9449 GMO 2020-08-11 15:31:00
2020年12月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2020年12月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年8月11日
上 場 会 社 名 GMOインターネット株式会社 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 9449 URL https://www.gmo.jp/
代表取締役会長兼社長
代 表 者 (役職名) (氏名) 熊谷 正寿
グループ代表
問合せ先責任者 (役職名) 取締役副社長 (氏名) 安田 昌史 (TEL) 03-5456-2555
四半期報告書提出予定日 2020年8月11日 配当支払開始予定日 2020年9月17日
四半期決算補足説明資料作成の有無 :有
四半期決算説明会開催の有無 : 有 (ライブ配信のみ、機関投資家向け質疑応答あり )
(百万円未満切捨て)
1.2020年12月期第2四半期の連結業績(2020年1月1日~2020年6月30日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属
売上高 営業利益 経常利益
する四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年12月期第2四半期 106,500 10.9 16,420 49.9 16,019 50.4 4,181 3.6
2019年12月期第2四半期 96,038 5.2 10,957 △7.0 10,653 △6.0 4,035 △4.6
(注) 包括利益 2020年12月期第2四半期 9,324百万円( 26.4%) 2019年12月期第2四半期 7,375百万円( △22.2%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2020年12月期第2四半期 37.35 36.77
2019年12月期第2四半期 35.18 34.67
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2020年12月期第2四半期 941,795 97,349 4.9
2019年12月期 871,214 102,269 6.2
(参考) 自己資本 2020年12月期第2四半期 46,516百万円 2019年12月期 53,784百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2019年12月期 6.00 6.00 7.20 5.00 24.20
2020年12月期 6.60 6.20
2020年12月期(予想) - - -
3.2020年12月期の連結業績予想(2020年1月1日~2020年12月31日)
当社グループの事業である「インターネット金融事業」「暗号資産事業」「インキュベーション事業」は、
経済情勢や金融市場、暗号資産など市場環境の影響を受けることから、業績予想を行うことが困難であるため、
連結業績及び配当予想を非開示といたします。なお、子会社のGMOフィナンシャルホールディングス株式会
社において、FX取引高、株式委託売買代金、暗号資産売買代金、顧客口座数等の営業指標や営業収益を月次
で開示しております。
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 :有
(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)
除外 1社 (社名) ブログビジネスファンド投資事業有限責任組合
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 :無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年12月期2Q 113,242,987株 2019年12月期 113,242,987株
② 期末自己株式数 2020年12月期2Q 3,982,780株 2019年12月期 1,880株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2020年12月期2Q 111,931,475株 2019年12月期2Q 114,696,940株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
当社は、親会社株主に帰属する当期純利益に対する配当性向33%を目途に、四半期ごとに配当するこ
とを目標としておりますが、業績予想を行うことが困難であるため、現時点における配当予想額が未定
となっております。配当予想額の開示が可能となった時点で速やかに開示を行う予定です。
当社は、2020年8月11日にライブ配信での決算説明会を開催する予定です。その模様及び説明内容
(動画)、決算説明資料、質疑応答内容については、開催後速やかに当社ホームページに掲載する予定
です。
GMOインターネット(株) (9449) 2020年12月期 第2四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………2
(1)経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………………2
(2)財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………………9
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………………9
2.サマリー情報(注記事項)に関する事項 ……………………………………………………………10
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 ……………………………………………10
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 ……………………………………………10
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示 …………………………………………10
3.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………11
(1)四半期連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………11
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 …………………………………………13
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………15
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………15
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………15
(セグメント情報等) …………………………………………………………………………………16
(追加情報) ……………………………………………………………………………………………18
―1-
GMOインターネット(株) (9449) 2020年12月期 第2四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
<当第2四半期連結累計期間(2020年1月~6月)業績の概要>
(単位:百万円)
前第2四半期 当第2四半期
増減額 増減率
連結累計期間 連結累計期間
売上高 96,038 106,500 10,462 10.9%
営業利益 10,957 16,420 5,463 49.9%
経常利益 10,653 16,019 5,366 50.4%
親会社株主に帰属する
4,035 4,181 146 3.6%
四半期純利益
当社グループは「すべての人にインターネット」のコーポレートキャッチのもと、成長性の高いインターネ
ット市場に経営資源を集中しています。当該市場は、スマートフォンなどデバイスの普及および多様化、ソー
シャルメディアの利用、5G・クラウド・人工知能・ブロックチェーンなど新たなテクノロジーの登場、また、
企業間取引(BtoB)・個人間取引(CtoC)・O2O・IoTといった新しい動きもあり、高成長が続いています。ま
た、新型コロナウイルス感染拡大に端を発するテレワーク需要の増加・デジタルトランスフォーメーションの
一層の進展・巣籠もり消費の拡大などもあり、今後も更なる成長が見込まれます。こうした市場の成長に伴い、
インターネット上のデータ量・トランザクションは級数的に増加し、インターネットのインフラ・サービスイ
ンフラを提供する当社グループの収益機会もますます拡大するものと考えています。
このような事業環境のもと、(1)多くのサービスが国内No.1となっているインターネットインフラ事業は、
巣籠もり消費の拡大を受けたEC支援事業・決済事業、テレワーク需要の増加があったアクセス事業が好調に推
移しました。(2)インターネット広告・メディア事業では、一部の業種において、緊急事態宣言に基づいた
自粛要請による消費の落ち込みの影響や、広告単価の下落がありました。(3)インターネット金融事業は、
外国為替市場や商品先物市場、株価指数のボラティリティが上昇したことを背景に取引高・収益ともに好調に
推移しました。(4)暗号資産事業は、暗号資産交換事業では暗号資産のボラティリティが上昇したことで取
引高が増加し、堅調に推移したものの、暗号資産マイニング事業では事業再構築の過渡期にあることから減収
となりました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は106,500百万円(前年同期比10.9%増)、営業利
益は16,420百万円(同49.9%増)、経常利益は16,019百万円(同50.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利
益は4,181百万円(同3.6%増)となりました。
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GMOインターネット(株) (9449) 2020年12月期 第2四半期決算短信
<当第2四半期連結累計期間(2020年1月~6月)セグメント毎の売上高・営業利益の状況>
(単位:百万円)
前第2四半期 当第2四半期
増減額 増減率
連結累計期間 連結累計期間
インターネットインフラ事業
売上高 55,924 64,895 8,971 16.0%
営業利益 7,198 8,546 1,347 18.7%
インターネット広告・メディア事業
売上高 23,649 23,073 △576 △2.4%
営業利益 341 122 △218 △64.1%
インターネット金融事業
売上高 13,871 18,223 4,352 31.4%
営業利益 3,785 7,209 3,424 90.5%
暗号資産事業
売上高 3,402 2,285 △1,117 △32.8%
営業利益 448 165 △282 △63.1%
インキュベーション事業
売上高 476 973 497 104.5%
営業利益 126 464 338 267.5%
その他
売上高 1,322 545 △776 △58.8%
営業利益 △981 △145 836 -
調整額
売上高 △2,608 △3,496 △887 -
営業利益 38 57 18 -
合計
売上高 96,038 106,500 10,462 10.9%
営業利益 10,957 16,420 5,463 49.9%
◆当第2四半期連結会計期間(2020年4月~6月)業績の概要
前第2四半期 当第2四半期
増減額 増減率
会計期間 会計期間
売上高 49,174 52,800 3,626 7.4%
営業利益 5,957 8,137 2,180 36.6%
経常利益 5,766 7,963 2,196 38.1%
親会社株主に帰属する
2,010 1,925 △85 △4.2%
四半期純利益
当四半期は、従来からの顧客基盤の拡大に加え、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けたオフラインか
らオンラインへの流れの加速、自粛要請による巣籠もり消費の拡大、テレワーク需要の増加などがあったことか
ら、インターネットインフラ事業が好調に推移し、四半期最高業績となりました。また、前第1四半期から継続
して高水準の取引高があったことに加え、CFD取引が活況に推移したインターネット金融事業も好調に推移し、最
高益となりました。
一方、インターネット広告・メディア事業は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う影響が出ており、緊急事態
宣言に基づいた自粛要請による消費の落ち込みを受けた一部顧客の発注減、広告単価の下落があり営業損失とな
りました。また、暗号資産事業は、暗号資産交換事業でのスプレッド縮小による収益性の低下に加え、暗号資産
マイニング事業でのビットコインの半減期到来による収益性の低下により損失計上となりました。
また、親会社株主に帰属する四半期純利益は決済の海外子会社の連結除外による特殊要因に加え、上場グルー
プ会社が好調に推移した一方、投資段階の会社の損失計上の影響があり、前年割れとなりました。
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GMOインターネット(株) (9449) 2020年12月期 第2四半期決算短信
<当第2四半期連結会計期間(2020年4月~6月)セグメント毎の売上高・営業利益の状況>
(単位:百万円)
前第2四半期 当第2四半期
増減額 増減率
会計期間 会計期間
インターネットインフラ事業
売上高 28,434 33,582 5,147 18.1%
営業利益 3,583 4,674 1,090 30.4%
インターネット広告・メディア事業
売上高 11,573 10,742 △831 △7.2%
営業利益 95 △53 △149 -
インターネット金融事業
売上高 7,474 9,067 1,592 21.3%
営業利益 2,315 3,813 1,498 64.7%
暗号資産事業
売上高 2,108 849 △1,258 △59.7%
営業利益 678 △260 △938 -
インキュベーション事業
売上高 147 233 86 58.9%
営業利益 11 15 4 36.2%
その他
売上高 908 255 △652 △71.8%
営業利益 △788 △59 728 -
調整額
売上高 △1,471 △1,930 △458 -
営業利益 61 8 △53 -
合計
売上高 49,174 52,800 3,626 7.4%
営業利益 5,957 8,137 2,180 36.6%
当四半期のセグメント別の業績は以下のとおりです。なお、2020年5月1日に施行された資金決済法の改正法
(以下、改正資金決済法)において「仮想通貨」の名称が「暗号資産」に変更されたことを受け、法令の名称に合
わせてセグメント名称を「暗号資産事業」に変更いたしました。
①インターネットインフラ事業
当該セグメントにおいては、インターネットビジネスを手掛けるお客様のビジネス基盤となるサービスをワン
ストップで提供しています。主な商材は、インターネットにおける住所となる「ドメイン」、データを保管するた
めの「サーバー」、ネットショップ導入のためのシステムを提供する「EC支援」、マネタイズに必須の「決済」、
これら取引の安全を図る「セキュリティ」です。これら5大商材全てを自社グループ内で開発・提供しており、い
ずれも国内トップシェアを有しています。この他、個人向けにインターネット接続サービスを提供するアクセス事
業を運営しています。当該セグメントの各事業別の業績は下記のとおりです。
1)ドメイン事業
当該事業は、他のインフラ商材の起点となる事業であり、低価格戦略による顧客基盤の拡大を継続していま
す。当四半期のドメイン登録・更新数は134万件(前年同期比14.7%減)、当四半期末の管理累計ドメイン数は692
万件(同3.2%増)、売上高は2,427百万円(同2.0%増)となりました。
2)クラウド・ホスティング事業
当該事業では、お客様の利用ニーズの多様化に対応するため、共用サーバー、専用サーバー、VPS、クラウドの
各サービスにおいて、多ブランド展開を行なっています。当四半期末の契約件数は91.7万件(前年同期比5.8%
増)、売上高は3,726百万円(同3.2%増)となりました。
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GMOインターネット(株) (9449) 2020年12月期 第2四半期決算短信
3)EC支援事業
当該事業では、ネットショップ導入のためのシステムを提供するASPカートサービス、CtoCハンドメイドマーケ
ット『minne』、オリジナルグッズ作成・販売サービス『SUZURI』、O2O支援サービスなどを展開しています。当四
半期においては巣籠もり消費の拡大を受け、各サービスが好調に推移しました。まず、ASPカートサービスでは当
四半期末の有料店舗数は6.9万(前年同期比1.9%減)となったものの、流通総額は1,124億円(同51.4%増)とな
りました。また『minne』では、クーポンやキャンペーンなどの販促活動を行なったこともあり、流通金額は41.3
億円(同39.7%増)と好調に推移しました。また、『SUZURI』はリアルイベント等の開催が困難となったクリエイ
ター向けのオリジナルグッズの販売プラットフォームとして流通金額が急増しました。これらの結果、売上高は
3,687百万円(同30.9%増)となりました。
4)セキュリティ事業
当該事業では、GMOクラウドの連結子会社であるGMOグローバルサインが『GlobalSign』ブランドを世界展開し
ています。常時SSL化の浸透という追い風の中、大手顧客への直販、販売代理店の活用により国内外のシェア拡大
を進めています。売上高は1,651百万円(前年同期比5.7%増)、海外売上高比率は60%超となりました。
5)決済事業
当該事業では、GMOペイメントゲートウェイを中核として、総合的な決済関連サービスおよび金融関連サービス
を展開しています。決済関連サービスについては、EC市場の成長に加え、EC事業者以外にもサービス提供を拡大し
たことにより、順調に推移しました。金融関連サービスについては、後払い型の決済サービスである「GMO後払
い」が好調に推移し、送金サービスも伸長いたしました。これらの結果、決済処理件数・決済処理金額が順調に増
大し、売上高は9,471百万円(前年同期比18.0%増)となりました。
6)アクセス事業
当該事業では、個人向けのインターネット接続サービスを提供しています。テレワーク需要の拡大に加え、ウ
ェブ集客が好調に推移したことから、当四半期末の契約回線数は208万件(前年同期比26.5%増)、売上高は
10,524百万円(同24.9%増)と大きく伸長しています。
以上、これらを含めたインターネットインフラ事業セグメントの売上高は33,582百万円(前年同期比18.1%
増)、営業利益は4,674百万円(同30.4%増)と顧客基盤の継続的な拡大をベースとして、新型コロナウイルス感
染拡大に伴う需要増もあり、最高業績を更新しました。
②インターネット広告・メディア事業
当該セグメントにおいては、インターネットビジネスを手掛けるお客様の集客支援サービスを提供していま
す。当該セグメントの各事業別の業績は下記のとおりです。
1)インターネット広告事業
当該事業では、GMOアドパートナーズ、GMO TECHなどが広告代理、アドプラットフォームの提供など総合的なネ
ット広告サービスを提供しています。広告代理は、緊急事態宣言に基づいた自粛要請による消費の落ち込みの影響
を受けた一部顧客の発注減の影響が大きく軟調に推移しました。また、スマートフォン向けアドネットワーク
『AkaNe』、コンテンツ集客に特化した広告配信プラットフォーム(DSP)『ReeMo』といった自社アドネットワーク
商材は、インターネットへの接触時間の増加に伴い、配信量が増加しました。これらの結果、売上高は7,799百万
円(前年同期比3.3%減)となりました。
2)インターネットメディア事業
当該事業では、GMOメディアなどが自社メディアの運営を通じた広告枠の提供、集客支援サービスを提供してい
ます。ウェブサイトへの訪問数は堅調に推移した一方、広告単価の下落が継続しており、売上高は2,248百万円
(前年同期比18.1%減)となりました。
以上、これらを含めたインターネット広告・メディア事業セグメントの売上高は10,742百万円(前年同期比7.2
%減)、営業損失は53百万円(前年同期は95百万円の営業利益)となりました。引き続き、費用面の最適化を図る
とともに、市場のニーズをとらえた自社商材の開発・販売に注力してまいります。
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GMOインターネット(株) (9449) 2020年12月期 第2四半期決算短信
③インターネット金融事業
当該セグメントにおいては、GMOフィナンシャルホールディングスの連結子会社であるGMOクリック証券を中核
として、個人投資家向けのインターネット金融サービスを展開しています。当四半期末における取引口座数は、店
頭FX口座が89.0万口座(前年同期比9.3%増)、証券取引口座が44.4万口座(同11.9%増)、CFD取引口座が14.0万
口座(同31.6%増)と顧客基盤の拡大が続いています。店頭FXやCFD等の店頭デリバティブ取引については、外国
為替市場や商品先物市場、株価指数のボラティリティが上昇したことを背景に取引高・収益ともに好調に推移しま
した。
以上、インターネット金融事業セグメントの売上高は9,067百万円(前年同期比21.3%増)、営業利益は3,813
百万円(同64.7%増)と最高業績を更新しました。
④暗号資産事業
当該セグメントにおいては、暗号資産の「マイニング」、「交換」に関わる事業を展開しています。当該セグ
メントの各事業別の業績は下記のとおりです。
1)暗号資産マイニング事業
当該事業では、マイニングセンターの運営を行なっています。当該事業は事業再構築の過渡期にあり、採掘能
力を示す自社ハッシュレートの回復の遅れにより、当社のBTC採掘量が減少しました。また、ビットコインの半減
期の到来による収益率の低下もあり、売上高は220百万円(前年同期比64.1%減)となりました。
2)暗号資産交換事業
当該事業では、GMOフィナンシャルホールディングスの連結子会社であるGMOコインが、暗号資産の現物取引、
レバレッジ取引を提供しています。当四半期における取引口座数は31.9万口座(前年同期比17.8%増)と顧客基盤
は順調に拡大しました。一方、カバー取引コストの一時的な上昇による収益性の低下があり、売上高は629百万円
(同57.9%減)となりました。
以上、暗号資産事業セグメントの売上高は849百万円(前年同期比59.7%減)、営業損失は260百万円(前年同
期は678百万円の営業利益)となりました。
⑤インキュベーション事業
当該セグメントにおいては、キャピタルゲインを目的としたインターネット関連企業への投資、事業拡大への
支援、企業価値向上支援を行なっております。保有株式の売却があったことから、売上高は233百万円(前年同期
比58.9%増)、営業利益は15百万円(同36.2%増)となりました。
(参考1)
四半期ごとの経営成績および財政状態の推移
(単位:百万円)
2019 2Q 2019 3Q 2019 4Q 2020 1Q 2020 2Q
売上高 49,174 50,975 49,157 53,699 52,800
営業利益 5,957 8,972 5,348 8,283 8,137
経常利益 5,766 8,638 5,215 8,056 7,963
親会社株主に帰属する四
2,010 2,580 1,722 2,256 1,925
半期純利益
総資産 774,316 813,122 871,214 902,495 941,795
自己資本 50,577 52,509 53,784 54,309 46,516
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GMOインターネット(株) (9449) 2020年12月期 第2四半期決算短信
(参考2)
セグメント・事業別四半期業績推移
(単位:百万円)
Ⅰセグメント別売上高
2019 2Q 2019 3Q 2019 4Q 2020 1Q 2020 2Q
インターネットインフラ事業
アクセス事業 8,429 8,603 8,841 9,248 10,524
ドメイン事業 2,380 2,204 2,255 2,394 2,427
クラウド・ホスティング事業 3,610 3,606 3,602 3,740 3,726
EC支援事業 2,816 2,984 2,985 3,250 3,687
セキュリティ事業 1,563 1,543 1,655 1,647 1,651
決済事業 8,027 8,418 9,042 9,303 9,471
その他 1,607 1,183 1,223 1,729 2,093
合計 28,434 28,544 29,607 31,313 33,582
インターネット広告・メディア事業
インターネット広告事業 8,064 7,779 8,285 8,587 7,799
インターネットメディア事業 2,746 2,729 2,666 2,840 2,248
インターネットリサーチ・その他事
762 805 895 903 694
業
合計 11,573 11,315 11,847 12,331 10,742
インターネット金融事業
合計 7,474 7,958 6,740 9,156 9,067
暗号資産事業
暗号資産交換事業 1,494 1,085 842 1,210 629
暗号資産マイニング事業 613 487 254 224 220
合計 2,108 1,572 1,096 1,435 849
インキュベーション事業
合計 147 2,483 951 739 233
小計 49,738 51,873 50,242 54,976 54,475
その他 908 283 328 289 255
調整額 △1,471 △1,180 △1,413 △1,566 △1,930
売上高 49,174 50,975 49,157 53,699 52,800
Ⅱセグメント別営業利益
2019 2Q 2019 3Q 2019 4Q 2020 1Q 2020 2Q
インターネットインフラ事業 3,583 3,762 3,099 3,871 4,674
インターネット広告・メディア事業 95 64 142 176 △53
インターネット金融事業 2,315 2,919 1,808 3,395 3,813
暗号資産事業 678 424 86 426 △260
インキュベーション事業 11 1,919 485 448 15
小計 6,683 9,090 5,622 8,319 8,189
その他 △788 △135 △301 △85 △59
調整額 61 17 27 49 8
営業利益 5,957 8,972 5,348 8,283 8,137
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GMOインターネット(株) (9449) 2020年12月期 第2四半期決算短信
(参考3)
各セグメントの事業の内容
事業区分 主要業務
・「.shop」、「.tokyo」などのドメインを管理するレジストリ事業
ドメイン事業 ・『お名前.com』、『ムームードメイン』、『VALUE-DOMAIN』で展開するレジ
ストラ事業
・『お名前.comレンタルサーバー』、『GMOアプリクラウド』、『ConoHa by
GMO』、『Z.com Cloud』、『GMOクラウドVPS』、『GMOクラウドALTUS』、
『GMOクラウド Private』、『KaKing』、『ロリポップ!』、『heteml』、
クラウド・ホステ
『30days Album』などで展開する共用サーバー、VPS、専用サーバー、クラ
ィング事業
ウドの提供・運用・管理・保守を行うホスティングサービス
・電子契約サービス『GMO電子印鑑Agree』
・『カラーミーショップ』、『MakeShop』で展開するネットショップ構築の
ASPサービス
インターネット
・CtoCハンドメイドマーケット『minne』の運営
インフラ事業 EC支援事業
・オリジナルグッズ作成・販売サービス『SUZURI』、『canvath』の運営
・EC事業者・020事業者向け支援サービスなど
・Web制作・運営支援・システムコンサルティングサービスなど
・『クイック認証SSL』、『企業認証SSL』などのSSLサーバー証明書、『コー
セキュリティ事業 ドサイニング証明書』、『PDF文書署名用証明書』、『クライアント証明
書』などの電子証明書発行サービス
・通販・EC事業者向け『PGマルチペイメントサービス』、公金・公共料金等の
『自治体・公共機関向けクレジットカード決済サービス』などの総合的な
決済事業
決済関連サービス及び『早期入金サービス』、『トランザクションレンデ
ィング』、『GMO 後払い』などの金融関連サービス
アクセス事業 ・『GMOとくとくBB』などのインターネット接続サービス
・リスティング広告、モバイル広告、アドネットワーク広告、リワード広告、
インターネット広 アフィリエイト広告などの総合的なインターネット広告サービス
告事業
・企画広告制作サービス
・10代女子向けコミュニティサイト『prican』、プログラミング教育ポータル
『コエテコ』、ポイントサイト『ポイントタウン』、ゲームプラットフォ
インターネット広 ーム『ゲソてん』、共同購入型クーポンサイト『くまポン』、ブログ
インターネット
告・メディア事業 『JUGEM』などのインターネットメディアの運営及び自社メディアへの広告
メディア事業
配信
・SEMメディア事業
SEOの販売
インターネットリ
・インターネットリサーチシステムの提供・リサーチパネルの管理・運営
サーチ・その他事
『GMOリサーチ・クラウド・パネル』など
業
インターネット金融 インターネット金
・オンライン証券取引、外国為替証拠金取引(FX)などの運営
事業 融事業
暗号資産交換事業 ・暗号資産の現物取引・レバレッジ取引の提供
暗号資産事業 暗号資産マイニン
・マイニングセンターの運営
グ事業
インキュベーション ベンチャーキャピ
・インターネット関連企業を中心とした未上場会社への投資事業
事業 タル事業
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GMOインターネット(株) (9449) 2020年12月期 第2四半期決算短信
(2)財政状態に関する説明
<資産、負債及び純資産の状況>
(資産)
当四半期連結会計期間末(2020年6月30日)における資産合計は、前連結会計年度末(2019年12月31日)に比べ
70,581百万円増加し、941,795百万円(8.1%増)となっております。主たる変動要因は、現金及び預金が39,101百万円
増加(24.4%増)、証券業等における顧客資産の変動により諸資産(証券業等における預託金・証券業等における信用
取引資産・証券業等における有価証券担保貸付金・証券業等における短期差入保証金・証券業等における支払差金勘
定)が33,253百万円増加(6.6%増)、前渡金が減少したこと等によりその他流動資産が6,948百万円減少(6.9%減)し
たことであります。
(負債)
当四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ75,501百万円増加し、844,446百万円(9.8%
増)となっております。主たる変動要因は、借入金が24,805百万円増加(18.5%増)、証券業等における顧客資産の変
動により諸負債(証券業等における預り金・証券業等における信用取引負債・証券業等における受入保証金・証券業等
における受取差金勘定・証券業等における有価証券担保借入金)が24,596百万円増加(5.5%増)、預り金が16,784百万
円増加(22.0%増)したことであります。
(純資産)
当四半期連結会計期間末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ4,920百万円減少し、97,349百万円(4.8%
減)となっております。主たる変動要因は、自己株式の取得により自己株式が9,341百万円増加(前連結会計年度末の残
高は3百万円)、利益剰余金が2,867百万円増加(14.7%増)(親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により4,181
百万円の増加、配当金の支払いにより1,313百万円の減少)、非支配株主持分が2,348百万円増加(4.9%増)したことで
あります。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
2020年12月期においては、インターネットインフラ事業を中心に、売上高・営業利益ともに増収増益を計画しており
ます。一方、①暗号資産事業における暗号資産の価格変動、グローバルハッシュレートの動向、また②インターネット
金融事業における経済情勢や市況環境の影響、さらに③インキュベーション事業におけるキャピタルゲインの発生時
期・金額など現時点で合理的に予測することが困難である項目が存在しております。したがいまして、2020年12月期の
連結業績予想につきましては開示しておりません。
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GMOインターネット(株) (9449) 2020年12月期 第2四半期決算短信
2.サマリー情報(注記事項)に関する事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動
第1四半期連結会計期間において、連結子会社でありましたブログビジネスファンド投資事業有限責任組合は、
2020年1月31日付で清算結了したため、連結の範囲から除外しております。
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用
該当事項はありません。
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
該当事項はありません。
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GMOインターネット(株) (9449) 2020年12月期 第2四半期決算短信
3.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第2四半期連結会計期間
(2019年12月31日) (2020年6月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 160,315 199,416
受取手形及び売掛金 22,140 22,591
営業投資有価証券 7,732 7,847
利用者暗号資産 17,404 22,112
証券業等における預託金 308,037 348,219
証券業等における信用取引資産 98,246 86,540
証券業等における有価証券担保貸付金 9,531 6,413
証券業等における短期差入保証金 51,906 53,466
証券業等における支払差金勘定 37,932 44,268
その他 100,865 91,942
貸倒引当金 △3,029 △3,473
流動資産合計 811,083 879,344
固定資産
有形固定資産 16,118 16,210
無形固定資産
のれん 2,778 2,445
ソフトウエア 6,836 7,620
その他 6,975 6,575
無形固定資産合計 16,590 16,642
投資その他の資産
投資有価証券 9,881 10,929
繰延税金資産 6,540 5,896
その他 15,169 13,526
貸倒引当金 △4,169 △753
投資その他の資産合計 27,420 29,598
固定資産合計 60,130 62,451
資産合計 871,214 941,795
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GMOインターネット(株) (9449) 2020年12月期 第2四半期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第2四半期連結会計期間
(2019年12月31日) (2020年6月30日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 10,390 8,414
短期借入金 122,211 149,546
未払金 36,405 36,505
預り暗号資産 17,404 22,112
証券業等における預り金 52,586 43,738
証券業等における信用取引負債 35,496 28,925
証券業等における受入保証金 338,161 379,114
証券業等における受取差金勘定 3,506 2,474
証券業等における有価証券担保借入金 14,849 14,944
未払法人税等 2,141 5,066
賞与引当金 1,733 1,736
役員賞与引当金 74 741
前受金 9,645 10,729
預り金 76,378 93,162
その他 10,730 12,381
流動負債合計 731,716 809,594
固定負債
転換社債型新株予約権付社債 17,348 17,297
長期借入金 11,866 9,336
繰延税金負債 134 157
その他 6,646 6,847
固定負債合計 35,996 33,639
特別法上の準備金
金融商品取引責任準備金 1,231 1,212
特別法上の準備金合計 1,231 1,212
負債合計 768,944 844,446
純資産の部
株主資本
資本金 5,000 5,000
資本剰余金 27,332 26,859
利益剰余金 19,474 22,342
自己株式 △3 △9,345
株主資本合計 51,803 44,856
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 968 1,047
繰延ヘッジ損益 6 8
為替換算調整勘定 1,005 603
その他の包括利益累計額合計 1,981 1,659
新株予約権 78 77
非支配株主持分 48,405 50,754
純資産合計 102,269 97,349
負債純資産合計 871,214 941,795
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GMOインターネット(株) (9449) 2020年12月期 第2四半期決算短信
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
四半期連結損益計算書
第2四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2019年1月1日 (自 2020年1月1日
至 2019年6月30日) 至 2020年6月30日)
売上高 96,038 106,500
売上原価 50,088 51,971
売上総利益 45,950 54,528
販売費及び一般管理費 34,992 38,108
営業利益 10,957 16,420
営業外収益
受取配当金 43 50
投資事業組合運用益 15 131
その他 358 322
営業外収益合計 416 505
営業外費用
支払利息 68 168
支払手数料 72 11
持分法による投資損失 433 357
為替差損 60 275
その他 87 94
営業外費用合計 721 906
経常利益 10,653 16,019
特別利益
暗号資産マイニング事業再構築損失戻入益 871 -
固定資産売却益 127 106
貸倒引当金戻入額 - 37
金融商品取引責任準備金戻入額 177 18
その他 94 38
特別利益合計 1,270 201
特別損失
解約違約金 - 311
投資有価証券評価損 429 -
減損損失 285 192
関係会社株式売却損 - 476
その他 90 36
特別損失合計 805 1,015
税金等調整前四半期純利益 11,118 15,205
法人税、住民税及び事業税 3,798 5,321
法人税等調整額 △59 499
法人税等合計 3,738 5,821
四半期純利益 7,380 9,384
非支配株主に帰属する四半期純利益 3,345 5,202
親会社株主に帰属する四半期純利益 4,035 4,181
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GMOインターネット(株) (9449) 2020年12月期 第2四半期決算短信
四半期連結包括利益計算書
第2四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2019年1月1日 (自 2020年1月1日
至 2019年6月30日) 至 2020年6月30日)
四半期純利益 7,380 9,384
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 279 366
繰延ヘッジ損益 △0 2
為替換算調整勘定 △130 △587
持分法適用会社に対する持分相当額 △152 158
その他の包括利益合計 △4 △59
四半期包括利益 7,375 9,324
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 3,791 3,860
非支配株主に係る四半期包括利益 3,584 5,464
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GMOインターネット(株) (9449) 2020年12月期 第2四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
当社は、2020年2月12日開催の取締役会決議に基づき、2020年4月1日から2020年5月31日までの期間に自己株
式3,980,900株を9,341百万円で取得いたしました。この結果により、当第2四半期連結累計期間において、自己株
式が9,341百万円増加し、当第2四半期連結会計期間末に9,345百万円となっております。
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GMOインターネット(株) (9449) 2020年12月期 第2四半期決算短信
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
Ⅰ 前第2四半期連結累計期間(自 2019年1月1日 至 2019年6月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント
四半期連結
インター その他 調整額 損益計算書
インターネ インター インキュベ (注)1 (注)2 計上額
ネット広 暗号資産
ットインフ ネット金 ーション事 計 (注)3
告・メデ 事業
ラ事業 融事業 業
ィア事業
売上高
外部顧客への
55,557 21,603 13,833 3,440 476 94,911 1,126 - 96,038
売上高
セグメント間
の内部売上高又 367 2,045 37 △37 - 2,413 195 △2,608 -
は振替高
計 55,924 23,649 13,871 3,402 476 97,325 1,322 △2,608 96,038
セグメント利益
7,198 341 3,785 448 126 11,899 △981 38 10,957
又は損失(△)
(注)1.「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、モバイルエンターテイメント事業
及びカルチャー支援事業等を含んでおります。
2.セグメント利益又は損失(△)の調整額38百万円は、セグメント間内部取引消去であります。
3.セグメント利益又は損失(△)は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
(固定資産に係る重要な減損損失)
「その他事業」セグメントにおいて、固定資産の減損損失を計上しております。なお、当該減損損失の計上額は、
当第2四半期連結累計期間において259百万円であります。
Ⅱ 当第2四半期連結累計期間(自 2020年1月1日 至 2020年6月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント
四半期連結
インター その他 調整額 損益計算書
インターネ インター インキュベ (注)1 (注)2 計上額
ネット広 暗号資産
ットインフ ネット金 ーション事 計 (注)3
告・メデ 事業
ラ事業 融事業 業
ィア事業
売上高
外部顧客への
64,495 20,071 18,175 2,310 973 106,027 473 - 106,500
売上高
セグメント間
の内部売上高又 400 3,002 47 △25 - 3,424 71 △3,496 -
は振替高
計 64,895 23,073 18,223 2,285 973 109,452 545 △3,496 106,500
セグメント利益
8,546 122 7,209 165 464 16,508 △145 57 16,420
又は損失(△)
(注)1.「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、モバイルエンターテイメント事業
等を含んでおります。
2.セグメント利益又は損失(△)の調整額57百万円は、セグメント間内部取引消去であります。
3.セグメント利益又は損失(△)は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
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GMOインターネット(株) (9449) 2020年12月期 第2四半期決算短信
2.報告セグメントの変更等に関する事項
第1四半期連結会計期間より、従来「仮想通貨事業」としていたセグメント名称を「暗号資産事業」に変更して
おります。当該セグメントの名称変更によるセグメント情報に与える影響はありません。
なお、前第2四半期連結累計期間のセグメント情報は、変更後のセグメントの名称に基づき作成したものを開示
しております。
3.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
(固定資産に係る重要な減損損失)
「インターネットインフラ事業」、「インターネット金融事業」セグメントにおいて、固定資産の減損損失を計
上しております。なお、当該減損損失の計上額は、当第2四半期連結累計期間において、「インターネットインフ
ラ事業」99百万円、「インターネット金融事業」92百万円であります。
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GMOインターネット(株) (9449) 2020年12月期 第2四半期決算短信
(追加情報)
(連結納税制度からグループ通算制度への移行に係る税効果会計の適用)
当社及び一部の国内連結子会社は、「所得税法等の一部を改正する法律」(令和2年法律第8号)において創設され
たグループ通算制度への移行及びグループ通算制度への移行にあわせて単体納税制度の見直しが行われた項目につい
ては、「連結納税制度からグループ通算制度への移行に係る税効果会計の適用に関する取扱い」(実務対応報告第39
号 2020年3月31日)第3項の取扱いにより、「税効果会計に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第
28号 2018年2月16日)第44項の定めを適用せず、繰延税金資産及び繰延税金負債の額について、改正前の税法の規
定に基づいております。
(表示方法の変更)
(四半期連結貸借対照表関係)
当社グループの暗号資産事業について、取引の実態をより適切に表示するとともに、他の暗号資産取引業者との
比較可能性に資する観点から、2020年6月12日に一般社団法人日本暗号資産取引業協会が公表した「暗号資産取引
業における主要な経理処理例示」を採用したことにより、当第2四半期連結会計期間において表示方法の変更を行
っております。この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の連結貸借対照表の組替えを行っておりま
す。なお、暗号資産事業の受入保証金は、前連結会計年度の連結貸借対照表においては「流動負債」の「証券業等
における預り金」に含めて表示しておりましたが、2020年5月1日に金融商品取引法の改正法が施行され、当社の
連結子会社が第一種金融商品取引業者の登録を受けたことにより、当第2四半期連結会計期間において区分管理を
開始したため、当第2四半期連結会計期間より「流動負債」の「証券業等における受入保証金」に含めて表示して
おります。
表示方法の変更及び前連結会計年度の連結貸借対照表の組替えは以下のとおりであります。
四半期連結貸借対照表
前連結会計年度(2019年12月31日)
(単位:百万円)
変更前 変更後
流動資産 預り仮想通貨 17,404 流動資産 利用者暗号資産(注1) 17,404
流動資産 証券業等における短期差入保 51,906
流動資産 証券業等における短期差入 55,052 証金
保証金
流動資産 その他(注2) 3,145
流動負債 預り仮想通貨 17,404 流動負債 預り暗号資産(注1) 17,404
(注)1.勘定科目の名称変更であります。
2.前連結会計年度において、「流動資産」の「証券業等における短期差入保証金」に含めていた暗号資産の
売買等に伴う他の暗号資産取引業者等への一時的な預け金3,145百万円を、「流動資産」の「その他」
100,865百万円に含めて表示しております。
(四半期連結損益計算書関係)
前第2四半期連結累計期間において、「特別利益」に表示していた「仮想通貨マイニング事業再構築損失戻入
益」は、第1四半期連結会計期間より「特別利益」の「暗号資産マイニング事業再構築損失戻入益」と表示しており
ます。この表示の変更は、2020年5月1日に施行された改正資金決済法において、「仮想通貨」の名称が「暗号資
産」に変更されたことによるものです。
この結果、前第2四半期連結累計期間の四半期連結損益計算書において、「特別利益」の「仮想通貨マイニン
グ事業再構築損失戻入益」871百万円は、「特別利益」の「暗号資産マイニング事業再構築損失戻入益」871百万円
として表示しております。
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