9627 アインHD 2021-06-04 15:30:00
2021年4月期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2021年4月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年6月4日
上場会社名 株式会社 アインホールディングス 上場取引所 東 札
コード番号 9627 URL https://www.ainj.co.jp/
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名)大谷 喜一
問合せ先責任者 (役職名) 代表取締役専務 (氏名)水島 利英 TEL 011-814-1000
定時株主総会開催予定日 2021年7月29日 配当支払開始予定日 2021年7月30日
有価証券報告書提出予定日 2021年7月30日
決算補足説明資料作成の有無:有 (決算補足資料は、適宜、当社ホームページに掲載いたします。)
決算説明会開催の有無 :有 (機関投資家・アナリスト向け)
(百万円未満切捨て)
1.2021年4月期の連結業績(2020年5月1日~2021年4月30日)
(1)連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年4月期 297,305 1.6 10,932 △32.0 12,649 △24.8 6,697 △27.0
2020年4月期 292,615 6.2 16,068 0.0 16,822 1.1 9,179 1.7
(注)包括利益 2021年4月期 6,783百万円 (△24.9%) 2020年4月期 9,030百万円 (0.8%)
1株当たり 潜在株式調整後 自己資本 総資産 売上高
当期純利益 1株当たり当期純利益 当期純利益率 経常利益率 営業利益率
円 銭 円 銭 % % %
2021年4月期 189.04 - 5.9 6.4 3.7
2020年4月期 259.11 - 8.5 8.8 5.5
(参考)持分法投資損益 2021年4月期 10百万円 2020年4月期 -百万円
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2021年4月期 203,662 115,837 56.8 3,267.49
2020年4月期 193,451 111,003 57.3 3,130.77
(参考)自己資本 2021年4月期 115,758百万円 2020年4月期 110,915百万円
(3)連結キャッシュ・フローの状況
営業活動による 投資活動による 財務活動による 現金及び現金同等物
キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー 期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2021年4月期 14,928 △9,493 3,643 55,009
2020年4月期 17,747 △11,474 △7,837 45,931
2.配当の状況
年間配当金 配当金総額 配当性向 純資産配当
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計 (合計) (連結) 率(連結)
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 % %
2020年4月期 - 0.00 - 55.00 55.00 1,948 21.2 1.8
2021年4月期 - 0.00 - 55.00 55.00 1,948 29.1 1.7
2022年4月期(予想) - 0.00 - 55.00 55.00 23.5
3.2022年4月期の連結業績予想(2021年5月1日~2022年4月30日)
(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
第2四半期(累計) 147,900 1.8 5,300 35.0 5,600 24.0 2,780 5.7 78.47
通期 315,000 6.0 15,000 37.2 15,500 22.5 8,300 23.9 234.28
※ 注記事項
(1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無
新規 -社 (社名)、除外 -社 (社名)
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更:無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年4月期 35,428,212株 2020年4月期 35,428,212株
② 期末自己株式数 2021年4月期 891株 2020年4月期 728株
③ 期中平均株式数 2021年4月期 35,427,408株 2020年4月期 35,427,484株
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき算定しており、今後の経済状況等の変化により、実際の業績は予想
数値と異なる結果となる場合があります。
株式会社アインホールディングス(9627) 2021年4月期 決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………………………………………… 2
(1)当期の経営成績の概況 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)当期の財政状態の概況 …………………………………………………………………………………………… 3
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 ……………………………………………………………………………… 3
(4)今後の見通し ……………………………………………………………………………………………………… 4
(5)新型コロナウイルス感染症の拡大に伴うリスク情報 ………………………………………………………… 4
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………………………………………… 4
3.連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………………… 5
(1)連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………………… 5
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………… 7
連結損益計算書 …………………………………………………………………………………………………… 7
連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………………………………… 9
(3)連結株主資本等変動計算書 ……………………………………………………………………………………… 10
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………………………… 12
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………………… 14
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 14
(連結損益計算書関係) …………………………………………………………………………………………… 14
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………………………… 14
(1株当たり情報) ………………………………………………………………………………………………… 17
(重要な後発事象) ………………………………………………………………………………………………… 17
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株式会社アインホールディングス(9627) 2021年4月期 決算短信
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
当連結会計年度におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により厳しい状況が続いており、依
然として先行きは不透明な状況となっております。
このような経済情勢のもと、当社グループは、調剤薬局の新規出店及びM&Aによる事業拡大をはじめ、コスメ
&ドラッグストア事業を推進し、グループの事業規模及び収益拡大に努めてまいりました。店舗においては、患者
様・お客様に安心してご利用いただくべく、感染予防策を徹底するとともに、従業員に対しても感染予防策の実施
を徹底することにより、継続的な医療・小売サービスの提供に努めてまいりました。
また、2020年10月には、持続可能な開発目標(SDGs)達成に向け、「サステナビリティ委員会」を設置し、
同年12月には当社グループが取り組むべき重要課題(マテリアリティ)を特定しました。人々の健康や美に貢献す
る事業を通じ、企業としての持続的な成長と、社会・環境・経済価値を創出し、サステナビリティ経営の実現に努
めてまいります。
当連結会計年度の業績は、売上高が2,973億5百万円(前年同期比1.6%増)、営業利益は109億3千2百万円
(同32.0%減)、経常利益は126億4千9百万円(同24.8%減)となり、また、親会社株主に帰属する当期純利益
は66億9千7百万円(同27.0%減)となりました。
(ファーマシー事業)
2020年9月、段階的に施行されている「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律等
の一部を改正する法律」(改正薬機法)において、一定のルールの下、全国でオンライン服薬指導が可能となりま
した。これらを受け、調剤薬局全店においてオンライン服薬指導の対応体制を整えました。更に、今後の医薬品受
け取りニーズの多様化に備え、ドローンや自動配送ロボットによる医薬品の配送、当日配送のスキーム構築、宅配
ロッカーの活用等の実証を積極的に行ってまいりました。
また、当社グループでは、引き続き「かかりつけ薬剤師・薬局」としての機能を発揮するべく、地域医療連携、
お薬手帳等を活用した薬剤に関する情報の一元的・継続的な把握とそれに基づく薬学的管理・指導の強化を行うと
ともに、オンライン服薬指導、在宅医療への対応、専門薬剤師の育成を通じ、患者様が住み慣れた地域で安心して
医療を受けられるよう取り組んでおります。
営業開発においては、大型薬局の積極的な出店とM&A基準の引き上げに加え、小規模店舗の撤退を出店戦略と
し、さらなる事業規模の拡大と店舗運営の効率化を推進しております。
新型コロナウイルス感染症の影響による長期処方の増加により処方箋単価が上昇する一方で、処方箋枚数は減少
したこと、店舗運営の効率化を目的とし前期64店舗閉店・事業譲渡した影響もあり、減収となりましたが、現在、
処方箋枚数については回復傾向にあります。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は、2,630億9千5百万円(前年同期比0.2%減)、セグメント利益は209
億4千7百万円(同0.5%増)となりました。
同期間の出店状況は、M&Aを含め、グループ全体で合計29店舗を出店し、18店舗の閉店、34店舗の事業譲渡に
より、当社グループにおける薬局総数は1,065店舗となりました。
(リテール事業)
コスメ&ドラッグストア事業は、新型コロナウイルス感染症の影響等により、依然として厳しい市場環境が続い
ております。
当社グループでは、コスメ&ドラッグストア「アインズ&トルペ」の継続的な出店に加え、各店舗の特徴に応じ
た戦略的な売り場づくりを行ってまいりました。また、「アインズ&トルペ公式アプリ」に加え、2020年5月に
「AINZ&TULPE WEBSTORE 公式ECサイト」を開始し、顧客の利便性ならびにサービスの向上を図ってまいりました。
しかしながら、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、多くの店舗において営業時間の短縮、臨時休業を
行った影響により、当連結会計年度の売上高は、194億1千9百万円(前年同期比21.4%減)、セグメント損失は
19億9千9百万円(前年同期は2億6千2百万円の利益)と減収減益となりました。
同期間の出店状況は、11店舗を出店し、5店舗を閉店したことで、コスメ&ドラッグストア総数は69店舗となり
ました。
(その他の事業)
その他の事業においては、2020年3月に売店事業を取得したことにより、売上高は148億9千4百万円(前年同
期比248.2%増)、セグメント損失は7億2千1百万円(前年同期は3億4千2百万円の損失)となりました。
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株式会社アインホールディングス(9627) 2021年4月期 決算短信
(2)当期の財政状態の概況
当連結会計年度末における総資産の残高は、前連結会計年度末より102億1千1百万円増の2,036億6千2百万円
となりました。主な要因は、のれん並びに商品が減少した一方で、現預金及び敷金保証金が増加したことによるも
のであります。
負債の残高は、53億7千8百万円増の878億2千5百万円となりました。
短期及び長期借入金の残高は、58億9千2百万円増となる119億6千7百万円となりました。
純資産の残高は、48億3千3百万円増の1,158億3千7百万円となり、自己資本比率は0.5ポイント減となる
56.8%となりました。
(3)当期のキャッシュ・フローの概況
当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物は、前連結会計年度に比べ90億7千8百万円増の550
億9百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、149億2千8百万円(前年同期は177億4千7百万円の収入)となりました。
主な収入要因として、税金等調整前当期純利益が117億6千7百万円、新規出店及びM&Aによる規模拡大に伴
い、減価償却費42億4千3百万円、のれん償却額44億3千6百万円が反映されております。
また、法人税等の支払額65億9千5百万円が主要な支出要因として反映されております。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、94億9千3百万円(前年同期は114億7千4百万円の支出)となりました。
M&A8社の株式取得に係る、連結範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出が9億9千7百万円、コスメ
&ドラッグストア及び調剤薬局の新規出店等に伴い、有形固定資産の取得による支出39億3千万円、敷金及び保証
金の差入による支出22億1千9百万円、投資その他の資産の増加による支出31億1千万円が反映されております。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は、36億4千3百万円(前年同期は78億3千7百万円の使用)となりました。
短期及び長期の借入と返済の差額が58億1千1百万円の収入となり、配当金の支払額19億4千8百万円が反映さ
れております。
当社グループのキャッシュ・フロー指標のトレンドは下記のとおりであります。
2018年4月期 2019年4月期 2020年4月期 2021年4月期
自己資本比率(%) 52.7 54.9 57.3 56.8
時価ベースの自己資本比率(%) 141.0 165.7 110.4 105.6
債務償還年数(年) 0.9 0.8 0.4 0.8
インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍) 184.5 117.8 276.8 334.7
(注) 自己資本比率 自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率 株式時価総額/総資産
債務償還年数 有利子負債/営業キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ 営業キャッシュ・フロー/利払い
※ 各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。
※ 有利子負債は、貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。
※ 営業キャッシュ・フロー及び利払いは、連結キャッシュ・フロー計算書に計上されている「営業活動によるキャ
ッシュ・フロー」及び「利息の支払額」を利用しております。
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(4)今後の見通し
次期につきましては、ファーマシー事業においては、引き続き調剤薬局の新規開発、M&Aを積極活用し、ま
た、リテール事業においてもコスメ&ドラッグストア「アインズ&トルペ」の好立地への継続的出店に加え、知名
度向上施策により事業規模の拡大を図ります。
新型コロナウイルス感染症の影響は、ファーマシー事業においては処方日数の長期化による処方箋枚数減少等、
リテール事業においては外出自粛による消費マインドの冷え込み等による影響が年内は継続するものの緩やかに回
復していくと想定しております。
これにより、当社グループにおける通期の業績は、売上高3,150億円(前年同期比6.0%増)、経常利益155億円
(同22.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益83億円(同23.9%増)となる見通しであります。
なお、新型コロナウイルス感染症については、収束のめどが立っていないことから、今後の流行の状況が大きく
変化し、業績予想の修正が必要となった場合には、速やかに開示いたします。
(5)新型コロナウイルス感染症の拡大に伴うリスク情報
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、ファーマシー事業においては、感染拡大防止のための外来受診抑制等
による処方日数の長期化を要因として、処方箋単価は増加する一方で、処方箋枚数は減少することが考えられま
す。
リテール事業においては、外出自粛、店舗における営業時間の短縮及び臨時休業、インバウンド需要の減少等に
よる来店客数減少の影響をすでに受けており、今後このような状況が長期化、拡大する場合は、経営成績に影響を
及ぼす可能性が考えられます。
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループは、連結財務諸表の期間比較可能性及び企業間の比較可能性を考慮し、会計基準は日本基準を適用し
ております。なお、国際財務報告基準(IFRS)の適用につきましては、国内外の諸情勢を考慮の上、適切に対応
していく方針であります。
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3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年4月30日) (2021年4月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 46,321 55,271
受取手形及び売掛金 13,653 13,475
商品 15,035 14,018
貯蔵品 286 266
短期貸付金 208 144
未収入金 8,997 9,284
その他 3,299 3,936
貸倒引当金 △1 -
流動資産合計 87,802 96,398
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物 32,388 32,561
減価償却累計額 △15,779 △16,290
建物及び構築物(純額) 16,609 16,270
土地 10,960 10,390
建設仮勘定 143 638
その他 10,260 10,017
減価償却累計額 △7,098 △7,087
その他(純額) 3,161 2,930
有形固定資産合計 30,874 30,229
無形固定資産
のれん 42,123 39,057
その他 2,792 3,609
無形固定資産合計 44,916 42,666
投資その他の資産
投資有価証券 2,295 2,697
長期貸付金 554 422
繰延税金資産 4,211 4,415
退職給付に係る資産 111 60
敷金及び保証金 19,144 20,319
その他 5,168 8,198
貸倒引当金 △1,644 △1,743
投資その他の資産合計 29,841 34,368
固定資産合計 105,632 107,264
繰延資産
株式交付費 15 -
繰延資産合計 15 -
資産合計 193,451 203,662
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(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年4月30日) (2021年4月30日)
負債の部
流動負債
買掛金 47,187 46,758
短期借入金 3,642 3,670
未払法人税等 3,356 2,157
預り金 13,094 13,979
賞与引当金 2,338 2,594
役員賞与引当金 16 16
ポイント引当金 463 461
その他 4,600 4,522
流動負債合計 74,700 74,160
固定負債
長期借入金 2,432 8,297
リース債務 154 37
退職給付に係る負債 3,124 3,329
その他 2,035 2,000
固定負債合計 7,747 13,664
負債合計 82,447 87,825
純資産の部
株主資本
資本金 21,894 21,894
資本剰余金 20,500 20,500
利益剰余金 68,758 73,506
自己株式 △2 △3
株主資本合計 111,151 115,899
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 △77 △12
退職給付に係る調整累計額 △159 △128
その他の包括利益累計額合計 △236 △141
非支配株主持分 88 78
純資産合計 111,003 115,837
負債純資産合計 193,451 203,662
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(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
(連結損益計算書)
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年5月1日 (自 2020年5月1日
至 2020年4月30日) 至 2021年4月30日)
売上高 292,615 297,305
売上原価 245,753 251,150
売上総利益 46,861 46,155
販売費及び一般管理費
広告宣伝費 2,004 1,998
販売促進費 1,260 1,103
給料手当及び賞与 5,560 7,693
貸倒引当金繰入額 - 33
賞与引当金繰入額 668 902
役員賞与引当金繰入額 16 16
退職給付費用 203 261
ポイント引当金繰入額 463 461
法定福利及び厚生費 2,046 2,397
通信交通費 879 894
リース料 81 91
地代家賃 4,950 4,708
減価償却費 766 1,178
のれん償却額 4,242 4,245
租税公課 1,762 1,490
その他 5,885 7,746
販売費及び一般管理費合計 30,793 35,222
営業利益 16,068 10,932
営業外収益
受取利息 55 38
受取配当金 37 44
持分法による投資利益 - 10
投資事業組合運用益 10 68
受取手数料 25 18
不動産賃貸料 368 185
固定資産受贈益 48 28
業務受託料 184 193
技術指導料 64 68
補助金収入 138 1,182
その他 292 472
営業外収益合計 1,226 2,308
営業外費用
支払利息 63 44
債権売却損 67 79
不動産賃貸費用 134 220
貸倒引当金繰入額 - 182
その他 205 64
営業外費用合計 472 590
経常利益 16,822 12,649
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株式会社アインホールディングス(9627) 2021年4月期 決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年5月1日 (自 2020年5月1日
至 2020年4月30日) 至 2021年4月30日)
特別利益
固定資産売却益 36 19
事業譲渡益 496 408
保険解約返戻金 78 53
退職給付信託設定益 223 -
関係会社株式売却益 - 111
その他 1 31
特別利益合計 835 624
特別損失
固定資産除売却損 916 410
減損損失 263 804
投資有価証券評価損 218 37
店舗休止損失 97 52
その他 231 202
特別損失合計 1,727 1,506
税金等調整前当期純利益 15,930 11,767
法人税、住民税及び事業税 6,648 5,251
法人税等調整額 81 △172
法人税等合計 6,729 5,079
当期純利益 9,201 6,687
非支配株主に帰属する当期純利益又は非支配株主に
21 △9
帰属する当期純損失(△)
親会社株主に帰属する当期純利益 9,179 6,697
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株式会社アインホールディングス(9627) 2021年4月期 決算短信
(連結包括利益計算書)
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年5月1日 (自 2020年5月1日
至 2020年4月30日) 至 2021年4月30日)
当期純利益 9,201 6,687
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △71 64
退職給付に係る調整額 △99 31
その他の包括利益合計 △170 95
包括利益 9,030 6,783
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 9,008 6,792
非支配株主に係る包括利益 21 △9
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株式会社アインホールディングス(9627) 2021年4月期 決算短信
(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自2019年5月1日 至2020年4月30日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 21,894 20,500 61,526 △2 103,920
当期変動額
剰余金の配当 △1,948 △1,948
親会社株主に帰属する当期
9,179 9,179
純利益
自己株式の取得 -
株主資本以外の項目の当期
変動額(純額)
当期変動額合計 - - 7,231 - 7,231
当期末残高 21,894 20,500 68,758 △2 111,151
その他の包括利益累計額
非支配株主持分 純資産合計
その他有価証券評価 退職給付に係る調整 その他の包括利益累
差額金 累計額 計額合計
当期首残高 △6 △59 △65 67 103,922
当期変動額
剰余金の配当 △1,948
親会社株主に帰属する当期
9,179
純利益
自己株式の取得 -
株主資本以外の項目の当期
△71 △99 △170 21 △149
変動額(純額)
当期変動額合計 △71 △99 △170 21 7,081
当期末残高 △77 △159 △236 88 111,003
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株式会社アインホールディングス(9627) 2021年4月期 決算短信
当連結会計年度(自2020年5月1日 至2021年4月30日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 21,894 20,500 68,758 △2 111,151
当期変動額
剰余金の配当 △1,948 △1,948
親会社株主に帰属する当期
6,697 6,697
純利益
自己株式の取得 △1 △1
株主資本以外の項目の当期
変動額(純額)
当期変動額合計 - - 4,748 △1 4,747
当期末残高 21,894 20,500 73,506 △3 115,899
その他の包括利益累計額
非支配株主持分 純資産合計
その他有価証券評価 退職給付に係る調整 その他の包括利益累
差額金 累計額 計額合計
当期首残高 △77 △159 △236 88 111,003
当期変動額
剰余金の配当 △1,948
親会社株主に帰属する当期
6,697
純利益
自己株式の取得 △1
株主資本以外の項目の当期
64 31 95 △9 85
変動額(純額)
当期変動額合計 64 31 95 △9 4,833
当期末残高 △12 △128 △141 78 115,837
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株式会社アインホールディングス(9627) 2021年4月期 決算短信
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年5月1日 (自 2020年5月1日
至 2020年4月30日) 至 2021年4月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益 15,930 11,767
減価償却費 4,087 4,243
のれん償却額 4,357 4,436
関係会社株式売却損益(△は益) 34 △111
減損損失 263 804
貸倒引当金の増減額(△は減少) △2 210
ポイント引当金の増減額(△は減少) 13 △1
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) 256 304
事業譲渡損益(△は益) △419 △399
退職給付信託設定損益(△は益) △223 -
賞与引当金の増減額(△は減少) 183 249
役員賞与引当金の増減額(△は減少) △1 △0
受取利息及び受取配当金 △92 △82
支払利息 63 44
持分法による投資損益(△は益) - △10
投資事業組合運用損益(△は益) △10 △68
固定資産受贈益 △48 △28
投資有価証券売却損益(△は益) - △9
投資有価証券評価損益(△は益) 218 37
固定資産除売却損益(△は益) 880 391
売上債権の増減額(△は増加) △429 138
たな卸資産の増減額(△は増加) △1,939 1,172
その他の資産の増減額(△は増加) △1,237 △539
未収入金の増減額(△は増加) △530 △221
仕入債務の増減額(△は減少) 1,793 △844
その他の負債の増減額(△は減少) 745 △2
小計 23,893 21,482
利息及び配当金の受取額 92 86
利息の支払額 △64 △44
法人税等の支払額 △6,174 △6,595
営業活動によるキャッシュ・フロー 17,747 14,928
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株式会社アインホールディングス(9627) 2021年4月期 決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年5月1日 (自 2020年5月1日
至 2020年4月30日) 至 2021年4月30日)
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出 △4,913 △3,930
有形固定資産の売却による収入 1,014 1,001
投資有価証券の取得による支出 △874 △557
投資有価証券の売却による収入 39 293
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による
△1,442 △997
支出
貸付けによる支出 △189 △20
貸付金の回収による収入 939 680
出資金の払込による支出 △0 △0
出資金の回収による収入 1 0
無形固定資産の取得による支出 △1,465 △1,811
無形固定資産の売却による収入 188 7
敷金及び保証金の差入による支出 △4,710 △2,219
敷金及び保証金の回収による収入 662 1,070
投資その他の資産の増減額(△は増加) △924 △3,110
定期預金の払戻による収入 314 146
定期預金の預入による支出 △109 △12
その他 △4 △34
投資活動によるキャッシュ・フロー △11,474 △9,493
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) △15 △21
長期借入れによる収入 100 12,625
長期借入金の返済による支出 △5,598 △6,792
リース債務の返済による支出 △375 △218
自己株式の取得による支出 - △1
配当金の支払額 △1,948 △1,948
財務活動によるキャッシュ・フロー △7,837 3,643
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △1,564 9,078
現金及び現金同等物の期首残高 47,495 45,931
現金及び現金同等物の期末残高 45,931 55,009
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株式会社アインホールディングス(9627) 2021年4月期 決算短信
(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(連結損益計算書関係)
新型コロナウイルス感染症の拡大防止を目的とした政府・自治体からの要請を鑑み、多くのコスメ&ドラッグ
ストア事業の店舗において、営業時間の短縮・臨時休業を行いました。休業等期間中に発生した店舗の固定費
(人件費・減価償却費・家賃等)は、「店舗休止損失」として「特別損失」に計上しております。
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
1.報告セグメントの概要
当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が経
営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
当社グループは、調剤薬局、ジェネリック医薬品の販売、人材紹介業及びコンサルティング業等により
構成される「ファーマシー事業」、コスメ&ドラッグストアの経営等により構成される「リテール事業」
を軸とし、売店事業や不動産賃貸業を行う「その他の事業」の3種に区分し、各事業単位で事業戦略の立
案、検証を行っております。
そのため、「ファーマシー事業」、「リテール事業」及び「その他の事業」の3種を報告セグメントと
しております。
なお、当社の連結子会社の再編により、前連結会計年度においてファーマシー事業の報告セグメント会
社であった株式会社ホールセールスターズが、当連結会計年度において複数の報告セグメントを有する連
結子会社となり、管理区分の見直しを行っております。その結果、変更後の報告セグメント区分に基づ
き、前連結会計年度の一部の資産について、ファーマシー事業から報告セグメント外の管理部門へ変更し
たものを記載しております。
2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事
項」における記載と概ね同一であります。
報告セグメントの利益は、経常利益ベースの数値であります。
セグメント間の内部収益及び振替高は市場実勢価格に基づいております。
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株式会社アインホールディングス(9627) 2021年4月期 決算短信
3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2019年5月1日 至 2020年4月30日)
(単位:百万円)
報告セグメント 連結財務諸表
調整額
計上額
ファーマシー事業 リテール事業 その他の事業 合計 (注)1
(注)2
売上高
外部顧客への売上高 263,750 24,701 4,163 292,615 - 292,615
セグメント間の内部売上高又は振替高 - - 114 114 △114 -
計 263,750 24,701 4,277 292,729 △114 292,615
セグメント利益又は損失(△) 20,850 262 △342 20,771 △3,948 16,822
セグメント資産 163,667 12,771 11,869 188,308 5,143 193,451
その他の項目
減価償却費 2,676 391 279 3,347 199 3,547
のれん償却額 4,336 3 18 4,357 - 4,357
減損損失 91 172 - 263 - 263
有形固定資産及び無形固定資産の増加額 3,688 1,488 311 5,488 337 5,825
(注)1.セグメント利益又は損失(△)の調整額△3,948百万円には、全社費用が5,777百万円、報告セグメントに配
賦不能の損益(△は益)が△1,923百万円、セグメント間取引消去が94百万円含まれております。
なお、全社費用は、報告セグメント外の管理部門及びシステム物流部門に係る費用であります。
セグメント資産の調整額5,143百万円は、報告セグメント外の管理部門及びシステム物流部門に係る資産等
とセグメント間取引消去の差額であります。
2.セグメント利益又は損失(△)は、連結損益計算書の経常利益と調整を行っております。
当連結会計年度(自 2020年5月1日 至 2021年4月30日)
(単位:百万円)
報告セグメント 連結財務諸表
調整額
計上額
ファーマシー事業 リテール事業 その他の事業 合計 (注)1
(注)2
売上高
外部顧客への売上高 263,095 19,419 14,791 297,305 - 297,305
セグメント間の内部売上高又は振替高 - - 103 103 △103 -
計 263,095 19,419 14,894 297,408 △103 297,305
セグメント利益又は損失(△) 20,947 △1,999 △721 18,227 △5,577 12,649
セグメント資産 161,497 13,326 9,469 184,293 19,368 203,662
その他の項目
減価償却費 2,571 536 303 3,411 291 3,702
のれん償却額 4,278 6 151 4,436 - 4,436
減損損失 516 288 - 804 - 804
有形固定資産及び無形固定資産の増加額 3,299 1,218 352 4,871 1,031 5,903
(注)1.セグメント利益又は損失(△)の調整額△5,577百万円には、全社費用が6,684百万円、報告セグメントに配
賦不能の損益(△は益)が△1,278百万円、セグメント間取引消去が171百万円含まれております。
なお、全社費用は、報告セグメント外の管理部門及びシステム物流部門に係る費用であります。
セグメント資産の調整額19,368百万円は、報告セグメント外の管理部門及びシステム物流部門に係る資産等
とセグメント間取引消去の差額であります。
2.セグメント利益又は損失(△)は、連結損益計算書の経常利益と調整を行っております。
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株式会社アインホールディングス(9627) 2021年4月期 決算短信
【関連情報】
前連結会計年度(自 2019年5月1日 至 2020年4月30日)
1.製品及びサービスごとの情報
セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
2.地域ごとの情報
(1)売上高
本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しておりま
す。
(2)有形固定資産
本邦以外に所在している有形固定資産がないため、記載を省略しております。
当連結会計年度(自 2020年5月1日 至 2021年4月30日)
1.製品及びサービスごとの情報
セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
2.地域ごとの情報
(1)売上高
本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しておりま
す。
(2)有形固定資産
本邦以外に所在している有形固定資産がないため、記載を省略しております。
【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】
前連結会計年度(自 2019年5月1日 至 2020年4月30日)
セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
当連結会計年度(自 2020年5月1日 至 2021年4月30日)
セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】
前連結会計年度(自 2019年5月1日 至 2020年4月30日)
(単位:百万円)
ファーマシー事業 リテール事業 その他の事業 全社・消去 合計
当期償却額 4,336 3 18 - 4,357
当期末残高 40,699 60 1,363 - 42,123
当連結会計年度(自 2020年5月1日 至 2021年4月30日)
(単位:百万円)
ファーマシー事業 リテール事業 その他の事業 全社・消去 合計
当期償却額 4,278 6 151 - 4,436
当期末残高 37,821 54 1,182 - 39,057
【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】
前連結会計年度(自 2019年5月1日 至 2020年4月30日)
該当事項はありません。
当連結会計年度(自 2020年5月1日 至 2021年4月30日)
該当事項はありません。
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株式会社アインホールディングス(9627) 2021年4月期 決算短信
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年5月1日 (自 2020年5月1日
至 2020年4月30日) 至 2021年4月30日)
1株当たり純資産額 3,130円77銭 3,267円49銭
1株当たり当期純利益 259円11銭 189円04銭
(注)1.潜在株式が存在していないため、潜在株式調整後1株当たり当期純利益は記載しておりません。
2.1株当たり当期純利益の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年5月1日 (自 2020年5月1日
至 2020年4月30日) 至 2021年4月30日)
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) 9,179 6,697
普通株主に帰属しない金額(百万円) - -
普通株式に係る親会社株主に帰属する
9,179 6,697
当期純利益(百万円)
期中平均株式数(株) 35,427,484 35,427,408
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
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