9602 東宝 2021-10-12 15:00:00
2022年2月期 第2四半期決算説明資料 [pdf]
2022年2月期 第2四半期(2021年3月1日∼2021年8月31日)
決算説明資料
2021年10月12日(火)
©2021「劇場版 呪術廻戦 0」製作委員会 ©芥見下々/集英社
2022年2月期 第2四半期 営業概況
2021年2月期 2022年2月期 前期比 増減率
(2020年3月∼8月) (2021年3月∼8月)
営 業 収 入 73,991百万円 118,050百万円 44,058百万円 59.5% ↗
営 業 利 益 7,098百万円 21,463百万円 14,364百万円 202.4% ↗
経 常 利 益 7,897百万円 22,752百万円 14,854百万円 188.1% ↗
親会社株主に帰属する
3,795百万円 15,081百万円 11,285百万円 297.3% ↗
四 半 期 純 利 益
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2022年2月期 第2四半期 営業概況
【新型コロナウイルス感染症の影響について】
新型コロナウイルス感染症に伴う当社グループの主力事業への影響は、軽微になりつつはあるものの、当第2四半期においても継続してお
ります。
映画事業においては、3度目の緊急事態宣言発出を受けて、大阪府下のTOHOシネマズ5サイトにおいて6月の土日(6日間)が、臨
時休業となりました。また、7月12日からの4度目の緊急事態宣言発出を受けて、宣言対象地域以外のまん延防止等重点措置該当地
区においても、営業時間短縮、アルコール類の時短販売、販売座席数の制限等の感染防止対策を施しながら営業活動を続けました。
演劇事業においても、一部公演を中止した演目が発生しました。
また、日比谷シャンテ(商業施設)においても、時短営業やアルコール類の提供自粛を実施しました。
【第2四半期決算の概況】
映画営業事業において、当社配給の7月16日公開『竜とそばかすの姫』、8月6日公開『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド
ヒーローズ ミッション』、東宝東和配給の8月6日公開『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』の大ヒットがあり、大幅な増収増益。
映画興行事業において、時短営業や座席販売の制限等による興行収入の伸び悩みがあったものの、上記東宝グループ配給作品に加え、
他社配給作品の健闘によって、赤字だった前年同期に比べ増収増益。
映像事業において、「呪術廻戦」 「ウマ娘 プリティーダービー Season 2」 「僕のヒーローアカデミア」等の「TOHO animation」作品が、
パッケージ販売、商品化ライセンス、配信等の多面的展開により、第1四半期に続き業績を大きく牽引。
映画事業全体では、上記の要因により前年同期と比べ、大幅な増収増益を達成。
演劇事業では、期間中の公演の一部中止や払い戻しはあったものの、前年同期に比べ公演数の増加により、大幅な増収増益。
不動産事業では、不動産賃貸事業において、保有物件の一時的なテナント入れ替えによる減収があり、不動産保守・管理事業において、
コストコンロ―ルに努め増収増益となったものの、全体としては減収減益。
なお、劇場や商業施設等の臨時休業期間中の人件費・借家料・減価償却費等ならびに中止した演劇公演に係る製作費等を「臨時休業による損失」として特別損失に、
新型コロナウイルス感染症の影響に伴う特例措置の適用を受けた雇用調整助成金及び国や地方自治体等からの助成金等を「助成金収入」として特別利益に計上して
おります。
2
セグメント別業績一覧
営 業 収 入 営 業 利 益
2021年2月期 2022年2月期 2021年2月期 2022年2月期
増減率 増減率
(2020年3月∼8月) (2021年3月∼8月) (2020年3月∼8月) (2021年3月∼8月)
①映 画 事 業 37,924 77,713 104.9% ↗ 947 13,622 1337.3% ↗
映画営業 12,032 22,649 88.2% ↗ 2,935 5,433 85.1% ↗
映画興行 12,269 28,902 135.6% ↗ ▲ 3,800 1,204 −
-131.7% ↘
映像事業 13,623 26,161 92.0% ↗ 1,813 6,984 285.2% ↗
②演 劇 事 業 2,069 6,576 217.7% ↗ ▲ 1,146 1,147 −
-200.1% ↘
③不動産事業 32,874 32,482 -1.2% ↘ 9,315 8,667 -7.0% ↘
不動産賃貸 14,080 13,470 -4.3% ↘ 6,483 5,884 -9.2% ↘
道路事業 14,074 14,174 0.7% ↗ 2,567 2,307 -10.1% ↘
不動産保守・管理 4,719 4,836 2.5% ↗ 264 475 79.6% ↗
④その他事業 1,121 1,277 13.9% ↗ ▲ 194 ▲ 101 −
-47.7% ↘
(単位:百万円)
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セグメント別業績(四半期別)
営 業 収 入 営 業 利 益
第1四半期 第2四半期 第1四半期 第2四半期
(2021年3月∼5月) (2021年6月∼8月) (2021年3月∼5月) (2021年6月∼8月)
①映 画 事 業 37,682 40,031 6,079 7,543
映画営業 12,321 10,328 2,702 2,731
映画興行 12,879 16,023 295 909
映像事業 12,481 13,680 3,082 3,902
②演 劇 事 業 2,884 3,692 483 664
③不動産事業 16,604 15,878 4,922 3,745
不動産賃貸 6,725 6,745 3,136 2,748
道路事業 7,471 6,703 1,570 737
不動産保守・管理 2,407 2,429 215 260
④その他事業 636 641 ▲ 39 ▲ 62
合計 57,808 60,242 10,518 10,945
(単位:百万円)
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セグメント別業績【映画事業】
(単位:百万円)
業績分析 (増減要因)
映画営業事業では、第1四半期から公開延期となっていた『ゴジラvsコング』(興行収入18.8億円)、『映画クレヨンしんちゃん 謎メキ! 花の天カス
学園』(同17.0億円)に加え、新作『竜とそばかすの姫』(同63.0億円)、当社幹事作品『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ
ミッション』(同32.1億円)と多くの作品がヒット。また、東宝東和㈱『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』(同36.2億円)が今年公開の洋画で初とな
る興行収入30億円突破のヒットとなるなど、大幅な増収増益。
映画興行事業では、緊急事態宣言発出をうけ、大阪府下のTOHOシネマズ5サイトにおいて6月の土日(6日間)の臨時休業や、それ以外のエ
リアにおいても時短営業・座席販売の制限・アルコール提供の自粛等の厳しい状況は続いたが、上記東宝グループ配給作品や、他社配給作品の
堅調な稼働により、増収増益。
映像事業では、パッケージ事業において、TVアニメ「呪術廻戦」「ウマ娘 プリティーダービー Season 2」のセールスが好調。アニメ製作事業において、
TVアニメ「呪術廻戦」「僕のヒーローアカデミア」等の商品化権収入が大きく伸長。出版・商品事業では、劇場用パンフレット、キャラクターグッズにお
いて『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション』が好調だった他、「TOHO animation STORE」(ECサイト)における
「呪術廻戦」の関連商品販売が増加。映像事業全体として大幅な増収増益。
(興行収入は2021年9月末時点)
5
当第2四半期の主要稼働作品状況等
東宝㈱配給作品(10億以上)
作品名 公開日 興行収入
竜とそばかすの姫 7月16日 63.0
僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション 8月6日 32.1
ゴジラvsコング 7月2日 18.8
映画クレヨンしんちゃん 謎メキ! 花の天カス学園 7月30日 17.0
キャラクター 6月11日 15.8
東宝東和㈱配給作品(10億以上)
作品名 公開日 興行収入
ワイルド・スピード/ジェットブレイク 8月6日 36.2
(興行収入は2021年9月末日時点 単位:億円) 6
当 第 2 四 半 期 に お け る TO H O シ ネ マ ズ の 営 業 状 況
【臨時休業】
所在地 サイト数 期間
大阪府 5 6月4日、5日、12日、13日、19日、20日
【時短営業】
所在地 サイト数 期間
東京都 千葉県 神奈川県 京都府 大阪府 兵庫県 31 6月1日∼8月31日
熊本県 2 6月1日∼6月13日、8月8日∼8月31日
岡山県 広島県 2 6月1日∼6月20日、8月20日∼8月31日
愛知県 4 6月1日∼7月2日、8月8日∼8月31日
北海道 1 6月1日∼7月11日、8月30日∼8月31日
福岡県 3 6月1日∼7月11日、8月2日∼8月31日
埼玉県 1 7月20日∼8月31日
茨城県 栃木県 静岡県 2 8月8日∼8月31日
宮城県 岐阜県 富山県 鹿児島県 3 8月20日∼8月31日
長崎県 1 8月28日∼8月31日
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当第2四半期の映画営業事業・映画興行事業の推移
映画営業事業 興行収入推移 (単位:円) 映画興行事業 興行収入推移 (単位:円)
2021年(133期) 2020年(132期) 前年比 2021年(133期) 2020年(132期) 前年比
3月 10,122,378,904 1,202,249,004 842.0% 3月 4,842,139,643 2,637,484,812 183.6%
4月 8,940,877,900 138,867,250 6438.4% 4月 4,099,777,614 197,832,004 2072.4%
5月 3,087,028,450 68,957,350 4476.7% 5月 1,775,416,231 59,131,870 3002.5%
1Q 22,150,285,254 1,410,073,604 1570.9% 1Q 10,717,333,488 2,894,448,686 370.3%
6月 2,990,184,400 704,847,150 424.2% 6月 3,440,625,871 972,494,252 353.8%
7月 6,968,430,230 5,524,371,150 126.1% 7月 4,741,518,384 2,447,555,473 193.7%
8月 7,645,189,650 8,938,505,850 85.5% 8月 5,130,905,686 3,955,265,644 129.7%
2Q 17,603,804,280 15,167,724,150 116.1% 2Q 13,313,049,941 7,375,315,369 180.5%
上期計 39,754,089,534 16,577,797,754 239.8% 上期計 24,030,383,429 10,269,764,055 234.0%
※東宝映画営業部が配給した作品の興行収入 ※全国のTOHOシネマズ等で上映されたすべての作品の興行収入(東宝配給作品を含む)
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「TOHO animation」作品の状況
「ウマ娘 プリティーダービー Season 2」 『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE 『劇場版 呪術廻戦 0』
(「ウマ箱2」アニメ第2期のBlu-ray BOX商品)
ワールド ヒーローズ ミッション』 待望の映画化、2021年12月24日公開
第1コーナー 2021年5月26日発売 2014年7月「週刊少年ジャンプ」連載開始 2018年3月「週刊少年ジャンプ」連載開始
第2コーナー 2021年6月23日発売 シリーズ世界累計発行部数 5,000万部突破(7月1日時点) シリーズ累計発行部数 5,500万部突破(10月4日時点)
第3コーナー 2021年7月21日発売
第4コーナー 2021年8月18日発売 最新作 2021年 8月6日公開興行収入32.1億円 (TVアニメ)
(2021年9月末現在) 2020年10月から2021年3月放送
(TVアニメ) →10月から香港を皮切りに海外でも順次劇場公開予定
Season1 2018年4月から6月放送 金曜深夜「スーパーアニメイズム」枠史上、
Season2 2021年1月から3月放送 平均世帯視聴率歴代1位
1作目 2018年 8月3日公開 興行収入17.2億円
2作目 2019年12月20日公開 興行収入17.9億円 国内の主要配信プラットフォームで視聴者数1位を多数
獲得し、世界100以上の国と地域でも配信・放送され
人気を誇る
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©2021 アニメ「ウマ娘 プリティーダービー Season 2」製作委員会 ©2021「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE」製作委員会 ©堀越耕平/集英社 ©2021「劇場版 呪術廻戦 0」製作委員会 ©芥見下々/集英社
セグメント別業績【演劇事業】
(単位:百万円)
業績分析 (増減要因)
帝国劇場では、『レ・ミゼラブル』(5月∼7月公演)、『王家の紋章』(8月公演)を、シアタークリエでは『CLUB SEVEN ZERO Ⅲ』(6月
公演)、 『SHOW BOY』(7月公演)、『逃げるは恥だが役に立つ』(8月公演)等を劇場の消毒や換気の強化等の感染予防策を講じなが
ら公演を実施。
外部公演では、TBS赤坂ACTシアターにおいて『ロミオ&ジュリエット』(5月∼6月公演)、東京建物 Brillia HALLにおいて『マタ・ハリ』(6月
公演)を上演し、堅調に稼働。
一方で、新型コロナウイルス感染拡大による『レ・ミゼラブル』全国ツアー公演の博多座(8月公演)や、『エニシング・ゴーズ』の明治座(8月公演
)および4大都市公演の全公演が中止となる等、厳しい状況は継続。
演劇事業としては、チケットの払い戻し・チケット販売の制限に加えて、外部公演での一部公演中止となった演目はあるものの、特に直営劇場にお
いて前年同期より多くの公演数を実施することができたため、大幅な増収増益を確保。
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セグメント別業績【不動産事業】
(単位:百万円)
業績分析 (増減要因)
不動産賃貸事業では、保有する物件の一時的なテナントの入れ替えや、入居テナントに対しても賃料減額の措置を講じたこと等もあり、減収減
益。
道路事業では、防災・減災対策や老朽化するインフラ整備をはじめとする公共投資が堅調に推移するなか、技術提案等を通じた積極的な営業
活動により新規受注や既存工事の追加受注に努めた結果、増収となるも減益。
不動産保守・管理事業では、東宝ビル管理㈱・東宝ファシリティーズ㈱において、ホテルや劇場等の商業施設の経済活動が再開し、受注回復の
動きは鈍いものの、コストコントロールに努めた結果、増収増益。
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業績・配当予想
2022年2月期連結業績予想(2021年3月1日~2022年2月28日)
最近の業績の動向等を踏まえ、2021年7月13日に公表した業績予想を下記のとおり修正いたしましたのでお知らせいたします。
親会社株主に帰属する 1株当たり
営業収入 営業利益 経常利益 当期純利益 当期純利益
百万円 百万円 百万円 百万円 円.銭
前回発表予想(A)
214,000 32,000 33,500 20,500 115.39
今回修正予想(B) 226,000 38,000 40,000 26,000 146.83
増減額(B-A) 12,000 6,000 6,500 5,500
前回発表増減率(%) 5.6% 18.8% 19.4% 26.8%
(ご参考)
191,948 22,447 24,195 14,688 82.54
2021年2月期実績
配当予想
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2022年2月期(実績) ― 17.50 ― ― ―
2022年2月期(予想) ― ― ― 17.50 35.00
(ご参考)
― 17.50 ― 17.50 35.00
2021年2月期実績
※直近に公表されている配当予想からの修正はありません。
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本資料の内容には将来に対する見通しが含まれておりますが実際の業績は様々な状況変化や要因により、見通しと
大きく異なる結果となりえることがあり、保証を与えるものではございませんのでご了承ください。
また、本資料の無断転載はお断りいたします。
本資料に関するお問い合わせ
東宝株式会社 総務部 広報・IR室
TEL 03-3591-1303
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