9679 J-ホウライ 2021-10-28 16:00:00
2021年9月期 決算短信〔日本基準〕(非連結) [pdf]
2021年9月期 決算短信〔日本基準〕(非連結)
2021年10月28日
上場会社名 ホウライ株式会社 上場取引所 東
コード番号 9679 URL https://www.horai-kk.co.jp
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名)寺本 敏之
問合せ先責任者 (役職名) 執行役員財務企画部長 (氏名)三野 眞 TEL 03-6810-8117
定時株主総会開催予定日 2021年12月17日 配当支払開始予定日 2021年12月20日
有価証券報告書提出予定日 2021年12月17日
決算補足説明資料作成の有無:有
決算説明会開催の有無 :無
(百万円未満切捨て)
1.2021年9月期の業績(2020年10月1日~2021年9月30日)
(1)経営成績 (%表示は対前期増減率)
営業収益 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年9月期 4,846 2.7 206 - 358 97.7 214 25.4
2020年9月期 4,718 △12.6 △143 - 181 △49.9 170 △43.6
1株当たり 潜在株式調整後 自己資本 総資産 営業収益
当期純利益 1株当たり当期純利益 当期純利益率 経常利益率 営業利益率
円 銭 円 銭 % % %
2021年9月期 153.29 - 2.7 1.9 4.3
2020年9月期 122.25 - 2.2 0.9 △3.0
(参考)持分法投資損益 2021年9月期 -百万円 2020年9月期 -百万円
(2)財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2021年9月期 19,021 8,122 42.7 5,817.70
2020年9月期 19,202 7,905 41.2 5,662.01
(参考)自己資本 2021年9月期 8,122百万円 2020年9月期 7,905百万円
(3)キャッシュ・フローの状況
営業活動による 投資活動による 財務活動による 現金及び現金同等物
キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー 期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2021年9月期 886 △246 △752 2,986
2020年9月期 △338 △5,146 2,391 3,098
2.配当の状況
年間配当金 配当金総額 純資産
配当性向
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計 (合計) 配当率
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 % %
2020年9月期 - 0.00 - 50.00 50.00 69 40.9 0.9
2021年9月期 - 0.00 - 50.00 50.00 69 32.6 0.9
2022年9月期(予想) - 0.00 - 50.00 50.00 25.9
3.2022年9月期の業績予想(2021年10月1日~2022年9月30日)
(%表示は対前期増減率)
1株当たり
営業収益 営業利益 経常利益 当期純利益
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 4,800 - 300 - 380 - 270 - 193.37
(注)2022年9月期の期首より「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号)等を適用するため、上記の業績予
想は当該会計基準等を適用した後の金額となっており、対前期増減率は記載しておりません。
※ 注記事項
(1)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更:無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(2)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年9月期 1,404,000株 2020年9月期 1,404,000株
② 期末自己株式数 2021年9月期 7,744株 2020年9月期 7,684株
③ 期中平均株式数 2021年9月期 1,396,274株 2020年9月期 1,396,365株
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判
断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等
は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の背景等につきましては、添付資料P.4「1.経営成
績等の概況 (4)今後の見通し」をご覧ください。
ホウライ㈱(9679) 2021年9月期 決算短信(非連結)
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………………………………………… 2
(1)当期の経営成績の概況 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)当期の財政状態の概況 …………………………………………………………………………………………… 3
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 ……………………………………………………………………………… 3
(4)今後の見通し ……………………………………………………………………………………………………… 4
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………………………………………… 5
3.財務諸表及び主な注記 ………………………………………………………………………………………………… 6
(1)貸借対照表 ………………………………………………………………………………………………………… 6
(2)損益計算書 ………………………………………………………………………………………………………… 9
(3)株主資本等変動計算書 …………………………………………………………………………………………… 10
(4)キャッシュ・フロー計算書 ……………………………………………………………………………………… 12
(5)財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………………………………… 13
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 13
(持分法損益等) …………………………………………………………………………………………………… 13
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………………………… 13
(1株当たり情報) ………………………………………………………………………………………………… 15
(重要な後発事象) ………………………………………………………………………………………………… 15
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1.経営成績等の概況
(1) 当期の経営成績の概況
当事業年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により厳しい状況が続き、非製造業の企
業収益や個人消費を中心に停滞が見られました。経済活動が段階的に再開し、感染拡大防止策やワクチン接種が
進む中、持ち直しの動きが見られる一方で、変異株ウイルスによる感染拡大等から緊急事態措置やまん延防止等
重点措置が長期化する等、先行き不透明な状況が続きました。
このような状況下、当社は各事業がそれぞれの特性に応じた施策の推進に努めました。営業収益は、保険事
業、千本松牧場、ゴルフ事業は前期を上回りましたが、不動産事業は前期を下回り、全体では前期比増収となり
ました。営業総利益は、全事業で前期比増益となりました。一般管理費は前期を下回り、営業利益は前期比増益
となりました。
当事業年度の経営成績は、営業収益が4,846百万円(前期比127百万円増)、営業総利益は826百万円(前期比
316百万円増)、一般管理費は619百万円(前期比34百万円減)となり、営業利益は206百万円(前期比350百万円
改善)となりました。営業外収益にゴルフ会員権消却益147百万円(前期比89百万円減)を計上したことを主因
に、経常利益は358百万円(前期比177百万円増)、当期純利益は214百万円(前期比43百万円増)となりました。
セグメント別の経営成績は、次のとおりです。
①保険事業
お客様とのリレーションを強化し、リスク分析に基づくそれぞれのニーズに応じた保険商品の提案を行うコン
サルティング営業を推進しました。営業収益は、損害保険分野で既存契約の更改が順調に進んだことに加えて、
損害保険・生命保険の双方で新規のご契約を数多く頂いたことを主因に両分野とも増加し、全体で1,121百万円
(前期比23百万円増)となりました。営業原価は経費の抑制により前年同期を下回り、営業総利益は390百万円
(前期比33百万円増)となりました。
②不動産事業
賃貸オフィスビルの入居率はほぼ満室状態で安定的に推移し、前期に取得した新規賃貸レジデンスの賃料収入
の寄与もありましたが、前期に建物一括賃貸借契約を解約した新宿ホウライビルの賃料収入の減少を主因に、営
業収益は1,210百万円(前期比166百万円減)となりました。営業原価は新宿ホウライビルの賃借料の減少などに
より前期を下回り、営業総利益は603百万円(前期比32百万円増)となりました。
③千本松牧場
新型コロナウイルス感染症の影響により厳しい状況が続く中、各種メディアを通じた積極的な広告宣伝や、ご
来場者様により楽しんでいただける施設作りに努めましたが、緊急事態宣言長期化等の影響から、観光施設のご
来場者数は前期を下回り、前期比減収となりました。外販営業は、地元量販店、商業施設向けの一部が減少した
一方、企業ギフト、首都圏卸売りが伸長し、前期比増収となりました。酪農は、搾乳牛の累計頭数の増加及び1
頭当たりの搾乳量の増加から、前期比増収となりました。この結果、営業収益は全体で1,711百万円(前期比31百
万円増)となりました。営業原価は人件費、経費の抑制により前期を下回り、営業総損失は165百万円(前期比36
百万円改善)となりました。
④ゴルフ事業
Webを中心とした多岐にわたるプランのご案内、スループレー導入、ホウライカントリー倶楽部におけるセ
ルフプレーの継続、冬期営業日拡大等のご来場者様の増加へ向けた取り組みに加え、ご来場の楽しみが増えるポ
イントサービスの導入、クラブハウス売店におけるお土産品の充実、スタイリッシュなウェア販売と売り場美
化、接遇向上等、ご来場者様によりご満足いただけるゴルフ場作りに努めました。また、5月に西那須野カント
リー倶楽部で開催された新たな男子プロトーナメントは、テレビ等のメディアを通じ、我が国有数のゴルフ場と
しての認知度向上に繋がりました。この結果、ご来場者数は前期を大幅に上回り、営業収益は802百万円(前期比
239百万円増)となりました。営業原価は、ご来場者の増加に伴い支払手数料や販売促進費が増加したことから前
期を上回り、営業総損失は2百万円(前期比215百万円改善)となりました。
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(2) 当期の財政状態の概況
(資産)
当事業年度末の流動資産は4,135百万円となり、前期比248百万円減少しました。これは主に現金及び預金が減少
したことによるものです。固定資産は14,885百万円となり、前期比67百万円増加しました。これは主に投資有価証
券の増加によるものです。
この結果、総資産は、19,021百万円となり、前期比180百万円減少しました。
(負債)
当事業年度末の流動負債は1,293百万円となり、前期比348百万円増加しました。これは主に未払金の増加による
ものです。固定負債は9,604百万円となり、前期比746百万円減少しました。これは主にゴルフ会員権買取等による
長期預り保証金が減少したことによるものです。
この結果、負債合計は、10,898百万円となり、前期比397百万円減少しました。
(純資産)
当事業年度末の純資産合計は8,122百万円となり、前期比217百万円増加しました。これは主に当期純利益の計上
によるものです。
(3) 当期のキャッシュ・フローの概況
当事業年度末における現金及び現金同等物は、前期比112百万円減少し、2,986百万円となりました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況は、次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
減価償却費319百万円を主因に886百万円の収入(前期は338百万円の支出)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
有形固定資産の取得による支出△258百万円を主因に246百万円の支出(前期は5,146百万円の支出)となりまし
た。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
ゴルフ会員権買取等△534百万円、長期借入金の返済による支出△100百万円、配当金の支払い△69百万円等を
主因に752百万円の支出(前期は2,391百万円の収入)となりました。
キャッシュ・フロー関連指標の推移
2019年9月期 2020年9月期 2021年9月期
自己資本比率 38.1% 41.2% 42.7%
時価ベースの自己資本比率 19.7% 22.0% 22.8%
キャッシュ・フロー対有利子負債比率 0.9年 -年 3.5年
インタレスト・カバレッジ・レシオ 1,381.4倍 -倍 28.4倍
自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い
(注)キャッシュ・フローは、キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しておりま
す。有利子負債は、貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としてお
ります。また、利払いは、キャッシュ・フロー計算書の利息支払額を使用しております。
なお、2020年9月期のキャッシュ・フロー対有利子負債比率及びインタレスト・カバレッジ・レシオについ
ては、営業キャッシュ・フローがマイナスであるため記載しておりません。
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ホウライ㈱(9679) 2021年9月期 決算短信(非連結)
(4) 今後の見通し
当社は、当事業年度を初年度とした3ケ年中期経営計画(2021年9月期~2023年9月期)を推進しておりま
す。当社を取り巻く事業環境の大きな変化に対して、「お客様を起点とした改革の実行」「ビジネスチャンスへ
の変換」「SDGsを意識したサステナビリティ経営」への取り組み等により、経営基盤の強化と持続的成長を
実現することによる「企業価値の向上」を目指しております。
当事業年度は、新型コロナウイルス変異株等による感染症拡大の影響を通期にわたって受けるなど、大変厳し
い環境が続きましたが、お客様目線で「安心・安全」かつ「快適」なサービス・商品等の提供、並びに中期経営
計画で掲げた千本松牧場・ゴルフ事業の業績回復(千本松ルネサンス)をはじめとした主要施策への積極的な取
り組みに努めた結果、当初計画していた営業利益100百万円を大きく上回る206百万円(前期比350百万円増)とな
りました。
新型コロナウイルス感染症については、デルタ株・ラムダ株などの変異種による感染動向、年末にかけての第
6波発生懸念など依然として不透明感は残るものの、若年層から年配層までのワクチン接種の進展や、日常生活
における感染対策の浸透などウィズコロナ・アフターコロナに向けた経済活動への道筋も少しずつ見えてくるも
のと考えております。
なお、次期の業績見通しにつきましては、営業収益4,800百万円(前期比46百万円減)、営業利益300万円(前
期比93百万円増)、経常利益380百万円(前期比21百万円増)、当期純利益270百万円(前期比55百万円増)を見
込んでおります。
各セグメント別施策の主なものは、次のとおりであります。
事業部門・本社部門での主要施策における共通認識として、①様々な事業環境の変化を踏まえた態勢整備、ビ
ジネスチャンスへの変換、②お客様目線の徹底に立ち返った収益構造改革の着実な実行(お客様との対話を通じ
た「安心・安全」かつ「快適で満足度の高い商品・サービスの提供」など)、③経費構造改革の聖域なき推進、
④当社の最大の強みである「質の高いお客様基盤」の有効活用と更なる拡充、⑤未来に向けた持続的発展を目指
した「地球・人間・社会の調和と共生」への取り組み推進により、経営基盤の強化と持続的成長を実現し、「企
業価値の向上」を目指してまいります。
(保険事業)
「守りから攻めへの営業転換」により、今までとは異なる次元まで進化した代理店を目指します。具体的には
業務品質の向上を追求し続けるとともに、お客様への最適なリスクソリューションの提案により、事業・生活に
関するリスク管理パートナーとしての信頼と評価を獲得し、お客様のリスク管理パートナーとしてのファースト
コール代理店の地位を強固にしてまいります。
そして、損害保険・生命保険の普及を通じて、「安心かつ安全で持続可能な社会の実現」と「国民生活と経済
の安定と向上」への取り組みを推進し、サステナブルな成長の実現を推進してまいります。
①お客様にとって最適なリスクソリューションをサポートする総合提案力の向上
②高い業務品質を実現しお客様の期待にお応えすると共に、業務の効率化・迅速化の推進
③お客様の信頼をベースとした取引拡大による持続的成長を実現し得る組織・体制の強化
(不動産事業)
最大の使命である「テナント様・入居者様への『安心・安全』かつ『快適』な空間の提供」によるサステナビ
リティの追求をミッションとし、適切な修繕・更新投資の実施によるビルグレードの維持向上を図り、「安心・
安全」かつ「快適」な空間の提供によるお客様満足度の確保と賃料収入向上の両立を目指すとともに、空調機器
更新等の省エネ型設備への移行により、環境保全に配慮したサステナブルな賃貸不動産の運営を推進してまいり
ます。
また、更新投資の進捗と収益力向上の状況を見極めるとともに、優良資産の取得並びに優良資産への入替によ
る所有資産ポートフォリオ再構築を図ることで収益力強化を進めてまいります。
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(千本松牧場)
徹底したコスト構造改革により、赤字領域の縮小(撤退も視野)並びに黒字領域への経営資源の投入を進める
とともに、ご来場いただいたお客様に満足してお帰りいただけるような新たな仕組みを作り、より高度化するお
客様のニーズに柔軟に対応できる態勢を構築してまいります。
具体的には、「酪農領域の効率化」、「自社工場の効率的な運営」等の推進、「営業戦略」では販売戦略・チ
ャネル等の見直しを進めております。「自社工場の効率的な運営」としては、2021年10月より牛乳のOEM製造
を開始いたしました。また、「牧場(アトラクション・飲食・お土産等)」においては、ご来場いただいたお客
様に「安心・安全」かつ「快適で楽しい」仕組みづくりとして、新コンセプト「PURE MILK FARM」
に基づく「牧場らしさ」を追求し、リニューアルオープンした「グリルハウス」「ファームレストラン」をはじ
めとする既存施設・サービスの改廃を順次行うとともに、魅力ある商品づくりとして、自社工場でのチーズ製
造・販売など商品コンセプトの見直しを進め、収益体質の強化により営業利益の黒字化を目指します。
また、SDGsの目指す自然環境への取り組みに関係性が高い事業領域でもあり、当社理念である『自然との
共生』に基づき従来から取り組んできた環境対応を更に推進し、以下を柱とするサステナブルな事業運営を進め
てまいります。
①牧場で飼育する乳牛のふんを自社施設にて、牛のベッドとなる敷料に加工したり、広大な畑に撒く堆肥を製
造し、自家製飼料作物の育成に活用するなどの循環型酪農を推進
②土・牧草づくりから乳製品製造販売に至る「こだわり」が創造する「安心・安全な食品づくり」への取り組
み
③工場や販売・サービス等の製販過程で使用しているプラスティック製品からの脱却による環境問題への取り
組みの推進
④当社は牧場全体が「鳥獣保護区」に指定されており、オオタカやオオジシギのような準絶滅危惧種の野鳥保
護をはじめ、広大な森林の適切な管理により生物多様性保全への積極的な取り組み
(ゴルフ事業)
「お客様によりお喜びいただけるサービス」と「徹底したローコストオペレーション」を両立し、ご来場者様
に、お支払いいただく料金以上に満足いただけるゴルフ場実現に邁進致します。
具体的には、ご来場からお帰りまで「安心・安全」「快適」にプレーいただけるよう、新型コロナウイルス等
感染防止対策の徹底、「おもてなし」の一層の充実、コースコンディションのきめ細やかな管理、魅力あるプレ
ープランの提供などを進めるとともに、一段の効率運営に取り組み、課題である営業利益の黒字転換を図り、収
益体質の強化を図ってまいります。
また、ゴルフ事業を通じたSDGsへの取り組みとして、広大な原生林がコース内に有る魅力溢れる自然環境
に配慮した設備導入・薬剤利用を推進し、より多くのゴルフ愛好家の心と身体の健康を支えてまいります。
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社は、国際的な事業展開や資金調達を行っておりませんので、日本基準に基づき財務諸表を作成しております。
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3.財務諸表及び主な注記
(1)貸借対照表
(単位:千円)
前事業年度 当事業年度
(2020年9月30日) (2021年9月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 3,751,719 3,638,441
受取手形 710 574
売掛金 315,347 262,712
商品及び製品 131,089 104,259
仕掛品 7,801 8,204
原材料及び貯蔵品 46,687 37,563
前払費用 74,680 72,589
未収還付法人税等 5,749 -
その他 50,396 11,666
貸倒引当金 △68 △103
流動資産合計 4,384,112 4,135,909
固定資産
有形固定資産
建物 11,675,912 11,759,446
減価償却累計額 △8,067,146 △8,097,986
建物(純額) 3,608,765 3,661,459
構築物 3,979,009 3,992,806
減価償却累計額 △3,653,012 △3,652,718
構築物(純額) 325,996 340,088
機械及び装置 1,410,756 1,408,901
減価償却累計額 △1,290,976 △1,301,946
機械及び装置(純額) 119,779 106,955
車両運搬具 169,064 158,342
減価償却累計額 △157,153 △148,104
車両運搬具(純額) 11,911 10,237
工具、器具及び備品 1,175,730 1,198,393
減価償却累計額 △824,549 △842,114
工具、器具及び備品(純額) 351,180 356,279
乳牛 246,147 247,174
減価償却累計額 △98,546 △95,319
乳牛(純額) 147,601 151,854
土地 8,266,772 8,266,772
コース勘定 729,640 729,640
立木 73,308 73,387
リース資産 261,252 248,267
減価償却累計額 △173,164 △186,380
リース資産(純額) 88,088 61,887
有形固定資産合計 13,723,044 13,758,562
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ホウライ㈱(9679) 2021年9月期 決算短信(非連結)
(単位:千円)
前事業年度 当事業年度
(2020年9月30日) (2021年9月30日)
無形固定資産
ソフトウエア 7,965 5,575
リース資産 2,399 -
その他 23,978 18,895
無形固定資産合計 34,342 24,470
投資その他の資産
投資有価証券 762,137 866,878
出資金 3,522 3,522
長期前払費用 75,100 46,208
前払年金費用 19,237 32,040
繰延税金資産 183,331 132,027
その他 40,678 44,979
貸倒引当金 △23,000 △23,000
投資その他の資産合計 1,061,007 1,102,656
固定資産合計 14,818,394 14,885,689
資産合計 19,202,507 19,021,599
負債の部
流動負債
買掛金 80,412 76,349
リース債務 51,268 44,168
未払金 23,478 207,262
未払費用 179,594 276,178
未払法人税等 23,879 55,338
前受金 111,896 114,615
保険会社勘定 152,858 151,757
預り金 19,421 13,654
1年内返済予定の長期借入金 100,000 100,000
賞与引当金 44,469 62,924
役員賞与引当金 - 8,938
ポイント引当金 - 1,983
事業構造改善引当金 - 22,860
その他 158,114 157,651
流動負債合計 945,393 1,293,682
固定負債
長期借入金 2,900,000 2,800,000
リース債務 195,555 156,585
退職給付引当金 40,130 30,970
役員退職慰労引当金 68,270 74,500
長期預り保証金 7,050,287 6,445,030
資産除去債務 96,911 97,838
固定負債合計 10,351,154 9,604,924
負債合計 11,296,548 10,898,607
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(単位:千円)
前事業年度 当事業年度
(2020年9月30日) (2021年9月30日)
純資産の部
株主資本
資本金 4,340,550 4,340,550
資本剰余金
資本準備金 527,052 527,052
資本剰余金合計 527,052 527,052
利益剰余金
利益準備金 90,876 97,857
その他利益剰余金
繰越利益剰余金 2,904,663 3,041,902
利益剰余金合計 2,995,539 3,139,760
自己株式 △18,791 △18,971
株主資本合計 7,844,350 7,988,390
評価・換算差額等
その他有価証券評価差額金 61,608 134,601
評価・換算差額等合計 61,608 134,601
純資産合計 7,905,958 8,122,991
負債純資産合計 19,202,507 19,021,599
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(2)損益計算書
(単位:千円)
前事業年度 当事業年度
(自 2019年10月1日 (自 2020年10月1日
至 2020年9月30日) 至 2021年9月30日)
営業収益 4,718,772 4,846,745
営業原価 4,209,291 4,020,693
営業総利益 509,480 826,051
一般管理費 653,213 619,059
営業利益又は営業損失(△) △143,733 206,991
営業外収益
受取利息 127 40
受取配当金 30,465 23,996
会員権消却益 236,359 147,058
雇用調整助成金 46,311 11,325
その他 34,457 25,177
営業外収益合計 347,722 207,598
営業外費用
支払利息 2,847 31,530
乳牛除売却損 8,182 14,104
ゴルフ関連調査研究費 6,486 7,150
その他 5,222 3,442
営業外費用合計 22,738 56,228
経常利益 181,251 358,361
特別利益
圧縮未決算特別勘定戻入額 2,998,382 -
特別利益合計 2,998,382 -
特別損失
固定資産除売却損 9,693 22,876
固定資産圧縮損 2,954,464 -
本社移転費用 44,580 -
事業構造改善引当金繰入額 - 22,860
減損損失 - 38,047
特別損失合計 3,008,738 83,784
税引前当期純利益 170,894 274,577
法人税、住民税及び事業税 9,477 39,158
法人税等調整額 △9,292 21,382
法人税等合計 185 60,540
当期純利益 170,709 214,036
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(3)株主資本等変動計算書
前事業年度(自 2019年10月1日 至 2020年9月30日)
(単位:千円)
株主資本
資本剰余金 利益剰余金
その他利益剰
資本金 自己株式 株主資本合計
余金
資本準備金 利益準備金 利益剰余金合計
繰越利益剰余金
当期首残高 4,340,550 527,052 83,893 2,810,757 2,894,651 △18,450 7,743,804
当期変動額
利益準備金の積立 6,982 △6,982 - -
剰余金の配当 △69,821 △69,821 △69,821
当期純利益 170,709 170,709 170,709
自己株式の取得 △341 △341
株主資本以外の項目の当期
変動額(純額)
当期変動額合計 - - 6,982 93,905 100,887 △341 100,546
当期末残高 4,340,550 527,052 90,876 2,904,663 2,995,539 △18,791 7,844,350
評価・換算差
額等
純資産合計
その他有価証
券評価差額金
当期首残高 104,554 7,848,358
当期変動額
利益準備金の積立 -
剰余金の配当 △69,821
当期純利益 170,709
自己株式の取得 △341
株主資本以外の項目の当期
△42,945 △42,945
変動額(純額)
当期変動額合計 △42,945 57,600
当期末残高 61,608 7,905,958
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当事業年度(自 2020年10月1日 至 2021年9月30日)
(単位:千円)
株主資本
資本剰余金 利益剰余金
その他利益剰
資本金 自己株式 株主資本合計
余金
資本準備金 利益準備金 利益剰余金合計
繰越利益剰余金
当期首残高 4,340,550 527,052 90,876 2,904,663 2,995,539 △18,791 7,844,350
当期変動額
利益準備金の積立 6,981 △6,981 - -
剰余金の配当 △69,815 △69,815 △69,815
当期純利益 214,036 214,036 214,036
自己株式の取得 △180 △180
株主資本以外の項目の当期
変動額(純額)
当期変動額合計 - - 6,981 137,238 144,220 △180 144,040
当期末残高 4,340,550 527,052 97,857 3,041,902 3,139,760 △18,971 7,988,390
評価・換算差
額等
純資産合計
その他有価証
券評価差額金
当期首残高 61,608 7,905,958
当期変動額
利益準備金の積立 -
剰余金の配当 △69,815
当期純利益 214,036
自己株式の取得 △180
株主資本以外の項目の当期
72,992 72,992
変動額(純額)
当期変動額合計 72,992 217,032
当期末残高 134,601 8,122,991
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(4)キャッシュ・フロー計算書
(単位:千円)
前事業年度 当事業年度
(自 2019年10月1日 (自 2020年10月1日
至 2020年9月30日) 至 2021年9月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税引前当期純利益 170,894 274,577
減価償却費 310,836 319,973
減損損失 - 38,047
貸倒引当金の増減額(△は減少) △296 34
賞与引当金の増減額(△は減少) △381 18,455
役員賞与引当金の増減額(△は減少) - 8,938
ポイント引当金の増減額(△は減少) - 1,983
事業構造改善引当金の増減額(△は減少) - 22,860
退職給付引当金の増減額(△は減少) 8,270 △9,160
役員退職慰労引当金の増減額(△は減少) △35,820 6,230
受取利息及び受取配当金 △30,593 △24,036
会員権消却益 △236,359 △147,058
支払利息 2,847 31,530
固定資産除売却損益(△は益) 9,693 22,876
固定資産圧縮損 2,954,464 -
売上債権の増減額(△は増加) 52,600 52,770
たな卸資産の増減額(△は増加) 22,526 35,550
仕入債務の増減額(△は減少) △6,776 △4,063
預り敷金及び保証金の増減額(△は減少) △55,630 7,524
圧縮未決算特別勘定の増減額 △2,998,382 -
未払費用の増減額(△は減少) △38,186 96,582
未収消費税等の増減額(△は増加) △34,976 34,976
未払消費税等の増減額(△は減少) △54,693 63,227
その他 △23,692 48,225
小計 16,344 900,044
利息及び配当金の受取額 29,348 23,705
利息の支払額 △15,828 △31,264
法人税等の支払額 △368,404 △11,417
法人税等の還付額 - 5,749
営業活動によるキャッシュ・フロー △338,539 886,816
投資活動によるキャッシュ・フロー
定期預金の預入による支出 △1,000,000 △1,000,000
定期預金の払戻による収入 1,000,000 1,000,000
有形固定資産の取得による支出 △5,145,516 △258,121
有形固定資産の売却による収入 26,190 30,477
無形固定資産の取得による支出 △2,386 △2,523
投資有価証券の取得による支出 △6,033 △1,499
投資有価証券の売却による収入 - 4
資産除去債務の履行による支出 △36,427 -
その他 18,166 △15,290
投資活動によるキャッシュ・フロー △5,146,006 △246,953
財務活動によるキャッシュ・フロー
長期借入金による収入 3,000,000 -
長期借入金の返済による支出 - △100,000
入会預り保証金の返還による支出 △487,740 △534,441
リース債務の返済による支出 △51,080 △47,772
配当金の支払額 △69,575 △69,645
その他 △341 △180
財務活動によるキャッシュ・フロー 2,391,261 △752,040
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △3,093,284 △112,177
現金及び現金同等物の期首残高 6,192,144 3,098,860
現金及び現金同等物の期末残高 3,098,860 2,986,683
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(5)財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(持分法損益等)
該当事項はありません。
(セグメント情報等)
a.セグメント情報
1.報告セグメントの概要
当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、
経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものでありま
す。
当社は、製品・サービス別に4つの事業本部を置いて事業活動を展開しており、「保険事業」「不動産
事業」「千本松牧場」「ゴルフ事業」の4つを報告セグメントとしております。
「保険事業」は保険代理店業務、「不動産事業」は賃貸ビルの運営、「千本松牧場」は乳製品の製造販
売、レストラン経営や土産品販売、「ゴルフ事業」はゴルフ場の運営を行っております。
2.報告セグメントごとの営業収益、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、財務諸表を作成するために採用される会計方針に
準拠した方法であります。
報告セグメントの利益は、営業総利益ベースの数値であります。
セグメント間の内部収益及び振替高は市場実勢価格に基づいております。
3.報告セグメントごとの営業収益、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報
前事業年度(自 2019年10月1日 至 2020年9月30日)
(単位:千円)
報告セグメント
財務諸表
調整額
計上額
不動産 (注)1
保険事業 千本松牧場 ゴルフ事業 計 (注)2
事業
営業収益
外部顧客への営業収益 1,097,593 1,377,728 1,680,583 562,866 4,718,772 - 4,718,772
セグメント間の内部営
業収益又は振替高 - - 4,605 - 4,605 △4,605 -
計 1,097,593 1,377,728 1,685,188 562,866 4,723,377 △4,605 4,718,772
セグメント利益又は損失
(△) 357,425 571,633 △201,649 △217,930 509,480 △653,213 △143,733
セグメント資産 358,294 10,487,607 1,687,743 1,589,624 14,123,271 5,079,235 19,202,507
その他の項目
減価償却費 12,561 130,111 125,480 4,220 272,373 38,463 310,836
有形固定資産及び無形
固定資産の増加額 11,553 4,927,673 118,856 34,544 5,092,627 99,354 5,191,982
(注)1.調整額の内容は以下のとおりであります。
(1)セグメント利益又は損失(△)の調整額△653,213千円は、各報告セグメントに配分していない全社費用
であります。全社費用は、報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。
(2)セグメント資産の調整額5,079,235千円、その他の項目の減価償却費の調整額38,463千円、有形固定資産
及び無形固定資産の増加額の調整額99,354千円は、各報告セグメントに配分していない全社資産に係るも
のであります。
2.セグメント利益又は損失(△)は、損益計算書の営業損失と調整を行っております。
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ホウライ㈱(9679) 2021年9月期 決算短信(非連結)
当事業年度(自 2020年10月1日 至 2021年9月30日)
(単位:千円)
報告セグメント
財務諸表
調整額
計上額
不動産 (注)1
保険事業 千本松牧場 ゴルフ事業 計 (注)2
事業
営業収益
外部顧客への営業収益 1,121,303 1,210,832 1,711,783 802,826 4,846,745 - 4,846,745
セグメント間の内部営
業収益又は振替高 - - 5,871 - 5,871 △ 5,871 -
計 1,121,303 1,210,832 1,717,655 802,826 4,852,617 △ 5,871 4,846,745
セグメント利益又は損失
(△) 390,788 603,682 △ 165,541 △ 2,877 826,051 △ 619,059 206,991
セグメント資産 297,518 10,556,953 1,549,164 1,516,470 13,920,106 5,101,492 19,021,599
その他の項目
減価償却費 8,949 143,029 120,984 9,037 282,000 37,972 319,973
有形固定資産及び無形
固定資産の増加額 4,646 255,443 153,354 15,478 428,922 2,333 431,255
(注)1.調整額の内容は以下のとおりであります。
(1)セグメント利益又は損失(△)の調整額△619,059千円は、各報告セグメントに配分していない全社費用
であります。全社費用は、報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。
(2)セグメント資産の調整額5,101,492千円、その他の項目の減価償却費の調整額37,972千円、有形固定資産
及び無形固定資産の増加額の調整額2,333千円は、各報告セグメントに配分していない全社資産に係るも
のであります。
2.セグメント利益又は損失(△)は、損益計算書の営業利益と調整を行っております。
b.報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報
前事業年度(自 2019年10月1日 至 2020年9月30日)
該当事項はありません。
当事業年度(自 2020年10月1日 至 2021年9月30日)
(単位:千円)
保険事業 不動産事業 千本松牧場 ゴルフ事業 全社・消去 合計
減損損失 - - 38,047 - - 38,047
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ホウライ㈱(9679) 2021年9月期 決算短信(非連結)
(1株当たり情報)
前事業年度 当事業年度
項目 (自 2019年10月1日 (自 2020年10月1日
至 2020年9月30日) 至 2021年9月30日)
1株当たり純資産額 5,662円01銭 5,817円70銭
1株当たり当期純利益 122円25銭 153円29銭
なお、潜在株式調整後1株当たり当期 なお、潜在株式調整後1株当たり当期
純利益については、潜在株式がないた 純利益については、潜在株式がないた
め記載しておりません。 め記載しておりません。
(注)1株当たり当期純利益の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前事業年度 当事業年度
項目 (自 2019年10月1日 (自 2020年10月1日
至 2020年9月30日) 至 2021年9月30日)
当期純利益(千円) 170,709 214,036
普通株主に帰属しない金額(千円) - -
普通株式に係る当期純利益(千円) 170,709 214,036
普通株式の期中平均株式数(株) 1,396,365 1,396,274
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
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