9722 藤田観 2021-08-12 15:00:00
2021年12月期 第2四半期決算説明資料 [pdf]

藤田観光株式会社
2021年12月期 第2四半期
決算説明資料




             2021年8月12日
            藤田観光株式会社
           (証券コード:9722)
  損益計算書
                                                                  2021年12月期   第2四半期決算説明資料

➤売上高は前年比6.8億円の減収となるも、コスト削減効果により、実質の前年比では23億円の赤字縮小
➤断続的に緊急事態宣言が発出される中、衛生管理を徹底し施設を休止することなく営業を継続
                ※参考前年比:2020年2Qは営業休止中の固定費2,289百万円を特別損失に振り替えているため、振り替え前の実績と比較
                                               2021年
                             1Q実績     2Q実績     2Q累計      前年比      参考前年比※      主な増減要因
              (百万円)                             実績
                             1~3月     4~6月
 売上高                          5,132    6,796    11,928    ▲686      ▲686
                 WHG事業        1,849    1,950     3,799   ▲2,274   ▲2,274
                                                                            ↓1・2月の大幅減収
        ラグジュアリー&バンケット事業    2,247    3,710     5,957    1,727     1,727   1~3月 ▲5,501
                                                                            4~6月 +4,815
               リゾート事業           621      723     1,345     158       158
                    その他         414      411     826      ▲298      ▲298
 営業利益                        ▲5,794   ▲4,261 ▲10,056         99     2,388
                 WHG事業       ▲3,814   ▲3,496   ▲7,310    ▲1,410     ▲169
        ラグジュアリー&バンケット事業   ▲1,279    ▲206    ▲1,486     1,229     1,848
               リゾート事業         ▲488     ▲391     ▲880        ▲5       390
                    その他       ▲211     ▲167     ▲378        285      319
 EBITDA(営業利益+減価償却費)          ▲4,743   ▲3,275   ▲8,017        54     2,014
 経常利益                        ▲6,101   ▲4,242 ▲10,344       ▲80      2,209
                  特別利益       35,717      672    36,389   36,280    36,280   固定資産売却益等

                  特別損失        2,533     627      3,160       57     2,346   撤退による減損損失等

                税金費用等         3,897    ▲413      3,484    3,346     3,346
 親会社株主に帰属する当期純利益             23,184   ▲3,784    19,400   32,797    32,797                   1
 損益計算書 (売上)
                                                                               2021年12月期       第2四半期決算説明資料


➤1Q(1~3月)は1~2月比で大幅減収となるも、2Q(4~6月)では前年比48億円の増収
ラグジュアリー&バンケット事業
 ・2Q(4~6月)は、Go Toキャンペーン効果を受けた前年4Q(10~12月)並みの売上を確保
  婚礼部門:2020年から延期された婚礼実施も含み、前年比15億円の増収
  宿泊部門:ホテル椿山荘東京では稼働率、ADRが前年比プラス
リゾート事業
 ・箱根小涌園 天悠では2Q(4~6月)の週末稼働率が77%、6月には87%まで回復
WHG事業
 ・首都圏事業所を中心に稼働率が伸び悩む中、仙台・浦和においては前年から引き続き堅調に推移

                                              売上高推移                             緊急事態宣言(東京)           (百万円)

                                                                                   1/8~3/21
                                                       12月末以降                     4/25~6/20           5,000

                                                  Go Toキャンペーン中止                   7/12~8/31
                           7月下旬~12月中旬
                                                                                                      4,000
                         Go Toキャンペーン適用
                        (10月から東京が対象追加)
                                                                                                      3,000

                    4~5月
                   緊急事態宣言                                                                             2,000



                                                                                                      1,000



                                                                                                      0
 2020年                                                            2021年
   1月    2月   3月   4月    5月   6月   7月   8月   9月   10月   11月   12月   1月    2月   3月    4月   5月    6月

                              WHG事業     ラグジュアリー&バンケット事業          リゾート事業        その他                            2
 損益計算書 (コスト)
                                        2021年12月期   第2四半期決算説明資料




➤コスト削減効果により、収益構造が改善             営業固定費(2019年上期比)
                                                              (%)

2021年上期 営業固定費                                                 100
  2019年上期比で74%まで低減                                            90

2021年上期 人件費                                                   80
  2019年上期比で66%まで低減                                            70

                                                              60
<主なコスト削減策>                                                    50
・早期希望退職の実施
・役員報酬、従業員給与・賞与の減額                                             40
・外部委託費の内製化
                                                              30
・賃料交渉 など
                                                              20

                                                              10

                                                              0
                              2019年2Q   2020年2Q     2021年2Q
                                         振替前 ※
 ※
 2020年2Qは営業休止中の固定費2,289百万円を
 特別損失に振り替えているため、振り替え前の実績と比較    固定人件費    業務委託費     その他営業固定費
                                                                    3
部門別売上高および主要事業所の営業指標
                                                                       2021年12月期      第2四半期決算説明資料


    部門別売上高(1月~6月)                              営業指標 前年との対比(1月~6月)

                                  (百万円)

                         売上高                            宿泊部門                    ADR         稼働率
                部門                前年比
                         実績                                          合計         ▲40.7%      ▲0.5pt
            宿        泊    3,143   ▲1,748   W        H       G        東京         ▲54.4%       +0.2pt
W   H   G
            そ の 他          656     ▲526                          東京以外           ▲22.7%      ▲0.7pt
                                           ホ テ ル 椿 山 荘 東 京                       +9.3%       +5.5pt
            宿        泊     633       248
                                           箱 根 小 涌 園                 天 悠         +9.0%      ▲1.6pt

ラグジュ        婚        礼    3,194    1,529
アリー&                                                            婚礼                    宴会
            宴        会     442     ▲486    婚礼・宴会                           婚礼                宴会
バンケッ                                         部門
                                                            一人あたり
                                                                           人員
                                                                                  一人あたり
                                                                                              人員
 ト                                                            単価                    単価
            料        飲    1,044      231
                                           ホ テ ル
                                           椿山荘東京
                                                            +27.8%     +68.9%      +13.8%   ▲56.7%
            そ の 他          642       205
                                           太    閤       園   +22.5%     +38.7%      +16.9%   ▲63.3%
            宿        泊     993       173

            日帰り・                                                           入場人員            入場単価
リゾート                       271      ▲13        日帰り・レジャー部門
            レジャー
                                           箱根小涌園ユネッサン                           ▲8.3%       ▲10.4%
            そ の 他           79       ▲1

                                                                                                      4
 貸借対照表
                                               2021年12月期   第2四半期決算説明資料

➤資産売却により財務体質を大幅に改善

                                                                 (百万円)

    <資産>     2020年12月    2021年6月     前期末比           主な増減要因

  流動資産合計        10,149      37,090    26,940   ↑下記資産売却による現預金の増加

                                               ↓資産売却(太閤園、投資有価証券)
  固定資産合計        86,446      74,631   ▲11,815   による減少

   資産合計         96,595     111,721    15,125


  <負債・純資産>   2020年12月    2021年6月     前期末比           主な増減要因

    流動負債合計      25,197      28,864     3,667

    固定負債合計      70,051      62,244    ▲7,806   ↓早期退職による退職給付負債減少等


  負債合計          95,248      91,109    ▲4,139

  純資産合計          1,347      20,611    19,264   ↑資産売却による利益剰余金の増加


  負債純資産合計       96,595     111,721    15,125


                                                                         5
    当社の取り組み
                                                2021年12月期   第2四半期決算説明資料



                2019年末         2020年末      2021年6月末
     純資産        264.3億円         13.4億円     206.1億円
    自己資本比率       25.4%           1.2%       18.3%


資本・資金に関する主な取り組み

資   太閤園        1~6月:      特別利益332.7億円を計上
産
売   投資有価証券     1~6月:      5銘柄を売却し、特別利益17.5億円を計上
却


➤2021年7月16日付取締役会における決議事項
・成長投資、構造改革の資金調達、および今後の機動的かつ柔軟な資本政策に備えることを目的とした
 増減資に関わる事項を決議
・2021年9月27日臨時株主総会にて承認を得ることを条件としており、効力発生は2021年9月28日予定

    増資         引受人:       DBJ※飲食・宿泊支援ファンド投資事業有限責任組合
    第三者割当による
               調達資金:      150億円(資本金・資本準備金をそれぞれ75億円増額)
増   優先株式発行
                                                     ※DBJ=株式会社日本政策投資銀行
減
資                         上記増資後、資本金及び資本準備金の額を減少し、その他資本剰余
    減資                    金へ振り替え
               減資後:       資本金 1億円 資本準備金 25百万円
                                                                          6
事業計画(2021年~2025年)の進捗状況
                                        2021年12月期   第2四半期決算説明資料

➤コスト削減の継続に加え、事業構造改革と成長戦略である箱根小涌園の再開発を推進

          コスト削減の継続、労務対策や不採算事業所対応による事業構造を改革
          •   需要に合わせたコストコントロール
              ⇒役員報酬・従業員給与の減額、社外出向、賃料減額、委託業務内製化等の継続
【戦略Ⅰ】         ※コスト削減が計画以上に進捗、士気向上のため、従業員給与削減を早期に解除(9月)
構造改革
          •   労務改革による収益構造の再構築
 の推進
              ⇒早期希望退職の実施による年齢構成の是正、WHGの販売・管理機能および拠点
              集約による効率化とコスト(賃料)削減、新人事制度の検討推進(2022年導入)

          •   不採算事業所の撤退

          マーケティング・ブランディング強化施策の遂行
          • コロナ後を見据えた付加価値向上への取組みを実施中
            ⇒箱根小涌園 天悠「川床」、ホテル椿山荘東京「東京雲海」、
【戦略Ⅱ】       WHG 異業種や地域との連携
事業ポート
          •   会員プログラム、予約システムの刷新(2022年導入)
フォリオ
              ⇒利用頻度の高いお客様ほどポイントが還元される会員プログラムと、
の見直し
              操作性の高い予約システムへ刷新し、直予約とリピーターを増加
          椿山荘・箱根小涌園の事業強化
          • 箱根小涌園(新ホテルおよびユネッサン)再開発 【詳細次ページ】
 【戦略Ⅲ】
経営管理体制の   施策進捗の管理体制強化(継続)
   強化                                                             7
  事業計画(2021年~2025年)の進捗状況
                                                                     2021年12月期   第2四半期決算説明資料

   ➤成長投資により、箱根小涌園の事業ポートフォリオにおいて不足する、中価格帯
   (マーケットのボリュームゾーン)を補完、幅広い顧客層ニーズに対応

    [高]             三河屋・蓬莱園
                   エリアでの可能性
                                                    ・新ホテルの開業により、箱根小涌園エリアの客室数は
                                                    190室(収容570名)から、340室(収容1000名)へ増加
                                     天悠
          価           三河屋                           ・機能強化を目的とした「箱根小涌園ユネッサン」の再開
          格                                         発により、宿泊施設との相乗効果も含めて、集客力・収益
          帯
              ユネッサン利用層                新
                                     ホテル
                                                    力を回復・向上
                                                    ・ユネッサンと一体的に、一度の滞在では時間が足りない
                   美山
                   楓林
                                                    くらいのコンテンツやサービスを用意
    [低]
                             施設規模
              [10室]         [100室]         [200室]   【「箱根ホテル小涌園」概要】

              天悠                                    部屋数:150室(予定)
                                                    付帯施設:露天風呂付き大浴場、貸切風呂、レストラン等
                                                    開業:2023年7月(予定)
                                      ユネッサン
                                                    投資額:約60億円


三河屋旅館



美山楓林
                蓬莱園                    箱根ホテル小涌園




                                                     旧ホテルの特徴であったエントランスロ    最上階には、自然の景観を活かした
                                                     ビーの景観を踏襲し、新たなシンボルへ      露天風呂と貸切風呂をご用意
                                                                                               8
 事業計画(2021年~2025年)の進捗状況
                                    2021年12月期   第2四半期決算説明資料


コロナ後を見据えた付加価値向上への取り組み
【ホテル椿山荘東京】
 庭園の魅力を最大限に活かす「東京雲海」
・雲の中のイブニングハイティー
 東京雲海の中、密を避け涼を感じられる庭園で、三段のオードブルスタンド
 やローストビーフとともに厳選したノンアルコールドリンクをご提供
 富裕層向けに長期滞在とグループ施設回遊促進
                                   ホテル椿山荘東京     イブニングハイティー
 ホテル椿山荘東京での長期滞在促進と、滞在中におけるグループ施設
 (箱根小涌園、カメリアヒルズカントリークラブなど)の回遊効果を狙い、
 再生医療クリニックを誘致

【箱根小涌園 天悠】
 自然に囲まれたロケーションを活用した「川床」
・涼風(かぜ)そよぐ渓谷庭園カフェ
 庭園内を流れる川を間近に感じる席を設置
                                      箱根小涌園 天悠 渓谷庭園カフェ

【箱根小涌園ユネッサン】
 デイキャンプ &スパ 森の音(もりのね)
 アウトドア需要の高まりを受け、バーベキューガーデン・
 デイキャンプエリアをオープン

【WHG】
 異業種、地域との連携
                                        箱根小涌園ユネッサン
 異業種や地元企業等とのコラボレーションプランやガイドツアーを企画       デイキャンプ&スパ森の音
                                                              9
  四半期別売上高・営業利益推移
                                                                     2021年12月期     第2四半期決算説明資料




                  売上高推移                                            営業利益推移

(百万円)                                             (百万円)
20,000                                            2,000

                                                  1,000

15,000                                                0

                                                  -1,000

10,000                                            -2,000

                                                  -3,000

 5,000                                            -4,000

                                                  -5,000

    0                                             -6,000
         2017年    2018年   2019年   2020年   2021年            2017年   2018年   2019年   2020年   2021年

            第1Q     第2Q    第3Q    第4Q                         第1Q    第2Q    第3Q    第4Q




                                                                                                   10
会社概要
                              2021年12月期   第2四半期決算説明資料




 上場取引所        東京証券取引所市場第一部

 社名           藤田観光株式会社

 証券コード        9722

 単元株式数        100株

 事業年度         毎年1月1日~12月31日

 基準日          12月31日

 配当金支払株主確定日   12月31日および中間配当を実施するときは6月30日

 定時株主総会       毎年3月

 発行済株式の総数     12,207,424株

 発行可能株式総数     44,000,000株

 決算期          毎年12月31日




                                                    11
     施設一覧(2021年8月12日現在)
                                                                                             2021年12月期     第2四半期決算説明資料
                      WHG事業                                         リゾート事業                             ラグジュアリー&バンケット事業
        ≪宿泊≫   36拠点   11,075室(開業予定1拠点含む)             ≪宿泊≫12拠点 560室(開業予定1拠点含む)                           ≪宿泊≫ 1拠点      267室

■ワシントンホテル                  ■ホテルグレイスリー                箱根小涌園 天悠                              150室   ホテル椿山荘東京                   267室
  (21拠点 6,867室)               (11拠点 3,198室)
                                                     箱根小涌園 美山楓林                            15室           ≪婚礼・宴会≫ 5拠点
仙台                223室     札幌                 440室
                                                     箱根小涌園 三河屋旅館                           25室    マリーエイド
新宿(本館)            1,280室   銀座                 270室
                                                     箱根ホテル小涌園                                     ルメルシェ元宇品
                                                                                           150室
秋葉原               369室     田町                 216室           (2023年7月開業予定)
                                                                                                  ザ サウスハーバーリゾート
東京ベイ有明            830室     浅草                 125室   伊東小涌園                                 50室
                                                                                                  マリコレ ウェディングリゾート
横浜桜木町             553室     新宿                 970室   伊東    緑涌                              7室      (2021年12月12日営業終了予定)

横浜伊勢佐木町                                              藤乃煌     富士御殿場                         19室    鞘ヶ谷ガーデン アグラス
                  399室     京都三条(北館)           97室
(年内営業終了予定)
                                                     Nordisk Village Goto Islands          12室           ≪レジャー≫ 1拠点
浦和                140室     京都三条(南館)           128室
                                                     永平寺     親禅の宿      柏樹関                 18室    カメリアヒルズカントリークラブ
関西エアポート           504室     大阪なんば              170室
                                                     湯河原温泉ちとせ【MC】                          38室           <レストラン>2拠点
広島                266室     那覇                 198室
                                                     ホテルやまなみ【MC】                           26室    東京大学伊藤国際学術研究センター内
キャナルシティ・福岡        423室     ソウル                336室                                                レストラン【MC】
                                                     十和田ホテル【業務提携】                          50室
山形七日町【FC】         213室     台北(2021年開業予定)      248室                                                明治大学 紫紺館 フォレスタ椿山荘【MC】
                                                                ≪レストラン≫        3拠点
山形駅西口【FC】         100室                                                                                   会員制リゾートホテル
                                                     レストランあかしあ亭
会津若松【FC】          154室     ■ホテルフジタ(1拠点 354室)                                                            ≪宿泊≫    7拠点   460室
                                                     箱根小涌園 蕎麦 貴賓館
郡山【FC】            184室     福井【FC】             354室                                                ■ウィスタリアンライフクラブ
                                                     箱根小涌園
いわき【FC】           148室                               鉄板焼・しゃぶしゃぶ 迎賓館                               ヴェルデの森   100室
立川【FC】            170室     ■ホテルタビノス(3拠点 656室)                   ≪レジャー≫        3拠点                 箱根      18室         熱海       54室
木更津【FC】           146室     浜松町                188室   箱根小涌園ユネッサン                                   宇佐美     58室         鳥羽       76室
燕三条【FC】           103室     浅草                 278室   箱根小涌園 元湯 森の湯                                 野尻湖     64室
宝塚【FC】            135室     京都(2021年7月30日開業)   190室   下田海中水族館                                      プロミネント車山高原      90室
佐世保【FC】           190室        海外現地法人・駐在員事務所                          その他事業

新宿(新館)【MC】        337室     上海                                 ≪宿泊≫      1拠点    214室
                                                     ISORAS CIKARANG                214室                                            12
           IR担当部門 (お問合せ先)
    藤田観光株式会社 企画本部 経理・財務IR部
               TEL:03-5981-7727
   https://www.fujita-kanko.co.jp/ir/index.html


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当資料は、藤田観光グループの業績および今後の経営戦略に関する情報の提供を目的としたものであり、
当社が発行する有価証券の投資勧誘を目的としたものではございません。
また、注記を行っている場合を除き、2021年6月30日現在のデータに基づいて作成しております。
尚、当資料に掲載された予測等は作成時点での当社の判断であり、経営環境の変動により今後変更され
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