9722 藤田観 2020-08-07 15:00:00
2020年12月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]

                2020年12月期           第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
                                                         2020年8月7日
上 場 会 社 名   藤田観光株式会社                   上場取引所                         東
コ ー ド 番 号   9722             URL https://www.fujita-kanko.co.jp/
代   表   者 (役職名) 代表取締役兼社長執行役員 (氏名) 伊勢 宜弘
問合せ先責任者 (役職名) 取締役 企画本部管掌      (氏名) 野﨑 浩之             (TEL) 03-5981-7723
四半期報告書提出予定日      2020年8月7日 配当支払開始予定日              -
四半期決算補足説明資料作成の有無       :有
四半期決算説明会開催の有無          :無
 
                                                                                         (百万円未満切捨て)
1.2020年12月期第2四半期の連結業績(2020年1月1日~2020年6月30日)
(1)連結経営成績(累計)                         (%表示は、対前年同四半期増減率)
                                                                                          親会社株主に帰属
                           売上高                      営業利益           経常利益
                                                                                          する四半期純利益
                           百万円          %           百万円        %    百万円              %           百万円     %
  2020年12月期第2四半期    12,615 △62.5 △10,156     -   △10,264 -                                 △13,397      -
  2019年12月期第2四半期    33,605   0.0    △153     -      △64  -                                   △131       -
(注) 包括利益 2020年12月期第2四半期 △15,688百万円(     -%) 2019年12月期第2四半期                                △237百万円(      -%)
 
                                 潜在株式調整後
                    1株当たり
                                   1株当たり
                   四半期純利益
                                  四半期純利益
                                    円   銭                  円   銭
    2020年12月期第2四半期             △1,118.21                       -
    2019年12月期第2四半期               △10.98                        -
 

 
(2)連結財政状態
                           総資産                      純資産            自己資本比率
                                    百万円                    百万円                       %
 2020年12月期第2四半期         105,286                           10,384                9.7
 2019年12月期              103,271                           26,438               25.4
(参考) 自己資本 2020年12月期第2四半期 10,231百万円                           2019年12月期     26,263百万円
 

 
 

2.配当の状況
                                                    年間配当金

                     第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末                          期末            合計
                           円    銭           円   銭          円   銭       円   銭             円   銭
  2019年12月期        -     0.00                                  -       30.00             30.00
  2020年12月期        -     0.00
  2020年12月期(予想)                                                -           -                 -
(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 有
 
 
    ※2020年12月期の期末配当予想については、現時点では業績予想の算定が困難であることから未定としております。
 

3.2020年12月期の連結業績予想(2020年1月1日~2020年12月31日)

                                                                            (%表示は、対前期増減率)
                                                                        親会社株主に帰属  1株当たり
                     売上高            営業利益                  経常利益
                                                                         する当期純利益  当期純利益
                     百万円    %           百万円         %      百万円     %           百万円           %         円 銭
     通期        -  -     -  -    -   -    -  -      -
(注) 直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 無
 
  ※新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、現時点では業績予想を合理的に算定することが困難なため、未定と
   させていただいておりますが、業績予想が可能となった時点で速やかに公表いたします。
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動                  :無
 


 

(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用                  :有
 
     詳細は、添付資料12ページ「2.四半期連結財務諸表及び主な注記(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項」
    をご覧ください。
 

(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
  ① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更                      :無
     ②    ①以外の会計方針の変更                       :無
     ③    会計上の見積りの変更                        :無
     ④    修正再表示                             :無
 

 

(4)発行済株式数(普通株式)
  ① 期末発行済株式数(自己株式を含む)         2020年12月期2Q   12,207,424株   2019年12月期     12,207,424株

     ②    期末自己株式数             2020年12月期2Q     226,518株    2019年12月期       226,406株

     ③    期中平均株式数(四半期累計)      2020年12月期2Q   11,980,951株   2019年12月期2Q   11,981,263株
 

 

    ※    四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です


    ※    業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
         本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、現時点で入手可能な情報に基づき判断したもので
        あり、多分に不確定要素を含んでおります。実際の業績等は、様々な要因により大きく異なる可能性があります。
        業績予想の前提となる条件等については添付資料4ページ「1.当四半期決算に関する定性的情報(3)連結業績
        予想などの将来予測情報に関する説明」をご覧ください。
     
                          藤田観光株式会社(9722) 2020年12月期 第2四半期決算短信


○添付資料の目次



    1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………P.2

    (1)経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………………P.2

    (2)財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………………P.4

    (3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………………P.4

    (4)事業等のリスク ………………………………………………………………………………………P.5

    2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………P.6

    (1)四半期連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………P.6

    (2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 …………………………………………P.8

         四半期連結損益計算書 ………………………………………………………………………………P.8

         四半期連結包括利益計算書 …………………………………………………………………………P.9

    (3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書 ……………………………………………………………P.10

    (4)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………P.12

        (継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………P.12

        (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………P.12

        (四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用) …………………………………………P.12

        (追加情報) ……………………………………………………………………………………………P.12

        (四半期連結損益計算書関係) ………………………………………………………………………P.12

        (セグメント情報) ……………………………………………………………………………………P.13




                            1
                                   藤田観光株式会社(9722) 2020年12月期 第2四半期決算短信


1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
  第1四半期連結会計期間より、組織変更に伴い、営業施設の属するセグメントを一部変更しております。
  経営成績の分析については変更後のセグメント区分で前連結会計期間との比較・分析を行っております。


  当第2四半期連結累計期間におきましては、新型コロナウイルス感染症拡大により世界的に経済が停滞し、感染リ
 スク回避を前提とする「新しい生活様式」が定着されつつあります。当社グループにおきましては、入国制限に伴う
 インバウンドの急激な減少や、国内の観光およびビジネス需要の減退、婚礼・宴会の延期やキャンセルが発生し、厳
 しい経営環境が継続しております。国内の移動制限解除以降はビジネスやリゾート需要の緩やかな回復傾向がみら
 れ、「新しい生活様式」に対応した環境衛生の強化、3密を回避し安心してお過ごしいただける付加価値の高い商品
 の販売など営業施策を強化してまいりました。しかしながら、主要事業である宿泊部門では、4月以降のインバウン
 ド需要が消失したことに加え、政府による緊急事態宣言の発出を受けた営業休止、営業規模縮小などの影響を大きく
 受け、売上高は前年同四半期比20,989百万円減収の12,615百万円となりました。
  緊急コスト対策として、4月以降、社員、契約社員、パートアルバイトなど全従業員約5,500名を対象に、月平均
 9日の一時帰休を実施しております(7月以降も継続中)。休業日についても賃金は全額支給しながら、休業を活用
 した研修訓練を行うなど対応し、加算額も含めて最大限に雇用調整助成金を申請していることに加え、4月以降役員
 報酬を平均30%減額、全従業員の夏季賞与を3分の2減額、残業抑制などを通じ、前年同期と比較して約18億円の人
 件費を削減いたしました。また、客室清掃や食器洗浄など外注している業務の内製化や低稼働に合わせた契約内容の
 見直し、さらに賃料減額の交渉、投資の見送り、広告宣伝費の抑制などを実施しております。
  この結果、変動費および営業固定費を合わせた営業費用は前年同期と比較して約87億円削減しましたが、売上高の
 減少が非常に大きかったことから、営業損失は前年同四半期比10,002百万円悪化の10,156百万円、経常損失は前年同
 四半期比10,199百万円悪化の10,264百万円となりました。親会社に帰属する四半期純損失は、営業休止中に事業所で
 発生した固定費(人件費・減価償却費など)等を特別損失に計上したこともあり、前年同四半期比13,265百万円悪化
 の13,397百万円となりました。


  業績の概要は以下の通りです。
                                     (単位:百万円)
                     金額             前年同四半期比
       売上高                12,615         △20,989
    営業損失(△)           △10,156            △10,002
    経常損失(△)           △10,264            △10,199
  親会社株主に帰属する
                      △13,397            △13,265
   四半期純損失(△)

 (参考)
    EBITDA             △8,072            △10,306


主なコスト削減策
 従業員の一時帰休        対象:社員、契約社員、パートアルバイトなど全従業員約5,500名
                 実施方法:月平均9日の一時帰休を実施、休業日も賃金を全額支給
                 実施期間:4月~実施中
                 研修訓練を実施するなど、加算額も含めて最大限に雇用調整助成金を申請中
                 (計上は第3四半期以降)
 役員報酬の減額         取締役及び執行役員報酬を平均30%減額(4月~12月)
 賞与の減額           全従業員の夏季賞与を3分の2減額(冬季賞与も同率またはそれ以上の減額
                 の可能性)
 委託業務の内製化と契約     客室清掃や食器洗浄など外注業務の内製化や、稼働状況に合わせ契約内容を
 見直し             見直し(2月~実施中)
 賃料減額の交渉         賃料の一時的な減額を貸主に対して依頼
 投資の見送り          当初計画から不急の投資約15億円を見送り
 その他             残業抑制、広告宣伝費などの抑制




                                     2
                             藤田観光株式会社(9722) 2020年12月期 第2四半期決算短信


 セグメント別の概況については以下のとおりです。


WHG事業
  インバウンドの急減や観光・出張の自粛による需要の減退、複数事業所において実施した営業休止や営業規模縮
 小により首都圏を中心に客室稼働率が大幅に低下いたしました。6月から順次営業を再開、移動制限の解除以降は
 平日のビジネス需要が徐々に戻り、特に邦人比率の高い事業所については回復の傾向にはあるものの、客室稼働率
 は前年同四半期比53.8ポイント減となりました。一方で、客室清掃などの外部委託業務を内製化するなどのコスト
 対策に取り組みました。
  これらの結果、当セグメントの売上高は前年同四半期比12,320百万円減収の6,074百万円、営業損失(セグメント
 損失)は前年同四半期比6,948百万円減益の5,900百万円となりました。


ラグジュアリー&バンケット事業
  婚礼部門では、ウエディング業界18社が発起人となり、一丸でwithコロナ時代の祝福の場の実現を目指す「NEW
 NORMAL for HAPPY WEDDING宣言」を策定し、オンライン打合せの導入などの取り組みを実施しました。しかし3密
 回避などの自粛要請以降相次いだ延期やキャンセル等の影響により、婚礼部門の売上高は、前年同四半期比3,198百
 万円減収の1,665百万円となりました。宴会部門においても同様の影響により需要が減退し、売上高は前年同四半期
 比1,614百万円減収の929百万円となりました。
  これらの結果、当セグメントでは、売上高は前年同四半期比6,783百万円減収の4,230百万円、営業損失(セグメ
 ント損失)は前年同四半期比2,501百万円悪化の2,716百万円となりました。


リゾート事業
  宿泊部門では、国内およびインバウンド需要の急減により客室稼働率が大きく低迷しましたが、移動制限解除以
 降は、関東圏からの顧客が多く、客室全室に温泉露天風呂を備え、QRコードを使った3密回避の取り組みを行った
 「箱根小涌園 天悠」において週末を中心に高稼働を維持し、またアウトドア需要の高まりを受けたグランピング施
 設「藤乃煌 富士御殿場」と併せて、予約が堅調に推移しています。これらの結果、宿泊部門の売上高は、前年同四
 半期比1,083百万円減収の820百万円となりました。
  レジャー部門では、日帰り温浴施設「箱根小涌園ユネッサン」において入場人員が前年から半減した影響などに
 より、当部門の売上高は、前年同四半期比316百万円減収の285百万円となりました。
  これらの結果、当セグメントの売上高は前年同四半期比1,494百万円減収の1,186百万円、営業損失(セグメント
 損失)は前年同四半期比240百万円悪化の874百万円となりました。




                               3
                          藤田観光株式会社(9722) 2020年12月期 第2四半期決算短信


(2)財政状態に関する説明
 ①資産・負債および純資産の状況
  当第2四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末と比較して2,014百万円増加の105,286百万円
 となりました。現預金が増加するなど流動資産が5,704百万円増加した一方で、固定資産は投資有価証券の時価下落
 などにより3,689百万円減少しました。
  また、負債は、前連結会計年度末と比較して18,068百万円増加の94,901百万円となりました。買掛金などが減少
 した一方で、借入金が22,541百万円増加しました。なお、当第2四半期連結会計期間末の借入金残高は67,011百万
 円となりました。
  純資産は、前連結会計年度末と比較して16,053百万円減少の10,384百万円となりました。これは主に親会社株主
 に帰属する四半期純損失の計上や配当金の支払により、利益剰余金が13,756百万円減少したことによるものです。


 ②キャッシュ・フローの状況
  当第2四半期累計会計期間末における現金及び現金同等物は12,743百万円となり、前連結会計年度末から9,394百
 万円増加しました。


 1)営業活動によるキャッシュ・フロー
  営業活動によるキャッシュ・フローは、10,699百万円のキャッシュ・アウト(前年同四半期比12,514百万円の支
 出増)となりました。主に税金等調整前四半期純損失の計上13,258百万円、うち減価償却費2,421百万円によるもの
 です。


 2)投資活動によるキャッシュ・フロー
  投資活動によるキャッシュ・フローは、2,005百万円のキャッシュ・アウト(前年同四半期比157百万円の支出
 増)となりました。主に有形及び無形固定資産の取得による支出2,329百万円によるものです。


 3)財務活動によるキャッシュ・フロー
  財務活動によるキャッシュ・フローは、22,105百万円のキャッシュ・イン(前年同四半期比22,495百万円の収入
 増)となりました。主に借入金の調達によるものです。


(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
  新型コロナウイルス感染症拡大収束の兆しが見えず、再び感染者が増加しつつある状況に応じて政府・自治体の
 対策も刻々と変化するなど、先行きは極めて不透明な状況です。業績への影響についても不確定要素が多く、現時
 点では業績予想を合理的に算出することが困難であることから、2020年12月期の連結業績予想につきましては引き
 続き未定としておりますが、予想が可能となった時点で速やかに公表いたします。
  新型コロナウイルス感染症の長期化により、当社グループに対する影響は深刻化しており、このような経営環境
 においては、前述したコスト削減策も含めた大幅な合理化策と資本・資金面における追加検討、付随して経営体制
 などの構造改革が不可欠であり、7月末より社長直轄の諮問・推進実行機関として緊急対策本部を設置しました。
  当本部主導のもと、下期も役員報酬および全従業員の冬季賞与の減額、残業抑制などを継続し、年初計画と比較
 して15億円以上を目標に人件費を削減することに加え、委託業務内製化のさらなる推進、賃料減額、投資の見送り、
 広告宣伝費の抑制などを継続し、変動費および営業固定費を合わせた営業費用を年初計画と比較して90億円以上を
 目標にコスト削減を行います。さらに、「新しい生活様式」の定着などにより、利用客数の回復には時間を要する
 との認識のもと、そのような状況下での売上規模においても利益が出る体質へ変換を図ります。本社・事業本部の
 組織・業務分掌を見直し、直接部門へ要員配置することで現場を強化し、オペレーション体制の再構築と生産性向
 上を進めます。加えて不採算部門・事業所については撤退を早期に決断してまいります。緊急対策本部の指揮のも
 と、人件費を含めた大幅なコスト削減ならびに、経営および運営組織体制の見直しや事業撤退などの合理化策を強
 く推進してまいります。




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(4)事業等のリスク
 ・新型コロナウイルス感染症拡大による影響
   新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、入国制限によるインバウンドの急激な減少や、国内の観光およびビジ
  ネス需要の減退、婚礼・宴会の延期やキャンセルが発生しているとともに、政府による緊急事態宣言の発出を受
  けた営業休止、営業規模縮小などの影響により売上高が著しく減少しており、現時点においては継続企業の前提
  に重要な疑義を生じさせる状況が存在していると考えられます。
   また、今後も感染拡大が収束せず、外出自粛などによる国内及び海外経済の停滞が長期にわたる場合には、当
  社グループの経営成績にさらなる影響を及ぼす可能性があります。
   このような状況の中、当社グループでは役員報酬や従業員賞与の減額、賃料減額の交渉などのコスト対策を実
  施するとともに、当該影響が長期化した場合を想定した資金計画に基づき、事業資金を確保できる体制を構築し
  ています。これらの対応策を継続して実施することにより、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められ
  ないと判断しております。




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2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
                                                       (単位:百万円)
                            前連結会計年度              当第2四半期連結会計期間
                           (2019年12月31日)           (2020年6月30日)
資産の部
 流動資産
   現金及び預金                               3,424               12,819
   受取手形及び売掛金                            5,241                  750
   商品及び製品                                  51                   47
   仕掛品                                     19                   13
   原材料及び貯蔵品                               490                  327
   その他                                  2,062                3,033
   貸倒引当金                                 △19                  △15
   流動資産合計                              11,272               16,976
 固定資産
   有形固定資産
     建物及び構築物(純額)                       39,772               38,735
     工具、器具及び備品(純額)                      5,575                4,554
     土地                                12,292               12,850
     建設仮勘定                                411                1,136
     コース勘定                              2,419                2,419
     その他(純額)                            1,011                  972
     有形固定資産合計                          61,484               60,667
   無形固定資産
     のれん                                   200                 180
     その他                                   703                 786
     無形固定資産合計                              903                 966
   投資その他の資産
     投資有価証券                            18,611               15,179
     その他                               11,005               11,501
     貸倒引当金                                △5                   △5
     投資その他の資産合計                        29,611               26,675
   固定資産合計                              91,999               88,309
 資産合計                                 103,271              105,286
負債の部
 流動負債
   支払手形及び買掛金                            1,505                  138
   短期借入金                                3,230                8,935
   1年内返済予定の長期借入金                        7,526                7,540
   未払法人税等                                 351                   58
   賞与引当金                                  179                   73
   役員賞与引当金                                  8                   -
   ポイント引当金                                143                  153
   固定資産撤去費用引当金                            473                  422
   災害損失引当金                                315                  281
   事業撤退損失引当金                               98                   68
   その他                                  6,936                4,343
   流動負債合計                              20,768               22,015




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                          前連結会計年度             当第2四半期連結会計期間
                         (2019年12月31日)          (2020年6月30日)
 固定負債
   長期借入金                             33,711              50,535
   役員退職慰労引当金                            103                 110
   退職給付に係る負債                          9,676               9,673
   会員預り金                             10,581              10,537
   その他                                1,990               2,028
   固定負債合計                            56,063              72,885
 負債合計                                76,832              94,901
純資産の部
 株主資本
   資本金                               12,081              12,081
   資本剰余金                              5,431               5,431
   利益剰余金                              5,240             △8,516
   自己株式                               △931                △931
   株主資本合計                            21,821               8,064
 その他の包括利益累計額
   その他有価証券評価差額金                       4,741               2,466
   繰延ヘッジ損益                             △71                 △69
   為替換算調整勘定                           △164                △176
   退職給付に係る調整累計額                        △63                 △51
   その他の包括利益累計額合計                      4,442               2,167
 非支配株主持分                                175                 153
 純資産合計                               26,438              10,384
負債純資産合計                             103,271             105,286




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(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
  四半期連結損益計算書
   第2四半期連結累計期間
                                                      (単位:百万円)
                      前第2四半期連結累計期間           当第2四半期連結累計期間
                        (自 2019年1月1日           (自 2020年1月1日
                        至 2019年6月30日)          至 2020年6月30日)
売上高                                33,605                   12,615
売上原価                               31,564                   21,046
売上総利益又は売上総損失(△)                     2,040                  △8,431
販売費及び一般管理費                          2,193                    1,724
営業損失(△)                             △153                  △10,156
営業外収益
 受取利息                                    4                       2
 受取配当金                                 358                     345
 受取地代家賃                                 46                      45
 その他                                    86                      84
 営業外収益合計                               496                     477
営業外費用
 支払利息                                  256                     289
 持分法による投資損失                             40                     146
 その他                                   110                     148
 営業外費用合計                               407                     585
経常損失(△)                               △64                  △10,264
特別利益
 受取保険金                                  -                       89
 投資有価証券売却益                              66                      -
 預り保証金取崩益                               32                      -
 国庫補助金                                  16                      -
 その他                                    -                       19
 特別利益合計                                115                     109
特別損失
 営業休止損失                                 -                    2,289
 減損損失                                   45                     814
 事業撤退損失引当金繰入額                           56                      -
 事業撤退損                                  10                      -
 特別退職金                                   6                      -
 固定資産売却損                                 0                      -
 その他                                     0                      -
 特別損失合計                                120                   3,103
税金等調整前四半期純損失(△)                       △69                  △13,258
法人税等                                    64                     154
四半期純損失(△)                            △133                  △13,413
非支配株主に帰属する四半期純損失(△)                    △2                     △16
親会社株主に帰属する四半期純損失(△)                  △131                  △13,397




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  四半期連結包括利益計算書
   第2四半期連結累計期間
                                                  (単位:百万円)
                    前第2四半期連結累計期間         当第2四半期連結累計期間
                      (自 2019年1月1日         (自 2020年1月1日
                      至 2019年6月30日)        至 2020年6月30日)
四半期純損失(△)                        △133                 △13,413
その他の包括利益
 その他有価証券評価差額金                     △86                  △2,268
 繰延ヘッジ損益                          △19                       1
 為替換算調整勘定                         △16                    △11
 退職給付に係る調整額                         19                     11
 持分法適用会社に対する持分相当額                  △0                     △7
 その他の包括利益合計                      △103                  △2,274
四半期包括利益                          △237                 △15,688
(内訳)
 親会社株主に係る四半期包括利益                 △234                 △15,672
 非支配株主に係る四半期包括利益                  △2                     △16




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                         藤田観光株式会社(9722) 2020年12月期 第2四半期決算短信


(3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書
                                                       (単位:百万円)
                         前第2四半期連結累計期間         当第2四半期連結累計期間
                           (自 2019年1月1日         (自 2020年1月1日
                           至 2019年6月30日)        至 2020年6月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
 税金等調整前四半期純損失(△)                       △69               △13,258
 減価償却費                                2,389                2,421
 減損損失                                    45                  814
 のれん償却額                                  20                   20
 貸倒引当金の増減額(△は減少)                        △3                   △4
 賞与引当金の増減額(△は減少)                       △36                 △105
 役員賞与引当金の増減額(△は減少)                      △4                   △8
 ポイント引当金の増減額(△は減少)                       24                   10
 固定資産撤去費用引当金の増減額(△は減少)                   -                  △50
 災害損失引当金の増減額(△は減少)                       -                  △34
 事業撤退損失引当金の増減額(△は減少)                     52                 △30
 役員退職慰労引当金の増減額(△は減少)                    △8                     6
 退職給付に係る負債の増減額(△は減少)                  △166                    14
 受取利息及び受取配当金                          △362                 △347
 支払利息                                   256                  289
 為替差損益(△は益)                              46                   84
 持分法による投資損益(△は益)                         40                  146
 固定資産売却損益(△は益)                            0                  △0
 固定資産除却損                                 31                   47
 有価証券及び投資有価証券売却損益(△は益)                 △66                    -
 預り保証金取崩益                              △32                    -
 売上債権の増減額(△は増加)                         350                4,490
 たな卸資産の増減額(△は増加)                        174                  173
 仕入債務の増減額(△は減少)                       △380                △1,366
 未払消費税等の増減額(△は減少)                     △731                 △423
 その他                                   △72                △3,195
 小計                                   1,498              △10,305
 利息及び配当金の受取額                            371                  360
 利息の支払額                               △252                 △262
 法人税等の支払額又は還付額(△は支払)                    197                △491
 営業活動によるキャッシュ・フロー                     1,815              △10,699




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                         前第2四半期連結累計期間         当第2四半期連結累計期間
                           (自 2019年1月1日         (自 2020年1月1日
                           至 2019年6月30日)        至 2020年6月30日)
投資活動によるキャッシュ・フロー
 有形及び無形固定資産の取得による支出                  △1,874               △2,329
 有形及び無形固定資産の売却による収入                       0                    0
 投資有価証券の売却による収入                         248                   -
 定期預金の預入による支出                           △0                   △0
 差入保証金の差入による支出                        △208                 △108
 差入保証金の回収による収入                            6                  428
 その他                                   △19                     2
 投資活動によるキャッシュ・フロー                    △1,848               △2,005
財務活動によるキャッシュ・フロー
 短期借入金の純増減額(△は減少)                       447                 5,704
 長期借入れによる収入                           4,000                20,800
 長期借入金の返済による支出                       △4,287               △3,944
 自己株式の売却による収入                             0                    -
 自己株式の取得による支出                           △0                    △0
 連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得
                                       △42                     -
 による支出
 配当金の支払額                              △472                  △359
 非支配株主への配当金の支払額                         △3                    △5
 ファイナンス・リース債務の返済による支出                  △15                   △19
 その他                                   △15                   △71
 財務活動によるキャッシュ・フロー                     △389                 22,105
現金及び現金同等物に係る換算差額                       △21                    △4
現金及び現金同等物の増減額(△は減少)                   △444                  9,394
現金及び現金同等物の期首残高                        3,388                 3,348
現金及び現金同等物の四半期末残高                      2,943                12,743




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(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項
  (継続企業の前提に関する注記)
   該当事項はありません。


  (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
   該当事項はありません。


  (四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)
  (税金費用の計算)
    当連結会計年度の税引前当期純利益に対する税効果会計適用後の実効税率を合理的に見積り、税引前四半
   期純利益に当該見積実効税率を乗じて計算する方法を採用しております。
    但し、当該見積実効税率を用いて税金費用を計算すると著しく合理性を欠く結果となる場合には、税引前四
   半期純損益に一時差異等に該当しない重要な差異を加減した上で、法定実効税率を乗じて計算しております。


  (追加情報)
   当社は、新型コロナウイルス感染症の影響について、今後の広がり方や収束時期等に関して不確実性が高い事
  象であると考え、本件が当社グループの業績に与える影響については2020年12月期の一定期間にわたり当該影響
  が継続するとの仮定を置き、会計上の見積りをおこなっております。


  (四半期連結損益計算書関係)
  (営業休止損失)
    新型コロナウイルス感染症拡大に伴う緊急事態宣言発出を受け、当社グループでは一部の施設で営業を休止
   いたしました。当該施設において休止期間中に発生した固定費(人件費・減価償却費など)を特別損失に計上
   しております。




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     (セグメント情報等)
    【セグメント情報】
 
Ⅰ   前第2四半期連結累計期間(自          2019年1月1日     至   2019年6月30日)
 1. 報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
                                                                          (単位:百万円)
                              報告セグメント
                                                                                 四半期連結
                                                        その他              調整額     損益計算書
                                                                 合計
                         ラグジュア                          (注)1             (注)2     計上額
                               リゾート                                               (注)3
                   WHG事業 リー&バン                 計
                                事業
                         ケット事業

売上高
    外部顧客への売上高      18,375    10,984   2,676   32,036    1,568   33,605      -     33,605
    セグメント間の内部売上高
    又は振替高              19        29       4        54   1,297    1,351 △1,351         -

         計         18,394    11,014   2,681   32,090    2,866   34,956 △1,351     33,605
セグメント利益又は損失(△)   1,047 △214 △634 198 △326 △127 △26 △153
    (注)1.「その他」の区分は報告セグメントに含まれない清掃事業、不動産周辺事業、会員制事業などがあります。
       2.セグメント利益又は損失(△)の調整額△26百万円には、セグメント間取引消去11百万円、各報告セグメン
         トに配分していない全社費用△37百万円が含まれております。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しな
         い一般管理費であります。
       3.セグメント利益又は損失(△)は、四半期連結損益計算書の営業損失と調整しております。


Ⅱ   当第2四半期連結累計期間(自          2020年1月1日     至   2020年6月30日)
 1. 報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
                                                                          (単位:百万円)
                              報告セグメント
                                                                                 四半期連結
                                                        その他              調整額     損益計算書
                                                                 合計
                         ラグジュア                          (注)1             (注)2     計上額
                               リゾート                                               (注)3
                   WHG事業 リー&バン                 計
                                事業
                         ケット事業

売上高
    外部顧客への売上高       6,061     4,204   1,182   11,448    1,166   12,615      -     12,615
    セグメント間の内部売上高
    又は振替高              12        25       4        42     868      910    △910        -

         計          6,074     4,230   1,186   11,491    2,034   13,525    △910    12,615
セグメント損失(△)      △5,900 △2,716 △874 △9,491 △659 △10,151 △4 △10,156
    (注)1.「その他」の区分は報告セグメントに含まれない清掃事業、不動産周辺事業、会員制事業などがあります。
       2.セグメント損失(△)の調整額△4百万円には、セグメント間取引消去9百万円、各報告セグメントに配分
         していない全社費用△14百万円が含まれております。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管
         理費であります。
       3.セグメント損失(△)は、四半期連結損益計算書の営業損失と調整しております。

 2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
    (固定資産に係る重要な減損損失)
      主に「WHG事業」において、当第2四半期連結累計期間に768百万円の減損損失を計上しております。


 3.報告セグメントの変更等に関する事項
     第1四半期連結会計期間より、組織変更に伴い、営業施設の属するセグメントを一部変更しております。なお、
    前第2四半期連結累計期間のセグメント情報は、変更後のセグメント区分で記載しております。




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