9434 ソフトバンク 2020-11-04 15:00:00
2021年3月期 第2四半期決算短信〔IFRS〕(連結) [pdf]

                2021年3月期               第2四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
                                                          2020年11月4日
上 場 会 社 名ソフトバンク株式会社                                  上場取引所            東
コ ー ド 番 号9434                  URL  https://www.softbank.jp/
               代表取締役 社長執行役員 兼
代  表  者  (役職名)                 (氏名) 宮内 謙
               CEO
問合せ先責任者  (役職名) 執行役員 財務経理本部 本部長 (氏名) 内藤 隆志             (TEL) 03-6889-2000
四半期報告書提出予定日    2020年11月12日     配当支払開始予定日              2020年12月25日
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 有
四半期決算説明会開催の有無       :有

                                                                                                   (百万円未満四捨五入)
1.2021年3月期第2四半期の連結業績(2020年4月1日~2020年9月30日)
(1)連結経営成績(累計)                                                                 (%表示は、 対前年同四半期増減率)
                                                                                    親会社の所有者に 四半期包括利益
                   売上高             営業利益       税引前利益                 四半期利益
                                                                                    帰属する四半期利益  合計額
                  百万円      %       百万円    %    百万円          %       百万円        %      百万円              %   百万円        %
2021年3月期第2四半期 2,428,427   2.3 589,605 6.8 531,834 3.4 346,668                 0.0    315,104 △3.8 351,677            1.9
2020年3月期第2四半期 2,373,104   6.0 551,964 6.5 514,243 5.3 346,581                 2.2    327,424  4.1 345,147            2.7


                 基本的1株当たり              希薄化後1株当たり
                  四半期利益                  四半期利益
                               円   銭                   円   銭
2021年3月期第2四半期                  66.35                65.56
2020年3月期第2四半期                  68.44                67.55



(2)連結財政状態
                                                                     親会社の所有者に                       親会社所有者
                     資産合計                     資本合計
                                                                      帰属する持分                        帰属持分比率
                                百万円                        百万円                       百万円                              %
2021年3月期第2四半期             10,490,827               1,842,852                   1,126,652                         10.7
2020年3月期                   9,792,258               1,707,564                   1,000,546                         10.2




2.配当の状況
                                                            年間配当金
                  第1四半期末               第2四半期末              第3四半期末                    期末                    合計
                           円   銭               円   銭                  円   銭                    円   銭             円    銭
2020年3月期                       -              42.50                       -                42.50                 85.00
2021年3月期                       -              43.00
2021年3月期(予想)                                                              -                43.00                 86.00
 (注)   直近に公表されている配当予想からの修正の有無                      :無
3.2021年3月期の連結業績予想(2020年4月1日~2021年3月31日)
                                                                                      (%表示は、対前期増減率)
                                                                     親会社の所有者に                       基本的1株当たり
                     売上高                      営業利益
                                                                     帰属する当期利益                         当期利益
                     百万円           %          百万円               %         百万円              %                     円 銭
     通期       4,900,000   0.8 920,000 0.9  485,000 2.5      101.76
 (注1) 直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 無
 (注2) Zホールディングス(株)とLINE(株)の経営統合の影響は、 現時点で予見可能な部分については、 一定程度を織り込
      んでいます。
※       注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動                                :無
     (連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)

         新規 ― 社      (社名)                            除外      ―    社      (社名)



(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更
     ①     IFRSにより要求される会計方針の変更                            :無
     ②     ①以外の会計方針の変更                                    :無
     ③     会計上の見積りの変更                                     :無

(3)発行済株式数(普通株式)
   ① 期末発行済株式数(自己株式を含む)                      2021年3月期2Q 4,787,145,170株    2020年3月期     4,787,145,170株

     ②     期末自己株式数                          2021年3月期2Q     28,546,800株   2020年3月期       46,000,000株

     ③     期中平均株式数(四半期累計)                   2021年3月期2Q 4,748,879,997株    2020年3月期2Q 4,784,392,215株




※   四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です。


※   業績予想の適切な利用に関する説明、 その他特記事項
    ・本書は、 本書の時点で当社が入手可能な情報および当社が合理的と考える前提に基づいて作成されています。本書に記
     載されている歴史的事実でないもの(当社の事業および財政的見通しに関する当社の計画、 予測、 戦略および信条を
     含みますが、 これらに限りません。)は、 将来の見通しに関する記述です。将来の見通しに関する記述には、 「目標とす
     る」、 「計画する」、 「確信する」、 「希望する」、 「継続する」、 「期待する」、 「目的とする」、 「意図する」、 「だろう」、 「かも
     しれない」、 「であるべきである」、 「したであろう」、 「できた」、 「予想する」、 「推定する」、 「企図する」といった用語もしく
     はそれらと類似する内容の用語もしくは言い回しまたはその否定形などを含みます。これらの将来の見通しに関する記述
     は、 当社または当社の経営陣による将来の業績または特定の結果の保証を意味するものでなく、 一般的な経済状況、
     日本の通信市場の状況、 新しい技術およびビジネスモデルを採用する当社の能力、 他の移動体通信事業者との競争、
     当社の通信ネットワークを改善および維持する当社の能力、 当社の事業を遂行する上での第三者(ソフトバンクグループ
     (株)ならびにその子会社および関連会社、 ならびに当社の主要な取引先および調達先を含みます。)への依存、 M&Aそ
     の他戦略的取引に関するリスク、 情報セキュリティおよび個人情報の取扱いに関するリスク、 他の法令の内容および解釈
     の変化、 ならびにその他の重要な要因を含みこれらに限られない様々なリスクおよび不確実性が伴い、 実際の結果は、
     将来の見通しに関する記述において明示または黙示されているものと著しく異なる可能性があります。

        ・当社は、 法律または証券取引所規則により求められる場合を除いて、 将来の見通しに関する記述を何らかの文書におい
         てまたは一般に更新、 修正または補足する義務または責任がないことを明言します。本書に記載されている情報の使用
         または当該情報への依拠は、 各自の責任において行うものとします。

        ・業績予想の前提となる条件および業績予想のご利用にあたっての注意事項等については、 四半期決算短信(添付資
         料)18ページ「1.当四半期決算の経営成績等の概況(4) 連結業績予想などの将来予測情報に関する説明」をご参照く
         ださい。


        (決算補足説明資料および決算説明会内容の入手方法)
        当社は、 2020年11月4日(水)に報道機関および機関投資家や金融機関の皆様を対象とした決算説明会を開催いたしま
        す。決算説明会は、 当社ウェブサイト(https://www.softbank.jp/corp/ir/documents/presentations/)において日本語
        および英語でライブ中継を行う予定です。また、 「決算データシート」については決算短信の開示と同時に、 その他説明会
        で使用する資料・動画・主なQ&Aについては、 決算説明会終了後速やかに当社ウェブサイトに掲載する予定です。
     
                        ソフトバンク株式会社 (9434) 2021年3月期 第2四半期決算短信


    (添付資料)
                        添付資料の目次
 
     1.当四半期決算の経営成績等の概況 ………………………………………………………………4

     (1)連結経営成績の概況 ……………………………………………………………………………4

       a. 連結経営環境と当社グループの取り組み ……………………………………………………4

       b. 連結経営成績の概況 ……………………………………………………………………………9

       c. 主要事業データ …………………………………………………………………………………10

       d. セグメント情報に記載された区分ごとの状況 ………………………………………………12

     (2)連結財政状態の概況 ……………………………………………………………………………16

     (3)連結キャッシュ・フローの概況 ………………………………………………………………17

     (4)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………18



     2.サマリー情報(注記事項)に関する事項 …………………………………………………………19

     (1)2020年9月30日に終了した6カ月間における重要な子会社の異動 ………………………19

     (2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更 ……………………………………………………19



     3.要約四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………20

     (1)要約四半期連結財政状態計算書 ………………………………………………………………20

     (2)要約四半期連結損益計算書及び要約四半期連結包括利益計算書 …………………………22

     (3)要約四半期連結持分変動計算書 ………………………………………………………………26

     (4)要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書 …………………………………………………28

     (5)継続企業の前提に関する注記 …………………………………………………………………30

     (6)要約四半期連結財務諸表注記 …………………………………………………………………30
 




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                          ソフトバンク株式会社 (9434) 2021年3月期 第2四半期決算短信


本添付資料における社名または略称
本添付資料における社名または略
           または略称
 本添付資料において、文脈上別異に解される場合または別段の記載がある場合を除き、以下の社名または略称は以下
の意味を有します。

社名または略称                        意味

当社                             ソフトバンク㈱(単体)

当社グループ                         ソフトバンク㈱および子会社

ソフトバンクグループ㈱                    ソフトバンクグループ㈱(単体)

ソフトバンクグループ                     ソフトバンクグループ㈱および子会社

Zホールディングス㈱(注1)                 Zホールディングス㈱(単体)

Zホールディングスグループ                  Zホールディングス㈱および子会社

ヤフー㈱(注2)                       ヤフー㈱(単体)

(注1) Zホールディングス㈱は、2019年10月1日より会社分割(吸収分割)により持株会社体制に移行し、商号をヤフー
     ㈱から変更しています。本添付資料では、社名変更前の取引に関する情報も含め、社名を「Zホールディングス
     ㈱」で統一表記しています。
(注2) 2019年10月1日の会社分割(吸収分割)において、Zホールディングス㈱からYahoo! JAPANを承継したヤフー㈱
     を指します。




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                             ソフトバンク株式会社 (9434) 2021年3月期 第2四半期決算短信


セグメント区分について
セグメント区分について
当社グループは、「コンシューマ」、「法人」、「流通」、「ヤフー」の4つを報告セグメントとしています。


各報告セグメントの主な事業および主な会社は、以下の通りです。

セグメント名称        主な事業の内容                       主な会社

報告セグメント
               ・個人のお客さまを対象としたモバイル通信          当社
                およびモバイル付加サービスの提供             Wireless City Planning㈱
               ・ブロードバンドサービスの提供               SBモバイルサービス㈱
 コンシューマ事業
               ・携帯端末の販売                      ㈱ウィルコム沖縄
               ・電力の売買・供給および売買の仲介サービ          LINEモバイル㈱
                スの提供                         SBパワー㈱
               ・法人のお客さまを対象とした移動通信サー          当社
                ビスの提供                        Wireless City Planning㈱
               ・データ通信や固定電話などの固定通信サー          SBエンジニアリング㈱
 法人事業
                ビスの提供                        ㈱IDCフロンティア
               ・クラウド、グローバル、AI・IoTその他のソ
                リューションサービスの提供
               ・法人のお客さまを対象としたICT、クラウド        SB C&S㈱
                サービス、IoTソリューション等に対応した
                商材の提供
 流通事業
               ・個人のお客さまを対象としたアクセサリー
                を含むモバイル・PC周辺機器、ソフトウエ
                ア、IoTプロダクト等の提供
               ・「ヤフオク!」、「Yahoo!ショッピング」、      Zホールディングス㈱
                                             ヤフー㈱
                「PayPayモール」、「ZOZOTOWN」などのコ
                                             ㈱イーブックイニシアティブジャパン
                マース関連サービスの提供                 ㈱一休
               ・「Yahoo!プレミアム」などの会員向けサー       アスクル㈱
 ヤフー事業          ビスの提供                        ㈱ZOZO
                                             ワイジェイカード㈱
               ・クレジットカード等の決済金融関連サービ          ワイジェイFX㈱
                スの提供                         ㈱ジャパンネット銀行
               ・検索連動型広告やディスプレイ広告等の広          バリューコマース㈱
                告関連サービスの提供
               ・決済代行サービスの提供                  当社
               ・スマートフォン専業証券                  SBペイメントサービス㈱
               ・オンラインビジネスのソリューションおよ          ㈱One Tap BUY
                びサービスの提供                     SBテクノロジー㈱
               ・デジタルメディア・デジタルコンテンツの          アイティメディア㈱
                企画・制作                        ㈱ベクター
その他
               ・パソコン用ソフトウエアのダウンロードラ          HAPSモバイル㈱
                イセンス販売、広告販売
               ・HAPS事業(注2)に関するネットワーク機器
                の研究開発・製造・事業企画、周波数利用
                に向けた活動
               ・その他


(注1) 報告セグメントの利益は、以下のように算出されます。
     セグメント利益=各セグメントの(売上高-営業費用(売上原価+販売費及び一般管理費)±その他の営業損益)
(注2) HAPS(High Altitude Platform Station)とは、成層圏に飛行させた航空機などの無人機体を通信基地局のよう
     に運用し、広域のエリアに通信サービスを提供できるシステムの総称です。




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1.当四半期決算の経営成績等の概況
(1)連結経営成績の概況
a.連結経営環境と当社グループの取り組み
 世の中を取り巻く環境は、デジタル技術の進展により大きな変革期を迎えています。AI(注1)やIoT(注2)、ビッグデ
ータの活用が急速に浸透し、人々の生活やビジネスのあらゆる場面がデジタル化され、産業そのものの構造が変わるデ
ジタルトランスフォーメーション(注3)が起こり始めています。そして、超高速・大容量・低遅延・多接続といった特
長を持つ5G(第5世代移動通信システム)の商用化により、この変化は加速するとみられています。
 日本の通信市場では、総務省による競争環境整備に向けたアクションプランの発出、競争促進政策のより一層の強化、
仮想移動体通信事業者(MVNO)による格安スマートフォンサービスの普及、異業種からの新規参入など、事業環境の変化
が続いています。またインターネット市場では、海外企業の優勢が続いており、特にeコマースや金融(Fintech)・決済
の分野で競争が激化しています。
 当第2四半期連結累計期間においては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響も継続しており、日本企業の景況感は
悪化していますが、その一方で、テレワーク、オンラインショッピング、非接触型の決済方法など新しい生活様式への
移行が注目され、社会を支えるためのデジタル技術活用の必要性が急速に高まっています。
 当社グループは、「情報革命で人々を幸せに」という経営理念の下、世界の人々が最も必要とするサービスやテクノ
ロジーを提供する企業グループを目指し、通信事業を基盤に、情報・テクノロジー領域において様々な事業に取り組み、
企業価値の最大化を図ってきました。2020年4月には、「すべてのモノ、情報、心がつながる世の中を」というコンセ
プトのもと、国連の定める「SDGs(持続可能な開発目標)」の実現のために当社グループが取り組むべき6つのマテリア
リティ(重要課題)を特定しました。
 SDGsとマテリアリティ(重要課題)の詳細については、当社ホームページをご参照ください。
 https://www.softbank.jp/corp/sustainability/materiality/


 当社グループは、デジタル技術を活用してこれらの社会的に重要な課題を解決し、持続的な成長を達成するために、
「Beyond Carrier」戦略を推進しています。「Beyond Carrier」戦略は、通信事業の顧客基盤を拡大することに加えて、
従来の通信キャリアという枠組みを超え、ヤフーおよび新領域の3つの領域を伸ばしていくことで収益基盤を強化して
いくものです。当社グループは、「Beyond Carrier」成長戦略と弛まぬ構造改革を同時に実行していくことにより、
2022年度に営業利益1兆円を達成することを目指します。


<顧客基盤の拡大に向けた取り組み>
 顧客基盤の拡大に向けた取り組みとしては、前期に引き続き、最新のスマートフォン・携帯端末や大容量データプラ
ンを求めるお客さま向け高付加価値サービス等を提供する「SoftBank」ブランド、月々の通信料を抑えることを重視す
るお客さま向けにスマートフォン向けサービス等を提供する「Y!mobile」ブランド、10代から20代中心に主にオンライ
ンでサービスを提供することで安価な価格帯を実現する「LINEモバイル」ブランドの3つのブランドによって、お客さ
まのニーズに合わせたサービスを提供しています。また、グループ会社であるPayPay㈱が展開するモバイル決済サービ
ス「PayPay」やヤフー㈱を傘下にもつZホールディングス㈱との連携により、当社のお客さまに対してより魅力的なサー
ビスを提供していきます。
 当社グループは、これらのサービスを支えるネットワークの品質の強化に取り組んできましたが、このたび、英国の
モバイルネットワーク分析会社Opensignalが2020年9月に発表した「グローバル・モバイル・ネットワーク・エクスペ
リエンス・アワード2020」においてLINEやWhatsApp、Skype、Facebook Messengerなどのモバイル・ボイス・アプリや、
OTT(注4)におけるユーザー体験の品質を測定する「音声アプリ・エクスペリエンス」部門で世界第1位を獲得し、画質
や読み込み時間、失速率を考慮した動画品質を判定する「ビデオ・エクスペリエンス」部門では世界第3位(注5)を獲
得しました(注6)。これからも、お客さまにとって高品質でストレスのない通信環境を整備することに、より一層努め
るとともに、ご満足いただけるサービスやソリューションを提供できるよう取り組んでいきます。
 5Gについては商用サービスを2020年3月に開始し、5Gを活用したVR/AR(注7)やクラウドゲーミングサービスを展開し
ています。2020年4月には、当社とKDDI㈱で、地方における5Gネットワークの早期整備を共同で推進する合弁会社「㈱
5G JAPAN」を設立しました。今後、両社が保有する基地局資産を効率的に相互利用するインフラシェアリングを推進し、
5Gの地方展開を加速していきます。




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 当第2四半期連結会計期間においては、「SoftBank」ブランドでは前期に引き続き「スマホデビュープラン」が好調
に推移したほか、2020年9月には、「Y!mobile」から「SoftBank」へ番号移行をされた場合に各種事務手数料を免除す
るほか、「メリハリプラン」へ加入されたお客さまには、月額利用料金から2,800円を12カ月間割引するキャンペーン
「ワイモバイル→ソフトバンクのりかえ特典」を開始しました。これらの結果、当第2四半期連結会計期間末のスマー
トフォン契約数は、前期末比で87万件増加し、累計契約数2,500万件を突破しました。ブロードバンドサービスにおいて
も家庭向け高速インターネット接続サービスである「SoftBank 光」の契約数が順調に伸びており、この「SoftBank
光」契約数は、前期末比で37万件増加しました。


 また、前述の通り、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、企業においてスマートフォンやテレワークの需要
が高まっています。当社は従来から、通信端末や通信ネットワークの提供のみでなく、テレワーク環境でも安全に業務
ができるネットワークソリューションや、ウェブ会議を実現するクラウド型アプリケーションなど、テレワークを支え
るさまざまなソリューションを提供および販売してきました。今後も、テレワークの導入と運用に関するお客さまの不
安や悩みを解決し、お客さまのワークスタイルの変革および業務効率化を積極的にサポートしていきます。


<ヤフーの成長>
 当社は、こうしたマルチブランド戦略、大容量データプランなどの提供、および新たなインフラである5Gの取り組み
を通じ通信事業を成長させながら、通信事業者として保有する顧客基盤などの資産を活用したOTTの領域への事業展開を
推進しています。昨年度子会社化したZホールディングスグループは、インターネット上でのコマースや広告サービス等
のOTTサービスの提供を行っており、当社グループの収益源の多様化に寄与しています。今後も、Zホールディングス㈱
との協働を深め、シナジーの最大化を図ります。
 また、Zホールディングス㈱は、LINE㈱との経営統合(以下「本経営統合」)を発表しています(注8)。当社は、本経営
統合を「Beyond Carrier」戦略において重要な役割を果たすZホールディングス㈱の成長を加速し、5G時代における新し
いビジネス機会を創出する、当社グループの企業価値向上に資する重要な取引と位置付けています。2020年8月に、本
経営統合の実行につき必要とされる各国における競争法令および投資規制法令上の手続きは完了しました。そして、本
経営統合を実現するための取引の一環として、LINE㈱株式等を対象とした共同公開買付けを2020年8月4日に開始し、
9月15日に終了しました。本経営統合の完了時期は2021年3月頃と想定しています。
 当第2四半期連結累計期間において、Zホールディングス㈱、Zフィナンシャル㈱および当社は、各社傘下の金融事業
会社6社の社名および各社が提供するサービス名を、2021年以降順次「PayPay」ブランドに統一することを決定しまし
た(注9)。銀行やクレジットカード、保険などの金融サービスについても「PayPay」との連携をさらに強化し、わかり
やすい名称とすることでお客さまに親しみをもってサービスをご利用いただきたいという思いのもと、「PayPay」ブラ
ンドを冠した社名・サービス名に変更します。
 また、ヤフー㈱が運営するインターネット旅行予約サービス「Yahoo!トラベル」は、2020年9月より東京都が目的地
となっている旅行、および東京都に居住する方の旅行の「Go To トラベルキャンペーン」への追加を受けて、10月1日
以降に出発する対象商品の旅行代金の最大50%がお得(注10)になる割引販売を開始しました。さらに、Yahoo!プレミア
ム会員とソフトバンクスマホユーザー向け特典などを加えると、旅行代金の最大35%の割引後の金額に対して最大15%
分の特典となります。これらの施策を通して「Yahoo!トラベル」は、感染拡大の抑止に留意しつつ、ユーザーが安心し
てお得に旅行できる機会を提供していきます。


<新規ビジネスの拡大の取り組み>
 新規ビジネスの拡大の取り組みとしては、ソフトバンクグループの投資先をはじめとする先端技術を保有する企業や、
ソリューションの提供を行う企業との連携に取り組んでいます。具体的には、パートナーである各企業と合弁会社を設
立し、新規ビジネスの拡大を推進しています。なお、これらの合弁会社の多くは持分法適用会社であるため、当社の業
績には持分法による投資損益として寄与します。


PayPay㈱
  2020年9月末でのPayPay累計登録者数は3,200万人を突破し、PayPay決済回数は第2四半期連結会計期間において、
 前年同期比5倍となる約4.9億回となり、順調に推移しました。また、総務省が2020年9月から実施している「マイナ
 ポイント事業(注11)」において7月より申込登録の受付を開始し、9月5日には「PayPay」への申込登録数が100万件



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 を突破しました。引き続き、当社グループおよびZホールディングスグループとの協働を進め、あらゆる小売店舗やサ
 ービス事業者にキャッシュレス決済の利便性を提供し、オンライン決済、公共料金決済、個人間の取引、投資などの
 金融サービスなどさまざまなサービスへと領域を広げ、「いつでも、どこでもPayPayで」ユーザーの生活をもっと豊
 かで便利にする「スーパーアプリ」への進化を目指します。


オンライン健康医療相談サービス「HELPO」
  2020年7月より、当社のグループ会社であるヘルスケアテクノロジーズ㈱は、オンライン健康医療相談サービス
 「HELPO(ヘルポ)」の提供を法人、自治体向けに開始しました。「HELPO」はスマートフォンアプリなどを通して、オ
 ンライン健康医療相談や病院検索、一般用医薬品などの購入がワンストップでできるヘルスケアサービスです。今後
 はお客さまのニーズに沿って「HELPO」の機能を段階的に拡充するとともに、法人や自治体に加えて健康保険組合など
 各種団体への提供も行い、利用者の拡大を目指します。


MONET Technologies㈱
  2020年8月より、MaaS(注12)向けの架装車両や架装キットを提供する「MONET MaaSコンバージョン」の第1弾とし
 て、車内のレイアウトを柔軟に変更することにより1台をさまざまな用途で活用できる「マルチタスク車両」と、車
 内での乗客のパーソナルスペースの確保と換気に配慮した「パーソナルベンチレーションキット」の2種類を発表し、
 企業と自治体を対象に受注を開始しました。また、2020年9月より、MaaSのシステム開発に活用できる天気・観光・
 地図情報などのさまざまなデータやオンデマンドバス(注13)のシステム、決済システムなどのAPI(注14)を提供する
 「MONETマーケットプレイス」を正式にオープンしました。今回の正式オープンにより、MONETコンソーシアムに加盟
 していない一般の企業が「MONETマーケットプレイス」を利用できるようになり、さらに「MONETマーケットプレイ
 ス」にAPIを提供することも可能となりました。


  (注1) AIとは、Artificial Intelligenceの略称で、人工知能のことです。
  (注2) IoTとは、Internet of Thingsの略称で、モノがインターネット経由で通信することです。
  (注3) デジタルトランスフォーメーションとは、企業が、データとデジタル技術を活用して、組織、プロセス、業
         務等を変革していくことです。
  (注4) OTTとは、Over The Topの略称で、インターネットにおいて、音声、動画コンテンツなどを提供するサービス
         や通信事業者以外の企業のことです。
  (注5) 「ビデオ・エクスペリエンス」部門では、日本国内では第1位の評価です。
  (注6) この調査は、世界中で1億台以上のデバイスから毎日収集された数十億の測定値を使用して、ワイヤレス業
         界で最大の規模と頻度で全世界のモバイルネットワークのユーザーエクスペリエンスを分析するOpensignal
         が、世界の通信事業者181社を対象に、「音声アプリ・エクスペリエンス」「ビデオ・エクスペリエンス」
         「ダウンロード・スピード・エクスペリエンス」「アップロード・スピード・エクスペリエンス」「4G利用
         率」の5つの評価軸で、包括的に比較したものです。
  (注7) VRとは、Virtual Realityの略称で、仮想現実のことです。
         ARとは、Augmented Realityの略称で、拡張現実のことです。
  (注8) 本経営統合は、必要とされる各国における競争法、外為法その他法令上必要なクリアランス・許認可等の取
         得が完了していること、その他最終契約である経営統合契約書において定める前提条件が充足されることを
         条件として行われます。
  (注9) 社名変更については、各社株主総会により承認可決されることおよび必要に応じ所管官公庁の許認可等が得
         られることを条件として実施される予定です。
  (注10) 国内旅行代金の最大50%(1人1泊当たり最大20,000円)のうち70%は旅行代金から割引き、30%は現地で使
         える地域共通クーポンの内訳になります。一部キャンペーンの対象外となる商品があります。
  (注11) 「マイナポイント事業」とは、2020年9月1日から2021年3月31日までの7カ月間、消費の活性化を図ると
         同時に、マイナンバーカードの普及促進および官民キャッシュレス決済基盤の構築を目的として、マイナン
         バーカードを取得して所定の手続きを完了した国民に対し、選択したキャッシュレス決済サービスで利用可
         能なポイントなどを付与するものです。
  (注12) MaaSとは、Mobility as a Serviceの略称で、車や人の移動に関するデータを活用することで需要と供給を最



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    適化し、移動に関する社会課題の解決を目指すサービスです。
(注13) オンデマンドバスのAPIは、2020年度内に提供を開始する予定です。
(注14) APIとは、Application Programming Interfaceの略称で、アプリケーションやソフトウエアを構築および統
    合するために使われる仕組みのことです。




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<当第2四半期における資本政策>
株式の売出し
  2020年8月28日の取締役会において、当社普通株式1,028,061,400株(オーバーアロットメント含む。)の売出し(以
 下「本売出し」)を決議しました。当社は、ソフトバンクグループ㈱より、同社の手元資金のさらなる拡充のために、
 ソフトバンクグループジャパン㈱を通じて保有している当社株式の一部を売却したい旨、かつ本売出し以降に当社株
 式を追加で売却する意向はなく、本売出し後の持分を中長期的に維持する方針を確認しました。当社は、本売出しが
 ソフトバンクグループ㈱による追加売却に係る懸念を早期に払拭するほか、当社株式の市場流動性を高めることで、
 当社株式の適切な価格形成につながるものと考え、本売出しを承認しました。売出しの結果、ソフトバンクグループ
 ジャパン㈱の持分は2020年6月末時点の62.0%から40.2%に低下しました。なお、本売出しの完了後も、当社がソフ
 トバンクグループの連結子会社であることに変更はなく、引き続き同社との協働により新しいビジネスを育成し、企
 業価値の向上を目指します。


 本件の詳細については、以下をご参照ください。
  2020年8月28日付「株式の売出しに関するお知らせ」
      https://www.softbank.jp/corp/news/press/sbkk/2020/20200828_02/
  2020年9月14日付「売出価格等の決定に関するお知らせ」
      https://www.softbank.jp/corp/news/press/sbkk/2020/20200914_01/
  2020年9月17日付「売出株式数の確定に関するお知らせ」
      https://www.softbank.jp/corp/news/press/sbkk/2020/20200917_02/


自己株式取得の決定
  2020年8月28日の取締役会において、当社の株主還元方針に則り、自己株式の取得(以下「本自己株式取得」)を実
 施することを決議しました。本自己株式取得は、上記にて記載の当社普通株式の売出しに伴う株式需給への影響を勘
 案するとともに、ストックオプション(新株予約権)の行使にも備えた上で、今後の資本政策の機動性を高めることも
 目的としています。取得する株式の総数は、80,000,000株(上限)(2020年6月30日時点の発行済株式総数(自己株式を
 除く)に対する割合1.68%)、株式の取得価額の総額は1,000億円(上限)、取得期間は2020年10月1日から2021年3月31
 日までとしています。


 本件の詳細については、以下をご参照ください。
     2020年8月28日付「自己株式取得に係る事項の決定に関するお知らせ(会社法第459条第1項の規定による定款の定
     めに基づく自己株式の取得)」
      https://www.softbank.jp/corp/news/press/sbkk/2020/20200828_01/




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 b.連結経営成績の概況
                                                              (単位:百万円)
                              9月30日に終了した6カ月間
                              2019年        2020年       増減         増減率


 売上高                       2,373,104    2,428,427    55,323        2.3%
 営業利益                        551,964      589,605    37,641        6.8%
 税引前利益                       514,243      531,834    17,591        3.4%
  法人所得税                    △167,662     △185,166    △17,504       10.4%
 純利益                         346,581      346,668        87        0.0%
  親会社の所有者                    327,424      315,104   △12,320      △3.8%
  非支配持分                       19,157       31,564    12,407       64.8%


  調整後EBITDA(注)              871,911   938,359  66,448              7.6%
  (注) 調整後EBITDA=営業利益+減価償却費及び償却費(固定資産除却損含む)±その他の調整項目

  当第2四半期連結累計期間の連結経営成績の概況は、以下の通りです。
 (a) 売上高
    当第2四半期連結累計期間の売上高は、前年同期比55,323百万円(2.3%)増の2,428,427百万円となりました。テ
  レワーク関連の商材需要の増加などにより法人事業が20,501百万円、eコマース取扱高の増加などによりヤフー事業
  が73,080百万円の増収となりました。一方で、コンシューマ事業は、物販等売上の減少などにより34,792百万円、
  流通事業は10,690百万円の減収となりました。

 (b) 営業利益
    当第2四半期連結累計期間の営業利益は、全セグメントで増益し、前年同期比37,641百万円(6.8%)増の589,605
  百万円となりました。コンシューマ事業では4,706百万円、法人事業では9,958百万円、流通事業では946百万円、ヤ
  フー事業では22,576百万円の増益となりました。

 (c) 純利益
    当第2四半期連結累計期間の純利益は、前年同期比87百万円(0.0%)増の346,668百万円となりました。これは主
  として、営業利益は増加した一方で、保有する投資有価証券の評価損の計上による金融費用の増加14,043百万円、
  持分法による投資の売却益の減少5,456百万円、営業利益増加を主因とする法人所得税の増加17,504百万円などがあ
  ったことによるものです。

 (d) 親会社の所有者に帰属する純利益
    当第2四半期連結累計期間の親会社の所有者に帰属する純利益は、非支配持分に帰属する純利益の増加により、
  前年同期比12,320百万円(3.8%)減の315,104百万円となりました。当第2四半期連結累計期間の非支配持分に帰属
  する純利益は、主としてZホールディングスグループの増益により、前年同期比12,407百万円(64.8%)増の31,564百
  万円となりました。

 (e) 調整後EBITDA
    当第2四半期連結累計期間の調整後EBITDAは、前年同期比66,448百万円(7.6%)増の938,359百万円となりまし
  た。これは主として、営業利益の増加によるものです。当社グループは、非現金取引の影響を除いた調整後EBITDA
  を、当社グループの業績を評価するために有用かつ必要な指標であると考えています。




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c.主要事業データ


 移動通信サービス
    コンシューマ事業と法人事業において営んでいる移動通信契約の合計です。移動通信サービスの各事業データには、
 「SoftBank」ブランド、「Y!mobile」ブランド、「LINEモバイル」ブランドが含まれます。
                                                                             (単位:千件)
累計契約数                                          2020年3月31日     2020年9月30日         増減
    合計                                               45,778        46,569         791
      主要回線(注)                                        36,499        37,281         783
       うち、スマートフォン                                    24,134        25,001         868
      通信モジュール等                                        7,663         8,056         392
      PHS                                             1,616         1,232        △384

                                                                             (単位:千件)
                                                    9月30日に終了した6カ月間
純増契約数                                                2019年         2020年          増減
    主要回線(注)                                             818           783         △35
     うち、スマートフォン                                         952           868         △85


                                                    9月30日に終了した3カ月間
解約率・総合ARPU                                           2019年         2020年          増減
    主要回線(注)               解約率                        0.98%         0.88%    △0.10ポイント
                          総合ARPU(円)                   4,450         4,300        △150
                              割引前ARPU(円)              5,190         4,750        △450
                    割引ARPU(円)       △740    △450         290
   スマートフォン         解約率             0.74%   0.64% △0.10ポイント
(注) 主要回線の契約数に、2017年7月よりサービス開始した「おうちのでんわ」の契約数を含めて開示しています。
     ARPUおよび解約率は、同サービスを除いて算出・開示しています。
 
 ブロードバンドサービス
    コンシューマ事業において提供している、家庭向けの高速インターネット接続サービスです。
                                                                             (単位:千件)
累計契約数                                          2020年3月31日     2020年9月30日         増減
    合計                                                7,846         8,094          248
      SoftBank 光                                      6,387         6,761          375
      Yahoo! BB 光 with フレッツ                             786           738         △48
      Yahoo! BB ADSL                                    673           595         △78




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<主要事業データの定義および算出方法>
 移動通信サービス
 主要回線:スマートフォン、従来型携帯電話、タブレット、モバイルデータ通信端末、「おうちのでんわ」など
          * 「スマホファミリー割」適用のスマートフォンおよび「データカードにねん得割」適用のモバイルデー
            タ通信端末は「通信モジュール等」に含まれます。
 通信モジュール等:通信モジュール、みまもりケータイ、プリペイド式携帯電話など
          * PHS回線を利用した通信モジュールは、「PHS」に含まれます。
 解約率:月間平均解約率(小数点第3位を四捨五入して開示)
     (算出方法)
      解約率=解約数÷稼働契約数
          * 解約数:当該期間における解約総数。携帯電話番号ポータビリティー(MNP)制度を利用して
           「SoftBank」、「Y!mobile」、「LINEモバイル」の間で乗り換えが行われる際の解約は含まれません。
          * 解約率(スマートフォン):主要回線のうち、スマートフォンの解約率です。
 ARPU(Average Revenue Per User):1契約当たりの月間平均収入(10円未満を四捨五入して開示)
     (算出方法)
      総合ARPU=(データ関連収入 + 基本料・音声関連収入 + 端末保証サービス収入、コンテンツ関連収入、
             広告収入など)÷ 稼働契約数
          * データ関連収入:パケット通信料・定額料、インターネット接続基本料など
          * 基本料・音声関連収入:基本使用料、通話料、着信料収入など
          * 稼働契約数:当該期間の各月稼働契約数 ((月初累計契約数 + 月末累計契約数) ÷ 2)の合計値
      割引ARPU=月月割ARPU+固定セット割ARPU(「おうち割 光セット」、「光おトク割」など)
          * ポイント等や「半額サポート」に係る通信サービス売上控除額は、ARPUの算定には含まれません。
          * 「半額サポート」とは、対象スマートフォンを48カ月の分割払い(48回割賦)で購入し、25カ月目以降に
           利用端末と引き換えに指定の端末に機種変更すると、その時点で残っている分割支払金の支払いが免除
           されるプログラムです。なお、「半額サポート」は2019年9月12日をもって、新規受付を終了しまし
           た。


 
 ブロードバンドサービス
    「SoftBank 光」:東日本電信電話㈱(以下「NTT東日本」)および西日本電信電話㈱(以下「NTT西日本」)の光アクセ
                ス回線の卸売りを利用した光回線サービスとISP(Internet Service Provider)サービスを統合し
                たサービス
              (累計契約数) NTT東日本およびNTT西日本の局舎において光回線の接続工事が完了している回線数で
                      す。「SoftBank Air」契約数を含みます。
    「Yahoo! BB 光 with フレッツ」:NTT東日本およびNTT西日本の光アクセス回線「フレッツ光シリーズ」とセット
                          で提供するISPサービス
              (累計契約数) NTT東日本およびNTT西日本の局舎において光回線の接続工事が完了し、サービスを提
                     供しているユーザー数です。
    「Yahoo! BB ADSL」:ADSL回線サービスとISPサービスを統合したサービス
              (累計契約数) NTT東日本およびNTT西日本の局舎において、ADSL回線の接続工事が完了している回線
                     数です。
         なお、「c.主要事業データ」の「増減」の算定に際し、四捨五入前の数値をもとに算定しているため、「c.主
     要事業データ」記載の四捨五入後の数値の増減とは一致しないことがあります。




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d.セグメント情報に記載された区分ごとの状況
(a) コンシューマ事業
 <事業概要>
  コンシューマ事業では、主として国内の個人のお客さまに対し、モバイル通信およびモバイル付加サービス、ブロ
 ードバンドサービスおよび電力サービスを提供しています。また、携帯端末メーカーから携帯端末を仕入れ、ソフト
 バンクショップ等を運営する代理店または個人のお客さまに対して販売しています。


 <業績全般>
                                                                (単位:百万円)
                              9月30日に終了した6カ月間
                              2019年          2020年       増減         増減率
売上高                        1,336,048      1,301,256   △34,792       △2.6%
セグメント利益                      401,616        406,322     4,706        1.2%
減価償却費及び償却費                   205,338        209,956     4,618        2.2%


  売上高の内訳
                                                                (単位:百万円)
                              9月30日に終了した6カ月間
                              2019年          2020年       増減          増減率
サービス売上                     1,067,316      1,089,847    22,531         2.1%
 モバイル                        848,185        846,480   △1,705        △0.2%
 ブロードバンド                     190,486        195,930     5,444        2.9%
 でんき                          28,645         47,437    18,792       65.6%
物販等売上                        268,732        211,409   △57,323      △21.3%
売上高合計                      1,336,048      1,301,256   △34,792       △2.6%
 (注) 当第2四半期連結累計期間において、「物販等売上」に含めていた「でんき」は金額的重要性が高まったため、
      独立掲記しています。これに伴い、売上高の内訳を「モバイル」「ブロードバンド」と「でんき」を合わせて
      「サービス売上」とし、前第2四半期連結累計期間の内訳を修正再表示しています。


  コンシューマ事業の売上高は、前年同期比34,792百万円(2.6%)減の1,301,256百万円となりました。そのうち、サ
 ービス売上は、前年同期比22,531百万円(2.1%)増加し1,089,847百万円となり、物販等売上は、前年同期比57,323百
 万円(21.3%)減少し211,409百万円となりました。
  サービス売上のうち、モバイルは前年同期比1,705百万円(0.2%)減少しました。半額サポートに係る契約負債の取
 り崩し11,040百万円を売上に計上したことに加え、スマートフォン契約数は「Y!mobile」ブランドを中心に伸び、累
 計契約数が2,500万件を突破したことが、増収に寄与しましたが、平均単価は「SoftBank」ブランドにおける料金プラ
 ンの割引施策や、「Y!mobile」ブランドや「LINEモバイル」ブランドの契約数増加に伴い減少したことから、結果と
 してモバイル売上は減収となりました。
  ブロードバンドは、前年同期比5,444百万円(2.9%)増加しました。これは、光回線サービス「SoftBank 光」契約数
 の増加によるものです。また、でんきは、前年同期比18,792百万円(65.6%)増加しました。これは、「おうちでん
 き」契約数の増加によるものです。
  物販等売上の減少は、主として、端末の販売単価および台数が減少したことに伴う端末売上の減少によるもので
 す。
  営業費用(売上原価と販売費及び一般管理費)およびその他の営業損益(その他の営業収益とその他の営業費用)の合
 計は894,934百万円となり、前年同期比で39,498百万円(4.2%)減少しました。これは主として、「おうちでんき」サ
 ービスに係る仕入原価が増加した一方で、相対的に原価の低い端末の販売構成比が上昇したことおよび販売台数減少
 に伴い商品原価が減少したこと、および電気通信事業法改正の影響により販売手数料が減少したことによるもので
 す。
  上記の結果、セグメント利益は、前年同期比4,706百万円(1.2%)増の406,322百万円となりました。




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(b) 法人事業
 <事業概要>
  法人事業では、法人のお客さまに対し、移動通信サービス、固定電話サービス「おとくライン」を提供するほか、
 VPNサービス「SmartVPN」やインターネットなどのネットワークサービス、データセンターサービス、クラウドサービ
 ス、AI、IoT、ロボット、セキュリティ、デジタルマーケティング等の多様な法人向けソリューションを提供していま
 す。


<業績全般>
                                                             (単位:百万円)
                              9月30日に終了した6カ月間
                              2019年        2020年      増減         増減率
売上高                          314,096      334,597   20,501        6.5%
セグメント利益                       54,602       64,560    9,958       18.2%
減価償却費及び償却費                    79,194       79,226       32        0.0%


  売上高の内訳
                                                             (単位:百万円)
                              9月30日に終了した6カ月間
                              2019年        2020年      増減         増減率
モバイル                         138,115      148,129   10,014        7.3%
固定                            97,587       94,431   △3,156       △3.2%
ソリューション等                      78,394       92,037   13,643       17.4%
売上高合計                        314,096      334,597   20,501        6.5%


  法人事業の売上高は、前年同期比20,501百万円(6.5%)増の334,597百万円となりました。そのうち、モバイルは前
 年同期比10,014百万円(7.3%)増の148,129百万円、固定は前年同期比3,156百万円(3.2%)減の94,431百万円、ソリュ
 ーション等は前年同期比13,643百万円(17.4%)増の92,037百万円となりました。
  モバイル売上の増加は、主として、スマートフォン契約数の増加によるものです。
  固定売上の減少は、主として、電話サービスの契約数の減少によるものです。
  ソリューション等売上の増加は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、テレワーク関連の商材の需要が伸び、
 クラウドサービス売上やセキュリティソリューションの売上が増加し、IoT商材に係る売上も増加したことなどによる
 ものです。
  営業費用(売上原価と販売費及び一般管理費)およびその他の営業損益(その他の営業収益とその他の営業費用)の合
 計は270,037百万円となり、前年同期比で10,543百万円(4.1%)増加しました。これは主として、上記ソリューション
 等の売上の増加に伴い原価が増加したことによるものです。
  上記の結果、セグメント利益は、前年同期比9,958百万円(18.2%)増の64,560百万円となりました。




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(c) 流通事業
 <事業概要>
  流通事業は、変化する市場環境を的確にとらえた最先端のプロダクトやサービスを提供しています。法人のお客さ
 ま向けには、ICT、クラウドサービス、IoTソリューション等に対応した商材を扱っています。個人のお客さま向けに
 は、メーカーあるいはディストリビューターとして、アクセサリーを含むモバイル・PC周辺機器、ソフトウエア、IoT
 プロダクト等、多岐にわたる商材の企画・提供を行っています。


 <業績全般>
                                                          (単位:百万円)
                           9月30日に終了した6カ月間
                           2019年       2020年       増減         増減率
売上高                       245,118     234,428   △10,690      △4.4%
セグメント利益                    11,004      11,950       946        8.6%
減価償却費及び償却費                  1,423       1,770       347       24.4%


  流通事業の売上高は、前年同期比10,690百万円(4.4%)減の234,428百万円となりました。これは主として、前年同
 期において、法人のお客さま向けのPC・サーバーの特需をうけて売上高が増加していたことによるものです。
  営業費用(売上原価と販売費及び一般管理費)およびその他の営業損益(その他の営業収益とその他の営業費用)の合
 計は222,478百万円となり、前年同期比で11,636百万円(5.0%)減少しました。これは主として、注力しているクラウ
 ド、SaaSなどのサブスクリプションサービスが堅調に伸びたことによるものです。
  上記の結果、セグメント利益は、前年同期比946百万円(8.6%)増の11,950百万円となりました。




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(d) ヤフー事業
 <事業概要>
  ヤフー事業は、eコマース、決済金融、メディアを中心とした100を超えるサービスを展開し、オンラインからオフ
 ラインまで一気通貫でサービスを提供しています。コマース領域においては、「ヤフオク!」「Yahoo!ショッピング」
 「PayPayモール」「ZOZOTOWN」などのeコマースサービス、「Yahoo!プレミアム」などの会員向けサービスおよびクレ
 ジットカード等の決済金融サービス、メディア領域においてはインターネット上の広告関連サービスの提供を行って
 います。


 <業績全般>
                                                               (単位:百万円)
                               9月30日に終了した6カ月間
                               2019年         2020年      増減         増減率
売上高                           484,144       557,224   73,080       15.1%
セグメント利益                        75,661        98,237   22,576       29.8%
減価償却費及び償却費                     36,153        48,796   12,643       35.0%


  売上高の内訳
                                                               (単位:百万円)
                               9月30日に終了した6カ月間
                               2019年       2020年        増減         増減率
コマース                          333,241     414,282     81,041       24.3%
メディア                          148,424       141,610   △6,814       △4.6%
その他                             2,479         1,332   △1,147      △46.3%
売上高合計                         484,144       557,224   73,080       15.1%
 (注) 当第2四半期連結累計期間において、Zホールディングスグループでは、一部のサービスおよび子会社を「コマ
      ース事業」から「メディア事業」へ移管しました。これに伴い、前第2四半期連結累計期間のヤフー事業の売上
      高のうち、「コマース」および「メディア」の内訳を修正再表示しています。


  ヤフー事業の売上高は、前年同期比73,080百万円(15.1%)増の557,224百万円となりました。そのうち、コマースは
 前年同期比81,041百万円(24.3%)増の414,282百万円、メディアは前年同期比6,814百万円(4.6%)減の141,610百万円、
 その他は前年同期比1,147百万円(46.3%)減の1,332百万円となりました。
  コマース売上の増加は、主として、㈱ZOZOの子会社化、ショッピング広告売上収益の増加およびその他のコマース
 サービスでの取扱高の増加に伴い売上高が増加したことによるものです。
  メディア売上の減少は、新型コロナウイルス感染拡大の影響によりメディアサービスのトラフィック増加等に伴い
 ディスプレイ広告関連収益が増加した一方で、景況感の悪化を背景に検索広告を中心に広告の出稿が減少したことに
 よるものです。
  営業費用(売上原価と販売費及び一般管理費)およびその他の営業損益(その他の営業収益とその他の営業費用)の合
 計は458,987百万円となり、前年同期比で50,504百万円(12.4%)増加しました。これは主として、㈱ZOZOの子会社化に
 伴う販売費及び一般管理費の増加によるものです。
  上記の結果、セグメント利益は前年同期比22,576百万円(29.8%)増の98,237百万円となりました。




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(2)連結財政状態の概況
                                                               (単位:百万円)
                             2020年          2020年
                                                        増減         増減率
                           3月31日          9月30日
 流動資産                     3,364,303      3,849,273   484,970       14.4%
 非流動資産                    6,427,955      6,641,554   213,599        3.3%
資産合計                      9,792,258     10,490,827   698,569        7.1%
 流動負債                     4,496,609      4,735,082   238,473        5.3%
 非流動負債                    3,588,085      3,912,893   324,808        9.1%
負債合計                      8,084,694      8,647,975   563,281        7.0%
資本合計                      1,707,564      1,842,852   135,288        7.9%


   (資産)
    当第2四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末から698,569百万円(7.1%)増加し、10,490,827
   百万円となりました。これは主として、新型コロナウイルス感染症拡大に対し、手元流動性を確保するために債
   権流動化などの資金調達を実施したことから、現金及び現金同等物が603,197百万円増加したことによるもので
   す。


   (負債)
    当第2四半期連結会計期間末の負債合計は、前連結会計年度末から563,281百万円(7.0%)増加し、8,647,975百
   万円となりました。これは主として、有利子負債が増加したことによるものです。手元流動性を確保するため債
   権流動化などによる資金調達を実施する一方、借入金返済のため、Zホールディングス㈱は200,000百万円、当社
   は100,000百万円の無担保社債をそれぞれ発行しました。


   (資本)
    当第2四半期連結会計期間末の資本合計は、前連結会計年度末から135,288百万円(7.9%)増加し、1,842,852百
   万円となりました。これは主として、当第2四半期連結累計期間の純利益の計上による増加346,668百万円、剰余
   金の配当による減少228,872百万円があったことによるものです。




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(3)連結キャッシュ・フローの概況
                                                               (単位:百万円)
                                          9月30日に終了した6カ月間
                                          2019年       2020年           増減
営業活動によるキャッシュ・フロー                         566,052     785,889       219,837
投資活動によるキャッシュ・フロー                       △219,517    △426,145      △206,628
財務活動によるキャッシュ・フロー                       △130,138      243,601       373,739
現金及び現金同等物の期末残高                         1,154,364   1,747,005       592,641
フリー・キャッシュ・フロー                            346,535     359,744        13,209
 割賦債権の流動化による影響                            49,198      57,863         8,665
調整後フリー・キャッシュ・フロー(注1)                     395,733     417,607        21,874

 設備投資
                                      222,741  310,121 87,380
 (検収ベース、Zホールディングスグループ含む)
 設備投資
                                      115,966  141,825 25,859
 (検収ベース、Zホールディングスグループ除く)(注2)
 (注1) 調整後フリー・キャッシュ・フロー=フリー・キャッシュ・フロー±親会社との一時的な取引+
      (割賦債権の流動化による調達額-同返済額)
  (注2) 設備投資(検収ベース、Zホールディングスグループ除く)には、Zホールディングスグループの設備投資、レン
       タル端末への投資額およびIFRS第16号適用による影響は除きます。

 a.営業活動によるキャッシュ・フロー
  当第2四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは、785,889百万円の収入となりました。前年同期
 比では219,837百万円収入が増加しましたが、これは主として、銀行事業の預金の増加によるものです。

 b.投資活動によるキャッシュ・フロー
  当第2四半期連結累計期間の投資活動によるキャッシュ・フローは、426,145百万円の支出となりました。前年同期
 比では206,628百万円支出が増加しましたが、これは主として、LINE㈱株式等の共同公開買付けに伴う投資の取得によ
 る支出および銀行事業の有価証券の取得による支出によるものです。

 c.財務活動によるキャッシュ・フロー
  当第2四半期連結累計期間の財務活動によるキャッシュ・フローは、243,601百万円の収入となりました。前年同期
 比では、373,739百万円増加しましたが、これは主として、前年同期において被結合企業の自己株式取得による支出
 526,826百万円があったことによるものです。

 d.現金及び現金同等物の期末残高
  a.~c.の結果、当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は、前年同期比592,641百万円増の
 1,747,005百万円となりました。

 e.調整後フリー・キャッシュ・フロー
  当第2四半期連結累計期間の調整後フリー・キャッシュ・フローは、417,607百万円の収入となりました。前年同期
 比では21,874百万円増加しましたが、これは主として、上記の通り、営業活動によるキャッシュ・フローが増加した
 一方で、投資活動によるキャッシュ・フローが減少したことによるものです。

 f.設備投資
  当第2四半期連結累計期間の設備投資(検収ベース、Zホールディングスグループ含む)は、前年同期比87,380百万円
 増の310,121百万円となりました。5G設備およびデータセンターへの投資の増加と、2020年度中に移転予定である竹芝
 新本社の新規賃貸借契約による使用権資産が増加したことによるものです。




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(4)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
 通期の連結損益状況については、売上高4,900,000百万円、営業利益920,000百万円、親会社の所有者に帰属する純利
益485,000百万円を予想しており、2020年5月11日に2020年3月期決算短信で開示した連結業績予想から変更していませ
ん。




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2.サマリー情報(注記事項)に関する事項
(1)2020年9月30日に終了した6カ月間における重要な子会社の異動
 該当事項はありません。


(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更
 該当事項はありません。




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3.要約四半期連結財務諸表及び主な注記
 (1)【要約四半期連結財政状態計算書】
                                                  (単位:百万円)

                            2020年3月31日         2020年9月30日

(資産の部)
流動資産
 現金及び現金同等物                         1,143,808          1,747,005
 営業債権及びその他の債権                      1,800,301          1,774,744
 その他の金融資産                             94,906            96,389
 棚卸資産                                 96,896           120,469
 その他の流動資産                            228,392           110,666
流動資産合計                             3,364,303          3,849,273


非流動資産
 有形固定資産                              986,095          1,098,030
 使用権資産                             1,234,457          1,153,916
 のれん                                 618,636           624,470
 無形資産                              1,709,511          1,687,161
 契約コスト                               212,638           226,378
 持分法で会計処理されている投資                      80,149            93,426
 投資有価証券                              175,152           259,009
 銀行事業の有価証券                           342,975           382,880
 その他の金融資産                            905,562           958,476
 繰延税金資産                               55,904            52,230
 その他の非流動資産                           106,876           105,578
非流動資産合計                            6,427,955          6,641,554
資産合計                               9,792,258         10,490,827




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                        2020年3月31日           2020年9月30日

(負債及び資本の部)
流動負債
 有利子負債                         1,811,281            2,145,300
 営業債務及びその他の債務                  1,253,766            1,125,415
 契約負債                            127,652             102,059
 銀行事業の預金                         880,847            1,069,932
 その他の金融負債                            3,779                2,703
 未払法人所得税                         153,371             147,375
 引当金                                 6,794            14,642
 その他の流動負債                        259,119             127,656
流動負債合計                         4,496,609            4,735,082


非流動負債
 有利子負債                         3,270,971            3,563,841
 その他の金融負債                         36,765              36,731
 確定給付負債                           16,337              16,472
 引当金                              83,871              90,271
 繰延税金負債                          168,248             193,739
 その他の非流動負債                        11,893              11,839
非流動負債合計                        3,588,085            3,912,893
負債合計                           8,084,694            8,647,975


資本
親会社の所有者に帰属する持分
 資本金                             204,309             204,309
 資本剰余金                         △133,915             △136,101
 利益剰余金                         1,003,554            1,104,742
 自己株式                           △68,709              △42,640
 その他の包括利益累計額                     △4,693              △3,658
親会社の所有者に帰属する持分合計               1,000,546            1,126,652
非支配持分                            707,018             716,200
資本合計                           1,707,564            1,842,852
負債及び資本合計                       9,792,258           10,490,827




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(2)【要約四半期連結損益計算書及び要約四半期連結包括利益計算書】
【9月30日に終了した6カ月間】
 【要約四半期連結損益計算書】
                                                           (単位:百万円)
                                    2019年9月30日に
                                                        2020年9月30日に
                                    終了した6カ月間
                                                        終了した6カ月間
                                         (注2)
売上高                                         2,373,104         2,428,427
 売上原価                                     △1,201,209        △1,184,570
売上総利益                                       1,171,895         1,243,857
 販売費及び一般管理費                                 △631,916          △654,252
 その他の営業収益                                      11,985                 -
営業利益                                          551,964          589,605
 持分法による投資損益                                  △17,330          △17,431
 金融収益                                           3,898            3,448
 金融費用                                        △29,745          △43,788
 持分法による投資の売却損益                                  5,456                 -
税引前利益                                         514,243          531,834
 法人所得税                                      △167,662          △185,166
純利益(注1)                                       346,581          346,668


純利益の帰属
 親会社の所有者                                      327,424          315,104
 非支配持分                                         19,157           31,564
                                              346,581          346,668


親会社の所有者に帰属する1株当たり純利益
 基本的1株当たり純利益(円)                                 68.44            66.35
 希薄化後1株当たり純利益(円)                                67.55            65.56

(注1) 2019年9月30日に終了した6カ月間および2020年9月30日に終了した6カ月間のソフトバンク㈱およびその子
     会社の純利益は、いずれも継続事業によるものです。
(注2) 「注記4.企業結合 Zホールディングスの取得」に記載の通り、共通支配下の取引は、ソフトバンクグループ
     ㈱による被取得企業の取得時点もしくは比較年度の期首時点のいずれか遅い日にソフトバンク㈱および子会社
     が取得したものとみなして要約四半期連結財務諸表の一部として遡及して連結しています。




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                           ソフトバンク株式会社 (9434) 2021年3月期 第2四半期決算短信


 【要約四半期連結包括利益計算書】
                                                              (単位:百万円)
                                      2019年9月30日に        2020年9月30日に
                                      終了した6カ月間           終了した6カ月間
                                           (注)
純利益                                            346,581          346,668
その他の包括利益(税引後)
 純損益に振り替えられることのない項目
  FVTOCIの資本性金融資産の公正価値の変動                       △1,497            5,530
 純損益に振り替えられることのない項目合計                          △1,497            5,530
 純損益に振り替えられる可能性のある項目
  FVTOCIの負債性金融資産の公正価値の変動                           704             798
  キャッシュ・フロー・ヘッジ                                  △473            △535
  在外営業活動体の為替換算差額                                 △746            △783
  持分法適用会社のその他の包括利益に対する持分                          578             △1
 純損益に振り替えられる可能性のある項目合計                              63           △521
その他の包括利益(税引後)合計                                △1,434            5,009
包括利益合計                                         345,147          351,677


包括利益合計の帰属
 親会社の所有者                                       326,028          316,988
 非支配持分                                          19,119           34,689
                                               345,147          351,677


(注)「注記4.企業結合 Zホールディングスの取得」に記載の通り、共通支配下の取引は、ソフトバンクグループ㈱
   による被取得企業の取得時点もしくは比較年度の期首時点のいずれか遅い日にソフトバンク㈱および子会社が取
   得したものとみなして要約四半期連結財務諸表の一部として遡及して連結しています。




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                          ソフトバンク株式会社 (9434) 2021年3月期 第2四半期決算短信


【9月30日に終了した3カ月間】
 【要約四半期連結損益計算書】
                                                              (単位:百万円)
                                      2019年9月30日に        2020年9月30日に
                                      終了した3カ月間           終了した3カ月間
売上高                                          1,208,248           1,255,783
 売上原価                                         △621,431           △615,011
売上総利益                                          586,817            640,772
 販売費及び一般管理費                                   △315,696           △331,114
 その他の営業収益                                       11,985                 -
営業利益                                           283,106            309,658
 持分法による投資損益                                   △11,616             △8,101
 金融収益                                              425                791
 金融費用                                         △17,210            △27,876
税引前利益                                          254,705            274,472
 法人所得税                                        △80,740            △95,933
純利益(注)                                         173,965            178,539


純利益の帰属
 親会社の所有者                                       162,627            162,965
 非支配持分                                          11,338             15,574
                                               173,965            178,539


親会社の所有者に帰属する1株当たり純利益
 基本的1株当たり純利益(円)                                  34.01              34.29
 希薄化後1株当たり純利益(円)                                 33.56              33.89

(注)   2019年9月30日に終了した3カ月間および2020年9月30日に終了した3カ月間のソフトバンク㈱およびその子
      会社の純利益は、いずれも継続事業によるものです。




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                           ソフトバンク株式会社 (9434) 2021年3月期 第2四半期決算短信


 【要約四半期連結包括利益計算書】
                                                              (単位:百万円)
                                      2019年9月30日に        2020年9月30日に
                                      終了した3カ月間           終了した3カ月間
純利益                                           173,965             178,539
その他の包括利益(税引後)
 純損益に振り替えられることのない項目
  FVTOCIの資本性金融資産の公正価値の変動                       △1,008              2,402
 純損益に振り替えられることのない項目合計                          △1,008              2,402
 純損益に振り替えられる可能性のある項目
  FVTOCIの負債性金融資産の公正価値の変動                          △60                272
  キャッシュ・フロー・ヘッジ                                    215             △724
  在外営業活動体の為替換算差額                                    40             △502
  持分法適用会社のその他の包括利益に対する持分                             4              △2
 純損益に振り替えられる可能性のある項目合計                             199             △956
その他の包括利益(税引後)合計                                  △809              1,446
包括利益合計                                         173,156            179,985


包括利益合計の帰属
 親会社の所有者                                       161,738            163,176
 非支配持分                                          11,418             16,809
                                               173,156            179,985




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 (3)【要約四半期連結持分変動計算書】
 2019年9月30日に終了した6カ月間
                                                                                       (単位:百万円)
                                   親会社の所有者に帰属する持分
                                                             その他の                   非支配
                             資本          利益                                                   資本合計
                  資本金                              自己株式      包括利益         合計         持分
                             剰余金        剰余金
                                                              累計額
2019年4月1日         204,309    111,826   1,178,282        -      3,740    1,498,157   524,410   2,022,567
新基準適用による累積的影響額
                       -          -        △618         -          -        △618    △4,362     △4,980
(注1)
2019年4月1日(修正後)    204,309    111,826   1,177,664        -       3,740   1,497,539   520,048   2,017,587
包括利益
 純利益                   -          -      327,424        -          -      327,424    19,157    346,581
 その他の包括利益              -          -           -         -     △1,396      △1,396       △38     △1,434
包括利益合計                 -          -      327,424        -     △1,396      326,028    19,119    345,147
所有者との取引額等
 剰余金の配当(注4)            -          -    △195,771         -          -    △195,771    △27,985   △223,756
 自己株式の取得               -          -           -    △30,697         -     △30,697         -    △30,697
 自己株式の処分               -          -           -         -          -           -         -           -
 共通支配下の取引による変動
                       -    △245,514   △254,031         -     △2,415    △501,960        896   △501,064
 (注2)(注3)
 企業結合による変動             -          -           -         -          -           -         -           -
支配継続子会社に対する持分変動        -     △1,768           -         -          -      △1,768      6,506       4,738
株式に基づく報酬取引             -      3,286           -         -          -       3,286         -        3,286
利益剰余金から資本剰余金への
                       -          -           -         -          -           -         -           -
振替
その他の包括利益累計額から利益
                       -          -        1,921        -     △1,921           -         -           -
剰余金への振替
その他                    -          -           -         -          -           -         -           -
所有者との取引額等合計            -    △243,996   △447,881    △30,697    △4,336    △726,910    △20,583   △747,493
2019年9月30日        204,309   △132,170   1,057,207   △30,697    △1,992    1,096,657   518,584   1,615,241




                                       ― 26 ―
                                  ソフトバンク株式会社 (9434) 2021年3月期 第2四半期決算短信


 2020年9月30日に終了した6カ月間
                                                                                      (単位:百万円)
                                    親会社の所有者に帰属する持分
                                                        その他の                       非支配
                              資本        利益                                                   資本合計
                   資本金                          自己株式    包括利益             合計         持分
                              剰余金      剰余金
                                                         累計額
2020年4月1日          204,309   △133,915 1,003,554 △68,709  △4,693        1,000,546   707,018   1,707,564
包括利益
 純利益                   -           -      315,104        -        -      315,104    31,564    346,668
 その他の包括利益              -           -           -         -     1,884       1,884     3,125       5,009
包括利益合計                 -           -      315,104        -     1,884     316,988    34,689    351,677
所有者との取引額等
 剰余金の配当                -           -    △201,499         -        -    △201,499    △27,373   △228,872
 自己株式の取得               -           -           -         -        -           -         -           -
 自己株式の処分               -     △13,455           -     26,069       -       12,614        -       12,614
 共通支配下の取引による変動         -           -           -         -        -           -         -           -
 企業結合による変動             -           -           -         -        -           -        319         319
 支配継続子会社に対する持分変動       -      △1,095           -         -        -      △1,095      1,502         407
 株式に基づく報酬取引            -        △360           -         -        -        △360         -        △360
 利益剰余金から資本剰余金への振
                       -       13,387    △13,387         -        -           -         -           -
 替
 その他の包括利益累計額から利益
                       -           -          849        -     △849           -         -           -
 剰余金への振替
 その他                   -        △663          121         0       -        △542         45       △497
所有者との取引額等合計            -      △2,186    △213,916     26,069    △849    △190,882    △25,507   △216,389
2020年9月30日         204,309   △136,101   1,104,742   △42,640   △3,658   1,126,652   716,200   1,842,852


 (注1) IFRS第16号「リース」の適用に伴い、2019年9月30日に終了した6カ月間より前の期間に対しての遡及修正の
      累積的影響を利益剰余金期首残高の修正として認識しています。
 (注2) 「注記4.企業結合 Zホールディングスの取得」に記載の通り、共通支配下の取引は、ソフトバンクグループ
      ㈱による被取得企業の取得時点もしくは比較年度の期首時点のいずれか遅い日にソフトバンク㈱および子会社
      が取得したものとみなして要約四半期連結財務諸表の一部として遡及して連結しています。
 (注3) 「資本剰余金」および「利益剰余金」の変動は、共通支配下の取引によりソフトバンク㈱が取得した子会社に
      対する投資の取得金額と、ソフトバンクグループ㈱における当該子会社の取得時点での帳簿価額の差額による
      ものです。
 (注4) 共通支配下の取引に関連して、実際の共通支配下の取引日前に行われたソフトバンク㈱および子会社以外との
      資本取引が「剰余金の配当」に含まれています。




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(4)【要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書】
                                                           (単位:百万円)
                                    2019年9月30日に       2020年9月30日に
                                    終了した6カ月間          終了した6カ月間
                                         (注)
営業活動によるキャッシュ・フロー
 純利益                                        346,581           346,668
  減価償却費及び償却費                                327,283           342,878
  固定資産除却損                                     4,649             5,876
  子会社の支配喪失に伴う利益                            △11,985                 -
  金融収益                                      △3,898            △3,448
  金融費用                                       29,745            43,788
  持分法による投資損益(△は益)                            17,330            17,431
  持分法による投資の売却損益(△は益)                        △5,456                 -
  法人所得税                                     167,662           185,166
  営業債権及びその他の債権の増減額(△は増加額)                  △29,689             40,510
  棚卸資産の増減額(△は増加額)                            26,613          △23,342
  法人向けレンタル用携帯端末の取得による支出                    △17,713           △16,969
  営業債務及びその他の債務の増減額(△は減少額)                  △62,393           △52,098
  未払消費税等の増減額(△は減少額)                         △7,648            △5,000
  銀行事業の預金の増減額(△は減少額)                         51,740           189,085
  その他                                     △117,467          △102,829
 小計                                         715,354           967,716
  利息及び配当金の受取額                                 1,662             3,457
  利息の支払額                                   △26,396           △29,163
  法人所得税の支払額                               △130,296          △273,175
  法人所得税の還付額                                   5,728           117,054
 営業活動によるキャッシュ・フロー                           566,052           785,889
投資活動によるキャッシュ・フロー
  有形固定資産及び無形資産の取得による支出                    △223,879          △249,190
  有形固定資産及び無形資産の売却による収入                        2,302              972
  投資の取得による支出                               △35,889          △126,498
  投資の売却または償還による収入                            25,909            7,108
  銀行事業の有価証券の取得による支出                       △119,023          △164,851
  銀行事業の有価証券の売却または償還による収入                    134,942          123,234
  子会社の支配獲得による収支(△は支出)                            -           △9,126
  その他                                       △3,879           △7,794
 投資活動によるキャッシュ・フロー                         △219,517          △426,145




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                                   2019年9月30日に       2020年9月30日に
                                   終了した6カ月間          終了した6カ月間
                                        (注)
財務活動によるキャッシュ・フロー
  短期有利子負債の純増減額(△は減少額)                      400,803          429,056
  有利子負債の収入                                 979,969        1,065,737
  有利子負債の支出                               △705,849        △1,021,057
  非支配持分からの払込による収入                            4,046              700
  自己株式の取得による支出                            △30,697                -
  配当金の支払額                                △195,042         △201,384
  非支配持分への配当金の支払額                          △24,598          △27,355
  被結合企業の自己株式取得による支出                      △526,826                -
  被結合企業の支配喪失による減少額                        △30,717                -
  その他                                      △1,227           △2,096
 財務活動によるキャッシュ・フロー                        △130,138           243,601
現金及び現金同等物に係る換算差額                             △421             △148
現金及び現金同等物の増減額(△は減少額)                       215,976          603,197
現金及び現金同等物の期首残高                             938,388         1,143,808
現金及び現金同等物の期末残高                           1,154,364         1,747,005


(注)「注記4.企業結合 Zホールディングスの取得」に記載の通り、共通支配下の取引は、ソフトバンクグループ㈱
   による被取得企業の取得時点もしくは比較年度の期首時点のいずれか遅い日にソフトバンク㈱および子会社が取
   得したものとみなして要約四半期連結財務諸表の一部として遡及して連結しています。




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 (5)継続企業の前提に関する注記
   該当事項はありません。


 (6)要約四半期連結財務諸表注記
1.報告企業
   ソフトバンク㈱(以下「当社」)は、日本国に所在する株式会社であり、登記している本社の住所は、東京都港区
  東新橋一丁目9番1号です。本要約四半期連結財務諸表は当社および子会社(以下「当社グループ」)より構成され
  ています。当社の親会社はソフトバンクグループジャパン㈱です。また、当社の最終的な親会社はソフトバンクグ
  ループ㈱(以下「SBG」)です。
   また、当社の子会社であるZホールディングス㈱は2019年10月1日より会社分割(吸収分割)により持株会社体制に
  移行し、商号をヤフー㈱から変更しています。本注記においては、社名変更前の取引に関する情報を含め、社名を
  「Zホールディングス」で統一表記しています。


   当社グループは、コンシューマ事業、法人事業、流通事業およびヤフー事業を基軸として、情報産業においてさ
  まざまな事業に取り組んでいます。詳細は、「注記5.セグメント情報 (1) 報告セグメントの概要」をご参照く
  ださい。


2.重要な会計方針
   本要約四半期連結財務諸表において適用する重要な会計方針は、2020年3月31日に終了した1年間の連結財務諸
  表において適用した会計方針と同一です。なお、2020年9月30日に終了した6カ月間における法人所得税は、年間
  の見積実効税率に基づいて算定しています。また、2020年9月30日における確定給付負債は、2020年3月31日時点
  の数理計算結果を基礎とし、合理的な見積りに基づいた予測計算により算定しています。


3.重要な判断および見積り
   IFRSに準拠した要約四半期連結財務諸表の作成において、経営者は、会計方針の適用ならびに資産、負債、収益
  および費用の報告額に影響を及ぼす判断、見積りおよび仮定の設定を行っています。
   見積りおよび仮定は、過去の経験および利用可能な情報を収集し、決算日において合理的であると考えられる
  様々な要因を勘案した経営者の最善の判断に基づいています。
   しかし、その性質上、将来において、これらの見積りおよび仮定とは異なる結果となる可能性があります。
   見積りおよびその基礎となる仮定は継続して見直されます。会計上の見積りの見直しによる影響は、その見積り
  を見直した連結会計期間と将来の連結会計期間において認識しています。
   当社の要約四半期連結財務諸表で認識した金額に重要な影響を与える判断、見積りおよび仮定は、2020年3月31
  日に終了した1年間と同様です。
   また、新型コロナウイルス感染症の今後の広がり方や収束時期等を含む仮定について重要な変更はありません。




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4.企業結合
 2019年9月30日に終了した6カ月間
 Zホールディングスの取得
   a.取引の概要
     当社は、当社グループとしてFinTech等の非通信事業分野を一体的かつ積極的に推進し、当社とZホールディ
    ングスが統合的な戦略に基づき経営資源を最適に配分し、シナジー効果を最大化することで、今後の当社グル
    ープのさらなる成長・発展と企業価値向上を図ることを目的として、Zホールディングスが実施する当社を割当
    先とする第三者割当による新株式発行(以下「本第三者割当増資」)を引き受けました。本第三者割当増資に
    より、2019年6月27日、当社はZホールディングスが発行する新株式1,511,478千株を456,466百万円で取得しま
    した。
     これにより、2018年8月に221,000百万円(取引コスト除く)で取得した株式613,889千株と合算し、当社のZ
    ホールディングスに対する議決権所有割合は44.6%となりました。あわせて、当社がZホールディングスに役員
    派遣等を行うことにより、同社を実質的に支配していると判断し、子会社化しました。
     Zホールディングスは、中小企業や個人向けにインターネットを介して商品の販売やサービスの企画・提供お
    よび決済金融関連サービスの提供を行う「コマース事業」および広告商品の企画・販売・掲載をするための各
    サービスの企画・運営、情報掲載サービスの提供を行う「メディア事業」を行っています。


   b.実施した会計処理の概要
     上記取引は、共通支配下の取引として、SBGの帳簿価額に基づき、実際の共通支配下の取引日にかかわらず、
    比較年度の期首時点より被取得企業の財務諸表を当社グループの要約四半期連結財務諸表の一部として遡及し
    て連結しています。


 2020年9月30日に終了した6カ月間
 重要な企業結合はありません。




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5.セグメント情報
(1) 報告セグメントの概要
     当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締
    役会(最高経営意思決定機関)が、経営資源の配分の決定および業績を評価するために、定期的に検討を行う対象と
    なる事業セグメントの区分に従っています。そしてこれらの事業セグメントのうち、「コンシューマ」、「法人」、
    「流通」および「ヤフー」を報告セグメントとしています。当社グループには、事業セグメントを集約した報告セ
    グメントはありません。
     「コンシューマ」においては、個人のお客さまを対象に、移動通信サービス、ブロードバンドサービスおよび電
    力サービスの提供を行っています。移動通信サービスについては、「SoftBank」、「Y!mobile」および「LINEモバ
    イル」ブランドの移動通信サービスの提供、携帯・タブレット等のモバイル端末の販売を行っています。ブロード
    バンドサービスについては、「SoftBank 光」を始めとするインターネットサービスの提供と、関連する宅内機器の
    販売・レンタルを行っています。また、電力サービスについては、「おうちでんき」を始めとする電力の売買・供
    給および売買の仲介サービスを行っています。
     「法人」においては、法人のお客さまを対象に、移動通信サービス、音声・固定電話サービス、データ伝送・専
    用サービス、通信事業者および一般事業者向けの電気通信コンサルティング・工事、電気通信設備の賃貸・保守、
    ハウジング、データセンター事業、通信機器の販売・レンタル等の多岐にわたる事業を展開しています。
     「流通」においては、主に法人顧客向けのICT、クラウド、IoTソリューション等に対応したハードウエア、ソフ
    トウエア、サービスなどの商材、個人顧客向けのモバイルアクセサリー、PCソフトウエア、IoTプロダクト等の商材
    を提供しています。
     「ヤフー」においては、中小企業や個人向けにインターネットを介して商品の販売やサービスの企画・提供およ
    び決済金融関連サービスの提供を行う「コマース事業」および広告商品の企画・販売・掲載をするための各サービ
    スの企画・運営、情報掲載サービスの提供を行う「メディア事業」を行っています。
     上記の報告セグメントに含まれない情報は、「その他」に集約されています。主なものとして、SBペイメントサ
    ービス㈱や㈱One Tap BUY等の子会社が含まれています。
     また「調整額」には、セグメント間取引の消去、各報告セグメントに配分していない費用が含まれています。
     なお、「注記4.企業結合 Zホールディングスの取得」に記載の通り、共通支配下の取引は、SBGによる被取得企
    業の取得時点もしくは比較年度の期首時点のいずれか遅い日に当社および子会社が取得したものとみなして遡及し
    て連結しており、以下のセグメント情報には被取得企業の財務情報が含まれています。


(2) 報告セグメントの売上高、利益およびその他の情報
     報告セグメントの利益は、「営業利益」です。セグメント間の取引価格は、第三者間取引価格または総原価を勘
    案し、価格交渉のうえ決定しています。
     なお、金融収益および金融費用、持分法による投資損益などの営業損益に帰属しない損益は報告セグメントごと
    に管理していないため、これらの収益または費用はセグメントの業績から除外しています。また、資産および負債
    は報告セグメントに配分しておらず、取締役会においてモニタリングしていません。
 




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                                    ソフトバンク株式会社 (9434) 2021年3月期 第2四半期決算短信


2019年9月30日に終了した6カ月間
                                   報告セグメント                                            (単位:百万円)

            コンシューマ       法人          流通         ヤフー          合計        その他      調整額           連結

売上高

外部顧客への売上高    1,328,786   309,224     226,303     473,588   2,337,901   35,203        -      2,373,104
セグメント間の内部
                 7,262     4,872      18,815      10,556     41,505    12,984   △54,489             -
売上高または振替高
       合計    1,336,048   314,096     245,118     484,144   2,379,406   48,187   △54,489     2,373,104

セグメント利益        401,616    54,602      11,004      75,661     542,883    8,519       562       551,964
  減価償却費及び
               205,338    79,194       1,423      36,153     322,108    5,175        -        327,283
  償却費(注)


2020年9月30日に終了した6カ月間
                                   報告セグメント                                            (単位:百万円)

            コンシューマ       法人          流通         ヤフー          合計        その他      調整額           連結

売上高

外部顧客への売上高    1,296,272   331,947     210,375     545,928   2,384,522   43,905        -      2,428,427
セグメント間の内部
                 4,984     2,650      24,053      11,296     42,983    18,687   △61,670             -
売上高または振替高
       合計    1,301,256   334,597     234,428     557,224   2,427,505   62,592   △61,670     2,428,427

セグメント利益        406,322    64,560      11,950      98,237     581,069    9,864   △1,328        589,605
  減価償却費及び
               209,956    79,226       1,770      48,796     339,748    3,130        -        342,878
  償却費(注)


 (注)   「減価償却費及び償却費」は、要約四半期連結財政状態計算書上「その他の非流動資産」として表示してい
       る長期前払費用の償却額を含みます。


セグメント利益から税引前利益への調整表は以下の通りです。


                                                                                (単位:百万円)
                                               2019年9月30日に                2020年9月30日に
                                               終了した6カ月間                   終了した6カ月間
セグメント利益                                                     551,964                       589,605
 持分法による投資損益                                                △17,330                    △17,431
 金融収益                                                         3,898                        3,448
 金融費用                                                      △29,745                    △43,788
 持分法による投資の売却損益                                                5,456                           -
税引前利益                                                       514,243                       531,834




                                          ― 33 ―
                                      ソフトバンク株式会社 (9434) 2021年3月期 第2四半期決算短信


 2019年9月30日に終了した3カ月間
                                     報告セグメント                                            (単位:百万円)

               コンシューマ      法人          流通         ヤフー          合計        その他      調整額           連結

売上高

 外部顧客への売上高       674,707   156,785     118,624     240,130   1,190,246   18,002        -      1,208,248
 セグメント間の内部
                   3,271     2,861      10,076       5,380     21,588     6,885   △28,473             -
 売上高または振替高
          合計     677,978   159,646     128,700     245,510   1,211,834   24,887   △28,473     1,208,248

セグメント利益          195,879    26,461       5,725      39,497     267,562   15,615      △71        283,106
    減価償却費及び
                 103,101    39,352         737      18,328     161,518    1,722        -        163,240
    償却費(注)


 2020年9月30日に終了した3カ月間
                                     報告セグメント                                            (単位:百万円)

               コンシューマ      法人          流通         ヤフー          合計        その他      調整額           連結

売上高

 外部顧客への売上高       673,351   170,668     110,768     277,696   1,232,483   23,300        -      1,255,783
 セグメント間の内部
                   2,476     1,406      13,803       5,648     23,333     9,784   △33,117             -
 売上高または振替高
          合計     675,827   172,074     124,571     283,344   1,255,816   33,084   △33,117     1,255,783

セグメント利益          216,948    33,289       6,446      47,604     304,287    6,054     △683        309,658
    減価償却費及び
                 105,582    39,893         889      24,062     170,426    1,613        -        172,039
    償却費(注)


    (注)   「減価償却費及び償却費」は、要約四半期連結財政状態計算書上「その他の非流動資産」として表示してい
          る長期前払費用の償却額を含みます。


 セグメント利益から税引前利益への調整表は以下の通りです。


                                                                                  (単位:百万円)
                                                 2019年9月30日に                2020年9月30日に
                                                 終了した3カ月間                   終了した3カ月間
セグメント利益                                                       283,106                       309,658
    持分法による投資損益                                               △11,616                        △8,101
    金融収益                                                           425                         791
    金融費用                                                     △17,210                    △27,876
税引前利益                                                         254,705                       274,472
 




                                            ― 34 ―
                         ソフトバンク株式会社 (9434) 2021年3月期 第2四半期決算短信


6.有利子負債
  有利子負債の内訳は、以下の通りです。
                                                                     (単位:百万円)
                                   2020年3月31日                   2020年9月30日
流動
 短期借入金                                      577,371                     867,565
 コマーシャル・ペーパー                                100,000                     145,101
 1年内返済予定の長期借入金                              758,522                     798,634
 1年内返済予定のリース負債                              365,202                     323,844
 1年内償還予定の社債                                  10,000                     10,000
 1年内支払予定の割賦購入による未払金                              186                       156
  合計                                      1,811,281                   2,145,300
非流動
 長期借入金                                    2,212,677                   2,222,374
 リース