9644 タナベ経営 2020-12-09 17:00:00
グローウィン・パートナーズ株式会社の過半数株式取得(子会社化)および資本業務提携に関するお知らせ [pdf]
2020 年 12 月9日
各 位
会 社 名 株式会社 タナベ経営
代表者の役職氏名 代表取締役社長 若松 孝彦
(コード番号9644・東証一部)
連絡者の役職氏名 執行役員コーポレート本部長 川本 喜浩
電 話 番 号 06-7177-4000
グローウィン・パートナーズ株式会社の過半数株式取得
(子会社化)および資本業務提携に関するお知らせ
当社は、2020 年 12 月9日開催の取締役会において、下記のとおり、グローウィン・パートナーズ
株式会社(以下「グローウィン・パートナーズ」 )が発行する株式の過半数を取得して子会社化する
ことおよび同社と資本業務提携を行なうことを決議いたしましたので、お知らせいたします。
記
1.株式取得および資本業務提携の理由
当社は、 「企業を愛し、企業とともに歩み、企業繁栄に奉仕する」という経営理念を掲げ、 「Business
Doctors」として全国地域密着、幾多の経営者・リーダーに寄り添い支援しております。顧客企業の
課題に応じて、 「ドメイン(業種・事業領域)「ファンクション(経営機能)「リージョン(地域)
」 」 」
の3つの専門領域から複数名のコンサルタントを選定し、最適なチームを組成するチームコンサル
ティングを提供しております。創業 63 年間の支援実績は中堅企業を中心に約 7,000 社を誇り、その
中には上場企業、業界ナンバーワン企業、地域の優良企業も多数含まれております。
グローウィン・パートナーズは、 「当社に関わる全ての人々の成長(Growth)と成功(Win)を支
援する」という経営理念を掲げ、顧客企業にコーポレート・イノベーション(企業変革)を起こす
ことをその存在目的としております。多数の公認会計士やプロフェッショナル人材を擁しており、
「経営参謀のプロフェッショナルチーム」として以下のソリューションを提供し、顧客企業と共に
経営課題を解決していくことを強みとしております。
・M&A全般の支援(累計 500 件以上の実績を誇る(クロスボーダーを含む))
・上場企業グループを対象としたデジタル技術(ERP・RPA等)の導入・活用による経理・
財務部門等のバックオフィス業務のDX化・生産性向上支援
・IPO準備企業へ投資・経営支援を行なうベンチャーキャピタル
・企業とエグゼクティブ人材を引き合わせるリクルートメントソリューション
今後の人口減少下およびウィズコロナ・アフターコロナ下での経営環境においても、第三者への
事業承継や業態転換・事業の再構築がより一層活発化し、これらを実現するM&Aニーズの高まり
が予想されます。これらに加えて、企業規模を問わず成長戦略としての国内企業間のM&Aはもち
ろんのこと、クロスボーダーM&Aの需要もより一層高まるものと考えております。また、多くの
企業において、業態転換・事業の再構築と生産性向上を同時に実現するデジタル戦略を迅速に進め
ていくことが求められており、これらを実現するDXニーズのより一層の高まりも予想されます。
当社においても、M&AおよびDXに関するコンサルティングマーケットが今後も成長拡大を続け
ていくと見込んでおります。
当社は、中期経営計画「Tanabe Vision 2020(2018~2020)
」の中で「C&C(コンサルティング
&コングロマリット)戦略」 (コンサルティング領域の多角化)を掲げ、近年は成長M&Aコンサル
ティングを提供開始し、また株式会社リーディング・ソリューションのグループ化によりデジタル
マーケティングを強化しております。その中で、グローウィン・パートナーズが 2005 年の事業開始
以来、400 社以上の上場企業グループに提供してきたM&A支援や、バックオフィス業務のDX化・
生産性向上コンサルティング等の知見・ノウハウを当社は高く評価し、また前述の市場環境等も踏
まえ、同社と資本業務提携を行なうことにより、当社のM&AおよびDX領域のコンサルティング
機能をより一層強化し、持続的成長および企業価値の向上を実現できると考えております。
一方、グローウィン・パートナーズにおいても、当社と資本業務提携を行なうことにより、当社
が有する顧客基盤や金融機関等とのアライアンス基盤を通じて、全国の事業承継マーケットや業態
転換・事業再構築マーケット、また地域企業のDXマーケットに参入可能となります。そして、高
品質で安定したサービスをさらに多くの企業へ提供できる事業基盤を確立できると考えております。
当社が長年培ってきた経営コンサルティングの知見・ノウハウとグローウィン・パートナーズが
有するM&AおよびDXに関する知見・ノウハウを融合することにより、既存サービス機能の強化
や新規事業の立ち上げ等を推進し、両社で全国の企業の成長・発展に貢献することにより、両社の
さらなる企業価値の向上を図ってまいります。
2.資本業務提携の内容
(1)業務提携の内容
①当社が有する経営コンサルティングの知見・ノウハウとグローウィン・パートナーズが有
するM&AおよびDXに関する知見・ノウハウを融合し、既存サービス機能の強化や新規
事業の立ち上げに取り組んでまいります。
②既存顧客に対する共同コンサルティングや人材交流を通じて、双方の顧客企業へ提供する
サービスの価値を高めてまいります。
③当社からグローウィン・パートナーズへ役員として人員を派遣することにより、経営体制
の強化を図ってまいります。
④当社がグローウィン・パートナーズの顧客創造活動を支援するとともに、人材採用・育成
面で相互の協力体制を構築し、両社の事業基盤の強化を図ることにより、全国の事業承継
マーケットや事業マーケット、DXマーケットを攻略してまいります。
(2)資本提携の内容
当社は、グローウィン・パートナーズの普通株式を既存株主からの株式譲受および同社に
対する第三者割当有償増資の引受により取得する見込みです。当該株式取得により、同社の
発行済株式総数に対する当社の所有割合は、50.1%となる予定です。
3.異動する子会社(グローウィン・パートナーズ)の概要
(1)名 称 グローウィン・パートナーズ株式会社
(2)所 在 地 東京都千代田区永田町二丁目 14 番3号
(3)代表者の役職・氏名 代表取締役CEO 佐野 哲哉
(4)事 業 内 容 ①フィナンシャルアドバイザリー事業
M&A戦略の立案、デューデリジェンス、バリュ
エーション、PMIの支援を含む国内外のМ&A
アドバイザリー全般
②ストラテジー&オペレーション事業
企業のバックオフィス部門におけるERPを中心
としたIT化構想・導入支援から業務改革コンサ
ルティング、組織・人事制度のグランドデザイン等
③リクルートメントソリューション事業
経営幹部人材を主とする人材紹介
④ベンチャーキャピタル事業
ベンチャー企業への投資、経営全般のサポート、
資本政策立案やIPOの支援等
(5)資 本 金 32,500 千円
(6)設 立 年 月 日 2004 年2月 19 日
(7)事 業 開 始 日 2005 年8月 1日
(8)大株主及び持株比率 佐野 哲哉 71.4%
資 本 関 係 該当事項はありません。
(9)上場会社と当該会社との間の関係 人 的 関 係 該当事項はありません。
取 引 関 係 該当事項はありません。
(10)当該会社の最近3年間の経営成績および財政状態
決 算 期 2018 年7月期 2019 年6月期(注) 2020 年6月期
純 資 産 190 百万円 195 百万円 241 百万円
総 資 産 396 百万円 418 百万円 604 百万円
1株当たり純資産 54,311.46 円 55,804.82 円 69,027.04 円
売 上 高 843 百万円 773 百万円 1,075 百万円
営 業 利 益 45 百万円 5百万円 99 百万円
経 常 利 益 53 百万円 5百万円 98 百万円
当 期 純 利 益 41 百万円 5百万円 46 百万円
1株当たり当期純利益 11,884.56 円 1,493.36 円 13,222.23 円
1株当たり配当金 - - -
(注1)当該会社は、2020 年6月 30 日現在で子会社株式を保有しております。当該会社とその子会
社の直前期における各指標を単純合算した値は、以下のとおりであります。
純資産 244 百万円
総資産 657 百万円
1株当たり純資産 69,859.54 円
売上高 1,107 百万円
営業利益 91 百万円
経常利益 90 百万円
当期純利益 38 百万円
1株当たり当期純利益 10,999.34 円
1株当たり配当金 -円
(注2)2019 年6月期において、決算期(事業年度の末日)を7月 31 日から6月 30 日に変更した
ため、2018 年8月1日から 2019 年6月 30 日までの 11 ヶ月間の損益を記載しております。
4.株式取得の相手先の概要
(1)氏名 佐野 哲哉 石原 弘貴 瀧日 聡
(2)住所 東京都千代田区 神奈川県川崎市 千葉県我孫子市
該当事項はありま 該当事項はありま 該当事項はありま
(3)上場会社と当該個人の関係
せん。 せん。 せん。
5.取得株式数、取得価額および取得前後の所有株式の状況
(1)異動前の所有株式数 0株
(議決権の数:0個)
(議決権所有割合:0.0%)
(2)取得株式数 ①株式譲受による取得株式数
1,485 株
(議決権の数:1,485 個)
②第三者割当有償増資の引受による取得株式数
538 株
(議決権の数: 538 個)
(3)取得価額 ①グローウィン・パートナーズの普通株式
株式譲受による取得価額 551 百万円
第三者割当有償増資の引受額 199 百万円
②アドバイザリー費用等(概算額) 51 百万円
③合計(概算額) 802 百万円
(4)異動後の所有株式数 2,023 株
(議決権の数:2,023 個)
(議決権所有割合:50.1%)
6.日程
(1)取締役会決議日 2020 年 12 月9日
(2)契約締結日 2020 年 12 月9日
(3)株式取得実行日 2021 年1月 29 日
7.今後の見通し
本件株式取得と資本業務提携に伴う当社業績への影響につきましては、現在精査中であり、開示
すべき事項が発生いたしましたら、速やかに開示いたします。
以 上