9722 藤田観 2020-11-10 15:00:00
2020年12月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]

                2020年12月期           第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
                                                           2020年11月10日
上 場 会 社 名   藤田観光株式会社                     上場取引所                         東
コ ー ド 番 号   9722               URL https://www.fujita-kanko.co.jp/
代   表   者 (役職名) 代表取締役兼社長執行役員 (氏名) 伊勢 宜弘
問合せ先責任者 (役職名) 取締役 企画本部管掌         (氏名) 野﨑 浩之            (TEL) 03-5981-7723
四半期報告書提出予定日      2020年11月10日 配当支払開始予定日              -
四半期決算補足説明資料作成の有無        :有
四半期決算説明会開催の有無           :無
 
                                                                                         (百万円未満切捨て)
1.2020年12月期第3四半期の連結業績(2020年1月1日~2020年9月30日)
(1)連結経営成績(累計)                         (%表示は、対前年同四半期増減率)
                                                                                          親会社株主に帰属
                           売上高                      営業利益            経常利益
                                                                                          する四半期純利益
                           百万円          %           百万円        %    百万円              %           百万円     %
  2020年12月期第3四半期    17,699 △64.6 △16,725     -   △16,823 -                                 △17,151      -
  2019年12月期第3四半期    50,035   0.4    △720     -      △593 -                                   △421       -
(注) 包括利益 2020年12月期第3四半期 △19,898百万円(     -%) 2019年12月期第3四半期                                △180百万円(      -%)
 
                                 潜在株式調整後
                    1株当たり
                                   1株当たり
                   四半期純利益
                                  四半期純利益
                                    円   銭                  円   銭
    2020年12月期第3四半期             △1,431.59                       -
    2019年12月期第3四半期               △35.14                        -
 

 
(2)連結財政状態
                           総資産                      純資産            自己資本比率
                                    百万円                    百万円                       %
 2020年12月期第3四半期         100,975                            6,174                6.0
 2019年12月期              103,271                           26,438               25.4
(参考) 自己資本 2020年12月期第3四半期    6,025百万円                         2019年12月期     26,263百万円
 

 
 

2.配当の状況
                                                    年間配当金

                     第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末                          期末            合計
                           円    銭           円   銭          円   銭       円   銭             円   銭
  2019年12月期        -     0.00                                  -       30.00             30.00
  2020年12月期        -     0.00                                  -
  2020年12月期(予想)                                                         0.00              0.00
(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 有
 
 
    ※2020年12月期の期末配当予想の修正につきましては、本日(2020年11月10日)付で別途公表しております「配当予
 
     想の修正に関するお知らせ」をご参照ください。
3.2020年12月期の連結業績予想(2020年1月1日~2020年12月31日)

                                                                            (%表示は、対前期増減率)
                                                                        親会社株主に帰属  1株当たり
                     売上高            営業利益                  経常利益
                                                                         する当期純利益  当期純利益
                     百万円    %           百万円         %      百万円     %           百万円           %         円 銭
     通期       -   -     -  -    -   -     - -      -
(注) 直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 無
 
  ※新型コロナウイルス感染症の影響により、現時点では業績予想を合理的に算定することが困難なため、未定とさせ
   ていただいておりますが、業績予想が可能となった時点で速やかに公表いたします。
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動                  :無
 

 

(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用                  :有
 
     詳細は、添付資料9ページ「2.四半期連結財務諸表及び主な注記(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項」
 
    をご覧ください。
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
  ① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更                      :無
     ②    ①以外の会計方針の変更                       :無
     ③    会計上の見積りの変更                        :無
     ④    修正再表示                             :無
 

 

(4)発行済株式数(普通株式)
  ① 期末発行済株式数(自己株式を含む)         2020年12月期3Q   12,207,424株   2019年12月期     12,207,424株

     ②    期末自己株式数             2020年12月期3Q     226,710株    2019年12月期       226,406株

     ③    期中平均株式数(四半期累計)      2020年12月期3Q   11,980,915株   2019年12月期3Q   11,981,261株
 
 

    ※    四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です


    ※    業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
         本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、現時点で入手可能な情報に基づき判断したもので
        あり、多分に不確定要素を含んでおります。実際の業績等は、様々な要因により大きく異なる可能性があります。
        業績予想の前提となる条件等については添付資料4ページ「1.当四半期決算に関する定性的情報(3)連結業績
        予想などの将来予測情報に関する説明」をご覧ください。
     
                          藤田観光株式会社(9722) 2020年12月期 第3四半期決算短信


○添付資料の目次



    1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………P.2

    (1)経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………………P.2

    (2)財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………………P.4

    (3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………………P.4

    (4)事業等のリスク ………………………………………………………………………………………P.4

    2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………P.5

    (1)四半期連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………P.5

    (2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 …………………………………………P.7

         四半期連結損益計算書 ………………………………………………………………………………P.7

         四半期連結包括利益計算書 …………………………………………………………………………P.8

    (3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………P.9

        (継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………P.9

        (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………P.9

        (四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用) …………………………………………P.9

        (追加情報) ……………………………………………………………………………………………P.9

        (四半期連結損益計算書関係) ………………………………………………………………………P.9

        (セグメント情報等) …………………………………………………………………………………P.10

        (重要な後発事象) ……………………………………………………………………………………P.11




                            1
                                藤田観光株式会社(9722) 2020年12月期 第3四半期決算短信


1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
  第1四半期連結会計期間より、組織変更に伴い、営業施設の属するセグメントを一部変更しております。
  経営成績の分析については変更後のセグメント区分で前連結会計期間との比較・分析を行っております。


  当第3四半期連結累計期間の日本経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により依然として厳しい状況にありま
 すが、観光業界においては7月に開始されたGo Toトラベルキャンペーン効果により国内の観光需要回復の動きがみ
 られるようになりました。
  当社グループとしましても、喚起された国内観光需要の着実な取り込みと、施設ごとの特長を活かした付加価値の
 高い商品展開により収益確保を図ることができ、また、箱根を中心に平日利用が増加するなど7月以降の潮目の変化
 を確実に捉えた施策が奏功しました。東京発着の旅行がキャンペーン対象に追加になり、9月18日に予約が開始され
 て以降、約1か月間で年内の宿泊部門売上が倍増するなど、第3四半期(7~9月)はリゾート事業を中心に回復基
 調にあります。同時に、7月に設置した緊急対策本部主導により徹底的なコスト削減や組織体制の見直しなどの合理
 化策を実施し、構造改革を進めてまいりました。人件費につきましては、役員報酬のさらなる減額や残業抑制などに
 より、下期(7~12月)削減目標15億円に対して第3四半期(7~9月)で13億円以上を削減するとともに、従業員
 の一時帰休を引き続き実施いたしました。変動費および営業固定費を合わせた営業費用(人件費を含む)につきまし
 ては、下期削減目標90億円以上に対して第3四半期で約58億円削減いたしました。また、4月以降資金借入などの施
 策を実行したことにより手元資金を確保し、グループ経営の安定化を図ってまいりました。


  その結果、売上高は前年同四半期比32,336百万円減収の17,699百万円、営業損失は前年同四半期比16,005百万円悪
 化の16,725百万円、経常損失は前年同四半期比16,229百万円悪化の16,823百万円となりました。親会社株主に帰属す
 る四半期純損失は、営業休止中に事業所で発生した固定費(人件費・減価償却費など)を特別損失として計上した一
 方で、一時帰休に伴う雇用調整助成金などを特別利益として計上した結果、前年同四半期比16,730百万円悪化の
 17,151百万円となりました。


  業績の概要は以下のとおりです。
                               単位:百万円
                    金額        前年同四半期比

        売上高          17,699     △32,336

    営業損失(△)         △16,725     △16,005

    経常損失(△)         △16,823     △16,229

   親会社株主に帰属する
                    △17,151     △16,730
    四半期純損失(△)

 (参考)

     EBITDA         △13,464     △16,363




                                  2
                          藤田観光株式会社(9722) 2020年12月期 第3四半期決算短信


 セグメント別の概況については以下のとおりです。


WHG事業
  地方事業所においてはビジネス需要に続いて観光需要も回復基調となり、「仙台ワシントンホテル」では週末
 の利用回復に伴って9月以降90%を超える稼働率で推移しています。 Go Toトラベルキャンペーンによる国内需要
 を取り込み、シルバーウィークには地方の複数事業所で稼働率が90%を超え、東京都内の事業所においても、10
 月以降の予約進捗が改善しました。海外需要の取り込みについては、韓国やシンガポールなどを対象にしたプラ
 ンを販売開始するなど、政府による入国規制緩和の動きを見据えたセールスにも着手しています。また、9月10
 日より、「横浜伊勢佐木町ワシントンホテル」を新型コロナウイルス感染症軽症者受け入れ施設として自治体に
 提供(一棟借上げ)しています。
  第3四半期連結累計期間においては、当セグメントの売上高は前年同四半期比20,220百万円減収の7,650百万
 円、営業損失(セグメント損失)は11,877百万円悪化の10,468百万円となりました。


ラグジュアリー&バンケット事業
  「ホテル椿山荘東京」では、近隣顧客取り込み施策が奏功して1都3県からの宿泊者が約8割を占め、第3四
 半期の客室単価は前年を上回る結果となりました。 Go Toトラベルキャンペーン効果に加え、開業70周年を迎える
 2022年に向けたプロジェクトである「東京雲海」などが注目されてメディア露出が増加し、9月中旬以降宿泊予
 約が好調に推移しています。また、宴会部門では依然として法人利用の自粛や延期の傾向が継続しているものの、
 料飲部門では宿泊客増加に伴うルームサービス利用や、週末の慶事・記念日利用、小グループでの利用が増加、
 婚礼部門においても実施件数が回復傾向にあり、件当たり人員減少の動きについても徐々に改善している状況で
 す。
  第3四半期連結累計期間においては、当セグメントの売上高は前年同四半期比9,492百万円減収の5,827百万円、
 営業損失(セグメント損失)は3,524百万円悪化の4,502百万円となりました。


リゾート事業
  宿泊部門では、全客室に温泉露天風呂を備え、3密を避けたプライベート感を贅沢に楽しむことができる高付
 加価値商品を提供する「箱根小涌園 天悠」、グランピング需要の高まりを取り込んだ「藤乃煌 富士御殿場」に
 おいて、Go Toトラベルキャンペーンが開始された7月22日以降、稼働率が急激に回復し、8月には両施設とも開
 業以来最高の稼働率となりました。レジャー部門では、「箱根小涌園ユネッサン」は9月に売上が前年同四半期
 比80%、入場人員が前年同四半期比70%まで回復し、「下田海中水族館」においても9月売上が前年並みまで回
 復するなど、7月以降リゾート事業全体が前年並みの水準で推移しました。
  第3四半期連結累計期間においては、当セグメントの売上高は前年同四半期比1,893百万円減収の2,589百万円、
 営業損失(セグメント損失)は288百万円悪化の879百万円となりました。




                            3
                          藤田観光株式会社(9722) 2020年12月期 第3四半期決算短信


(2)財政状態に関する説明
  当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末と比較して2,296百万円減少の100,975百万円
 となりました。手元資金確保のため現預金が増加するなど流動資産が1,849百万円増加した一方で、固定資産は投資
 有価証券の時価下落などにより4,145百万円減少しました。
  また、負債は、前連結会計年度末と比較して17,967百万円増加の94,800百万円となりました。買掛金などの支払
 債務が減少した一方で、借入金が21,749百万円増加しました。なお、当第3四半期連結会計期間末の借入金残高は
 66,218百万円となりました。
  純資産は、前連結会計年度末と比較して20,264百万円減少の6,174百万円となりました。これは主に親会社株主に
 帰属する四半期純損失の計上や配当金の支払により、利益剰余金が17,511百万円減少したことによるものです。


(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
  国内の観光需要は回復しつつありますが、新型コロナウイルス感染症拡大収束の兆しはまだ見えず、影響の長期
 化が見込まれます。業績への影響についても不確定要素が多く、現時点では業績予想を合理的に算定することが困
 難であるため、2020年12月期の連結業績予想につきましては引き続き未定としておりますが、予想が可能となった
 時点で速やかに公表いたします。
  現在、徹底したコスト削減や国内需要の取り込みなどの緊急対策を確実に進めるとともに、持続性のある利益体
 質へと変換すべく、大きく変化する事業環境を踏まえて中期経営計画(2020~2024)を見直し、新たな事業計画を
 策定中です。主な検討項目は「構造改革」「成長戦略」「資本・資金対策」であり、年内の発表を予定していま
 す。


(4)事業等のリスク
 ・新型コロナウイルス感染症拡大による影響
   新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、入国制限によるインバウンドの急激な減少や、国内の観光およびビジ
  ネス需要の減退、婚礼・宴会の延期やキャンセルが発生しているとともに、政府による緊急事態宣言の発出を受
  けた営業休止、営業規模縮小などの影響により売上高が著しく減少しており、現時点においては継続企業の前提
  に重要な疑義を生じさせる状況が存在していると考えられます。
   また、今後も感染拡大が収束せず、外出自粛などによる国内及び海外経済の停滞が長期にわたる場合には、当
  社グループの経営成績にさらなる影響を及ぼす可能性があります。
   このような状況の中、当社グループでは役員報酬や従業員賞与の減額、賃料減額の交渉などのコスト対策を実
  施するとともに、当該影響が長期化した場合を想定した資金計画に基づき、事業資金を確保できる体制を構築し
  ています。これらの対応策を継続して実施することにより、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められ
  ないと判断しております。




                            4
                     藤田観光株式会社(9722) 2020年12月期 第3四半期決算短信


2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
                                                       (単位:百万円)
                            前連結会計年度              当第3四半期連結会計期間
                           (2019年12月31日)           (2020年9月30日)
資産の部
 流動資産
   現金及び預金                               3,424                6,258
   受取手形及び売掛金                            5,241                1,487
   商品及び製品                                  51                   46
   仕掛品                                     19                   30
   原材料及び貯蔵品                               490                  311
   その他                                  2,062                5,001
   貸倒引当金                                 △19                  △15
   流動資産合計                              11,272               13,121
 固定資産
   有形固定資産
     建物及び構築物(純額)                       39,772               38,304
     工具、器具及び備品(純額)                      5,575                4,489
     土地                                12,292               12,846
     建設仮勘定                                411                1,002
     コース勘定                              2,419                2,434
     その他(純額)                            1,011                1,027
     有形固定資産合計                          61,484               60,105
   無形固定資産
     のれん                                   200                 170
     その他                                   703                 915
     無形固定資産合計                              903               1,085
   投資その他の資産
     投資有価証券                            18,611               14,659
     その他                               11,005               12,009
     貸倒引当金                                △5                   △5
     投資その他の資産合計                        29,611               26,663
   固定資産合計                              91,999               87,854
 資産合計                                 103,271              100,975
負債の部
 流動負債
   支払手形及び買掛金                            1,505                  416
   短期借入金                                3,230                9,235
   1年内返済予定の長期借入金                        7,526                7,679
   未払法人税等                                 351                    0
   賞与引当金                                  179                   -
   役員賞与引当金                                  8                   -
   ポイント引当金                                143                  161
   固定資産撤去費用引当金                            473                  417
   災害損失引当金                                315                  190
   事業撤退損失引当金                               98                   58
   その他                                  6,936                4,997
   流動負債合計                              20,768               23,156




                       5
                   藤田観光株式会社(9722) 2020年12月期 第3四半期決算短信


                                                    (単位:百万円)
                          前連結会計年度             当第3四半期連結会計期間
                         (2019年12月31日)          (2020年9月30日)
 固定負債
   長期借入金                             33,711              49,303
   役員退職慰労引当金                            103                 116
   退職給付に係る負債                          9,676               9,756
   会員預り金                             10,581              10,499
   その他                                1,990               1,968
   固定負債合計                            56,063              71,644
 負債合計                                76,832              94,800
純資産の部
 株主資本
   資本金                               12,081             12,081
   資本剰余金                              5,431              5,431
   利益剰余金                              5,240            △12,271
   自己株式                               △931               △932
   株主資本合計                            21,821              4,309
 その他の包括利益累計額
   その他有価証券評価差額金                       4,741               2,022
   繰延ヘッジ損益                             △71                 △75
   為替換算調整勘定                           △164                △185
   退職給付に係る調整累計額                        △63                 △45
   その他の包括利益累計額合計                      4,442               1,716
 非支配株主持分                                175                 148
 純資産合計                               26,438               6,174
負債純資産合計                             103,271             100,975




                     6
                      藤田観光株式会社(9722) 2020年12月期 第3四半期決算短信


(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
  四半期連結損益計算書
   第3四半期連結累計期間
                                                      (単位:百万円)
                      前第3四半期連結累計期間           当第3四半期連結累計期間
                        (自 2019年1月1日           (自 2020年1月1日
                        至 2019年9月30日)          至 2020年9月30日)
売上高                                50,035                  17,699
売上原価                               47,445                  31,891
売上総利益又は売上総損失(△)                     2,590                 △14,192
販売費及び一般管理費                          3,311                   2,533
営業損失(△)                             △720                  △16,725
営業外収益
 受取利息                                    6                      2
 受取配当金                                 371                    358
 持分法による投資利益                             30                     -
 受取地代家賃                                 71                     67
 その他                                   181                    207
 営業外収益合計                               660                    636
営業外費用
 支払利息                                 383                     475
 持分法による投資損失                            -                       29
 その他                                  150                     229
 営業外費用合計                              533                     734
経常損失(△)                              △593                 △16,823
特別利益
 助成金収入                                  -                   2,603
 受取保険金                                  -                     117
 預り保証金取崩益                               32                      4
 投資有価証券売却益                             218                     -
 国庫補助金                                  16                     -
 その他                                    -                      10
 特別利益合計                                267                  2,735
特別損失
 営業休止損失                                 -                   2,289
 減損損失                                   48                    856
 事業撤退損失引当金繰入額                           62                     15
 災害による損失                                26                     -
 事業撤退損                                  17                     -
 特別退職金                                   6                     -
 固定資産売却損                                 0                     -
 その他                                     1                     66
 特別損失合計                                163                  3,228
税金等調整前四半期純損失(△)                      △488                 △17,316
法人税等                                  △58                   △143
四半期純損失(△)                            △430                 △17,172
非支配株主に帰属する四半期純損失(△)                    △9                    △20
親会社株主に帰属する四半期純損失(△)                  △421                 △17,151




                        7
                    藤田観光株式会社(9722) 2020年12月期 第3四半期決算短信


  四半期連結包括利益計算書
   第3四半期連結累計期間
                                                  (単位:百万円)
                    前第3四半期連結累計期間         当第3四半期連結累計期間
                      (自 2019年1月1日         (自 2020年1月1日
                      至 2019年9月30日)        至 2020年9月30日)
四半期純損失(△)                        △430                 △17,172
その他の包括利益
 その他有価証券評価差額金                      276                 △2,710
 繰延ヘッジ損益                          △13                     △4
 為替換算調整勘定                         △43                    △20
 退職給付に係る調整額                         29                     17
 持分法適用会社に対する持分相当額                    0                    △8
 その他の包括利益合計                        249                 △2,725
四半期包括利益                          △180                 △19,898
(内訳)
 親会社株主に係る四半期包括利益                 △171                 △19,877
 非支配株主に係る四半期包括利益                  △9                     △20




                      8
                           藤田観光株式会社(9722) 2020年12月期 第3四半期決算短信


(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
  (継続企業の前提に関する注記)
   該当事項はありません。


  (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
   該当事項はありません。


  (四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)
   (税金費用の計算)
     当連結会計年度の税引前当期純利益に対する税効果会計適用後の実効税率を合理的に見積り、税引前四半
    期純利益に当該見積実効税率を乗じて計算する方法を採用しております。
     但し、当該見積実効税率を用いて税金費用を計算すると著しく合理性を欠く結果となる場合には、税引前
    四半期純損益に一時差異等に該当しない重要な差異を加減した上で、法定実効税率を乗じて計算しておりま
    す。


  (追加情報)
   (新型コロナウイルス感染症拡大に伴う会計上の見積りについて)
     当社は、新型コロナウイルス感染症の影響について、今後の広がり方や収束時期等に関して不確実性が高
    い事象であると考えております。
     本件が当社グループの業績に与える影響について、第2四半期連結累計期間末においては、「2020年12月
    期の一定期間にわたり当該影響が継続する」と仮定しておりましたが、その後の新型コロナウイルス感染症
    の感染状況を踏まえ、「2021年以降の一定期間においても当該影響が継続する」と仮定を変更し、会計上の
    見積りをおこなっております。


   (連結納税制度からグループ通算制度への移行に係る税効果会計の適用)
     当社及び一部の国内連結子会社は、「所得税法等の一部を改正する法律」(令和2年法律第8号)において
    創設されたグループ通算制度への移行及びグループ通算制度への移行にあわせて単体納税制度の見直しが行
    われた項目については、「連結納税制度からグループ通算制度への移行に係る税効果会計の適用に関する取
    扱い」(実務対応報告第39号   2020年3月31日)第3項の取扱いにより、「税効果会計に係る会計基準の適
    用指針」(企業会計基準適用指針第28号   2018年2月16日)第44項の定めを適用せず、繰延税金資産及び繰
    延税金負債の額について、改正前の税法の規定に基づいております。


  (四半期連結損益計算書関係)
   (助成金収入)
     新型コロナウイルス感染症の影響に伴う特例措置の適用を受けた雇用調整助成金および国、地方自治体等
    からの助成金等を特別利益に計上しております。


   (営業休止損失)
     新型コロナウイルス感染症拡大に伴う緊急事態宣言発出を受け、当社グループでは一部の施設で営業を休
    止いたしました。当該施設において休止期間中に発生した固定費(人件費・減価償却費など)を特別損失に
    計上しております。




                             9
                                           藤田観光株式会社(9722) 2020年12月期 第3四半期決算短信


     (セグメント情報等)
    【セグメント情報】
Ⅰ   前第3四半期連結累計期間(自         2019年1月1日       至       2019年9月30日)
 1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
                                                                            (単位:百万円)
                          報告セグメント
                                                                                   四半期連結
                                                        その他               調整額      損益計算書
                    ラグジュア                                        合計
                                  リゾート                  (注)1              (注)2      計上額
              WHG事業 リー&バン                      計                                    (注)3
                                   事業
                    ケット事業

売上高

    外部顧客への
    売上高
                27,839   15,275    4,475   47,590       2,445    50,035       ―     50,035
    セグメント間の
    内部売上高           31       44        6           83   1,960     2,043   △2,043        ―
    又は振替高

       計        27,870   15,319    4,482   47,673       4,405    52,079   △2,043    50,035
セグメント利益
又は損失(△)
                 1,409    △977     △591     △159        △522      △681      △38      △720
 (注)1.「その他」の区分は報告セグメントに含まれない清掃事業、不動産周辺事業、会員制事業などがあります。
    2.セグメント利益又は損失(△)の調整額△38百万円には、セグメント間取引消去18百万円、各報告セグメン
      トに配分していない全社費用△56百万円が含まれております。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しな
      い一般管理費であります。
    3.セグメント利益又は損失(△)は、四半期連結損益計算書の営業損失と調整しております。

Ⅱ   当第3四半期連結累計期間(自         2020年1月1日       至       2020年9月30日)
 1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
                                                                            (単位:百万円)
                          報告セグメント
                                                                                   四半期連結
                                                        その他               調整額      損益計算書
                    ラグジュア                                        合計
                                  リゾート                  (注)1              (注)2      計上額
              WHG事業 リー&バン                      計                                    (注)3
                                   事業
                    ケット事業

売上高

    外部顧客への
    売上高
                 7,633    5,791    2,582   16,008       1,691    17,699       ―     17,699
    セグメント間の
    内部売上高           16       35        6           58   1,321     1,379   △1,379        ―
    又は振替高

       計         7,650    5,827    2,589   16,066       3,012    19,079   △1,379    17,699

セグメント損失(△)    △10,468    △4,502    △879 △15,850         △874 △16,724         △1    △16,725
 (注)1.「その他」の区分は報告セグメントに含まれない清掃事業、不動産周辺事業、会員制事業などがあります。
    2.セグメント損失(△)の調整額△1百万円には、セグメント間取引消去13百万円、各報告セグメントに配分
      していない全社費用△14百万円が含まれております。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管
      理費であります。
    3.セグメント損失(△)は、四半期連結損益計算書の営業損失と調整しております。

 2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
    (固定資産に係る重要な減損損失)
      主に「WHG事業」において、当第3四半期連結累計期間に768百万円の減損損失を計上しております。

 3.報告セグメントの変更等に関する事項
     第1四半期連結会計期間より、組織変更に伴い、営業施設の属するセグメントを一部変更しております。なお、
    前第3四半期連結累計期間のセグメント情報は、変更後のセグメント区分で記載しております。



                                               10
                            藤田観光株式会社(9722) 2020年12月期 第3四半期決算短信


(重要な後発事象)
  当社は、保有する投資有価証券の一部を売却いたしました。


   1.投資有価証券売却の理由
    資産の有効活用及び財務体質の強化を図るため。


   2.投資有価証券売却の内容
   (1)売却株式         当社保有の上場株式4銘柄
   (2)売却期間         2020年10月13日~10月29日
   (3)投資有価証券売却益    300百万円


   3.損益に与える影響
    上記投資有価証券売却益については、2020年12月期第4四半期の連結決算において特別利益として計上する
   予定です。




                              11