9602 東宝 2019-01-15 15:00:00
2019年2月期第3四半期 決算説明資料 [pdf]

2019年2月期 第3四半期(2018年3月1日~2018年11月30日)


  決算説明資料




                                        2019年1月15日(火)

           ⓒ2019「フォルトゥナの瞳」製作委員会
          2019年2月期 第3四半期 営業概況
                    2018年2月期        2019年2月期       前年同四半期比      増減率
                   (2017年3月~11月)   (2018年3月~11月)


 営   業   収   入       190,444百万円      188,451百万円    ▲1,993百万円    -1.0%   ↘




 営   業   利   益         39,887百万円      35,552百万円    ▲4,335百万円   -10.9%   ↘




 経   常   利   益         41,042百万円      36,857百万円    ▲4,185百万円   -10.2%   ↘



親会社株主に帰属 する
                       28,238百万円      23,822百万円    ▲4,415百万円   -15.6%   ↘
 四 半 期 純 利 益


【第3四半期の営業概況】
主力の映画事業において、第2四半期から続映の『検察側の罪人』が興行収入30億円に迫るヒットとなり業績を牽引。また、『ボヘミア
ン・ラプソディ』(20世紀フォックス)、『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』(ワーナー・ブラザース)が大ヒットを記録し、映
画興行事業が増収増益に転じたものの、『シン・ゴジラ』『君の名は。』のパッケージ販売の反動が引き続き影響し、減収減益。
演劇事業では、『DREAM BOYS』や『マリー・アントワネット』等の話題作が盛況で増収となるも、帝国劇場のリニューアル費用の計上に
より減益。
不動産事業は、空室率も低く堅調に推移し、増収増益を確保。
その結果、全体では前年同期には及ばず減収減益になったものの、減益幅が縮小。

                                                                        1
                       営業概況3カ年比較
営業収入                                  営業利益                   第3四半期    期末
                       第3四半期     期末
   2,335      2,426

                                         502
                                                    475


  1,781      1,904       1,884
                                         414        398        355

 2017年2月期   2018年2月期   2019年2月期        2017年2月期   2018年2月期   2019年2月期


経常利益                                  親会社株主に帰属する四半期(当期)純利益
                       第3四半期     期末
                                                             第3四半期      期末


   515        486
                                         332        335

   425        410        368             281        282        238

 2017年2月期   2018年2月期   2019年2月期        2017年2月期   2018年2月期   2019年2月期


                                                                     (単位:億円)

                                                                             2
                         セグメント別業績一覧
                   営 業 収 入 (単位:百万円)                         営 業 利 益 (単位:百万円)
              2018年2月期     2019年2月期                    2018年2月期     2019年2月期
                                          増減率                                      増減率
            (2017年3月~11月) (2018年3月~11月)              (2017年3月~11月) (2018年3月~11月)

①映 画 事 業         128,535       123,193    -4.2% ↘          27,523        22,893    -16.8% ↘


     映画営業         38,495        37,620    -2.3% ↘          10,488         8,828    -15.8% ↘


     映画興行         59,637        62,232     4.4% ↗           9,198         9,972     8.4% ↗


     映像事業         30,402        23,340    -23.2% ↘          7,835         4,092    -47.8% ↘


②演 劇 事 業          11,933        12,925     8.3% ↗           2,454         2,388    -2.7% ↘


③不動産事業            46,817        48,890     4.4% ↗          12,526        12,842     2.5% ↗


    不動産賃貸         22,358        21,880    -2.1% ↘           9,357         9,704     3.7% ↗


     道路事業         17,067        18,816    10.3% ↗           2,489         2,413    -3.0% ↘


 不動産保守・管理          7,392         8,192    10.8% ↗             679           724     6.7% ↗


④その他事業             3,157         3,442     9.0% ↗             134           125    -6.7% ↘




                                                                                              3
                            セグメント別業績【映画事業】

                                 営業収入                                           営業利益
              128,535                     123,193                 27,523
                                                                                          22,893




         2018年2月期(2017年3月~11月)      2019年2月期(2018年3月~11月)   2018年2月期(2017年3月~11月)   2019年2月期(2018年3月~11月)



                                                                                                            (単位:百万円)


業績分析 (増減要因)
   映画営業事業では、第2四半期から続映の当社幹事作品『検察側の罪人』が興行収入30億円に迫るヒットとなり、業績を牽引。『スマホを落と
    しただけなのに』が興行収入19億円を、『コーヒーが冷めないうちに』が興行収入14億円を超えヒットを記録したが、東宝東和㈱等の作品を含め、
    前年に及ばなかったため、減収減益。                                        (興行収入は12月末現在)


   映画興行事業では、上記の当社配給作品に加えて、『ボヘミアン・ラプソディ』(20世紀フォックス)が興収70億円を、『ファンタスティック・ビースト
    と黒い魔法使いの誕生』(ワーナー・ブラザース)が興行収入50億円を超える大ヒットを記録したほか、「TOHOシネマズ 日比谷」等の新館効果
    もあり、増収増益を達成。                                        (興行収入は続映中のため12月末現在)


   映像事業では、アニメ製作事業において3部作の最終章となる『GODZILLA 星を喰う者』に製作出資し、ODS作品として配給。パッケージ事業
    においては、「ウマ娘 プリティーダービー」等が好調に推移したが、前期に記録的なセールスをあげた『シン・ゴジラ』『君の名は。』のパッケージ販売の
    反動が引き続き大きく、減収減益。
                                                                                                                  4
                             セグメント別業績【演劇事業】

                             営業収入                                            営業利益

                                         12,925                  2,454                   2,388
                11,933




          2018年2月期(2017年3月~11月)   2019年2月期(2018年3月~11月)   2018年2月期(2017年3月~11月)   2019年2月期(2018年3月~11月)



                                                                                                          (単位:百万円)


業績分析 (増減要因)
   帝国劇場では、『DREAM BOYS』(9月公演)が全席完売。ミュージカル界の巨匠・クンツェ&リーヴァイによる新演出版『マリー・アントワネット』
    (10月~11月公演)も盛況。

   シアタークリエでは、『ジャージー・ボーイズ』(9月~10月公演)は大入りとなり、1年11か月ぶりに舞台復帰となる藤山直美主演の『おもろい女』
    (10月公演)が幅広い客層に支持を得て盛況。『ピアフ』(11月公演)もファンからの期待に応え大入り。

   外部公演では、朝夏まなと初主演の『マイ・フェア・レディ』(東急シアターオーブ・9月公演)や、『マリー・アントワネット』等の東宝製作公演を大阪
    福岡、名古屋など全国各地で展開。
    演劇事業全体としては、帝国劇場のリニューアル費用を計上したこと等が引き続き影響し、増収減益。


                                                                                                                5
                         セグメント別業績【不動産事業】

                            営業収入                                            営業利益
                                       48,890
               46,817                                          12,526                  12,842




         2018年2月期(2017年3月~11月)   2019年2月期(2018年3月~11月)   2018年2月期(2017年3月~11月)   2019年2月期(2018年3月~11月)


                                                                                                         (単位:百万円)


業績分析 (増減要因)
   不動産賃貸事業では、保有する全国の賃貸物件がほぼ空室なく高水準。前年の「天神東宝ビル」再開発に伴う償却費がなくなったこと等の影
    響もあり、減収増益。昨年3月にショッピングセンター「日比谷シャンテ」のリニューアルを実施。
    東宝スタジオは、当社配給作品の撮影やTV・CM撮影の誘致によりステージレンタルが順調に稼働。

   道路事業では、スバル興業㈱グループが積極的な営業活動を行い、受注の拡大を図った結果、増収となるも、前期ほど利益率の高い工事がな
    かったこと等により減益。

   不動産保守・管理事業では、東宝ビル管理㈱、東宝ファシリティーズ㈱が労務費や資材価格の高騰など厳しい経営環境が続く中、新規受注の
    開拓とコスト削減に取り組み、増収増益。



                                                                                                               6
M O V I E & STAG E TO H O L I N E U P



      映画&演劇
     話題の待機作品




                                        7
MOVIE LINE UP
1月18日(金)ロードショー
「ガリレオ」「新参者」に続く新HERO誕生。東野圭吾、新たなる傑作ミステリー始動!
潜入捜査官×ホテルマン 正反対のコンビが、連続殺人事件に挑む!

『マスカレード・ホテル』
 原作:東野圭吾「マスカレード・ホテル」(集英社文庫刊)
 監督:鈴木雅之 脚本:岡田道尚
 出演:木村拓哉 長澤まさみ 小日向文世 菜々緒 生瀬勝久 松たか子 石橋凌 渡部篤郎
 ©2019映画「マスカレード・ホテル」製作委員会   ©東野圭吾/集英社




2月1日(金)ロードショー
全ての日本人に問う、「働く事」の正義とは?
池井戸潤原作、大ヒットメーカー×豪華出演陣が贈る超王道エンタテインメント

『七つの会議』
原作:池井戸潤「七つの会議」(集英社文庫刊)
監督:福澤克雄 音楽:服部隆之
出演:野村萬斎 香川照之 及川光博 片岡愛之助 音尾琢真 立川談春 北大路欣也
主題歌:ボブ・ディラン「メイク・ユー・フィール・マイ・ラヴ」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
©2019 映画「七つの会議」製作委員会



3月1日(金)ロードショー
直木賞作家・辻村深月が紡ぐ、新しい映画ドラえもん
月の裏側に文明が!? 異説をめぐってドラえもんたちの大冒険が始まる!

『映画ドラえもん のび太の月面探査記』
原作:藤子・F・不二雄
監督:八鍬新之介 脚本:辻村深月
声の出演:水田わさび 大原めぐみ かかずゆみ 木村昴 関智一 皆川純子
     広瀬アリス 中岡創一 高橋茂雄 柳楽優弥 吉田鋼太郎
主題歌:平井大「THE GIFT」(avex trax)
©藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2019                     8
  STAGE LINE UP




1月~2月 シアタークリエ公演
                  2月~3月 帝国劇場公演
    『レベッカ』        『Endless SHOCK』




                           3月 シアタークリエ公演
 2月 シアタークリエ公演             『VOICARION Ⅳ
『キューティ・ブロンド』                 Mr.Prisoner』

                                            9
                                      業績・配当予想
                                      業績・配当予想
 2019年2月期連結業績予想(2018年3月1日~2019年2月28日)
                                                                                   親会社株主に帰属する         1株当たり
                   営業収入                 営業利益                 経常利益                    当期純利益           当期純利益
                     百万円          %        百万円       %         百万円        %            百万円       %      円.銭


      通   期      236,000   -2.7         40,000   -15.9      41,800    -14.1         27,400   -18.3   152.34




 配当予想

    主力の映画事業おいて『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』『名探偵コナン ゼロの執行人』等の大ヒットが業績を牽引したことに加え、
   演劇事業、不動産事業も順調に推移し、「TOHO VISION 2021 東宝グループ 中期経営戦略」で掲げる営業利益目標を達成できる見通しと
   なっております。
   こうした状況を踏まえ、2019年2月期の1株当たりの期末配当金は、当初17.5円を予想しておりましたが、特別配当10円を増額し、27.5円に
   修正することといたしました。この結果、1株当たりの年間配当金は45円(前期実績45円)となる予定です。

                 第1四半期末               第2四半期末             第3四半期末               期末                合計
                           円 銭              円 銭               円 銭                   円 銭               円 銭

  2019年2月期(実績)              ―             17.50                   ―                   ―                  ―

  2019年2月期(予想)              ―                    ―                ―            27.50                 45.00
  (ご参考)
                            ―              12.50                  ―                32.50              45.00
  2018年2月期実績


                                                                                                              10
本資料の内容には将来に対する見通しが含まれておりますが実際の業績は様々な状況変化や要因により、見
通しと大きく異なる結果となりえることがあり、保証を与えるものではございませんのでご了承ください。
また、本資料の無断転載はお断りいたします。




                                                   11