9602 東宝 2020-04-14 15:00:00
2020年2月期 決算説明資料 [pdf]

2020年2月期 決算期(2019年3月1日~2020年2月29日)


  決算説明資料




                                       2020年4月14日(火)
 東宝ツインタワービル建て替え、完成予想イメージ(2023年春開業予定)
             2020年2月期 通期 営業概況
                    2019年2月期          2020年2月期          前期比        増減率
                 (2018年3月~2019年2月) (2019年3月~2020年2月)


 営   業   収   入        246,274百万円       262,766百万円      16,492百万円   6.7%    ↗




 営   業   利   益         44,982百万円        52,857百万円      7,874百万円    17.5%   ↗




 経   常   利   益         46,568百万円        55,068百万円      8,500百万円    18.3%   ↗



親会社株主に帰属 する
                       30,197百万円        36,609百万円      6,411百万円    21.2%   ↗
 当 期 純 利 益

【当期の営業概況】
主力の映画事業において、当社配給作品『天気の子』のメガヒットを中心に、『名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)』をはじめとする定番
アニメシリーズや、『キングダム』『記憶にございません!』等の実写作品が高いレベルの成績を収め、東宝東和配給作品『ワイルド・スピー
ド/スーパーコンボ』や、他社配給作品『アラジン』『トイ・ストーリー4』『アナと雪の女王2』等のヒット作に恵まれた結果、前年同期を上回
り、増収増益。
演劇事業では、『Endless SHOCK』『エリザベート』等の話題作が期待通りの盛況となり、増収増益。
不動産事業では、不動産賃貸事業において保有する賃貸物件が堅調に稼働。道路事業もコスト削減や業務の効率化をすすめ、増
収増益。
その結果、通期として「営業収入」「営業利益」「経常利益」「親会社株主に帰属する当期純利益」の各段階で過去最高を更新。
                                                                           1
                       営業概況3カ年比較
営業収入                              営業利益




  2,426      2,462      2,627
                                     475        449        528


 2018年2月期   2019年2月期   2020年2月期    2018年2月期   2019年2月期   2020年2月期


経常利益                              親会社株主に帰属する四半期(当期)純利益




   486        465        550
                                     335        301        366

 2018年2月期   2019年2月期   2020年2月期    2018年2月期   2019年2月期   2020年2月期


                                                                 (単位:億円)

                                                                       2
                           セグメント別業績一覧
                    営 業 収 入 (単位:百万円)                                  営 業 利 益 (単位:百万円)
              2019年2月期            2020年2月期                      2019年2月期            2020年2月期
                                                    増減率                                               増減率
            (2018年3月~2019年2月)   (2019年3月~2020年2月)             (2018年3月~2019年2月)   (2019年3月~2020年2月)


①映 画 事 業           159,229            172,961       8.6% ↗            27,899              33,989      21.8% ↗


     映画営業           44,565              48,807      9.5% ↗            10,049              12,402      23.4% ↗


     映画興行           83,993              91,258      8.6% ↗            12,588              14,948      18.7% ↗


     映像事業           30,670              32,895      7.3% ↗              5,261              6,639      26.2% ↗


②演 劇 事 業            17,005              17,547      3.2% ↗              3,187              4,082      28.1% ↗


③不動産事業              65,506              67,713      3.4% ↗            17,535              18,670       6.5% ↗


    不動産賃貸           29,283              29,665      1.3% ↗            13,497              13,611       0.8% ↗


     道路事業           25,164              27,211      8.1% ↗              3,047              4,090      34.2% ↗


 不動産保守・管理           11,058              10,836      -2.0% ↘               990                969      -2.2% ↘


④その他事業                4,532              4,543      0.2% ↗                 87                  78     -9.9% ↘




                                                                                                            3
                            セグメント別業績【映画事業】

                            営業収入                                                    営業利益
                                          172,961
              159,229                                                                              33,989
                                                                       27,899




       2019年2月期(2018年3月~2019年2月)   2020年2月期(2019年3月~2020年2月)   2019年2月期(2018年3月~2019年2月)   2020年2月期(2019年3月~2020年2月)



                                                                                                                       (単位:百万円)


業績分析 (増減要因)
◼ 映画営業事業では、『天気の子』が興行収入140億円のメガヒット。『キングダム』が興行収入57億円を突破する大ヒット。『名探偵コナン 紺青の
  拳(フィスト)』が興行収入90億円を突破したほかアニメシリーズ(ドラえもん、クレヨンしんちゃん)も昨年に比肩する好調な成績。東宝東和配
  給『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』『ペット2』も堅調に推移。全体としてはヒット作が豊富な年であったが、特に『天気の子』が貢献し、増収増益。
◼ 映画興行事業では、上記の当社配給作品のヒットに加え、洋画において『アラジン』『トイ・ストーリー4』『アナと雪の女王2』が興行収入100億円を
  超えるなどの大ヒットに加え、上記の当社邦画作品のヒット作品が業績を牽引し、増収増益。
  9月には「TOHOシネマズ 熊本サクラマチ」(9スクリーン 1,578席)をオープンし、順調に稼働中。

◼ 映像事業では、アニメ製作事業において映画『名探偵コナン 紺青の拳』『天気の子』等に製作出資。出版商品事業では『天気の子』等のアニメ作
  品のパンフレット・キャラクターグッズが順調に稼働。ODS事業では『プロメア』『海獣の子供』等を提供。パッケージ事業において「舞台『刀剣乱舞』慈
  伝 日日の葉よ散るらむ」等が堅調に推移し、全体として増収増益を達成。
                                                                                                            (興行収入は2020年3月末時点)

                                                                                                                             4
   映画 ‐通期 稼動作品‐
   東宝㈱配給作品(興行収入30億円以上)
       作品名           公開月       興行収入

      天気の子          2019年7月   140.6億円

名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)   2019年4月    93.7億円

      キングダム         2019年4月    57.3億円

映画ドラえもん のび太の月面探査記   2019年3月    50.2億円

   記憶にございません!       2019年9月    36.4億円

    名探偵ピカチュウ        2019年5月    30.1億円




 東宝東和㈱等配給作品(興行収入30億円以上)
       作品名           公開月       興行収入

ワイルド・スピード/スーパーコンボ   2019年8月    30.6億円

                       (興行収入は2020年3月末時点)




                                           5
                             セグメント別業績【演劇事業】

                              営業収入                                                    営業利益

                 17,005                      17,547

                                                                                                      4,082
                                                                          3,187




         2019年2月期(2018年3月~2019年2月)   2020年2月期(2019年3月~2020年2月)   2019年2月期(2018年3月~2019年2月)   2020年2月期(2019年3月~2020年2月)



                                                                                                                         (単位:百万円)


業績分析 (増減要因)
◼   帝国劇場では、『レ・ミゼラブル』(4月~5月公演)が連日満席。約3か月のロングラン公演を行った『エリザベート』(6月~8月公演)も全席
    完売となる大盛況。『JOHNNYS‘ IsLAND』(12月~1月公演)も満席となる盛況。

◼   シアタークリエでは、『CLUB SEVEN ZEROⅡ』(6月公演)が幅広い客層に支持され満席。2017年以来の再演『ビッグ・フィッシュ』(11月公
    演)も好調に推移。『シャボン玉とんだ 宇宙(ソラ)までとんだ』も満席となり好調に推移。

◼   日生劇場では、『笑う男 The Eternal Love -永遠の愛-』や『天保十二年のシェイクスピア』が盛況。外部公演では、5大都市ツアーを行った
    『レ・ミゼラブル』や『Endless SHOCK』等の東宝製作をはじめとした公演を全国各地で展開し、業績に貢献。
    演劇事業全体として、演目の違いや、前期に実施の帝国劇場リニューアル経費の計上がないこと等が影響し、増収増益を達成。




                                                                                                                               6
        演劇事業 -主要稼動作品-




           4月~5月 帝国劇場公演   6月~8月 帝国劇場公演
             『レ・ミゼラブル』      『エリザベート』




                                  11月 シアタークリエ公演
  6月 シアタークリエ公演
『CLUB SEVEN ZEROⅡ』                『ビッグ・フィッシュ』

                                                  7
                          セグメント別業績【不動産事業】

                             営業収入                                                    営業利益
                65,506                      67,713                                                  18,670
                                                                        17,535




        2019年2月期(2018年3月~2019年2月)   2020年2月期(2019年3月~2020年2月)   2019年2月期(2018年3月~2019年2月)   2020年2月期(2019年3月~2020年2月)


                                                                                                                        (単位:百万円)


業績分析 (増減要因)
◼   不動産賃貸事業では、再開発のため12月末に閉館した「東宝ツインタワービル」のテナント退去の他、一時的なテナントの入れ替え等はあったもの
    の、全体としては堅調に稼働し、増収増益。
    東宝スタジオは、当社配給作品の撮影やTV・CM撮影の誘致によりステージレンタルが順調に稼働。

◼   道路事業では、既存工事の増工や追加受注に繋げるべく積極的な技術提案を行い、高速道路のリフレッシュ工事等をすすめ、原価管理の徹底
    によるコストの削減や業務の効率化による収益の向上に努めた結果、増収増益。

◼   不動産保守・管理事業では、東宝ビル管理㈱、東宝ファシリティーズ㈱が労務費や資材価格の高騰など厳しい経営環境が続くなか、新規受注
    の開拓とコスト削減に取り組んだものの、わずかに減収減益。


                                                                                                                              8
             経営指標の推移
           自己資本          総資産          売上高
           当期純利益率        経常利益率        営業利益率
2016年2月期           9.3         11.1         17.7
2017年2月期          11.2         12.7         21.5
2018年2月期          10.3         11.3         19.6
2019年2月期           8.7         10.3         18.3
2020年2月期          10.0         11.6         20.1




                                                   (単位:%)
                                                            9
                     業績・配当予想

◼ 業績予想
2021年2月期の通期業績見通しにつきましては、新型コロナウイルス感染症による影響を現時点で合理的に
算定することが困難であることから、開示しておりません。
連結業績予想の開示が可能になった段階で、速やかに公表いたします。




◼ 配当予想
               第1四半期末    第2四半期末     第3四半期末    期末         合計
                   円 銭       円 銭        円 銭        円 銭        円 銭

2021年2月期(予想)         ―     17.50         ―    17.50      35.00
(ご参考)
                     ―      17.50         ―    37.50      55.00
2020年2月期実績




                    (本資料の無断転載はお断りいたします)                             10