9503 関西電力 2021-07-30 16:20:00
当社グループ会社における施工管理技術検定の実務経験不備およびそれに伴う第三者委員会の設置について [pdf]
2021 年 7 月 30 日
各 位
会 社 名 関西電力株式会社
代 表 者 名 代表執行役社長 森本 孝
(ｺｰﾄﾞ：9503 東証第一部)
問 合 せ 先 経理部長 上西 隆弘
Ｔ Ｅ Ｌ 050－7105－9084
当社グループ会社における施工管理技術検定の実務経験不備
およびそれに伴う第三者委員会の設置について
当社のグループ会社である株式会社ＫＡＮＳＯテクノス（以下、「テクノス」 において、
）
施工管理技術検定の受検資格である所定の実務経験を充足していない状況にあった者が、 検
定を受検・資格取得していることが判明しました。
当社の内部通報窓口への通報を受け、当社からテクノスに調査を指示しました。結果、９
名が実務経験を充足していない状況で技術検定を受検し、うち６名が資格取得していたこと
が判明したものです。
本件調査結果については、国土交通省に報告するとともに、本日、コンプライアンス委員
会にも報告しました。
今回、施工管理技術検定における実務経験の不備が判明したことについて、重く受け止め
ており、心からお詫び申し上げます。
本件については、コンプライアンス委員会の指導、助言も踏まえ、客観的かつ徹底的な調
査を行うとともに、原因の究明および再発防止策の提言を目的に、本日、第三者委員会を設
置しました。
当社グループとして、第三者委員会による調査に全面的に協力するとともに再発防止策に
全力を尽くしてまいります。
以 上
別紙１：本件に関する経緯およびテクノスにおける調査結果
別紙２：第三者委員会の概要
別紙１
本件に関する経緯およびテクノスにおける調査結果
１．発覚の経緯
○２０２１年６月１８日、内部通報窓口の法律事務所（社外窓口）に投書が届き、当社のグ
ループ会社であるテクノスにおいて、施工管理技術検定の受検要件となっている実務経験
年数を満たさない者が検定を受検して、不正に施工管理技士の資格を取得しているとの内
容が記載されていました。
２．調査結果
○同年６月２１日以降に実施したテクノスにおける内部調査の結果、以下のとおり施工管理
技術検定における実務経験の不備を確認しました。
○なお、実務経験に不備があった資格取得者が、工事現場での監理技術者または主任技術者
として配置されている事例はないとの報告を受けています。
施工管理技士 うち実務経験に うち合格者
受検者※
資格の種類 不備があった者 （資格取得者）
土木１級 ２６名 ５名 ３名
土木２級 １１名 ３名 ３名
造園１級 ７名 ０名 ０名
造園２級 ３名 １名 ０名
建築１級 １２名 ０名 ０名
建築２級 ５名 ０名 ０名
管工事１級 ４名 ０名 ０名
管工事２級 １名 ０名 ０名
電気工事１級 ２名 ０名 ０名
電気工事２級 １名 ０名 ０名
合計 ７２名 ９名 ６名
＊ 対象は、テクノスの現職の従業員で、２０１８年４月から２０２１年６月末までの間に施工管理
技術検定を受検した者
※ 複数種類の資格を受検した者は資格ごとに記載。重複を除くと合計は５９名
以 上
別紙２
第三者委員会の概要
１．構成
委員長：渡辺 徹 弁護士（弁護士法人北浜法律事務所）
委 員：秋山 洋 弁護士（弁護士法人御堂筋法律事務所）
委 員：谷 明典 弁護士（弁護士法人北浜法律事務所）
２．調査事項
（１）テクノスに関する調査
・施工管理技士の資格取得における不備について
・原因究明および再発防止策の提言
（２）当社グループにおける同種事例の調査
・施工管理技士の資格取得における不備について
・
（上記不備があった場合）原因究明および再発防止策の提言
※具体的な調査範囲（対象会社、対象受検期間等）については、第三者委員会が当社と協
議したうえで決定する。
以 上