9536 西部ガスHD 2021-11-25 14:00:00
「西部ガスグループビジョン2030」の策定について [pdf]
2021 年 11 月 25 日
各 位
会 社 名 西部ガスホールディングス株式会社
( コ ー ド番 号 9536 東 証 第 一部 、 福証 )
代表者名 代 表 取 締 役 社 長 道 永 幸 典
問合せ先 執 行 役 員 広 報 部 長 川 島 英 広
電話番号 0 9 2 - 6 3 3 - 2 2 3 7
「西部ガスグループビジョン 2030」の策定について
西部ガスグループは、このたび、「西部ガスグループビジョン2030」を策定しました。
当社グループを取り巻く環境は、人口減少や少子高齢化、エネルギーの自由化、デジタ
ル技術の進展など大きく変化しています。更に、自然災害の増加や2050年のカーボンニュ
ートラルに向けた潮流により、さまざまな場面で持続可能な社会を目指す動きが広がって
います。これらの環境変化をチャンスと捉え、来るべき社会におけるありたい姿を描き、
その実現に向けた戦略を「西部ガスグループビジョン2030」として取りまとめました。
■2030年のありたい姿
『人を、街を、社会をつなぎ、未来をつくる。』
西部ガスグループは「つながり」をチカラに
未来を変える価値の創造に挑み
持続可能で豊かな社会の実現をリードします。
■ありたい姿に向けた戦略
【戦略1】地域のカーボンニュートラルの実現に率先して取り組みます
クリーンで効率的なエネルギー利用を軸に低・脱炭素化の取り組みを加速させます。
また、お客さま、行政、学術機関等との積極的な連携を図り、地域のカーボンニュ
ートラルの実現に取り組みます。
【戦略2】サステナブルな暮らしや地域社会を支える価値を共創します
さまざまなステークホルダーと連携しながら、安心して住み続けられるまちづくり
や、多様な暮らしのサービス創出などに取り組み、サステナブルな暮らしや地域社
会を支えます。
【戦略3】未来志向で価値創造の基盤を強化します
未来を変える価値の創造に向けて、人財の育成や新しいつながりの創出に取り組み
ます。戦略を支える財務基盤の強化とサステナビリティ経営を推進します。
当社グループは、2030 年に創立 100 周年を迎えます。その先の未来も見据え、これからも、
グループのさまざまな事業活動を通じて「つながり」と信頼を地道に積み重ね、地域社会の発
展に貢献するとともにお客さまから選ばれ続ける企業グループを目指します。
*「西部ガスグループビジョン2030」の詳細につきましては、添付資料をご参照ください
以上
西 部 ガ ス グ ル ープ ビ ジョン
2030
2 021年11月
目 次
1.はじめに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1
2 .グ ル ープ 事 業 の 広 がり ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2
3. 思い 描く未 来 の 社 会 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3
4 . 果 たすべき 役 割 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 4
5. ありたい 姿 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 5
6 . ありたい 姿に向け た 戦 略 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 6
7. 経 営 指 標 2030 年 )・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・10
( ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1 はじめに
2 2 年4月、
01 西部ガスグループは新たなグループ 事 業体 制へ 移 行し、 革への第一 歩を踏み出しました。
変 これは
グループ 経営体 制の強化と地域に根 差した事 業体 制構築を目的とするものです。
私たちを取り巻く環境は、
人口減少や少子高齢化、
エネルギーの自由化、
デジタル技術の進展など大きく変化しています。
更に、
自然災害の増加や 0 0年のカーボンニュー
25 トラルに向けた潮流により、
様々な場面で持続可能な社会を目指す
動きが広がっています。
これまでも西部ガスグループは、
環境変化を捉え、
自らも変わり続けることでお客さまに新たな価値を提供し続けて
きました。
例えば、
石炭を原料として始まった都市ガス事 業は、
石油、
天然ガスと原料を変えることでその時 代の環 境
問題を克服し、
お客さまの暮らしや産業を支え続けてきました。
そして、
これからはグループ
一丸となっ カーボンニュー
て、 トラルの実現にチャ ンジしていきます。
レ
私たちはこれらの環境変化をチャンスと捉え、
来るべき社会におけるありたい姿を描き、
その実現に向けた戦略を
「西部ガスグループビジョ 2 3 と
ン 0 0」 して取りまとめました。
西部ガスグループは、 0 0年に創立 0
23 1 0周年を迎えます。
その先の未来も見据え、
グループの様々な事業活動を通じて
「つながり」
と信頼を地道に
積み重ね、
地域 社会の発展に貢献するとともに皆さまから選ばれ 続ける企 業グループを
目指します。
西 部ガスホールディングス㈱
代表取 締役社長
1
2 グ ル ープ 事 業 の 広 がり
西部ガスグループは、
経営理 念に掲げる
「地 域 貢献」の想いに基づき、
ガスエネルギー事 業を軸に暮らしや社会に関わる
多 様な 領 域 へと事 業 の幅 を広げ てきました。 地 域 貢 献 」 想いは普 遍 的なものとして 西 部ガスグル ープビジョン
「 の 「
2030 」 核となっています。
の
ガスエネルギー事 業
食関連その他事 業 電力その他エネルギー事 業
不動産事業
2
3 思い 描く未 来 の 社 会
環 境 社会の持 続 可能 性を意 識した行動や取り組みが 社会 全体で広がり、
・ 個人、 業、
企 行政などが 共にサステナブルな
社会を目指しています。
共 創 型 の サステナビリティ先 進 社 会 へ 2050 年
カーボンニュートラル・ 地 域・コミュニティに 多 様 な 暮らし方 が
循 環 型の社 会 活 力ある 社 会 広が る社 会
楽しくて安心な
産業 バリ ュー 天然ガスシフトや 一人ひとりの
毎日を支える サステナブルな
チェーン全体で 再生可能 働き方に自由な
地 域コミュニティの 暮らしが当たり前に
低 炭 素 脱 炭素が
・ エネルギーの利用が 選 択 肢が
機 能が 充実 なっている
進 展している 進んでいる 広がっている
している
2030 年
独自の
家 庭から
サステナビリティを 国際 競 争力のある ライフステージに
地 域 社会まで 魅力あふれる
標 榜する等、 インキュベーショ ンと 寄り添う医療・
エネルギーと暮らしの 独自の産業と文化が
先 進的な自治 体が 多様な協 働の拠 点が 福 祉サービスが
レジリエンスが 発 達している
各地に出現 点 在している 進化している
高まっている
している
3
4 果 たすべき 役 割
思い 描く社 会 の実 現に向けて、 会 の 期 待に 応 えながらその 役 割を果 たしていきます 。
社
《 思い 描く社 会 》
共 創 型 のサステナビリティ先 進 社 会 《 西 部 ガ スグ ル ープ が 果 たすべ き 役 割 》
地球環境へ
カーボンニュートラル・ 気候 変 動というグローバ ルな課 題の解決に向けて、カーボンニュートラル へ
の挑 戦を通じ、エネルギー事 業 者としての責任を果たしていきます。
循 環 型の 社 会
資 源循環などの環 境 課 題にも対応していきます。
九 州の 社 会・産 業 へ
地域からの信頼とグループの多様な事業 人財を活かして、
・ 九州の各地域の特色
地 域・コミュニティに を活かした持続可能なまちづくりを支援し、
地域と共に発展していきます。
活 力ある社 会 住民、
企業、
スター ア プ、
ト ッ 行政、
大学等をつなぐイノベーションのハブとなります。
九州で培った経 験、 術、
技 ノウハウを基に事 業やサービスを域 外 へも展開し、
その成 果を九州に還 元します。
九 州に 暮らす人々へ
多 様な 暮らし方 が 地域に暮らす人々にとって身近な存 在として寄り添い、
多様なニーズを汲み取
り、
一人ひとりの理想とするライフスタイルの実現を支えます。
広が る社 会 エネル ギーや 暮らしに関 わる様 々な事 業 を通じて、 域に暮らす人々の
地
安 全 安心を支 えます。
・
4
5 ありたい 姿
205 0 年 の 社 会 を 見 据 え 、 部ガ スグ ル ープ が 創 業10 0 周 年 を 迎 える2030 年 のありたい 姿 です 。
西
『 人 を 、 を 、 会 を つ な ぎ 、 来 を つくる 。
街 社 未 』
西部ガスグループは「つながり」をチカラに
未 来を変える価 値の創 造に挑み
持 続 可 能 で 豊 か な 社 会 の 実 現 をリードします 。
西部ガスグループは創業以来、
エネルギーと暮らしのサービスを通じて、
地域の皆さまとつながり、
信頼を築いてきました。
このつながりと信 頼は 私たちの財産であり強みです。様々な環 境 社 会 課 題が 顕 在 化していく中、
・ 想いを共にする個人、
企 業、 政などが、
行 立場を超えて連 携し、共に課 題に対処する必 要 性が 高まっています。
私たちは、
これまでのつながりを深め、
広げ、
そして信頼を積み重ねながら、
エネルギーと ら
く しの総合サービス企業グループ
として、
より良い未 来の実 現をリードしていきます。
5
6 ありたい 姿に向け た 戦 略
ありたい 姿 の実 現に向けて、 下の 戦 略 を推 進していきます 。
以
2 0 3 0 年 の ありた い 姿
戦略1 地 域のカーボンニュートラルの 戦略2 サステナブル な 暮らしや
実 現に率 先して取り組みます 地 域 社 会 を支 える
価 値 を共 創します
クリーンで効率的なエネルギー利用を軸に低 脱 炭素化
・ 様 々なステークホ ル ダーと連 携しな がら、 心して
安
の取り組みを加速させます。
また、
お客さま、
行政、
学術 住み続けられるまちづくりや、
多様な暮らしのサービス
機関等との積 極的な連 携を図り、
地域のカーボンニュー 創出などに 取り組み 、サステナブル な 暮らしや 地 域
トラルの実現に取り組みます。 社 会を支えます。
戦略3 未 来 志 向で 価 値 創 造 の 基 盤 を強 化します
未 来を変える価 値の創 造に向けて、 財の育 成や 新しいつながりの創出に取り組みます。
人
戦 略 を支 える財 務 基 盤 の強 化とサステナビリティ経 営を推 進します。
6
6 ありたい 姿に向け た 戦 略
戦略1 地 域のカーボンニュートラルの実 現に率 先して取り組みます
地 域 のステークホ ル ダーと連 携し レジリエンスの 強 化による
エネル ギーの 低・脱 炭 素 化 の 推 進
カーボンニュートラル 化に貢 献 更なる安 全・安 心 の 確 保
天然ガスシフトなどによる低炭素化を強力に 行 政や 学 術 機 関など 多 様なステークホ ル エネルギー供 給のバリューチェーン全 体で
推 進します 。また 、 生 可 能 エネル ギーの
再 ダーとの 連 携 のもと、カーボンニュートラル 安 定 供 給 体 制と災 害 時 の 対 応 力強 化 を
普 及 拡 大やメタネーション技 術 等の導入に に関する技 術開発 やサービスの創出に取り 図り 、 客 さ ま の 更 な る 安 全 と 安 心 を
お
取り組み脱炭素化に挑戦します。 組みます。 支 えます 。
[ カー ボ ンニュートラル 2 0 5 0 ]
※2021年 9月28日発 表
分散型
多様な
エネルギー
エネルギー源
天 然 ガ スシフト システム
低炭素化 安全 安心
・
カーボン 学術
水素 電気 企業 行政
ニュートラル 機関
ガス
ガス 電源の
(都 市ガス LPガス)
・ スマート
の脱 炭素化 脱 炭素化 保安
再生可 能エネルギーの
メタネーション・
水素 利用 普及 拡 大
7
6 ありたい 姿に向け た 戦 略
戦略2 サステナブルな暮らしや地 域 社 会を支える価 値を共 創します
活 力ある地 域 経 済 を
安 心して住み 続けられるまちづくり 多 様な 暮らしのサービス共 創
支 える取り組み
地域住民や行政、 トナー企業などと共に、
パー 社 会 や 暮らしの多 様なニーズに寄り添った 地域密着の企 業グループとして、
雇用創出や
人と人が 支 えあい、
コミュニティに賑わいと サービスの 拡 充 、創出に向けて、 存 事 業
既 産業 振 興などに地 場 企 業、 済団体、
経 行政
つながりのあるまちづくりに取り組みます。 の進化やスタートアッ 等との共 創に取り組
プ などと共に取り組み、 期的な 視 点で地 域
長
みます。 経済の活性化に貢献します。
パートナー
再エネ との 連 携 防災関連
エシカル消費関連
エネルギー
マネジメント
スマートシティ
エネルギー・ シェアリングサービス
周辺サービス
コミュニ レジャー関連
防災
ティ
グループの
取り組み 食
ドローンサービス
介護 ビジネス
マッチング
見守り 介護福祉
コワーキングスペース・
遠隔医療
ワーケーション施設
サービス 地場 経済 NPO
行政 ・
タウンマネジメント 企業 団体 NGO
8
6 ありたい 姿に向け た 戦 略
戦略3 未 来 志 向で 価 値 創 造 の 基 盤 を強 化します
変 革 意 識と多 様 性を高める 新しい つながり」
「 を創出し
サステナビリティ経 営の 推 進
人財戦略の推進 お 客さま価 値 を最 大 化
新たな 価 値 創 造 や 挑 戦 を後 押し 、 革 を
変 お客さまとの関係を深め、
広げることにより、 多様なステークホルダーとの対話を大切にし、
リードする人 財 を育 成します。
また、 様な
多 新しい「つながり」を創出します。
これらを通 環 境 社 会 経 済の持 続 可 能 性に配 慮した
・ ・
人 財が 働きがいをもって活 躍できる環 境を して、
お客さまの豊かな生活を支える製品や 経営を推進します。
ESG視点での事業リ と
スク
整 備し、
ワーク エンゲージメン (会社と従業
・ ト サービスを提 供していきます。 機 会 のマネジメントを 強 化 するとともに 、
員の心的つながり)
を高めます。 TCFD に対応する等、 切な情 報開示に
(※) 適
努めます。
お客さま価値の最大化
ワーク・
エンゲージ
メ ト
ン
西部ガスグループ
変革
多様 性 情報
意識 対話
開示
デジタル 基 盤 E SG
IoT
視点
パートナー
(※)
気候関連財務情報開示タスクフォース
9
7 経 営 指 標 2030 年 )
(
エネル ギーとくらしの 総 合 サービス 企 業グル ープとして
未 来 を変 える価 値の 創 造に挑 み 、 下の 経 営 指 標 の 達 成 を目指します 。
以
経常利益
1 億円
50
財 務 指標 連 結)
(
売 上 高 2,500 億円 60億円
経常利益 150 億円
2021年度
(見 通し) 2030年度
C O2 排 出 削 減 貢 献 量 15 0 万トン
カーボンニュートラル の
再 エネ電 源 取 扱 量 20万k W
実 現に向けた目標
ガ スのカー ボンニュートラル 化 率 5% 以 上
◎ カー ボンニュートラル に 関 する 詳しい 情 報 は 、 西 部 ガ スグ ル ープ カー ボンニュートラル 2 0 5 0 」
「 をご 覧くだ さい 。
10
※将 来に関する記 述などについてのご 注 意
本資料に記載されている業績見通しなどの将来に関する記述は、
当社が 現在入手している情報及び
合 理的であると判断する一定の前 提に基づいており、
その達 成を当社として約束する趣旨のものでは
ありません。
また実際の業 績などは様々な要因により大きく異なる可能性があります。
実際の業 績に影 響を与えうる重 要な要素には、
国内外の経 済 動向、 激な為替 相場 原油 価 格の
急 ・
変 動並びに天候の異 変などがあります。