9445 Fテレコム 2020-03-10 12:45:00
特別損失の計上、2020年3月期通期業績予想の修正及び通期個別業績予想の前期実績値との差異に関するお知らせ [pdf]
2020 年3月 10 日
各 位
会 社 名 株式会社フォーバルテレコム
代 表 者 代表取締役社長 谷井 剛
(コード:9445 東証第2部)
問合せ先 取 締 役 山 本 忠 幸
電話番号 03-3233-1301
特別損失の計上、2020 年3月期通期業績予想の修正及び
通期個別業績予想の前期実績値との差異に関するお知らせ
当社は、2020 年3月期(2019 年4月1日 ~ 2020 年3月 31 日)の個別決算において、下記のとおり特別
損失を計上することといたしましたので、お知らせいたします。
また、2019 年5月 15 日に公表した 2020 年3月期(2019 年4月1日 ~ 2020 年3月 31 日)の通期連結業
績予想を下記のとおり修正いたします。加えて、個別業績予想につきましては開示をしておりませんでした
が、前期実績値との対比においてその差異が適時開示の基準に達する見込みとなりましたので、併せてお知
らせいたします。
記
1. 特別損失の計上について
当社は、2020 年3月6日付けで開示しました「債権の取立不能または取立遅延のおそれに関するお知
らせ」のあくびコミュニケーションズ株式会社及び同社関連会社である株式会社カステラに対する債権
の取立不能額を見積り、貸倒引当金繰入額 23 億 67 百万円の特別損失を計上いたします。詳細につきま
しては、別紙の「特別損失の内容及び今後の当社の業績への影響について」を参照してください。
2. 業績予想の修正について
(1)2020 年3月期通期連結業績予想(2019 年4月1日 ~ 2020 年3月 31 日)
親会社株主に
1株当たり
売上高 営業利益 経常利益 帰属する当期
当期純利益
純利益
百万円 百万円 百万円 百万円 円 銭
前回発表予想(A)
20,000 900 840 590 35.34
今回修正予想(B) 21,404 1,090 1,017 △1,005 △60.20
増減額(B-A) 1,404 190 177 △1,595
増減率(%) 7.0 21.1 21.1 ―
(ご参考)
18,347 888 800 589 35.33
前期実績(2019 年3月期)
(2) 2020 年3月期通期個別業績予想と前期実績値との差異(2019 年4月1日 ~ 2020 年3月 31 日)
1株当たり
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
当期純利益
百万円 百万円 百万円 百万円 円 銭
前期実績(A)
13,201 643 564 435 26.10
当期予想(B) 16,335 988 922 △1,023 △61.28
増減額(B-A) 3,133 344 357 △1,458
増減率(%) 23.7 53.7 63.2 ―
(3) 修正の理由
売上高、営業利益及び経常利益の修正理由については、 「IP & Mobile ソリューション事業」の個
人向けインターネットサービス、モバイルサービス等再卸の契約獲得が順調に伸びたことによります
が、上記1「特別損失の計上について」に記載の通り、あくびコミュニケーションズ株式会社及び同
社関連会社である株式会社カステラに対する売掛金及び未収入金に対して貸倒引当金繰入額 23 億 67
百万円の特別損失と同損失に対する繰延税金資産7億 24 百万円を計上することから、親会社株主に
帰属する当期純利益及び当期純利益が大幅に下回る見込みであります。
3.(参考)配当の状況
年間配当金
第 1 四半期末 第 2 四半期末 第 3 四半期末 期末 合計
2019 年 3 月期 ― 7 円 00 銭 ― 10 円 00 銭 17 円 00 銭
2020 年 3 月期 ― 7 円 00 銭 ―
2020 年 3 月期(予想) 10 円 00 銭 17 円 00 銭
(注)2019 年5月 15 日に公表した 2020 年3月期の配当予想の修正はありません。
以 上
別 紙
特別損失の内容及び今後の当社の業績への影響について
2020 年 3 月 10 日付けにて、あくびコミュニケーションズ株式会社(以下、「あくび社」という)及
び株式会社カステラ(以下、
「カステラ社」という)の破産に伴う特別損失を計上する旨の開示を行いま
した。
同 2 社との取引内容とそれに基づく損失の発生内容をご説明致します。合わせて、当該損失発生事由
が今後の当社の事業展開に与える影響につき現時点における当社の見解を記します。
1. あくび社及びカステラ社との取引の内容について
あくび社及びカステラ社と当社の取引内容は、
「インターネット接続サービス(以下、
「ISP サービス」
という)」の卸取引です。当社が提供する ISP サービスを用いて、同 2 社が、
「AKUBI ヒカリ」
「アクセ
ス光」等のサービス名称にて同 2 社の顧客に提供しておりました。
ISP サービスを利用する場合に必要となる「接続 ID
(お客様個々に固有の ID) を当社が発行します。
」
あくび社及びカステラ社は当該接続 ID をお客様に通知し、お客様が接続 ID をパソコンなどに設定する
ことでサービスが提供されておりました。
なお、当社は接続 ID を同 2 社へ発行・管理することを主たる役割としており、お客様との利用契約
の締結、利用代金の請求・回収など ISP サービスのお客様への提供主体は同 2 社が専らに担う契約とな
っておりました。
取引のフローにつきましては以下の 3 つに分類されます。
【1-A:月次利用代金のフロー】
あくび社及びカステラ社が「AKUBI ヒカリ」
「アクセス光」等の利用代金を個々のお客様から回
収します。
当社は、同 2 社向けに登録された接続 ID の総数を月末締めでカウントし、請求単価を乗じた金
額を請求し、翌月末日に受領しておりました。
なお、接続 ID 総数は、本年 2 月時点において 118 千件となっておりました。
<図1:サービス提供の流れ>
【1-B:新規開通手数料のフロー】
あくび社及びカステラ社が、営業活動によりお客様の利用契約を頂戴し、当社に新規の ISP サー
ビスの利用を申し出た場合には、当社は新たな接続 ID を発行すると共に、「新規開通手数料」を支
払っておりました。
当月の新規発行接続 ID 数を月末締めでカウントし、手数料単価を乗じた総額を翌月末日に当社
が支払っておりました。
<図2:新規開通手数料の流れ>
【1-C:新規開通手数料の払戻のフロー】
あくび社及びカステラ社が、お客様の解約申し出に基づいて接続 ID のキャンセル(=利用停止)
を当社に対して行う場合、当該接続 ID の利用期間が一定期間内であれば、前述の「新規開通手数料」
の全額または一部を当社へ払い戻す契約となっておりました。
<図3:新規開通手数料の払戻>
2. 今回の損失の内容について
あくび社及びカステラ社の破産に伴う取立不能債権は以下の2つに分類されます。
【2-A:売掛金】
前述【1-A】記載の 118 千件の接続 ID に関する月次利用代金三か月分の回収見通しが立ってお
りません。よって、その総額 588 百万円を損失として計上するものです。
【2-B:未収入金】
同 2 社の破産により 118 千件の接続 ID が利用停止となりました。これに伴いまして、前述【1
-C】に記載された「新規開通手数料の払戻」が発生します。同 2 社合わせて総額 1,981 百万円とな
りますが、この回収見通しが立たないため未収入金の損失として計上します。
3.資金繰りへの影響について
あくび社及びカステラ社との取引における資金の支払いと受領とは、破産以前の取引においては、以
下の通りとなっておりました。
今年度における上記の差額(=受領‐支払)は、4 月~11 月の 8 か月間実績(受領も支払いも完了し
ているもの)で月平均 24 百万円の受領となっております。これは、当連結グループの保有する現預金
(2019 年 12 月実績 1,126 百万円)と比べて軽微であり、当面の事業運営に資金面において大きな支障
をきたすものでは無いと認識しております。
なお、今回の損失の中で 1,981 百万円の未収入金(前述の【2-B】)に関するものにつきましては、
過去に支払った新規開通手数料を約定に則り求償するものであり、当面の事業資金として見込んでいた
ものではありません。
したがいまして、当社の今後の事業資金及び配当金等の支払いには支障が無いと考えております。
4.今後の業績への影響について
2020 年 3 月期の業績見通しにおきましては、あくび社及びカステラ社が 2020 年 2 月 28 日に破産手
続きに入ったため、2019 年 4 月から 2020 年 2 月までの 11 か月間につき、同 2 社との取引により生じ
た収益を計上しております。
あくび社及びカステラ社による取引を通した収益は、 11 か月において、
同 月次平均実績として以下の
通りとなっております。
月次売上高平均:149 百万円
月次事業利益平均:33 百万円
注:事業利益=売上高-ISP 仕入原価-新規開通手数料-その他販促費
同 2 社の破産に伴い上記事業の収益は、2020 年 4 月以降の当社事業から消滅することとなります。
その結果、2021 年 3 月期における上記の影響額は年換算で 400 百万円前後の経常利益の減少要因になる
ものと現段階においては推定しております。
したがいまして、2020 年 3 月期における当社の予想連結経常利益 1,017 百万円から 400 百万円前後
の減益要因を加味して、
今後の業績計画を見直し、2021 年 3 月期の業績予想として改めて開示致します。
以上