9418 USEN NEXT 2020-04-10 16:15:00
2020年8月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]

                2020年8月期           第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
                                                           2020年4月10日
上 場 会 社 名   株式会社USEN-NEXT HOLDINGS            上場取引所 東
コ ー ド 番 号   9418               URL https://usen-next.co.jp/
代   表   者 (役職名) 代表取締役社長CEO  (氏名) 宇野 康秀
問合せ先責任者 (役職名) 常務取締役CFO      (氏名) 馬淵 将平              (TEL) 03-6823-7015
四半期報告書提出予定日      2020年4月13日 配当支払開始予定日               -
四半期決算補足説明資料作成の有無       :有
四半期決算説明会開催の有無          :無
 
                                                                                         (百万円未満切捨て)
1.2020年8月期第2四半期の連結業績(2019年9月1日~2020年2月29日)
(1)連結経営成績(累計)                        (%表示は、対前年同四半期増減率)
                                                                                         親会社株主に帰属
                          売上高                      営業利益             経常利益
                                                                                         する四半期純利益
                          百万円          %           百万円         %       百万円           %           百万円       %
  2020年8月期第2四半期    95,330 14.1    5,944 50.8  5,103   51.1      2,428  36.8
  2019年8月期第2四半期    83,574   -     3,942   -   3,378     -       1,775    -
(注) 包括利益2020年8月期第2四半期 2,359百万円(35.2%) 2019年8月期第2四半期       1,745百万円(    -%)
 
                               潜在株式調整後
                   1株当たり
                                 1株当たり         EBITDA           調整後EPS
                  四半期純利益
                                四半期純利益
                                   円   銭                   円   銭       百万円           %           円   銭     %
    2020年8月期第2四半期                  40.44                  40.40     10,090      21.5             70.39   22.5
    2019年8月期第2四半期                  29.56                  29.53      8,304        -              57.45     -
 
 
     2019年8月期より決算期を12月期から8月期に変更いたしましたので、前期と当期で第2四半期の対象期間が異な
    っております。そのため、対前年同四半期増減率について記載しておりません。
(2)連結財政状態
                          総資産                      純資産             自己資本比率
                                   百万円                     百万円                       %
 2020年8月期第2四半期         143,249                            23,235               16.2
 2019年8月期              142,250                            21,170               14.9
(参考) 自己資本 2020年8月期第2四半期    23,202百万円                     2019年8月期       21,124百万円
 
 

2.配当の状況
                                                   年間配当金

                    第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末                           期末            合計
                          円    銭           円   銭          円    銭       円   銭             円   銭
  2019年8月期         -    0.00                                   -        5.00             5.00
  2020年8月期         -    0.00
  2020年8月期(予想)                                                 -        8.00             8.00
(注)1 直近に公表されている配当予想からの修正の有無                              : 無
 
 
 

3.2020年8月期の連結業績予想(2019年9月1日~2020年8月31日)
                                                                            (%表示は、対前期増減率)
                                                                        親会社株主に帰属  1株当たり
                    売上高             営業利益                  経常利益
                                                                         する当期純利益  当期純利益
                    百万円    %           百万円         %       百万円     %           百万円           %           円 銭
    通期      197,000 12.1  9,000 9.2  7,700 14.9 3,300 △45.6 54.94
(注) 直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 無
 
    新型コロナウィルス感染拡大は、当社グループの業績に影響を与えることが見込まれますが、現時点での影響額
   は算定困難であり、2019年10月10日に公表した2020年8月期の業績予想は据え置き、修正を行っておりません。
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動                 :無
         (連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)
         新規    -社 (社名)
 
 

(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用                 :有
 
 
    (注)詳細につきましては、添付資料P.12「(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項(四半期連結財務諸表の作
       成に特有の会計処理の適用)」をご覧ください。
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
  ① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更                     :無
     ②    ①以外の会計方針の変更                      :無
     ③    会計上の見積りの変更                       :有
     ④    修正再表示                            :無
 
 
    (注)詳細につきましては、添付資料P.12「(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項(会計上の見積りの変
       更)」をご覧ください。
(4)発行済株式数(普通株式)
  ① 期末発行済株式数(自己株式を含む)         2020年8月期2Q   60,066,611株   2019年8月期     60,063,011株

     ②    期末自己株式数             2020年8月期2Q          -株     2019年8月期            -株

     ③    期中平均株式数(四半期累計)      2020年8月期2Q   60,064,825株   2019年8月期2Q   60,061,336株
 

(5)各種経営指標の算式
  ・EBITDA:営業利益+減価償却費+のれん償却費
   ※ 減価償却費、のれん償却費はC/F計算書の金額を使用しております。
  ・調整後EPS:調整後当期純利益(注)/期中平均株式数
         (注)親会社株主に帰属する当期純利益+のれん償却費
         ※    四半期においては、「当期」を「四半期」に読み替えて計算しております。
 

    ※    四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
    ※    業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
     (将来に関する記述等についてのご注意)
      本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると
     判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業
     績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあた
     っての注意事項等については、添付資料P.2「1.当四半期決算に関する定性的情報 (1) 経営成績に関する説
     明」をご覧ください。

     (四半期決算補足資料の入手方法について)
      2020年8月期第2四半期 決算概況資料は、本日(2020年4月10日)、当社ホームページで開示するほか、TDnet
     にも公表しております。
○添付資料の目次



    1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………… 2

    (1)経営成績に関する説明 ……………………………………………………………………………… 2

    (2)財政状態に関する説明 ……………………………………………………………………………… 5

    (3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ………………………………………………… 6

    2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………… 7

    (1)四半期連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………… 7

    (2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ………………………………………… 9
        四半期連結損益計算書
           第2四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………… 9
        四半期連結包括利益計算書
           第2四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………… 10
    (3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書 …………………………………………………………… 11
    (4)四半期連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………… 12

      (継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………… 12

      (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) …………………………………………… 12

      (四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用) ………………………………………… 12

      (会計上の見積りの変更) …………………………………………………………………………… 12

      (セグメント情報等) ………………………………………………………………………………… 13




                            1
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
   当社グループは、BtoB市場において主軸事業である音楽配信サービスの提供先である業務店を始め、ホテル・
  病院・ゴルフ場や中小オフィスといった様々な顧客が当社グループにとっての最大の資産であると考えておりま
  す。
   これらを最大限に活用するとともに、「店舗サービス事業」、「通信事業」、「業務用システム事業」、「コ
  ンテンツ配信事業」、「エネルギー事業」、「メディア事業」の6セグメントにおける様々な顧客ニーズ・課題
  をワンストップで解決するソリューション提供企業としての地位を更に確固たるものとするための取り組みに注
  力しております。
   当連結会計年度においては、新型コロナウィルス感染拡大による世界経済の下振れリスクなど先行きは不透明
  ではありますが、既存事業の強化を図るため店舗向けIoTを始めとするサービスラインナップの充実にも積極的に
  取り組んでまいりました。2019年10月1日の消費税率改定を契機に業務店では、軽減税率やポイント還元のため
  のキャッシュレス決済への対応が加速しております。
   このような状況下、当社グループでは、それらの課題に向けて、タブレットPOSレジ等の商品や省人化のための
  商品を取りそろえ、きめ細やかな対応によって業務店の課題解決の一助となる取り組みに注力してまいりまし
  た。
   更に、AIによる音声認識を活用した電話自動注文サービスや多言語による迷子・災害情報などの館内アナウン
  スや店内放送/館内放送サービスの提供、医療機関向け顔認証機能搭載の次世代型キオスクの投入など、先端テ
  クノロジーを駆使したサービスの提供にも引き続き注力しております。
   高成長事業と位置付けるコンテンツ配信事業の映像配信サービスでは、引き続き市場規模が順調に広がりをみ
  せていることから、一層の事業規模の拡大を図るために、サービスの拡充やテレビコマーシャルによる認知度向
  上を図る等、新規顧客の獲得に取り組んでまいりました。
   この結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高95,330百万円(前年同四半期比14.1%増)、営業利益
  5,944百万円(前年同四半期比50.8%増)、経常利益5,103百万円(前年同四半期比51.1%増)、また親会社株主に帰
  属する四半期純利益につきましては2,428百万円(前年同四半期比36.8%増)となりました。
   なお、2018年10月1日付でキャンシステム㈱を株式取得により連結子会社としておりますが、みなし取得日を
  前第1四半期連結会計期間末としているため、前第2四半期連結累計期間の経営成績に同社の業績(2018年9月
  から2018年11月まで)は含まれておりません。
   当社グループの各セグメント別の売上高(セグメント間の内部売上高又は振替高を含む。)及び営業利益は以
  下のとおりであります。




                              2
 <店舗サービス事業>
 店舗サービス事業は、連結子会社の㈱USEN、キャンシステム㈱、㈱ユーズミュージック、㈱USENテクノサービ
スが運営しており、音楽配信を始めとする店舗ソリューションの提供・販売・施工、音楽著作権の管理・開発等
を行っております。
 店舗サービス事業は、当社グループの事業の主軸であり、その安定的な収益基盤を軸に、店舗のIoT市場の開拓
を積極的に進めていく方針であります。このため、特に、業務店向け市場において顧客との取引の維持拡大、新
規顧客の獲得及びブランド力の向上に取り組んでまいりました。
 業務店・チェーン店向けには、店舗及び商業施設向けサービスのラインナップの充実を企図し、音楽配信サー
ビスやIoTサービスを中心に開業支援や事業環境の構築から集客・販売促進までトータル的なソリューションの提
供やサポートを提案してまいりました。
 2020年1月には、新生銀行と合弁で㈱USEN-NEXTフィナンシャルを設立し、ビジネスクレジット(割賦)、ベン
ダーリース、事業用クレジットカード、レンディング等の金融サービスを通じて、飲食店・美容院・各種小売店
等の小規模事業者の更なる利便性向上に寄与してまいります。
 また、来客者の利便性向上のため急務であった商店街、大型商業施設やビルのエントランス、公園、駅、駐車
場といった公共スペースへの公衆無線LANアクセスサービスの提供やキャンシステム㈱が提供するクラウドカメラ
等も順調に推移いたしました。
 更に、大型商業施設や商店街等において日英中韓の4か国語でさまざまな館内アナウンスを提供する「USENお
もてなしキャスト」では、「営業時間の変更」や「ウイルス対策」など時事に対応したアナウンスを適切に提供
するなど、常に顧客に必要とされるサービスを提供してまいりました。
 その結果、店舗サービス事業の当第2四半期連結累計期間における売上高は26,516百万円(前年同四半期比15.1
%増)、営業利益は4,786百万円(前年同四半期比11.8%増)となりました。


 <通信事業>
 通 信 事 業 は、 連 結 子 会 社 の ㈱ USEN NETWORKS、 ㈱ U-NEXT、 ㈱ USEN ICT Solutions、 ㈱ USEN Smart Works、 ㈱
USEN-NEXT LIVING PARTNERS、㈱U-MX、㈱Next Innovation、Y.U-mobile㈱が運営しており、ブロードバンドイン
ターネット回線の販売代理店やオフィスのICT環境構築の提案・販売、MVNOサービス「U-mobile」のほか、個人向
けブロードバンドインターネット回線の提供・販売を行っております。
 ブロードバンドインターネット回線の販売代理は、小規模事業者向けを中心とした新規獲得活動が引き続き堅
調に推移しており、ワンショット型手数料獲得となる代理店事業から自社のサービス提供による契約回線等の獲
得も順調に推移しており、ランニング売上の拡大による収益の安定化へのシフトを図っております。
 また、オフィスのICT環境構築においては、「USEN GATE 02」のブランドでネットワーク関連サービスやクラウ
ドサービス、データセンターサービス等を手掛けており、更に、オフィスで働く従業員のための音楽放送「Sound
Design for OFFICE」も併せて提案するなど、オフィスに特化して、顧客ニーズにマッチした業務環境改善を提案
するとともに、オフィスのICT環境構築をワンストップで提供可能な体制作りに取り組んでおります。
 ㈱USEN Smart Worksでは、オフィスにおける従業員の働き方をサポートするため、様々なクラウドサービスを
取りそろえて企業に提供しており、導入後のきめ細やかな対応にも留意いたしております。
 ㈱USEN NETWORKSは、2019年12月より法人向けの電話通訳サポートサービス「エコノミー通訳サービス」をリニ
ューアルし、訪日外国人客の取り込みを目指す店舗で、更なる従業員の負荷軽減や、外国人客のストレスフリー
な環境整備を支援する取り組みを行ってまいりました。
 その結果、通信事業の当第2四半期連結累計期間における売上高は20,818百万円(前年同四半期比6.5%増)、営
業利益は1,845百万円(前年同四半期比28.1%増)となりました。




                                           3
 <業務用システム事業>
 業務用システム事業は、連結子会社の㈱アルメックスが運営しており、ホテル・病院・ゴルフ場等の業務管理
システム及び自動精算機の開発・製造・販売を行っております。
 ホテル市場においては、ホテル数の増加による競争激化や人手不足によるコストアップや補完への対応が急務
となり、ホテルへのITソリューションの導入ニーズが益々高まりを見せております。ホテル管理システムや自動
精算機等の導入のニーズが高いことから、新商品の市場投入や提案型営業の強化により顧客ニーズを捕捉し、市
場浸透率の向上とシェアの拡大に継続的に取り組んでまいりました。
 併せて、改正割賦販売法による決済端末の100%IC対応(2020年3月末期限)により、決済端末IC化又は自動精
算機入替需要が高まっており、自動精算機等の納品数を伸長することができました。
 また、病院においては、長年培ったテクノロジーと知見を集大成し、人工知能を使った顔認証・保険証確認機
能搭載の次世代型キオスクを市場投入するとともに、クリニック向け精算機の市場投入により、今迄総合病院を
中心とした機器導入による省人化・省力化がクリニック・歯科等の小規模な病院においても実現することが可能
となり、納品数は堅調に拡大しております。
 更に、顧客の経営効率化とサービスの向上を目的として、新たにデザイン性と機能性を兼ね備えたアミューズ
メント施設向け自動精算機を開発し、アミューズメント業界では初めて自動精算機の納入を開始いたしました。
 それらに加えて、機器を導入頂いた後の保守メンテナンスや、顧客ニーズにマッチしたきめ細かいカスタマイ
ゼーションを大切に、効率的で安定したサービスの提供により顧客との信頼関係を強化し、事業基盤の一層の強
化・安定化に引き続き注力してまいりました。
 その結果、業務用システム事業の当第2四半期連結累計期間における売上高は10,839百万円(前年同四半期比
13.7%増)、営業利益は2,024百万円(前年同四半期比27.2%増)となりました。


 <コンテンツ配信事業>
 コンテンツ配信事業は、連結子会社の㈱U-NEXT、㈱U-NEXTマーケティング(2019年12月10日より㈱TACTに社名
変更)が運営しており、映像配信サービス「U-NEXT」の提供・販売を行っております。
 映像配信サービスの市場が活性化する中、引き続きユーザーエクスペリエンスの改良、コンテンツの拡充、マ
ーケットの開拓を進め、引き続き順調に契約者数を伸ばしております。
 また、「U-NEXT」では、この年末年始にかけて初めて全国区でのTVCMを放映し、認知度が更に向上するととも
に契約者数も大きく伸長いたしました。
 コンテンツの拡充においては、着実にあらゆるジャンルにおいてラインナップを拡大した結果、2019年5月の
集計で見放題作品数が15か月連続でNo.1となりました(GEM Partners㈱調べ)。ジャンル別の作品数でも、洋
画、邦画、韓流・アジアドラマ、アニメにおいて作品数No.1となっており、その後も引き続き多様化するニーズ
に応えられるサービスとして進化を続けております。
 デバイス戦略においては、東芝映像ソリューション㈱から発売された「レグザ」と同様に、ハイセンスジャパ
ン㈱から2020年1月に発売された「S6E」シリーズにおいて、 同機対応リモコンに「U-NEXTボタン」が搭載され
ました。また、スマートスピーカー「Google Home」「Google Home Mini」などの Google アシスタント搭載のス
マートスピーカーをはじめ、スマートディスプレイ「Google Nest Hub」で「U-NEXT」をお使いいただけるように
なるなど視聴される方々の利便性向上にも注力してまいりました。
 更に、国内の動画配信サービスでは初めて、ハリウッドメジャースタジオ作品を「4K UHD」「Dolby Vision®
(ドルビービジョン)」「Dolby Atmos®(ドルビーアトモス)」で配信するなど、提供する画質や音質にも注力
しております。
 ㈱TACTにおいては、2020年1月から新たにAIを用いてユーザーからの問い合わせに対して高品質な会話で適切
な回答を自動応答する自動応答チャットボットサービス『AIコンシェルジュ for チャットボット』の提供を開始
いたしました。
 その結果、コンテンツ配信事業の当第2四半期連結累計期間における売上高は20,598百万円(前年同四半期比
30.9%増)、営業利益は329百万円(前年同四半期比3,106.8%増)となりました。




                               4
   <エネルギー事業>
   エネルギー事業は、連結子会社の㈱USENが運営しております。エネルギー事業では、業務店の店舗や建物並び
  に商業施設向けサービスラインナップの一環として取り組んでおり、高圧・低圧電力やガス、省エネサービスを
  中心に販売を進めてまいりました。
   当該事業については、競合サービスとの競争が激化してきておりますが、業務店に対し様々なサービスととも
  にワンストップで提供することで、当社グループがサービス提供する価値を高めていっております。事業立上げ
  以来契約者数は増加しており、更なる顧客獲得に傾注して、安定的な黒字化を目指しております。
   その結果、エネルギー事業の当第2四半期連結累計期間における売上高は15,331百万円(前年同四半期比8.7%
  増)、営業利益は39百万円(前年同期は営業損失306百万円)となりました。


   <メディア事業>
   メディア事業は、連結子会社の㈱USEN Mediaが運営しており、飲食店向け集客支援サービス「ヒトサラ」やウ
  ェディングメディア・イベントへの出展、ビューティーマーケット向けのWEBマガジン、フリーマガジンの発行等
  を展開しております。
   「ヒトサラ」は、料理人(ヒト)と料理(サラ)にフォーカスしたグルメレストラン情報メディアで、関連す
  る書籍の出版等、競合他社との差別化によるメディア力の強化を積極的に進めております。
   2020年1月より、㈱Bespoが提供する飲食店向けに集客支援サービス「ビスポ!」から「ヒトサラ」の予約機能
  を利用する飲食店を即時予約できる取り組みを開始いたしました。
   更に、訪日外国人向けグルメサイト「SAVOR JAPAN」を運営しており、2020年2月より㈱ナビタイムジャパンが
  運営する訪日外国人観光客向けナビゲーションサービス『Japan Travel by NAVITIME』と『SAVOR JAPAN』の店舗
  情報を連携させ、訪日外国人のレストラン選びをサポートするとともに、オンライン予約を可能にする取り組み
  を開始いたしました。
   その結果、メディア事業の当第2四半期連結累計期間における売上高は2,521百万円(前年同四半期比5.3%減)、
  営業利益は119百万円(前年同四半期比12.8%減)となりました。


(2)財政状態に関する説明
 ①資産・負債及び純資産の状況
  (資産)
   当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ998百万円増加し、143,249百万円となりま
  した。
   流動資産は、前連結会計年度末に比べて1,748百万円増加し、50,381百万円となりました。
   固定資産は、前連結会計年度末に比べて750百万円減少し、92,867百万円となりました。
  (負債)
   流動負債は、シンジケートローンの借換えにより短期借入金が2,500百万円減少したこと等により、前連結会計
  年度末に比べて1,368百万円減少し、45,694百万円となりました。
   固定負債は、前連結会計年度末に比べて302百万円増加し、74,319百万円となりました。
  (純資産)
   純資産は、利益剰余金が2,128百万円増加したこと等により、前連結会計年度末に比べて2,064百万円増加し、
  23,235百万円となりました。




                                 5
  ②キャッシュ・フローの状況
    当第2四半期連結累計期間における連結ベースの現金及び現金同等物(以下、「資金」という)は、19,672百
   万円となり、前連結会計年度末に比べて887百万円減少しました。その主な要因は次のとおりです。
    (営業活動によるキャッシュ・フロー)
     当第2四半期連結累計期間の営業活動による資金の収入は5,183百万円(前年同期は7,904百万円の収入)と
    なりました。その主な要因は、税金等調整前四半期純利益を4,620百万円、減価償却費を2,347百万円、のれん
    償却額を1,798百万円計上したこと等によるものであります。
    (投資活動によるキャッシュ・フロー)
     当第2四半期連結累計期間の投資活動による資金の支出は3,839百万円(前年同期は3,001百万円の支出)と
    なりました。その主な要因は、有形固定資産の取得により資金が2,484百万円減少したこと、無形固定資産の取
    得により資金が1,050百万円減少したこと等によるものであります。
    (財務活動によるキャッシュ・フロー)
     当第2四半期連結累計期間の財務活動による資金の支出は2,232百万円(前年同期は2,914百万円の支出)と
    なりました。その主な要因は、シンジケートローンの総額借換えに伴い長期借入れによる収入により資金が
    73,500百万円増加したこと、長期借入金の返済により資金が72,524百万円減少したこと、短期借入金の返済に
    より資金が2,500百万円減少したこと等によるものであります。


(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
 連結業績予想につきましては、新型コロナウィルス感染拡大は当社グループの業績に影響を与えることが見込まれま
すが、現時点での影響額は算定困難であり、2019年10月10日の決算短信で公表いたしました通期の連結業績予想から変
更しておりません。
 なお、本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的である
と判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。




                             6
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
                                                  (単位:百万円)
                         前連結会計年度            当第2四半期連結会計期間
                        (2019年8月31日)          (2020年2月29日)
資産の部
 流動資産
   現金及び預金                          20,562              19,681
   受取手形及び売掛金                       19,162              19,392
   たな卸資産                            4,895               5,875
   その他                              5,116               6,606
   貸倒引当金                          △1,105              △1,173
   流動資産合計                          48,632              50,381
 固定資産
   有形固定資産                          20,189              20,510
   無形固定資産
     のれん                           54,217              52,418
     その他                            3,979               4,348
     無形固定資産合計                      58,197              56,767
   投資その他の資産
     その他                           20,228              20,585
     投資損失引当金                        △218                △218
     貸倒引当金                        △4,779              △4,776
     投資その他の資産合計                    15,231              15,590
   固定資産合計                          93,618              92,867
 資産合計                             142,250             143,249
負債の部
 流動負債
   支払手形及び買掛金                       22,757              22,820
   短期借入金                            2,500                  -
   1年内返済予定の長期借入金                    4,986               5,550
   その他の引当金                            962                 319
   その他                             15,856              17,004
   流動負債合計                          47,062              45,694
 固定負債
   長期借入金                           65,938              66,350
   退職給付に係る負債                        3,230               3,198
   その他の引当金                            349                 348
   その他                              4,498               4,422
   固定負債合計                          74,017              74,319
 負債合計                             121,080             120,014




                    7
                                                 (単位:百万円)
                        前連結会計年度            当第2四半期連結会計期間
                       (2019年8月31日)          (2020年2月29日)
純資産の部
 株主資本
   資本金                                94                  95
   資本剰余金                          11,090              11,090
   利益剰余金                           9,704              11,833
   株主資本合計                         20,890              23,019
 その他の包括利益累計額
   その他有価証券評価差額金                      141                  67
   退職給付に係る調整累計額                       93                 115
   その他の包括利益累計額合計                     234                 183
 非支配株主持分                              45                  32
 純資産合計                            21,170              23,235
負債純資産合計                          142,250             143,249




                   8
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
  四半期連結損益計算書
   第2四半期連結累計期間
                                                     (単位:百万円)
                      前第2四半期連結累計期間           当第2四半期連結累計期間
                        (自 2018年9月1日           (自 2019年9月1日
                        至 2019年2月28日)          至 2020年2月29日)
売上高                                83,574                 95,330
売上原価                               50,068                 56,725
売上総利益                              33,505                 38,605
販売費及び一般管理費                         29,562                 32,660
営業利益                                3,942                  5,944
営業外収益
 その他                                   256                    107
 営業外収益合計                               256                    107
営業外費用
 支払利息                                  717                    450
 支払手数料                                  11                    312
 その他                                    91                    185
 営業外費用合計                               821                    947
経常利益                                 3,378                  5,103
特別利益
 子会社株式売却益                               -                      36
 投資有価証券売却益                               1                    110
 その他                                   311                     11
 特別利益合計                                313                    159
特別損失
 固定資産除却損                               326                    404
 特別退職金                                  -                     198
 その他                                    19                     38
 特別損失合計                                345                    642
税金等調整前四半期純利益                         3,346                  4,620
法人税等                                 1,571                  2,209
四半期純利益                               1,774                  2,411
非支配株主に帰属する四半期純損失(△)                    △1                    △17
親会社株主に帰属する四半期純利益                     1,775                  2,428




                       9
  四半期連結包括利益計算書
   第2四半期連結累計期間
                                                 (単位:百万円)
                   前第2四半期連結累計期間          当第2四半期連結累計期間
                     (自 2018年9月1日          (自 2019年9月1日
                     至 2019年2月28日)         至 2020年2月29日)
四半期純利益                          1,774                 2,411
その他の包括利益
 その他有価証券評価差額金                     △28                   △74
 退職給付に係る調整額                        △0                     22
 その他の包括利益合計                       △29                   △51
四半期包括利益                          1,745                 2,359
(内訳)
 親会社株主に係る四半期包括利益                 1,746                 2,377
 非支配株主に係る四半期包括利益                   △1                   △17




                    10
(3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書
                                                       (単位:百万円)
                         前第2四半期連結累計期間         当第2四半期連結累計期間
                           (自 2018年9月1日         (自 2019年9月1日
                           至 2019年2月28日)        至 2020年2月29日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
 税金等調整前四半期純利益                        3,346                 4,620
 減価償却費                               2,686                 2,347
 のれん償却額                              1,675                 1,798
 貸倒引当金の増減額(△は減少)                     △754                     65
 賞与引当金の増減額(△は減少)                        10                 △714
 受取利息及び受取配当金                          △17                    △8
 支払利息                                  717                   450
 子会社株式売却損益(△は益)                         -                   △36
 投資有価証券売却損益(△は益)                       △1                  △110
 固定資産除却損                               326                   404
 特別退職金                                  -                    198
 売上債権の増減額(△は増加)                      △109                  △229
 たな卸資産の増減額(△は増加)                    △1,014                 △979
 前払費用の増減額(△は増加)                         59                △1,934
 仕入債務の増減額(△は減少)                      4,149                    27
 前受金の増減額(△は減少)                      △1,055                △1,023
 その他                                 △692                  1,245
 小計                                  9,327                 6,123
 利息及び配当金の受取額                            16                    35
 利息の支払額                              △717                  △453
 移転補償金の受取額                             143                     1
 法人税等の支払額                            △865                  △523
 営業活動によるキャッシュ・フロー                    7,904                 5,183
投資活動によるキャッシュ・フロー
 有形固定資産の取得による支出                     △1,764                △2,484
 有形固定資産の売却による収入                        617                   541
 有形固定資産の除却による支出                      △454                  △498
 無形固定資産の取得による支出                      △744                 △1,050
 投資有価証券の売却による収入                          4                   132
 関係会社株式の売却による収入                         -                     77
 関係会社株式の取得による支出                      △208                  △392
 連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得によ
                                      △885                     -
 る支出
 その他                                   432                 △165
 投資活動によるキャッシュ・フロー                   △3,001                △3,839
財務活動によるキャッシュ・フロー
 短期借入金の増減額(△は減少)                         -                △2,500
 長期借入れによる収入                              -                 73,500
 長期借入金の返済による支出                      △2,684               △72,524
 配当金の支払額                                 -                  △299
 その他                                  △229                  △407
 財務活動によるキャッシュ・フロー                   △2,914                △2,232
現金及び現金同等物の増減額(△は減少)                   1,988                 △887
現金及び現金同等物の期首残高                       13,708                20,559
現金及び現金同等物の四半期末残高                     15,696                19,672




                          11
(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項
    (継続企業の前提に関する注記)
    該当事項はありません。


    (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
    該当事項はありません。


    (四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)
     税金費用については、当第2四半期連結会計期間を含む連結会計年度の税引前当期純利益に対する税効果会計適
    用後の実効税率を合理的に見積り、税引前四半期純利益に当該見積実効税率を乗じて計算しております。


    (会計上の見積りの変更)
    有形固定資産の耐用年数の変更
     一部の連結子会社は、第1四半期連結会計期間より、一部の有形固定資産の耐用年数を変更しております。
     今後音楽配信インフラが通信衛星及びインターネット回線に移行していくこと等を契機に、受信端末機(チュー
    ナー)について使用実態を再調査した結果、同一店舗のサービス継続年数が長期化しており、かつ今後も同様の状
    況が見込まれることから、その使用実態を反映して耐用年数を見直し、将来にわたり変更しております。
     この変更により、従来の方法に比べ、当第2四半期連結累計期間の営業利益、経常利益及び税金等調整前四半期
    純利益が、それぞれ391百万円増加しております。




                               12
     (セグメント情報等)
      (セグメント情報)
Ⅰ   前第2四半期連結累計期間(自     2018年9月1日 至             2019年2月28日)
 1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
                                                                                       (単位:百万円)
                                         報告セグメント
                                                                                                  四半期
                                                                                                   連結
                                                                                       調整額         損益
                    店舗サ               業務用 コンテン エネル                                     (注)1       計算書
                             通信                    メディア
                    ービス               システム ツ配信  ギー                             計                  計上額
                             事業                     事業
                     事業                事業   事業  事業                                                (注)2


売上高

    外部顧客への売上高       22,821   18,890    9,492        15,612   14,098   2,657   83,572          1   83,574
    セグメント間の内部売上高
                       207      658       36           123       -        4    1,031 △1,031           -
    又は振替高
         計          23,029   19,549    9,529        15,736   14,098   2,661   84,604 △1,030       83,574
セグメント利益又は
                 4,279 1,440 1,591 10 △306 136 7,152 △3,209 3,942
損失(△)
 (注) 1.セグメント利益又は損失(△)の調整額△3,209百万円は、セグメント間取引消去及び各報告セグメントに配
       分していない全社費用であります。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない販売費及び一般管理費で
       あります。
     2.セグメント利益又は損失(△)は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。


 2.報告セグメントごとの資産に関する情報
     キャンシステム㈱を連結の範囲に含めたことにより、当第2四半期連結累計期間の報告セグメントの資産の金額
    は、「店舗サービス事業」において12,874百万円増加しております。


 3.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
    (固定資産に係る重要な減損損失)
     該当事項はありません。
      
    (のれんの金額の重要な変動)
     キャンシステム㈱を連結の範囲に含めたことにより、当第2四半期連結累計期間の報告セグメントののれんの金
    額は、「店舗サービス事業」において9,535百万円増加しております。
      
    (重要な負ののれん発生益)
     該当事項はありません。




                                               13
Ⅱ   当第2四半期連結累計期間(自     2019年9月1日 至              2020年2月29日)
 1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
                                                                                        (単位:百万円)
                                          報告セグメント
                                                                                                四半期
                                                                                                 連結
                                                                                        調整額      損益
                    店舗サ               業務用 コンテン エネル                                      (注)1    計算書
                             通信                    メディア
                    ービス               システム ツ配信  ギー                              計               計上額
                             事業                     事業
                     事業                事業   事業  事業                                              (注)2


売上高

    外部顧客への売上高       26,186   20,100    10,713        20,467   15,331   2,516   95,314      15   95,330
    セグメント間の内部売上高
                       330      718       126           130       -        4    1,309 △1,309        -
    又は振替高
         計          26,516   20,818    10,839        20,598   15,331   2,521   96,624 △1,294    95,330
セグメント利益又は
                 4,786 1,845 2,024 329 39  119 9,145 △3,200 5,944
損失(△)
 (注) 1.セグメント利益又は損失(△)の調整額△3,200百万円は、セグメント間取引消去及び各報告セグメントに配
       分していない全社費用であります。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない販売費及び一般管理費で
       あります。
     2.セグメント利益又は損失(△)は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。


 2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
    (固定資産に係る重要な減損損失)
     該当事項はありません。
      
    (のれんの金額の重要な変動)
     該当事項はありません。


    (重要な負ののれん発生益)
     該当事項はありません。


 3.報告セグメントの変更等に関する事項
    (耐用年数の変更)
     「会計上の見積りの変更」に記載のとおり、一部の連結子会社は、第1四半期連結会計期間より、一部の有形固
    定資産の耐用年数を変更しております。今後音楽配信インフラが通信衛星及びインターネット回線に移行していく
    こと等を契機に、受信端末機(チューナー)について使用実態を再調査した結果、同一店舗のサービス継続年数が
    長期化しており、かつ今後も同様の状況が見込まれることから、その使用実態を反映して耐用年数を見直し、将来
    にわたり変更しております。
     この変更により、従来の方法に比べ、当第2四半期連結累計期間のセグメント利益が「店舗サービス事業」で391
    百万円増加しております。




                                                14