②   期末自己株式数                         2019年12月期    2,406,447株    2018年12月期       2,405,901株

     ③   期中平均株式数                         2019年12月期    31,293,944株   2018年12月期       31,294,391株
 

 
(参考) 個別業績の概要
1.2019年12月期の個別業績(2019年1月1日~2019年12月31日)
(1)個別経営成績                                                                  (%表示は対前期増減率)
                   売上高                営業利益              経常利益                    当期純利益
                   百万円         %       百万円       %       百万円          %          百万円           %
    2019年12月期    150,082     14.9      7,754    9.7      8,486       7.2         7,035      15.4
    2018年12月期    130,646     16.3      7,071   21.9      7,918      21.2         6,094      16.9
 

                 1株当たり                潜在株式調整後
                 当期純利益              1株当たり当期純利益
                            円 銭                円 銭
    2019年12月期              224.80                -
 
    2018年12月期              194.75                -
 

(2)個別財政状態
                   総資産                 純資産            自己資本比率                1株当たり純資産
                           百万円                 百万円                    %                     円 銭
  2019年12月期             166,661            100,704                  60.4                 3,215.81
  2018年12月期             154,351             95,258                  61.7                 3,043.91
(参考) 自己資本
 
                 2019年12月期      100,637百万円       2018年12月期       95,258百万円
 
 


 
    ※    決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
    ※    業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
         (将来に関する記述等についてのご注意)
          業績予想につきましては発表日現在のデータに基づき作成したものであり、予想につきましては
         様々な不確定要素が内在しておりますので、実際の業績はこれらの予想数値と異なる場合がありま
         す。
                                   富士ソフト株式会社(9749) 2019年12月期 決算短信


○添付資料の目次
 
     1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………………………2
      (1)当期の経営成績の概況 …………………………………………………………………………2
      (2)当期の財政状態の概況 …………………………………………………………………………4
      (3)当期のキャッシュ・フローの概況 ……………………………………………………………5
      (4)今後の見通し ……………………………………………………………………………………5
     2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………………………5
     3.連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………6
      (1)連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………6
      (2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ……………………………………………………8
           連結損益計算書 …………………………………………………………………………………8
           連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………………10
      (3)連結株主資本等変動計算書 ……………………………………………………………………11
      (4)連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………13
      (5)連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………15
           (継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………15
           (会計方針の変更) ……………………………………………………………………………15
           (表示方法の変更) ……………………………………………………………………………15
           (セグメント情報等) …………………………………………………………………………15
           (1株当たり情報) ……………………………………………………………………………18
           (重要な後発事象) ……………………………………………………………………………18
     4.その他 …………………………………………………………………………………………………19
       生産、受注及び販売の状況 …………………………………………………………………………19




                               1
                                               富士ソフト株式会社(9749) 2019年12月期 決算短信


1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
    当連結会計年度における日本経済は、雇用・所得環境の改善が継続し、緩やかな回復基調が続いているもの
   の、米国通商政策による海外経済の減速や原材料高騰等の影響により、製造業を中心に業況や景気動向指数が
   悪化する等、不確実性が高まってきております。
    一方、情報サービス分野では、デジタルトランスフォーメーションに代表されるICTを使った新たなデジタ
   ルビジネスの創造や革新の流れの中で、AIやIOTといった最新テクノロジー分野への対応やサイバーセキュリ
   ティ対策の重要性が高まっております。また、政府は、「デジタル・ニューディール」として、中小企業のIT
   投資支援や学校のICT化などの方針を打ち出しており、ICTの高度化・多様化に対応するための技術者不足も課
   題となるなか、ICTサービスに対する需要がますます拡大しております。


    こうした状況の下、当社グループは、大きく変化するマーケット環境に対応し、クラウドサービスや仮想化
   技術を活用したシステムインフラ構築分野やネット関連ビジネス分野といった需要の高い分野に社内のリソー
   スを重点的に配分する等の施策により、ビジネスの拡大を図ってまいりました。予てから進めている人材強化
   におきましては、採用やビジネスパートナーとの連携強化による人員増強とともに、最先端技術分野のスペシ
   ャリストやPM(プロジェクトマネージャー)育成等にも注力してまいりました。さらに、最新技術分野につき
   ましては、AIやIoT等を重点技術分野とした「AIS-CRM」(*1)戦略を掲げ、技術研究や製品開発、先進ベン
   チャー企業との協業に加えて、国内外のベンダーが提供するプラットフォームの利用研究を深め、多くのイン
   テグレーション案件を進める等、付加価値の高い事業拡大に努めてまいりました。


    業務系システム開発におきましては、流通・サービス分野を中心に、インターネットやスマートフォンを利
   用した売買やサービスの重要性が高まっており、ECサイトの改修および大規模な再構築、デジタルコンテンツ
   分野などの需要が活況で、好調に推移してまいりました。システムインフラ構築を中心とした分野では、デジ
   タルトランスフォーメーションへの対応をはじめとする、基幹システムの刷新やシステムインフラ基盤の再構
   築、 レ ガ シ ー シ ス テ ム の ク ラ ウ ド 化 対 応 な ど の ニ ー ズ を 背 景 に、Microsoft Corporation、Amazon Web
   Services,Inc.、Salesforce.com、Oracle Corporation、VMware,Inc.といったグローバルベンダーのクラウド
   サービスや仮想化技術を活用したインテグレーションビジネスを拡大してまいりました。また、働き方改革を
   テーマとしたシステム改善やグループウェアの刷新、Windows10の対応におけるクライアント端末移行のニー
   ズも高く、クラウドを利用した経費精算システムや業務自動化を目的としたRPAシステム(*2)と、それらを
   結びつけるシステム共通基盤を組み合わせた提案など、当社の強みを活かした開発から保守までのトータルサ
   ポートを提供してまいりました。これらの取り組みが高く評価されたことにより、「マイクロソフト パート
   ナー オブ ザ イヤー 2019 アワード」で最優秀賞を受賞致しました。また、Amazon Web Services,Inc.から
   は、マネージドサービスの展開実績と能力を持ち、十分な知識を持ったスタッフが揃っていること等を高く評
   価いただき、政府機関向けの専門的能力を実証したパートナーとして国内で初となる「政府機関コンピテンシ
   ー」の認定、コンサルティングパートナーとして国内で初となる「IoTコンピテンシー」の認定を受け、
   VMware,Inc.からは、デジタルワークスペースの開発等専門知識を備えるパートナーとしてアジア圏で唯一の
   「VMwareマスターサービスコンピテンシー」の認定を取得しました。なお、当社には、VMwareの高い知見を有
   する「vExpert」の認定者がソフトウェア開発事業者として国内最多となる8名在籍しております。
    組込系/制御系システム開発におきましては、自動車関連で、2020年の自動運転レベル3(条件付運転自動
   化)の導入に向け、先進運転支援システム(ADAS)を中心に需要拡大が継続し、電動化・自動運転・事故予
   防・車外との通信接続など、CASE分野の車載制御ソフトウェア開発が一層好調に推移してまいりました。機械
   制御系では、製造業の一部において投資意欲の抑制が見られるものの、クラウド環境やAIを活用した効率的な
   工場の制御管理システムを実現するためのIoT化の環境構築やシステム開発、またFA(工作機械)等のライン
   制御システム開発の需要は拡大しております。社会インフラ系では、電力会社等の次世代システム開発が好調
   に推移したほか、新たな成長分野である5Gのサービスインなどを背景に通信キャリアサービスの開発やモバイ
   ル通信網の整備に係る開発を中心に受注を拡大してまいりました。
    プロダクトサービス分野におきましては、2016年より当初オリジナル商品として提供しているコンシューマ
   ー向けのWi-Fiルーター「+F FS030W」が好調に推移したほか、IoT化の流れにより法人向けのWi-Fiドングル
   「+F FS040U」も好調に推移しました。教育分野では、2019年10月に発売されたデジタル教科書・教材をより
   簡単に低コストで開発・提供できる「みらいスクールプラットフォーム」は、既に複数の教科書出版会社や教
   材会社において採用されております。また当社では、全社員にタブレット端末を配布し、当社製品の
   「moreNOTE」(*3)等を活用した時間や場所を選ばないモバイルワークスタイルの実現による働き方改革を


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                                       富士ソフト株式会社(9749) 2019年12月期 決算短信


推進しており、そのノウハウをお客様提案にも繋げてまいりました。
「AIS-CRM」分野におきましては、受託開発に加えて、新たなテクノロジーやサービスの研究開発に取り組ん
でおります。AI技術分野では、お客様でのデータ利活用の関心は高く、特に動画の画像認識やカメラ画像での
動態検知、FA分野における各種自動化での受注が拡大しております。また、大学病院との共同研究による深層
学習に不可欠なGPU環境の研究や、ソフトウェア開発における生産性向上や品質向上を目指した研究・実証も
進めております。 IoT分野では、工場内のデータの見える化と活用をテーマに、製造業向けプラットフォーム
と各工場設備との効率的なデータ連携における通信や接続方法等の調査、より付加価値の高い技術やソリュー
ションの開発を実施してまいりました。セキュリティ分野では、さらに巧妙化・複雑化する攻撃型ウィルスへ
の対応強化やIoTの拡大の中で脅威が増大する組込セキュリティ分野におきましても、当社の強みを活かした
サービス化の研究とともに、国内外のサービスベンダーとの協業も進めております。また、神奈川サイバー犯
罪対策研究会主催のセキュリティ競技会「CTF神奈川」の問題作成(暗号やネットワーク等)に協力し、当社
の高いセキュリティ技術を活かし、サイバー犯罪の対処能力の向上をサポートいたしました。ロボット分野で
は、北九州市の「介護ロボット等開発事業」において認知症介護者の負担軽減に向けた研究開発が採択されま
した。また、予てより進めている再生医療分野では、2005年より研究を開始した「インプラント型再生軟骨」
におきまして、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)による成功認定を受け2020年の製造販売に向
けて事業化を進めております。


 CSR(企業の社会的責任)活動としましては、特例子会社の富士ソフト企画株式会社を通して、「就職予備
校」等による障がい者の就労拡大に向けた就労移行支援活動や、ICT技術を生かした新しい農業としてのしい
たけ栽培にも取り組んでおり、福島県にて開催された全国サンマッシュ生産協議会が主催する菌床椎茸品評会
にて5年連続金賞を受賞いたしました。また、海外35カ国が参加し世界一を決めるロボット競技大会「全日本
ロボット相撲大会2019(All Japan Robot SUMO Tournament 2019 Grand Final)」を開催する等、ロボット相
撲を通して「ものづくり」の楽しさを広め、ロボットテクノロジーの向上を図る活動を推進してまいりまし
た。


 このような活動により、当連結会計年度の業績につきましては、SI事業が好調に推移し、売上高は2,310億
74百万円(前年同期比13.1%増)となりました。また、体制強化による人件費の増加や拠点整備に伴う経費等に
より、販売費及び一般管理費が394億70百万円(前年同期比9.3%増)になったものの、増収により営業利益は
132億66百万円(前年同期比16.4%増)、経常利益は137億49百万円(前年同期比13.9%増)、親会社株主に帰属す
る当期純利益は78億36百万円(前年同期比20.3%増)となりました。

*1:AIS-CRM(A:AI I:IoT S:Security C:Cloud R:Robot M:Mobile&AutoMotive)
   当社が重点技術と位置づける技術領域
*2:RPA(Robotic Process Automation)
   人に代わり処理することができる、AI・ロボット技術を活用したオペレーション自動化の仕組み
*3:moreNOTE(モアノート)
   株式会社アイ・ティ・アールが発行した市場調査レポートよりモバイルコンテンツ管理市場における製品別売上で業界シェア
   №1を誇るペーパーレスシステム。タブレットやスマートフォン、PCを使用してドキュメントや動画・画像等の各種資料を手
   軽に共有・閲覧・編集できるサービス


セグメントの業績は、次のとおりであります。
①SI(システムインテグレーション)事業
 SI事業における、組込系/制御系ソフトウェアにおきましては、社会インフラ系や自動車関連が好調に推
移したことにより増収・増益となりました。業務系ソフトウェアにおきましては、製造業、流通・サービス向
け、ノンバンクやインターネットサービスを中心にシステム構築分野が好調に推移したことにより増収・増益
となりました。プロダクト・サービスにおきましては、ライセンス販売が好調に推移したことにより増収・増
益となりました。アウトソーシングにおきましては、単体での運用保守案件が増加したものの、グループ会社
における流通・サービス向けが減少したことにより、減収・減益となりました。
 以上の結果、売上高は2,155億8百万円(前年同期比13.9%増)となり、営業利益は117億37百万円(前年同
期比21.0%増)となりました。




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    ※SI事業の主な売上高及び営業利益の内訳については、次のとおりであります。
                                                                    (単位:百万円)
                                   売上高       前年同期比(%)     営業利益      前年同期比(%)

      SI事業合計                       215,508        113.9    11,737        121.0
          システム構築                   131,237        113.8     7,636        109.5
            組込系/制御系ソフトウェア           64,670        108.5     4,444        104.8
            業務系ソフトウェア               66,567        119.4     3,192        117.0
          プロダクト・サービス                84,270        114.0     4,100        150.5
            プロダクト・サービス              69,284        117.7     3,142        184.4
            アウトソーシング                14,985         99.6       958         93.8
    (注)   営業利益については、セグメント間取引消去△0百万円が含まれております。

     ②ファシリティ事業
      ファシリティ事業におきましては、当社及び一部の連結子会社が所有しているオフィスビルの賃貸収入等の
     売上高は28億99百万円(前年同期比0.4%減)となり、営業利益は12億11百万円(前年同期比7.1%増)となり
     ました。

     ③その他
      その他におきましては、データエントリー事業やコンタクトセンター事業が好調に推移したことにより、売
     上高は126億67百万円(前年同期比4.3%増)となり、再生医療分野での事業化に向けた体制強化に伴う販売費
     及び一般管理費の増加により、営業利益は3億17百万円(前年同期比44.5%減)となりました。


(2)当期の財政状態の概況
    (総資産)
      当連結会計年度末における総資産は2,076億18百万円(前連結会計年度末差149億92百万円増)となりまし
     た。その内訳は、流動資産が880億9百万円(前連結会計年度末差106億93百万円増)、固定資産が1,196億9
     百万円(前連結会計年度末差42億98百万円増)であります。
      流動資産の主な変動要因は、売上高の増加に伴い受取手形及び売掛金が495億70百万円(前連結会計年度末
     差51億14百万円増)、有価証券が70億円(前連結会計年度末差30億円増)によるものです。
      固定資産の主な変動要因は、事業拡大に伴う名古屋ビル建設予定地の取得により土地が531億35百万円(前
     連結会計年度末差51億75百万円増)によるものです。

    (負債)
      当連結会計年度末における負債総額は807億97百万円(前連結会計年度末差78億42百万円増)となりまし
     た。その内訳は、流動負債が481億6百万円(前連結会計年度末差13億21百万円減)、固定負債が326億91百万
     円(前連結会計年度末差91億64百万円増)であります。
      流動負債の主な変動要因は、支払手形及び買掛金133億61百万円(前連結会計年度末差38億35百万円増)、
     短期借入金が31億93百万円(前連結会計年度末差107億74百万円減)によるものです。
      固定負債の主な変動要因は、長期借入金が226億18百万円(前連結会計年度末差92億98百万円増)によるも
     のです。

    (純資産)
      当連結会計年度末における純資産は1,268億20百万円(前連結会計年度末差71億49百万円増)となりまし
     た。また、自己資本比率は前連結会計年度末の55.1%から54.1%となりました。




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(3)当期のキャッシュ・フローの概況
    当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)の残高は、261億58百万円で前連結
   会計年度末に比べ15億70百万円増加しました。

  (営業活動によるキャッシュ・フロー)
    当連結会計年度における営業活動による資金の増加は125億84百万円となりました。
    これは、主に好調な受注環境での増収によるもので、税金等調整前当期純利益140億14百万円、減価償却費
   50億36百万円により増加し、売上債権の増減額48億2百万円、法人税等の支払額38億74百万円により減少し
   ました。

  (投資活動によるキャッシュ・フロー)
    当連結会計年度における投資活動による資金の減少は94億42百万円となりました。
    これは、主に設備への投資によるもので、有形・無形固定資産の取得による支出84億91百万円により減少
   しました。

  (財務活動によるキャッシュ・フロー)
    当連結会計年度における財務活動による資金の減少は14億51百万円となりました。
    これは、主に配当金の支払等によるものです。

 (参考)   キャッシュ・フロー関連指標の推移


                   2015年12月期    2016年12月期      2017年12月期    2018年12月期    2019年12月期

 自己資本比率(%)               60.3           59.0         59.9         55.1         54.1
 時価ベースの自己資本比率
                         53.9           52.8         64.9         67.2         63.6
 (%)
 キャッシュ・フロー対有利子
                          2.0            1.7          1.4          2.7          2.4
 負債比率(年)
 インタレスト・カバレッジ・
                        117.2          133.4        108.2        162.3        157.8
 レシオ(倍)

    自己資本比率:自己資本/総資産
    時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
    ※株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しています。
    キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業キャッシュ・フロー
    インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い
    ※いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。
    ※キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを使用しております。
    ※有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利息を支払っている全ての負債を対象とし
        ております。

(4)今後の見通し
   次期の連結業績見通しにつきましては、当社グループ各社での事業の拡大や管理効率の向上を図ることを見
  込み、売上高2,380億円、営業利益136億円、経常利益138億50百万円、親会社株主に帰属する当期純利益80億円
  を見込んでおります。なお、次期における配当につきましては、1株当たり51円を予定しております。
    
  ※上記の決算業績予想値は、発表日現在のデータに基づき作成したものであり、様々な不確定要素が内在して
  おりますので、実際の業績はこれらの予想数値と異なる場合がございます。


2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
   当社グループは、連結財務諸表の期間比較可能性及び企業間の比較可能性を考慮し、当面は、日本基準で連
  結財務諸表を作成する方針であります。
   なお、IFRSの適用につきましては、国内外の諸情勢を考慮の上、適切に対応していく方針であります。



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                          富士ソフト株式会社(9749) 2019年12月期 決算短信


3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
                                                  (単位:百万円)
                         前連結会計年度              当連結会計年度
                        (2018年12月31日)        (2019年12月31日)
資産の部
 流動資産
   現金及び預金                           22,554               22,278
   受取手形及び売掛金                        44,456               49,570
   有価証券                              4,000                7,000
   商品                                  652                2,190
   仕掛品                               2,678                3,680
   原材料及び貯蔵品                             22                   59
   その他                               3,019                3,311
   貸倒引当金                              △68                  △82
   流動資産合計                           77,315               88,009
 固定資産
   有形固定資産
     建物及び構築物                       58,298               58,356
      減価償却累計額                     △27,699              △28,623
      建物及び構築物(純額)                  30,598               29,732
     土地                            47,959               53,135
     建設仮勘定                            558                  221
     その他                           13,836               13,479
      減価償却累計額                     △10,596              △10,234
      その他(純額)                       3,239                3,244
     有形固定資産合計                      82,356               86,334
   無形固定資産
     のれん                               321                  275
     ソフトウエア                          4,198                3,704
     その他                               218                   63
     無形固定資産合計                        4,738                4,043
   投資その他の資産
     投資有価証券                         17,990               17,445
     退職給付に係る資産                       4,633                4,837
     繰延税金資産                          3,004                3,085
     その他                             2,639                4,037
     貸倒引当金                            △52                 △174
     投資その他の資産合計                     28,214               29,231
   固定資産合計                          115,310              119,609
 資産合計                              192,625              207,618




                    6
                         富士ソフト株式会社(9749) 2019年12月期 決算短信


                                                 (単位:百万円)
                        前連結会計年度              当連結会計年度
                       (2018年12月31日)        (2019年12月31日)
負債の部
 流動負債
   支払手形及び買掛金                        9,526               13,361
   短期借入金                           13,968                3,193
   コマーシャル・ペーパー                         -                 3,000
   1年内返済予定の長期借入金                    2,239                  965
   未払費用                             4,228                4,562
   未払法人税等                           2,492                3,534
   賞与引当金                            4,926                5,913
   役員賞与引当金                            205                  261
   工事損失引当金                            252                  194
   その他                             11,588               13,118
   流動負債合計                          49,428               48,106
 固定負債
   長期借入金                           13,319               22,618
   繰延税金負債                           1,643                1,592
   役員退職慰労引当金                          461                  482
   退職給付に係る負債                        5,912                5,780
   その他                              2,190                2,217
   固定負債合計                          23,526               32,691
 負債合計                              72,955               80,797
純資産の部
 株主資本
   資本金                             26,200               26,200
   資本剰余金                           28,796               28,807
   利益剰余金                           61,424               68,040
   自己株式                           △4,866               △4,867
   株主資本合計                         111,555              118,180
 その他の包括利益累計額
   その他有価証券評価差額金                     4,345                3,939
   繰延ヘッジ損益                             -                     0
   土地再評価差額金                       △8,228               △8,047
   為替換算調整勘定                            22                 △17
   退職給付に係る調整累計額                   △1,571               △1,796
   その他の包括利益累計額合計                  △5,432               △5,922
 新株予約権                                 85                  234
 非支配株主持分                           13,462               14,327
 純資産合計                            119,670              126,820
負債純資産合計                           192,625              207,618




                   7
                            富士ソフト株式会社(9749) 2019年12月期 決算短信


(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
連結損益計算書
                                                       (単位:百万円)
                           前連結会計年度                当連結会計年度
                         (自 2018年1月1日           (自 2019年1月1日
                         至 2018年12月31日)         至 2019年12月31日)
売上高                                 204,329                231,074
売上原価                                156,808                178,337
売上総利益                                47,520                 52,736
販売費及び一般管理費
 広告宣伝費                                   445                    494
 役員報酬                                    848                    817
 従業員給料                                15,988                 17,157
 賞与引当金繰入額                              1,069                  1,362
 退職給付費用                                  656                    789
 法定福利費                                 2,722                  2,906
 役員退職慰労引当金繰入額                             76                     77
 役員賞与引当金繰入額                              208                    261
 福利厚生費                                   839                    863
 採用研修費                                 1,176                  1,387
 旅費及び交通費                               1,037                  1,068
 事務用品費                                 1,064                  1,337
 支払手数料                                   612                    728
 地代家賃                                  1,020                  1,240
 租税公課                                  1,495                  1,723
 貸倒引当金繰入額                                 69                     86
 減価償却費                                   648                    625
 調査研究費                                   660                    824
 事務委託費                                 2,515                  2,795
 のれん償却額                                  261                     45
 その他                                   2,703                  2,873
 販売費及び一般管理費合計                         36,119                 39,470
営業利益                                  11,400                 13,266
営業外収益
 受取利息                                     62                     83
 受取配当金                                   214                    229
 持分法による投資利益                              258                    236
 為替差益                                     62                     -
 助成金収入                                   124                    133
 その他                                     174                    220
 営業外収益合計                                 895                    904
営業外費用
 支払利息                                     68                     79
 為替差損                                     -                      43
 固定資産除却損                                 106                    206
 システム障害対応費用                               19                     25
 その他                                      29                     64
 営業外費用合計                                 224                    420
経常利益                                  12,071                 13,749




                        8
                      富士ソフト株式会社(9749) 2019年12月期 決算短信


                                               (単位:百万円)
                     前連結会計年度              当連結会計年度
                   (自 2018年1月1日         (自 2019年1月1日
                   至 2018年12月31日)       至 2019年12月31日)
特別利益
 事業譲渡益                           490                  -
 受取返還金                           133                  -
 投資有価証券売却益                       505                 573
 新株予約権戻入益                         -                   86
 特別利益合計                        1,129                 660
特別損失
 減損損失                          1,822                 165
 固定資産除却損                         245                  -
 事業撤退損                           131                  -
 投資有価証券評価損                        -                   53
 事務所移転費用                         164                 116
 貸倒引当金繰入額                         -                   59
 特別損失合計                        2,363                 395
税金等調整前当期純利益                   10,837              14,014
法人税、住民税及び事業税                   3,754               4,400
法人税等調整額                         △21                  122
法人税等合計                         3,732               4,523
当期純利益                          7,104               9,491
非支配株主に帰属する当期純利益                  588               1,655
親会社株主に帰属する当期純利益                6,516               7,836




                  9
                         富士ソフト株式会社(9749) 2019年12月期 決算短信


連結包括利益計算書
                                                  (単位:百万円)
                       前連結会計年度               当連結会計年度
                     (自 2018年1月1日          (自 2019年1月1日
                     至 2018年12月31日)        至 2019年12月31日)
当期純利益                            7,104                 9,491
その他の包括利益
 その他有価証券評価差額金                   △1,721                  △426
 繰延ヘッジ損益                            -                       0
 為替換算調整勘定                        △293                    △64
 退職給付に係る調整額                     △1,657                  △164
 持分法適用会社に対する持分相当額                 △88                     △8
 その他の包括利益合計                     △3,761                  △663
包括利益                             3,343                  8,827
(内訳)
 親会社株主に係る包括利益                     2,862                 7,167
 非支配株主に係る包括利益                       480                 1,660




                    10
                                               富士ソフト株式会社(9749) 2019年12月期 決算短信


(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2018年1月1日      至 2018年12月31日)
                                                                             (単位:百万円)
                                    株主資本                                その他の包括利益累計額
                                                                  その他有価証券
               資本金       資本剰余金      利益剰余金       自己株式       株主資本合計         繰延ヘッジ損益
                                                                   評価差額金
当期首残高           26,200     28,941     56,035      △4,863     106,313       6,172         -
会計方針の変更を反映し
                26,200     28,941     56,035      △4,863     106,313       6,172         -
た当期首残高
当期変動額

 剰余金の配当                               △1,126                 △1,126
 親会社株主に帰属する
                                       6,516                   6,516
 当期純利益
 自己株式の取得                                             △2          △2
 土地再評価差額金の取
                                                                  -
 崩
 非支配株主との取引に
                            △144                               △144
 係る親会社の持分変動
 株主資本以外の項目の
                                                                  -       △1,827         -
 当期変動額(純額)
当期変動額合計              -      △144       5,389         △2        5,241      △1,827         -

当期末残高           26,200     28,796     61,424      △4,866     111,555       4,345         -



                         その他の包括利益累計額
                                    退職給付に                  新株予約権       非支配株主持分     純資産合計
              土地再評価      為替換算                   その他の包括
                                     係る調整
               差額金       調整勘定                  利益累計額合計
                                      累計額
当期首残高           △8,228        194         82      △1,778          53      13,823    118,411
会計方針の変更を反映し
                △8,228        194         82      △1,778          53      13,823    118,411
た当期首残高
当期変動額

 剰余金の配当                                                                             △1,126
 親会社株主に帰属する
                                                                                     6,516
 当期純利益
 自己株式の取得                                                                                △2
 土地再評価差額金の取
                                                                                         -
 崩
 非支配株主との取引に
                                                                                     △144
 係る親会社の持分変動
 株主資本以外の項目の
                     -      △171      △1,654      △3,654          31       △360     △3,982
 当期変動額(純額)
当期変動額合計              -      △171      △1,654      △3,654          31       △360      1,259

当期末残高           △8,228        22      △1,571      △5,432          85      13,462    119,670




                                        11
                                               富士ソフト株式会社(9749) 2019年12月期 決算短信


当連結会計年度(自 2019年1月1日      至 2019年12月31日)
                                                                             (単位:百万円)
                                    株主資本                                その他の包括利益累計額
                                                                       その他有価証券
               資本金       資本剰余金      利益剰余金       自己株式       株主資本合計              繰延ヘッジ損益
                                                                        評価差額金
当期首残高           26,200     28,796     61,424      △4,866     111,555       4,345         -
会計方針の変更を反映し
                26,200     28,796     61,424      △4,866     111,555       4,345         -
た当期首残高
当期変動額

 剰余金の配当                               △1,220                 △1,220
 親会社株主に帰属する
                                       7,836                   7,836
 当期純利益
 自己株式の取得                                             △1          △1
 土地再評価差額金の取
                                                                  -
 崩
 非支配株主との取引に
                              10                                  10
 係る親会社の持分変動
 株主資本以外の項目の
                                                                  -        △405           0
 当期変動額(純額)
当期変動額合計              -        10       6,615         △1        6,625       △405           0

当期末残高           26,200     28,807     68,040      △4,867     118,180       3,939          0



                         その他の包括利益累計額
                                    退職給付に                  新株予約権       非支配株主持分     純資産合計
              土地再評価      為替換算                   その他の包括
                                     係る調整
               差額金       調整勘定                  利益累計額合計
                                      累計額
当期首残高           △8,228        22      △1,571      △5,432          85      13,462    119,670
会計方針の変更を反映し
                △8,228        22      △1,571      △5,432          85      13,462    119,670
た当期首残高
当期変動額

 剰余金の配当                                                                             △1,220
 親会社株主に帰属する
                                                                                     7,836
 当期純利益
 自己株式の取得                                                                                △1
 土地再評価差額金の取
                   180                               180                                180
 崩
 非支配株主との取引に
                                                                                         10
 係る親会社の持分変動
 株主資本以外の項目の
                     -      △40        △224        △670          149         864        344
 当期変動額(純額)
当期変動額合計            180      △40        △224        △489          149         864     7,149

当期末残高           △8,047      △17       △1,796      △5,922         234      14,327    126,820




                                        12
                            富士ソフト株式会社(9749) 2019年12月期 決算短信


(4)連結キャッシュ・フロー計算書
                                                     (単位:百万円)
                          前連結会計年度               当連結会計年度
                        (自 2018年1月1日          (自 2019年1月1日
                        至 2018年12月31日)        至 2019年12月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
 税金等調整前当期純利益                        10,837               14,014
 減価償却費                               4,988                5,036
 減損損失                                1,822                  165
 のれん償却額                                261                   45
 工事損失引当金の増減額(△は減少)                      79                 △58
 退職給付に係る負債の増減額(△は減少)                    46                △114
 退職給付に係る資産の増減額(△は増加)                 △795                 △522
 持分法による投資損益(△は益)                     △258                 △236
 支払利息                                   68                   79
 為替差損益(△は益)                           △45                   101
 事業譲渡損益(△は益)                         △490                    -
 受取返還金                               △133                    -
 投資有価証券売却損益(△は益)                     △505                 △573
 固定資産除却損                               245                   -
 事業撤退損                                 131                   -
 投資有価証券評価損益(△は益)                        -                    53
 事務所移転費用                               164                  116
 売上債権の増減額(△は増加)                    △3,922               △4,802
 たな卸資産の増減額(△は増加)                     △106               △2,575
 仕入債務の増減額(△は減少)                      △418                 3,845
 新株予約権戻入益                               -                  △86
 未払人件費の増減額(△は減少)                     1,081                1,132
 未払消費税等の増減額(△は減少)                      613                  882
 未払金の増減額(△は減少)                         604                   26
 長期前払費用の増減額(△は増加)                       26                △768
 その他                                 △131                   251
 小計                                 14,166               16,012
 利息及び配当金の受取額                           372                  382
 利息の支払額                               △68                  △82
 法人税等の支払額                          △3,277               △3,874
 法人税等の還付額                               -                   145
 営業活動によるキャッシュ・フロー                   11,192               12,584
投資活動によるキャッシュ・フロー
 定期預金の預入による支出                      △3,649               △4,568
 定期預金の払戻による収入                       3,773                3,325
 有形固定資産の取得による支出                   △20,510               △6,289
 無形固定資産の取得による支出                    △2,801               △2,201
 投資有価証券の取得による支出                     △192                 △234
 投資有価証券の売却による収入                       622                  948
 その他                                △665                 △422
 投資活動によるキャッシュ・フロー                 △23,424               △9,442




                       13
                                          富士ソフト株式会社(9749) 2019年12月期 決算短信


                                                                   (単位:百万円)
                                        前連結会計年度               当連結会計年度
                                      (自 2018年1月1日          (自 2019年1月1日
                                      至 2018年12月31日)        至 2019年12月31日)
財務活動によるキャッシュ・フロー
 短期借入れによる収入                                       17,278                4,762
 短期借入金の返済による支出                                   △7,636              △15,536
 長期借入れによる収入                                       13,014               10,767
 長期借入金の返済による支出                                   △4,241               △2,740
 リース債務の返済による支出                                      △54                  △69
 コマ ー シャ ル・ ペ ー パー の 純 増 減額 ( △ は減
                                                 △1,500                 3,000
 少)
 自己株式の取得による支出                                       △2                   △1
 配当金の支払額                                         △1,126               △1,220
 非支配株主への配当金の支払額                                   △420                 △404
 連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得
                                                   △542                  △10
 による支出
 その他                                                 △1                     2
 財務活動によるキャッシュ・フロー                                 14,766              △1,451
現金及び現金同等物に係る換算差額                                   △103                 △119
現金及び現金同等物の増減額(△は減少)                                2,430                1,570
現金及び現金同等物の期首残高                                    22,157               24,587
現金及び現金同等物の期末残高                                    24,587               26,158




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                                    富士ソフト株式会社(9749) 2019年12月期 決算短信


(5)連結財務諸表に関する注記事項
 (継続企業の前提に関する注記)
     該当事項はありません。
 
 (会計方針の変更)
    該当事項はありません。

 (表示方法の変更)
(「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」の適用に伴う変更)
 「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)を当連結会計年度から適用
    し、繰延税金資産は投資その他の資産の区分に表示し、繰延税金負債は固定負債の区分に表示する方法に変更し
    ております。
     この結果、前連結会計年度の連結貸借対照表において、「流動資産」の「繰延税金資産」2,662百万円のうち
    1,018百万円は、「投資その他の資産」の「繰延税金資産」3,004百万円に含めて表示しており、「流動資産」の
    「繰延税金資産」2,662百万円のうち1,643百万円は、「固定負債」の「繰延税金負債」1,643百万円に含めて表示
    しており、「固定負債」の「繰延税金負債」3,297百万円のうち10百万円は、「投資その他の資産」の「繰延税金
    資産」3,004百万円に含めて表示しております。


 (セグメント情報等)
 【セグメント情報】
1   報告セグメントの概要
     当社グループの報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が経
    営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
     当社グループは、サービス別の事業単位から構成されており、「SI(システムインテグレーション)事業」及
    び「ファシリティ事業」の2つを報告セグメントとしております。


    「SI(システムインテグレーション)事業」
     機械制御系、自動車関連等に関する組込系/制御系ソフトウェア開発、各業種で使用する業務系ソフトウェア開
    発、プロダクト・サービス及びシステムの構築・保守・運用サービス等全般を行っております。


    「ファシリティ事業」
     当社及び一部の連結子会社が所有しているオフィスビルの賃貸を行っております。


2   報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
     報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、最近の有価証券報告書(2019年3月26日提出)における、
    「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」についての記載と概ね同一であります。
     報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。セグメント間の内部収益及び振替高は市場実勢価
    格に基づいております。




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                                                  富士ソフト株式会社(9749) 2019年12月期 決算短信


3   報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報
 前連結会計年度(自      2018年1月1日     至   2018年12月31日)
                                                                               (単位:百万円)
                       報告セグメント                                                    連結財務諸
                                                       その他                  調整額
                         ファシリ                                   合計                 表計上額
                  SI事業                    計           (注1)                 (注2)
                         ティ事業                                                      (注3)

売上高

    外部顧客への売上高       189,277       2,909   192,186      12,142   204,329         -    204,329
    セグメント間の内部
                         97         624         721       760     1,482     △1,482        -
    売上高又は振替高
         計          189,374       3,533   192,908      12,902   205,811     △1,482   204,329

セグメント利益               9,697       1,131    10,829         572    11,401        △0    11,400

セグメント資産             185,622         238   185,861       6,764   192,625         -    192,625

その他の項目

 減価償却費                4,592          29     4,621         366     4,988         -      4,988
 のれん償却額                 261          -          261        -         261        -        261
 有形固定資産及び
 無形固定資産の             21,624           2    21,627         981    22,608         -    22,608
 増加額
(注)1    「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、データエントリー事業、コンタク
        トセンター事業及び再生医療事業等を含んでおります。
    2   セグメント利益の調整額△0百万円には、セグメント間取引消去0百万円が含まれております。
    3   セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。

    ②   報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
     (固定資産に係る重要な減損損失)
         SI事業におきましては、固定資産の減損損失を計上しております。なお、当該減損損失の計上額は、当連結
        会計年度におきましては1,822百万円であります。

     (のれんの金額の重要な変動)
         SI事業におきましては、のれんの減損損失を計上したため、のれんの金額が減少しております。なお、当該
        事象によるのれんの減少額は、当連結会計年度におきましては1,536百万円であります。




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                                                富士ソフト株式会社(9749) 2019年12月期 決算短信




 当連結会計年度(自    2019年1月1日     至   2019年12月31日)
                                                                            (単位:百万円)
                     報告セグメント                                                   連結財務諸
                                                     その他                 調整額
                       ファシリ                                   合計                表計上額
                SI事業                    計           (注1)                (注2)
                       ティ事業                                                     (注3)

売上高

  外部顧客への売上高       215,508       2,899   218,407      12,667   231,074        -    231,074
  セグメント間の内部
                      136         584         721       756     1,478    △1,478        -
  売上高又は振替高
        計         215,644       3,484   219,128      13,423   232,552    △1,478   231,074

セグメント利益            11,737       1,211    12,948         317    13,266       △0    13,266

セグメント資産           201,166         208   201,375       6,242   207,618        -    207,618

その他の項目

 減価償却費              4,660          30     4,690         345     5,036        -      5,036
 のれん償却額                45          -           45        -         45        -         45
 有形固定資産及び
 無形固定資産の            8,761           5     8,766         260     9,027        -      9,027
 増加額
(注)1   「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、データエントリー事業、コンタク
       トセンター事業及び再生医療事業等を含んでおります。
  2    セグメント利益の調整額△0百万円には、セグメント間取引消去△0百万円が含まれております。
  3    セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。

  ② 報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
  (固定資産に係る重要な減損損失)
        SI事業、その他におきましては、固定資産の減損損失を計上しております。なお、当該減損損失の計上額
       は、当連結会計年度におきましてはSI事業150百万円、その他14百万円であります。




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                                   富士ソフト株式会社(9749) 2019年12月期 決算短信


 (1株当たり情報)

                                前連結会計年度                   当連結会計年度
                              (自 2018年1月1日              (自 2019年1月1日
                               至 2018年12月31日)            至 2019年12月31日)
1株当たり純資産額                             3,391円15銭                 3,587円27銭

1株当たり当期純利益金額                             208円22銭                 250円40銭

潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額                      207円71銭                         -

 (注) 1    1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定上の基礎は、以下のとおりで
          あります。
                                前連結会計年度                   当連結会計年度
               項目             (自 2018年1月1日              (自 2019年1月1日
                               至 2018年12月31日)            至 2019年12月31日)
(1)1株当たり当期純利益金額

    親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)                    6,516                    7,836

    普通株主に帰属しない金額(百万円)                           -                        -
    普通株式に係る親会社株主に帰属する
                                            6,516                    7,836
    当期純利益(百万円)
    普通株式の期中平均株式数(千株)                       31,294                   31,293

(2)潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額

    親会社株主に帰属する当期純利益調整額(百万円)                  △15                         -

    普通株式増加数(株)                                  -                        -
                                                      (提出会社)
                                                      2019年3月26日開催の取締
                                                      役会
                                                      新株予約権の株式数
                                                                 180,000株
希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1株当
たり当期純利益金額の算定に含まれなかった潜在株
式の概要                                                  (連結子会社)
                                                      ㈱ヴィンクス
                                     -                2019年5月9日開催の取締
                                                      役会
                                                      新株予約権の株式数
                                                                887,000株
 
      2   1株当たり純資産額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
                                                          
                                前連結会計年度                   当連結会計年度
               項目
                               (2018年12月31日)             (2019年12月31日)
純資産の部の合計額(百万円)                            119,670                  126,820

純資産の部の合計額から控除する金額(百万円)                     13,547                   14,562

    (うち新株予約権)(百万円)                             (85)                   (234)

    (うち非支配株主持分)(百万円)                      (13,462)                 (14,327)

普通株式に係る期末の純資産額(百万円)                       106,123                  112,258

 1株当たり純資産額の算定に用いられた期末の普通
                                           31,294                   31,293
 株式の数(千株)
 
  (重要な後発事象)
     該当事項はありません。




                              18
                                        富士ソフト株式会社(9749) 2019年12月期 決算短信


4.その他
 生産、受注及び販売の状況
   
(1) 生産実績
  当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

        セグメントの名称            生産高(百万円)                     前年同期比(%)
 SI事業                                   166,082                      114.9
 ファシリティ事業                                 1,561                       90.1
 その他                                     10,693                      102.0
           合計                           178,337                      113.7
(注) 1   セグメント間の取引については相殺消去しております。
    2   金額は、製造原価により算出しております。
    3   上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
 
(2) 受注状況
  当連結会計年度における受注状況をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

   セグメントの名称        受注高(百万円)      前年同期比(%)         受注残高(百万円)     前年同期比(%)
 SI事業                  225,592          116.4          54,712        122.6
 ファシリティ事業                2,888           96.0           1,122         99.0
 その他                    12,603          104.6           1,752         96.5
         合計            241,084          115.4          57,587        121.0
(注) 1   セグメント間の取引については相殺消去しております。
    2   上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
 
(3) 販売実績
  当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

        セグメントの名称            販売高(百万円)                     前年同期比(%)
 SI事業                                   215,508                      113.9
 ファシリティ事業                                 2,899                       99.6
 その他                                     12,667                      104.3
           合計                           231,074                      113.1
(注) 1   セグメント間の取引については相殺消去しております。
    2   上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
    3   当連結会計年度における主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は、100分の10に満たな
        いため、記載を省略しております。




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