9602 東宝 2020-04-14 15:00:00
2020年2月期 決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2020年2月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年4月14日
上 場 会 社 名 東宝株式会社 上場取引所 東・福
コ ー ド 番 号 9602 URL https://www.toho.co.jp
代 表 者(役職名)取締役社長 (氏名)島 谷 能 成
(役職名)常務取締役
問合せ先責任者 (氏名)浦 井 敏 之 (TEL) 03(3591)1221
経理財務担当
定時株主総会開催予定日 2020年5月28日 配当支払開始予定日 2020年5月29日
有価証券報告書提出予定日 2020年5月28日
決算補足説明資料作成の有無 : 有
決算説明会開催の有無 : 無
(百万円未満切捨て)
1.2020年2月期の連結業績(2019年3月1日~2020年2月29日)
(1)連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属する
営業収入 営業利益 経常利益
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年2月期 262,766 6.7 52,857 17.5 55,068 18.3 36,609 21.2
2019年2月期 246,274 1.5 44,982 △5.5 46,568 △4.3 30,197 △10.0
(注) 包括利益 2020年2月期 30,601 百万円 (16.6%) 2019年2月期 26,236 百万円 (△36.4%)
潜在株式調整後
1株当たり 自己資本 総資産 売上高
1株当たり
当期純利益 当期純利益率 経常利益率 営業利益率
当期純利益
円 銭 円 銭 % % %
2020年2月期 203.77 - 10.0 11.6 20.1
2019年2月期 167.92 - 8.7 10.3 18.3
(参考) 持分法投資損益 2020年2月期 436 百万円 2019年2月期 △22 百万円
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2020年2月期 490,283 388,212 76.7 2,091.98
2019年2月期 459,646 365,903 77.2 1,974.85
(参考) 自己資本 2020年2月期 375,841 百万円 2019年2月期 354,803 百万円
「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を当連結会計年度の期
首から適用しており、前連結会計年度に係る主要な経営指標等については、当該会計基準を遡って適用した後の指標
等となっております。
(3)連結キャッシュ・フローの状況
営業活動による 投資活動による 財務活動による 現金及び現金同等物
キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー 期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2020年2月期 55,892 △7,353 △8,407 118,445
2019年2月期 37,603 △11,349 △10,319 78,496
2.配当の状況
年間配当金 純資産
配当金総額 配当性向
配当率
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計 (合計) (連結)
(連結)
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 % %
2019年2月期 - 17.50 - 27.50 45.00 8,102 26.8 2.3
2020年2月期 - 17.50 - 37.50 55.00 9,899 27.0 2.7
2021年2月期(予想) - 17.50 - 17.50 35.00 -
期末配当金の内訳 2019年2月期 特別配当 10円00銭 2020年2月期 特別配当 20円00銭
3.2021年2月期の連結業績予想(2020年3月1日~2021年2月28日)
2021年2月期の連結業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症による影響を現時点で合理的に算定する
ことが困難であることから、開示しておりません。連結業績予想の開示が可能となった段階で、速やかに公表いたし
ます。
※ 注記事項
(1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 有
新規 1社 (社名) 国際東宝株式会社(Toho International, Inc.) 、除外 ―社 (社名)
(注) 前連結会計年度まで非連結子会社でありました国際東宝株式会社(Toho International, Inc.)は、重要性
が増したため、当連結会計年度より連結の範囲に含めております。
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年2月期 186,490,633 株 2019年2月期 188,990,633 株
② 期末自己株式数 2020年2月期 6,832,169 株 2019年2月期 9,329,844 株
③ 期中平均株式数 2020年2月期 179,659,412 株 2019年2月期 179,831,341 株
(参考) 個別業績の概要
1.2020年2月期の個別業績(2019年3月1日~2020年2月29日)
(1)個別経営成績 (%表示は対前期増減率)
営業収入 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年2月期 122,119 10.1 30,800 22.7 35,185 20.3 25,149 24.0
2019年2月期 110,902 △5.3 25,103 △15.5 29,245 △12.3 20,278 △47.8
潜在株式調整後
1株当たり当期純利益
1株当たり当期純利益
円 銭 円 銭
2020年2月期 139.73 -
2019年2月期 112.56 -
(2)個別財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2020年2月期 413,143 274,805 66.5 1,526.85
2019年2月期 388,075 264,582 68.2 1,470.03
(参考) 自己資本 2020年2月期 274,805 百万円 2019年2月期 264,582 百万円
「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を当事業年度の期首か
ら適用しており、前事業年度に係る主要な経営指標等については、当該会計基準を遡って適用した後の指標等となっ
ております。
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
1. 2021年2月期の連結業績予想につきましては、現時点で合理的な業績予想の算定が困難であることから開示して
おりません。連結業績予想の開示が可能となった段階で、速やかに公表いたします。なお、詳細につきましては、
添付資料5ページ「1.経営成績等の概況 (4)今後の見通し 」をご覧ください。
2. 決算説明資料につきましてはTDnetで同日開示するとともに、当社ホームページにも掲載いたします。なお、決
算説明資料のお問い合わせにつきましては当社総務部広報・IR室(03-3591-1303)までお願いいたします。
東宝株式会社(9602)
2020年2月期 決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………………………2
(1)当期の経営成績の概況 …………………………………………………………………………2
(2)当期の財政状態の概況 …………………………………………………………………………4
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 ……………………………………………………………4
(4)今後の見通し ……………………………………………………………………………………5
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………………………5
3.連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………6
(1)連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………6
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ……………………………………………………8
(3)連結株主資本等変動計算書 ……………………………………………………………………10
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………12
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………14
(継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………14
(セグメント情報) …………………………………………………………………………………14
(1株当たり情報) …………………………………………………………………………………16
(重要な後発事象) …………………………………………………………………………………16
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東宝株式会社(9602)
2020年2月期 決算短信
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
当連結会計年度におけるわが国の経済は、雇用・所得環境の改善が続くなか、引き続き緩やかに回復してきまし
た。しかしながら、通商問題を巡る緊張等の海外経済の不確実性や、消費税率引上げ後の消費者マインドの動向に
加え、新型コロナウイルス感染症の拡大が世界経済に大きな影響を与え、景気の先行きは不透明さを増していくこ
とになりました。
映画業界におきましては、2019年の興行収入は2611億8千万円と前年から17.4%増となり、歴代最高を記録しま
した。
このような情勢下にあって当社グループでは、台風等の天候不順の影響もありましたが、主力の映画事業におい
て新海誠監督作品「天気の子」がメガヒットを記録しロングラン興行となったほか、多数の話題作や定番のアニメ
ーション作品を配給し、演劇事業においても様々な話題作を提供いたしました。この結果、営業収入は2627億6千
6百万円(前年度比6.7%増)、営業利益は528億5千7百万円(同17.5%増)、経常利益は550億6千8百万円
(同18.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は366億9百万円(同21.2%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は以下のとおりです。
映画事業
映画営業事業のうち製作部門では、東宝㈱において「天気の子」「名探偵コナン 紺青の拳(こんじょうのフィ
スト)」「キングダム」「記憶にございません!」等の25本、国際東宝㈱(Toho International, Inc.)において
「名探偵ピカチュウ」「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」の共同製作を行い、また、東宝㈱において劇場用
映画「思い、思われ、ふり、ふられ」等を制作いたしました。
映画営業事業のうち配給部門では、当連結会計年度の封切作品として、東宝㈱において前記作品の他、「映画ド
ラえもん のび太の月面探査記」「映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ~失われたひろし~」を含む29
本を、東宝東和㈱等において「ワイルド・スピード/スーパーコンボ」「ペット2」等の20本を配給いたしまし
た。また、当社グループでは、米国子会社の国際東宝㈱(Toho International, Inc.)を重要性が増したことによ
り、当連結会計年度より連結の範囲に含めております。これらの結果、映画営業事業の営業収入は48,807百万円
(前年度比9.5%増)、営業利益は12,402百万円(同23.4%増)となりました。
なお、東宝㈱における映画営業部門・国際部門を合わせた収入は、内部振替額(4,248百万円、前年度比55.7%
増)控除前で54,250百万円(同24.3%増)であり、その内訳は、国内配給収入が41,074百万円(同21.9%増)、製
作出資に対する受取配分金収入が2,954百万円(同76.1%増)、輸出収入が4,130百万円(同53.2%増)、テレビ放
映収入が1,477百万円(同5.3%減)、ビデオ収入が991百万円(同29.5%減)、その他の収入が3,623百万円(同
39.8%増)でした。また、映画企画部門の収入は、内部振替額(1,610百万円、前年度比15.8%減)控除前で3,837
百万円(同6.6%増)でした。
映画興行事業では、TOHOシネマズ㈱等において、前記配給作品の他に、「アラジン」「アナと雪の女王2」「ト
イ・ストーリー4」等、邦洋画の話題作を上映いたしました。当連結会計年度における映画館入場者数は、49,970
千人と前年度比4.4%増となりました。その結果、映画興行事業の営業収入は91,258百万円(前年度比8.6%増)、
営業利益は14,948百万円(同18.7%増)となりました。
なお、当連結会計年度中の劇場の異動ですが、TOHOシネマズ㈱が、9月14日に熊本県熊本市中央区に「TOHOシネ
マズ 熊本サクラマチ」(9スクリーン)をオープンしました。また、東京都千代田区の「有楽町スバル座」(1
スクリーン)は10月20日をもって閉館いたしました。これにより、当企業集団の経営するスクリーン数は、全国で
8スクリーン増の695スクリーン(共同経営56スクリーンを含む)となっております。
映像事業では、東宝㈱のパッケージ事業において、DVD、Blu-rayにて「映画刀剣乱舞-継承-」「舞台『刀剣乱
舞』慈伝 日日の葉よ散るらむ」「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」等を提供いたしました。出版・商品事業
は劇場用パンフレット、キャラクターグッズにおいて、「名探偵コナン 紺青の拳(こんじょうのフィスト)」
「天気の子」をはじめとする当社配給作品及び「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」「アベンジャー
ズ/エンドゲーム」「トイ・ストーリー4」等の洋画作品が順調に稼働いたしました。アニメ製作事業では、映画
「名探偵コナン 紺青の拳」「天気の子」や、TVアニメ「僕のヒーローアカデミア」「BEASTARS」「Dr.STONE」等
に製作出資いたしました。また、アニメ製作事業・実写製作事業では、ゴジラを中心とした「東宝怪獣キャラクタ
ー」等の商品化権収入に加え、製作出資いたしました作品の各種配分金収入がありました。ODS事業ではアニメ
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東宝株式会社(9602)
2020年2月期 決算短信
「プロメア」「海獣の子供」や、「ARASHI Anniversary Tour 5×20」のライブビューイング等を提供いたしまし
た。㈱東宝映像美術及び東宝舞台㈱では、人材の確保に努めつつ、原価管理を徹底し、映画やTV・CM等での舞台製
作・美術製作、テーマパークにおける展示物の製作業務、メンテナンス業務、及び大規模改修工事等を受注いたし
ました。これらの結果、映像事業の営業収入は32,895百万円(前年度比7.3%増)、営業利益は6,639百万円(同
26.2%増)となりました。
なお、東宝㈱における映像事業部門の収入は、内部振替額(4,530百万円、前年度比34.9%増)控除前で27,556
百万円(同7.9%増)であり、その内訳は、パッケージ事業収入が7,183百万円(同22.8%減)、出版・商品事業収
入が5,344百万円(同26.9%増)、アニメ製作事業収入が10,175百万円(同15.0%増)、実写製作事業収入が1,927
百万円(同41.1%増)、ODS事業収入が2,920百万円(同61.1%増)でした。
以上の結果、映画事業全体では、営業収入は172,961百万円(前年度比8.6%増)、営業利益は33,989百万円(同
21.8%増)となりました。
演劇事業
演劇事業では、東宝㈱の帝国劇場におきまして、3月「Endless SHOCK」が全席完売、4、5月「レ・ミゼラブ
ル」、6~8月「エリザベート」がともに連日満席、9月「DREAM BOYS」が全席完売、10月は「ラ・マンチャの
男 」 を 上 演 し、11 月 「 ダ ン ス オ ブ ヴ ァ ン パ イ ア 」 は 満 席、12、1 月 「JOHNNYS'IsLAND」、2 月 「Endless
SHOCK」は全席完売となりました。シアタークリエにおきましては、「VOICARION Ⅳ Mr.Prisoner」が大入り、
「ジャニーズ銀座2019 Tokyo Experience」は完売、「CLUB SEVEN ZEROⅡ」は満席、「SHOW BOY」は全席完売、
「ブラッケン・ムーア ~荒地の亡霊~」「シャボン玉とんだ 宇宙(ソラ)までとんだ」は満席となり、「グッドバ
イ」「VOICARION Ⅶ」が大入りとなりました。日生劇場では3月「プリシラ」、4月「笑う男 The Eternal Love
-永遠の愛-」、10月「ジャニーズ伝説2019」、1月「フランケンシュタイン」、2月「天保十二年のシェイクスピ
ア」を上演し、その他全国へと社外公演を展開いたしました。なお、帝国劇場、シアタークリエ、日生劇場の各2
月公演「Endless SHOCK」、「VOICARION Ⅶ ~女王がいた客室~」、「天保十二年のシェイクスピア」は、新型コ
ロナウイルス感染症の拡大状況と政府の感染症対策本部の方針に鑑み、2月28日からの公演を中止いたしました。
東宝芸能㈱では所属俳優がCM・TV・映画等で順調に稼働いたしました。以上の結果、前期と演目等の違いはござい
ますが、演劇事業の営業収入は17,547百万円(前年度比3.2%増)、営業利益は4,082百万円(同28.1%増)となり
ました。
なお、東宝㈱における演劇事業部門の収入は、内部振替額(165百万円、前年度比6.8%減)控除前で15,585百万
円(同2.0%増)であり、その内訳は、興行収入が12,629百万円(同2.6%増)、外部公演収入が2,748百万円(同
2.7%減)、その他の収入が207百万円(同32.9%増)でした。
不動産事業
不動産賃貸事業では、東宝㈱の「天神東宝ビル」が3月に開業、その他全国に所有する不動産が堅調に稼働し、
事業収益に寄与いたしました。東宝ツインタワービルは12月末に閉館し、再開発のため解体工事に着手いたしまし
た。東宝㈱の東宝スタジオでは、ステージレンタル事業におきまして、映画・TV・CMともに順調に稼働いたしまし
た。これらの結果、不動産賃貸事業の営業収入は29,665百万円(前年度比1.3%増)、営業利益は13,611百万円
(同0.8%増)となりました。企業集団の保有する賃貸用不動産の空室率につきましては、1月以降0.1%台で推移
しております。企業集団の固定資産の含み益については、2019年1月1日の固定資産課税台帳の固定資産税評価額
を市場価額として、税効果を考慮した後の評価差額のうちの東宝の持分は約2874億円となっております。(当該含
み益の開示は、「賃貸等不動産の時価等の開示に関する会計基準」に基づくものではなく、当会計基準とは別に、
開示情報の充実性の観点から従来より引き続き自主的に行うものです。)
なお、東宝㈱における土地建物賃貸部門の収入は、内部振替額(865百万円、前年度比2.5%減)控除前で32,210
百万円(同1.4%増)でした。
道路事業では、受注競争の激化や建設技能者の慢性的な不足等があり、依然として予断を許さない状況が続きま
した。スバル興業㈱と同社の連結子会社は、積算精度の向上や入札における総合評価方式への対応強化を図るとと
もに、受注増に繋げるべく積極的な技術提案を行いました。また、原価管理の徹底によるコストの削減や業務の効
率化による収益の向上に努めました。その結果、道路事業の営業収入は27,211百万円(前年度比8.1%増)、営業
利益は4,090百万円(同34.2%増)となりました。
不動産保守・管理事業では、東宝ビル管理㈱及び東宝ファシリティーズ㈱が、労務費や資材価格の高騰、人員不
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足の常態化等により厳しい経営環境が続くなか、新規受注に取り組むとともにコスト削減努力を重ねました。その
結果、営業収入は10,836百万円(前年度比2.0%減)、営業利益は969百万円(同2.2%減)となりました。
以上の結果、不動産事業全体では、営業収入は67,713百万円(前年度比3.4%増)、営業利益は18,670百万円
(同6.5%増)となっております。
その他事業
娯楽事業及び物販・飲食事業は、東宝共榮企業㈱の「東宝調布スポーツパーク」、㈱東宝エンタープライズの
「東宝ダンスホール」、TOHOリテール㈱の飲食店舗・劇場売店等で、お客様ニーズを捉えた充実したサービスの提
供に努力いたしました。その結果、その他事業の営業収入は4,543百万円(前年度比0.2%増)、営業利益は78百万
円(同9.9%減)となりました。なお、11月に「東宝ダンスホール」の運営を終了しました㈱東宝エンタープライ
ズは、1月31日をもちまして解散いたしました。
(2)当期の財政状態の概況
当連結会計年度末における財政状態は、前連結会計年度末と比較して、総資産は30,636百万円増加し、490,283
百万円となりました。これは有価証券で4,217百万円、投資有価証券で8,425百万円の減少がありましたが、現金及
び預金で13,053百万円、受取手形及び売掛金で3,461百万円、現先短期貸付金で26,499百万円増加したこと等によ
るものです。
負債では前連結会計年度末から8,328百万円増加し、102,070百万円となりました。これは主に、未払法人税等で
4,717百万円増加したことによるものです。
純資産は前連結会計年度末と比較して22,308百万円増加し、388,212百万円となりました。これは主に親会社株
主に帰属する当期純利益36,609百万円の計上及び剰余金の配当8,099百万円等による利益剰余金22,829百万円の増
加の他に、その他有価証券評価差額金が7,039百万円減少したこと等によるものです。
(3)当期のキャッシュ・フローの概況
当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に
比べ39,948百万円増加し、118,445百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動による資金は、税金等調整前当期純利益が55,694百万円、減価償却費が10,069
百万円ありましたが、売上債権の増加が3,323百万円、法人税等の支払額が13,625百万円あったこと等により、
55,892百万円の資金の増加(前年度比18,288百万円の増加)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動による資金は、有価証券の売却による収入が85,400百万円ありましたが、有価
証券の取得による支出が62,331百万円、有形固定資産の取得による支出が10,689百万円、投資有価証券の取得によ
る支出が20,620百万円あったこと等により、7,353百万円の資金の減少(前年度比3,996百万円の増加)となりまし
た。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動による資金は、自己株式の取得による支出が17百万円、配当金の支払額が8,100
百万円あったこと等により、8,407百万円の資金の減少(前年度比1,911百万円の増加)となりました。
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(4)今後の見通し
(次連結会計年度の見通し)
今後の我が国経済は、通商問題を巡る海外経済の動向や、金融資本市場の変動の影響、さらには新型コロナウイ
ルス感染症の拡大により、先行き不透明な状況で推移すると予測しております。とりわけ、新型コロナウイルス感
染症は世界規模での急速な拡大により各国で緊急的な対応に追われており、我が国経済のみならず世界経済への深
刻かつ長期的な影響が懸念されております。
このような経営環境のなか、当社グループでは主力の映画事業において、東宝㈱配給の「映画ドラえもん のび
太の新恐竜」「名探偵コナン 緋色の弾丸」や、東宝東和㈱配給の「ワイルド・スピード/ジェットブレイク」
「ミニオンズ フィーバー」等、邦洋画の公開予定作品が多数公開延期となっております。また、演劇事業におき
ましても、「エリザベート」「ミス・サイゴン」等、複数の演目において公演の中止や払い戻し対応をすでに実
施、もしくは決定しております。その他、行政の対応方針に鑑み、劇場や不動産テナントの営業休止・時間短縮等
の対応を実施していること等もあり、当社グループの事業領域全般にわたり、業績に大きな影響を及ぼすことが想
定されます。しかしながら、感染拡大による消費活動の停滞や、感染拡大が収束する時期を見通すことは難しく、
業績への影響額を現時点において客観的に見積もることは困難であると判断いたしました。従いまして、2021年2
月期の連結業績予想は、現時点では未定とさせていただき、合理的な算定が可能となった時点で速やかに公表いた
します。
※映画公開予定や演劇公演スケジュールにつきましては、今後も変更が生じる可能性がございます。最新の情報に
つきましては、当社ホームページ等をご確認ください。
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループは、日本基準を適用しております。なお、IFRSの適用につきましては、国内外の諸情勢を考慮の上、
適切に対応していく方針であります。
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東宝株式会社(9602)
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3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年2月28日) (2020年2月29日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 16,311 29,365
受取手形及び売掛金 21,682 25,143
リース投資資産 19,944 18,481
有価証券 44,138 39,920
たな卸資産 10,272 10,464
現先短期貸付金 60,999 87,499
その他 7,488 9,080
貸倒引当金 △66 △83
流動資産合計 180,770 219,870
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 83,156 81,999
機械装置及び運搬具(純額) 5,737 5,548
工具、器具及び備品(純額) 2,402 2,713
土地 57,457 58,993
リース資産(純額) 9 4
建設仮勘定 2,236 2,462
有形固定資産合計 150,999 151,722
無形固定資産
借地権 947 947
のれん 4,883 4,171
リース資産 10 8
その他 1,786 1,632
無形固定資産合計 7,628 6,759
投資その他の資産
投資有価証券 101,918 93,492
長期貸付金 93 157
破産更生債権等 16 299
繰延税金資産 2,055 2,241
退職給付に係る資産 31 29
差入保証金 13,528 13,533
その他 2,900 2,575
貸倒引当金 △297 △399
投資その他の資産合計 120,246 111,929
固定資産合計 278,875 270,412
資産合計 459,646 490,283
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東宝株式会社(9602)
2020年2月期 決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年2月28日) (2020年2月29日)
負債の部
流動負債
買掛金 19,371 21,076
短期借入金 212 168
1年内返済予定の長期借入金 10 15
リース債務 6 4
未払金 3,463 4,799
未払費用 5,107 6,463
未払法人税等 6,545 11,263
賞与引当金 924 936
役員賞与引当金 28 20
PCB処理引当金 33 0
資産除去債務 - 30
その他 9,221 11,851
流動負債合計 44,925 56,631
固定負債
長期借入金 65 60
リース債務 13 8
繰延税金負債 13,982 10,461
退職給付に係る負債 3,510 3,704
役員退職慰労引当金 140 149
PCB処理引当金 356 357
資産除去債務 6,731 6,816
長期預り保証金 23,615 23,493
その他 400 386
固定負債合計 48,816 45,439
負債合計 93,742 102,070
純資産の部
株主資本
資本金 10,355 10,355
資本剰余金 14,691 14,087
利益剰余金 329,341 352,171
自己株式 △23,232 △16,902
株主資本合計 331,156 359,711
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 23,876 16,837
土地再評価差額金 800 800
為替換算調整勘定 56 △257
退職給付に係る調整累計額 △1,087 △1,250
その他の包括利益累計額合計 23,646 16,129
非支配株主持分 11,100 12,370
純資産合計 365,903 388,212
負債純資産合計 459,646 490,283
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東宝株式会社(9602)
2020年2月期 決算短信
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
連結損益計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年3月1日 (自 2019年3月1日
至 2019年2月28日) 至 2020年2月29日)
営業収入 246,274 262,766
営業原価 141,786 149,335
売上総利益 104,487 113,430
販売費及び一般管理費
人件費 19,804 20,949
広告宣伝費 8,310 7,326
賞与引当金繰入額 701 687
退職給付費用 752 972
役員退職慰労引当金繰入額 26 27
減価償却費 4,102 3,988
借地借家料 9,063 9,471
その他 16,743 17,150
販売費及び一般管理費合計 59,505 60,573
営業利益 44,982 52,857
営業外収益
受取利息 26 139
受取配当金 1,533 1,624
持分法による投資利益 - 436
為替差益 128 -
その他 187 112
営業外収益合計 1,876 2,312
営業外費用
支払利息 57 34
持分法による投資損失 22 -
為替差損 - 27
固定資産売却損 - 31
貸倒引当金繰入額 199 -
その他 11 7
営業外費用合計 291 101
経常利益 46,568 55,068
特別利益
固定資産売却益 251 668
投資有価証券売却益 47 153
特別利益合計 299 822
特別損失
減損損失 66 69
投資有価証券評価損 371 127
固定資産解体費用 256 -
立退補償金 564 -
特別損失合計 1,258 196
税金等調整前当期純利益 45,609 55,694
法人税、住民税及び事業税 14,046 18,142
法人税等調整額 425 △567
法人税等合計 14,471 17,574
当期純利益 31,137 38,119
非支配株主に帰属する当期純利益 939 1,509
親会社株主に帰属する当期純利益 30,197 36,609
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東宝株式会社(9602)
2020年2月期 決算短信
連結包括利益計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年3月1日 (自 2019年3月1日
至 2019年2月28日) 至 2020年2月29日)
当期純利益 31,137 38,119
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △4,287 △7,043
為替換算調整勘定 △32 △314
退職給付に係る調整額 △573 △163
持分法適用会社に対する持分相当額 △6 3
その他の包括利益合計 △4,901 △7,517
包括利益 26,236 30,601
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 25,311 29,092
非支配株主に係る包括利益 925 1,508
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東宝株式会社(9602)
2020年2月期 決算短信
(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2018年3月1日 至 2019年2月28日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 10,355 14,473 308,143 △22,412 310,560
当期変動額
剰余金の配当 △9,009 △9,009
親会社株主に帰属す
30,197 30,197
る当期純利益
自己株式の取得 △819 △819
合併による増加 9 9
非支配株主との取引
に係る親会社の持分 217 217
変動
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 -
額)
当期変動額合計 - 217 21,197 △819 20,595
当期末残高 10,355 14,691 329,341 △23,232 331,156
その他の包括利益累計額
その他有価証券 土地再評価 為替換算 退職給付に係る その他の包括 非支配株主持分 純資産合計
評価差額金 差額金 調整勘定 調整累計額 利益累計額合計
当期首残高 28,157 800 89 △513 28,533 10,838 349,932
当期変動額
剰余金の配当 - △9,009
親会社株主に帰属す
- 30,197
る当期純利益
自己株式の取得 - △819
合併による増加 - 9
非支配株主との取引
に係る親会社の持分 - 217
変動
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 △4,280 - △32 △573 △4,886 262 △4,624
額)
当期変動額合計 △4,280 - △32 △573 △4,886 262 15,971
当期末残高 23,876 800 56 △1,087 23,646 11,100 365,903
-10-
東宝株式会社(9602)
2020年2月期 決算短信
当連結会計年度(自 2019年3月1日 至 2020年2月29日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 10,355 14,691 329,341 △23,232 331,156
当期変動額
剰余金の配当 △8,099 △8,099
親会社株主に帰属す
36,609 36,609
る当期純利益
自己株式の取得 △10 △10
自己株式の消却 △605 △5,735 6,340 -
連結範囲の変動 17 17
合併による増加 36 36
非支配株主との取引
に係る親会社の持分 1 1
変動
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 -
額)
当期変動額合計 - △604 22,829 6,329 28,555
当期末残高 10,355 14,087 352,171 △16,902 359,711
その他の包括利益累計額
その他有価証券 土地再評価 為替換算 退職給付に係る その他の包括 非支配株主持分 純資産合計
評価差額金 差額金 調整勘定 調整累計額 利益累計額合計
当期首残高 23,876 800 56 △1,087 23,646 11,100 365,903
当期変動額
剰余金の配当 - △8,099
親会社株主に帰属す
- 36,609
る当期純利益
自己株式の取得 - △10
自己株式の消却 - -
連結範囲の変動 △1 △1 16
合併による増加 - 36
非支配株主との取引
に係る親会社の持分 - 1
変動
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 △7,039 - △312 △163 △7,515 1,269 △6,245
額)
当期変動額合計 △7,039 - △314 △163 △7,516 1,269 22,308
当期末残高 16,837 800 △257 △1,250 16,129 12,370 388,212
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東宝株式会社(9602)
2020年2月期 決算短信
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年3月1日 (自 2019年3月1日
至 2019年2月28日) 至 2020年2月29日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益 45,609 55,694
減価償却費 9,526 10,069
減損損失 66 69
貸倒引当金の増減額(△は減少) 228 119
PCB処理引当金の増減額(△は減少) △7 △31
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) 70 297
退職給付に係る資産の増減額(△は増加) △179 △337
受取利息及び受取配当金 △1,560 △1,764
支払利息 57 34
持分法による投資損益(△は益) 22 △436
固定資産売却損益(△は益) △256 △646
固定資産除却損 107 136
投資有価証券売却損益(△は益) △47 △153
投資有価証券評価損益(△は益) 371 127
売上債権の増減額(△は増加) △3,225 △3,323
たな卸資産の増減額(△は増加) △3,123 △182
仕入債務の増減額(△は減少) △811 1,523
差入保証金の増減額(△は増加) 292 4
未払消費税等の増減額(△は減少) △6 1,746
預り保証金の増減額(△は減少) △55 △279
その他 3,525 4,757
小計 50,604 67,425
利息及び配当金の受取額 2,025 2,127
利息の支払額 △56 △35
法人税等の支払額 △14,969 △13,625
営業活動によるキャッシュ・フロー 37,603 55,892
投資活動によるキャッシュ・フロー
有価証券の取得による支出 △59,915 △62,331
有価証券の売却による収入 65,800 85,400
有形固定資産の取得による支出 △10,594 △10,689
有形固定資産の売却による収入 1,305 1,509
投資有価証券の取得による支出 △10,181 △20,620
投資有価証券の売却による収入 54 165
貸付けによる支出 △64 △127
貸付金の回収による収入 138 62
金銭の信託の取得による支出 △1,400 △400
金銭の信託の解約による収入 4,300 800
定期預金の預入による支出 △12 △17
定期預金の払戻による収入 12 17
その他 △791 △1,121
投資活動によるキャッシュ・フロー △11,349 △7,353
-12-
東宝株式会社(9602)
2020年2月期 決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年3月1日 (自 2019年3月1日
至 2019年2月28日) 至 2020年2月29日)
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) 1 △44
長期借入れによる収入 50 10
長期借入金の返済による支出 △50 △10
自己株式の取得による支出 △839 △17
配当金の支払額 △9,002 △8,100
非支配株主への配当金の支払額 △232 △231
連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得
△237 △7
による支出
リース債務の返済による支出 △8 △6
財務活動によるキャッシュ・フロー △10,319 △8,407
現金及び現金同等物に係る換算差額 91 △343
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 16,026 39,787
現金及び現金同等物の期首残高 62,470 78,496
連結の範囲の変更に伴う現金及び現金同等物の増減
― 28
額(△は減少)
非連結子会社との合併に伴う現金及び現金同等物の
― 132
増加額
現金及び現金同等物の期末残高 78,496 118,445
-13-
東宝株式会社(9602)
2020年2月期 決算短信
(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(セグメント情報)
【セグメント情報】
1 報告セグメントの概要
当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締
役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものでありま
す。
当社グループは、製品・サービス別のセグメントから構成されており、「映画事業」、「演劇事業」及び「不動
産事業」の3つを報告セグメントとしております。
「映画事業」は、映画の製作・配給・興行、ビデオ・TV番組・CF等の映像の製作販売を行っております。「演劇
事業」は、演劇の製作・興行・販売、芸能プロダクションの経営を行っております。「不動産事業」は、不動産の
賃貸・保守管理、道路維持清掃・維持補修工事及び高速道路施設受託運営業務を行っております。
2 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、連結財務諸表作成において採用している会計処理の方法と
概ね同一です。報告セグメントの利益は営業利益をベースとした数値であります。セグメント間の内部収益及び振
替高は市場実勢価格に基づいております。
なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を当連結会
計年度の期首から適用しており、前連結会計年度のセグメント資産については、当該会計基準等を遡って適用した
後の数値となっております。
3 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2018年3月1日 至 2019年2月28日)
(単位:百万円)
報告セグメント 連結財務諸
その他 調整額
合計 表計上額
映画 演劇 不動産 (注)1 (注)2
計 (注)3
事業 事業 事業
売上高
外部顧客への売上高 159,229 17,005 65,506 241,741 4,532 246,274 ― 246,274
セグメント間の内部
1,875 108 5,531 7,515 69 7,585 △7,585 ―
売上高又は振替高
計 161,105 17,114 71,037 249,257 4,602 253,859 △7,585 246,274
セグメント利益又は損
27,899 3,187 17,535 48,623 87 48,710 △3,728 44,982
失(△)
セグメント資産 69,888 8,387 191,561 269,837 1,533 271,371 188,274 459,646
その他の項目
減価償却費 3,417 256 5,583 9,256 67 9,324 202 9,526
減損損失 48 ― 15 64 2 66 ― 66
のれんの償却額 471 ― 241 712 ― 712 ― 712
のれんの未償却残高 1,885 ― 2,998 4,883 ― 4,883 ― 4,883
有形固定資産及び
無形固定資産 3,086 824 7,927 11,838 179 12,017 103 12,120
の増加額
(注) 1 「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、飲食店・娯楽施設及びスポーツ施
設の経営事業を含んでおります。
-14-
東宝株式会社(9602)
2020年2月期 決算短信
2 セグメント利益又は損失(△)の調整額△3,728百万円は、セグメント間取引消去△21百万円、各報告セグメ
ントに配分していない全社費用△3,706百万円であります。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない
一般管理費であります。
セグメント資産の調整額188,274百万円は、セグメント間取引消去△17,863百万円、各報告セグメントに配
分していない全社資産206,138百万円であります。その主なものは、当社での余資運用資金(現金及び預金、
有価証券、現先短期貸付金)、長期投資資金(投資有価証券)であります。
3 セグメント利益又は損失(△)は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
当連結会計年度(自 2019年3月1日 至 2020年2月29日)
(単位:百万円)
報告セグメント 連結財務諸
その他 調整額
合計 表計上額
映画 演劇 不動産 (注)1 (注)2
計 (注)3
事業 事業 事業
売上高
外部顧客への売上高 172,961 17,547 67,713 258,222 4,543 262,766 ― 262,766
セグメント間の内部
1,877 36 5,399 7,313 57 7,371 △7,371 ―
売上高又は振替高
計 174,838 17,583 73,113 265,536 4,601 270,137 △7,371 262,766
セグメント利益又は損
33,989 4,082 18,670 56,743 78 56,821 △3,964 52,857
失(△)
セグメント資産 84,760 9,596 193,142 287,498 1,444 288,943 201,339 490,283
その他の項目
減価償却費 3,213 281 6,303 9,798 79 9,878 191 10,069
減損損失 36 ― 2 39 30 69 ― 69
のれんの償却額 471 ― 241 712 ― 712 ― 712
のれんの未償却残高 1,414 ― 2,756 4,171 ― 4,171 ― 4,171
有形固定資産及び
無形固定資産 4,350 165 6,076 10,592 162 10,754 101 10,856
の増加額
(注) 1 「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、飲食店・娯楽施設及びスポーツ施
設の経営事業を含んでおります。
2 セグメント利益又は損失(△)の調整額△3,964百万円は、セグメント間取引消去21百万円、各報告セグメン
トに配分していない全社費用△3,986百万円であります。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一
般管理費であります。
セグメント資産の調整額201,339百万円は、セグメント間取引消去△18,167百万円、各報告セグメントに配
分していない全社資産219,506百万円であります。その主なものは、当社での余資運用資金(現金及び預金、
有価証券、現先短期貸付金)、長期投資資金(投資有価証券)であります。
3 セグメント利益又は損失(△)は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
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東宝株式会社(9602)
2020年2月期 決算短信
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年3月1日 (自 2019年3月1日
至 2019年2月28日) 至 2020年2月29日)
1株当たり純資産額 1,974円85銭 2,091円98銭
1株当たり当期純利益金額 167円92銭 203円77銭
(注)1.「潜在株式調整後1株当たり当期純利益」については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
2.1株当たり当期純利益の算定上の基礎については、下記のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年3月1日 (自 2019年3月1日
至 2019年2月28日) 至 2020年2月29日)
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) 30,197 36,609
普通株主に帰属しない金額の主要な内訳(百万円) ― ―
普通株式に係る親会社株主に帰属する
30,197 36,609
当期純利益(百万円)
普通株式の期中平均株式数(株) 179,831,341 179,659,412
3.1株当たり純資産額の算定上の基礎については、下記のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年2月28日) (2020年2月29日)
純資産の部の合計金額(百万円) 365,903 388,212
純資産の部の合計額から控除する金額(百万円) 11,100 12,370
(うち非支配株主持分(百万円)) 11,100 12,370
普通株式に係る期末の純資産額(百万円) 354,803 375,841
1株当たり純資産額の算定に用いられた
179,660,789 179,658,464
期末の普通株式の数(株)
(重要な後発事象)
新型コロナウイルス感染症の拡大により、2020年3月以降、当社グループでは主力の映画事業や演劇事業におい
て、映画公開スケジュールの変更や演劇の公演中止、劇場の営業休止や時間短縮等の対応を実施しており、翌連結
会計年度以降の財政状態及び経営成績に影響を及ぼすことが想定されております。しかしながら、感染拡大による
消費活動の停滞や、感染拡大が収束する時期を見通すことは難しく、翌連結会計年度以降の影響額を現時点におい
て客観的に見積もることは困難であります。
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