9749 富士ソフト 2021-02-10 15:00:00
2020年12月期 決算説明資料 [pdf]

2020年12月期
決算説明資料



            2021年 2月 10日
目次




     P2. 2020年12月期 連結業績
     P12. 経営方針と2021年12月期業績予想




               1          © 2021 FUJI SOFT INCORPORATED. All rights reserved.
1.連結業績ハイライト① (4Q累計1-12月実績)
  売上高はライセンス販売の増加とシステム構築分野が堅調に推移したことにより増収
◇売上高は、ライセンス販売を中心にプロダクト・サービスが好調に推移したことに加え、組込系/制御系
 では社会インフラ、業務系ではシステムインフラ構築が堅調に推移したことにより、前同比104.3%の
 240,953百万円となりました。


  営業利益は増収により増益
◇営業利益は、増収により前同比120.4%の15,972百万円となりました。

◇経常利益は、前同比118.9%の16,343百万円となりました。

◇親会社株主に帰属する当期純利益は、前同比109.4%の8,573百万円となりました。
                                                                                 (単位:百万円)

                   2019年12月期    2020年12月期                                 2020年12月期
                                             前同差      前同比
                   4Q累計実績 4Q累計実績                              4Q累計計画                      計画比
売上高                   231,074 240,953        +9,878    104.3%    238,000                      101.2%
営業利益                   13,266  15,972        +2,706    120.4%     13,600                      117.4%
        営業利益率            5.7%         6.6%                                    5.7%
経常利益                   13,749       16,343   +2,593    118.9%            13,850               118.0%
        経常利益率            6.0%         6.8%                                    5.8%
親会社株主に帰属する当期純利益         7,836        8,573    +737     109.4%               8,000             107.2%
親会社株主に帰属する当期純利益率         3.4%         3.6%                                    3.4%

                                        2                © 2021 FUJI SOFT INCORPORATED. All rights reserved.
連結営業利益の状況(1-12月)
    売上総利益の増加   販売管理費の抑制




                                                      +2, 706
                                                      (前同比
                                                      120.4%)




               3          © 2021 FUJI SOFT INCORPORATED. All rights reserved.
1.連結業績ハイライト②(4Q区間10-12月実績)
 売上高は前同比104.1%と増収

 売上原価率は77.6%に増加
◇売上原価は、リモートワークの普及などに関連するライセンス販売の増加などにより、77.6%になりま
 した。なお、前年に不採算案件があったことなどにより、前年同期からは減少(粗利率は改善)してい
 ます。(前年同期:78.0%)

 販売費及び一般管理費は前年同期から横ばい
◇人材投資に係る費用は増加しましたが、新型コロナウイルス感染症の影響による通勤や出張など移動に係
 る費用の減少により前年同期から横ばいとなりました。
◇営業利益は前同比128.1%の3,327百万円となりました。
                                                                            (単位:百万円)
                  2020年12月期                       2020年12月期
                                前同差      前同比                           前同差            前同比
                  3Q累計実績                          4Q区間実績
売上高                  181,708    +7,554   104.3%       59,244            +2,323          104.1%
売上原価                 140,116    +6,170   104.6%       45,988            +1,597          103.6%
          売上原価率         77.1%                              77.6%
売上総利益                  41,591   +1,384   103.4%         13,256             +726         105.8%
販売費及び一般管理費             28,946    △ 592    98.0%          9,928              △2          100.0%
営業利益                   12,644   +1,976   118.5%          3,327             +729         128.1%
          営業利益率          7.0%                               5.6%

                                 4                   © 2021 FUJI SOFT INCORPORATED. All rights reserved.
2.主なグループ会社売上高・営業利益
                                                                                                   (単位:百万円)
                 2020年
                 12月期
                         売上高         営業利益
               4Q累計実績     164,094      9,257 売上高は、組込/制御系では社会インフラ、業務系ではシステムインフラ構築が好調
                                             に推移しました。また、プロダクト・サービスもリモートワークの普及などに関するライ
   富士ソフト         前同差      +14,011     +1,503 センス販売が好調に推移し、増収となりました。営業利益は、増収や販管費の抑制
                                             により増益となりました。
                 前同比        109.3%    119.4%

               4Q累計実績      21,665      2,877 売上高は、国内CAEソリューションサービス事業、米国等の海外子会社が減収とな
                                              りましたが、国内ITソリューションサービス事業、台湾、中国等の海外子会社の増収
サイバネットシステム       前同差         +314      +856 などにより、増収となりました。営業利益は増収及び経費の減少等により増益となり
                                              ました。
                 前同比        101.5%     142.4%
                                               売上高につきましては、小売業におけるキャッシュレス化、マルチベンダー化(ハードウェア
               4Q累計実績      27,720      2,128 とソフトウェアの分離)のニーズの高まり等により、ソフトウェアプロダクトの売上が増加しまし
   ヴィンクス         前同差       △ 2,028     +458 た。一方、新型コロナウイルスの影響により、ハードウェア販売を中心とした受注遅れが発
                                              生し、その結果、売上高は減収となりました。利益面につきましては、開発生産性の向上に
                 前同比         93.2%     127.5% より増益となりました。

               4Q累計実績      13,672       827 売上高は、サービス事業は増収となりましたが、ソフトウェア開発事業においては制
                                              御系、業務系開発案件の受注不足(新型コロナウィルスによる開発時期の延伸や規
  サイバーコム         前同差        △ 295       +81 模の縮小)により、総額として減収となりました。
                                              営業利益は、生産性の向上及び経費の減少等により増益となりました。
                 前同比         97.9%     110.9%

               4Q累計実績       9,131       570 売上高は、コールセンターサービス、BPOサービスともに地方自治体、民間が堅調
                                            に推移しましたが、官公庁向け大型BPO業務の受注ができなかったことにより、大
  富士ソフト
                 前同差       △ 2,341     △ 36 幅な減収となりました。営業利益は、減収により減益となりました。
サービスビューロ
                 前同比         79.6%     93.9%


※「2020年12月期4Q累計実績」欄には、各社2020年1~12月の実績を記載しています。




                                                 5               © 2021 FUJI SOFT INCORPORATED. All rights reserved.
3.連結セグメント別売上高・営業利益
                                                                                                  (単位:百万円)
                       2020年12月期売上高                               2020年12月期営業利益
                                           前同差           前同比                                   前同差          前同比
                      4Q累計実績      構成比                             4Q累計実績       営業利益率
全社計                     240,953   100.0%    +9,878       104.3%      15,972           6.6%      +2,706        120.4%
SI事業                    227,995    94.6%   +12,486       105.8%      14,908           6.5%      +3,170        127.0%
   システム構築               134,017    55.6%    +2,779       102.1%       8,807           6.6%      +1,171        115.3%
     組込系/制御系ソフトウェア       65,040    27.0%     +369        100.6%       4,924           7.6%       +480         110.8%
          業務系ソフトウェア      68,977    28.6%       +2,410    103.6%       3,882           5.6%         +690       121.6%
   プロダクト・サービス            93,977    39.0%       +9,707    111.5%       6,100           6.5%      +1,999        148.8%
         プロダクト・サービス      79,971    33.2%   +10,687       115.4%       5,121           6.4%      +1,979        163.0%
           アウトソーシング      14,005    5.8%         △ 980     93.5%         978           7.0%          +20       102.1%
ファシリティ事業                  2,653    1.1%         △ 245     91.5%         810          30.6%        △ 400         66.9%
その他事業                    10,304    4.3%        △ 2,362    81.3%         253           2.5%         △ 63         79.9%


  セグメント別売上高のポイント
 ●組込系/制御系ソフトウェア                                  ●プロダクト・サービス
 売上高は、社会インフラ系が好調に推移したことにより、                      売上高は、他社ライセンスおよび自社プロダクトの販売
 前同比100.6%と増収になりました。                             が好調に推移し、前同比115.4%と増収となりました。
 営業利益は、増収により前同比110.8%と増益になりま                     営業利益は、増収により前同比163.0%と増益になりま
 した。                                             した。

 ●業務系ソフトウェア                                      ●アウトソーシング
 売上高は、システムインフラ構築やインターネットビジネ                      売上高は、海外顧客の店舗休業によるサービス利用料の
 ス分野が堅調に推移し、前同比103.6%の増収となりまし                    減少等により、前同比93.5%の減収となりました。
 た。営業利益は、増収により前同比121.6%と増益になり                    営業利益は、販管費を抑制したことなどにより前同比
 ました。                                            102.1%の増益となりました。

                                           6                          © 2021 FUJI SOFT INCORPORATED. All rights reserved.
 4.連結損益計算書
                                                                        (単位:百万円)

                   2019年12月期   2020年12月期                              2020年12月期
                   4Q累計実績      4Q累計実績
                                           前同差           前同比
                                                                    4Q累計計画     計画比       損益計算書のポイント
売上高                  231,074     240,953    +9,878       104.3%      238,000 101.2%
売上原価                 178,337     186,105    +7,767       104.4%            -      -
          売上原価率        77.2%       77.2%
売上総利益                 52,736      54,847    +2,111       104.0%           -        -
         売上総利益率        22.8%       22.8%
                                                                                        ① 販売費及び一般管理費(△595百万円)
販売費及び一般管理費            39,470      38,875    △ 595    ①   98.5%            -        -    通勤や出張など移動に係る費用や、
           販管費率        17.1%       16.1%                                                採用活動・研修等のオンライン化による
営業利益                  13,266      15,972    +2,706       120.4%       13,600   117.4%   関連費用の減少
          営業利益率         5.7%        6.6%                                5.7%
営業外収益                    667         514    △ 153        77.0%            -        -
営業外費用                    420         436      +15        103.8%           -        -
持分法による投資損益               236         292      +55        123.6%           -        -
経常利益                  13,749      16,343    +2,593       118.9%       13,850   118.0%
          経常利益率         6.0%        6.8%                                5.8%
特別利益                     660         988     +327  ②     149.7%           -        -    ② 特別利益(+327百万円)
特別損失                     395       1,683    +1,288 ③            -         -        -    有価証券売却益の増加
税金等調整前当期純利益           14,014      15,647    +1,632       111.6%           -        -
法人税等合計                 4,523       5,213     +689        115.2%           -        -    ③ 特別損失(+1,288百万円)
当期純利益                  9,491      10,434     +942        109.9%           -        -
                                                                                        新型コロナウイルス感染症対策費用、
非支配株主に帰属する当期純利益        1,655        1860     +205        112.4%           -        -    事務所移転費用
親会社株主に帰属する当期純利益        7,836       8,573     +737        109.4%        8,000   107.2%
親会社株主に帰属する当期純利益率        3.4%        3.6%                                3.4%




                                                            7                            © 2021 FUJI SOFT INCORPORATED. All rights reserved.
5.連結貸借対照表
                                        (単位:百万円)

               2019年12月期    2020年12月期
                 期末           期末
                                          前期末差                貸借対照表のポイント
流動資産               88,009      105,363    + 17,354 ①
 現金及び預金            22,278       38,330    + 16,051
                                                             ① 流動資産( +17,354百万円)
 受取手形及び売掛金         49,570       52,750     + 3,179            コロナ禍の影響を踏まえた運転資金確保のための
 有価証券               7,000        6,000     △ 1,000            現預金増加
 たな卸資産              5,930        5,526      △ 403
 その他                3,229        2,756      △ 472
固定資産              119,609      129,173     + 9,564 ②         ② 固定資産( +9,564百万円)
 有形固定資産            86,334       89,928     + 3,594
 無形固定資産
                                                              体制強化によるオフィススペース確保のための
                    4,043        4,705       + 661
                                                              ビル建設資産
 投資その他の資産          29,231       34,539     + 5,307
資産合計              207,618      234,537    + 26,919
流動負債               48,106       68,751    + 20,644
 支払手形及び買掛金         13,361       12,519      △ 842
 短期借入金              4,159       24,156    + 19,997
 コマーシャル・ペーパー        3,000            -     △ 3,000           ③ 流動負債( +20,644百万円)
                                                         ③
 未払費用・賞与引当金        10,476       10,801       + 325             固定負債( △2,068百万円)
 未払法人税等             3,534        3,155      △ 379
 工事損失引当金
                                                              コロナ禍の影響を踏まえた運転資金確保による短期
                      194          319       + 124
                                                              資金調達の増加と長期借入金の返済
 その他               13,380       17,799     + 4,419
固定負債               32,691       30,623     △ 2,068
 長期借入金             22,618       20,515     △ 2,102
 その他               10,073       10,107        + 34
負債合計               80,797       99,374    + 18,576
純資産合計             126,820      135,163     + 8,342
負債純資産合計           207,618      234,537    + 26,919

                                                     8                   © 2021 FUJI SOFT INCORPORATED. All rights reserved.
6.連結キャッシュ・フロー計算書
                                                                         (単位:百万円)
                             2019年12月期     2020年12月期
                             4Q累計実績        4Q累計実績                        前同差
営業活動によるキャッシュ・フロー                  12,584            14,787                     +2,202
投資活動によるキャッシュ・フロー                 △ 9,442          △ 16,109                    △ 6,666
財務活動によるキャッシュ・フロー                 △ 1,451            12,703                    +14,155
         現金及び現金同等物に係る換算差額          △ 119              △ 89
             現金及び現金同等物の増減額         1,570            11,291
           現金及び現金同等物の期首残高         24,587              26,158
現金及び現金同等物の期末残高                    26,158              37,450


  キャッシュ・フローのポイント
 ●営業活動によるキャッシュ・フロー
  当期は14,787百万円の収入となりました。
  なお、増収による入金の増加により、前同差は2,202百万円の増加となりました。
 ●投資活動によるキャッシュ・フロー
  当期はオフィススペース確保のための建設費用などにより、16,109百万円の支出となりました。

 ●財務活動によるキャッシュ・フロー
  当期は運転資金等に関する借入により、12,703百万円の収入となりました。

                         9                 © 2021 FUJI SOFT INCORPORATED. All rights reserved.
7.連結SI事業の受注高・受注残高
                                                                                          (単位:百万円)
                                                        2020年12月期 4Q累計実績
                               期首受注残高 前同比 受注高 前同比 売上高 前同比 期末受注残高 前同比
SI事業 合計                           54,712 122.6% 233,548 103.5% 227,995 105.8% 60,265 110.1%
  システム構築                          34,899 111.4% 134,887 100.1% 134,017 102.1% 35,768 102.5%
   組込系/制御系ソフトウェア                    14,138   110.8%   64,977 98.4%    65,040   100.6%     14,075 99.6%
   業務系ソフトウェア                        20,761   111.8%   69,909 101.7%   68,977   103.6%     21,693 104.5%
  プロダクト・サービス                        19,812   149.0%   98,661 108.7%   93,977   111.5%     24,496 123.6%
   プロダクト・サービス                       17,130   158.7%   85,252 112.7%   79,971   115.4%     22,412 130.8%
   アウトソーシング                          2,681   107.2%   13,408 88.4%    14,005   93.5%       2,084 77.7%

   受注高・受注残高のポイント
●システム構築分野のポイント                                            ●プロダクト・サービス分野のポイント
・組込系/制御系ソフトウェア                               ・プロダクト・サービス
 受注は、社会インフラ系が好調に推移したものの、機械制                   受注は他社ライセンス製品の受注が増加し、前同比
 御系などの減少により、前同比98.4%となりました。また、                112.7%となりました。また、期末受注残高は前同比
 期末受注残高は前同比99.6%となりました。                       130.8%となりました。
 なお、第4四半期区間の受注は、前同比95.5%となりました。
 (各四半期の受注前同比:1Q 108.0%、2Q 94.7%、3Q 95.3%)
・業務系ソフトウェア                                   ・アウトソーシング
 受注は、金融業向けなどが減少したものの、その他業務系                   受注は運用保守案件や流通業向サービスの減少により、
 が好調に推移し、前同比101.7%となりました。また、                  前同比88.4%となりました。また、期末受注残高は
 期末受注残高は前同比104.5%となりました。                      前同比77.7%となりました。
 なお、第4四半期区間の受注は、前同比112.9%となりました。
 (各四半期の受注前同比:1Q 107.3%、2Q 81.1%、3Q 107.7%)
・システム構築分野の各四半期受注前同比
 (1Q 107.6%、2Q 87.5%、3Q 101.5%、4Q 104.0%)
                                          10            © 2021 FUJI SOFT INCORPORATED. All rights reserved.
8.配当について
  2020年12月期 期末配当金

  期末配当は期末配当予想通り23円
  (1株当たり年間配当金51円)




                                                                             (単位:円)
                                   直近の
               第2四半期末   記念配当     期末配当予想   期末配当決定額                      年間配当金
1株当たり配当金
               23.00円   5.00円    23.00円       23.00円                    51.00円
 (2020年12月期)




                            11            © 2021 FUJI SOFT INCORPORATED. All rights reserved.
経営方針と2021年12月期業績予想




             © 2021 FUJI SOFT INCORPORATED. All rights reserved.
2020年度の取り組み成果

  経営のポイント                    2020年度の実績・成果

新技術への果敢な取り組み                  FA分野などで投資抑制の動きもあるもの
「AIS-CRM」                     の、DXニーズの成長は継続

                              システムインフラのクラウド化では、大型
付加価値の高いシステム                   案件や、アプリケーションの再構築を伴う
インテグレーション事業の推進                案件などが増加


人材強化と受託開発事業の     コロナ禍
                              在宅勤務などへの切り替えにより生産活動
確実な成長(緊急事態宣言下に   影響と
                              を継続
おける事業継続)          対策


プロダクト事業の積極推進                  リモートワークなど急速に需要が拡大する
                              IT投資ニーズへの対応を加速


グループ全体での成長と                   多くのグループ会社が増益を確保
積極的なグローバル展開




                        13           © 2021 FUJI SOFT INCORPORATED. All rights reserved.
                       コマ
2020年度取り組み成果           ロー
                             従
                                 A
                                 I
                                     I
                                     o
                                               S          C           R          M




                                                                                  obile
                                                ecurity

                                                            loud

                                                                       obot
                       ナケ
                       禍ッ
                        ト
                             来       T
2020年度~21年度における        がへ    分                             ・
当社事業分野の相対的な業況          与の    野                             仮
                       え影                                  想
                       た響                                  化
組込・制御系分野
 機械製造業:抑制傾向
 自動車分野:減速ペースは縮小
 社会インフラ系:好調持続

業務系分野
 金融関連ビジネス      :回復途上
 流通・サービス業      :堅調
 製造業           :堅調
 システムインフラ関連    :活況
 ネットビジネス関連     :活況
 官公庁系          :堅調

プロダクト・サービス分野
 クラウド関連商材      :活況
 マイクロソフト製品     :活況
 自社商材          :好調
 アウトソーシング      :抑制
                        14           © 2021 FUJI SOFT INCORPORATED. All rights reserved.
車載ソフトウェア(Automotive)
コロナ禍で生産減少の影響を受け減収、21年に緩やかな復調の見通し
• Automotive分野売上高(連結)
               2020年                             2021年
   2020年は減収、足元では引合回復傾向                   2021年は緩やかな復調を予想
   • コロナ禍や半導体供給不足による生産減の影響を           • 自動車業界の業況回復により21年は緩やかな復調が
     受け受注減少、足元では引合回復傾向                  見込まれ、後半にはDXテーマとして位置付けられる
   • 電動化分野は底堅く堅調、その他分野は減速               サービスやECU開発の拡大を想定




                                       ①成長期待分野(DXテーマ)
                                        EV(電動化)とソフト開発のデジタル化
                                        (MBD、シミュレーション、AIなど)

                                       ②底堅い投資需要が見込まれる分野
                                        自動車のネットワーク化技術、セキュリティ、
                                        新半導体対応

                                       ③投資抑制分野
                                        旧来型機能の開発

   1Q     2Q           3Q   4Q

                                 15            © 2021 FUJI SOFT INCORPORATED. All rights reserved.
システムインフラ分野
デジタルトランスフォーメーションを背景とする事業成長、さらなる加速へ
◇コロナ禍により一部案件の保留が見られた一方、改めてデジタルトランスフォーメーションの重要性
 を再認識
◇当社においてもシステムインフラのクラウド化や仮想化などの事業が好調
◇プレミアコンサルティングパートナーであるアマゾンAWSについては、「移行コンピテンシー」
 「AWS Well-Architectedパートナープログラム」の認定を取得

システムインフラ構築事業の通期売上高               AWS導入事例


                                 当期AWS導入先:前同比180%超
                                 • サーバー1,000台規模の大型移行案件(クラウド
                                   環境へのリフト&シフト)が拡大
                                 • アプリケーションのマイクロサービス化により、
                                   システムの標準化と保守・運用効率改善を実現
                                   できた成功事例が増加中
             前同比                 • Windowsサーバーのバージョンアップなどを背景
             140%                  に、今後も成長が継続する見込み

             超                   株式会社ツムラ様                株式会社蔦屋書店様

                                 ・オンプレミス環境の運用            • 仮想サーバー約1,000台
                                  効率改善のため約1,000            のクラウドシフトを計画
                                  台のサーバー移行を計画            • ネットサービスを中心に
     2019年          2020年        ・ビックデータ分析基盤と              マイクロサービス化を行
                                  しても活用予定                  い次世代ITを実現

                            16              © 2021 FUJI SOFT INCORPORATED. All rights reserved.
プロダクト・サービス分野の状況(売上高)
【プロダクト・サービス売上高】

                                   +15%




                       2019年4Q累計          2020年4Q累計

 プロダクト・サービス内訳
  【自社プロダクト売上高】           【ライセンスビジネス売上高】                             【物販等】

       +38%                        +46%                               △14%




 2019年4Q累計 2020年4Q累計     2019年4Q累計 2020年4Q累計          2019年4Q累計 2020年4Q累計
                                    17                © 2021 FUJI SOFT INCORPORATED. All rights reserved.
プロダクト・サービス(リモートワーク・教育分野)
    リモートワークの定着やGIGAスクール構想により持続的な成長へ

市         リモートワーク                                       GIGAスクール
場
ニ
ー
ズ
                             【SIMフリー向けモバイルルータシェア】
                              ※ 2020年12月/当社調べ
                              ※ 2020年3月からシェア4%アップ
                                                   【みらいスクール等教育関連売上高】
                                    3位:
      【Microsoft ライセンス売上高】           B社
                                    12%

                                           1位:
当                                  2位:
                                    A社
                                          富士ソフト
社                                  30%     54%
プ
ロ
ダ                            【モバイルルータ売上高】
ク                                                      2019年4Q累計 2020年4Q累計
ト
     2019年4Q累計   2020年4Q累計


                              2019年4Q累計    2020年4Q累計
                                   18              © 2021 FUJI SOFT INCORPORATED. All rights reserved.
新型コロナウイルス感染症の影響と業務推進体制
                 2020年                    2021年
            政府からの緊急事態宣言に先駆     新型コロナウイルス感染症による経済活動への
  考え方       け、感染防止を最優先とした独     影響が一定程度継続することを前提としながら、
            自の対策を実施            経営環境の変化に迅速に対応できるよう準備


            感染拡大防止の観点から在宅勤     お客様との協議により、リモートワーク推進を
  お客様との     務を推進し、案件の持ち帰りを     継続しながら、オンサイトでの案件の受注活動
コミュニケーション   実施                 も積極的に推進


            在宅勤務、オフピーク出勤等を     在宅勤務による生産性は一定水準を確保、引き
            駆使                 続き3~4割の水準で運用
            研修のオンライン化等、コスト     感染拡大状況に応じて7~8割に変動させなが
業務推進体制      の削減                ら対応可能な体制を構築
            生産性、品質、ルール等の評価、    採用・研修・プロモーション活動のオンライン
            見直し                化や賃貸オフィス解約等のコスト削減を継続


            自社内の管理業務での一部AI利    当社バリューチェーンにおけるAI利用や仮想
            用を実施。開発シーンでのAI     オフィス空間でのコミュニケーションの強化と
  DX推進      検討と一部PoC等も実施       IoT実装による生産性向上施策の実施、さらな
  (社内)      働き方改革の一環としての仮想     るセキュリティ強化等の実施
            オフィスの適用

                          19          © 2021 FUJI SOFT INCORPORATED. All rights reserved.
2021年のマーケット環境と当社の取り組み

          組込系/制御系分野
          機械製造業:      お客様業績の回復基調に伴う需要回復における、今期+α
                      の開発需要を想定し、体制の最適化を実施
          自動車分野:      徐々に引合が戻りつつあり、今期中の需要回復を見込む
                      モデルベース開発手法やシミュレーション技術、CASE関連
                      などの案件再開に速やかに対応できるよう体制を整備
          社会インフラ系:    好調に推移しており、今後も5G関連など通信分野での開発
                      需要が想定され、着実に体制強化を推進


 市場環境と    業務系分野
当社の取り組み   金融関連ビジネス: 生損保分野における需要回復を見込むとともに、クラウド
                    化などDXニーズが再開、提案活動を強化
          流通・サービス業: 投資再開の動きが顕在化しており、無人決済システムなど
                    成長期待分野での需要取り込みに注力
          製造業:      潜在化したDX関連ニーズへのアプローチ再開
          システムインフラ 高成長続くも一部案件が保留される場面があり、案件再開に
          &ネットビジネス: より事業拡大ペースの加速を想定した体制を整備
          官公庁・自治体: デジタル庁関連ニーズへの積極対応


          プロダクト・サービス分野
                      :リモートワークなど新常態にフィットした商材の拡充
                       GIGAスクール関連需要の取り込み

                         20         © 2021 FUJI SOFT INCORPORATED. All rights reserved.
2021年12月期        連結業績予想
 2021年12月期

                                                                 (単位:百万円)

                      2020年12月期     2021年12月期     前年差                   前年比
                        実績            計画
 売上高                     240,953      249,000          +8,046                   103.3%
 営業利益                     15,972       16,300           +327                    102.1%
             営業利益率           6.6%         6.5%
 経常利益                     16,343        16,900            +556                  103.4%
             経常利益率           6.8%         6.8%
 親会社株主に帰属する当期純利益           8,573         8,900            +326                  103.8%
   親会社株主に帰属する当期純利益率          3.6%         3.6%




                             21                  © 2021 FUJI SOFT INCORPORATED. All rights reserved.
配当の推移と計画
 2021年12月期 年間配当は50円/株を予定

 積極的な事業展開や不慮のリスクに備えるために一定の内部留保を確保しつつ、
 「安定的な利益還元」を基本方針とします。


 ■ 1株当たり当期純利益・配当金・配当性向の推移(連結)

                                                                                    (単位:円)
             2017年12月期    2018年12月期    2019年12月期    2020年12月期               2021年12月期
               実績           実績           実績               実績                      計画
1株当たり当期純利益      185.33       208.22       250.40          273.96                    284.40
1株当たり配当金            33           37           42              46                        50
記念配当                  -            -            -              5                           -
配当性向             17.8%        17.8%        16.8%           18.6%                      17.6%




                               22                   © 2021 FUJI SOFT INCORPORATED. All rights reserved.
※ 本資料に掲載されている業績の見通し等将来に関する情報は、現在入手可能な情報に基づいて合理的と
  判断したものです。実際の業績は市場動向、経済情勢など様々な要因の変化により大きく異なる可能性
  があります。
  また、資料配布の目的が、当社株式の保有継続および追加購入を推奨するものではないことも、併せて
  ご理解いただきますようお願い申し上げます。

                                     © 2021 FUJI SOFT INCORPORATED. All rights reserved.