9505 北陸電力 2019-01-31 15:00:00
七尾大田火力発電所2号機タービン損傷に関する業績への影響額の見通しについて [pdf]

                                                 平成 31 年1月 31 日
各 位
                    会 社 名   北陸電力株式会社
                    代表者名    代表取締役社長        社長執行役員      金井      豊
                            (コード:9505 東証一部)
                    問合せ先    経理部予決算総括チーム統括(課長)
                                                       坂   行章
                            (TEL 076-441-2511)


七尾大田火力発電所2号機タービン損傷に関する業績への影響額の見通しについて
七尾大田火力発電所2号機タービン損傷に関する業績への影響額の見通しについて
            タービン損傷に関する業績への

 平成 30 年9月 22 日に発生した七尾大田火力発電所2号機タービン損傷に関する平成 31 年
3月期の業績への影響額の見通しについてお知らせいたします。


1.本事象の概要
      平成 30 年9月 22 日、七尾大田火力発電所2号機のタービン付近で火災が発生し、そ
  の後の調査でタービンの一部焼損及びタービン翼の一部損傷等が確認されました。
      火災は、タービン翼の損傷によるタービン軸の異常振動により、正常時では軸受外部
  に漏れない潤滑油が、タービン軸を伝って外部に飛散し、タービンカバーの熱により出
  火したことが原因でありました。
      また、タービン翼の損傷は、低圧タービンの最終段翼において「経年的な浸食による
  き裂の発生」と「部品(中間スリーブ)の劣化による翼の振れ増加」が複合したことが
  原因でありました。
      本事象に対し、低圧タービン最終段翼の「翼の浸食部除去と整形加工」、「中間スリ
  ーブの材料改善等による高強度化」等により、再発防止を図ります。
      安全最優先のもと圧力プレートの設置等による早期復旧に努め、平成 31 年2月末の運
  転再開を目指しております。
      なお、運転再開までの需給状況については、他の火力発電所や水力発電所の運転等に
  より、一定の予備力は確保できる見通しであります。


2.業績に与える影響額の見通し
      七尾大田火力発電所2号機が平成 31 年2月末まで停止した場合、燃料費の増加等によ
  る、当社及び連結会社の平成 31 年3月期の損益への影響は 160 億円程度と見積もってい
  ます。
      なお、影響額の見通しについては、本日現在において入手可能な情報及び将来の不確
  実な要因に係る仮定を前提としているため、今後変動する可能性があります。



                                                           以   上
(参考)当期連結業績予想(平成 31 年1月 31 日公表分)及び前期連結実績          (百万円)
                                             親会社株主に帰属
                連結売上高     連結営業利益    連結経常利益
                                             する当期純利益
 当期連結業績予想
                625,000    12,000    4,000     1,000
 (平成 31 年3月期)
  前期連結実績
                596,283    14,826    2,671     Δ485
 (平成 30 年3月期)
 ※業績予想につきましては、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき判断したもので
  あり、実際の業績は今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。