9602 東宝 2019-04-12 15:00:00
2019年2月期 決算説明資料 [pdf]
2019年2月期 決算期(2018年3月1日~2019年2月28日)
決算説明資料
2019年4月12日(金)
© 2019 Legendary and Warner Bros. Pictures. All Rights Reserved.
2019年2月期 通期 営業概況
2018年2月期 2019年2月期 前期比 増減率
(2017年3月~2018年2月) (2018年3月~2019年2月)
営 業 収 入 242,668百万円 246,274百万円 3,605百万円 1.5% ↗
営 業 利 益 47,586百万円 44,982百万円 ▲2,604百万円 -5.5% ↘
経 常 利 益 48,645百万円 46,568百万円 ▲2,077百万円 -4.3% ↘
親会社株主に帰属 する
33,553百万円 30,197百万円 ▲3,355百万円 -10.0% ↘
当 期 純 利 益
【当期の営業概況】
主力の映画事業において、当社配給の『劇場版コード・ブルー –ドクターヘリ緊急救命– 』『名探偵コナン ゼロの執行人(しっこうに
ん)』が大ヒット。映画興行において、『ボヘミアン・ラプソディ』(20世紀フォックス)のメガヒットが業績を牽引したものの、『シン・ゴジラ』
『君の名は。』のパッケージ販売の反動が影響し、減収減益。
演劇事業では、『Endless SHOCK』『ナイツ・テイル-騎士物語-』『レベッカ』『ジャージー・ボーイズ』等の話題作が盛況で増収となる
も、帝国劇場のリニューアル費用の計上により減益。
不動産事業は、不動産賃貸事業で空室率も低く堅調に推移。また、日比谷シャンテのリニューアル効果もあり増収増益。
その結果、通期として営業収入において過去最高。営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益は歴代3位を達成。
1
営業概況3カ年比較
営業収入 営業利益
2,335 2,426 2,462
502 475 449
2017年2月期 2018年2月期 2019年2月期 2017年2月期 2018年2月期 2019年2月期
経常利益 親会社株主に帰属する当期純利益
515 486 465
332 335 301
2017年2月期 2018年2月期 2019年2月期 2017年2月期 2018年2月期 2019年2月期
(単位:億円)
2
セグメント別業績一覧
営 業 収 入 (単位:百万円) 営 業 利 益 (単位:百万円)
2018年2月期 2019年2月期 2018年2月期 2019年2月期
増減率 増減率
(2017年3月~2018年2月) (2018年3月~2019年2月) (2017年3月~2018年2月) (2018年3月~2019年2月)
①映 画 事 業 159,302 159,229 0.0% ↘ 30,583 27,899 -8.8% ↘
映画営業 45,618 44,565 -2.3% ↘ 11,671 10,049 -13.9% ↘
映画興行 75,640 83,993 11.0% ↗ 9,715 12,588 29.6% ↗
映像事業 38,043 30,670 -19.4% ↘ 9,195 5,261 -42.8% ↘
②演 劇 事 業 15,973 17,005 6.5% ↗ 3,297 3,187 -3.3% ↘
③不動産事業 63,258 65,506 3.6% ↗ 17,368 17,535 1.0% ↗
不動産賃貸 29,541 29,283 -0.9% ↘ 13,230 13,497 2.0% ↗
道路事業 23,338 25,164 7.8% ↗ 3,151 3,047 -3.3% ↘
不動産保守・管理 10,377 11,058 6.6% ↗ 986 990 0.4% ↗
④その他事業 4,134 4,532 9.6% ↗ 95 87 -8.7% ↘
3
セグメント別業績【映画事業】
営業収入 営業利益
30,583
159,302 159,229 27,899
2018年2月期(2017年3月~2018年2月) 2019年2月期(2018年3月~2019年2月) 2018年2月期(2017年3月~2018年2月) 2019年2月期(2018年3月~2019年2月)
(単位:百万円)
業績分析 (増減要因)
映画営業事業では、『名探偵コナン ゼロの執行人(しっこうにん)』『ドラえもん のび太の宝島』がシリーズ最高記録を更新、『劇場版コード・ブルー –ド
クターヘリ緊急救命–』が興行収入90億円を超え、東宝東和等配給作品『ジュラシック・ワールド/炎の王国』『ミッション:インポッシブル/フォールアウト
』等もヒットを記録したものの、利益貢献度の高い自社幹事作品のヒットが少なく、減収減益。
映画興行事業では、上記の当社配給作品に加え、『ボヘミアン・ラプソディ』(20世紀フォックス)、『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』
(ワーナー・ブラザース)、『万引き家族』(GAGA)、『カメラを止めるな!』(アスミック・エース)等のヒットに恵まれたことに加えて、「TOHOシネマズ 日
比谷」等の新館効果もあり、増収増益を達成。
映像事業では、アニメ製作事業において『GODZILLA 決戦機動増殖都市』『GODZILLA 星を喰う者』に製作出資し、ODS作品として配給。出版
商品事業において、『名探偵コナン ゼロの執行人』『ボヘミアン・ラプソディ』のパンフレット・キャラクターグッズが高稼働。パッケージ事業において、「ウマ娘
プリティーダービー」等が好調に推移したが、前期に記録的なセールスをあげた『シン・ゴジラ』『君の名は。』のパッケージ販売の反動が影響し、減収減益。
4
映画 ‐通期 稼動作品‐
東宝㈱配給作品(興行収入30億円以上)
作品名 公開月 興行収入
劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命- 2018年7月 93.0億円
名探偵コナン ゼロの執行人(しっこうにん) 2018年4月 91.8億円
映画ドラえもん のび太の宝島 2018年3月 53.7億円
マスカレード・ホテル 2019年1月 46.0億円
劇場版ポケットモンスター みんなの物語 2018年7月 30.9億円
東宝東和㈱等配給作品(興行収入30億円以上)
作品名 公開月 興行収入
ジュラシック・ワールド/炎の王国 2018年7月 80.7億円
ミッション:インポッシブル/フォールアウト 2018年8月 47.2億円
ボス・ベイビー 2018年3月 34.4億円
(興行収入は2019年3月末時点)
5
セグメント別業績【演劇事業】
営業収入 営業利益
17,005 3,297 3,187
15,973
2018年2月期(2017年3月~2018年2月) 2019年2月期(2018年3月~2019年2月) 2018年2月期(2017年3月~2018年2月) 2019年2月期(2018年3月~2019年2月)
(単位:百万円)
業績分析 (増減要因)
帝国劇場では、『Endless SHOCK』(2018年3月公演、2019年2月公演)が全席完売。新作ミュージカル『ナイツ・テイル-騎士物語-』が
初演ながら圧倒的な人気で満員御礼。『ジャニーズ King & Prince アイランド』(12月~1月)も即日完売するなど大盛況。
昨年6月29日から7月24日にかけ観劇環境向上のため客席・ロビー等をリニューアル。
シアタークリエでは、『ジャニーズ銀座2018』(4月~6公演)が完売、『ジャージー・ボーイズ』(9月~10月公演)が幅広い客層に支持を得て
連日満席。『レベッカ』(1月~2月公演)も開場10周年ラインナップの最後を飾り大盛況。
外部公演では、日本初演となる『メリー・ポピンズ』(3月~5月 東急シアターオーブ 、5月~6月 梅田芸術劇場)、朝夏まなと・神田沙也加主
演による『マイ・フェア・レディ』(9月公演 東急シアターオーブ)や、『マリー・アントワネット』等の東宝製作公演を福岡、名古屋、大阪など全国各
地で展開。
演劇事業全体としては、前期との演目の違いや帝国劇場のリニューアル費用を計上したこと等が影響し、増収減益。
6
演劇事業 -主要稼働作品-
2018年3月・2019年2月 帝国劇場公演 2018年7月~8月 帝国劇場公演
『Endless SHOCK』 『ナイツ・テイルー騎士物語ー』
2018年 2019年
9月~10月 シアタークリエ公演 1月~2月 シアタークリエ公演
『ジャージー・ボーイズ』 『レベッカ』
7
セグメント別業績【不動産事業】
営業収入 営業利益
63,258 65,506
17,368 17,535
2018年2月期(2017年3月~2018年2月) 2019年2月期(2018年3月~2019年2月) 2018年2月期(2017年3月~2018年2月) 2019年2月期(2018年3月~2019年2月)
(単位:百万円)
業績分析 (増減要因)
不動産賃貸事業では、保有する全国の賃貸物件がほぼ空室なく高水準。前年度の「天神東宝ビル」再開発に伴う償却費がなくなったこと等の
影響もあり、減収増益。昨年3月にショッピングセンター「日比谷シャンテ」がリニューアルオープン。
東宝スタジオは、当社配給作品の撮影やTV・CM撮影の誘致によりステージレンタルが順調に稼働。
道路事業では、スバル興業㈱グループが積極的な営業活動を行い、受注の拡大を図った結果、増収となるも、前期ほど利益率の高い工事がな
かったこと等により減益。
不動産保守・管理事業では、東宝ビル管理㈱、東宝ファシリティーズ㈱が労務費や資材価格の高騰など厳しい経営環境が続く中、新規受注の
開拓とコスト削減に取り組み、増収増益。
不動産事業全体としては、増収増益を達成。
8
M O V I E & STAG E TO H O L I N E U P
映画&演劇
話題の待機作品
9
2019 MOVIE LINE UP
4月19日(金)公開
中国春秋戦国時代を舞台に、大将軍になる夢を抱く少年・信と中華統一を目指す若き王・嬴政の物語を壮大なスケールで描く大
ヒット漫画がついに映画化!日本映画最高峰のスタッフ・キャストが世界に挑む本格エンタテインメント超大作!!
『キングダム』
原作:原泰久「キングダム」(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)
監督:佐藤信介 脚本:黒岩勉 佐藤信介 原泰久 主題歌:ONE OK ROCK「Wasted Nights」(A-Sketch)
出演:山﨑賢人 吉沢亮 長澤まさみ 橋本環奈 本郷奏多 大沢たかお
©原泰久/集英社 ©2019映画「キングダム」製作委員会
5月3日(金)日本先行公開
“ピカチュウ”がハリウッドで初の実写映画化!レジェンダリー・ピクチャーズが、ポケモンの世界を遂に現実のものに!
まだ誰も見たことのない新しいピカチュウの物語が幕を開ける!!
『名探偵ピカチュウ』
監督:ロブ・レターマン 脚本:ロブ・レターマン ニコール・パールマン
出演:ライアン・レイノルズ ジャスティス・スミス キャスリン・ニュートン 渡辺謙 ビル・ナイ リタ・オラ スキ・ウォーターハウス
吹替え:竹内涼真 飯豊まりえ
©2019 Legendary and Warner Bros. Entertainment, Inc. All Rights Reserved. ©2019 Pokémon.
5月31日(金)世界同時公開
王〈キング〉が目醒める。世界の終焉が始まる――。誕生から65年。GODZILLAが再びハリウッドで目を醒ます。
ゴジラ、モスラ、ラドン、キングギドラ。人智を超えた圧倒的な脅威との対峙。彼らが現れた時、我々はどう立ち向かうのか――。
『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』
監督:マイケル・ドハティ 脚本:マイケル・ドハティ ザック・シールズ
出演:カイル・チャンドラー ヴェラ・ファーミガ ミリー・ボビー・ブラウン サリー・ホーキンス 渡辺謙 チャン・ツィイー
©2019 Legendary and Warner Bros. Pictures. All Rights Reserved.
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2019 STAGE LINE UP
4月・5月 帝国劇場公演
6月~8月 帝国劇場公演
『レ・ミゼラブル』
『エリザベート』
10月 帝国劇場公演
6月 シアタークリエ公演
『ラ・マンチャの男』
『CLUB SEVEN ZEROⅡ』
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経営指標の推移
自己資本 総資産 売上高
当期純利益率 経常利益率 営業利益率
2015年2月期 8.6 9.5 15.4
2016年2月期 9.3 11.1 17.7
2017年2月期 11.2 12.7 21.5
2018年2月期 10.3 11.3 19.6
2019年2月期 8.7 10.3 18.3
自己資本 当期純利益率 総資産 経常利益率 売上高 営業利益率
(ROE) (ROA)
11.2 21.5
12.7
10.3 19.6
11.3
9.3 11.1
17.7 18.3
8.7 10.3
8.6 9.5
15.4
(単位:%)
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業績・配当予想
業績・配当予想
2020年2月期連結業績予想(2019年3月1日~2020年2月29日)
親会社株主に帰属する 1株当たり
営業収入 営業利益 経常利益 当期純利益 当期純利益
百万円 百万円 百万円 百万円 円.銭
2020年2月期(予想) 241,800 43,000 45,000 30,300 168.49
前期実績増減率(%) -1.8% ↘ -4.4% ↘ -3.4% ↘ 0.3% ↗
(ご参考)
246,274 44,982 46,568 30,197 167.92
2019年2月期実績
配当予想
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2020年2月期(予想) ― 17.50 ― 17.50 35.00
(ご参考)
― 17.50 ― 27.50 45.00
2019年2月期実績
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本資料の内容には将来に対する見通しが含まれておりますが実際の業績は様々な状況変化や要因により、見
通しと大きく異なる結果となりえることがあり、保証を与えるものではございませんのでご了承ください。
また、本資料の無断転載はお断りいたします。
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