9681 東京ドーム 2019-03-14 15:00:00
2019年1月期 決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]

                             2019年1月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
                                                                                     2019年3月14日
上 場 会 社 名   株式会社東京ドーム                                             上場取引所                         東
コ ー ド 番 号   9681                                        URL https://www.tokyo-dome.jp
代   表   者 (役職名) 代表取締役社長                               (氏名) 長岡 勤
問合せ先責任者 (役職名) 財務部長                                    (氏名) 大野 幸男             (TEL) 03-3811-2111
定時株主総会開催予定日      2019年4月25日                          配当支払開始予定日               2019年4月26日
有価証券報告書提出予定日 2019年4月25日
決算補足説明資料作成の有無       : 有
決算説明会開催の有無          : 有
 
                                                                                         (百万円未満切捨て)
1.2019年1月期の連結業績(2018年2月1日~2019年1月31日)
(1)連結経営成績                                                                            (%表示は対前期増減率)
                                                                                       親会社株主に帰属する
                       売上高                       営業利益                    経常利益
                                                                                          当期純利益
                       百万円            %          百万円          %          百万円         %        百万円          %
  2019年1月期            87,048       4.0    11,481    0.8      10,402   3.4      6,962 △14.2
  2018年1月期            83,686     △4.6     11,389  △9.5       10,057  △6.6      8,116  22.3
(注) 包括利益        2019年1月期          1,434百万円( △88.1%)     2018年1月期      12,051百万円( 27.7%)
 
                                    潜在株式調整後
                    1株当たり                           自己資本            総資産          売上高
                                      1株当たり
                    当期純利益                         当期純利益率          経常利益率        営業利益率
                                      当期純利益
                             円 銭                  円 銭                 %                  %                 %
  2019年1月期                73.88                    -                6.7               3.4              13.2
  2018年1月期                85.17                    -                8.1               3.3              13.6
(参考) 持分法投資損益         2019年1月期                  12百万円          2018年1月期            △68百万円
 

 
(2)連結財政状態
                       総資産                       純資産                 自己資本比率               1株当たり純資産
                                 百万円                       百万円                       %                 円 銭
  2019年1月期                  299,574            102,070                            34.1              1,105.89
  2018年1月期                  306,676            105,439                            34.4              1,106.41
(参考) 自己資本            2019年1月期       102,070百万円     2018年1月期                    105,439百万円
 


(3)連結キャッシュ・フローの状況
                   営業活動による                   投資活動による                 財務活動による             現金及び現金同等物
                  キャッシュ・フロー                 キャッシュ・フロー               キャッシュ・フロー               期末残高
                                 百万円                       百万円                   百万円                  百万円
     2019年1月期                   16,845                   △11,311               △12,563               10,566
 
     2018年1月期                   17,676                    △6,657               △14,062               17,595
 

 
2.配当の状況
                                           年間配当金                                                    純資産
                                                                             配当金総額       配当性向
                                                                                                    配当率
                 第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末                    期末         合計        (合計)        (連結)
                                                                                                    (連結)
                    円 銭    円 銭    円 銭                      円 銭       円 銭         百万円           %           %
2018年1月期                -           0.00         -         19.00     19.00       1,811       22.3        1.8
2019年1月期                -           0.00         -         16.00     16.00       1,477       21.7        1.4
2020年1月期(予想)
 
                        -           0.00         -         12.00     12.00                   18.5
 
3.2020年1月期の連結業績予想(2019年2月1日~2020年1月31日)

                                                (%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
                                                           親会社株主に帰属  1株当たり
                     売上高                   営業利益     経常利益
                                                            する当期純利益  当期純利益
                     百万円        %          百万円       %        百万円     %        百万円       %             円 銭
    第2四半期(累計)       44,100     5.4          5,600 △5.6       5,100 △5.1        3,500 △16.1            37.92
       通 期          89,000     2.2         11,500  0.2      10,500  0.9        6,000 △13.8            65.01
※ 注記事項
(1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)                                                 : 無
            新規   -   社 (社名)                          、 除外   -   社 (社名)
 

 
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
  ① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更                                      : 無
        ②   ①以外の会計方針の変更                                     : 無
        ③   会計上の見積りの変更                                      : 無
        ④   修正再表示                                           : 無
 



 
     
(3)発行済株式数(普通株式)
  ① 期末発行済株式数(自己株式を含む)                          2019年1月期     95,857,420株    2018年1月期       95,857,420株

        ②   期末自己株式数                            2019年1月期     3,559,891株     2018年1月期            558,447株

        ③   期中平均株式数                            2019年1月期     94,246,234株    2018年1月期       95,299,918株
 




     
 
(参考) 個別業績の概要
1.2019年1月期の個別業績(2018年2月1日~2019年1月31日)
(1)個別経営成績                                                                         (%表示は対前期増減率)
                         売上高                営業利益                経常利益                  当期純利益
                         百万円        %        百万円       %        百万円          %         百万円           %
    2019年1月期            64,490    5.1       11,002    0.4       9,952       2.0        6,420    △17.0
    2018年1月期            61,369   △0.8       10,962   △2.4       9,757       2.8        7,735     24.5
 

                       1株当たり               潜在株式調整後
                       当期純利益             1株当たり当期純利益
                                 円 銭                 円 銭
    2019年1月期                     68.10                 -
 
    2018年1月期                     81.15                 -
 
(2)個別財政状態
                         総資産                 純資産            自己資本比率                 1株当たり純資産
                                 百万円                 百万円                     %                    円 銭
  2019年1月期                    304,860              98,125                   32.2               1,062.78
  2018年1月期                    311,338             101,096                   32.5               1,060.48
(参考) 自己資本
 
                        2019年1月期         98,125百万円      2018年1月期          101,096百万円
 
 

 
    ※       決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
    ※       業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
    本資料の予想は、本資料発表日現在において入手可能な情報に基づいて作成しております。
    実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる結果となる可能性があります。
    なお、連結業績予想に関する事項につきましては、【添付資料】P.6「1.経営成績等の概況 (4)今後の見通し」をご
    参照ください。
                               株式会社東京ドーム(9681) 2019年1月期 決算短信


○添付資料の目次

  1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………………………2
   (1)当期の経営成績の概況 …………………………………………………………………………2
   (2)当期の財政状態の概況 …………………………………………………………………………5
   (3)当期のキャッシュ・フローの概況 ……………………………………………………………5
   (4)今後の見通し ……………………………………………………………………………………6
  2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………………………6
  3.連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………7
   (1)連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………7
   (2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ……………………………………………………9
   (3)連結株主資本等変動計算書 …………………………………………………………………11
   (4)連結キャッシュ・フロー計算書 ……………………………………………………………13
   (5)連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………15
    (継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………15
    (セグメント情報等) ……………………………………………………………………………15
    (1株当たり情報) ………………………………………………………………………………19
    (重要な後発事象) ………………………………………………………………………………19




                       ―   1   ―
                                  株式会社東京ドーム(9681) 2019年1月期 決算短信


1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
  当連結会計年度におけるわが国経済は、本格的な個人消費の回復まではあとひと息という状況ではあるものの、
 企業収益は高い水準を維持しており、総じて良好に推移しました。
  当社グループにおいては、健康志向やスポーツ・コンサートイベント関連の需要は底堅く、インバウンド消費な
 どにも恵まれ、良好な事業環境に支えられました。
  先行きについては、近隣諸国を取り巻く海外情勢や予定される消費増税の影響などの懸念もある一方、今秋開催
 されるラグビーワールドカップや、近づく東京オリンピック・パラリンピックの景気への寄与が期待されます。
  このような状況のもと、当社グループは、2016年2月から2021年1月までを対象期間とする中期経営計画「新機
 軸」に掲げた経営目標の達成に向け、総力を挙げて以下のアクションプランに取り組みました。
  「東京ドームシティ(以下、TDC)に、将来にわたり持続的に価値をもたらすための環境整備」につきましては、
 東京ドームにおいて、当社の創立80周年事業として2016年より3ヶ年計画でリニューアル工事を実施して参りまし
 た。最終年度の仕上げとして、専用ラウンジでの飲食サービスがセットになった「バックスクリーンクラブ」の新
 設に加え、1階コンコースの飲食売店の増設、ドーム外周部の環境整備を計画通り完了いたしました。また、開場後
 初めて外野フェンスの張り替えを実施し、クッション性の高いラバーフェンスとすることで安全性の向上を図り、
 選手の全力プレーをサポートしております。
  黄色いビルにおいては、オフト後楽園を6、7階フロアに移設いたしました。そのうち7階フロアにはお客様の多様
 なニーズに対応すべく、全席有料指定席となる「ラウンジセブン」を新設し、リクライニングシートやタブレット
 を配した半個室のブース席のほか、4名様まで一緒に座れるボックス席などを配置しました。昨年7月のオープン以
 来、満席近い稼働を維持しております。
  同じく7月には、卓球場「TaKuSuRu(タクスル)」をオープンいたしました。一般の時間貸し利用に加え、元女子
 卓球日本代表監督や世界卓球メダリストを講師とする本格的な卓球教室として活用されております。
  東京ドームシティ アトラクションズにおいては、夏期イベントとして人気キャラクターの「ポケモン」とコラボ
 レーションした脱出ゲームを開催し、幅広い年代のお客様にお楽しみいただきました。秋には、YouTubeの人気クリ
 エイターとタイアップしたイベントが好評を博し、新たな層の集客に繋げました。新アトラクションとしては、デ
 ジタルアートやSNSを活用した、お化け屋敷「怨霊座敷」を昨年4月にラクーアエリアにオープンいたしました。
  「アソボ~ノ!」では、開業7年目を迎えた今期に売上の新記録を更新するなど、ハードとソフトのクオリティを
 高水準に保つことで、都内の人気屋内型キッズ施設としての地位を確立しております。
  「熱海後楽園ホテルのリニューアル」につきましては、行楽客の増加により熱海が観光地としての活気を取り戻
 しつつあるなか、新たな複合型リゾートの誕生に向けて取り巻く環境は良好に推移しております。また、観光経済
 新聞社の「2018年度 旅行業のプロが選ぶ人気温泉旅館ホテル250選」で熱海地区唯一の五つ星を獲得し、ブランド
 イメージを更に高めております。
  「TDC内外における新規事業の追求及び新規顧客の獲得」につきましては、TDCに新たな付加価値をもたらすミュ
 ージアム事業として、2年目を迎える「Gallery AaMo(ギャラリー アーモ)」において、“エンタテインメントと
 アートの融合による大人のための遊べるギャラリー”というコンセプトを軸に、ジャンルにとらわれない魅力的な
 イベントの開催や誘致を行いました。昨春の人気ゲーム「うたの☆プリンスさまっ♪」のイベントにおいては、開
 場以来最高の集客・売上を記録し、また、秋に開催した日本初となる「イグ・ノーベル賞の世界展」は、多数のメ
 ディアに取り上げられるなど大きな話題を呼びました。
  毎年1月の東京ドームでの定番イベント「ふるさと祭り東京」は11回目を数え、これまで培ったノウハウを活か
 し、他県で開催される物産イベントにおいて人気コンテンツである「どんぶり選手権」の出店プロデュースを行う
 など、新たな事業展開も追求しております。
  「TDC外の既存事業の事業性の維持と向上」につきましては、流通事業において、化粧品市場の好況を背景に、売
 れ筋商品の把握と品揃えの充実を図ることで前期に続き売上を伸ばしております。特に関西エリアでは、訪日外国
 人のまとめ買い需要も追い風となりました。




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                                 株式会社東京ドーム(9681) 2019年1月期 決算短信


 公共施設などの運営・管理を受託する指定管理事業については、これまでに積み上げたノウハウの活用と安定し
た収益性の確保を念頭に展開を図り、大型案件の西東京市のスポーツ・運動施設10施設などを新規獲得し、引き続
き事業規模を拡大しております。
 「グローバル化・ユニバーサル化を視野に入れた環境整備」につきましては、増加する訪日外国人への対応とし
て、昨年1月に更新した当社多言語サイトへの誘引をアジア諸国中心に強化し、TDCの認知度向上に加え、その魅力
や楽しみ方のPRをスタートさせました。これまでにWEB・SNS広告、日本紹介サイト、インフルエンサーによる情報
拡散、海外セールスなどのプロモーションを展開しております。
 TDC構内においては、フリーWi-Fiの整備やデジタルクーポンサイトの新設、パンフレットや構内サインの多言語
化、免税店舗の拡大などを実施し、外国人来場者が快適にお楽しみいただける環境整備を行いました。特にフリー
Wi-Fiに関しましては、TDCの屋外エリアのほとんどをカバーし、災害時にもスマートフォンなどによる通信のご利
用が可能となっております。
 「いつも安全・安心な環境を保ち続けること」につきましては、グループ内で発生した設備の不具合やヒヤリハ
ット事例、他社施設の事故・災害に関する情報をデータベース化した「インシデント情報管理システム」で、関連
情報を全役職員で共有することにより継続的な安全啓発を図っております。昨夏に発生した東京ドームホテル内の
レストランにおける食中毒事故、東京ドーム場内売店における異物混入について、多大なご心配とご迷惑をお掛け
しましたが、これら事案を省察し再発防止策の徹底ならびに従業員への教育指導の再徹底に取り組み、当社グルー
プの安全に関する活動の更なる推進に努めて参ります。
 また、非常時にはお客様に安全・安心に避難していただくため、各施設毎の防災訓練に加え、年3回の全体訓練を
実施しております。実際の災害に近い状況を想定しながら、避難誘導方法や経路の確認はもちろん、通信機器や情
報共有体制の確認も行っております。また、警察署や消防署と連携した総合防災訓練では、近隣の方々にもご参加
いただいており、防災力の強化に努めております。
 「人的資源の獲得・育成」につきましては、専門職社員制度による正規雇用を推進し、人材の獲得とレベルアッ
プを図るとともに、アルバイトについては募集・採用・教育の組織を一本化して養成活動を強化しております。ま
た、ハラスメント防止研修などを通じてコンプライアンス教育強化にグループ全体で取り組みました。
 「グループ経営体制の再構築」につきましては、リスク管理体制の見直しを行い、業務の効率化、対応の迅速性
の確保、リスク管理教育の一元化を図っております。
 また、資本効率の向上ならびに機動的な資本政策の遂行、及び株主の皆様への利益還元を目的として、自己株式
の取得を実施いたしました。


 連結業績といたしましては、東京ドームにおけるコンサートイベントの開催増と物販の好調、昨春にオープンし
た「Gallery AaMo(ギャラリー アーモ)」の通期稼働による寄与、及び松戸競輪場における本場開催の増加などに
より、売上高は870億4千8百万円(前年同期比4.0%増)、営業利益は114億8千1百万円(前年同期比0.8%増)、経
常利益は104億2百万円(前年同期比3.4%増)となりましたが、投資有価証券売却益の減少により、親会社株主に帰
属する当期純利益につきましては69億6千2百万円(前年同期比14.2%減)となりました。

 次に事業の種類別セグメント(セグメント間の内部売上高または振替高を含む)の概況をご報告申し上げます。
 なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しており、以下の前年同期比較については、前年同期
の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。
 詳細は、「3.連結財務諸表及び主な注記(5)連結財務諸表に関する注記事項(セグメント情報等)」をご参照
ください。


<東京ドームシティ>
 (東京ドーム)
  東京ドームは、コンサートイベントの開催日数の増加と物販の好調により、増収となりました。

 (東京ドームシティ アトラクションズ)
  東京ドームシティ アトラクションズは、各アトラクションや「アソボ~ノ!」の利用増により、増収となりま
 した。



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                                  株式会社東京ドーム(9681) 2019年1月期 決算短信


 (東京ドームホテル)
  東京ドームホテルは、客室稼働率は上昇したものの、レストラン・宴会部門の利用が減少したことにより、減
 収となりました。

 (ラクーア)
  スパ ラクーアは、前期にリニューアル工事を行った関係で、通期稼働となった当期は営業日数が増加したこと
 により、増収となりました。

 (黄色いビル)
  黄色いビルは、一部フロアの返還により、減収となりました。なお、返還された6、7階フロアにオフト後楽園
 を移設いたしました。
  以上の結果、東京ドームシティ事業全体での売上高は687億7千5百万円(前年同期比4.4%増)となりましたが、
 売上原価の増加、黄色いビルの再開発に係る初期費用などの負担により、営業利益は156億3千2百万円(前年同期
 比0.7%減)となりました。


<流通>
  既存店について、特に関西地区において自然災害の影響を受けたものの、好調を維持したことにより増収とな
 りましたが、新業態展開に伴う負担により、減益となりました。
  以上の結果、売上高は80億7千3百万円(前年同期比3.6%増)、営業利益は1千9百万円(前年同期比41.8%減)
 となりました。

<不動産>
  新規物件の取得により増収となりましたが、諸税課金の負担により、減益となりました。
  以上の結果、売上高は15億8千4百万円(前年同期比0.6%増)、営業利益は5億4百万円(前年同期比9.1%減)
 となりました。


<熱海>
  熱海後楽園ホテルは、熱海地区の観光地としての評価の高まりを背景にリニューアルしたタワー館が好調に推
 移し、増収となりましたが、新館オープンの準備費用などの負担により、減益となりました。
  以上の結果、売上高は23億7千5百万円(前年同期比5.8%増)、営業損失は5億7千万円(前年同期比2千5百万円
 の損失増)となりました。

<競輪>
  松戸競輪は、千葉市営競輪の代替開催など本場開催が増加したことにより、増収となりました。
  以上の結果、売上高は20億7千7百万円(前年同期比23.1%増)、営業利益は1億6百万円(前年同期比2億7千3百
 万円の改善)となりました。

<その他>
  公共施設の運営を請け負う指定管理事業について、受託施設の増加はあったものの、東京ドームホテル 札幌が
 一昨年4月をもって営業を終了したことにより、減収となりました。
  以上の結果、売上高は55億4千2百万円(前年同期比4.3%減)、営業利益は3千5百万円(前年同期比73.1%減)とな
 りました。




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(2)当期の財政状態の概況
  <資産>
   資産合計は、2,995億7千4百万円(前年同期比71億2百万円減)となりました。
   流動資産については、熱海後楽園ホテルのリニューアルに基づく設備投資の増加や、有利子負債の圧縮により
  現金及び預金が減少しました。その結果、流動資産合計は、186億8千5百万円(前年同期比82億7千5百万円減)と
  なりました。
   固定資産については、株式市場における株価低迷の影響や投資有価証券の売却により投資有価証券が減少した
  ものの、熱海後楽園ホテルのリニューアルに基づく設備投資により建設仮勘定が増加しました。その結果、固定
  資産合計は、2,789億7千4百万円(前年同期比11億5千万円増)となりました。
  <負債>
   負債合計は、1,975億3百万円(前年同期比37億3千3百万円減)となりました。上記のとおり、有利子負債の圧
  縮が順調に進み、有利子負債(長期・短期借入金、コマーシャル・ペーパー、社債の合計)は、1,343億7千8百万
  円(前年同期比61億3千4百万円減)となりました。
  <純資産>
   純資産合計は、1,020億7千万円(前年同期比33億6千9百万円減)となりました。
   株主資本については、自己株式の取得に伴う減少があったものの、親会社株主に帰属する当期純利益の計上に
  より利益剰余金が増加しました。その結果、株主資本合計は370億1千万円(前年同期比21億5千9百万円増)とな
  りました。
   その他の包括利益累計額については、株式市場における株価低迷の影響や投資有価証券の売却により、その他
  有価証券評価差額金が減少しました。その結果、その他の包括利益累計額は、650億6千万円(前年同期比55億2千
  8百万円減)となりました。




(3)当期のキャッシュ・フローの概況
   当連結会計年度における現金及び現金同等物は、以下の要因により、前連結会計年度に比べ70億2千9百万円
  (39.9%)減少し、105億6千6百万円となりました。

                       前連結会計年度              当連結会計年度
                                                              比較増減
          項目          自   2017年2月1日        自   2018年2月1日      (百万円)
                      至   2018年1月31日       至   2019年1月31日
                           (百万円)                (百万円)
 営業活動によるキャッシュ・フロー                17,676              16,845      △830

 投資活動によるキャッシュ・フロー                △6,657            △11,311     △4,654

 財務活動によるキャッシュ・フロー             △14,062              △12,563       1,498

 現金及び現金同等物の増減額                   △3,043             △7,029     △3,985

 現金及び現金同等物の期首残高                  20,639              17,595    △3,043

 現金及び現金同等物の期末残高                  17,595              10,566    △7,029

   営業活動によるキャッシュ・フローは、168億4千5百万円の収入となり、前年同期比で8億3千万円の収入減とな
  りました。これは、黄色いビルにおいて一部フロアの返還があったことや、前期においては補償金の受取があっ
  たこと等によるものであります。
   投資活動によるキャッシュ・フローは、113億1千1百万円の支出となり、前年同期比で46億5千4百万円の支出増
  となりました。これは熱海後楽園ホテルのリニューアルに基づく設備投資の増加等によるものであります。
   財務活動によるキャッシュ・フローは、125億6千3百万円の支出となり、前年同期比で14億9千8百万円の支出減
  となりましたが、有利子負債の削減は順調に進んでおります。




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(4)今後の見通し
  次 期 の 業 績 に つ き ま し て は、「ATAMI BAY RESORT KORAKUEN( ア タ ミ ベ イ リ ゾ ー ト コ ウ ラ ク エ ン )」、
 「Hi!EVERY VALLEY(ハイ!エブリバレー)」、「ファーストキャビン 東京ドームシティ」のオープンや、東京ド
 ームシティ アトラクションズにおける新アトラクション2機種の導入などに伴い増収となる見通しであります。
  一方で、当期において特別利益に計上しておりました投資有価証券売却益などの計上が見込まれないことから減
 益となる見通しであります。
  この結果、売上高は890億円(前年同期比2.2%増)、営業利益は115億円(前年同期比0.2%増)、経常利益は105
 億円(前年同期比0.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は60億円(前年同期比13.8%減)となる見通しであり
 ます。




2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
   当社グループは、連結財務諸表の期間比較可能性及び企業間の比較可能性を考慮し、当面は、日本基準で連結財
 務諸表を作成する方針であります。
  なお、IFRSの適用につきましては、国内外の諸情勢を考慮の上、適切に対応していく方針であります。




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3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
                                                       (単位:百万円)
                               前連結会計年度             当連結会計年度
                              (2018年1月31日)        (2019年1月31日)
資産の部
 流動資産
   現金及び預金                                19,025              11,896
   受取手形及び売掛金                              3,042               3,164
   有価証券                                     150                  -
   たな卸資産                                  1,259               1,342
   繰延税金資産                                 1,836                 625
   その他                                    1,647               1,657
   貸倒引当金                                    △0                  △1
   流動資産合計                                26,961              18,685
 固定資産
   有形固定資産
     建物及び構築物                            214,991             217,113
      減価償却累計額                         △131,283            △134,411
      建物及び構築物(純額)                        83,708              82,701
     機械装置及び運搬具                           12,811              12,155
      減価償却累計額                          △10,494              △9,779
      機械装置及び運搬具(純額)                       2,316               2,375
     土地                                 143,703             144,481
     建設仮勘定                                2,489              11,818
     その他                                 16,682              16,821
      減価償却累計額                          △12,724             △12,639
      その他(純額)                             3,958               4,181
     有形固定資産合計                           236,176             245,559
   無形固定資産
     借地権                                    425                 425
     ソフトウエア                                 744                 782
     その他                                    145                 144
     無形固定資産合計                             1,315               1,352
   投資その他の資産
     投資有価証券                              37,488              29,605
     長期貸付金                                   91                  78
     退職給付に係る資産                            1,022                 591
     繰延税金資産                                  88                 100
     その他                                  1,777               1,818
     貸倒引当金                                △137                △133
     投資その他の資産合計                          40,331              32,061
   固定資産合計                               277,824             278,974
 繰延資産
   社債発行費                                  1,891               1,915
   繰延資産合計                                 1,891               1,915
 資産合計                                   306,676             299,574




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                             株式会社東京ドーム(9681) 2019年1月期 決算短信


                                                    (単位:百万円)
                            前連結会計年度             当連結会計年度
                           (2018年1月31日)        (2019年1月31日)
負債の部
 流動負債
   支払手形及び買掛金                             953                 691
   コマーシャル・ペーパー                            -                2,200
   1年内償還予定の社債                         13,895              13,165
   短期借入金                              24,239              19,893
   未払法人税等                              1,154               1,041
   賞与引当金                                 303                 304
   役員賞与引当金                                43                  34
   ポイント引当金                               261                 287
   商品券等引換引当金                               2                   1
   その他                                18,621              24,190
   流動負債合計                             59,473              61,809
 固定負債
   社債                                 54,385              58,419
   長期借入金                              47,992              40,699
   受入保証金                               2,735               2,669
   繰延税金負債                              4,591               2,918
   再評価に係る繰延税金負債                       26,429              26,429
   退職給付に係る負債                           3,770               3,827
   執行役員退職慰労引当金                           156                 147
   固定資産除却等損失引当金                          149                  -
   その他                                 1,551                 581
   固定負債合計                            141,763             135,694
 負債合計                                201,237             197,503
純資産の部
 株主資本
   資本金                                 2,038               2,038
   資本剰余金                                 777                 777
   利益剰余金                              32,525              37,676
   自己株式                                △490              △3,482
   株主資本合計                             34,850              37,010
 その他の包括利益累計額
   その他有価証券評価差額金                       14,650               9,675
   土地再評価差額金                           55,286              55,286
   退職給付に係る調整累計額                          652                  99
   その他の包括利益累計額合計                      70,588              65,060
 純資産合計                               105,439             102,070
負債純資産合計                              306,676             299,574




                   ―   8   ―
                                株式会社東京ドーム(9681) 2019年1月期 決算短信


(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
連結損益計算書
                                                          (単位:百万円)
                               前連結会計年度               当連結会計年度
                             (自 2017年2月1日          (自 2018年2月1日
                             至 2018年1月31日)         至 2019年1月31日)
売上高                                     83,686                 87,048
売上原価                                    66,478                 69,754
売上総利益                                   17,208                 17,294
一般管理費                                    5,819                  5,812
営業利益                                    11,389                 11,481
営業外収益
 受取利息                                         5                      2
 受取配当金                                      559                    578
 持分法による投資利益                                  -                      12
 その他                                         84                    130
 営業外収益合計                                    649                    724
営業外費用
 支払利息                                     1,249                  1,109
 社債発行費償却                                    512                    437
 持分法による投資損失                                  68                     -
 その他                                        150                    255
 営業外費用合計                                  1,981                  1,802
経常利益                                     10,057                 10,402
特別利益
 固定資産売却益                                     25                      2
 投資有価証券売却益                                1,588                    807
 受取補償金                                      503                     10
 補助金収入                                      303                    191
 その他                                         56                     34
 特別利益合計                                   2,477                  1,046
特別損失
 固定資産売却損                                     15                      0
 固定資産除却損                                    523                    316
 解体撤去費                                      576                    781
 減損損失                                         3                    107
 その他                                         66                     70
 特別損失合計                                   1,185                  1,276
税金等調整前当期純利益                              11,349                 10,173
法人税、住民税及び事業税                              1,468                  1,579
法人税等調整額                                   1,764                  1,631
法人税等合計                                    3,232                  3,210
当期純利益                                     8,116                  6,962
親会社株主に帰属する当期純利益                           8,116                  6,962




                        ―   9   ―
                             株式会社東京ドーム(9681) 2019年1月期 決算短信


連結包括利益計算書
                                                     (単位:百万円)
                           前連結会計年度              当連結会計年度
                         (自 2017年2月1日         (自 2018年2月1日
                         至 2018年1月31日)        至 2019年1月31日)
当期純利益                               8,116                 6,962
その他の包括利益
 その他有価証券評価差額金                        3,250               △4,973
 退職給付に係る調整額                            682                △552
 持分法適用会社に対する持分相当額                        3                  △2
 その他の包括利益合計                          3,935               △5,528
包括利益                                12,051                1,434
(内訳)
 親会社株主に係る包括利益                       12,051                 1,434




                    ―   10   ―
                                                 株式会社東京ドーム(9681) 2019年1月期 決算短信


(3)連結株主資本等変動計算書
 前連結会計年度(自 2017年2月1日     至 2018年1月31日)
                                                                                  (単位:百万円)
                                                      株主資本

                 資本金            資本剰余金                 利益剰余金           自己株式        株主資本合計

当期首残高                  2,038            777              25,621           △488         27,949
 会計方針の変更による累
                                                              121                          121
 積的影響額
会計方針の変更を反映した
                       2,038            777              25,743           △488         28,071
当期首残高
当期変動額

 剰余金の配当                                                  △1,334                       △1,334
 親会社株主に帰属する当
                                                          8,116                         8,116
 期純利益
 自己株式の取得                                                                     △1            △1

 自己株式の処分                                     0                                0              0
 株主資本以外の項目の当
 期変動額(純額)
当期変動額合計                  -                   0            6,781              △1         6,779

当期末残高                  2,038            777              32,525           △490         34,850



                                  その他の包括利益累計額
               その他有価証券                               退職給付に係る        その他の包括利益       純資産合計
                               土地再評価差額金
                評価差額金                                 調整累計額           累計額合計
当期首残高              11,397           55,286                   △29         66,653        94,602
 会計方針の変更による累
                                                                                           121
 積的影響額
会計方針の変更を反映した
                   11,397           55,286                   △29         66,653        94,724
当期首残高
当期変動額

 剰余金の配当                                                                               △1,334
 親会社株主に帰属する当
                                                                                        8,116
 期純利益
 自己株式の取得                                                                                   △1

 自己株式の処分                                                                                     0
 株主資本以外の項目の当
                       3,253                                  682         3,935         3,935
 期変動額(純額)
当期変動額合計                3,253             -                    682         3,935        10,715

当期末残高              14,650           55,286                    652        70,588       105,439




                                   ―    11       ―
                                              株式会社東京ドーム(9681) 2019年1月期 決算短信


当連結会計年度(自 2018年2月1日     至 2019年1月31日)
                                                                               (単位:百万円)
                                                   株主資本

                 資本金            資本剰余金              利益剰余金           自己株式        株主資本合計

当期首残高                  2,038            777           32,525           △490         34,850

当期変動額

 剰余金の配当                                               △1,811                       △1,811
 親会社株主に帰属する当
                                                       6,962                         6,962
 期純利益
 自己株式の取得                                                             △2,992        △2,992
 株主資本以外の項目の当
 期変動額(純額)
当期変動額合計                  -               -             5,151         △2,992          2,159

当期末残高                  2,038            777           37,676         △3,482         37,010



                                  その他の包括利益累計額
               その他有価証券                            退職給付に係る        その他の包括利益       純資産合計
                               土地再評価差額金
                評価差額金                              調整累計額           累計額合計
当期首残高              14,650           55,286                 652        70,588       105,439

当期変動額

 剰余金の配当                                                                            △1,811
 親会社株主に帰属する当
                                                                                     6,962
 期純利益
 自己株式の取得                                                                           △2,992
 株主資本以外の項目の当
                   △4,975                              △552          △5,528        △5,528
 期変動額(純額)
当期変動額合計            △4,975                -             △552          △5,528        △3,369

当期末残高                  9,675        55,286                  99        65,060       102,070




                                   ―    12    ―
                                              株式会社東京ドーム(9681) 2019年1月期 決算短信


(4)連結キャッシュ・フロー計算書
                                                                       (単位:百万円)
                                            前連結会計年度               当連結会計年度
                                          (自 2017年2月1日          (自 2018年2月1日
                                          至 2018年1月31日)         至 2019年1月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
 税金等調整前当期純利益                                          11,349               10,173
 減価償却費                                                 6,751                6,902
 減損損失                                                      3                  107
 貸倒引当金の増減額(△は減少)                                         △1                   △3
 賞与引当金の増減額(△は減少)                                       △117                     1
 役員賞与引当金の増減額(△は減少)                                         8                  △8
 ポイント引当金の増減額(△は減少)                                        19                   25
 商品券等引換引当金の増減額(△は減少)                                     △1                   △0
 退職給付に係る資産の増減額(△は増加)                                      -                 △107
 退職給付に係る負債の増減額(△は減少)                                   △121                 △201
 執行役員退職慰労引当金の増減額(△は減少)                                    18                  △8
 固定 資 産除 却等 損 失 引当 金 の 増 減額 ( △ は減
                                                       △861                 △149
 少)
 受取利息及び受取配当金                                           △564                 △581
 支払利息                                                  1,249                1,109
 持分法による投資損益(△は益)                                          68                 △12
 投資有価証券売却損益(△は益)                                     △1,588                 △804
 固定資産売却損益(△は益)                                           △9                   △2
 固定資産除却損                                                 523                  316
 解体撤去費                                                   576                  781
 受取補償金                                                 △503                  △10
 売上債権の増減額(△は増加)                                        △119                 △121
 たな卸資産の増減額(△は増加)                                          23                 △83
 仕入債務の増減額(△は減少)                                          234                △262
 年間シート予約仮受金の増減額(△は減少)                                    176                  475
 その他                                                   1,922                1,303
 小計                                                   19,036               18,838
 利息及び配当金の受取額                                             579                  594
 利息の支払額                                              △1,240               △1,091
 法人税等の支払額                                            △1,210               △1,506
 法人税等の還付額                                                  7                    0
 補償金の受取額                                                 503                   10
 営業活動によるキャッシュ・フロー                                     17,676               16,845
投資活動によるキャッシュ・フロー
 定期預金の預入による支出                                        △3,030               △2,630
 定期預金の払戻による収入                                         2,730                2,730
 投資有価証券の取得による支出                                        △61                   △2
 投資有価証券の売却による収入                                       2,593                1,849
 投資有価証券の償還による収入                                         300                  150
 有形及び無形固定資産の取得による支出                                  △9,615              △12,905
 有形及び無形固定資産の売却による収入                                      38                   34
 その他                                                    389                △537
 投資活動によるキャッシュ・フロー                                    △6,657              △11,311




                                     ―   13   ―
                                  株式会社東京ドーム(9681) 2019年1月期 決算短信


                                                           (単位:百万円)
                                前連結会計年度               当連結会計年度
                              (自 2017年2月1日          (自 2018年2月1日
                              至 2018年1月31日)         至 2019年1月31日)
財務活動によるキャッシュ・フロー
 短期借入金の増減額(△は減少)                            △30                    -
 長期借入れによる収入                                9,000               12,600
 長期借入金の返済による支出                          △28,885              △24,239
 社債の発行による収入                               24,788               16,738
 社債の償還による支出                             △17,206              △13,895
 自己株式の取得による支出                                △1               △2,992
 配当金の支払額                                 △1,334               △1,811
 コマーシャル・ペーパーの増減額(△は減少)                        -                 2,200
 その他                                       △392               △1,163
 財務活動によるキャッシュ・フロー                       △14,062              △12,563
現金及び現金同等物の増減額(△は減少)                      △3,043               △7,029
現金及び現金同等物の期首残高                            20,639               17,595
現金及び現金同等物の期末残高                            17,595               10,566




                         ―   14   ―
                                      株式会社東京ドーム(9681) 2019年1月期 決算短信


(5)連結財務諸表に関する注記事項
 (継続企業の前提に関する注記)
     該当事項はありません。


 (セグメント情報等)
 【セグメント情報】
1   報告セグメントの概要
    当社グループの報告セグメントは、当社グループの報告単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役
 会が、経営資源の分配の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
    当社グループは、主に娯楽やサービスを提供しており、東京・水道橋地区に「東京ドーム」、「東京ドームホテ
 ル」、「東京ドームシティ アトラクションズ」、「ラクーア」、「ミーツポート」等のサービス提供施設等を保有・
 運営しており、それぞれの施設や施設運営に関わる子会社が収益面において、相互に密接な関わり合いを持っており
 ます。これらを全て含めて「東京ドームシティ」事業として包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。
    「東京ドームシティ」以外の報告セグメントに関しては、事業や経済的特徴等の類似性を考慮した上で、「流通」
 「不動産」「熱海」「競輪」を報告セグメントとして設定しております。
    「流通」事業は、日本全国に化粧品を中心に各種雑貨を取り扱う小売店舗を出店しており、商品の仕入から販売ま
 でを事業活動として展開しております。
    「不動産」事業は、東京・水道橋地区以外に保有する賃貸等不動産の管理を事業活動として展開しております。
    「熱海」事業は、静岡県熱海市に保有する「熱海後楽園ホテル」等の運営を事業活動として展開しております。
    「競輪」事業は、千葉県松戸市に保有する「松戸競輪場」の賃貸・運営、場外発売を事業活動として展開しており
 ます。
    なお、東京ドームホテル 札幌が2018年4月末をもって営業を終了したことに伴い、当連結会計年度より、「札幌」
 事業を「その他」に含めております。前連結会計年度のセグメント情報は、当連結会計年度の報告セグメント区分に
 基づき作成したものを開示しております。


    各報告セグメントを営む会社は以下の通りです。

                    ㈱東京ドーム、㈱東京ドームホテル、㈱東京ドームファシリティーズ、㈱東京
 東京ドームシティ
                    ドームスポーツ、後楽園事業㈱
 流通                 ㈱東京ドーム

 不動産                ㈱東京ドーム、松戸公産㈱、後楽園不動産㈱

 熱海                 ㈱東京ドーム、㈱東京ドーム・リゾートオペレーションズ

    競輪              松戸公産㈱


2   報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債、その他の項目の金額の算定方法
    報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」におけ
 る記載と同一であります。
    報告セグメントの利益又は損失(△)は、営業利益ベースの数値であります。
    セグメント間の内部売上高又は振替高は、市場実勢価格に基づいております。




                             ―   15   ―
                                                       株式会社東京ドーム(9681) 2019年1月期 決算短信


3   報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報
    前連結会計年度(自   2017年2月1日     至      2018年1月31日)
                                                                                          (単位:百万円)
                                     報告セグメント                                                    連結
                   東京                                                    その他              調整額 財務諸表
                                                                                 合計
                  ドーム       流通       不動産      熱海        競輪       計       (注)1             (注)2 計上額
                  シティ                                                                          (注)3
売上高
外部顧客への
                   64,667   7,796     1,570   2,240     1,686   77,960   5,726   83,686      -    83,686
売上高
セグメント間の
                    1,207      -          4        6       -     1,218      66    1,284 △1,284        -
内部売上高又は振替高
        計          65,874   7,796     1,575   2,246     1,686   79,178   5,792   84,971 △1,284    83,686
セグメント利益
                   15,748      32       555   △544      △166    15,625     132   15,757 △4,368    11,389
又は損失(△)
セグメント資産           207,874   2,623    17,322   9,597     28,023 265,441   3,156 268,597    38,079 306,676

その他の項目

減価償却費               5,672      41       241     328       255    6,540     104    6,644     106    6,751

減損損失                   -         3       -         -       -         3      -         3      -         3
 有形固定資産及び
                6,488   153  62 2,448 278 9,432 11 9,443 144 9,587
 無形固定資産の増加額
(注)1.「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、㈱東京ドームスポーツの指定管理
       者制度による運営受託事業等を含んでおります。
   2.調整額は以下の通りであります。
    (1)セグメント利益又は損失(△)の調整額△4,368百万円には、セグメント間取引消去52百万円、各報告セグメン
       トに配分していない全社費用△4,421百万円が含まれております。全社費用は、主に当社の管理部門に係る費
       用のうち、総務・人事・施設部門等の全社的一般経費であります。
    (2)セグメント資産の調整額38,079百万円には、セグメント間取引消去等△16,254百万円、各報告セグメントに
       配分していない全社資産54,333百万円が含まれております。全社資産は、主に当社及び有価証券の保有・管
       理会社での余資運用資金(現金及び預金)、長期投資資金(投資有価証券)及び管理部門に係る資産等でありま
       す。
    (3)減価償却費の調整額106百万円は、主に全社資産に係る減価償却費であります。
    (4)有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額144百万円は、当社の管理部門に係る設備投資額でありま
       す。
   3.セグメント利益又は損失(△)は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
 




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                                                     株式会社東京ドーム(9681) 2019年1月期 決算短信


  当連結会計年度(自   2018年2月1日     至     2019年1月31日)
                                                                                        (単位:百万円)
                                  報告セグメント                                                     連結
                 東京                                                    その他              調整額 財務諸表
                                                                               合計
                ドーム       流通      不動産      熱海         競輪       計       (注)1             (注)2 計上額
                シティ                                                                          (注)3
売上高
外部顧客への
                 67,474   8,073    1,579    2,369     2,077   81,573   5,474   87,048      -    87,048
売上高
セグメント間の
                  1,301      -         4         6       -     1,313      67    1,380 △1,380        -
内部売上高又は振替高
        計        68,775   8,073    1,584    2,375     2,077   82,886   5,542   88,429 △1,380    87,048
セグメント利益
                 15,632      19      504    △570        106   15,692      35   15,728 △4,246    11,481
又は損失(△)
セグメント資産         208,256   2,599   17,199   18,163     28,444 274,664   3,148 277,812    21,761 299,574

その他の項目

減価償却費             5,843      51      241      319       241    6,698      86    6,785     117    6,902

減損損失                 -      107       -          -       -       107      -       107      -       107
 有形固定資産及び
                6,885   195 983 8,937 78 17,079 11 17,091 84 17,176
 無形固定資産の増加額
(注)1.「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、㈱東京ドームスポーツの指定管理
       者制度による運営受託事業等を含んでおります。
   2.調整額は以下の通りであります。
    (1)セグメント利益又は損失(△)の調整額△4,246百万円には、セグメント間取引消去62百万円、各報告セグメン
       トに配分していない全社費用△4,308百万円が含まれております。全社費用は、主に当社の管理部門に係る費
       用のうち、総務・人事・施設部門等の全社的一般経費であります。
    (2)セグメント資産の調整額21,761百万円には、セグメント間取引消去等△16,498百万円、各報告セグメントに
       配分していない全社資産38,259百万円が含まれております。全社資産は、主に当社及び有価証券の保有・管
       理会社での余資運用資金(現金及び預金)、長期投資資金(投資有価証券)及び管理部門に係る資産等でありま
       す。
    (3)減価償却費の調整額117百万円は、主に全社資産に係る減価償却費であります。
    (4)有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額84百万円は、当社の管理部門に係る設備投資額でありま
       す。
   3.セグメント利益又は損失(△)は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
   4. 減価償却費、有形固定資産及び無形固定資産の増加額には長期前払費用が含まれております。




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                                             株式会社東京ドーム(9681) 2019年1月期 決算短信

 
 【関連情報】
    前連結会計年度(自   2017年2月1日   至   2018年1月31日)
    1.製品及びサービスごとの情報
     セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。


    2.地域ごとの情報
    (1)売上高
     本邦以外の外部顧客への売上高がないため、該当事項はありません。


    (2)有形固定資産
     本邦以外に所在している有形固定資産がないため、該当事項はありません。


    3.主要な顧客ごとの情報
     外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がいないため、記載はありませ
    ん。
 
    当連結会計年度(自   2018年2月1日   至   2019年1月31日)
    1.製品及びサービスごとの情報
     セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。


    2.地域ごとの情報
    (1)売上高
     本邦以外の外部顧客への売上高がないため、該当事項はありません。


    (2)有形固定資産
     本邦以外に所在している有形固定資産がないため、該当事項はありません。


    3.主要な顧客ごとの情報
     外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がいないため、記載はありませ
    ん。


 【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】
    前連結会計年度(自   2017年2月1日   至   2018年1月31日)
     セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
 
    当連結会計年度(自   2018年2月1日   至   2019年1月31日)
     セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。


 【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】
    前連結会計年度(自   2017年2月1日   至   2018年1月31日)
     該当事項はありません。
 
    当連結会計年度(自   2018年2月1日   至   2019年1月31日)
     該当事項はありません。


 【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】
    前連結会計年度(自   2017年2月1日   至   2018年1月31日)
     該当事項はありません。
 
    当連結会計年度(自   2018年2月1日   至   2019年1月31日)
     該当事項はありません。



                                    ―   18   ―
                                   株式会社東京ドーム(9681) 2019年1月期 決算短信




 (1株当たり情報)

                                     前連結会計年度             当連結会計年度
                項目                 (自 2017年2月1日        (自 2018年2月1日
                                    至 2018年1月31日)       至 2019年1月31日)

1株当たり純資産額                                  1,106.41円           1,105.89円

1株当たり当期純利益金額                                 85.17円              73.88円


(注) 1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
    2.1株当たり純資産額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。


                                     前連結会計年度             当連結会計年度
                項目
                                    (2018年1月31日)        (2019年1月31日)

純資産の部の合計額(百万円)                               105,439             102,070

純資産の部の合計額から控除する金額(百万円)                             -                   -

普通株式に係る純資産額(百万円)                             105,439             102,070

期末の普通株式の数(千株)                                 95,298              92,297


  3.1株当たり当期純利益金額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。

                                     前連結会計年度             当連結会計年度
                項目                 (自 2017年2月1日        (自 2018年2月1日
                                    至 2018年1月31日)       至 2019年1月31日)

親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)                           8,116               6,962

普通株主に帰属しない金額(百万円)                                  -                   -

普通株式に係る親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)                    8,116               6,962

普通株式の期中平均株式数(千株)                              95,299              94,246


 (重要な後発事象)
  該当事項はありません。
    




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