9628 燦HD 2019-08-08 15:30:00
2020年3月期 第1四半期決算短信 〔日本基準〕 (連結) [pdf]
燦ホールディングス㈱ (9628) 2020年3月期 第1四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… 3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………… 4
(1)四半期連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………… 4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………………… 6
四半期連結損益計算書
第1四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 6
四半期連結包括利益計算書
第1四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 7
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………… 8
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 8
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… 8
(セグメント情報) ………………………………………………………………………………………………… 8
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燦ホールディングス㈱ (9628) 2020年3月期 第1四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第1四半期連結累計期間(以下、当期)におけるわが国経済は、米中貿易協議を巡る不透明感が続く中、中国
をはじめとした海外経済の減速による輸出の減少やIT関連財における在庫・生産調整などにより、主に製造業の
景況感が悪化したものの、個人消費を中心に堅調な内需を背景に非製造業が下支えし、全体として底堅さを維持し
ました。
葬祭市場においては、故人や喪主の高齢化に加え、地域社会や職場の人間関係の希薄化等の影響もあり会葬者数
は減少傾向にあるとともに、人々の価値観・嗜好の多様化が葬儀の形態や費用のかけ方に反映される傾向が強まっ
ています。
これに対して葬祭事業者は、個性的な小規模会館の開発や独自性のあるサービスの提供、マッチングサイトを含
む集客チャネルの多様化、さらには葬儀以外の新規事業への取り組みなど、変化に対応する事業のあり方を模索し
ています。
以上のような外部環境を踏まえ、当社は2019年5月9日公表のとおり、グループの新たな経営理念の下で、ライ
フエンディングステージにおけるトータルライフサポート企業への進化を目指す中期経営計画(2019年度~2021年
度)をスタートさせました。基本方針として「新経営理念の浸透」、「人財力の強化」、「サービス品質の向
上」、「業務効率の改善」、「ライフエンディングサポート事業の拡充」、「新規事業の収益力強化」、「葬儀事
業の積極的な営業エリアの拡大」、「リスクマネジメントの強化」の8つを掲げ、その実現に取り組んでおりま
す。
当期においては、その基本方針の一つである葬儀事業の営業エリアの拡大のため、葬儀会館の新規出店を進めま
した。その結果、2019年4月に「公益社 香里園会館」(大阪府寝屋川市)、6月に「タルイ会館 北大久保」
(兵庫県明石市)の2会館をオープンいたしました。
当期はグループ葬祭3社において葬儀施行件数が伸長し、グループの全葬儀施行件数が前年同四半期(以下、前
年同期)と比べて4.8%伸長しましたが、葬儀施行単価は3社とも低下したため、葬儀施行収入は前年同期比0.4%
の増収にとどまりました。一方、葬儀に付随する販売やサービス提供による収入は、葬儀施行収入を上回る増収率
となりました。
費用については、主に人件費、広告宣伝費のほか新規出店に伴う地代家賃等が増加し、営業費用は前年同期比
2.9%増加しました。販売費及び一般管理費は、人件費および求人・採用関連費用等の増加により、前年同期比
12.8%増加しました。
この結果、当期の営業収益は49億84百万円となり、前年同期比1.0%の増収となりました。また、営業利益は5
億89百万円(前年同期比15.4%減)、経常利益は5億82百万円(前年同期比16.8%減)、親会社株主に帰属する四
半期純利益は3億76百万円(前年同期比17.8%減)と、いずれも減益となりました。
セグメントごとの経営成績は、次の通りです。
(ア)公益社グループ
公益社グループの中核会社である㈱公益社においては、関西圏・首都圏の一般葬儀および首都圏の大規模葬儀
(金額5百万円超の葬儀)の葬儀施行件数が伸長しました。しかし、葬儀施行単価は首都圏では上昇したのに対し
て、関西圏では低下しました。その結果、全体の葬儀施行件数は前年同期比4.0%の増加、葬儀施行収入は前年同
期比1.6%の増収となりました。葬儀に付随する販売やサービス提供においては、仏壇仏具の販売収入を中心に前
年同期比増収となりました。
費用については、人件費や広告宣伝費、地代家賃等の増加により、営業費用は前年同期比増加しました。
この結果、当セグメントの売上高は41億92百万円(前年同期比2.0%増)となり、セグメント利益は3億7百万
円(前年同期比14.0%減)となりました。
(イ)葬仙グループ
葬仙グループの㈱葬仙においては、葬儀施行件数が境港エリアを中心に前年同期比4.6%増加しましたが、葬儀
の小規模化の影響により葬儀施行単価が低下したため、葬儀施行収入は前年同期比2.7%の減収となりました。
また、葬儀後に提供する販売やサービスの手数料収入が減少したことが、葬儀施行収入の減収と並んで利益を押
し下げました。
この結果、当セグメントの売上高は3億22百万円(前年同期比2.1%減)となり、セグメント損失は7百万円
(前年同期は2百万円の損失)となりました。
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(ウ)タルイグループ
タルイグループの㈱タルイにおいては、新店やリニューアル店を中心に葬儀施行件数が前年同期比9.3%増加し
たものの、少人数の家族葬が増加したこと等により、葬儀施行単価は低下しました。そのため葬儀施行収入は前年
同期比7.4%の減収となりました。
費用については「タルイ会館 北大久保」の出店に伴う消耗備品費の増加等により、営業費用は前年同期比増加
しました。
この結果、当セグメントの売上高は3億76百万円(前年同期比6.6%減)となり、セグメント利益は18百万円
(前年同期比65.9%減)となりました。
(エ)持株会社グループ
持株会社グループの燦ホールディングス㈱においては、配当金収入の増加により増収となりました。
費用については、主にグループの求人・採用広告費およびその他の人材募集に係る費用が増加しました。
この結果、当セグメントの売上高は23億59百万円(前年同期比16.2%増)となり、セグメント利益は15億72百万
円(前年同期比21.1%増)となりました。
(2)財政状態に関する説明
(資産)
当第1四半期連結会計期間末における流動資産は57億48百万円となり、前連結会計年度末比9億1百万円減少
しました。これは主に、未収還付法人税等が2億39百万円、固定資産税等に係る前払費用が1億36百万円それぞ
れ増加した一方、現金及び預金が12億64百万円減少したことによるものです。
固定資産は244億86百万円となり、前連結会計年度末比1億89百万円減少しました。これは主に、繰延税金資
産が1億56百万円減少したことによるものです。
この結果、総資産は302億35百万円となり、前連結会計年度末比10億91百万円減少しました。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末における流動負債は24億82百万円となり、前連結会計年度末比13億10百万円減少
しました。これは主に、1年内返済予定の長期借入金が一括返済期限の到来による返済により9億円減少したほ
か、営業未払金が3億64百万円減少したことによるものです。
固定負債は14億75百万円となり、前連結会計年度末比11百万円増加しました。これは主に、リース債務や資産
除去債務の増加によるものです。
この結果、負債合計は39億58百万円となり、前連結会計年度末比12億98百万円減少しました。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における純資産合計は262億77百万円となり、前連結会計年度末比2億7百万円増
加しました。これは親会社株主に帰属する四半期純利益3億76百万円を計上する一方、配当金1億68百万円を支
払ったことにより、利益剰余金が2億7百万円増加したことによるものです。
この結果、自己資本比率は前連結会計年度末比3.7ポイント上昇し、86.9%となりました。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
2020年3月期の連結業績予想につきましては、2019年5月17日公表の連結業績予想に変更はありません。
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2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年6月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 5,611,704 4,346,712
営業未収入金 650,570 633,979
商品及び製品 101,825 104,003
原材料及び貯蔵品 41,916 45,043
その他 245,923 620,579
貸倒引当金 △1,139 △1,348
流動資産合計 6,650,801 5,748,971
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 9,375,544 9,406,506
土地 12,344,809 12,344,809
リース資産(純額) 435,793 456,801
その他(純額) 206,751 175,936
有形固定資産合計 22,362,898 22,384,054
無形固定資産 89,937 83,655
投資その他の資産
長期貸付金 237,136 233,050
不動産信託受益権 539,662 509,552
差入保証金 704,147 691,587
その他 751,322 592,679
貸倒引当金 △8,915 △7,867
投資その他の資産合計 2,223,353 2,019,003
固定資産合計 24,676,189 24,486,713
資産合計 31,326,991 30,235,684
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(単位:千円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年6月30日)
負債の部
流動負債
営業未払金 1,017,115 652,913
1年内返済予定の長期借入金 919,992 19,992
リース債務 103,954 107,117
未払法人税等 99,028 36,646
賞与引当金 523,513 184,849
役員賞与引当金 49,571 9,139
その他 1,079,392 1,471,547
流動負債合計 3,792,567 2,482,206
固定負債
長期借入金 25,030 20,032
リース債務 368,125 387,531
資産除去債務 320,236 339,112
その他 751,015 729,150
固定負債合計 1,464,408 1,475,826
負債合計 5,256,975 3,958,032
純資産の部
株主資本
資本金 2,568,157 2,568,157
資本剰余金 5,488,615 5,488,615
利益剰余金 19,027,330 19,234,966
自己株式 △1,014,088 △1,014,088
株主資本合計 26,070,015 26,277,651
純資産合計 26,070,015 26,277,651
負債純資産合計 31,326,991 30,235,684
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(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第1四半期連結累計期間)
(単位:千円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年6月30日) 至 2019年6月30日)
営業収益 4,936,327 4,984,664
営業費用 3,921,283 4,036,559
営業総利益 1,015,043 948,104
販売費及び一般管理費
役員報酬 44,550 45,540
給料 86,574 89,392
賞与 11,695 15,769
賞与引当金繰入額 15,579 18,291
役員賞与引当金繰入額 8,039 9,412
貸倒引当金繰入額 △21 △839
減価償却費 7,818 6,882
その他 143,911 174,295
販売費及び一般管理費合計 318,148 358,745
営業利益 696,895 589,359
営業外収益
受取利息 964 895
受取配当金 4 4
助成金収入 1,772 -
雑収入 4,232 4,291
営業外収益合計 6,973 5,191
営業外費用
支払利息 2,535 2,025
解体撤去費用 - 4,924
雑損失 1,376 5,446
営業外費用合計 3,911 12,396
経常利益 699,957 582,153
特別損失
固定資産除却損 76 -
特別損失合計 76 -
税金等調整前四半期純利益 699,880 582,153
法人税、住民税及び事業税 54,508 49,568
法人税等調整額 187,577 156,460
法人税等合計 242,086 206,028
四半期純利益 457,794 376,124
親会社株主に帰属する四半期純利益 457,794 376,124
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(四半期連結包括利益計算書)
(第1四半期連結累計期間)
(単位:千円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年6月30日) 至 2019年6月30日)
四半期純利益 457,794 376,124
その他の包括利益
その他の包括利益合計 - -
四半期包括利益 457,794 376,124
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 457,794 376,124
非支配株主に係る包括利益 - -
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(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(セグメント情報)
【セグメント情報】
Ⅰ 前第1四半期連結累計期間(自2018年4月1日 至2018年6月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
報告セグメント 四半期連結
調整額 損益計算書
公益社 葬仙 タルイ 持株会社 (注)1 計上額
計
グループ グループ グループ グループ (注)2
売上高
外部顧客への
4,102,596 329,530 403,204 100,994 4,936,327 - 4,936,327
売上高
セグメント間
の内部売上高 7,762 138 20 1,929,773 1,937,695 △1,937,695 -
又は振替高
計 4,110,359 329,669 403,225 2,030,768 6,874,022 △1,937,695 4,936,327
セグメント利益
357,378 △2,234 53,948 1,298,674 1,707,766 △1,007,809 699,957
又は損失(△)
(注)1.セグメント利益又は損失(△)の調整額の内容は以下のとおりであります。
(単位:千円)
金額
持株会社が連結子会社から受
△1,008,000
け取った配当金の相殺消去額
債権債務の相殺消去に伴う貸
190
倒引当金の調整額
合計 △1,007,809
2.セグメント利益又は損失(△)は、四半期連結損益計算書の経常利益と調整を行っております。
2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
該当事項はありません。
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Ⅱ 当第1四半期連結累計期間(自2019年4月1日 至2019年6月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
報告セグメント 四半期連結
調整額 損益計算書
公益社 葬仙 タルイ 持株会社 (注)1 計上額
計
グループ グループ グループ グループ (注)2
売上高
外部顧客への
4,185,905 322,878 376,492 99,388 4,984,664 - 4,984,664
売上高
セグメント間
の内部売上高 6,649 - 20 2,260,146 2,266,816 △2,266,816 -
又は振替高
計 4,192,555 322,878 376,512 2,359,534 7,251,481 △2,266,816 4,984,664
セグメント利益
307,522 △7,916 18,420 1,572,306 1,890,332 △1,308,178 582,153
又は損失(△)
(注)1.セグメント利益又は損失(△)の調整額の内容は以下のとおりであります。
(単位:千円)
金額
持株会社が連結子会社から受
△1,308,000
け取った配当金の相殺消去額
債権債務の相殺消去に伴う貸
△178
倒引当金の調整額
合計 △1,308,178
2.セグメント利益又は損失(△)は、四半期連結損益計算書の経常利益と調整を行っております。
2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
該当事項はありません。
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