9503 関西電力 2019-01-31 15:00:00
関西電力および情報通信グループ会社の組織再編について [pdf]
2019 年 1 月 31 日
各 位
会 社 名 関西電力株式会社
代表者名 取締役社長 岩根 茂樹
(コード:9503 東証第一部)
問合せ先 経理部長 坂田 道哉
T E L 06-6441-8821
関西電力および情報通信グループ会社の組織再編について
当社および当社グループの情報通信事業会社である株式会社ケイ・オプティコム(以
下、ケイ・オプティコム)、関電システムソリューションズ株式会社(以下、関電シス
テムソリューションズ)の3社は、2019年4月1日に、「総合エネルギー事業の競
争力強化」と「情報通信事業のさらなる成長」を目的とした組織再編を行います。
○組織再編の概要(効力発生日:2019年4月1日)
①総合エネルギー事業の競争力強化に向けた関西電力向け情報通信サービス提供機能の再編
当社グループの持続的な成長に向け、 デジタル技術※1をはじめとした最新の情
報通信技術の活用を、より積極的に進める必要があります。これまで、当社向け
の情報通信に関する設備や要員は3社に分かれていましたが、当社事業の競争力
強化を目指し、当社が保有する社内LANなどの「通信サービス提供機能」をケ
イ・オプティコムへ移管するとともに、当社が保有する「情報システム開発機能」
を関電システムソリューションズに集約します。これにより、当社の情報通信に
かかる投資や業務の効率化を図り、最新の情報通信技術の活用など、デジタルト
ランスフォーメーション※2をより一層加速します。
②情報通信事業のさらなる成長に向けたグループ会社の再編
情報通信事業のさらなる成長を目指し、クラウドやIoTに代表される情報と
通信が一体になったソリューションサービスをより迅速に提供するため、関電シ
ステムソリューションズが保有する「情報通信インフラ」や企業・自治体向けの
「情報システム開発機能」をケイ・オプティコムへ移管します。これにより、通
信回線やサーバーなどの情報通信インフラを統合するとともに、両社が培った技
術、顧客基盤を活かして、情報と通信が一体となったソリューションをより迅速
に提供できる体制を構築することで、情報通信事業のさらなる成長を目指します。
なお、今回の再編を契機に、ケイ・オプティコムの商号を「株式会社オプテージ」に、
関電システムソリューションズの商号を「株式会社関電システムズ」に変更します。
当社グループは、今回の再編を通じて、引き続きグループの持続的成長を実現して
いきます。
※1:データ収集するIoT技術、収集したデータを蓄積・分析するアナリティクス技術、AI等の新技術
※2:企業が既存概念から脱却し、デジタル技術を利用して新たな価値を創出すること。そして、その価値
を用いて新たなサービスやビジネスを提供し、競争優位性を確保すること。
以 上
別紙1:株式会社ケイ・オプティコムとの簡易吸収分割について
2:各社の概要
3:新会社の概要
4:再編イメージ
別紙1:株式会社ケイ・オプティコムとの簡易吸収分割について
当社と当社の 100%子会社である株式会社ケイ・オプティコムは、当社が本日、株式
会社ケイ・オプティコムが 2019 年 1 月 24 日開催の取締役会において、当社の電気事
業に係る保安通信事業に関して当社が有する権利義務の一部を株式会社ケイ・オプテ
ィコムへ会社分割(吸収分割)により承継すること(以下「本件分割」)を決議し、
本日吸収分割契約を締結いたしましたのでお知らせいたします。
なお、本件分割は、当社の 100%子会社に対する会社分割であるため、開示事項・内
容を一部省略して開示しております。
また、株式会社ケイ・オプティコムは、商号を株式会社オプテージに変更すること
を 2019 年 1 月 24 日同社の取締役会で決議しましたので、あわせてお知らせいたしま
す。
1 会社分割の目的
当社グループにおける情報通信事業の強化とグループ大での情報通信機能の最適
配置を目的に、当社と株式会社ケイ・オプティコムで重複の見られる設備や業務を統
合することを予定しております。
これを実現するため、当社が有する権利義務の一部(電気事業に係る保安通信事業
に関して有する資産等)を、株式会社ケイ・オプティコムに吸収分割により移管させ
るものです。
2 会社分割の要旨
(1)会社分割の日程
2019 年 1 月 31 日 吸収分割契約承認取締役会
2019 年 1 月 31 日 吸収分割契約締結
2019 年 2 月 14 日 株主総会(株式会社ケイ・オプティコムのみ)
2019 年 4 月 1 日 吸収分割効力発生日(予定)
(注)本件分割は、当社においては会社法第 784 条第 2 項に規定する簡易吸収分割
であるため、分割契約承認のための株主総会は開催いたしません。
(2)会社分割の方式
当社を吸収分割会社、株式会社ケイ・オプティコムを吸収分割承継会社とする吸
収分割方式です。
(3)会社分割に係る割当ての内容
本件分割に際し、吸収分割承継会社である株式会社ケイ・オプティコムは、承継
する権利に代わる対価として、普通株式 40,000 株を新たに発行し、その全てを吸
収分割会社である当社に割当てます。
(4)会社分割に伴う新株予約権及び新株予約権付社債に関する取扱い
該当事項はありません。
(5)会社分割により増減する資本金
本件分割による当社の資本金の変更はありません。
(6)承継会社が承継する権利義務
株式会社ケイ・オプティコムは、当社との間で締結した 2019 年 1 月 31 日付の吸
収分割契約の定めに従い、当社の電気事業に係る保安通信事業に関して有する権利
義務を効力発生日に承継します。
(7)債務履行の見込み
吸収分割承継会社である株式会社ケイ・オプティコムにおいては、本件分割の
効力発生日以降も債務の履行の見込みに問題がないものと判断しています。
3 会社分割の当事会社の概要(2018 年 3 月 31 日現在)
吸収分割会社 吸収分割承継会社
(1) 名 称 関西電力株式会社 株式会社ケイ・オプティコム
(2) 所 在 地 大阪市北区中之島 3 丁目 6 番 16 号 大阪市中央区城見 2 丁目 1 番 5 号
(3) 代表者の役職・氏名 取締役社長 岩根 茂樹 代表取締役社長 荒木 誠
電気通信事業、有線一般放送事
業、小売電気事業、電気通信およ
電気事業、熱供給事業、電気通信 び有線一般放送に関する機械器
(4) 事 業 内 容
事業、ガス供給事業 等 具および設備の設計、 設置、 販売、
割賦販売、賃貸および保守、運用
等
(5) 資 本 金 489,320 百万円 33,000 百万円
(6) 設 立 年 月 日 1951 年 5 月 1 日 1988 年 4 月 2 日
(7) 発 行 済 株 式 数 938,733,028 株 660,000 株
(8) 決 算 期 3 月 31 日 3 月 31 日
大阪市 9.37%
日本マスタートラスト信託
銀行株式会社(信託口) 3.72%
(9) 大株主及び持株比率 日本トラスティ・サービス 関西電力株式会社 100.00%
信託銀行株式会社(信託口)3.71%
日本生命保険相互会社 3.65%
神戸市 3.06%
(10)直前事業期の経営成績及び財政状態
関西電力㈱(連結) ㈱ケイ・オプティコム(単体)
決算期
2018 年 3 月期 2018 年 3 月期
純 資 産 1,472,797 百万円 129,017 百万円
総 資 産 6,985,088 百万円 306,192 百万円
1 株 当 た り 純 資 産 1,627.66 円 195,480.90 円
売 上 高 3,133,632 百万円 211,191 百万円
営 業 利 益 227,551 百万円 23,854 百万円
経 常 利 益 217,104 百万円 22,499 百万円
親会社株主に帰属する
151,880 百万円 15,866 百万円
当 期 純 利 益
1株当たり当期純利益 170.01 円 24,039.63 円
4 分割する事業部門の概要
(1)分割する部門の事業内容、経営成績
本件分割の対象は資産・負債のみであり、該当事項はありません。
(2)分割する資産・負債の項目及び金額
資 産 負 債
項目 金額 項目 金額
固定資産 18,894 百万円 固定負債 0 百万円
流動資産 206 百万円 流動負債 0 百万円
合計 19,100 百万円 合計 0 百万円
※分割する資産・負債の金額は、2018 年 6 月 30 日の現況に基づいた見込み額を記載しております。また、
実際に分割する資産・負債の金額は、上記から変動する可能性があります。
5 会社分割後の状況
本件分割による当社の名称、所在地、代表者の役職・氏名、事業内容、資本金、決算
期に変更はありません。
6 今後の見通し
なお、本件による業績に与える影響は軽微であります。
(参考)当期連結業績予想(2019 年 1 月 31 日公表分)及び前期連結実績
親会社株主に帰属
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益
当期連結業績予想 百万円 百万円 百万円 百万円
(2019 年 3 月期) 3,330,000 200,000 200,000 140,000
前期連結実績 百万円 百万円 百万円 百万円
(2018 年 3 月期) 3,133,632 227,551 217,104 151,880
別紙2:各社の概要
関電システムソリューションズ
名称 関西電力株式会社 株式会社ケイ・オプティコム
株式会社
大阪市北区中之島 3 丁目 6 番 16 号 大阪市中央区城見 2 丁目 1 番 5 号 大阪市北区梅田 3 丁目 3 番 20 号
所在地
代表者の 代表取締役社長 代表取締役社長 代表取締役社長
役職・氏名 岩根 茂樹 荒木 誠 山元 康裕
①電気事業 ①電気通信事業 ①情報通信システムのコンサルティ
②熱供給事業 ②有線一般放送事業 ング、情報化戦略の立案
③電気通信事業 ③小売電気事業 ②情報通信システムの計画、
④ガス供給事業 ④電気通信および有線一般放送に 設計、構築、保守、運用管理
等 関する機械器具および設備の設 ③情報通信アプリケーション
事業内容 計、設置、販売、割賦販売、賃貸 サービスの開発、提供
および保守、運用 ④情報通信システム設備管理・運用
等 のアウトソーシング
等
資本金 489,300 百万円 33,000 百万円 90 百万円
設立年月日 1951 年(昭和 26 年)5 月 1 日 1988 年(昭和 63 年)4 月 2 日 1967 年(昭和 42 年)4 月 1 日
別紙3:新会社の概要
名称 株式会社オプテージ 株式会社関電システムズ
大阪市中央区城見 2 丁目 1 番 5 号 大阪市北区梅田 3 丁目 3 番 20 号
所在地
代表取締役社長 代表取締役社長
代表者の役職・氏名 荒木 誠 (予定) 下村 匡 (予定)
資本金 33,000 百万円 90 百万円
数値は予定
別紙4:再編イメージ
現状 再編後
統括 IT戦略 等 統括
情報
システム開発 1
IT戦略 等
(関⻄電⼒内業務システム等)
1
通信 通信サービス提供
(関⻄電⼒内LAN等)
1
情報 ・関⻄電⼒向けシステム
情報 システム開発
関電システム (関⻄電⼒内業務システム等) 関電システムズ
2
ソリューションズ 情報 システム開発 総合エネルギー
(一般企業・自治体向けシステム等) 事業の競争⼒強化
2
情報 情報通信インフラ
(サーバー、ストレージ等)
通信 ・関⻄電⼒向け通信サービス
ケイ・オプティコム オプテージ
通信 通信サービス提供 情報通信事業の
(FTTH、MVNO等) さらなる成⻑
2 情報 ・情報と通信が一体となった
通信 ソリューションの提供
①総合エネルギー事業の競争⼒強化に向けた関⻄電⼒向け情報通信サービス提供機能の再編
②情報通信事業のさらなる成⻑に向けたグループ会社の再編