9539 京葉瓦斯 2021-11-30 15:00:00
長期経営ビジョン2030・中期経営計画2022-2024の策定について [pdf]

                                                2021年11月30日

各     位

                                       会 社 名 京 葉 瓦 斯 株 式 会 社
                                       代表者名 取締役社長    羽生        弘
                                       (コード番号:9539 東証第二部)
                                       問合せ先 総 務 部 長  三浦     一棋
                                                 (℡047-325-4111)

            長期経営ビジョン 2030・中期経営計画 2022-2024 の策定について

  当社は、取り巻く環境や時代のニーズに応えるオール京葉ガス※の取り組みを皆さまと共有するた
めに、オール京葉ガスの“ありたい姿”や“事業の方向性”を定めた「長期経営ビジョン 2030」と、
2030 年の“ありたい姿”実現に向けた「中期経営計画 2022-2024」を策定しました。
    ※オール京葉ガス:お客さまに提供する価値を高めるための当社、グループ会社を含めたビジネスパートナーで構成する連携体制



1.長期経営ビジョン 2030 の概要

(1)オール京葉ガス 2030 年のありたい姿
 “つぎの「うれしい!」”をご提供することで、お客さまの“期待を超える”存在となる

(2)事業の方向性
 ①地域エネルギー領域
  オール京葉ガスの有する知見などを活かし、国内を中心とした再生可能エネルギー電源への投資
  を行い、自社電源としての活用や地域創生に係る新たなビジネス展開を目指します。

    社外パートナーと連携して早期に事業戦略及び体制を整備し、エネルギー需要の増加する東南ア
    ジアを中心とした海外における再生可能エネルギー電源への投資についても推進します。

 ②トータルライフサポート領域
  これまで培ってきたガス事業の強み(対面接点)とデジタル技術(非対面接点)を融合し、お客
  さまのくらしに寄り添う様々な価値をお届けすることで、総合生活産業事業者としてお客さまの
  “くらしのかかりつけ”を担います。

 ③エリアマネジメント領域
  オール京葉ガスの保有資産を活用した不動産事業の推進と、地域住民・ソーシャルベンチャーな
  どと連携した“エリア価値の向上”、“社会課題の解決”を目指します。

2.中期経営計画 2022-2024 の概要

(1)オール京葉ガス 2024 年のありたい姿
 さらに多くのお客さまに“新しい価値”を届ける存在となる

(2)重点戦略・具体的な取り組み
 ①低炭素・脱炭素社会への貢献
  自社事業活動に伴う CO2 排出ゼロを目指すとともに、天然ガスや省エネ設備への転換により、お
  客さま先での CO2 排出削減に貢献します。

    国内外で再生可能エネルギー電源の開発・調達を推進し、脱炭素社会の実現に貢献します。
                        1
   カーボンニュートラルガスの導入及び脱炭素・SDGs に資する研究開発を通して、持続可能な社
   会の実現に貢献します。

  ②総合生活産業事業者への進化
   お客さまの“くらしのかかりつけ”になれるよう、商品・サービスを拡充してさらに多くのお客
   さまへ新しい価値をお届けします。

  ③安全・安心の取り組みの強化
   都市ガスを安定的に供給するための基盤を更に強化します。

   保安・工事に携わる人財教育・訓練に取り組み、重大事故件数ゼロを継続します。

   激甚化・多発化する自然災害へのレジリエンスを強化するため、スマートメーターシステムの導
   入や風水害などへの防災対策を講じます。

  ④経営基盤の強化
   地域のみなさま(行政、企業、地域住民)とともに更なる地域活性化へ貢献します。

   商品・サービスに対してお客さまが体験する価値を高めることができる CX、デジタル技術によ
   る変革をもたらす DX を推進し、お客さまに新しい価値をお届けします。

   働きがいの向上、働きやすい環境の充実、健康経営の推進、多様性の尊重などにより、個人及び
   組織の更なる成長を目指します。

   経営環境の変化や業務効率化を踏まえた組織体制の構築、オール京葉ガスの連携強化などによ
   り、事業体制の最適化、既存事業の強化を推進します。

 3.経営目標

                                   2024 年                 2030 年
                               さらに多くのお客さまに        “つぎの「うれしい!」”を
          ありたい姿                 “新しい価値”を         ご提供することで、お客さまの
                                届ける存在となる          “期待を超える”存在となる
          事業活動に伴う CO2 の削減      50%              排出量ゼロ
低炭素・脱炭素 カーボンニュートラルガスの導入        1%               5%
社会への貢献    再生可能エネルギー電源の開発       55 地点            75 地点
          R&D の推進                           脱炭素・SDGs への貢献
総合生活産業
          お客さまアカウント数の獲得        136 万件            150 万件
事業者への進化
          保安の高度化                         重大事故ゼロ
安全・安心の
          スマートメーターの導入          導入開始        導入の推進
取り組みの強化
          レジリエンスへの投資           100 億円      300 億円
          DX の推進                        新たな価値の提供
経営基盤の強化 ダイバーシティ&インクルージョン       個性を活かし合う組織風土の実現による定着率
          の推進                  向上
連結経常利益(2022-2024 累計)           180 億円以上

                                                              以 上

       ※長期経営ビジョン 2030、中期経営計画 2022-2024 の詳細は、添付資料をご覧下さい。




                           2
 長期経営ビジョン2030・
 中期経営計画2022-2024




2021年11月
京葉ガス株式会社
    はじめに




    私たちを取り巻く環境や時代のニーズに応える   1.はじめに              P1
    オール京葉ガスの取り組みを
                            2.環境認識              P2
    皆さまと共有するために
    オール京葉ガスの                3.長期経営ビジョン2030
    “ありたい姿”や “事業の方向性”を定めた     -2030年のありたい姿      P4
    「長期経営ビジョン2030」            -重点戦略             P5
    を公表します                    -事業の方向性           P6

                            4.中期経営計画2022-2024
    “お客さまの期待を超える”存在を目指して      -2024年のありたい姿      P10
    オール京葉ガスは一体となって、           -具体的な取り組み         P11
    挑戦してまいります
                            5.経営目標              P23




1
     環境認識
      私たちを取り巻く環境や時代のニーズは脱炭素やDX※などにより目まぐるしく変化して
       おり、そのニーズに応え、推進していく取り組みが求められています
     カーボンニュートラル宣言                                       コーポレートメッセージ・ロゴの刷新
     -2020年10月                                          -2021年1月
      菅内閣総理大臣が「2050年カーボンニュートラル、                          京葉ガスはガス・電気を中心としたエネルギー事業を
      脱炭素社会を目指す」ことを宣言                                    基盤にお客さまの生活全般にわたるサービスを提供する
     -2020年11月                                           「総合生活産業事業者」へ進化することを目指し、
      日本ガス協会が                                            コーポレートメッセージ・ロゴを変更しました
      「カーボンニュートラルチャレンジ2050」を策定し、
       ガスの脱炭素化を目指すことを宣言

      2050年ガスのカーボンニュートラル化実現に向けた姿
                     バイオガス
          水素直接       その他脱炭素化の手立て
           利用                                           ライフスタイルの変化
                      5% 5%
                                                        -新型コロナウイルス感染症の拡大などに伴い、
                                                         デジタル技術を活用した様々な新しいサービスが
                                                         活用されています
                       ガス全体に                             例えば、自宅などの身近な生活域(ファーストプレイス)
                       占める比率                             で勤務するライフスタイルも広がりをみせています


                              90%
                                    カーボンニュートラル
                                       メタン
                                                        職場など(セカンドプレイス)   自宅など(ファーストプレイス)

    ※DX(Digital Transformation):デジタル技術による(生活やビジネスの)変革
2
長期経営ビジョン2030
    長期経営ビジョン2030
    2030年のありたい姿

    “つぎの「うれしい!」”をご提供することで、お客さまの“期待を超える”存在となる
     オール京葉ガスは3つの事業領域
      「①地域エネルギー領域、②トータルライフサポート領域、③エリアマネジメント領域」
      において、様々な価値の提供を推進し“2030年のありたい姿”の実現を目指します




       ①地域エネルギー       ②トータルライフサポート   ③エリアマネジメント
          領域               領域            領域

      ガス(都市ガス・LPG)・   様々なサービスを通じて、
      電気事業及び再生可能                     不動産事業及び地域課題の
                          お客さまの
      エネルギーの電源開発                      解決に向けた取り組み
                       ”くらしのかかりつけ”
         に関する領域                         を志向する領域
                          を担う領域



                密接に関わり合う3つの事業領域を成長させ、
                    お客さまへ様々な価値を提供




4
    長期経営ビジョン2030
    重点戦略
     “2030年のありたい姿”の実現に向けて、4つの重点戦略に取り組みます


                                 -最終消費先でのCO2排出抑制
    低炭素・脱炭素社会への貢献                -再生可能エネルギー電源の拡大
                                 -カーボンニュートラルガスの導入




    総合生活産業事業者への進化                -事業領域の拡大・サービスの拡充




                                 -安全・安心の徹底
    安全・安心の取り組みの強化                -レジリエンスの強化



                                 -地域活性化への貢献
                                 -CX・DXの推進
    経営基盤の強化                      -ありたい姿を実現するための人財育成
                                 -事業体制の最適化
                                 -既存事業の強化


5
    長期経営ビジョン2030
     事業の方向性
         地域エネルギー領域
       オール京葉ガスの有する知見などを活かし、国内を中心とした再生可能エネルギー電源への投資を
       行い、自社電源としての活用や地域創生に係る新たなビジネス展開を目指します
       社外パートナーと連携して早期に事業戦略及び体制を整備し、エネルギー需要の増加する東南アジア
       を中心とした海外における再生可能エネルギー電源への投資についても推進します

                            本領域にて取り組むビジネスの方向性
           グループ会社との取り組み例              地産地消エネルギー型モデル【国内】
                                      再生可能エネルギーを足掛かりとする地産地消エネルギー型
                                      モデルの推進、地域創生(行政との連携、地域雇用創出など)の実現

                                                             省エネ製品・システムの販売
                                                      ESCO   事務所・住宅の省エネ化
           (共同)投資・人財連携など
                                                                        熱供給
                                        電力の販売   電力              スマート    ガス供給
                                        地域新電力                  ネットワーク   省エネ・エネルギー
                                                                        マネジメント
                                                     地域創生
                                    太陽光、バイオマス
      豊富な再生可能エネルギー電源開発実績                                       水道       ろ過装置改善
                                     風力、小水力発電   発電
                                           など                  関連       水道管工事
         太陽光発電       バイオマス発電
         小水力発電                                        農業     第6次産業※の推進
                                                             農地の熱エネルギー利用



    ※農業や水産業などの第一次産業が食品加工・流通販売にも業務展開している経営形態
6
    長期経営ビジョン2030
    事業の方向性
    トータルライフサポート領域
     これまで培ってきたガス事業の強み(対面接点)とデジタル技術(非対面接点)を融合し、
     お客さまのくらしに寄り添う様々な価値をお届けすることで、
     総合生活産業事業者としてお客さまの”くらしのかかりつけ”を担います
                          本領域にて取り組むビジネスの方向性

           オール京葉ガスの強み             ”くらしのかかりつけ”として
            安心感・信頼感               お客さまからのエネルギー以外の期待値を醸成する

                      繰り返し          オール京葉ガスに任せておけば大丈夫という安心感
      お客さまの
                     商品やサービス
     継続的なニーズ                        日常生活での困り事・悩み事をいつも相談でき、
                      をお届け
                                     迅速・確実に解決してくれる



     実店舗(サービスショップなど)                    SNS・WEBサイト
     -ガス機器などの迅速な修理対応                    -お客さまニーズを分析し
      (365日24時間受付・修理対応)                  くらしに寄り添う価値を積極的にご提案
     -対面によるきめ細やかな                       -利便性の高いお客さま窓口の充実
      商品・サービスのお届け                       -SNSを活用した防災情報などの発信


                    イベント                お客さまコールセンター
      -イベントを通じたお客さまとの交流、                -お客さまのニーズにお応えする幅広い
       お得な商品・サービスのご提供                    連絡手段(電話・メール・チャット)の充実


7
    長期経営ビジョン2030
    事業の方向性
     エリアマネジメント領域
     オール京葉ガスの保有資産を活用した不動産事業の推進と、地域住民・ソーシャルベンチャーなどと
     連携した”エリア価値の向上”、“社会課題の解決”を目指します
                       本領域にて取り組むビジネスの方向性




          保有資産                      エリア価値        社会課題
           の活用                       の向上          の解決
                            好循環


     ー 保有資産の効率的な活用など               ー 地域住民中心のNPOなどと連携して、
       不動産事業を推進                      地域と一体となり環境問題や社会課題に対応




8
中期経営計画2022-2024
     中期経営計画2022-2024
     2024年のありたい姿
      “期待を超える”存在となるため、さらに多くのお客さまに新しい商品・サービスなどを
       お届けできるよう、中期経営計画2022-2024の3年間で更なる飛躍を目指します




10
      中期経営計画2022-2024
      具体的な取り組み
       自社事業活動に伴うCO2排出ゼロを目指すとともに、
        天然ガスや省エネ設備への転換により、お客さま先でのCO2排出削減に貢献します
脱低
炭炭    事業活動におけるCO2の削減
素素
社・    自社事業活動におけるCO2排出ゼロを目指します
会
へ     -自社事業所におけるガス・電気のカーボンニュートラル化
の
貢     -社用車のCO2排出削減                                                 CO2排出量
献
                                                                         ゼロ
      【目標】事業活動に伴うCO2※1の削減
最
終
       2024年 50%※2 2030年 排出量ゼロ※2
消
費
先     天然ガスシフトの推進                            豊富な経験・知見に基づく省エネ提案
で
の
      石油・石炭などからの燃料転換を促進します                  豊富な経験・知見に基づいたレジリエンスや
CO




2      CO2排出量(石炭を100とした場合)※3                省エネ提案を通して、お客さま先や地域に
排
                                            おけるCO2排出を削減します
出                                           -地域の脱炭素施策支援
抑
制                               100         -既存建築物の省CO2改修
                     80
           57                               -レジリエンスを実現する
                                             コージェネレーションシステム提案
          天然ガス       石油          石炭
      ※1:京葉ガス事業所のガス・電気のエネルギー使用、社用車の走行により排出するCO2   ※2:2020年比(クレジット活用含む)
 11   ※3:【出典】エネルギー白書
     中期経営計画2022-2024
      具体的な取り組み
      国内外で再生可能エネルギー電源の開発・調達を推進し、脱炭素社会の実現に貢献します

脱低    再生可能エネルギー電源の拡大
炭炭
素素    オール京葉ガスの有する知見などを活かし、幅広い再生可能エネルギー電源を開発・調達します
社・
会     -国内外における再生可能エネルギー電源の開発・調達
へ
の     -PPA※1モデルによる太陽光発電サービスの提供
貢
献
     【目標】再生可能エネルギー電源の開発
      2024年 55地点※2 2030年 75地点※3
再
生       2021      2024     2030
可                                                                              バイオマス発電(北海道)
能
エ
ネ
ル
ギ
ー
電
源                          75
の                  55
拡        46                                                                    こもれびファンド1号
大
                                              再生可能エネルギー
                                                    75地点
      再生可能エネルギー電源の開発地点数

     ※1 PPA(Power Purchase Agreement【電力販売契約】):太陽光発電設備を所有、管理するPPA事業者が、施設所有者の提供する屋根など
12      のスペースに太陽光発電システムを設置し、発電された電力をその施設の電力使用者へ有償提供する仕組み
     ※2 2024年における累計地点数 ※3 2030年における累計地点数
     中期経営計画2022-2024
      具体的な取り組み
      カーボンニュートラルガスの導入及び脱炭素・SDGsに資する研究開発を通して、
       持続可能な社会の実現に貢献します
脱低
炭炭    カーボンニュートラルガスの導入
素素
社・
会     カーボンニュートラル化したガス※1の供給を推進します
へ
の
貢
献
     【目標】カーボンニュートラルガスの導入
      2024年 1%※2 2030年 5%※2
                                                      カーボンニュートラル
                                                          ガス
                                                                     5%
カ
ー
ボ
ン
ニ
ュ    R&D※3の推進
ー
ト     “オール京葉ガス”の有する知見・資産を活用し、
ラ     脱炭素・SDGsに資する研究開発を
ル     学術機関・スタートアップ企業などと推進します
ガ
ス                                                          バイオガス
の
導
入    【目標】 R&Dの推進
       2024年    2030年   脱炭素・SDGsへの貢献
                                                               R&D

     ※1:カーボンニュートラルLNG・バイオ・メタネーション由来のガスなど    ※2:販売量に占める割合
13   ※3:R&D(Research and Development)研究開発
     中期経営計画2022-2024
     具体的な取り組み
      お客さまの“くらしのかかりつけ”になれるよう、
       商品・サービスを拡充してさらに多くのお客さまへ新しい価値をお届けします
へ総
の合   小売電気事業の拡大
進生
化活   より魅力ある料金プラン・付帯サービスの設定や
 産
 業   各種キャンペーンにより、小売電気事業の拡大を図ります
 事
 業
 者
     くらし周辺サービスの拡充
     ハウスクリーニング、リフォーム事業を
事    拡大するとともに、
業    新規事業・新サービスの開発および
領    他社とのアライアンスなどにより事業領域
域
の    を拡大させ、サービスの拡充を図り、
拡    お客さまの安心で快適なくらしに貢献します
大
・
サ                                              ガス機器・水まわりの
ー                                              急なトラブルに備えて

ビ                                              365日・24時間
ス    ソリューション提案の強化                               修理対応!
の
拡    様々な接点を通じて、くらしやビジネスの
充    お困りごとを解決するソリューションをお届けします
     -省エネルギー提案の推進
     -お客さまのニーズに合わせた最適ソリューション(エネルギーサービスなど)の実施

14
     中期経営計画2022-2024
      具体的な取り組み
      お客さま接点拡大の取り組み

へ総   総合生活サービスをご利用いただけるよう、
の合   ガス事業における機器修理などのサービスを契機としたお客さま接点の拡大を図るとともに、
進生
化活   会員サイト「ウィズ京葉ガス」などのWEBを活用してお客さまへ新しい価値をお届けします
 産
 業
 事     従来サービス
 業
 者



事                            総合生活産業
業         ガス事業
領                              事業
域
の
拡
大
・
サ
ー                       電気やくらし周辺サービスなど
ビ
ス                                                多くのお客さまへ新しい価値をお届け
の
拡
充
     【目標】お客さまアカウント数※1の獲得
      2024年 136万件※2 2030年 150万件※2

     ※1:ガス(都市ガス・LPG)・電気・その他サービスにおける契約数(継続的に提供するサービス)
15   ※2:2024年、2030年それぞれにおける契約数
     中期経営計画2022-2024
      具体的な取り組み
      都市ガスを安定的に供給するための基盤を更に強化します

取安
      保安・工事に携わる人財教育・訓練に取り組み、重大事故※件数ゼロを継続します
り全
組・   供給基盤の強靭化
み安
の心    将来にわたり天然ガスを安定的にお客さまに供給するために、供給基盤を強化します
強の
化     -第三中央幹線の整備
      -天然ガス軽質化への対応
      -「なのはなパイプライン㈱」による新たなパイプラインの建設・運用開始

       第三中央幹線                            なのはなパイプライン
                                                           千葉県
           工事中                               区  間:約30km
安          計画               沼南               口  径:600mm
全                                            運用開始:2022年   姉崎火力発電所
・
安                                                         富津LNG基地
心
の
徹                         船橋
底                                 八千代


                浦安
                               千葉
                     京葉ガス 供給エリア

     ※重大事故:当社設備の故障などに起因する人身事故・大規模供給停止、当社が原因となるガスに
16         起因する爆発事故、お客さま先でのガス機器使用に伴う死亡事故
     中期経営計画2022-2024
     具体的な取り組み
     保安・工事の高度化

取安   安全・安心確保のための教育、環境負荷やコスト低減などに資する
り全   新技術の開発及び積極的導入により、保安・工事の高度化を図ります
組・
み安   -緊急保安研修センターにおける仮想現実技術などを活用した教育及び訓練
の心
強の   -ガス導管工事品質・安全の向上
化
     -新たな非開削工法の開発

      緊急保安研修センター                       VR(仮想現実技術)を
      研修棟、エマージェンシースクール棟(ES棟)、          組み合わせた訓練
      屋外実習棟で構成され、ES棟では様々なガス漏えい
      現場を再現した実践的な訓練が可能                     訓練中のVR画像
                                           (着火危険体感)

安
全
・
安
心
の
徹
底      1960年代の住宅を      ラーメン店や居酒屋などの
       模した訓練スペース      飲食店を模した訓練スペース



     【目標】保安の高度化
      2024年   2030年   重大事故ゼロ

17
     中期経営計画2022-2024
      具体的な取り組み
       激甚化・多発化する自然災害へのレジリエンスを強化するため、
        スマートメーターシステムの導入や風水害などへの防災対策を講じます
取安
り全    スマート保安の取り組み
組・                                                          スマートメーターシステム(イメージ)
み安
の心    遠隔開閉栓、遠隔検針などが可能になるスマート                                               閉栓
強の    メーターシステムの導入を推進し、平時における                                 閉栓
化     業務効率化、災害時復旧の迅速化などを図ります

     【目標】スマートメーターの導入
      2024年 導入開始 2030年 導入の推進                                             ガスメーター


レ
      防災対策の高度化                                              自然災害に対する迅速な復旧対応※3
ジ
リ     発生が想定される首都直下地震や激甚化・多発化する
エ     自然災害へのレジリエンスを強化します
ン
ス     -導管ネットワークの強靭化
の
強     -指令室機能の高度化
化
      -風水害などへの浸水対策

     【目標】レジリエンスへの投資
      2024年 100億円※1 2030年 300億円※2


     ※1:2022-2024年の累計投資額 ※2:2022-2030年の累計投資額 ※3:東日本大震災における被害と復旧対応
18
     中期経営計画2022-2024
     具体的な取り組み
      地域のみなさま(行政、企業、地域住民)とともに更なる地域活性化へ貢献します

経    地域の付加価値向上への取り組み
営
基    オール京葉ガスの保有資産などの活用、地域と一体となったエリア開発を実施します
盤
の    -「中高層都市型住宅を中心とした、うるおいある緑ゆたかな街づくり」
強      をコンセプトとした市川工場跡地開発
化
     - 地域イベントへの参画
     - KeiyoGAS Community Terrace(てらす) を活用した地域交流




地
域
活
性
化
へ
の     KeiyoGAS Community Terrace(てらす)は、
貢
献     地域のみなさまのくらしや活動をより豊かにするために
      誕生したコミュニティスペースになります
      「こどもと、おとなと、まちを照らす。」をコンセプト
      に、様々な人たちが集い広く交流が図れるコミュニティ
      の場を創造します




19
        中期経営計画2022-2024
          具体的な取り組み
          商品・サービスに対してお客さまが体験する価値を高めることができるCX※1、
           デジタル技術による変革をもたらすDXを推進し、お客さまに新しい価値をお届けします
  経
  営
  基      CX・DXの推進
  盤
  の      CX・DXの推進によりお客さまの利便性を向上させ、オール京葉ガスで「対応の良いサービス」を
  強      お届けし続けることで、お客さまが体験する価値の向上を目指します
  化

                  - 電話受付とWeb受付を融合させ、         -CRM※2などを活用してお客さま
           コンタクト    コンタクト手段を多様化します            ニーズを踏まえた提案を行います
                                       潜在・顕在
                  -お客さまコールセンターの複数拠点化、
           手段の多様化                            -デジタル技術によるタイムリーな
                    オペレーターの在宅勤務化により   ニーズへの対応 お客さまの声の収集により業務
            強靭化     災害時の受付体制を強化します
                                              改善/改革を行います
CX DX




        【目標】DXの推進
・
            2024年           2030年     新たな価値の提供
の
推                                NPS※3とカスタマージャーニーマップ※4の活用 (例:定期保安巡回※5)
進
                 訪問予定日                                               お客さまの期待
                                 日程変更など             訪問当日
                 の事前連絡
                                                                     事前に作業内容を知りたい
                期待                                                   GAPを解消する対応
           感            G
           情            A                                           動画を活用した作業内容の見える化          etc.
                        P
                現実

        ※1 CX(Customer Experience):顧客体験  ※2 CRM(Customer Relationship Management):お客さまとの関係管理
   20   ※3 NPS(Net Promoter Score):顧客推奨度 ※4 商品やサービスに対する「消費者の行動と心理変化」を図示したもの
        ※5 ガスもれ検査・ガス機器調査
     中期経営計画2022-2024
     具体的な取り組み
      働きがいの向上、働きやすい環境の充実、健康経営の推進、多様性の尊重などにより、
       個人及び組織の更なる成長を目指します
経
営
基    働きがいの向上、働きやすい環境の充実
盤
の    ワーク・エンゲージメント※1を高め、更なる成長を目指します
強
化    -モバイル端末(タブレットなど)の積極的活用
     -介護をしながら働く従業員支援の推進
                                                                    健康経営の推進
     -テレワークの推進

あ    -フリーアドレスの導入
り                                             働きがい
た                                              の向上
い                                                           外国籍人財の活躍
     多様性の尊重
姿
を
実    新規事業・再エネ事業・DXの推進などに                           高齢人財                  中途人財
現    おける専門人財の雇用などにより、                               の活躍                   の活躍
す    スピード感のある取り組みを実現します
る
た    また、新たな人財がもたらす刺激・活力を
め                                       働きやすい
の    通して個人・組織の更なる成長を促します                                                 更なる
人                                       環境の充実      障がい者                  女性の
財                                                   の活躍                  活躍
育    【目標】ダイバーシティ&インクルージョン※2の推進
成
      2024年    2030年   個性を活かし合う組織風土の
                       実現による定着率向上※3                         LGBTQ+への配慮

     ※1 ワーク・エンゲージメント:仕事に関連するポジティブで充実した心理状態として「活力・熱意・没頭」の3つが揃った状態
21   ※2 ダイバーシティ&インクルージョン:性別、年齢、障がい、国籍などの外面の属性や、ライフスタイル、職歴、価値観などの
        内面の属性に関わらず、それぞれの個を尊重し、認め合い、良いところを活かすこと ※3:2020年比
     中期経営計画2022-2024
     具体的な取り組み
      経営環境の変化や業務効率化を踏まえた組織体制の構築、オール京葉ガスの連携強化
       などにより、事業体制の最適化、既存事業の強化を推進します
経
営
基    事業体制の最適化・既存事業の強化
盤
の    基盤事業であるガス体エネルギーの普及拡大、既存事業の業務効率化、他事業者とのアライアンス
強    の拡大により、お客さまに更に魅力のあるサービスを提案します
化


            -資機材調達の効率化              -選択と集中
            -倉庫管理システム導入             -ガス導管事業者としての中立性確保
事
業
体
制
の
最
適    -情報系インフラ構築                             -エネルギー事業の
化     (効率化)
     -RPA、モバイル端末
                          オール京葉ガス            連携強化
                                             (都市ガス,LPガス,でんき)
      などの活用
既
存
事
業
の
強                         他事業者とのアライアンス
化




22
     経営目標
     中期経営計画2022-2024/長期経営ビジョン2030
                                                       2024年                 2030年
                                                 さらに多くのお客さまに          “つぎの「うれしい!」”を
                    ありたい姿                          “新しい価値”を          ご提供することで、お客さまの
                                                  届ける存在となる            “期待を超える”存在となる

                      事業活動に伴うCO2※2の削減          50%※3                排出量ゼロ※3

       低炭素・脱炭素        カーボンニュートラルガスの導入          1%※4                 5%※4
       社会への貢献※1       再生可能エネルギー電源の開発           55地点※5               75地点※5
                      R&Dの推進                               脱炭素・SDGsへの貢献

       総合生活産業
      事業者への進化※1       お客さまアカウント数※6の獲得          136万件※7              150万件※7

                      保安の高度化                                   重大事故ゼロ※9
       安全・安心の
                      スマートメーターの導入              導入開始                 導入の推進
      取り組みの強化※8
                      レジリエンスへの投資               100億円※10             300億円※11

                      DXの推進                                    新たな価値の提供
      経営基盤の強化※1
                      ダイバーシティ&インクルージョンの推進    個性を活かし合う組織風土の実現による定着率向上※12

     連結経常利益(2022-2024累計)                       180億円以上
     ※1:オール京葉ガスでの取り組み ※2:京葉ガス事業所のガス・電気のエネルギー使用、社用車の走行により排出するCO2 ※3:2020年比(クレジット活用含む)
     ※4:販売量に占める割合 ※5:当該年までの累計地点数
     ※6:お客さまアカウント数は、ガス(都市ガス・LPG)・電気・その他サービスにおける契約数(継続的に提供するサービス)
     ※7:当該年までの累計件数 ※8:京葉ガスの都市ガス事業
     ※9:重大事故:当社設備の故障などに起因する人身事故・大規模供給停止、当社が原因となるガスに起因する爆発事故、お客さま先でのガス機器使用に伴う死亡事故
     ※10:2022-2024年の累計投資額 ※11:2022-2030年の累計投資額 ※12:2020年比


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本資料の内容は発表日現在において入手可能な情報にもとづき作成したものであり、実際の業績は様々な要因により本資料の予想と異なる結果となることがあります。