9722 藤田観 2021-02-12 16:40:00
2020年12月期決算説明資料 [pdf]
ホテル椿山荘東京庭園 『東京雲海』
藤田観光株式会社
2020年12月期 2021年2月12日
藤田観光株式会社
決算説明資料 (証券コード:9722)
目次
1. 2020年12月期 当社の取り組み
2. 2020年12月期 業績
3. 2021年12月期 事業計画の概要と足元の状況
4. 参考資料
箱根小涌園 天悠『浮雲の湯』 1
1. 2020年12月期 当社の取り組み
2
ホテル椿山荘東京 『東京雲海 椿ディナーセレクション』
2020年12月期 当社の取り組み
環境衛生に ➤お客さまと従業員の安心安全を最優先にした
対する
取り組み オペレーションを実施
➤社長直轄の緊急対策本部主導により徹底的な
コスト削減
コスト削減を実施
➤国内リピーター需要の獲得や高付加価値商品の
営業施策
展開により収益を確保を図る
事業計画 ➤大きく変化する事業環境を踏まえ、中期経営計画
策定 (2020~2024)を見直し、新たな事業計画を策定
3
当社の取り組み -環境衛生に対する取り組み-
➤独自の「環境衛生方針」を制定し、各事業所に専門の教育を受けた「環境スーパーバイザー」を配置
➤内部監査を担当するSDGs推進室が衛生管理の遂行状況をモニタリングする体制を確立
清掃、消毒の徹底 ソーシャルディスタンス 接触機会の削減
飛沫防止の徹底
定期的な清掃・消毒・換気 の確保 アクリルボード等を設置
婚礼・宴会打合せの
を実施 座席数変更や誘導ロープ設置 オンライン化を推進
デジタル技術や 従業員の衛生・
ブッフェの提供方法変更
プレートサービスやスタッフによる 最新テクノロジーの活用 健康管理の徹底
取り分け、個別の盛り付けで提供 全スタッフのマスク着用、
スマートフォンアプリ、QRコードの活用
出勤時の検温・健康チェックの実施
4
当社の取り組み -コスト削減-
主なコスト削減策
通期 営業費用削減額(前年比)
前年 従業員の ・社員、契約社員、パートアルバイトなど全従業員
約5,500名対象に月平均6日の一時帰休を実施
一時帰休 ・雇用調整助成金約31億円を特別利益として計上
変
動 役員報酬の ・4月より月額報酬を減額
費 営 ・9月以降は代表取締役の50%削減をはじめ、
客室清掃 業 減額 さらなる減額を実施
▲102億円 委託費 費
用
従業員の ・夏季賞与を3分の2減額、冬季賞与支給なし
を
人 ・11月以降、管理職の基本給5%減額
労 約 処遇変更
件 務 ・時間外、深夜等の各種割り増し手当の規定見直し
費 費 214
54億円 億 委託業務内製化 ・客室清掃や食器洗浄などの外注業務の内製化
営 ・稼働状況に合わせた契約の見直しにより、労務費
業 円 と契約見直し
削 を削減
固 68億円
定 減
・WHG事業他、すべての賃貸借事業所において
費 業務委託費 賃料の減額 賃料減額を交渉
投資計画の
▲111億円 ・計画の再精査により不急の投資案件を見送り
見直し
その他費用の
・広告宣伝費などの抑制
削減
5
当社の取り組み -営業施策-
WHG事業
安心・安全を確保する新スタンダードを確立
・朝食を定食スタイルで提供、一部事業所では客室へのお届け、テイクアウトサービスも開始
・国内20拠点においてQRコード決済を拡充
事前予約不要のデイユース・テレワークプランなど、新しいニーズに合わせた商品を展開
近隣施設とのタイアップにより1泊2食の高付加価値プランを造成、Go Toトラベルキャンペーン需要
を取り込み
政府による入国規制緩和の動きに対応できるよう、レジデンストラック(入国・帰国後の14日間の自
宅等待機が求められる)などでのインバウンド宿泊受け入れ態勢を強化
画像差替予定
・定食スタイルでの朝食 ・QRコード決済を拡充 ・都内5ホテルの客室とラウンジを
客室へのテイクアウトも可能に 利用することができる「テレワーク
共通チケット」を販売
6
当社の取り組み -営業施策-
ラグジュアリー&バンケット事業
【ホテル椿山荘東京】
開業70周年を迎える2022年に向けた3ヵ年の庭園プロジェクトを開始
「東京雲海」「千の光のライトアップ」「椿の植樹」などの庭園活用により、滞在の付加価値を向上
「東京雲海」 「千の光のライトアップ」 「椿の植樹」
幻想的な雲海を庭園で毎日再現 光にゆらぎや強弱の変化をもたせ生き 「つばきやま」と呼ばれてきた景勝地を次
生きとした庭園の魅力を表現 時代へ継承
プライベート感を安心してお楽しみいただくことができ ご自宅で、ホテルならではのお料理を
る宿泊プランやイベント、個室での会食プランを販売 お楽しみいただける新たな料理提供ス
タイルを提案
・ビアテラスやシャンパンガーデン ・個室会場貸切のプライベート会食
などのオープンエアイベント プラン ・テイクアウトサービス 7
当社の取り組み -営業施策-
リゾート事業
【箱根小涌園 天悠】
全客室に温泉露天風呂を備えている強みを活かした部屋食付きおこもりプランなどを販売
ワーケーション等新たなニーズに対応した商品・プラン強化
大浴場やレストランの利用状況を見える化し、混雑を緩和
動画での館内説明の導入など、フロントでのチェックイン手続きの工夫により接触機会を低減
・夕、朝食ともに天悠特製二段重のお弁当を ・営業時間外のラウンジを ・サイネージやQRコードを活用し
客室にデリバリーする部屋食プラン コワーキングスペースとして 混雑具合を表示
提供するワーケーションプラン
【藤乃煌 富士御殿場】グランピング施設
独立型キャビンでチェックインも行い、他のお客さまとの接触機会を低減
8
2. 2020年12月期 業績
The South Harbor Resort
2020年12月期 サマリー
➤Go Toキャンペーン開始を機に回復基調に転じたものの、停止に伴い再度低迷
➤withコロナに適したリゾート事業は6月以降回復、下期以降も好調に推移
1Q 2Q 3Q 4Q
▲インバウンドの急減、イ ▲緊急事態宣言発出を受け ●営業施策が奏功し、Go ●東京発着旅行も対象となり、
ベント開催や外出自粛要請 複数事業所で営業を休止 Toキャンペーンによって喚 ホテル椿山荘東京の稼働率が
による影響により、国内外 ●環境衛生対策を徹底し、順 起された近距離旅行などの 回復
からの需要が減退 次営業を再開 需要を取り込み ▲12月のキャンペーン停止を受
●露天風呂付客室を備える ●リゾート事業を中心 け、キャンセルが発生
天悠や緑涌、グランピン に稼働率が回復
グが好調に推移
140%
7/22
Go Toキャンペーン開始 120%
WHG事業:14ホテルの営業を休止
L&B事業:9施設の営業を休止 12/18 100%
リゾート事業:10ホテル・施設の営業を休止 キャンペーン停止
10/1
その他事業:4施設の営業を休止 80%
東京が対象追加
60%
4~5月
1/30 40%
緊急事態宣言
WHO「国際的
な緊急事態」を 20%
宣言
0%
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
WHG事業 L&B事業 リゾート事業 当社グループ全体
L&B事業=ラグジュアリー&バンケット事業 <売上高前年比推移> 10
2020年12月期 損益計算書
➤数年来収益の柱となってきたWHG事業が打撃を受け、大幅減収
ラグジュアリー&バンケット事業の影響も多大
(百万円)
2019年 2020年
増減 主な増減要因
実績 実績
売上高 68,960 26,648 ▲42,311
四半期ごとの売上高前年比(%)
WHG事業 37,629 10,355 ▲27,274 1Q:66.9%
2Q:11.2%
ラグジュアリー&バンケット事業 22,388 9,897 ▲12,491 3Q:30.9%
4Q:47.3%
リゾート事業 5,790 4,220 ▲1,569
3Q以降は回復基調
その他 3,151 2,175 ▲976
営業利益 280 ▲20,611 ▲20,891
↓減収影響により大幅な減益
WHG事業 2,254 ▲13,669 ▲15,923
↑営業費用削減(+21,419)
ラグジュアリー&バンケット事業 ▲65 ▲4,716 ▲4,651
↑営業休止中に発生した固定費(人
リゾート事業 ▲939 ▲769 169 件費・減価償却費など)等を特別損
失に計上(+2,289)
その他 ▲969 ▲1,455 ▲485
EBITDA(営業利益+減価償却費) 5,211 ▲16,198 ▲21,409
経常利益 401 ▲20,930 ▲21,331
親会社株主に帰属する当期純利益 ▲285 ▲22,427 ▲22,141
※当連結会計期間より、組織変更に伴い、営業施設の属するセグメントを一部変更しております。
なお、前期連結累計期間のセグメント情報は、変更後のセグメント区分で記載しております。 11
2020年12月期 貸借対照表
➤自己資本が大きく毀損するも債務超過は回避
(百万円)
<資産> 2019年12月 2020年12月 増減 主な増減要因
流動資産合計 11,272 10,149 ▲1,122 売掛債権の減少
固定資産合計 91,999 86,446 ▲5,553 投資有価証券の売却・時価下落
資産合計 103,271 96,595 ▲6,675
<負債・純資産> 2019年12月 2020年12月 増減 主な増減要因
流動負債合計 20,768 25,197 4,428 手元資金調達により短期借入金増加
固定負債合計 56,063 70,051 13,987 手元資金調達により長期借入金増加
負債合計 76,832 95,248 18,415
純資産合計 26,438 1,347 ▲25,091 利益剰余金の減少(▲22,787)
負債純資産合計 103,271 96,595 ▲6,675
12
2020年12月期 キャッシュフロー計算書
➤4月以降、借入や投資有価証券売却等により手元資金を確保
(百万円)
2019年実績 2020年実績 増減 2020年実績の主な内訳
営業活動による
4,946 ▲17,069 ▲22,016
キャッシュ・フロー
有形及び無形固定資産の取得による
投資活動による
▲3,496 ▲2,412 1,083 支出(▲4,079)
キャッシュ・フロー 投資有価証券売却による収入(853)
フリーキャッシュ・フロー 1,450 ▲19,482 ▲20,932
財務活動による
▲1,467 19,831 21,299 借入金の調達
キャッシュ・フロー
13
2020年12月期 部門別売上高
➤WHG事業(宿泊部門)・ラグジュアリー&バンケット事業(婚礼・宴会部門)
が大幅な減収となり、収益の源泉が大きな影響を受ける
(百万円)
部門 売上高実績 増減 前年比(%)
宿 泊 8,403 ▲23,130 26.6%
W H G
そ の 他 1,951 ▲4,143 32.0%
宿 泊 1,194 ▲1,084 52.4%
婚 礼 4,052 ▲6,268 39.3%
ラ グ ジ ュ ア
リ ー & 宴 会 1,380 ▲3,524 28.2%
バ ン ケ ッ ト
料 飲 2,083 ▲1,319 61.2%
そ の 他 1,185 ▲294 80.1%
宿 泊 2,750 ▲951 74.3%
日 帰 り ・
リ ゾ ー ト 875 ▲600 59.3%
レ ジ ャ ー
そ の 他 594 ▲18 97.0%
14
2020年12月期 主要事業所の営業指標
➤WHG事業の東京のADR・稼働率低下が大きく影響
ADR 稼働率
宿泊部門
前年比 計画比 前年比 計画比
合計 ▲33.0% ▲35.4% ▲51.8pt ▲50.7pt
W H G 東京 ▲36.3% ▲39.6% ▲57.6pt ▲55.0pt
(休館ホテルを除く)
東京以外 ▲26.8% ▲28.0% ▲45.9pt ▲46.4pt
ホ テ ル 椿 山 荘 東 京 +12.8% +2.8% ▲36.4pt ▲35.2pt
箱 根 小 涌 園 天 悠 +3.4% +3.7% ▲16.3pt ▲17.6pt
婚礼・宴会 婚礼 一人あたり単価 婚礼 人員 宴会 一人あたり単価 宴会 人員
部門 前年比 計画比 前年比 計画比 前年比 計画比 前年比 計画比
ホ テ ル
椿山荘東京
+41.9% +40.4% ▲73.4% ▲71.0% ▲0.7% +1.0% ▲72.1% ▲74.9%
太 閤 園 +19.2% +30.9% ▲63.2% ▲66.1% +7.9% +7.6% ▲70.6% ▲71.7%
入場人員 入場単価
日帰り・レジャー部門
前年比 計画比 前年比 計画比
箱根小涌園ユネッサン ▲44.2% ▲49.5% +3.3% +2.6%
15
3. 2021年12月期
事業計画の概要と足元の状況
29
HOTEL TAVINOS浅草
事業計画の骨子
➤コロナ禍により顕在化した課題を解消するため、新たに事業計画を策定
短期的には早期退職を含む構造改革による止血を優先
中長期的には事業ポートフォリオを見直し、当社理念および長期ビジョンの実現
を目指せる強固な事業基盤を再構築する
藤田観光グループ企業理念・長期ビジョンの実現
コロナ禍を踏まえ策定した事業計画(2021年~2025年)
<コロナ禍により顕在化した課題> <主要戦略>
WHG事業への依存 【Ⅰ】構造改革の推進
WHG事業の収益減により、会社全体の業績悪化が加速 コスト・不採算事業対策による利益率の引上げ
主力事業の改善遅れ 【Ⅱ】事業ポートフォリオの見直し
椿山荘のブランド力低下、箱根小涌園の立上り遅延、 マーケティング・ブランディングの強化
資産の未活用により低採算から未脱却 椿山荘、箱根小涌園の事業強化
不採算事業への対応不足 【Ⅲ】経営管理体制の強化
撤退・閉鎖等の対応の遅れ、出店・契約形態の見直し 戦略・プロセスを明確化し、事業計画を達成
見直し
2020年2月策定の中期経営計画(2020年~2024年)
中核の「構造改革」を中心に既に各施策を推進中。一方、緊急事態宣言とその延
長により、計画の前提条件や足元の需要が大きく変わったため、数値計画を含む
計画の全体像は、緊急事態宣言の解除後を目途に公表予定 17
事業計画(2021年~2025年)の概要
【Ⅰ】構造改革の推進
早期希望退職、役員報酬カット、給与・賞与カット、社外出向等の人件費削減
労務費改革 策を実施
客室清掃・警備・食器洗浄等の外注業務の内製化、新規出店の見直し、賃料減
コスト改革 額交渉を実施
営業縮小、コスト対策を実施してもなお赤字継続が見込まれる事業に
不採算事業所対応 ついては、可及的速やかに撤退
従業員のモチベーション向上と良い人材の確保を目的に、育成・評価等の見直
人事制度改革 しを含めた新人事制度を導入
【Ⅱ】事業ポートフォリオの見直し
マーケティング・ブランディングの強化、デジタルマーケティングの確立など、
短期・足元対策 基盤整備を実施
商品力・事業競争力の強化を目的とした、自社保有の「ホテル椿山荘東京」
中長期・抜本対策 「箱根小涌園」への大型投資と、既存WHGホテルにおける収益性向上を目的と
したビジネスモデルの再構築
【Ⅲ】経営管理体制の強化
戦略・プロセスの明確 より迅速に課題を把握し、対策立案と意思決定を行うため、モニタリングの仕
化とモニタリング強化 組みを再構築するなど管理体制を強化
新規事業開発時の
事業形態・契約形態等の見直しにより、赤字リスク最小化と収益最大化を図る
対応強化 18
事業計画(2021年~2025年)の概要
セグメント別戦略
<商品造成・営業強化による顧客獲得・単価向上>
付加価値の向上 高付加価値商品造成、デジタルマーケティング・ブランディング、イールドマネジメン
ト(需要予測に応じて販売価格・量をコントロールする手法)強化等
WHG <業務内容や事業運営の抜本的見直しによるコスト削減>
コスト優位性の確立 本部・販管業務の集約、現場業務の合理化および内製化、要員配置の見直し、不採算事
事業 業対策等
ビジネスモデルの
ローコストオペレーションの横展開、出店形態の見直し
見直し
<ホテルの付加価値向上、婚礼の品質改善>
椿山荘ブランド再生 庭園プロモーション等への取組み、料理・サービス・付帯商品の品質向上等による婚礼
ブランド再構築
L&B 組織の活性化 <余剰人員の有効活用、業務の内製化>
事業 (運営体制改編) 組織を横断した働き方の実現、外部委託業務内製化の更なる進化
<ブライダル需要の減退に対応した資産の有効活用>
資産活用策 低稼働の宴会場や客室等の有効活用策について検討
資産活用策 <広範な顧客層を取り込むための再開発>
(再開発) 「箱根ホテル小涌園」「箱根小涌園ユネッサン」の再開発、新たなスキームの検討
リゾート <マーケティング活動の強化と提供価値の向上>
事業 顧客への訴求力強化 販売チャネル、近隣とのタイアップ、顧客体験の強化
コスト構造改革 間接部門のスリム化、マルチタスク化によるコスト構造の見直し
19
2021年12月期 主要施策
1.商品付加価値向上、販売体制強化による顧客獲得・単価向上
ワーキングスペース、ローカルツアー開催など施設の付加価値向上
WHG 販売部門の集約、エージェントとの関係強化、レベニューマネジメントの強化
Go Toトラベルキャンペーン等、回復する需要の確実な取り込み
事業 2.コスト優位性の確立
不採算事業所・店舗の閉鎖・転貸
開業費縮小、賃料減額、間接部門・事業所運営のスリム化
1. 「椿山荘」ブランド再生による事業の再建
ラグジュア 70周年に向けた庭園プロジェクト等による 付加価値・単価の向上
社外ノウハウを活用した婚礼ブランド再構築
リー&バン
2.運営体制の改編による生産性の向上
ケット事業 生産性向上に重点を置いた事業オペレーション体制の大幅な見直し
委託業務の内製化に伴う労務費の削減
1.顧客満足度向上による訴求力強化
感染予防策を推進し、安心安全な施設をPR
温泉・料理・体験アクティビティなど施設の特長を生かした魅力的な商品を展開
リピーター化策の推進
リゾート
2019年
実績
2.生産性の向上 修正計画
2020年
当初計画
2020年
22.5
運営方法の見直しによる配置人員を最適化、マルチタスクスタッフの育成を推進
33.0 24.5
事業億円 億円 億円
3.新規事業の黒字化
運営方法を見直し、固定労働時間を削減
施設特性に応じて商品力を向上、売上を拡大
(富士山×キャンプ、離島×グランピング、禅体験、等)
開業費縮小 20
2021年12月期 足元の状況
1都3県対象の緊急事態宣言発出(1月7日)後は、対象エリア以外でもキャ
WHG ンセルが発生。直近予約は微増するも先行予約は鈍化
事業 ⇒デイユースプラン、テレワークプランを拡充
⇒通勤リスク回避を目的とした宿泊需要に対応
【ホテル椿山荘東京】
宿泊:12月後半から1月にかけてキャンセルが発生。2月に入り直近予約が微
ラグジュア 増に転じるも、緊急事態宣言の期間延長に伴い予約が鈍化
⇒「おこもりステイプラン」を拡充
リー&バン
宴会:新年会は軒並み見送り、開催予定だった小規模宴席もキャンセル発生
ケット事業 ⇒WEBとのハイブリット型講演会やオンラインでのテーブルマナー教室を販売
婚礼:感染再拡大に伴い、人数減、秋への延期が増加
⇒新メニューの料理コースの本格導入により満足度と単価を向上
2019年 2020年 2020年
実績
22.5
【箱根小涌園 天悠】正月期間以外は稼働率低下、先行予約も鈍化
当初計画
33.0
修正計画
24.5
億円 ⇒需要の高いテイクアウト形式の部屋食プラン、ワ―ケーション商品を拡充
億円 億円
リゾート
【ユネッサン・下田海中水族館】休館日を設定
事業 ⇒ユネッサンでは「ボザッピィの成人式」「デイキャンプ&スパ」等、
開業20周年イベントのメディア露出を増加
21
固定資産の譲渡と太閤園の営業終了について
➤新型コロナウイルスの影響で悪化した財務状況の改善を目的として、当社が保有する土地等
(太閤園:宴会場、レストラン、ゲストハウス桜苑)を譲渡するとともに、太閤園、桜苑
およびオペラ・ドメーヌ高麗橋の営業を終了することといたしました。
当社グループでは、様々な資金調達・資本増強の方法について検討してまいりましたが、
未だ事態収束の見通しは立たず、会社再建を期すにあたり、やむを得ず当資産を売却する
という苦渋の決断を下すこととなりました。
当該固定資産の譲渡に伴う特別利益
特別利益 約329億円 2021年12月期第1四半期決算において計上予定
引渡し日 2021年3月31日(予定)
※太閤園、桜苑、オペラ・ドメーヌ高麗橋は、2021年6月30日まで営業を継続
太閤園は、1959年4月に開業し、関西における代表的な宴会場・結婚式場として国内外のお客
さまにご利用いただいてまいりました。永きにわたり、大変多くのお客さまにご愛顧いただき
ましたことを心より御礼申し上げます。
22
4. 参考資料
34
下田海中水族館
会社概要
上場取引所 東京証券取引所市場第一部
社名 藤田観光株式会社
証券コード 9722
単元株式数 100株
事業年度 毎年1月1日~12月31日
基準日 12月31日
配当金支払株主確定日 12月31日および中間配当を実施するときは6月30日
定時株主総会 毎年3月
発行済株式の総数 12,207,424株
発行可能株式総数 44,000,000株
決算期 毎年12月31日
24
施設一覧(2021年2月12日現在)
WHG事業 リゾート事業 ラグジュアリー&バンケット事業
≪宿泊≫ 36拠点 11,075室(開業予定1拠点含む) ≪宿泊≫12拠点 556室(開業予定1拠点含む) ≪宿泊≫ 1拠点 267室
■ワシントンホテル ■ホテルグレイスリー 箱根小涌園 天悠 150室 ホテル椿山荘東京 267室
(21拠点 6,867室) (11拠点 3,198室)
箱根小涌園 美山楓林 15室 ≪婚礼・宴会≫ 8拠点
仙台 223室 札幌 440室
箱根小涌園 三河屋旅館 25室 太閤園 桜苑 オペラ・ドメーヌ高麗橋
新宿(本館) 1,280室 銀座 270室 (2021年6月30日営業終了予定)
(仮称)箱根ホテル小涌園
150室
秋葉原 369室 田町 216室 (2023年1月開業予定) マリーエイド ルメルシェ元宇品
東京ベイ有明 830室 浅草 125室 伊東小涌園 50室 ザ サウスハーバーリゾート
横浜桜木町 553室 新宿 970室 伊東 緑涌 7室 マリコレ ウェディングリゾート
横浜伊勢佐木町 399室 京都三条(北館) 97室 藤乃煌 富士御殿場 19室 鞘ヶ谷ガーデン アグラス
浦和 140室 京都三条(南館) 128室 Nordisk Village Goto Islands 8室 ≪レジャー≫ 1拠点
関西エアポート 504室 大阪なんば 170室 永平寺 親禅の宿 柏樹関 18室 カメリアヒルズカントリークラブ
広島 266室 那覇 198室 湯河原温泉ちとせ【MC】 38室 <レストラン>3拠点
キャナルシティ・福岡 423室 ソウル 336室 ホテルやまなみ【MC】 26室 シビックスカイレストラン椿山荘
山形七日町【FC】 213室 台北(2021年開業予定) 248室 十和田ホテル【業務提携】 50室 東京大学伊藤国際学術研究センター内
レストラン【MC】
山形駅西口【FC】 100室 ≪レストラン≫ 3拠点
明治大学 紫紺館 フォレスタ椿山荘【MC】
会津若松【FC】 154室 ■ホテルフジタ(1拠点 354室) レストランあかしあ亭
郡山【FC】 184室 福井【FC】 354室 箱根小涌園 蕎麦 貴賓館 会員制リゾートホテル
立川【FC】 170室 箱根小涌園 ≪宿泊≫ 7拠点 460室
鉄板焼・しゃぶしゃぶ 迎賓館
木更津【FC】 146室 ■ホテルタビノス(3拠点 656室) ■ウィスタリアンライフクラブ
≪レジャー≫ 3拠点
燕三条【FC】 103室 浜松町 188室 ヴェルデの森 100室
箱根小涌園ユネッサン
宝塚【FC】 135室 浅草 278室 箱根 18室 熱海 54室
箱根小涌園 元湯森の湯
佐世保【FC】 190室 京都(2021年夏開業予定) 190室 宇佐美 58室 鳥羽 76室
下田海中水族館
いわき【MC】 148室 海外現地法人・駐在員事務所 野尻湖 64室
その他事業
新宿(新館)【MC】 337室 上海 プロミネント車山高原 90室
≪宿泊≫ 1拠点 214室
25
ISORAS CIKARANG 214室
藤田観光グループの拠点展開(2021年2月12日現在、開業予定を含む)
藤田観光グループは、利用目的に応じて幅広い価格帯で様々なブランドを展開しています。また、アジアを中心に拠点
を拡充し、海外における藤田観光ブランドを確立することで、インバウンドの誘客にもつなげています。
国内拠点 海外拠点
宿泊施設 婚礼・宴会 レストラン レジャー 海外現地法人・ 宿泊施設
駐在員事務所
北海道
54 8 6 4 1 3 1
拠点
北京
甲信越・北陸 東北
ソウル
6 拠点 8 拠点
ジャカルタ
1 拠点
首都圏
1 拠点 20 拠点
近畿・中国
上海
九州・沖縄 14 拠点
1 拠点 6 拠点
広州 伊豆・箱根・東海
台北 17 拠点
1 拠点
26
IR担当部門 (お問合せ先)
藤田観光株式会社 企画本部 経理・財務IR部
TEL:03-5981-7727
https://www.fujita-kanko.co.jp/ir/index.html
注意事項:
当資料は、藤田観光グループの業績および今後の経営戦略に関する情報の提供を目的としたものであり、
当社が発行する有価証券の投資勧誘を目的としたものではございません。
また、注記を行っている場合を除き、2020年12月31日現在のデータに基づいて作成しております。
尚、当資料に掲載された予測等は作成時点での当社の判断であり、経営環境の変動により今後変更され
る可能性がありますのでご了承ください。
当資料の転載はご遠慮ください。