9479 インプレス 2021-08-12 16:00:00
2022年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]

              2022年3月期         第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
                                                          2021年8月12日
上 場 会 社 名 株式会社インプレスホールディングス             上場取引所                         東
コ ー ド 番 号 9479                URL https://www.impressholdings.com/
代   表   者
        (役職名) 代表取締役社長      (氏名) 松本 大輔
                                                         03-6837-5000
問合せ先責任者 (役職名) 取締役副社長       (氏名) 山手 章弘              (TEL)
                                                         (代)
四半期報告書提出予定日    2021年8月13日   配当支払開始予定日              -
四半期決算補足説明資料作成の有無     :無
四半期決算説明会開催の有無        : 無 ( -                              )
 
                                                                                (百万円未満切捨て)
1.2022年3月期第1四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年6月30日)
(1)連結経営成績(累計)                        (%表示は、対前年同四半期増減率)
                                                                               親会社株主に帰属
                     売上高                   営業利益              経常利益
                                                                               する四半期純利益
                     百万円           %           百万円       %    百万円          %           百万円    %
2022年3月期第1四半期      3,388 11.6      440 37.6     467 38.2                              399  59.0
2021年3月期第1四半期      3,037   -       320   -      338   -                               251    -
(注) 包括利益 2022年3月期第1四半期    370百万円( 45.1%) 2021年3月期第1四半期                             254百万円(    -%)
 
                               潜在株式調整後
                   1株当たり
                                 1株当たり
                  四半期純利益
                                四半期純利益
                               円   銭                 円   銭
2022年3月期第1四半期          11.95        -
2021年3月期第1四半期           7.61        -
 
(注)「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を当第1四半期連結会計期間の期首から適
    用しており、2021年3月期第1四半期に係る各数値については、当該会計基準等を遡って適用した後の数値となっ
    ております。これにより、2021年3月期第1四半期の対前年同四半期増減率は記載しておりません。
(2)連結財政状態
                     総資産                       純資産           自己資本比率
                               百万円                   百万円                   %
2022年3月期第1四半期          14,088       8,767          62.2
2021年3月期               14,441       8,531          59.0
(参考) 自己資本 2022年3月期第1四半期    8,762百万円 2021年3月期 8,526百万円
(注)「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を当第1四半期連結会計期間の期首から適
    用しており、2021年3月期に係る各数値については、当該会計基準等を遡って適用した後の数値となっておりま
    す。
2.配当の状況
                                                年間配当金

                第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末                         期末            合計
                      円    銭           円   銭         円   銭       円   銭         円   銭
  2021年3月期           -       -      -    4.00     4.00
  2022年3月期           -
  2022年3月期(予想)               -      -    4.50     4.50
(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
   2022年3月期(予想)の年間配当金は、設立30周年の記念配当(期末配当につき1.00円)を含めております。
 

3.2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)
                                               (%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
                                                           親会社株主に帰属 1株当たり
               売上高             営業利益                 経常利益
                                                            する当期純利益 当期純利益
               百万円    %            百万円         %     百万円     %           百万円       %         円 銭
第2四半期(累計)     6,800 4.5 330 △15.8 350 △17.9 300 26.1   8.97
     通期      14,050 1.4 650 △20.9 750 △19.5 600 △11.3 17.94
(注) 直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 無
 
    会計方針の変更に伴い遡及適用が行われたため、第2四半期(累計)対前年同四半期増減率及び通期の対前期増減率
    については遡及適用後の数値を用いて算定しております。
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動                   :無
         (連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)
         新規   -社 (社名) -            、 除外      -社 (社名) -
 

 

(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用                   :有
 
    (注)詳細は、添付資料P.10「四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用」をご覧ください。
 

(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
  ① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更                       :有
     ②    ①以外の会計方針の変更                        :無
     ③    会計上の見積りの変更                         :無
     ④    修正再表示                              :無
 
    (注)詳細は、添付資料P.10「会計方針の変更」をご覧ください。
 

(4)発行済株式数(普通株式)
  ① 期末発行済株式数(自己株式を含む)           2022年3月期1Q   37,371,500株   2021年3月期     37,371,500株

     ②    期末自己株式数               2022年3月期1Q   3,933,893株    2021年3月期     3,933,353株

     ③    期中平均株式数(四半期累計)        2022年3月期1Q   33,437,920株   2021年3月期1Q   32,993,945株
 


 

    ※    四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
    ※    業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項


     
                 株式会社インプレスホールディングス(9479) 2022年3月期 第1四半期決算短信


○添付資料の目次



    1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………2

    (1)経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………………2

    (2)財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………………5

    (3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………………5

    2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………6

    (1)四半期連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………6

    (2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 …………………………………………8

         四半期連結損益損益計算書

          第1四半期連結累計期間 …………………………………………………………………………8

         四半期連結包括利益計算書

          第1四半期連結累計期間 …………………………………………………………………………9

    (3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………10

        (継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………10

        (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………10

        (会計方針の変更) ……………………………………………………………………………………10

        (四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用) …………………………………………10

        (セグメント情報等) …………………………………………………………………………………11

        (収益認識関係) ………………………………………………………………………………………12




                             1
                       株式会社インプレスホールディングス(9479) 2022年3月期 第1四半期決算短信


1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
       当第1四半期連結累計期間において、当社グループ(当社及び当社の関係会社)が営む事業の内容について、事業
      セグメント区分及び主要な関係会社の異動は以下のとおりであります。
       ITセグメントの英普麗斯(北京)科技有限公司は、2021年6月4日付で清算結了しております。


       当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当し、インサイ
      ダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。


     事業セグメント区分      主要な事業区分                 主要な事業内容                    主要な会社

                           メディア      出版・電子出版、ネットメディア・
IT
                           &サービス     サービス、ターゲットメディア等
(IT分野に関するコンテ
                 コンテンツ事業
ンツ事業及びプラットフ                          企業・自治体向けSP・PRツール及び
                           ソリューション                         ㈱インプレス
ォーム事業)                               Webサイト等の受託制作
                                                           ㈱IAD

                                     出版流通プラットフォームの開発・
                 プラットフォーム事業
                                     運営等


音楽                         メディア      出版・電子出版、ネットメディア・
(音楽分野に関するコン                &サービス     サービス等
テンツ事業及びプラット      コンテンツ事業
フォーム事業)                              企業・自治体向けSP・PRツール及び
                           ソリューション                         ㈱リットーミュージック
                                     Webサイト等の受託制作



                 プラットフォーム事業          ECプラットフォームの開発・運営等


デザイン
                           メディア      出版・電子出版、ネットメディア・
(デザイン分野に関する      コンテンツ事業                                   ㈱エムディエヌコーポレーション
                           &サービス     サービス等
コンテンツ事業)

山岳・自然                      メディア      出版・電子出版、ネットメディア・
(山岳・自然分野に関す                &サービス     サービス等
るコンテンツ事業)        コンテンツ事業                                   ㈱山と溪谷社
                                   企業・自治体向けSP・PRツール及び
                           ソリューション
                                   Webサイト等の受託制作


モバイルサービス                   メディア      電子出版、ネットメディア・サービ
(モバイル関連のコンテ                &サービス     ス等
ンツ事業及びプラットフ      コンテンツ事業
ォーム事業)
                           ソリューション 電子書籍ファイルの受託制作           ㈱ICE



                                     電子コミックプラットフォームの開
                 プラットフォーム事業
                                     発・運営等

                                                           ㈱近代科学社
その他
                                     出版・電子出版、企業・自治体向け      ㈱インプレスR&D
                                     SP・PRツール及びWebサイト等の受   ㈱クリエイターズギルド
                                     託制作、出版流通プラットフォーム      ㈱天夢人
                                     の開発・運営等               ㈱iDMP
                                                           Impress Business Development(同)

全社                                   グループ経営・財務戦略の策定
                                                           ㈱インプレスホールディングス(当社)
                                     グループ各社の経営管理、販売・物
                                                           ㈱Impress Professional Works
                                     流管理




                                        2
                   株式会社インプレスホールディングス(9479) 2022年3月期 第1四半期決算短信


(当第1四半期連結累計期間の業績全般の概況)
    文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)
 が判断したものです。
    なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号           2020年3月31日)等を当第1四半期連結会計期
 間の期首から適用しており、当該会計基準等を遡って適用した後の数値で前年同四半期連結累計期間及び前連結
 会計年度との比較・分析を行っております。
    この結果、遡及適用を行う前と比べて、前第1四半期連結累計期間の売上高は68,093千円増加し、売上原価は
 87,139千円増加し、販売費及び一般管理費は16,171千円減少し、営業利益、経常利益及び税金等調整前四半期純
 利益はそれぞれ2,874千円減少しております。また、前連結会計年度の期首の純資産に累積的影響額が反映された
 ことにより、利益剰余金の前期首残高は10,213千円減少しております。
    また、文中の事業区分別売上高は、外部顧客への売上高を、事業セグメントの売上高は、セグメント間の内部
 振替高を含んだ売上高をそれぞれ記載し、セグメント損益は、営業損益をベースとしております。


    当第1四半期連結累計期間につきましては、前期のようなコロナ禍における刊行の中止や遅延等もなく新刊の
 刊行が増加したことに加え、電子書店の大型キャンペーン等により電子出版の販売が増加、デジタル・ターゲッ
 トメディアの広告が好調を維持したことにより、コンテンツ事業の売上高は前年同期(2,342百万円)に比べ19.4
 %増加し、2,796百万円となりました。プラットフォーム事業につきましては、出版・電子出版・POD等の各プラ
 ットフォーム事業が堅調に推移したものの、コンテンツホルダーとの協業による電子コミックプラットフォーム
 事業が契約変更による計上方法の変更と前期の巣ごもり特需の反動等により大きな減収となり、売上高が前期
 (694百万円)に比べ14.8%減少し、591百万円となりました。
    これらの結果、売上高は、前年同期(3,037百万円)に比べ11.6%(351百万円)増加し3,388百万円となりまし
 た。営業利益につきましては、販売管理費が増加したものの増収と収益性の改善により、前年同期(320百万円)
 に比べ120百万円増加し、440百万円となりました。経常利益につきましては、前年同期(338百万円)に比べ129
 百万円増加し、467百万円となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益につきましては、前年同期(251百
 万円)に比べ148百万円増加し、399百万円となりました。


(セグメント別の概況)
①   IT
    ITセグメントの売上高につきましては、雑誌及びムックの減収があったものの、書籍の増収とキャンペーン等
 により電子出版の販売が好調に推移したことにより、出版・電子出版は前年同期(591百万円)に比べ17.1%増加
 し 692 百 万 円 と な り ま し た 。 ま た、 デ ジ タ ル 総 合 ニ ュ ー ス サ ー ビ ス 「Impress Watch」
 (https://www.watch.impress.co.jp/)のネットワーク広告の収入の増加等により、ネットメディア・サービスは
 前年同期(299百万円)に比べ39.2%増加し417百万円となりました。加えて、ターゲットメディアは、ターゲッ
 ト広告が好調を持続、イベント収入も増収となったことで、前年同期(155百万円)に比べ40.5%増加し219百万
 円となりました。ソリューション事業においては、国内受託案件が増加したものの、英普麗斯(北京)科技有限公
 司の清算に伴い海外受託案件が減少した結果、前年同期(120百万円)に比べ4.5%減少し114百万円となりまし
 た。これらの結果、コンテンツ事業の売上高は前年同期(1,167百万円)に比べ23.7%増加し、1,444百万円とな
 りました。
    また、プラットフォーム事業につきましては、パートナー出版社の電子出版の販売が好調であったことにより、
 売上高は前年同期(48百万円)に比べ31.9%増加し63百万円となりました。
    以上により、「IT」の売上高は、前年同期(1,224百万円)比23.8%増の1,515百万円となりました。セグメン
 ト利益は、増収と収益性の改善に加えて販売管理費の減少により、前年同期(179百万円)と比べ206百万円増加
 し386百万円となりました。


②   音楽
    音楽セグメントの売上高につきましては、雑誌広告は減収となったものの、音楽アーティスト関連のムック本
 の出荷が好調であったことや、ギターマガジン等のWEB展開によりデジタル広告が好調に推移したことで補い、コ
 ンテンツ事業の売上高は前年同期(340百万円)に比べ18.1%増加し402百万円となりました。



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    ま た、 プ ラ ッ ト フ ォ ー ム 事 業 に つ き ま し て は、 楽 器 マ ー ケ ッ ト プ レ イ ス 「 デ ジ マ ー ト 」(https://www.
 digimart.net/)における楽器店からの決済サービス収入が増加したほか、パートナー出版社の出版物の販売も好
 調に推移し、売上高は前期(93百万円)に比べ23.3%増加し、115百万円となりました。
    以上により、「音楽」の売上高は、前年同期(436百万円)比19.7%増の522百万円となりました。セグメント
 利益は、増収と収益性の改善により、前年同期(10百万円)と比べ46百万円増加し、56百万円となりました。


③   デザイン
    デザインセグメントの売上高につきましては、書籍の返品の増加はあったものの、書籍の刊行点数の増加や、
 著作権収入の増加で補い、コンテンツ事業は増収となりました。
    以上により、「デザイン」の売上高は、前年同期(227百万円)比7.5%増の245百万円となりました。セグメン
 ト利益では、増収となったものの収益性の低下と販売管理費の増加により、前年同期(49百万円の利益)と比べ
 利益が56百万円減少し6百万円の損失となりました。


④   山岳・自然
    山岳・自然セグメントの売上高につきましては、前期のようなコロナ禍における刊行の中止等もなく新刊の刊
 行が増加、キャンペーン等により電子出版の販売が好調に推移したほか、前期にコロナ禍で落ち込んだ広告及び
 自治体等からの受託案件も若干回復の基調となり、コンテンツ事業は増収となりました。
    以上により、「山岳・自然」の売上高は、前年同期(334百万円)比25.0%増の418百万円となりました。セグ
 メント利益では、販売管理費が増加したものの増収と収益性の改善により、前年同期(3百万円の損失)と比べ
 62百万円利益が増加し58百万円となりました。


⑤   モバイルサービス
    モバイルサービスセグメントにつきましては、電子出版が堅調に推移したものの、英語関連事業のデザインセ
 グメントへの移管による減収等により、コンテンツ事業の売上高は前期(69百万円)と比べ21.9%減少し、54百
 万円となりました。
    プラットフォーム事業につきましては、コンテンツホルダーとの協業によるデジタルコミック等の販売プラッ
 トフォームが契約変更による計上方法の変更と前期の巣ごもり特需の反動等により減収となり、売上高は前期
 (509百万円)と比べ29.0%減少し361百万円となりました。
    以上により、「モバイルサービス」の売上高は、前年同期(579百万円)比28.0%減の416百万円となりまし
 た。セグメント利益では、販売管理費が減少したものの減収と収益性が低下したことにより、前年同期(193百万
 円)と比べ112百万円減少し80百万円となりました。


⑥   その他
    その他セグメントにつきましては、デザインセグメントへの事業移管により、出版事業の減収があったものの、
 著者向けPOD出版プラットフォームサービスの販売増加や開発案件の受託等が好調に推移したこと等により、売上
 高は前年同期(275百万円)比10.0%増の303百万円となりました。セグメント利益では、販売管理費が増加した
 ものの、増収に加えて収益性が改善したことにより、前年同期(10百万円の損失)と比べ17百万円利益が増加し、
 7百万円の利益となりました。


⑦   全社
    全社区分につきましては、純粋持株会社である当社と、グループの経営管理及び販売・物流管理機能を担う㈱
 Impress Professional Worksで構成されており、グループ会社からの配当、情報システム等の経営インフラの使
 用料及びグループ会社や出版社を中心とするパートナー会社の物流・販売管理に伴う手数料収入を売上高として
 計上し、経営インフラ等の運営に係る費用を負担しております。
    全社区分の売上高は、グループ会社からの配当収入の増加等により、前年同期(533百万円)比36.2%増の727
 百万円となりました。セグメント利益では、販売管理費の増加はあったものの、増収により前年同期(136百万
 円)と比べ136百万円増加し273百万円となりました。




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(2)財政状態に関する説明
  (資産、負債及び純資産の状況)
  当第1四半期連結会計期間末の資産につきましては、現金及び預金の減少や季節的変動要因による受取手形、売
 掛金及び契約資産が減少したこと等により、前連結会計年度末に比べ353百万円減少し14,088百万円となりました。
  負債につきましては、季節的変動要因による仕入債務等の減少や賞与引当金の減少、有利子負債の返済等により、
 589百万円減少し5,320百万円となりました。
  純資産につきましては、配当金の支払いによる減少があったものの、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上
 等により、236百万円増加し8,767百万円となりました。
  自己資本は8,762百万円となり、自己資本比率は62.2%と前連結会計年度末(59.0%)と比べ3.2ポイントの増加
 となりました。


(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
  当第1四半期連結会計期間における業績動向につきましては、コンテンツ事業において出版の刊行遅れ等があっ
 たものの、デジタル及びターゲット広告が好調を維持したことに加え、電子書店の大型キャンペーン等による電子
 出版の大幅な増収が寄与し、想定を上回る業績となりました。
  一方、第2四半期連結会計期間につきましては、デジタル及びターゲット広告は堅調な推移を想定しているもの
 の、出版の刊行遅れが懸念される状況で、公表済みの当初の業績予測を若干下回る業績動向を想定しております。
  上記状況を勘案し、公表済みの連結業績予想に変更はありませんが、2021年7月27日に公表いたしました「イカ
 ロス出版株式会社の株式取得(完全子会社化)」に伴う連結業績に与える影響は現在精査中であり、今後業績予想
 修正の必要が生じた場合には速やかに公表いたします。




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2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
                                                           (単位:千円)
                                前連結会計年度             当第1四半期連結会計期間
                               (2021年3月31日)           (2021年6月30日)
資産の部
 流動資産
   現金及び預金                               6,884,107            6,775,848
   受取手形、売掛金及び契約資産                       3,797,969            3,287,146
   商品及び製品                               1,103,069            1,303,879
   仕掛品                                    170,561              168,132
   返品資産                                   218,465              177,136
   その他                                    425,248              462,425
   貸倒引当金                                    △696                 △580
   流動資産合計                              12,598,725           12,173,987
 固定資産
   有形固定資産                                 323,572              304,206
   無形固定資産
     ソフトウエア                               157,275              169,486
     その他                                   14,445               14,445
     無形固定資産合計                             171,721              183,931
   投資その他の資産
     投資有価証券                               559,901              624,646
     繰延税金資産                               358,508              371,005
     その他                                  429,231              430,356
     投資その他の資産合計                         1,347,641            1,426,009
   固定資産合計                               1,842,935            1,914,146
 資産合計                                  14,441,660           14,088,134
負債の部
 流動負債
   支払手形及び買掛金                            1,373,078            1,129,780
   短期借入金                                  350,000              350,000
   1年内返済予定の長期借入金                          125,000              125,000
   未払法人税等                                 171,665              122,118
   返金負債                                   434,842              358,028
   賞与引当金                                  250,751               30,523
   役員賞与引当金                                     -                13,082
   その他                                  1,560,826            1,611,326
   流動負債合計                               4,266,164            3,739,859
 固定負債
   長期借入金                                  262,500              231,250
   繰延税金負債                                   3,023                    3
   退職給付に係る負債                            1,273,230            1,296,170
   長期未払金                                  104,242               53,571
   その他                                      1,425                   -
   固定負債合計                               1,644,420            1,580,994
 負債合計                                   5,910,585            5,320,854




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               株式会社インプレスホールディングス(9479) 2022年3月期 第1四半期決算短信


                                                           (単位:千円)
                                前連結会計年度             当第1四半期連結会計期間
                               (2021年3月31日)           (2021年6月30日)
純資産の部
 株主資本
   資本金                                  5,341,021            5,341,021
   資本剰余金                                1,655,543            1,655,543
   利益剰余金                                2,259,718            2,525,386
   自己株式                                 △702,011             △702,131
   株主資本合計                               8,554,271            8,819,820
 その他の包括利益累計額
   その他有価証券評価差額金                              △56                  △91
   為替換算調整勘定                                35,124                   -
   退職給付に係る調整累計額                          △63,052              △57,234
   その他の包括利益累計額合計                         △27,983              △57,325
 非支配株主持分                                    4,787                4,786
 純資産合計                                  8,531,075            8,767,280
負債純資産合計                                14,441,660           14,088,134




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(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
  四半期連結損益計算書
   第1四半期連結累計期間
                                                              (単位:千円)
                            前第1四半期連結累計期間            当第1四半期連結累計期間
                              (自 2020年4月1日            (自 2021年4月1日
                              至 2020年6月30日)           至 2021年6月30日)
売上高                                    3,037,603                3,388,749
売上原価                                   1,659,972                1,817,649
売上総利益                                  1,377,631                1,571,099
販売費及び一般管理費                             1,057,589                1,130,867
営業利益                                     320,042                  440,231
営業外収益
 受取利息                                         443                        2
 受取配当金                                        415                      404
 持分法による投資利益                                16,465                   24,611
 その他                                        2,873                    5,156
 営業外収益合計                                   20,197                   30,174
営業外費用
 支払利息                                       1,077                    1,219
 為替差損                                         925                       97
 子会社清算損                                        -                     1,585
 その他                                          181                      192
 営業外費用合計                                    2,184                    3,096
経常利益                                      338,055                  467,310
特別利益
 為替換算調整勘定取崩益                                   -                    50,626
 特別利益合計                                        -                    50,626
税金等調整前四半期純利益                              338,055                  517,937
法人税、住民税及び事業税                               87,410                  119,110
法人税等調整額                                     △549                     △593
法人税等合計                                     86,860                  118,517
四半期純利益                                    251,194                  399,419
非支配株主に帰属する四半期純損失(△)                            -                       △1
親会社株主に帰属する四半期純利益                          251,194                  399,421




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                 株式会社インプレスホールディングス(9479) 2022年3月期 第1四半期決算短信


  四半期連結包括利益計算書
   第1四半期連結累計期間
                                                             (単位:千円)
                            前第1四半期連結累計期間           当第1四半期連結累計期間
                              (自 2020年4月1日           (自 2021年4月1日
                              至 2020年6月30日)          至 2021年6月30日)
四半期純利益                                  251,194                 399,419
その他の包括利益
 その他有価証券評価差額金                              △678                     △35
 為替換算調整勘定                                  △599                 △35,124
 退職給付に係る調整額                                5,059                   5,817
 その他の包括利益合計                                3,780                △29,341
四半期包括利益                                  254,975                 370,077
(内訳)
 親会社株主に係る四半期包括利益                         254,975                 370,079
 非支配株主に係る四半期包括利益                              -                      △1




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(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
    (継続企業の前提に関する注記)
      該当事項はありません。


    (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
      該当事項はありません。


    (会計方針の変更)
     (収益認識に関する会計基準)
      「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号    2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」とい
     う。)等を当第1四半期連結会計期間の期首から適用し、約束した財又はサービスの支配が顧客に移転した時
     点で、当該財又はサービスと交換に受け取ると見込まれる金額で収益を認識することとしております。これに
     より、以下のとおり変更しております。
      (1)返品権付販売である出版販売における将来返品が見込まれる額について、従来は認識せずに売上総利益相
       当額である返品調整引当金を計上しておりましたが、収益認識基準の適用により、将来返品が見込まれる
       額を変動対価として販売時に収益を認識せず、返品資産および返金負債を計上する方法に変更しておりま
       す。
      (2)出版取次等に対する売上歩戻及び販売奨励金等のリベートについて、従来、販売費及び一般管理費として
       処理する方法によっておりましたが、取引価額から減額する方法に変更しております。
      当該会計方針の変更は、原則として遡及適用され、前第1四半期連結累計期間及び前連結会計年度について
     は遡及適用後の四半期連結財務諸表及び連結財務諸表となっております。
      この結果、遡及適用を行う前と比べて、前第1四半期連結累計期間の売上高は68,093千円増加し、売上原価
     は87,139千円増加し、販売費及び一般管理費は16,171千円減少し、営業利益、経常利益及び税金等調整前四半
     期純利益はそれぞれ2,874千円減少しております。また、前連結会計年度の期首の純資産に累積的影響額が反映
     されたことにより、利益剰余金の前期首残高は10,213千円減少しております。
      収益認識会計基準等を適用したため、前連結会計年度の連結貸借対照表において、「流動資産」に表示して
     いた「受取手形及び売掛金」は、当第1四半期連結会計期間より「受取手形、売掛金及び契約資産」に含めて
     表示することとしました。


    (時価の算定に関する会計基準)
      「時価の算定に関する会計基準」(企業会計基準第30号    2019年7月4日。以下「時価算定会計基準」とい
     う。)等を当第1四半期連結会計期間の期首から適用し、時価算定会計基準第19項及び「金融商品に関する会
     計基準」(企業会計基準第10号   2019年7月4日)第44-2項に定める経過的な取扱いに従って、時価算定会
     計基準等が定める新たな会計方針を、将来にわたって適用することとしております。なお、四半期連結財務諸
     表に与える影響はありません。


    (四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)
    (税金費用の計算)
      税金費用については、当第1四半期連結会計期間を含む連結会計年度の税金等調整前当期純利益に対する税
     効果会計適用後の実効税率を合理的に見積り、税金等調整前四半期純利益に当該見積実効税率を乗じて計算し
     ております。




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    (セグメント情報等)
    【セグメント情報】
前第1四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年6月30日)
    1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報並びに収益の分解情報
                                                                                             (単位:千円)
                                                                                                   四半期連結
                                     報告セグメント
                                                                               その他       調整額        財務諸表
                                                         モバイル                  (注)1      (注)3        計上額
                IT        音楽        デザイン      山岳・自然                   計                              (注)2
                                                         サービス

売上高


コンテンツ事業       1,167,774   340,265   224,106    331,622    69,535   2,133,304   209,456        -    2,342,761

 メディア&
              1,047,563   303,565   224,106    330,127    52,205   1,957,568   129,549        -    2,087,117
 サービス事業

    出版・電子出版     591,699   287,880   221,245    316,754    39,062   1,456,642   129,549        -    1,586,191

    ネットメディア
                299,973   15,684      2,861     13,372    13,143     345,035        -         -     345,035
    ・サービス
    ターゲット
                155,890        -        -           -         -      155,890        -         -     155,890
    メディア
 ソリューション
                120,211   36,699        -        1,495    17,330     175,736    79,907        -     255,643
 事業
プラットフォーム
                48,510    93,563        -           -    509,093     651,167    43,674        -     694,842
事業
顧客との契約から
              1,216,284   433,829   224,106    331,622   578,629   2,784,472   253,131        -    3,037,603
生じる収益

外部顧客への売上高     1,216,284   433,829   224,106    331,622   578,629   2,784,472   253,131        -    3,037,603

セグメント間の内部売
                  7,848     2,380     3,876      2,898       715      17,718    22,516   △40,235          -
上高又は振替高

      計       1,224,132   436,209   227,982    334,520   579,344   2,802,191   275,648   △40,235   3,037,603

セグメント利益又は
                179,661   10,236     49,432    △3,352    193,247     429,225   △10,485   △98,697    320,042
セグメント損失(△)
(注) 1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、出版・電子出版、Webサイト等
      の受託制作及び出版流通プラットフォームの開発・運営等が含まれております。
    2.セグメント利益又はセグメント損失は、調整を行い、連結損益計算書の営業利益と一致しております。
    3.調整額は以下のとおりであります。
      セグメント利益又はセグメント損失の調整額△98,697千円には、セグメント間の内部売上高の取引消去
      △40,235千円、各報告セグメントに配賦していない全社費用△392,177千円、セグメント間の営業費用の取
      引消去333,714千円が含まれております。




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 当第1四半期連結累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年6月30日)
    1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報並びに収益の分解情報
                                                                                             (単位:千円)
                                                                                                   四半期連結
                                     報告セグメント
                                                                               その他       調整額        財務諸表
                                                         モバイル                  (注)1      (注)3        計上額
                IT        音楽        デザイン      山岳・自然                   計                              (注)2
                                                         サービス

売上高


コンテンツ事業       1,444,206   402,023   241,229    414,970    54,273   2,556,704   240,289        -    2,796,993

 メディア&
              1,329,405   365,406   241,229    405,067    37,553   2,378,661   134,730        -    2,513,391
 サービス事業

    出版・電子出版     692,903   334,267   233,664    389,712    37,404   1,687,953   134,730        -    1,822,683

    ネットメディア
                417,474   31,138      7,564     15,354       149     471,681        -         -     471,681
    ・サービス
    ターゲット
                219,027        -        -           -         -      219,027        -         -     219,027
    メディア
 ソリューション
                114,801   36,617        -        9,903    16,720     178,042   105,559        -     283,602
 事業
プラットフォーム
                63,988    115,361       -           -    361,706     541,057    50,699        -     591,756
事業
顧客との契約から
              1,508,194   517,385   241,229    414,970   415,980   3,097,761   290,988        -    3,388,749
生じる収益

外部顧客への売上高     1,508,194   517,385   241,229    414,970   415,980   3,097,761   290,988        -    3,388,749

セグメント間の内部売
                  6,985     4,764     3,876      3,125       935      19,687    12,294   △31,982          -
上高又は振替高

      計       1,515,180   522,150   245,106    418,096   416,915   3,117,448   303,282   △31,982   3,388,749

セグメント利益又は
                386,410   56,833    △6,664      58,934    80,945     576,460     7,474 △143,702     440,231
セグメント損失(△)
 (注) 1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、出版・電子出版、Webサイト等
       の受託制作及び出版流通プラットフォームの開発・運営等が含まれております。
     2.セグメント利益又はセグメント損失は、調整を行い、連結損益計算書の営業利益と一致しております。
     3.調整額は以下のとおりであります。
       セグメント利益又はセグメント損失の調整額△143,702千円には、セグメント間の内部売上高の取引消去
       △31,982千円、各報告セグメントに配賦していない全社費用△444,192千円、セグメント間の営業費用の取
       引消去332,471千円が含まれております。


 2.報告セグメントの変更等に関する事項
      会計方針の変更に記載のとおり、当第1四半期連結会計期間の期首から収益認識会計基準等を適用し、収益認
     識に関する会計処理方法を変更したため、事業セグメントの利益又は損失の算定方法を同様に変更しておりま
     す。
      なお、前第1四半期連結累計期間のセグメント情報については、変更後の利益又は損失の算定方法により作成
     したものを記載しております。


 (収益認識関係)
    顧客との契約から生じる収益を分解した情報は、「注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりでありま
   す。




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