9749 富士ソフト 2020-11-12 15:00:00
2020年12月期 第3四半期決算説明資料 [pdf]
2020年12月期 第3四半期
決算説明資料
2020年 11月 12日
目次
2020年12月期 第3四半期 決算
P2. 連結業績ハイライト
P5. 主なグループ会社売上高・営業利益
P6. 連結セグメント別売上高・営業利益
P7. 連結損益計算書
P8. 連結貸借対照表
P9. 連結キャッシュ・フロー計算書
P10. 連結SI事業の受注高・受注残高
P11. 当期業績予想について
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1.連結業績ハイライト① (3Q累計1-9月実績)
売上高はライセンス販売の増加とシステム構築分野が堅調に推移したことにより増収
◇売上高は、ライセンス販売を中心にプロダクト・サービスが好調に推移したことに加え、組込/制御系
では社会インフラ、業務系ではインターネットビジネス分野やシステムインフラ構築が堅調に推移した
ことにより、前同比104.3%の181,708百万円となりました。
営業利益は増収により増益
◇営業利益は、増収により前同比118.5%の12,644百万円となりました。
◇経常利益は、前同比118.4%の12,936百万円となりました。
◇親会社株主に帰属する四半期純利益は、前同比102.2%の6,229百万円となりました。
(単位:百万円)
2019年12月期 2020年12月期 2020年12月期
前同差 前同比
3Q累計実績 3Q累計実績 3Q累計計画 計画比
売上高 174,153 181,708 +7,554 104.3% 178,600 101.7%
営業利益 10,667 12,644 +1,976 118.5% 10,600 119.3%
営業利益率 6.1% 7.0% 5.9%
経常利益 10,922 12,936 +2,014 118.4% 10,800 119.8%
経常利益率 6.3% 7.1% 6.0%
親会社株主に帰属す る 四半期純利益 6,095 6,229 +134 102.2% 6,200 100.5%
親会社株主に帰属する四半期純利益率 3.5% 3.4% 3.5%
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連結営業利益の状況(3Q累計1-9月実績)
売上総利益の増加 販売管理費の抑制
+1, 976
(前同比
118.5%)
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1.連結業績ハイライト②(3Q区間7-9月実績)
売上高は前同比97.6%と減収
◇自動車などの製造業向けのシステム構築や官公庁向けなどのBPO案件の減少により、前同比97.6%の
59,139百万円となりました。
売上原価率は77.3%に増加
◇売上原価は、リモートワークの普及などに関連するライセンス販売の増加などにより、77.3%になりま
した。なお、前年に流通業向けのハードウェア製品販売があったことなどにより、前年同期からは減少
(粗利率は改善)しています。(前年同期:78.2%)
販売費及び一般管理費は前年同期から横ばい
◇人材投資に係る費用は増加しましたが、新型コロナウイルス感染症の影響による国内外の出張・移動に係
る費用の減少により前年同期から横ばいとなりました。
◇営業利益は前同比105.6%の4,198百万円となりました。 (単位:百万円)
2020年12月期 2020年12月期
前同差 前同比 前同差 前同比
2Q累計実績 3Q区間実績
売上高 122,568 +9,012 107.9% 59,139 △ 1,457 97.6%
売上原価 94,380 +7,851 109.1% 45,736 △ 1,680 96.5%
売上原価率 77.0% 77.3%
売上総利益 28,188 +1,161 104.3% 13,402 +222 101.7%
販売費及び一般管理費 19,742 △ 591 97.1% 9,204 △0 100.0%
営業利益 8,446 +1,753 126.2% 4,198 +223 105.6%
営業利益率 6.9% 7.1%
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2.主なグループ会社売上高・営業利益
(単位:百万円)
2020年
12月期
売上高 営業利益
3Q累計実績 123,913 6,964 売上高は、組込/制御系では社会インフラ、業務系ではインターネットビジネス分野
やシステムインフラ構築が好調に推移しました。また、プロダクト・サービスもリモート
富士ソフト 前同差 +11,912 +1,421 ワークの普及などに関するライセンス販売が好調に推移し、増収となりました。営業
利益は、増収や販管費の抑制により増益となりました。
前同比 110.6% 125.6%
3Q累計実績 16,579 2,596 売上高は、国内CAEソリューションサービス事業、米国子会社、カナダ子会社等が
減収となりましたが、国内ITソリューションサービス事業、台湾およびベルギーの海
サイバネットシステム 前同差 +148 +639 外子会社の増収などにより、増収となりました。営業利益は増収及び経費の減少等
により増益となりました。
前同比 100.9% 132.7%
売上高につきましては、小売業におけるキャッシュレス化、マルチベンダー化(ハードウェア
3Q累計実績 20,459 1,688 とソフトウェアの分離)のニーズの高まり等により、ソフトウェアプロダクトの売上が増加しまし
ヴィンクス 前同差 △ 2,148 +151 た。一方、新型コロナウイルスの影響により、ハードウェア販売を中心とした受注遅れが発
生し、その結果、売上高は減収となりました。利益面につきましては、開発生産性の向上に
前同比 90.5% 109.9% より増益となりました。
3Q累計実績 10,153 677 売上高は、サービス事業において増収となっておりますが、ソフトウェア開発事業に
おいては制御系、業務系開発案件の受注不足(新型コロナウィルスによる開発時期
サイバーコム 前同差 △ 308 △ 40 の延伸や規模の縮小)により、総額として減収となりました。
営業利益は、減収により減益となりました。
前同比 97.0% 94.4%
3Q累計実績 6,899 496 売上高は、コールセンターサービス、BPOサービスともに地方自治体、民間が堅調
に推移しましたが、官公庁向け大型BPO業務の受注ができなかったことにより、大
富士ソフト
前同差 △ 2,371 △ 53 幅な減収となりました。
サービスビューロ 営業利益は、減収により減益となりました。
前同比 74.4% 90.3%
※「2020年12月期3Q累計実績」欄には、各社2020年1~9月の実績を記載しています。
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3.連結セグメント別売上高・営業利益
(単位:百万円)
2020年12月期売上高 2020年12月期営業利益
前同差 前同比 前同差 前同比
3Q累計実績 構成比 3Q累計実績 営業利益率
全社計 181,708 100.0% +7,554 104.3% 12,644 7.0% +1,976 118.5%
SI事業 171,908 94.6% +10,071 106.2% 11,709 6.8% +2,346 125.1%
システム構築 100,330 55.2% +1,904 101.9% 6,492 6.5% +589 110.0%
組込系/制御系ソフトウェア 49,114 27.0% +986 102.0% 3,625 7.4% +328 109.9%
業務系ソフトウェア 51,215 28.2% +918 101.8% 2,866 5.6% +261 110.0%
プロダクト・サービス 71,578 39.4% +8,166 112.9% 5,216 7.3% +1,756 150.8%
プロダクト・サービス 61,035 33.6% +8,628 116.5% 4,458 7.3% +1,728 163.3%
アウトソーシング 10,542 5.8% △ 462 95.8% 758 7.2% +28 103.9%
ファシリティ事業 1,982 1.1% △ 177 91.8% 664 33.5% △ 246 73.0%
その他事業 7,818 4.3% △ 2,338 77.0% 271 3.5% △ 123 68.7%
セグメント別売上高のポイント
●組込系/制御系ソフトウェア ●プロダクト・サービス
売上高は、社会インフラ系が好調に推移したことにより、 売上高は、他社ライセンスおよび自社プロダクトの販売
前同比102.0%と増収になりました。 が好調に推移し、前同比116.5%と増収となりました。
営業利益は、増収により前同比109.9%と増益になりまし 営業利益は、増収により前同比163.3%と増益になりま
た。 した。
●業務系ソフトウェア ●アウトソーシング
売上高は、インターネットビジネス分野やシステムインフ 売上高は、海外顧客の店舗休業によるサービス利用料の
ラ構築が堅調に推移し、前同比101.8%の増収となりまし 減少等により、前年同比95.8%の減収となりました。
た。営業利益は、増収により前同比110.0%と増益になり 営業利益は、当期は販管費が抑制したことなどにより前
ました。 同比103.9%の増益となりました。
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4.連結損益計算書
(単位:百万円)
2019年12月期 2020年12月期
3Q累計実績 3Q累計実績
前同差 前同比
2020年12月期
3Q累計計画 計画比
損益計算書のポイント
売上高 174,153 181,708 +7,554 104.3% 178,600 101.7%
売上原価 133,946 140,116 +6,170 104.6% - - ① 売上原価率(77.1%)
売上原価率 76.9% 77.1% ① 他社製品を中心としたライセンス販売の
売上総利益 40,207 41,591 +1,384 103.4% - - 増加
売上総利益率 23.1% 22.9%
販売費及び一般管理費 29,539 28,946 △ 592 ② 98.0% - -
販管費率 17.0% 15.9%
営業利益 10,667 12,644 +1,976 118.5% 10,600 119.3%
営業利益率 6.1% 7.0% 5.9% ② 販売費及び一般管理費(△592百万円)
営業外収益 436 376 △ 60 86.2% - -
採用や研修のオンライン化による効率化
営業外費用 314 305 △8 97.2% - -
および国内外の出張・移動費用の減少
持分法による投資損益 131 220 +89 167.6% - -
経常利益 10,922 12,936 +2,014 118.4% 10,800 119.8%
経常利益率 6.3% 7.1% 6.0%
特別利益 224 224 △0 99.9% - -
特別損失 136 1,092 +956 - - -
税金等調整前四半期純利益 11,010 12,068 +1,057 109.6% - -
法人税等合計 3,369 4,125 +756 122.5% - -
四半期純利益 7,641 7,943 +301 103.9% - -
非支配株主に帰属する四半期純利益 1,546 1713 +167 110.8% - -
親会社株主に帰属する四半期純利益 6,095 6,229 +134 102.2% 6,200 100.5%
親会社株主に帰属する四半期純利益率 3.5% 3.4% 3.5%
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5.連結貸借対照表
貸借対照表のポイント
(単位:百万円)
2019年12月期 2020年12月期 2019年12月期
前期末差
期末 3Q期末 3Q期末(参考)
流動資産 88,009 98,504 + 10,495 ① 85,430 ① 流動資産( +10,495百万円)
現金及び預金 22,278 35,148 + 12,870 21,715
受注増による現預金の増加
受取手形及び売掛金 49,570 48,085 △ 1,485 48,829
有価証券 7,000 5,500 △ 1,500 6,000
たな卸資産 5,930 6,192 + 262 5,401
その他 3,229 3,577 + 348 3,484
固定資産 119,609 128,207 + 8,597 ② 116,139 ② 固定資産( +8,597百万円)
有形固定資産 86,334 90,135 + 3,801 81,895
無形固定資産 4,043 4,866 + 822 4,561 体制強化によるオフィススペース確保のための
投資その他の資産 29,231 33,205 + 3,973 29,682 ビル建設資産
資産合計 207,618 226,712 + 19,093 201,569
流動負債 48,106 62,087 + 13,980 44,073
支払手形及び買掛金 13,361 11,867 △ 1,494 14,378
短期借入金 4,159 22,503 + 18,343 4,988
コマーシャル・ペーパー 3,000 - △ 3,000 -
未払費用・賞与引当金 10,476 11,653 + 1,177 ③ 11,147 ③ 流動負債( +13,980百万円)
未払法人税等 3,534 2,044 △ 1,489 2,711 固定負債( △227百万円)
工事損失引当金 194 85 △ 108 147
その他 13,380 13,932 + 552 10,699 コロナ禍の影響を踏まえた運転資金確保による短期
固定負債 32,691 32,463 △ 227 32,373 資金調達の増加と有価証券評価益の減少
長期借入金 22,618 23,191 + 573 22,803
その他 10,073 9,272 △ 800 9,569
負債合計 80,797 94,550 + 13,753 76,446
純資産合計 126,820 132,161 + 5,340 125,123
負債純資産合計 207,618 226,712 + 19,093 201,569
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6.連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
2019年12月期 2020年12月期
3Q累計実績 3Q累計実績 前同差
営業活動によるキャッシュ・フロー 8,890 9,266 +375
投資活動によるキャッシュ・フロー △ 4,231 △ 13,296 △ 9,064
財務活動によるキャッシュ・フロー △ 3,345 13,864 +17,209
現金及び現金同等物に係る換算差額 △ 130 △ 27
現金及び現金同等物の増減額 1,182 9,806
現金及び現金同等物の期首残高 24,587 26,158
現金及び現金同等物の四半期末残高 25,770 35,965
キャッシュ・フローのポイント
●営業活動によるキャッシュ・フロー
当期は9,266百万円の収入となりました。
なお、増収による入金の増加により、前同差は375百万円の増加となりました。
●投資活動によるキャッシュ・フロー
当期はオフィススペース確保のための建設費用などにより、13,296百万円の支出となりました。
●財務活動によるキャッシュ・フロー
当期は運転資金等に関する借入により、13,864百万円の収入となりました。
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7.連結SI事業の受注高・受注残高
(単位:百万円)
2020年12月期 3Q累計実績
期首受注残高 前同比 受注高 前同比 売上高 前同比 期末受注残高 前同比
SI事業 合計 54,712 122.6% 174,324 101.4% 171,908 106.2% 57,128 104.4%
システム構築 34,899 111.4% 101,828 98.8% 100,330 101.9% 36,397 101.3%
組込系/制御系ソフトウェア 14,138 110.8% 49,452 99.3% 49,114 102.0% 14,476 100.3%
業務系ソフトウェア 20,761 111.8% 52,376 98.4% 51,215 101.8% 21,921 101.9%
プロダクト・サービス 19,812 149.0% 72,496 105.2% 71,578 112.9% 20,730 110.4%
プロダクト・サービス 17,130 158.7% 62,387 109.1% 61,035 116.5% 18,482 118.6%
アウトソーシング 2,681 107.2% 10,108 86.4% 10,542 95.8% 2,248 70.4%
受注高・受注残高のポイント
●システム構築分野のポイント ●プロダクト・サービス分野のポイント
・組込系/制御系ソフトウェア ・プロダクト・サービス
受注は、社会インフラ系が好調に推移したものの、機械制 受注は他社ライセンス製品の受注が増加し、前同比109.1%と
御系などの減少により、前同比99.3%となりました。また、 なりました。また、期末受注残高は前同比118.6%となりまし
期末受注残高は前同比100.3%となりました。 た。
なお、第3四半期区間の受注(第2四半期比)は、自動車分
野などの増加により105.8%となりました。
・アウトソーシング
・業務系ソフトウェア 受注は運用保守案件や流通業向サービスの減少により、前同
受注は、その他業務系が好調に推移したものの、金融業向 比86.4%となりました。また、期末受注残高は前同比70.4%
けなどの減少により、前同比98.4%となりました。また、 となりました。
期末受注残高は前同比101.9%となりました。 なお、第3四半期区間の受注(第2四半期比)は、流通業向け
なお、第3四半期区間の受注(第2四半期比)は、流通・ サービスが増加に転じたことなどにより、104.3%となりまし
サービス業などの増加により124.4%となりました。 た。
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8.当期業績予想について
◼ 受注は主力のシステム構築分野が第2四半期に底打ちし、増加に転じております。
●受注高の推移(百万円) 他社ライセンス製品
の大型案件あり
60,000
ハードウェア製品
販売などが減少
40,000
業務系ソフトウェアなど
が牽引し底打ち
20,000
0
第1四半期 第2四半期 第3四半期
組込系・制御系ソフトウェア 業務系ソフトウェア プロダクト・サービス
アウトソーシング ファシリティ・その他
◼ 当期業績予想に対する第3四半期累計業績は良好に進捗しており、また第4四半期に
特別な損益悪化要因や経費支出などは想定していませんが、短期的な経営環境の動向
を慎重に勘案し、今回は当期業績予想を修正しておりません。
(当期業績予想を修正すべき事由が発生した場合は、速やかに開示します)
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※ 本資料に掲載されている業績の見通し等将来に関する情報は、現在入手可能な情報に基づいて合理的と
判断したものです。実際の業績は市場動向、経済情勢など様々な要因の変化により大きく異なる可能性
があります。
また、資料配布の目的が、当社株式の保有継続および追加購入を推奨するものではないことも、併せて
ご理解いただきますようお願い申し上げます。
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