9479 インプレス 2019-05-13 16:00:00
2019年3月期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2019年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2019年5月13日
上 場 会 社 名 株式会社インプレスホールディングス 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 9479 URL http://impressholdings.com/
代 表 者 (役職名)代表取締役社長 (氏名)唐島 夏生
問合せ先責任者 (役職名)取締役/執行役員CFO (氏名)山手 章弘 (TEL)03(6837)5000(代)
定時株主総会開催予定日 2019年6月21日 配当支払開始予定日 2019年6月24日
有価証券報告書提出予定日 2019年6月24日
決算補足説明資料作成の有無 : 無
決算説明会開催の有無 : 無
(百万円未満切捨て)
1.2019年3月期の連結業績(2018年4月1日~2019年3月31日)
(1)連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2019年3月期 12,837 7.9 208 172.3 291 69.8 474 8.5
2018年3月期 11,897 5.5 76 - 171 - 437 -
(注) 包括利益 2019年3月期 180 百万円 ( △77.2%) 2018年3月期 790 百万円 ( -%)
潜在株式調整後
1株当たり 自己資本 総資産 売上高
1株当たり
当期純利益 当期純利益率 経常利益率 営業利益率
当期純利益
円 銭 円 銭 % % %
2019年3月期 14.25 - 6.2 2.3 1.6
2018年3月期 13.10 - 6.0 1.4 0.6
(参考) 持分法投資損益 2019年3月期 99 百万円 2018年3月期 81 百万円
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2019年3月期 12,551 7,690 61.3 233.02
2018年3月期 12,788 7,670 59.8 229.25
(参考) 自己資本 2019年3月期 7,689 百万円 2018年3月期 7,647 百万円
(3)連結キャッシュ・フローの状況
営業活動による 投資活動による 財務活動による 現金及び現金同等物
キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー 期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2019年3月期 50 242 △418 4,312
2018年3月期 △48 719 △63 4,402
2.配当の状況
年間配当金 純資産
配当金総額 配当性向
配当率
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計 (合計) (連結)
(連結)
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 % %
2018年3月期 - - - 2.50 2.50 83 19.1 1.1
2019年3月期 - - - 3.00 3.00 98 21.0 1.3
2020年3月期(予想) - - - 2.00 2.00 -
3.2020年3月期の連結業績予想(2019年4月1日~2020年3月31日)
(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
第2四半期(累計) 6,350 4.5 210 22.5 240 23.5 180 △50.2 5.45
通 期 13,100 2.0 250 19.9 350 19.9 270 △43.1 8.18
※ 注記事項
(1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
新規 -社 (社名) - 、除外 -社 (社名) -
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2019年3月期 37,371,500 株 2018年3月期 37,371,500 株
② 期末自己株式数 2019年3月期 4,374,059 株 2018年3月期 4,011,986 株
③ 期中平均株式数 2019年3月期 33,279,668 株 2018年3月期 33,361,756 株
(参考) 個別業績の概要
1.2019年3月期の個別業績(2018年4月1日~2019年3月31日)
(1)個別経営成績 (%表示は対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2019年3月期 483 4.0 △71 - △113 - 126 △51.3
2018年3月期 465 16.7 △30 - △32 - 259 -
潜在株式調整後
1株当たり当期純利益
1株当たり当期純利益
円 銭 円 銭
2019年3月期 3.79 -
2018年3月期 7.77 -
(2)個別財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2019年3月期 8,615 6,752 78.4 204.64
2018年3月期 9,152 7,100 77.4 212.40
(参考) 自己資本 2019年3月期 6,752 百万円 2018年3月期 7,085 百万円
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判
断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前
提となる条件及び業績予想のご利用にあたっての注意事項等については、添付資料P.5「1.経営成績等の概況
(4)今後の見通し」をご覧ください。
㈱インプレスホールディングス(9479) 2019年3月期 決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………………………2
(1)当期の経営成績の概況 …………………………………………………………………………2
(2)当期の財政状態の概況 …………………………………………………………………………4
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 ……………………………………………………………4
(4)今後の見通し ……………………………………………………………………………………5
2.企業集団の状況 ………………………………………………………………………………………6
3.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………………………7
4.連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………8
(1)連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………8
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ……………………………………………………10
連結損益計算書 …………………………………………………………………………………10
連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………………11
(3)連結株主資本等変動計算書 ……………………………………………………………………12
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………14
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………16
(継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………16
(表示方法の変更) …………………………………………………………………………………16
(セグメント情報等) ………………………………………………………………………………17
(1株当たり情報) …………………………………………………………………………………21
(重要な後発事象) …………………………………………………………………………………21
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㈱インプレスホールディングス(9479) 2019年3月期 決算短信
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
1) 当連結会計年度の業績全般の概況
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したも
のです。また、文中の事業セグメントの売上高は、セグメント間の内部振替高を含んでおり、セグメント利益は、
営業利益をベースとしております。
なお、事業セグメント区分の変更はありませんが、当連結会計年度において事業区分を変更し、前連結会計年
度については組替えを行っております。
当連結会計年度におきましては、大型季節商品である年賀状ムックの販売減少や、雑誌事業の減収、アジア市
場向けSP(セールスプロモーション)の受託案件の減少はあったものの、書籍及び電子出版の販売増加、デジタ
ル広告を中心としたネットメディア及びIT分野のビジネス向けイベント・セミナーの好調な推移等により、コン
テンツ事業の売上高(連結消去前)は、前期(10,347百万円)に比べ5.9%増加し、10,955百万円となりました。
また、プラットフォーム事業では、コンテンツホルダーとの協業による電子コミックプラットフォーム事業が
好調に推移し、著者向けPOD(プリントオンデマンド)出版プラットフォーム事業の拡大や、楽器マーケットプレ
イス「デジマート」における楽器店からの決済サービス収入の増加等により、売上高(連結消去前)が前期
(1,654百万円)に比べ22.4%増加し、2,025百万円となりました。
これらの結果、売上高は前期(11,897百万円)に比べ7.9%(939百万円)増加し、12,837百万円となりました。営
業損益は、人件費や地代家賃等の販売管理費の増加はあったものの、増収と収益性の改善により、前期(76百万
円)に比べ131百万円増加し、208百万円の営業利益となりました。経常損益は、持分法による投資利益の計上等
で、291百万円の経常利益となり、前期(171百万円)に比べ120百万円増加いたしました。親会社株主に帰属する当
期純利益は、保有する投資有価証券の売却による投資有価証券売却益の計上額は前期と比べ半減したものの、前
期に計上した投資有価証券評価損及び役員特別退職金の影響などにより、前期(437百万円)に比べ37百万円増加
し、474百万円となりました。
2) 当期の事業セグメントの状況
① IT
ITセグメントにつきましては、アジア市場向けSPの受託案件の減少や刊行点数の減少によるムック及び年賀状
ムック等の販売減少等はあったものの、25周年を迎えたパソコン解説書のできるシリーズやビジネス関連書等の
書籍販売が増加、主力のデジタル総合ニュースサービス「Impress Watch」 (http://www.watch. impress.co.jp/)
等の広告収入の増加や、プログラミング関連のイベントの開催に加え、ターゲットメディアと連携したビジネス
セミナー等が好調に推移したこと等により、コンテンツ事業の売上高は、前期(5,221百万円)に比べ3.1%増加
し、5,381百万円となりました。
また、パートナー出版社へ出版・電子出版の販売プラットフォームの提供を行うプラットフォーム事業につき
ましては、パートナー出版社にヒット作があったことで手数料収入が増加し、売上高は前期(132百万円)に比べ
17.5%増加し、155百万円となりました。
以上により、「IT」の売上高は、前期(5,354百万円)比3.4%増の5,537百万円となりました。セグメント利益で
は、増収と収益性の改善により、前期(54百万円)と比べ83百万円利益が増加し、138百万円となりました。
② 音楽
音楽セグメントにつきましては、既刊書籍及び電子出版の販売増加はあったものの、刊行点数の減少及び一部
の書籍レーベルを「その他」セグメントへ事業移管した影響等による書籍の販売減少、雑誌事業の減収等により
コンテンツ事業の売上高は、前期(1,709百万円)に比べ10.6%減少し、1,527百万円となりました。
また、プラットフォーム事業につきましては、楽器マーケットプレイス「デジマート」における楽器店からの
決済サービス収入の増加等により、売上高は前期(252百万円)に比べ13.1%増加し、285百万円となりました。
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㈱インプレスホールディングス(9479) 2019年3月期 決算短信
以上により、「音楽」の売上高は、前期(1,961百万円)比7.6%減の1,813百万円となりました。セグメント利益
では、減収するも収益性の改善と販売管理費の削減により、前期(26百万円)と比べ11百万円利益が増加し、38百
万円となりました。
③ デザイン
デザインセグメントにつきましては、ヒット作のあった前期と比べ既刊書籍の販売が減少、加えて雑誌の刊行
を隔月化にした影響等により雑誌事業が減収となったものの、刊行点数の増加に加えて趣味・実用分野での新た
な取組みである「スクラッチアート」シリーズの出荷が好調であったこと等により新刊書籍及びムック販売が増
加、またアイドルグループのイベントプロデュースなどにより、コンテンツ事業は増収となりました。
以上により、「デザイン」の売上高は、前期(891百万円)比1.5%増の905百万円となりました。セグメント利益
は、収益性は低下したものの増収と販売管理費の削減により、前期(11百万円)と比べ4百万円利益が増加し、15百
万円となりました。
④ 山岳・自然
山岳・自然セグメントにつきましては、出版広告の減収や大型季節商品であるカレンダーの刊行点数減少によ
る販売減少等はあったものの、フィギュアスケートを扱ったムック本や過去のヒット作の続編及びスキー指導者
向けの技術書シリーズなどの新刊書籍に加え、2018年7月に創刊1000号となった雑誌『山と溪谷』の販売が好調
に推移したことにより、コンテンツ事業は増収となりました 。
以上により、「山岳・自然」の売上高は、前期(1,756百万円)比6.9%増の1,878百万円となりました。セグメン
ト利益では、増収と収益性の改善により、前期(60百万円)と比べ50百万円増加し、110百万円となりました。
⑤ モバイルサービス
モバイルサービスセグメントにつきましては、英語教材の販売やデジタルファーストの電子出版等の自社メデ
ィアの拡大により、コンテンツ事業の売上高は、前期(284百万円)に比べ9.8%増加し、311百万円となりまし
た。
プラットフォーム事業につきましては、コンテンツホルダーとの協業による電子コミックプラットフォーム事
業が拡大基調を維持し、売上高は前期(1,188百万円)に比べ21.7%増加し、1,446百万円となりました。
以上により、「モバイルサービス」の売上高は、前期(1,472百万円)比19.4%増の1,758百万円となりました。
セグメント利益では、増収と収益性の改善により、前期(154百万円)比べ28百万円増加し、183百万円となりまし
た。
⑥ その他
そ の 他 セ グ メ ン ト に つ き ま し て は、 当 連 結 会 計 年 度 に お い て 音 楽 セ グ メ ン ト か ら Impress Business
Development(同)へ事業移管した書籍レーベル「立東舎」や新たに連結の範囲に含めました㈱天夢人、当連結会計
年度におきまして決算期変更を行ったことにより15ヶ月の損益を取込むこととなりました㈱近代科学社による売
上高の増加や、著書向けPOD出版プラットフォームサービスへの登録者拡大等により、売上高は前期(600百万円)
比86.6%増の1,119百万円となりました。セグメント利益では、増収したものの投資フェーズの事業が増加したこ
とで販売管理費が増加し、前期(26百万円)と比べ32百万円減少し、5百万円の損失となりました。
⑦ 全社
全社区分につきましては、純粋持株会社である当社と、グループの経営管理及び販売・物流管理機能を担う㈱
Impress Professional Worksで構成されており、グループ会社からの配当、情報システム等の経営インフラの使
用料及びグループ会社や出版社を中心とするパートナー会社の物流・販売管理に伴う手数料収入を売上高として
計上し、経営インフラ等の運営に係る費用を負担しております。
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㈱インプレスホールディングス(9479) 2019年3月期 決算短信
全社区分の売上高は、グループ運営費やグループ受取手数料、経営指導料の増加により、前期(1,365百万円)比
2.5%増の1,398百万円となりました。全社セグメントの利益は、増収するも人件費や地代家賃等の増加により、
前期(47百万円損失)から32百万円損失が増加し、79百万円の損失となりました。
(2)当期の財政状態の概況
当連結会計年度末の流動資産につきましては、売上高増加による受取手形及び売掛金の増加はあったものの、
有利子負債の返済等により現金及び預金が減少したため、前連結会計年度末に比べ44百万円減少し10,340百万円
となりました。固定資産につきましては、保有する投資有価証券の売却等により、前連結会計年度末に比べ191百
万円減少し2,210百万円となりました。
流動負債につきましては、賞与引当金や返品調整引当金の増加はあったものの、有利子負債の返済等により、
116百万円減少し3,442百万円となりました。固定負債につきましては、投資有価証券の売却及び時価下落による
繰延税金負債の減少等により、前連結会計年度末に比べ139百万円減少し1,418百万円となりました。
純資産につきましては、保有する投資有価証券の売却及び時価下落によるその他有価証券評価差額金の減少は
あったものの、親会社株主に帰属する当期純利益の計上により、前連結会計年度末に比べ19百万円増加し7,690百
万円となりました。
純資産から新株予約権及び非支配株主持分を引いた自己資本は7,689百万円となり、自己資本比率は61.3%と前
連結会計年度末(59.8%)と比べ1.5ポイント増加しました。
(3)当期のキャッシュ・フローの概況
当連結会計年度末におけるキャッシュ・フローの状況につきましては、売掛債権の増加(122百万円/前期比397
百万円の減少)や法人税等の支払(155百万円/前期比76百万円の増加)等、資金の減少要因がありましたが、税
金等調整前当期純利益524百万円(前期比32百万円の減少)を計上したこと等により、営業活動によるキャッシュ・
フローは50百万円の資金の獲得となっております。(前期比99百万円の増加)
投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券と投資有価証券の取得により600百万円の支出があったもの
の、有価証券の償還及び投資有価証の売却により963百万円増加し、242百万円の資金を獲得しております。(前期
比476百万円の減少)
財務活動によるキャッシュ・フローは、有利子負債を211百万円圧縮し、自己株式の取得119百万円(前期比118
百万円の増加)や配当金の支払82百万円(前期比62百万円の増加)等により、418百万円の資金が減少しておりま
す。(前期比354百万円の減少)
以上により、当連結会計年度末の資金残高は、前連結会計年度末と比べ90百万円の資金が減少し、4,312百万円
となりました。
(参考)キャッシュ・フロー関連指標の推移
自己資本比率、時価ベースの自己資本比率、債務償還比率、インタレスト・カバレッジ・レシオの推移
2015年3月期 2016年3月期 2017年3月期 2018年3月期 2019年3月期
自己資本比率 59.7% 58.6% 61.0% 59.8% 61.3%
時価ベースの自己資本比率 92.1% 42.8% 41.1% 58.7% 40.2%
キャッシュ・フロー対有利子負
14.4年 23.2年 -年 -年 13.2年
債比率
インタレスト・カバレッジ・レシオ
(倍)
6.1 4.0 - - 10.1
(注) 自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い
※各指標はいずれも連結ベースの財務数値により計算しております。
※営業キャッシュ・フローは連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用してお
ります。有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象にし
ております。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。
※算出の結果、数値がマイナスとなる場合は「-」で表記しております。
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(4)今後の見通し
次期につきましては、コンテンツ事業の収益力の強化とともに、コンテンツ資産を活用した新たな収益モデル
拡大の取組を継続し、営業利益の水準の底上げに取組みます。
売上においては、雑誌は厳しい事業環境が継続する見通しであるものの、ネットメディアやイベント・セミナ
ー等の拡大でコンテンツ事業の事業規模を維持し、成長基調にあるプラットフォーム事業の拡大により、増収基
調の維持を図ります。
なお、当期純利益につきましては、投資有価証券売却益等の特別利益の発生予定がないことから、減益の見通
しではありますが、採算が悪化した国内外向けのソリューション事業における事業構造改革の実施による利益改
善の他、出版・電子出版を中心に原価及び物流効率等の収益性改善の取組みを継続することで、営業利益の増益
に取り組んでまいります。
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㈱インプレスホールディングス(9479) 2019年3月期 決算短信
2.企業集団の状況
当連結会計年度において、当社グループ(当社及び当社の関係会社)が営む事業の内容について、事業セグメント
区分の変更及び主要な関係会社の異動はありませんが、事業区分を変更しております。
当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当し、インサイ
ダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。
事業セグメント区分 主要な事業区分 主要な事業内容 主要な会社
メディア 出版・電子出版、ネットメディア・
IT
&サービス サービス、ターゲットメディア等
(IT分野に関するコンテ
コンテンツ事業 ㈱インプレス
ンツ事業及びプラットフ 企業・自治体向けSP・PRツール及び
ソリューション ㈱IAD
ォーム事業) Webサイト等の受託制作
英普麗斯(北京)科技有限公司
Impress Group Singapore Pte. Ltd.
出版流通プラットフォームの開発・
プラットフォーム事業
運営等
音楽 メディア 出版・電子出版、ネットメディア・
(音楽分野に関するコン &サービス サービス等
テンツ事業及びプラット コンテンツ事業
フォーム事業) 企業・自治体向けSP・PRツール及び
ソリューション ㈱リットーミュージック
Webサイト等の受託制作
プラットフォーム事業 ECプラットフォームの開発・運営等
デザイン
メディア 出版・電子出版、ネットメディア・
(デザイン分野に関する コンテンツ事業 ㈱エムディエヌコーポレーション
&サービス サービス等
コンテンツ事業)
山岳・自然 メディア 出版・電子出版、ネットメディア・
(山岳・自然分野に関す &サービス サービス等
るコンテンツ事業) コンテンツ事業 ㈱山と溪谷社
企業・自治体向けSP・PRツール及び
ソリューション
Webサイト等の受託制作
モバイルサービス メディア 電子出版、ネットメディア・サービ
(モバイル関連のコンテ &サービス ス等
ンツ事業及びプラットフ コンテンツ事業
ォーム事業)
ソリューション Webサイト等の受託制作 ㈱ICE
電子コミックプラットフォームの開
プラットフォーム事業
発・運営等
㈱近代科学社
その他 出版・電子出版、企業・自治体向け
㈱インプレスR&D
SP・PRツール及びWebサイト等の受
㈱クリエイターズギルド
託制作、出版流通プラットフォーム
㈱天夢人
の開発・運営等
Impress Business Development(同)
全社 グループ経営・財務戦略の策定
㈱インプレスホールディングス(当社)
グループ各社の経営管理、販売/物
㈱Impress Professional Works
流管理
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㈱インプレスホールディングス(9479) 2019年3月期 決算短信
<関係会社の状況>
議決権の
資本金 主要な事業の
名称 住所 所有割合 関係内容
(千円) 内容(注1)
(%)
(連結子会社)
㈱インプレス 東京都千代田区 90,000 IT 100.00 役員の兼任あり
㈱IAD 東京都千代田区 30,000 IT 100.00 役員の兼任あり
英普麗斯(北京)科技有限公司 中華人民共和国北京市 1,975千元 IT 100.00 役員の兼任あり
Impress Group Singapore Pte. Ltd. シンガポール共和国 300千SGD IT 100.00 役員の兼任あり
㈱リットーミュージック 東京都千代田区 100,000 音楽 100.00 役員の兼任あり
㈱エムディエヌコーポレーション 東京都千代田区 50,000 デザイン 100.00 役員の兼任あり
㈱山と溪谷社 東京都千代田区 97,500 山岳・自然 100.00 役員の兼任あり
モバイル
㈱ICE 東京都千代田区 100,000 100.00 役員の兼任あり
サービス
㈱近代科学社 東京都新宿区 20,000 その他 100.00 役員の兼任あり
㈱インプレスR&D 東京都新宿区 15,100 その他 100.00 役員の兼任あり
㈱クリエイターズギルド 東京都千代田区 80,700 その他 98.12 役員の兼任あり
㈱天夢人 東京都千代田区 30,000 その他 100.00 役員の兼任あり
Impress Business Development(同) 東京都千代田区 10,000 その他 100.00 代表社員の兼任あり
㈱Impress Professional Works 東京都千代田区 30,000 全社 100.00 役員の兼任あり
(持分法適用関連会社)
㈱編集工学研究所 東京都世田谷区 75,005 その他 48.19 ―
㈱ファンギルド 東京都千代田区 50,000 その他 26.73 役員の兼任あり
(注) 1.主要な事業の内容欄には、事業の種類別セグメントの名称を記載しております。
2.㈱インプレスについては、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%
を超えていますが、セグメント情報における「IT」の売上高に占める当該連結子会社の売上高(セグメン
ト間の内部売上高又は振替高を含む)の割合が100分の90を超えるため、主要な損益情報等の記載を省略し
ております。
3.㈱リットーミュージックについては、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める
割合が10%を超えていますが、セグメント情報における「音楽」の売上高に占める当該連結子会社の売上
高(セグメント間の内部売上高又は振替高を含む)の割合が100分の90を超えるため、主要な損益情報等の
記載を省略しております。
4.㈱山と溪谷社については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%
を超えていますが、セグメント情報における「山岳・自然」の売上高に占める当該連結子会社の売上高
(セグメント間の内部売上高又は振替高を含む)の割合が100分の90を超えるため、主要な損益情報等の記
載を省略しております。
5.㈱ICEについては、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超え
ていますが、セグメント情報における「モバイルサービス」の売上高に占める当該連結子会社の売上高
(セグメント間の内部売上高又は振替高を含む)の割合が100分の90を超えるため、主要な損益情報等の記
載を省略しております。
3.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社及び当社グループは、アジア市場向けに事業展開をしているものの主に日本国内で事業を展開しており、ま
た、外国人投資家の割合も5%未満でかつ海外での資金調達の必要性が現時点ではないため、日本基準を採用して
おります。
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㈱インプレスホールディングス(9479) 2019年3月期 決算短信
4.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2018年3月31日) (2019年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 4,402,747 4,312,452
受取手形及び売掛金 4,127,313 4,363,842
有価証券 400,000 100,000
商品及び製品 1,076,852 1,115,866
仕掛品 124,641 111,127
その他 314,004 376,187
返品債権特別勘定 △11,300 △15,100
貸倒引当金 △48,798 △23,545
流動資産合計 10,385,460 10,340,831
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物 248,155 258,651
減価償却累計額 △68,550 △81,463
建物及び構築物(純額) 179,604 177,187
工具、器具及び備品 1,294,180 1,251,850
減価償却累計額 △1,114,893 △1,104,179
工具、器具及び備品(純額) 179,286 147,670
土地 67,970 67,970
有形固定資産合計 426,861 392,828
無形固定資産
ソフトウエア 196,034 145,014
その他 14,445 14,445
無形固定資産合計 210,479 159,460
投資その他の資産
投資有価証券 1,087,015 891,972
破産更生債権等 110,237 43,779
繰延税金資産 194,905 293,374
その他 466,733 473,284
貸倒引当金 △93,579 △43,779
投資その他の資産合計 1,765,312 1,658,631
固定資産合計 2,402,652 2,210,920
資産合計 12,788,113 12,551,751
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㈱インプレスホールディングス(9479) 2019年3月期 決算短信
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2018年3月31日) (2019年3月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 1,350,727 1,397,248
短期借入金 500,000 350,000
1年内返済予定の長期借入金 201,188 185,651
未払金 795,328 764,995
未払法人税等 89,522 66,605
賞与引当金 161,624 204,840
返品調整引当金 152,758 172,406
その他 307,778 300,631
流動負債合計 3,558,928 3,442,378
固定負債
長期借入金 168,800 137,500
繰延税金負債 185,794 45,874
退職給付に係る負債 1,099,793 1,128,985
長期未払金 101,120 104,242
その他 2,802 2,117
固定負債合計 1,558,311 1,418,719
負債合計 5,117,240 4,861,097
純資産の部
株主資本
資本金 5,341,021 5,341,021
資本剰余金 1,664,508 1,667,914
利益剰余金 1,012,177 1,403,122
自己株式 △723,297 △780,804
株主資本合計 7,294,409 7,631,253
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 420,852 103,814
為替換算調整勘定 55,108 49,470
退職給付に係る調整累計額 △122,633 △95,467
その他の包括利益累計額合計 353,327 57,817
新株予約権 14,704 -
非支配株主持分 8,431 1,582
純資産合計 7,670,873 7,690,653
負債純資産合計 12,788,113 12,551,751
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(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
連結損益計算書
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
売上高 11,897,711 12,837,458
売上原価 7,605,609 8,110,116
売上総利益 4,292,102 4,727,342
返品調整引当金繰入額 1,112 14,007
差引売上総利益 4,290,990 4,713,334
販売費及び一般管理費 4,214,409 4,504,829
営業利益 76,581 208,505
営業外収益
受取利息 3,209 472
受取配当金 923 1,063
投資事業組合運用益 3,604 -
貸倒引当金戻入額 20,120 -
持分法による投資利益 81,538 99,678
その他 10,280 12,675
営業外収益合計 119,676 113,890
営業外費用
支払利息 7,596 5,100
為替差損 1,142 473
手形売却損 471 445
支払手数料 1,880 1,629
出資金運用損 9,385 12,900
外国源泉税 - 6,366
その他 3,821 3,484
営業外費用合計 24,297 30,400
経常利益 171,960 291,994
特別利益
投資有価証券売却益 590,386 254,899
新株予約権戻入益 - 14,704
特別利益合計 590,386 269,604
特別損失
役員特別退職金 101,120 -
投資有価証券評価損 104,460 4,058
減損損失 - 8,055
事業構造改革費 - 25,201
特別損失合計 205,580 37,316
税金等調整前当期純利益 556,766 524,283
法人税、住民税及び事業税 134,671 139,542
法人税等調整額 △18,064 △91,259
法人税等合計 116,606 48,283
当期純利益 440,159 475,999
非支配株主に帰属する当期純利益 3,094 1,655
親会社株主に帰属する当期純利益 437,065 474,343
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連結包括利益計算書
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
当期純利益 440,159 475,999
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 323,325 △317,038
為替換算調整勘定 3,676 △5,638
退職給付に係る調整額 23,464 27,165
その他の包括利益合計 350,467 △295,510
包括利益 790,627 180,488
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 787,533 178,833
非支配株主に係る包括利益 3,094 1,655
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(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)
(単位:千円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 5,341,021 1,664,508 595,130 △722,575 6,878,084
当期変動額
親会社株主に帰属する当
437,065 437,065
期純利益
剰余金の配当 △20,018 △20,018
自己株式の取得 △721 △721
株主資本以外の項目の当
期変動額(純額)
当期変動額合計 - - 417,047 △721 416,325
当期末残高 5,341,021 1,664,508 1,012,177 △723,297 7,294,409
その他の包括利益累計額
その他 退職給付 その他の 新株予約権 非支配株主持分 純資産合計
為替換算
有価証券 に係る 包括利益
調整勘定
評価差額金 調整累計額 累計額合計
当期首残高 97,526 51,432 △146,097 2,860 14,704 - 6,895,650
当期変動額
親会社株主に帰属する当
437,065
期純利益
剰余金の配当 △20,018
自己株式の取得 △721
株主資本以外の項目の当
323,325 3,676 23,464 350,467 - 8,431 358,898
期変動額(純額)
当期変動額合計 323,325 3,676 23,464 350,467 - 8,431 775,223
当期末残高 420,852 55,108 △122,633 353,327 14,704 8,431 7,670,873
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㈱インプレスホールディングス(9479) 2019年3月期 決算短信
当連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:千円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 5,341,021 1,664,508 1,012,177 △723,297 7,294,409
当期変動額
親会社株主に帰属する当
474,343 474,343
期純利益
剰余金の配当 △83,398 △83,398
自己株式の取得 △119,081 △119,081
自己株式の処分 △1,120 61,574 60,453
非支配株主との取引に係
4,525 4,525
る親会社の持分変動
株主資本以外の項目の当
期変動額(純額)
当期変動額合計 - 3,405 390,945 △57,506 336,843
当期末残高 5,341,021 1,667,914 1,403,122 △780,804 7,631,253
その他の包括利益累計額
その他 退職給付 その他の 新株予約権 非支配株主持分 純資産合計
為替換算
有価証券 に係る 包括利益
調整勘定
評価差額金 調整累計額 累計額合計
当期首残高 420,852 55,108 △122,633 353,327 14,704 8,431 7,670,873
当期変動額
親会社株主に帰属する当
474,343
期純利益
剰余金の配当 △83,398
自己株式の取得 △119,081
自己株式の処分 60,453
非支配株主との取引に係
4,525
る親会社の持分変動
株主資本以外の項目の当
△317,038 △5,638 27,165 △295,510 △14,704 △6,848 △317,063
期変動額(純額)
当期変動額合計 △317,038 △5,638 27,165 △295,510 △14,704 △6,848 19,779
当期末残高 103,814 49,470 △95,467 57,817 - 1,582 7,690,653
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㈱インプレスホールディングス(9479) 2019年3月期 決算短信
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益 556,766 524,283
減価償却費 153,221 139,574
減損損失 - 8,055
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) 52,346 29,191
退職 給 付に 係る 調 整 累計 額 の 増 減額 ( △ は減
24,428 19,955
少)
賞与引当金の増減額(△は減少) 51,218 43,362
返品調整引当金の増減額(△は減少) 7,712 10,207
返品債権特別勘定の増減額(△は減少) △6,600 3,800
貸倒引当金の増減額(△は減少) △23,855 △75,052
破産更生債権等の増減額(△は増加) 23,444 66,457
受取利息及び受取配当金 △4,133 △1,536
支払利息 7,596 5,100
持分法による投資損益(△は益) △81,538 △99,678
為替差損益(△は益) 207 △73
投資有価証券売却損益(△は益) △590,386 △254,899
投資有価証券評価損益(△は益) 104,460 4,058
新株予約権戻入益 - △14,704
売上債権の増減額(△は増加) △519,964 △122,652
たな卸資産の増減額(△は増加) △56,343 △1,996
仕入債務の増減額(△は減少) 111,053 △53,924
長期未払金の増減額(△は減少) 101,120 3,122
その他 76,168 △43,962
小計 △13,079 188,689
利息及び配当金の受取額 23,002 21,054
利息の支払額 △6,775 △5,051
法人税等の支払額 △79,677 △155,975
法人税等の還付額 28,002 2,179
営業活動によるキャッシュ・フロー △48,526 50,895
投資活動によるキャッシュ・フロー
有価証券の取得による支出 - △300,000
有価証券の償還による収入 200,000 700,000
有形固定資産の取得による支出 △30,133 △25,958
無形固定資産の取得による支出 △54,131 △58,486
投資有価証券の売却による収入 642,758 263,985
投資有価証券の取得による支出 △3,037 △300,599
関係会社株式の取得による支出 - △24,500
敷金及び保証金の解約による収入 669 1,927
敷金及び保証金の差入による支出 △8,879 △7,355
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得によ
43,385 -
る収入
貸付けによる支出 △37,000 -
その他 △34,520 △6,632
投資活動によるキャッシュ・フロー 719,111 242,380
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) △60,000 △150,000
長期借入れによる収入 300,000 150,000
長期借入金の返済による支出 △282,200 △211,184
自己株式の取得による支出 △721 △119,554
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配当金の支払額 △20,112 △82,833
連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得
- △4,032
による支出
その他 △678 △685
財務活動によるキャッシュ・フロー △63,712 △418,290
現金及び現金同等物に係る換算差額 1,819 △3,817
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 608,692 △128,832
現金及び現金同等物の期首残高 3,794,055 4,402,747
新規連結に伴う現金及び現金同等物の増加額 - 38,537
現金及び現金同等物の期末残高 4,402,747 4,312,452
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(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(表示方法の変更)
(「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」の適用に伴う変更)
「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日。以下「税効果会計基準一
部改正」という。)を当連結会計年度の期首から適用し、繰延税金資産は投資その他の資産の区分に表示し、繰延
税金負債は固定負債の区分に表示する方法に変更しております。
この結果、前連結会計年度の連結貸借対照表において、「流動資産」の「繰延税金資産」136,250千円は、「投資
その他の資産」の「繰延税金資産」194,905千円に含めて表示しております。
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(セグメント情報等)
【セグメント情報】
Ⅰ 前連結会計年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)
1.報告セグメントの概要
当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、当社
取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであり
ます。
当社グループは、各専門分野を事業領域とするメディア企業で構成されたメディアグループであり、「IT」、
「音楽」、「デザイン」、「山岳・自然」、「モバイルサービス」の各専門分野を報告セグメントとしておりま
す。
各報告セグメントでは、それぞれの専門分野において、コンテンツ事業及びプラットフォーム事業を行っており
ます。
2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」におけ
る記載と概ね同一であります。
報告セグメントの利益又は損失は、営業利益ベースの数値であります。
セグメント間の内部収益及び振替高は市場実勢価格に基づいております。
3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報
(単位:千円)
報告セグメント 連結
その他 調整額 財務諸表
モバイル (注)1 (注)3 計上額
IT 音楽 デザイン 山岳・自然 計 (注)2
サービス
売上高
外部顧客への売上高 5,296,994 1,959,149 876,984 1,754,978 1,468,136 11,356,243 541,468 - 11,897,711
セグメント間の
57,543 2,690 15,007 1,663 4,821 81,724 58,762 △140,487 -
内部売上高又は振替高
計 5,354,537 1,961,839 891,991 1,756,641 1,472,957 11,437,968 600,231 △140,487 11,897,711
セグメント利益 54,542 26,906 11,170 60,467 154,667 307,754 26,722 △257,894 76,581
セグメント資産 3,572,597 1,467,912 488,871 975,917 715,001 7,220,301 785,644 4,782,168 12,788,113
その他の項目
減価償却費 17,539 7,888 1,796 20,427 6,107 53,760 32,722 66,738 153,221
有形固定資産及び
4,371 14,097 2,589 8,656 10,324 40,040 15,104 29,120 84,264
無形固定資産の増加額
(注) 1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、出版・電子出版、Webサイト等
の受託制作及び出版流通プラットフォームの開発・運営等が含まれております。
2.セグメント利益は、調整を行い、連結損益計算書の営業利益と一致しております。
3.調整額は以下のとおりであります。
(1) セグメント利益の調整額△257,894千円には、セグメント間取引消去△140,487千円、各報告セグメントに
配賦していない全社費用△1,361,680千円、セグメント間の営業費用取引消去1,244,273千円が含まれてお
ります。
(2) セグメント資産の調整額4,782,168千円には、セグメント間取引消去△1,973,830千円、各報告セグメント
に配賦していない全社資産6,755,999千円が含まれております。
(3) 減価償却費の調整額66,738千円は、各報告セグメントに帰属しない減価償却費66,738千円であります。
(4) 有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額29,120千円は、全社共通インフラ等への設備投資額であ
ります。
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Ⅱ 当連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
1.報告セグメントの概要
当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、当社
取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであり
ます。
当社グループは、各専門分野を事業領域とするメディア企業で構成されたメディアグループであり、「IT」、
「音楽」、「デザイン」、「山岳・自然」、「モバイルサービス」の各専門分野を報告セグメントとしておりま
す。
各報告セグメントでは、それぞれの専門分野において、コンテンツ事業及びプラットフォーム事業を行っており
ます。
2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」におけ
る記載と概ね同一であります。
報告セグメントの利益又は損失は、営業利益ベースの数値であります。
セグメント間の内部収益及び振替高は市場実勢価格に基づいております。
3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報
(単位:千円)
報告セグメント 連結
その他 調整額 財務諸表
モバイル (注)1 (注)3 計上額
IT 音楽 デザイン 山岳・自然 計 (注)2
サービス
売上高
外部顧客への売上高 5,463,960 1,802,697 888,685 1,864,776 1,753,784 11,773,905 1,063,553 - 12,837,458
セグメント間の
73,764 10,741 16,566 13,665 4,652 119,390 56,295 △175,686 -
内部売上高又は振替高
計 5,537,725 1,813,438 905,252 1,878,442 1,758,437 11,893,295 1,119,849 △175,686 12,837,458
セグメント利益
138,453 38,351 15,427 110,792 183,415 486,440 △5,554 △272,381 208,505
又は損失(△)
セグメント資産 3,842,325 1,530,644 455,862 1,076,211 815,141 7,720,185 960,277 3,871,288 12,551,751
その他の項目
減価償却費 12,589 12,352 1,885 15,737 6,661 49,226 24,492 65,855 139,574
有形固定資産及び
14,996 19,085 447 3,283 1,965 39,779 824 43,841 84,444
無形固定資産の増加額
(注) 1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、出版・電子出版、Webサイト等
の受託制作及び出版流通プラットフォームの開発・運営等が含まれております。
2.セグメント利益又は損失(△)は、調整を行い、連結損益計算書の営業利益と一致しております。
3.調整額は以下のとおりであります。
(1) セグメント利益又は損失(△)の調整額△272,381千円には、セグメント間取引消去△175,686千円、各報
告セグメントに配賦していない全社費用△1,437,882千円、セグメント間の営業費用取引消去1,341,187千
円が含まれております。
(2) セグメント資産の調整額3,871,288千円には、セグメント間取引消去△2,809,712千円、各報告セグメント
に配賦していない全社資産6,681,000千円が含まれております。
(3) 減価償却費の調整額65,855千円は、セグメント間取引消去△559千円、各報告セグメントに帰属しない減
価償却費66,415千円であります。
(4) 有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額43,841千円は、全社共通インフラ等への設備投資額であ
ります。
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㈱インプレスホールディングス(9479) 2019年3月期 決算短信
【関連情報】
前連結会計年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)
1.製品及びサービスごとの情報
(単位:千円)
コンテンツ事業 プラットフォーム事業 合計
外部顧客への売上高 10,250,878 1,646,833 11,897,711
2.地域ごとの情報
(1) 売上高
本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。
(2) 有形固定資産
本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を省
略しております。
3.主要な顧客ごとの情報
(単位:千円)
顧客の名称又は氏名 売上高
日本出版販売㈱ 2,105,207
㈱トーハン 1,694,143
(注) コンテンツ事業に関連する取引であり、関連する主なセグメントは、ITセグメント、音楽セグメント、デザイ
ンセグメント、山岳・自然セグメントです。
当連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
1.製品及びサービスごとの情報
(単位:千円)
コンテンツ事業 プラットフォーム事業 合計
外部顧客への売上高 10,815,645 2,021,813 12,837,458
(注)当連結会計年度において事業区分を変更し、前連結会計年度については組替えを行っております。
2.地域ごとの情報
(1) 売上高
本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。
(2) 有形固定資産
本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を省
略しております。
3.主要な顧客ごとの情報
(単位:千円)
顧客の名称又は氏名 売上高
日本出版販売㈱ 2,210,281
㈱トーハン 1,736,172
(注) コンテンツ事業に関連する取引であり、関連する主なセグメントは、ITセグメント、音楽セグメント、デザイ
ンセグメント、山岳・自然セグメントです。
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㈱インプレスホールディングス(9479) 2019年3月期 決算短信
【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】
前連結会計年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)
該当事項はありません。
当連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:千円)
報告セグメント
その他 全社・消去 合計
モバイル
IT 音楽 デザイン 山岳・自然 計
サービス
減損損失 - - - 8,055 - 8,055 - - 8,055
【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】
前連結会計年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)
該当事項はありません。
当連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
該当事項はありません。
【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】
前連結会計年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)
該当事項はありません。
当連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
該当事項はありません。
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㈱インプレスホールディングス(9479) 2019年3月期 決算短信
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
1株当たり純資産額 229円25銭 1株当たり純資産額 233円02銭
1株当たり当期純利益金額 13円10銭 1株当たり当期純利益金額 14円25銭
なお、潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額につい
なお、潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額につい
ては、希薄化効果を有している潜在株式が存在しないた
ては、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
め記載しておりません。
(注) 1.1株当たり当期純利益金額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
項目 (自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
1株当たり当期純利益金額
親会社株主に帰属する当期純利益(千円) 437,065 474,343
普通株主に帰属しない金額(千円) - -
普通株式に係る親会社株主に帰属する当期純利益(千円) 437,065 474,343
普通株式の期中平均株式数(株) 33,361,756 33,279,668
希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後
1株当たり当期純利益の算定に含めなかった 第14回新株予約権
-
潜在株式の概要
2.1株当たり純資産額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(2018年3月31日) (2019年3月31日)
純資産の部の合計額(千円) 7,670,873 7,690,653
純資産の部の合計額から控除する金額(千円) 23,135 1,582
(うち新株予約権)(千円) (14,704) (-)
(うち非支配株主持分)(千円) (8,431) (1,582)
普通株式に係る期末の純資産額(千円) 7,647,737 7,689,070
1株当たり純資産額の算定に用いられた期末の
33,359,514 32,997,441
普通株式の数(株)
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
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