9602 東宝 2020-01-14 15:00:00
2020年2月期第3四半期 決算説明資料 [pdf]

2020年2月期 第3四半期(2019年3月1日~2019年11月30日)


  決算説明資料




                                        2020年1月14日(火)


              ©2020「ラストレター」製作委員会
         2020年2月期 第3四半期 営業概況
                  2019年2月期        2020年2月期       前年同四半期比      増減率
                 (2018年3月~11月)   (2019年3月~11月)


 営   業   収   入      188,451百万円     201,126百万円     12,675百万円   6.7%    ↗




 営   業   利   益       35,552百万円      42,866百万円     7,314百万円    20.6%   ↗




 経   常   利   益       36,857百万円      44,345百万円     7,487百万円    20.3%   ↗



親会社株主に帰属 する
                     23,822百万円      29,473百万円     5,650百万円    23.7%   ↗
 四 半 期 純 利 益

【第3四半期の営業概況】
主力の映画事業において、第2四半期から続映の『天気の子』が興行収入140億円を超えるメガヒットとなり、業績を牽引。『記憶にござ
いません!』、『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』をはじめ、他社洋画作品『アナと雪の女王2』『ジョーカー』等も高稼
働となり、前年同期を上回り、増収増益。
演劇事業では、『DREAM BOYS』『ダンス オブ ヴァンパイア』等の話題作が期待通りの盛況となり、好調。
不動産事業では、不動産賃貸事業において保有する賃貸物件が低い空室率で堅調に稼働。道路事業もコスト削減や業務の効率化
をすすめ、増収増益。
その結果、第3四半期としては「営業収入」「営業利益」「経常利益」「親会社株主に帰属する四半期純利益」の各段階で過去最高を
更新。
                                                                      1
                        営業概況3カ年比較
営業収入                                   営業利益                   第3四半期    期末
                        第3四半期     期末
   2,426       2,462

                                          475
                                                     449

    1,904     1,884       2,011
                                          398        355        428


  2018年2月期   2019年2月期   2020年2月期        2018年2月期   2019年2月期   2020年2月期


経常利益                                   親会社株主に帰属する四半期(当期)純利益
                        第3四半期     期末
                                                              第3四半期      期末



     486       465

                                          335        301
    410        368        443
                                          282        238        294

  2018年2月期   2019年2月期   2020年2月期        2018年2月期   2019年2月期   2020年2月期


                                                                      (単位:億円)

                                                                              2
                         セグメント別業績一覧
                   営 業 収 入 (単位:百万円)                        営 業 利 益 (単位:百万円)
              2019年2月期      2020年2月期                  2019年2月期     2020年2月期
                                          増減率                                     増減率
            (2018年3月~11月) (2019年3月~11月)             (2018年3月~11月) (2019年3月~11月)

①映 画 事 業         123,193       134,540    9.2% ↗          22,893        28,543    24.7% ↗


     映画営業         37,620        40,064    6.5% ↗           8,828        10,376    17.5% ↗


     映画興行         62,232        70,956    14.0% ↗          9,972        13,073    31.1% ↗


     映像事業         23,340        23,519    0.8% ↗           4,092         5,093    24.5% ↗


②演 劇 事 業          12,925        12,848    -0.6% ↘          2,388         3,221    34.9% ↗


③不動産事業            48,890        50,184    2.6% ↗          12,842        13,724     6.9% ↗


    不動産賃貸         21,880        22,229    1.6% ↗           9,704         9,671    -0.3% ↘


     道路事業         18,816        19,880    5.7% ↗           2,413         3,295    36.5% ↗


 不動産保守・管理           8,192        8,074    -1.4% ↘            724           757     4.5% ↗


④その他事業              3,442        3,553    3.2% ↗             125           124    -0.7% ↘




                                                                                        3
                           セグメント別業績【映画事業】

                           営業収入                                            営業利益
                                      134,540                                         28,543
              123,193
                                                              22,893




        2019年2月期(2018年3月~11月)   2020年2月期(2019年3月~11月)   2019年2月期(2018年3月~11月)   2020年2月期(2019年3月~11月)



                                                                                                        (単位:百万円)


業績分析 (増減要因)
◼ 映画営業事業では、第2四半期公開作品『天気の子』が興行収入140億円を突破するロングラン興行。『記憶にございません!』が興行収入35
  億円を、『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』が興行収入20億円を超えるなど、増収増益。

◼ 映画興行事業では、上記の当社配給作品のヒットに加え、洋画において10月4日公開『ジョーカー』が興行収入50億円を超え、11月22日公開
  『アナと雪の女王2』も興行収入100億円を超えるなど、ヒット作品に恵まれた結果、増収増益。
   9月には「TOHOシネマズ 熊本サクラマチ」(9スクリーン 1,578席)をオープンし、順調に稼働。

◼ 映像事業では、アニメ製作事業において『HELLO WORLD』やTVアニメ「僕のヒーローアカデミア」等に製作出資。出版商品事業では『天気の子』
  等のアニメ作品のパンフレット・キャラクターグッズが順調に稼働。パッケージ事業において「舞台『刀剣乱舞』慈伝 日日の葉よ散るらむ」等が堅調に
  推移し、全体として増益を達成。
                                                                                             (興行収入は2019年12月末時点)


                                                                                                              4
                            セグメント別業績【演劇事業】

                            営業収入                                            営業利益
                 12,925                  12,848
                                                                                         3,221

                                                                 2,388




          2019年2月期(2018年3月~11月)   2020年2月期(2019年3月~11月)   2019年2月期(2018年3月~11月)   2020年2月期(2019年3月~11月)



                                                                                                          (単位:百万円)


業績分析 (増減要因)
◼   帝国劇場では、『DREAM BOYS』(9月公演)が全席完売。
    日本初演50周年記念公演作品『ラ・マンチャの男』を10月に上演し、 『ダンス オブ ヴァンパイア』(11月公演)も満席となる盛況。

◼   シアタークリエでは、『Little Women-若草物語-』(9月公演)が幅広い客層に支持され、2017年以来の再演『ビッグ・フィッシュ』(11月公
    演)も好調に推移。

◼   日生劇場『ジャニーズ伝説2019』(10月公演)や、東急シアターオーブ『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』(11月公演)等の東宝製
    作をはじめとした公演を全国各地で展開し、業績に貢献。
    演劇事業全体として、前期との演目の違いや、昨年実施の帝国劇場リニューアル経費の計上がないこと等が影響し、増益を達成。




                                                                                                                5
    演劇事業 -主要稼動作品-




                       9月 シアタークリエ公演

 9月 帝国劇場公演             『Little Women
『DREAM BOYS』                    -若草物語-』




       11月 帝国劇場公演        11月 シアタークリエ公演
     『ダンス オブ ヴァンパイア』      『ビッグ・フィッシュ』


                                          6
                        セグメント別業績【不動産事業】

                           営業収入                                            営業利益
               48,890                  50,184                                          13,724
                                                               12,842




         2019年2月期(2018年3月~11月)   2020年2月期(2019年3月~11月)   2019年2月期(2018年3月~11月)   2020年2月期(2019年3月~11月)


                                                                                                         (単位:百万円)


業績分析 (増減要因)
◼   不動産賃貸事業では、再開発を控えた「東宝ツインタワービル」のテナント退去や、一時的なテナントの入れ替え等はあったものの、全体としては堅
    調に稼働し、増収。
    東宝スタジオは、当社配給作品の撮影やTV・CM撮影の誘致によりステージレンタルが順調に稼働。

◼   道路事業では、原価管理の徹底によるコストの削減や業務の効率化による収益の向上に努め、高速道路のリフレッシュ工事や災害復旧工事お
    よび橋梁補修工事をすすめ、増収増益。

◼   不動産保守・管理事業では、東宝ビル管理㈱、東宝ファシリティーズ㈱が労務費や資材価格の高騰など厳しい経営環境が続くなか、新規受注
    の開拓とコスト削減に取り組み、減収となるも増益を確保。


                                                                                                               7
M O V I E & STAG E TO H O L I N E U P



      映画&演劇
     話題の待機作品




                                        8
MOVIE LINE UP
1月17日(金)ロードショー
いまだ読めずにいる“最後の手紙”に込められた、初恋の記憶
日本映画史に残る、珠玉のラブストーリーが誕生する!

『ラストレター』
 監督・脚本・編集:岩井俊二 原作:岩井俊二「ラストレター」(文春文庫刊) 音楽:小林武史
 出演:松たか子 広瀬すず 庵野秀明 森七菜 / 豊川悦司 中山美穂 神木隆之介 福山雅治
 主題歌:森七菜「カエルノウタ」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
 ⓒ2020「ラストレター」製作委員会


2月21日(金)ロードショー
大切な人を“スマホ”から守れますか?
“全てを知っている存在=スマホ”が、ある日、あなたを裏切る――。

『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』
 監督:中田秀夫 脚本:大石哲也
 原作:志駕晃「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」(宝島社文庫)
 出演:千葉雄大 白石麻衣 鈴木拡樹・田中哲司 / 成田凌・井浦新
 主題歌:King Gnu「どろん」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
 ⓒ2020「スマホを落としただけなのに2」製作委員会


3月6日(金)ロードショー
 ドラえもん50周年記念作品!
 完全オリジナルストーリーで贈る、新しい恐竜と、新しいのび太の物語。

 『映画ドラえもん のび太の新恐竜』
 原作:藤子・F・不二雄          監督:今井一暁     脚本:川村元気
 声の出演:水田わさび 大原めぐみ かかずゆみ 木村昴 関智一
 主題歌:Mr.Children
 ⓒ 藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2020
                                                9
    STAGE LINE UP




 12月~1月 帝国劇場公演      2月~3月 帝国劇場公演
『JOHNNYS' IsLAND』   『Endless SHOCK』




  2月 シアタークリエ公演      2月~3月 シアタークリエ公演
    『グッドバイ』           『VOICARION』


                                      10
                                  業績予想

◼ 2020年2月期連結業績予想(2019年3月1日~2020年2月29日)                                    (%表示は、対前期増減率)

                                                                    親会社株主に帰属する        1株当たり
                 営業収入             営業利益              経常利益
                                                                      当期純利益           当期純利益
                   百万円      %      百万円       %        百万円     %            百万円    %     円.銭


   通    期      254,000   3.1%    50,000 11.2%       52,000 11.7%        34,500 14.2% 192.03



◼ 配当予想
当期は、『天気の子』『アラジン』等の大ヒットにより主力の映画事業が好調だったことに加え、演劇事業、不動産事業も順調に推移し、期初の予想を
大きく上回る利益水準を達成できる見通しとなっております。
こうした状況を踏まえ、株主の皆様へより一層の利益還元を図るべく1株当たりの期末配当金は、特別配当20円を増額し、37.5円に修正すること
といたしました。この結果、1株当たりの年間配当金は55円(前期実績45円)となる予定です。

               第1四半期末           第2四半期末           第3四半期末            期末             合計
                         円 銭         円 銭              円 銭               円 銭            円 銭

2020年2月期(実績)              ―        17.50                  ―                ―              ―

2020年2月期(予想)              ―              ―                ―         37.50             55.00
(ご参考)
2019年2月期実績                ―          17.50                ―             27.50          45.00


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本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一
定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
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