9602 東宝 2019-10-11 15:00:00
2020年2月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2020年2月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2019年10月11日
上 場 会 社 名 東宝株式会社 上場取引所 東・福
コ ー ド 番 号 9602 URL https://www.toho.co.jp/
代 表 者(役職名)取締役社長 (氏名)島 谷 能 成
(役職名)常務取締役
問合せ先責任者 (氏名)浦 井 敏 之 (TEL)03(3591)1221
経理財務担当
四半期報告書提出予定日 2019年10月11日 配当支払開始予定日 2019年11月1日
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 有
四半期決算説明会開催の有無 : 無
(百万円未満切捨て)
1.2020年2月期第2四半期の連結業績(2019年3月1日~2019年8月31日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属
営業収入 営業利益 経常利益
する四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年2月期第2四半期 144,058 8.3 33,539 32.8 34,578 31.2 22,885 35.8
2019年2月期第2四半期 132,984 △4.5 25,264 △21.7 26,355 △20.8 16,849 △26.3
(注) 包括利益 2020年2月期第2四半期 19,440 百万円 ( 2.3%) 2019年2月期第2四半期 19,003 百万円 ( △24.2%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2020年2月期第2四半期 127.38 ―
2019年2月期第2四半期 93.68 ―
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2020年2月期第2四半期 485,667 380,231 75.8
2019年2月期 459,646 365,903 77.2
(参考) 自己資本 2020年2月期第2四半期 368,253 百万円 2019年2月期 354,803 百万円
「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を第1四半期連結会計期
間の期首から適用しており、前連結会計年度に係る主要な経営指標等については、当該会計基準を遡って適用した後の
指標等となっております。
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2019年2月期 ― 17.50 ― 27.50 45.00
2020年2月期 ― 17.50
2020年2月期(予想) ― 17.50 35.00
(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
期末配当金の内訳 2019年2月期 特別配当 10円00銭
3.2020年2月期の連結業績予想(2019年3月1日~2020年2月29日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
営業収入 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 254,000 3.1 50,000 11.2 52,000 11.7 34,500 14.2 192.03
(注) 直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 有
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 : 有
(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)
新規 1社 (社名) 国際東宝株式会社(Toho International, Inc.) 、除外 ―社 (社名)
(注)詳細は、添付資料12ページ「2.四半期連結財務諸表及び主な注記 (4)四半期連結財務諸表に関する
注記事項(当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動)」をご覧ください。
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 : 無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年2月期2Q 188,990,633株 2019年2月期 188,990,633株
② 期末自己株式数 2020年2月期2Q 9,331,434株 2019年2月期 9,329,844株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2020年2月期2Q 179,660,050株 2019年2月期2Q 179,862,820株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述などについてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると
判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想
の前提となる条件及び業績予想のご利用にあたっての注意事項等については、添付資料4ページ「1.当四半期決
算に関する定性的情報 (3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明」をご覧ください。
(決算補足説明資料の入手方法について)
四半期決算補足説明資料は、TDnetで同日開示するとともに、当社ホームページにも掲載いたします。
東宝株式会社(9602)
2020年2月期 第2四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………2
(1)経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………………2
(2)財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………………4
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………………4
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………7
(1)四半期連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………7
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 …………………………………………9
(3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書 ……………………………………………………………11
(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………12
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………12
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………12
(当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動) …………………………………………12
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用) …………………………………………12
(追加情報) ……………………………………………………………………………………………12
(セグメント情報等) …………………………………………………………………………………13
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東宝株式会社(9602)
2020年2月期 第2四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第2四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、雇用・所得環境の改善が続くなか、引き続き緩やかに回復
してきましたが、通商問題を巡る緊張の増大が世界経済に与える影響や、海外経済の動向と政策に関する不確実性
等、依然留意が必要な状況で推移いたしました。
このような情勢下にあって当社グループでは、主力の映画事業において、新海誠監督作品「天気の子」がメガヒ
ットを記録したほか、多数の話題作や定番のアニメーション作品を配給し、演劇事業においても様々な話題作を提
供いたしました。この結果、営業収入は1440億5千8百万円(前年同四半期比8.3%増)、営業利益は335億3千9
百万円(同32.8%増)、経常利益は345億7千8百万円(同31.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は228
億8千5百万円(同35.8%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は以下のとおりです。
映画事業
映画営業事業のうち製作部門では、東宝㈱において「天気の子」「名探偵コナン 紺青の拳(こんじょうのフィ
スト)」「キングダム」等の11本、国際東宝㈱(Toho International, Inc.)において「名探偵ピカチュウ」「ゴ
ジラ キング・オブ・モンスターズ」の共同製作を行い、また、東宝㈱において劇場用映画「屍人荘の殺人」等を
制作いたしました。
映画営業事業のうち配給部門では、当第2四半期連結累計期間の封切作品として、東宝㈱において前記作品の
他、「映画ドラえもん のび太の月面探査記」「映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ~失われたひろし
~」を含む15本を、東宝東和㈱等において「ワイルド・スピード/スーパーコンボ」「ペット2」等の9本を配給
いたしました。また、当社グループでは、米国子会社の国際東宝㈱(Toho International, Inc.)を重要性が増し
たことにより、第1四半期連結会計期間の期首より連結の範囲に含めております。これらの結果、映画営業事業の
営業収入は31,232百万円(前年同四半期比6.0%増)、営業利益は8,332百万円(同33.4%増)となりました。
なお、東宝㈱における映画営業部門・国際部門を合わせた収入は、内部振替額(2,511百万円、前年同四半期比
121.0%増)控除前で36,450百万円(同34.2%増)であり、その内訳は、国内配給収入が29,133百万円(同27.7%
増)、製作出資に対する受取配分金収入が1,609百万円(同116.7%増)、輸出収入が2,018百万円(同83.8%増)、
テレビ放映収入が1,125百万円(同75.0%増)、ビデオ収入が650百万円(同6.0%増)、その他の収入が1,913百万
円(同53.0%増)でした。また、映画企画部門の収入は、内部振替額(965百万円、前年同四半期比15.5%減)控
除前で2,130百万円(同9.9%減)でした。
映画興行事業では、TOHOシネマズ㈱等において、前記配給作品の他に、「アラジン」「トイ・ストーリー4」
等、邦洋画の話題作を上映いたしました。当第2四半期連結累計期間における映画館入場者数は、28,966千人と前
年同四半期比10.5%増となりました。これらの結果、映画興行事業の営業収入は52,296百万円(前年同四半期比
16.8%増)、営業利益は10,877百万円(同35.2%増)となりました。
なお、当第2四半期連結累計期間中の劇場の異動はありません。当企業集団の経営するスクリーン数は全国で
687スクリーン(共同経営56スクリーンを含む)となっております。
映像事業では、東宝㈱のパッケージ事業において、DVD、Blu-rayにて「映画刀剣乱舞-継承-」「マスカレード・
ホテル」等を提供いたしました。出版・商品事業は劇場用パンフレット、キャラクターグッズにおいて「名探偵コナ
ン 紺青の拳(こんじょうのフィスト)」「天気の子」をはじめとする当社配給作品及び「アベンジャーズ/エンド
ゲーム」「トイ・ストーリー4」等の洋画作品が順調に稼働いたしました。アニメ製作事業では、映画「名探偵コナ
ン 紺青の拳」「天気の子」や、TVアニメ「Fairy gone フェアリーゴーン」「Dr.STONE」等に製作出資し、「僕のヒ
ーローアカデミア」等、製作出資いたしました作品の各種配分金収入がありました。実写製作事業では、「東宝怪獣
キャラクター」等の商品化権収入に加え、製作出資いたしました作品の各種配分金収入がありました。ODS事業では
「プロメア」「海獣の子供」等を提供いたしました。㈱東宝映像美術及び東宝舞台㈱では原価管理に努めながら、映
画やTV・CM等での舞台製作・美術製作、テーマパークにおける展示物の製作業務、メンテナンス業務、及び大規模改
修工事等を受注いたしました。これらの結果、映像事業の営業収入は15,159百万円(前年同四半期比1.1%減)、営業
利益は3,752百万円(同39.3%増)となりました。
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なお、東宝㈱における映像事業部門の収入は、内部振替額(2,447百万円、前年同四半期比62.7%増)控除前で
13,199百万円(同2.6%増)であり、その内訳は、パッケージ事業収入が2,825百万円(同35.5%減)、出版・商品
事業収入が3,266百万円(同19.0%増)、アニメ製作事業収入が4,166百万円(同9.4%減)、実写製作事業収入が
1,241百万円(同119.0%増)、ODS事業収入が1,700百万円(同198.4%増)でした。
以上の結果、映画事業全体では、営業収入は98,688百万円(前年同四半期比10.1%増)、営業利益は22,962百万
円(同35.2%増)となりました。
演劇事業
演劇事業では、東宝㈱の帝国劇場におきまして、3月「Endless SHOCK」が全席完売、4、5月「レ・ミゼラブ
ル 」、6 ~ 8 月 「 エ リ ザ ベ ー ト 」 が と も に 連 日 満 席 と な り ま し た 。 シ ア タ ー ク リ エ に お き ま し て は、3 月
「 VOICARION Ⅳ Mr.Prisoner」 が 大 入 り、4 ~ 6 月 「 ジ ャ ニ ー ズ 銀 座 2019 Tokyo Experience」 は 完 売、6 月
「CLUB SEVEN ZEROⅡ」は満席、7月「SHOW BOY」は全席完売、8月「ブラッケン・ムーア ~荒地の亡霊~」は満
席となりました。日生劇場では3月「プリシラ」、4月「笑う男 The Eternal Love -永遠の愛-」を上演し、その
他全国へと社外公演を展開いたしました。東宝芸能㈱では所属俳優がCM・TV・映画等で順調に稼働いたしました。
以上の結果、前期と演目等の違いはございますが、演劇事業の営業収入は8,730百万円(前年同四半期比5.0%
増)、営業利益は2,462百万円(同93.7%増)となりました。
なお、東宝㈱における演劇事業部門の収入は、内部振替額(76百万円、前年同四半期比8.6%減)控除前で7,818
百万円(同4.7%増)であり、その内訳は、興行収入が6,287百万円(同6.8%増)、外部公演収入が1,436百万円
(同4.4%減)、その他の収入が94百万円(同24.1%増)でした。
不動産事業
不動産賃貸事業では、東宝㈱の「天神東宝ビル」が3月に開業いたしました。また、全国に所有する不動産が堅
調に稼働し、事業収益に寄与いたしました。東宝㈱の東宝スタジオでは、ステージレンタル事業におきまして、映
画・TV・CMともに順調に稼働いたしました。これらの結果、不動産賃貸事業の営業収入は14,778百万円(前年同四
半期比1.8%増)、営業利益は6,599百万円(同3.9%増)となりました。
企業集団の保有する賃貸用不動産の空室率につきましては、一時的なテナントの入れ替えにより、0.5%台で推
移しております。企業集団の固定資産の含み益については、2019年1月1日の固定資産課税台帳の固定資産税評価
額を市場価額として、税効果を考慮した後の評価差額のうちの東宝の持分は約2877億円となっております。(当該
含み益の開示は、「賃貸等不動産の時価等の開示に関する会計基準」に基づくものではなく、当会計基準とは別
に、開示情報の充実性の観点から従来より引き続き自主的に行うものです。)
なお、東宝㈱における土地建物賃貸部門の収入は、内部振替額(434百万円、前年同四半期比2.7%減)控除前で
15,752百万円(同1.8%増)でした。
道路事業では、受注競争の激化や建設技能者の慢性的な不足等があり、依然として予断を許さない状況が続くな
か、スバル興業㈱と同社の連結子会社が、原価管理の徹底によるコストの削減や業務の効率化による収益の向上に
努めました。その結果、道路事業の営業収入は14,087百万円(前年同四半期比9.9%増)、営業利益は2,708百万円
(同44.7%増)となりました。
不動産保守・管理事業では、東宝ビル管理㈱及び東宝ファシリティーズ㈱が、労務費や資材価格の高騰、人員不
足の常態化等により厳しい経営環境が続くなか、新規受注に取り組むとともにコスト削減努力を重ねました。その
結果、営業収入は5,331百万円(前年同四半期比2.1%減)、営業利益は517百万円(同4.0%増)となりました。
以上の結果、不動産事業全体では、営業収入は34,197百万円(前年同四半期比4.3%増)、営業利益は9,824百万
円(同12.7%増)となっております。
その他事業
娯楽事業及び物販・飲食事業は、東宝共榮企業㈱の「東宝調布スポーツパーク」、㈱東宝エンタープライズの
「東宝ダンスホール」、TOHOリテール㈱の飲食店舗・劇場売店等で、お客様ニーズを捉えた充実したサービスの提
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供に努力いたしました。その結果、その他事業の営業収入は2,441百万円(前年同四半期比6.7%増)、営業利益は
103百万円(同3.5%増)となりました。
(2)財政状態に関する説明
当第2四半期連結会計期間末における財政状態は、前連結会計年度末と比較して、総資産は26,021百万円増加
し、485,667百万円となりました。これは投資有価証券で13,166百万円の減少がありましたが、現金及び預金で
16,467百万円、現先短期貸付金で7,999百万円、有価証券で6,918百万円増加したこと等によるものです。
負債では前連結会計年度末から11,693百万円増加し、105,436百万円となりました。これは主に、買掛金で3,898
百万円、未払法人税等で5,016百万円増加したこと等によるものです。
純資産は前連結会計年度末と比較して14,327百万円増加し、380,231百万円となりました。これは親会社株主に
帰属する四半期純利益22,885百万円の計上及び剰余金の配当4,949百万円等による利益剰余金17,953百万円の増加
の他に、その他有価証券評価差額金が4,062百万円減少したこと等によるものです。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
映画事業
東宝㈱、東宝東和㈱等において、以下の作品を共同製作、配給いたします。また、東宝㈱の製作部門では劇場用
映画作品等の制作にも取り組んでまいります。これらにより、映画営業事業の営業収入は48,400百万円(前年度比
8.6%増)を見込んでおります。
東宝㈱ 共同製作/配給作品
かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ 記憶にございません!
HELLO WORLD 蜜蜂と遠雷
空の青さを知る人よ マチネの終わりに
ルパン三世 THE FIRST 屍人荘の殺人
僕 の ヒ ー ロ ー ア カ デ ミ ア THE MOVIE ヒーロー
映画 妖怪学園Y 猫はHEROになれるか
ズ:ライジング
カイジ ファイナルゲーム ラストレター
ヲタクに恋は難しい スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼
東宝東和㈱等 配給受託作品
アス 僕のワンダフル・ジャーニー
イエスタデイ クロール ―凶暴領域―(東和ピクチャーズ㈱)
ジェミニマン(東和ピクチャーズ㈱) ヒックとドラゴン 聖地への冒険
ダウントン・アビー キャッツ
映画興行事業では、TOHOシネマズ㈱等において、前記配給作品の他に「アナと雪の女王2」「スター・ウォー
ズ/スカイウォーカーの夜明け」等の話題作を上映する予定です。映画興行事業の営業収入は87,200百万円(前年
度比3.8%増)を見込んでおります。
また、第3四半期以降の劇場の異動予定につきましては、2019年9月に熊本県熊本市中央区に「TOHOシネマズ
熊本サクラマチ」をオープン、2019年10月に東京都千代田区の「有楽町スバル座」を閉館し、当連結会計年度末に
は全国で8スクリーン増の695スクリーン(共同経営56を含む)となる予定です。
映像事業では、東宝㈱のパッケージ事業において映画「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」「名探偵ピカチ
ュウ」「名探偵コナン 紺青の拳」やTVアニメ等のバラエティに富んだ作品ラインナップを提供いたします。出
版・商品事業は劇場用パンフレット、キャラクターグッズにおいて、「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭
脳戦~」「HELLO WORLD」「空の青さを知る人よ」「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジン
グ」等の当社配給作品や「アナと雪の女王2」「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」等の洋画作品を
幅広く展開する予定です。アニメ製作事業では、TVアニメ「僕のヒーローアカデミア」「BEASTARS」「アズールレ
ーン」「ハイキュー!! TO THE TOP」を共同製作する等、コンテンツの確保と利用に注力いたします。また、ゴジ
ラ生誕65周年を記念して恒例の「ゴジラ・フェス2019」を開催し、その特別企画として「東宝スタジオツアー」を
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実施するなど、「ゴジラ」をはじめとする「東宝怪獣キャラクター」の商品化権収入等の更なる拡大に努めます。
ODS事業は、アニメーション映画「HUMAN LOST 人間失格」「劇場版 新幹線変形ロボ シンカリオン 未来からきた
神速のALFA-X」等、幅広いジャンルのコンテンツを提供いたします。㈱東宝映像美術及び東宝舞台㈱では、
人材の確保や施工管理・原価管理等に努めながら、映画やTVの美術製作、イベント工事等の受注拡大のため、積極
的な営業活動に取り組んでまいります。以上から、映像事業の営業収入は31,100百万円(前年度比1.4%増)を見
込んでおります。
これらの結果、映画事業全体では、営業収入は166,700百万円(前年度比4.7%増)を見込んでおります。
演劇事業
演劇事業では、東宝㈱の帝国劇場・シアタークリエの他、以下の公演を予定しております。この他、社外公演と
して「Endless SHOCK」等を全国に展開いたします。また、東宝芸能㈱では、CM・TV・映画等での所属俳優の活動
に向けて積極的に営業活動を展開してまいります。
これらの結果、演劇事業の営業収入は17,100百万円(前年度比0.6%増)を見込んでおります。
帝国劇場
(9月)DREAM BOYS (10月)ラ・マンチャの男
(11月)ダンス オブ ヴァンパイア (12-1月)JOHNNYS' ISLAND
シアタークリエ
(10月)ラヴズ・レイバーズ・ロスト-恋の骨折り
(9月)Little Women -若草物語-
損-
(11月)ビッグ・フィッシュ (12月)ロカビリー☆ジャック*
(1-2月)シャボン玉とんだ 宇宙(ソラ)までとん
(2月)グッドバイ*
だ
(2月)VOICARION
その他の劇場
(10月)逃げるは恥だが役に立つ
(10月)ジャニーズ伝説2019*(日生劇場)
(ヒューリックホール東京)
(11-12月)天使にラブ・ソングを~シスター・アク (12月)ENTA!2 4U.Zeppin de SHOW*
ト~(東急シアターオーブ) (Zeppダイバーシティ東京他)
(1月)フランケンシュタイン*(日生劇場) (2月)天保十二年のシェイクスピア(日生劇場)
(注)作品名の「*」は共同製作公演となります。
不動産事業
不動産賃貸事業では、東宝㈱の不動産経営部門で、東京都千代田区の「東宝ツインタワービル」を2019年12月に
閉館し、再開発に着手いたします。また、長期的視野に立った設備改修や再開発の企画立案を通し、全国に所有す
る不動産の有効活用に努めつつ、テナントに対するきめ細かな対応と意思の疎通に心掛ける等、積極的な営業活動
により業績の向上を目指します。東宝㈱の東宝スタジオでは、当社配給作品を中心に映画・TVドラマ・CM等を積極
的な営業活動で誘致して、今後も製作現場の期待に応えてまいります。これらの結果、不動産賃貸事業の営業収入
は28,700百万円(前年度比2.0%減)を見込んでおります。
道路事業では、スバル興業㈱と同社の連結子会社が、原価管理の徹底を基本とし、積極的な営業活動を行い、受
注の拡大を図ってまいります。道路事業の営業収入は、26,500百万円(前年度比5.3%増)を見込んでおります。
不動産保守・管理事業では、東宝ビル管理㈱及び東宝ファシリティーズ㈱が、価格競争が続く事業環境下におい
ても新規受注の獲得に取り組んでまいります。その結果、不動産保守・管理事業の営業収入は10,900百万円(前年
度比1.4%減)を見込んでおります。
以上の結果、不動産事業全体では、営業収入は66,100百万円(前年度比0.9%増)を見込んでおります。
その他事業
娯楽事業及び物販・飲食事業は、東宝共榮企業㈱の「東宝調布スポーツパーク」、TOHOリテール㈱の飲食店舗・
劇場売店等流通・小売サービス事業において、積極的に営業施策等を展開してまいります。
その結果、その他事業の営業収入は4,100百万円(前年度比9.5%減)を見込んでおります。
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なお、通期における設備投資は通常の改修工事(減価償却費(予算9,500百万円)の範囲内での改修工事)と本
年3月に開業した「天神東宝ビル」や、本年9月にオープンした「TOHOシネマズ 熊本サクラマチ」の新規工事等
を含め、予算12,500百万円の範囲内で行うことを見込んでおります。
以上の結果、当連結会計年度の営業収入は2540億円(前年度比3.1%増)、営業利益は500億円(同11.2%増)、
経常利益は520億円(同11.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は345億円(同14.2%増)を見込んでおりま
す。
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2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第2四半期連結会計期間
(2019年2月28日) (2019年8月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 16,311 32,779
受取手形及び売掛金 21,682 27,807
有価証券 44,138 51,056
たな卸資産 10,272 11,981
現先短期貸付金 60,999 68,999
その他 27,432 27,653
貸倒引当金 △66 △71
流動資産合計 180,770 220,205
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 83,156 83,834
土地 57,457 57,901
建設仮勘定 2,236 1,167
その他(純額) 8,149 8,273
有形固定資産合計 150,999 151,177
無形固定資産
のれん 4,883 4,527
その他 2,744 2,564
無形固定資産合計 7,628 7,092
投資その他の資産
投資有価証券 101,918 88,752
その他 18,625 18,838
貸倒引当金 △297 △398
投資その他の資産合計 120,246 107,191
固定資産合計 278,875 265,461
資産合計 459,646 485,667
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東宝株式会社(9602)
2020年2月期 第2四半期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第2四半期連結会計期間
(2019年2月28日) (2019年8月31日)
負債の部
流動負債
買掛金 19,371 23,270
短期借入金 212 207
1年内返済予定の長期借入金 10 15
未払法人税等 6,545 11,562
賞与引当金 924 954
その他の引当金 61 0
資産除去債務 - 57
その他 17,799 22,618
流動負債合計 44,925 58,686
固定負債
長期借入金 65 60
退職給付に係る負債 3,510 3,516
役員退職慰労引当金 140 135
その他の引当金 356 356
資産除去債務 6,731 6,735
その他 38,011 35,945
固定負債合計 48,816 46,749
負債合計 93,742 105,436
純資産の部
株主資本
資本金 10,355 10,355
資本剰余金 14,691 14,691
利益剰余金 329,341 347,294
自己株式 △23,232 △23,240
株主資本合計 331,156 349,101
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 23,876 19,813
土地再評価差額金 800 800
為替換算調整勘定 56 △429
退職給付に係る調整累計額 △1,087 △1,033
その他の包括利益累計額合計 23,646 19,151
非支配株主持分 11,100 11,978
純資産合計 365,903 380,231
負債純資産合計 459,646 485,667
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東宝株式会社(9602)
2020年2月期 第2四半期決算短信
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
四半期連結損益計算書
第2四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2018年3月1日 (自 2019年3月1日
至 2018年8月31日) 至 2019年8月31日)
営業収入 132,984 144,058
営業原価 77,103 79,877
売上総利益 55,881 64,180
販売費及び一般管理費
人件費 9,189 9,563
広告宣伝費 5,318 4,385
賞与引当金繰入額 717 688
退職給付費用 433 483
役員退職慰労引当金繰入額 12 14
借地借家料 4,631 5,144
その他 10,314 10,360
販売費及び一般管理費合計 30,617 30,641
営業利益 25,264 33,539
営業外収益
受取利息 12 33
受取配当金 818 891
持分法による投資利益 106 278
為替差益 135 -
その他 55 57
営業外収益合計 1,129 1,261
営業外費用
支払利息 34 16
為替差損 - 179
その他 3 26
営業外費用合計 37 222
経常利益 26,355 34,578
特別利益
固定資産売却益 174 609
特別利益合計 174 609
特別損失
投資有価証券評価損 342 58
減損損失 17 -
固定資産解体費用 256 -
立退補償金 438 -
特別損失合計 1,054 58
税金等調整前四半期純利益 25,475 35,129
法人税、住民税及び事業税 7,773 11,357
法人税等調整額 236 △163
法人税等合計 8,009 11,193
四半期純利益 17,466 23,935
非支配株主に帰属する四半期純利益 616 1,050
親会社株主に帰属する四半期純利益 16,849 22,885
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東宝株式会社(9602)
2020年2月期 第2四半期決算短信
四半期連結包括利益計算書
第2四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2018年3月1日 (自 2019年3月1日
至 2018年8月31日) 至 2019年8月31日)
四半期純利益 17,466 23,935
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 1,543 △4,066
為替換算調整勘定 △34 △486
退職給付に係る調整額 27 53
持分法適用会社に対する持分相当額 0 3
その他の包括利益合計 1,537 △4,494
四半期包括利益 19,003 19,440
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 18,391 18,390
非支配株主に係る四半期包括利益 611 1,050
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東宝株式会社(9602)
2020年2月期 第2四半期決算短信
(3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2018年3月1日 (自 2019年3月1日
至 2018年8月31日) 至 2019年8月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前四半期純利益 25,475 35,129
減価償却費 4,646 4,818
のれん償却額 356 356
貸倒引当金の増減額(△は減少) 1 106
受取利息及び受取配当金 △831 △925
支払利息 34 16
持分法による投資損益(△は益) △106 △278
投資有価証券評価損益(△は益) 342 58
売上債権の増減額(△は増加) △9,868 △6,118
たな卸資産の増減額(△は増加) △506 △1,797
仕入債務の増減額(△は減少) 6,039 3,897
未払消費税等の増減額(△は減少) 64 1,496
その他 4,934 2,767
小計 30,583 39,526
利息及び配当金の受取額 1,049 1,108
利息の支払額 △49 △31
法人税等の支払額 △7,455 △6,416
営業活動によるキャッシュ・フロー 24,128 34,187
投資活動によるキャッシュ・フロー
有価証券の取得による支出 △29,403 △31,821
有価証券の売却による収入 36,800 41,300
有形固定資産の取得による支出 △6,260 △5,139
有形固定資産の売却による収入 1,202 1,002
投資有価証券の取得による支出 △7,621 △9,050
貸付けによる支出 △56 △0
貸付金の回収による収入 89 59
金銭の信託の取得による支出 △1,000 ―
金銭の信託の解約による収入 2,400 400
その他 △145 △415
投資活動によるキャッシュ・フロー △3,996 △3,664
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) △1 △5
長期借入れによる収入 35 10
長期借入金の返済による支出 △35 △10
自己株式の取得による支出 △21 △12
配当金の支払額 △5,842 △4,949
非支配株主への配当金の支払額 △173 △171
連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得
△2 △1
による支出
リース債務の返済による支出 △6 △3
財務活動によるキャッシュ・フロー △6,047 △5,145
現金及び現金同等物に係る換算差額 65 △544
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 14,149 24,832
現金及び現金同等物の期首残高 62,470 78,496
連結の範囲の変更に伴う現金及び現金同等物の増減
― 28
額(△は減少)
現金及び現金同等物の四半期末残高 76,620 103,358
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東宝株式会社(9602)
2020年2月期 第2四半期決算短信
(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動)
(連結の範囲の重要な変更)
前連結会計年度まで非連結子会社でありました国際東宝㈱(Toho International, Inc.)は、重要性が増し
たため、第1四半期連結会計期間より連結の範囲に含めております。
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)
該当事項はありません。
(追加情報)
(「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」等の適用)
「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を第1四半期
連結会計期間の期首から適用しており、繰延税金資産は投資その他の資産の区分に表示し、繰延税金負債は固
定負債の区分に表示しております。この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の連結財務諸表の
組替えを行っております。
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東宝株式会社(9602)
2020年2月期 第2四半期決算短信
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
Ⅰ 前第2四半期連結累計期間(自 2018年3月1日 至 2018年8月31日)
報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント 四半期連結
その他 調整額 損益計算書
合計
映画 演劇 不動産 (注)1 (注)2 計上額
計 (注)3
事業 事業 事業
売上高
外部顧客への売上高 89,595 8,312 32,788 130,697 2,287 132,984 ― 132,984
セグメント間の内部売上高
827 46 2,635 3,509 33 3,543 △3,543 ―
又は振替高
計 90,423 8,359 35,424 134,207 2,321 136,528 △3,543 132,984
セグメント利益又は損失(△) 16,989 1,271 8,719 26,980 100 27,080 △1,816 25,264
(注) 1 「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、飲食店・娯楽施設及びスポーツ
施設の経営事業を含んでおります。
2 セグメント利益又は損失(△)の調整額△1,816百万円は、セグメント間取引消去△17百万円、各報告セグメ
ントに配分していない全社費用△1,798百万円であります。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない
一般管理費であります。
3 セグメント利益又は損失(△)は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
Ⅱ 当第2四半期連結累計期間(自 2019年3月1日 至 2019年8月31日)
報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント 四半期連結
その他 調整額 損益計算書
合計
映画 演劇 不動産 (注)1 (注)2 計上額
計 (注)3
事業 事業 事業
売上高
外部顧客への売上高 98,688 8,730 34,197 141,617 2,441 144,058 ― 144,058
セグメント間の内部売上高
846 18 2,392 3,257 32 3,289 △3,289 ―
又は振替高
計 99,535 8,749 36,589 144,874 2,473 147,348 △3,289 144,058
セグメント利益又は損失(△) 22,962 2,462 9,824 35,249 103 35,352 △1,813 33,539
(注) 1 「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、飲食店・娯楽施設及びスポーツ
施設の経営事業を含んでおります。
2 セグメント利益又は損失(△)の調整額△1,813百万円は、セグメント間取引消去25百万円、各報告セグメン
トに配分していない全社費用△1,839百万円であります。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一
般管理費であります。
3 セグメント利益又は損失(△)は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
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