9418 USEN NEXT 2019-04-10 16:00:00
2019年8月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]

                2019年8月期           第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
                                                           2019年4月10日
上 場 会 社 名   株式会社USEN-NEXT HOLDINGS            上場取引所 東
コ ー ド 番 号   9418               URL https://usen-next.co.jp/
代   表   者 (役職名) 代表取締役社長CEO  (氏名) 宇野 康秀
問合せ先責任者 (役職名) 常務取締役CFO      (氏名) 馬淵 将平              (TEL) 03-6823-7015
四半期報告書提出予定日      2019年4月11日 配当支払開始予定日               -
四半期決算補足説明資料作成の有無       :有
四半期決算説明会開催の有無          :無
 
                                                                                         (百万円未満切捨て)
1.2019年8月期第2四半期の連結業績(2018年9月1日~2019年2月28日)
(1)連結経営成績(累計)                        (%表示は、対前年同四半期増減率)
                                                                                         親会社株主に帰属
                          売上高                      営業利益             経常利益
                                                                                         する四半期純利益
                          百万円          %           百万円         %       百万円           %           百万円     %
  2019年8月期第2四半期    83,574   -     3,942    -    3,378 -      1,775 -
  2018年8月期第2四半期    73,087 60.9    5,200 130.6   4,471 -      2,595 -
(注) 包括利益2019年8月期第2四半期 1,745百万円( -%)      2018年8月期第2四半期  2,650百万円( -%)
 
                               潜在株式調整後
                   1株当たり
                                 1株当たり
                  四半期純利益
                                四半期純利益
                                   円   銭                   円   銭
    2019年8月期第2四半期                  29.56                  29.53
    2018年8月期第2四半期                  43.21                  43.17
 
 
     2018年8月期より決算期を12月期から8月期に変更いたしましたので、前期と当期で第2四半期の対象期間が異な
    っております。そのため、対前年同四半期増減率について記載しておりません。
(2)連結財政状態
                          総資産                      純資産             自己資本比率
                                   百万円                     百万円                       %
 2019年8月期第2四半期         135,106                            16,750               12.4
 2018年8月期              125,936                            15,004               11.9
(参考) 自己資本 2019年8月期第2四半期    16,706百万円                     2018年8月期       14,959百万円
 
 

2.配当の状況
                                                   年間配当金

                    第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末                           期末            合計
                          円    銭           円   銭          円    銭       円   銭             円   銭
  2018年8月期         -    0.00                                   -        0.00             0.00
  2019年8月期         -    0.00
  2019年8月期(予想)                                                 -        5.00             5.00
(注)1 直近に公表されている配当予想からの修正の有無                              : 有
 
 
 

3.2019年8月期の連結業績予想(2018年9月1日~2019年8月31日)
                                                                            (%表示は、対前期増減率)
                                                                        親会社株主に帰属  1株当たり
                    売上高             営業利益                  経常利益
                                                                         する当期純利益  当期純利益
                    百万円    %           百万円         %       百万円     %           百万円           %         円 銭
     通期     170,000 -  8,000 -    6,500  -   3,000 -    49.95
(注)1 直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 無
 
   2 前期決算期変更による8か月決算(2018年1月1日から2018年8月31日)のため、対前期増減率を記載しており
     ません。
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動                   :有
         (連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)
         新規   1社 (社名) キャンシステム(株)
 
 

(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用                   :有
 
 
    (注)詳細につきましては、添付資料P.12「(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項(四半期連結財務諸表の作
       成に特有の会計処理の適用)」をご覧ください。
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
  ① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更                       :無
     ②    ①以外の会計方針の変更                        :有
     ③    会計上の見積りの変更                         :無
     ④    修正再表示                              :無
 
 
    (注)詳細につきましては、添付資料P.12「(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項(会計方針の変更)」をご
       覧ください。
(4)発行済株式数(普通株式)
  ① 期末発行済株式数(自己株式を含む)           2019年8月期2Q   60,063,011株   2018年8月期     60,060,011株

     ②    期末自己株式数               2019年8月期2Q          -株     2018年8月期            -株

     ③    期中平均株式数(四半期累計)        2019年8月期2Q   60,061,336株   2018年8月期2Q   60,057,011株
 
 

    ※    四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
    ※    業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
     (将来に関する記述等についてのご注意)
      本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると
     判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業
     績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあた
     っての注意事項等については、添付資料P.2「1.当四半期決算に関する定性的情報 (1) 経営成績に関する説
     明」をご覧ください。

     (四半期決算補足資料の入手方法について)
      2019年8月期第2四半期 決算概況資料は、本日(2019年4月10日)、当社ホームページで開示しております。
○添付資料の目次



    1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………… 2

    (1)経営成績に関する説明 ……………………………………………………………………………… 2

    (2)財政状態に関する説明 ……………………………………………………………………………… 6

    (3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ………………………………………………… 6

    2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………… 7

    (1)四半期連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………… 7

    (2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ………………………………………… 9
        四半期連結損益計算書
           第2四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………… 9
        四半期連結包括利益計算書
           第2四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………… 10
    (3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書 …………………………………………………………… 11

    (4)四半期連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………… 12

      (継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………… 12

      (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) …………………………………………… 12

      (四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用) ………………………………………… 12

      (会計方針の変更) …………………………………………………………………………………… 12

      (セグメント情報等) ………………………………………………………………………………… 13




                            1
1.当四半期決算に関する定性的情報
   文中の将来に関する事項は、当第2四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会
  社)が判断したものであります。
   当社は、2018年8月期より決算期を12月期から8月期に変更いたしましたので、前期と当期で第2四半期の対
  象期間が異なっております(2018年8月期第2四半期は、2018年1月1日から2018年6月30日まで、2019年8月
  期第2四半期は、2018年9月1日から2019年2月28日まで)。そのため、対前年同期との比較は行っておりませ
  ん。


(1)経営成績に関する説明
   当社グループでは、BtoB市場において主軸事業である音楽配信サービスの提供先を始め、ホテル・病院・ゴル
  フ場や中小オフィスといった様々なサービスの提供先である顧客が当社グループの最大の資産であると考えてお
  ります。これらの資産を最大限に活用するとともに、様々な顧客のニーズや課題をワンストップで解決するソリ
  ューション提供企業としての地位を更に確固たるものとするための取り組みに注力しております。当第2四半期
  連結累計期間においては、引き続き既存事業の強化を図るとともに、高成長事業と位置付ける電力・ガスを中心
  とするエネルギー事業や店舗向けIoTを始めとするサービスラインナップの充実にも引き続き積極的に取り組んで
  まいりました。
   映像配信サービス(ビデオ・オン・デマンド)の市場規模は順調に拡大しており、一層の事業規模拡大のため
  に、引き続きサービス拡充や新規顧客の獲得に取り組んでまいりました。
   また、2018年10月1日付でキャンシステム㈱を連結子会社(2018年11月30日をみなし取得日としておりま
  す。)としており、当社グループの顧客基盤は更にその裾野を拡大しており、同社業績については、当第2四半
  期連結累計期間の経営成績から含まれております。
   この結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高83,574百万円、営業利益3,942百万円、経常利益3,378
  百万円、また親会社株主に帰属する四半期純利益につきましては1,775百万円となりました。
   当社グループの各セグメント別の売上高(セグメント間の内部売上高又は振替高を含む。)及び営業利益は以
  下のとおりであります。




                             2
 <店舗サービス事業>
 店舗サービス事業は、連結子会社の㈱USEN、キャンシステム㈱、㈱ユーズミュージック、㈱USENテクノサービ
スが運営しており、音楽配信を始めとする店舗ソリューションの提供・販売・施工、音楽著作権の管理・開発等
を行っております。店舗サービス事業は、当社グループの事業の主軸であり、その安定的な収益基盤を軸に、店
舗のIoT市場の開拓を積極的に進めていく方針であります。特にUSEN及びキャンシステムでは、今迄の“音楽配信
中心”から“店舗総合支援サービス”へと事業領域の拡大を推し進めており、業務店向け市場において顧客との
取引の維持拡大、新規顧客の獲得及びブランド力の向上に取り組んでおります。
 業務店・チェーン店向けには、店舗及び商業施設向けサービスのラインナップの充実を企図し、音楽配信サー
ビスやIoTサービスを中心に開業支援や事業環境の構築から集客・販売促進までトータル的なソリューションの提
供やサポートを提案してまいりました。
 店舗及び商業施設向けサービスの主なラインナップとしては、多機能×低価格なタブレットPOSレジである「U
レジ」、飲食業界の課題であるスタッフ不足やインバウンド対応を解決するためのサービスとしてお客様自身が
注文できる「Uレジ」のオプション機能「UレジTTO」やテーブルなどに設置するタブレットタイプのセルフオーダ
ーシステム「U-Order」、店舗アプリ作成サービス「UPLink」、業務店向けWi-Fiサービス「USEN SPOT」やチェー
ン店向けWi-Fiサービス「USEN SPOT Enterprise」、スマートフォンやタブレットで簡単接続&操作で話題のIPカ
メ ラ 「Viewla シ リ ー ズ 」、 飲 食 店 向 け 予 約 サ ー ビ ス 「USEN Reservation」、 カ ー ド 決 済 サ ー ビ ス 「USEN
PAYGATE」等を取りそろえ、2019年2月には㈱リクルートライフスタイルとの業務提携の一環として「Airレジ
for USEN」「Airレジ ハンディ for USEN」を販売開始いたしました。
 更にオフィス向けサービスとして職場環境を改善するオフィスBGM 「Sound Design for OFFICE」において「帰
宅を促す音楽」の放送を開始、メンタルヘルスケア対策支援のASPサービス「こころの保健室」、USENの顧客基盤
である飲食店や理美容店、小売店などの事業者向けに少額短期保険の販売等、音楽配信サービスと併せてこれら
の商材の利用促進に注力してまいりました。
 これらのサービスの拡充や利用促進とともに、お店のトータルサポートサイト「canaeru(カナエル)」を通じて
開業者に対して店舗とともに歩んできたUSENならではのサポートを行うことで開業支援にも注力しております。
 キャンシステムにおいては、店舗及び商業施設向けサービスとしてカメラ事業No.1企業を目指すべく、社内に
おける事業ポートフォリオの変革を図っていくとともに、USENとの間で間接コストや重複コストの見直しを進め、
より効率的な事業経営を目指しております。
 その結果、店舗サービス事業の当第2四半期連結累計期間における売上高は23,029百万円、営業利益は4,279百
万円となりました。


 <通信事業>
 通 信 事 業 は、 連 結 子 会 社 の ㈱ USEN NETWORKS、 ㈱ U-NEXT、 ㈱ USEN ICT Solutions、 ㈱ USEN-NEXT LIVING
PARTNERS、 ㈱U-MX、 ㈱Next Innovation、 Y.U-mobile㈱が運営しており、 ブロードバンドインターネット回線の販売代理
店やオフィスのICT環境構築の提案・販売、 MVNOサービス「U-mobile」のほか、 個人向けブロードバンドインターネット回線
の提供・販売を行っております。
 ブロードバンドインターネット回線の販売代理は、小規模事業者向けを中心とした新規獲得活動が引き続き堅
調に推移しております。
 また、オフィスのICT環境構築においては、「USEN GATE 02」のブランドでネットワーク関連サービスやクラウ
ドサービス、データセンターサービス等を手掛けており、オフィスに特化して、顧客ニーズにマッチした業務環
境改善を提案するとともに、オフィスのICT環境構築をワンストップで提供可能な体制作りに取り組んでおりま
す。
 その結果、通信事業の当第2四半期連結累計期間における売上高は19,549百万円、営業利益は1,440百万円とな
りました。




                                         3
 <業務用システム事業>
 業務用システム事業は、連結子会社の㈱アルメックスが運営しており、ホテル・病院・ゴルフ場等の業務管理
システム及び自動精算機の開発・製造・販売を行っております。
 当該事業の市場環境は、金融緩和による資金需給の改善等に伴い引き続き設備投資需要は増加傾向にありま
す。ホテル市場においては、2020年の東京オリンピックに向け今後更に増加が見込まれる訪日外国人への対応や
人手不足を補完するべく、ITソリューションの導入ニーズの高まりを受けて、引き続きホテル管理システム、自
動精算機等の導入のニーズが高いことから、新商品の市場投入や提案型営業の強化により顧客ニーズを捕捉し市
場浸透率の向上とシェアの拡大に継続的に取り組んでまいりました。
 慢性的な宿泊施設不足解消のため、客室に関する情報を一元管理できる簡易宿泊所向け宿泊管理システム
「innto」をリリースして簡易宿泊所という新たな市場に参入するとともに、台湾の店舗予約サイト「FunNow」を
運営するFunNow Ltd.と業務提携契約を締結して、日本と台湾のレジャーホテルへの相互送客による外国人観光客
の利用促進を図っております。
 更に、エクスペディア・グループと戦略的提携契約を締結し、月間6億7,500万人以上の訪問数を誇るエクスペ
ディア傘下の旅行ブランドサイトを利用する旅行者にアルメックスが運営する「Loveinn japan」を通じて日本国
内に6,500件以上あるレジャーホテルの世界的認知度を向上させるとともに、「Loveinn japan」に登録されるレ
ジャーホテルの利用促進を図っております。
 病院市場においては、2019年2月に診療の受付から支払いまでの機能が一体となった次世代受付機「Sma-pa
TERMINAL」の販売を開始いたしました。今回搭載している顔認証にはAIが採用されており、受付・精算や保険証
の自動認証、同時にサーマルカメラによる発熱検知と連動が可能です。併せて、患者様の利便性を高めるため
「Sma-pa TERMINAL」と同期の取れるスマホアプリも開発しており、受付をはじめとする各種サービスをスマホか
ら利用可能となっております。
 2015年11月に資本業務提携をしたユニロボット㈱が扱うAIロボット「unibo(ユニボ)」は、ホテル宿泊業界への
貢献にとどまらず、病院クリニックなどヘルスケア業界、そしてグループ各社が強みとする飲食、小売業界への
展開も積極的に取り組んでおります。
 更に、機器を導入頂いた後の保守メンテナンスや、顧客ニーズにマッチしたきめ細かいカスタマイゼーション
を大切に、効率的で安定したサービスの提供により顧客との信頼関係を強化するとともに、新規製品やカスタマ
イズ製品の品質強化を図るため、開発・製造プロセスやフィールドサービスの改善活動に継続的に取り組んでお
り、事業基盤の一層の強化・安定化に引き続き注力してまいりました。
 その結果、業務用システム事業の当第2四半期連結累計期間における売上高は9,529百万円、営業利益は1,591
百万円となりました。


 <コンテンツ配信事業>
 コンテンツ配信事業は、連結子会社の㈱U-NEXT、㈱U-NEXTマーケティングが運営しており、映像配信サービス
「U-NEXT」の提供・販売を行っております。映像配信サービスの市場が活性化する中、引き続きユーザーエクス
ペリエンスの改良、コンテンツの拡充、マーケットの開拓を進め、引き続き順調に契約者数を伸ばしておりま
す。コンテンツの拡充においては、映画、ドラマ、アニメなどの最新作品や人気作品を続々と配信開始し、満足
度の高いラインナップを目指しております。また、サービスサイトをリニューアルし、特集の閲覧や作品の選択、
再生中の操作において、操作性や視認性を向上させるなど、引き続きユーザーエクスペリエンスの改良にも注力
してまいりました。
 また、U-NEXTは「App Ape Aword 2018」のアプリ部門において一般投票で選ばれた人気アプリとして「Popular
apps of the year 2018」を受賞いたしました。
 ㈱U-NEXTマーケティングは、AI(人工知能)を活用した自動応答サービス「AIコンシェルジュ」を提供してお
ります。本サービスの導入によって24時間365日、時間に関係なくお問い合わせに対して自動応答が可能となりま
す。更に、AIによる自動応答とオペレーターによる有人対応を組み合わせることで、「AIと人」それぞれの得意
分野を活かした質の高い対応が可能となります。これらの多様なBPO、業務効率化、自動化のニーズに対応できる
ソリューションを提供しております。
 その結果、コンテンツ配信事業の当第2四半期連結累計期間における売上高は15,736百万円、営業利益は10百
万円となりました。



                                   4
 <エネルギー事業>
 エネルギー事業は、連結子会社の㈱USENが運営しております。
 エネルギー事業では、業務店の店舗や建物並びに商業施設向けサービスラインナップの一環として取り組んで
おり、高圧および低圧電力を中心に販売を進めてまいりました。当該事業については、高成長事業と位置付けて
おり将来の主力事業としてより一層成長させるべく、専従の営業部門を設ける等、積極的な投資並びに営業活動
を推進しております。2016年9月の立上げ以来契約者数は順調に増加しており、先行投資(固定費)を回収する
ため、引き続き積極的な拡販体制を維持し早期の黒字化を目指しております。
 更に、2018年10月から東京電力エナジーパートナーの取次事業者として、新たに都市ガスである「USEN GAS」
の販売を開始し、エネルギー事業への取組みを更に加速しております。
 その結果、エネルギー事業の当第2四半期連結累計期間における売上高は14,098百万円、営業損失は306百万円
となりました。


 <メディア事業>
 メディア事業は、連結子会社の㈱USEN Mediaが運営しており、飲食店向け集客支援サービス「ヒトサラ」や訪
日外国人向けグルメサイト「SAVORJAPAN」、ウェディングメディア・イベントの実施・運営、及びビューティー
マーケット向けのメディア等を展開しております。
 「ヒトサラ」は、料理人(ヒト)と料理(サラ)にフォーカスしたグルメ情報メディアであり、シェフ情報の
掲載数及び、シェフがおすすめするお店情報数では国内No1の情報量を誇っております(※東京商工リサーチ調
べ)。また、ヒトサラWorldにより世界のトップレストラン及びそのシェフが薦める現地のお店など海外レストラ
ン情報の充実も進めており、競合他社との差別化によるメディア力の強化を積極的に進めております。
 「ヒトサラ」ではオンライン即時予約の利用店の充実とともに、即時予約の利用者向けにポイント付与のサー
ビスを開始し予約利用者の拡大に取り組んでおります。
 国内最大級のインバウンドグルメサイト「SAVOR JAPAN」は訪日旅行者向けWEBメディア「TSUNAGU Japan」を運
営する㈱TSUNAGUと業務提携し、英語圏だけでなく香港・台湾にも積極的なメディア連携によるユーザーの拡大を
図っております。
 更に、2019年1月には中国国内での会員登録者数1.3億人、月間のアクティブユーザー数1.2億人を誇る中国最
大の旅行SNSメディア『馬蜂窩(Mafengwo)』と連携し、「SAVOR JAPAN」の掲載店の中から中国人向けに簡体字
翻訳を希望した飲食店情報約1,000店舗を、『馬蜂窩(Mafengwo)』にコンテンツとして提供いたしました。
 ウェディング事業においては国内屈指のパイロットを有する㈱DRONE ENJOYとの業務提携によりドローン動画を
取り入れた式場紹介や、挙式・披露宴をドローン撮影するサービスを2018年12月よりスタートし、より質の高い
サービスの提供を進めております。
 その結果、メディア事業の当第2四半期連結累計期間における売上高は2,661百万円、営業利益は136百万円と
なりました。




                             5
(2)財政状態に関する説明
    ①資産・負債及び純資産の状況
      (資産)
       当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ9,169百万円増加し、135,106百万円とな
      りました。
       流動資産は、前連結会計年度末に比べて3,710百万円増加し、41,058百万円となりました。
       固定資産は、有形固定資産が608百万円増加したこと、キャンシステム㈱の子会社化等により、のれんが
      7,980百万円増加したこと、投資その他の資産が3,304百万円減少したこと等により、前連結会計年度末に比べ
      て5,459百万円増加し、94,047百万円となりました。


      (負債)
       流動負債は、前連結会計年度末に比べて5,547百万円増加し41,414百万円となりました。
       固定負債は、その他が4,147百万円増加したこと、長期借入金が3,056百万円減少したこと等により、前連結
      会計年度末に比べて1,876百万円増加し、76,941百万円となりました。


      (純資産)
       純資産は、利益剰余金が1,775百万円増加したこと等により、前連結会計年度末に比べて1,745百万円増加し、
      16,750百万円となりました。
 
    ②キャッシュ・フローの状況
      当第2四半期連結累計期間における連結ベースの現金及び現金同等物(以下、「資金」という)は、前連結会
     計年度末に比べ1,988百万円増加の15,696百万円となりました。当第2四半期連結累計期間における各キャッシ
     ュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。


      (営業活動によるキャッシュ・フロー)
       当第2四半期連結累計期間の営業活動による資金の収入は7,904百万円となりました。その主な要因は、税金
      等調整前四半期純利益を3,346百万円、減価償却費を2,686百万円、のれん償却額を1,675百万円計上したこと等
      によるものであります。


      (投資活動によるキャッシュ・フロー)
       当第2四半期連結累計期間の投資活動による資金の支出は3,001百万円となりました。その主な要因は、有形
      固定資産の取得により資金が1,764百万円減少したこと、キャンシステム㈱の子会社化による連結の範囲の変更
      を伴う子会社株式の取得により資金が885百万円減少したこと等によるものであります。


      (財務活動によるキャッシュ・フロー)
       当第2四半期連結累計期間の財務活動による資金の支出は2,914百万円となりました。その主な要因は、長期
      借入金の返済により資金が2,684百万円減少したこと等によるものであります。


(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
    連結業績予想につきましては、2018年10月12日の決算短信で公表いたしました通期の連結業績予想から変更はあり
 ません。
    なお、本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であ
 ると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。




                                 6
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
                                                  (単位:百万円)
                         前連結会計年度            当第2四半期連結会計期間
                        (2018年8月31日)          (2019年2月28日)
資産の部
 流動資産
   現金及び預金                          13,708              15,813
   受取手形及び売掛金                       17,315              17,612
   たな卸資産                            3,520               4,812
   その他                              4,730               4,025
   貸倒引当金                          △1,927              △1,205
   流動資産合計                          37,348              41,058
 固定資産
   有形固定資産                          19,689              20,298
   無形固定資産
     のれん                           47,905              55,886
     その他                            3,669               3,843
     無形固定資産合計                      51,574              59,729
   投資その他の資産
     その他                           22,102              18,801
     貸倒引当金                        △4,778              △4,782
     投資その他の資産合計                    17,324              14,019
   固定資産合計                          88,588              94,047
 資産合計                             125,936             135,106
負債の部
 流動負債
   支払手形及び買掛金                       14,067              18,335
   短期借入金                            2,500               2,500
   1年内返済予定の長期借入金                    4,906               5,378
   その他の引当金                            836                 893
   その他                             13,556              14,306
   流動負債合計                          35,866              41,414
 固定負債
   長期借入金                           71,534              68,478
   退職給付に係る負債                        2,699               3,368
   その他の引当金                            241                 359
   その他                                588               4,736
   固定負債合計                          75,065              76,941
 負債合計                             110,931             118,355




                    7
                                                 (単位:百万円)
                        前連結会計年度            当第2四半期連結会計期間
                       (2018年8月31日)          (2019年2月28日)
純資産の部
 株主資本
   資本金                                94                  94
   資本剰余金                          11,089              11,090
   利益剰余金                           3,635               5,410
   株主資本合計                         14,819              16,595
 その他の包括利益累計額
   その他有価証券評価差額金                      152                 123
   退職給付に係る調整累計額                     △13                 △13
   その他の包括利益累計額合計                     139                 110
 非支配株主持分                              45                  44
 純資産合計                            15,004              16,750
負債純資産合計                          125,936             135,106




                   8
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
  四半期連結損益計算書
   第2四半期連結累計期間
                                                         (単位:百万円)
                          前第2四半期連結累計期間           当第2四半期連結累計期間
                            (自 2018年1月1日           (自 2018年9月1日
                            至 2018年6月30日)          至 2019年2月28日)
売上高                                    73,087                 83,574
売上原価                                   41,085                 50,068
売上総利益                                  32,002                 33,505
販売費及び一般管理費                             26,802                 29,562
営業利益                                    5,200                  3,942
営業外収益
 移転補償金                                      -                     143
 その他                                       103                    113
 営業外収益合計                                   103                    256
営業外費用
 支払利息                                      745                    717
 その他                                        85                    103
 営業外費用合計                                   831                    821
経常利益                                     4,471                  3,378
特別利益
 固定資産売却益                                    -                     311
 その他                                        -                       1
 特別利益合計                                     -                     313
特別損失
 固定資産除却損                                   322                    326
 その他                                        -                      19
 特別損失合計                                    322                    345
税金等調整前四半期純利益                             4,149                  3,346
法人税等                                     1,544                  1,571
四半期純利益                                   2,604                  1,774
非支配株主に帰属する四半期純利益又は非支配株主
                                             9                    △1
に帰属する四半期純損失(△)
親会社株主に帰属する四半期純利益                         2,595                  1,775




                           9
  四半期連結包括利益計算書
   第2四半期連結累計期間
                                                 (単位:百万円)
                   前第2四半期連結累計期間          当第2四半期連結累計期間
                     (自 2018年1月1日          (自 2018年9月1日
                     至 2018年6月30日)         至 2019年2月28日)
四半期純利益                          2,604                 1,774
その他の包括利益
 その他有価証券評価差額金                       13                  △28
 退職給付に係る調整額                         32                   △0
 その他の包括利益合計                         45                  △29
四半期包括利益                          2,650                 1,745
(内訳)
 親会社株主に係る四半期包括利益                 2,641                 1,746
 非支配株主に係る四半期包括利益                     9                   △1




                    10
(3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書
                                                       (単位:百万円)
                         前第2四半期連結累計期間         当第2四半期連結累計期間
                           (自 2018年1月1日         (自 2018年9月1日
                           至 2018年6月30日)        至 2019年2月28日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
 税金等調整前四半期純利益                         4,149                3,346
 減価償却費                                2,976                2,686
 のれん償却額                               1,554                1,675
 貸倒引当金の増減額(△は減少)                          0                △754
 賞与引当金の増減額(△は減少)                        △0                    10
 受取利息及び受取配当金                            △9                  △17
 支払利息                                   745                  717
 固定資産除却損                                322                  326
 固定資産売却損益(△は益)                           -                 △306
 移転補償金                                   -                 △143
 売上債権の増減額(△は増加)                       △654                 △109
 たな卸資産の増減額(△は増加)                      △293                △1,014
 仕入債務の増減額(△は減少)                         844                4,149
 前受金の増減額(△は減少)                          963               △1,055
 その他                                  △459                 △184
 小計                                  10,138                9,327
 利息及び配当金の受取額                              9                   16
 利息の支払額                               △745                 △717
 移転補償金の受取額                               -                   143
 法人税等の支払額                             △716                 △865
 営業活動によるキャッシュ・フロー                     8,686                7,904
投資活動によるキャッシュ・フロー
 有形固定資産の取得による支出                     △1,772                △1,764
 有形固定資産の売却による収入                         -                    617
 有形固定資産の除却による支出                      △427                  △454
 無形固定資産の取得による支出                      △661                  △744
 関係会社株式の取得による支出                         -                  △208
 関係会社株式の売却による収入                         85                    -
 連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得によ
                                         -                  △885
 る支出
 その他                                  △11                    436
 投資活動によるキャッシュ・フロー                   △2,787                △3,001
財務活動によるキャッシュ・フロー
 長期借入金の返済による支出                      △2,794                △2,684
 連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得
                                      △100                     -
 による支出
 その他                                  △156                  △229
 財務活動によるキャッシュ・フロー                   △3,051                △2,914
現金及び現金同等物の増減額(△は減少)                   2,847                 1,988
現金及び現金同等物の期首残高                       13,010                13,708
合併に伴う現金及び現金同等物の増加額                       27                    -
現金及び現金同等物の四半期末残高                     15,886                15,696




                          11
(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項
  (継続企業の前提に関する注記)
   該当事項はありません。


  (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
   該当事項はありません。


  (四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)
   税金費用については、当第2四半期連結会計期間を含む連結会計年度の税引前当期純利益に対する税効果会計適
  用後の実効税率を合理的に見積り、税引前四半期純利益に当該見積実効税率を乗じて計算しております。


  (会計方針の変更)
   従来、当社及び連結子会社の税金費用につきましては、原則的な方法により計算しておりましたが、当社及び連
  結子会社の四半期決算業務の一層の効率化を図るため、第1四半期連結会計期間より連結会計年度の税引前当期純
  利益に対する税効果会計適用後の実効税率を合理的に見積り、税引前四半期純利益に当該見積実効税率を乗じて計
  算する方法に変更しております。
   なお、この変更による影響は軽微であるため、遡及適用は行っておりません。




                         12
     (セグメント情報等)
      (セグメント情報)
Ⅰ   前第2四半期連結累計期間(自     2018年1月1日        至      2018年6月30日)
 1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
                                                                                    (単位:百万円)
                                         報告セグメント
                                                                                           四半期
                                                                                            連結
                                                                                   調整額      損益
                    店舗サ                業務用 コンテン エネル                                (注)1    計算書
                             通信                     メディア
                    ービス               システム ツ配信   ギー                      計                 計上額
                             事業                      事業
                     事業                 事業  事業   事業                                        (注)2


売上高

    外部顧客への売上高       21,531   19,936    9,144    12,658   7,432   2,352   73,056       31    73,087
    セグメント間の内部売上高
                       296      480       74        27      -        2       882    △882          -
    又は振替高
         計          21,827   20,417    9,218    12,686   7,432   2,355   73,938     △851    73,087
セグメント利益又は
                 4,474 2,373 1,726 202 △329 175 8,623 △3,423 5,200
損失(△)
 (注) 1.セグメント利益又は損失(△)の調整額△3,423百万円は、セグメント間取引消去及び各報告セグメントに配
       分していない全社費用であります。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない販売費及び一般管理費で
       あります。
     2.セグメント利益又は損失(△)は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。


 2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
    (固定資産に係る重要な減損損失)
     該当事項はありません。
      
    (のれんの金額の重要な変動)
     該当事項はありません。


    (重要な負ののれん発生益)
     該当事項はありません。




                                               13
Ⅱ   当第1四半期連結累計期間(自     2018年9月1日        至      2019年2月28日)
 1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
                                                                                       (単位:百万円)
                                         報告セグメント
                                                                                                  四半期
                                                                                                   連結
                                                                                       調整額         損益
                    店舗サ               業務用 コンテン エネル                                     (注)1       計算書
                             通信                    メディア
                    ービス               システム ツ配信  ギー                             計                  計上額
                             事業                     事業
                     事業                事業   事業  事業                                                (注)2


売上高

    外部顧客への売上高       22,821   18,890    9,492        15,612   14,098   2,657   83,572          1   83,574
    セグメント間の内部売上高
                       207      658       36           123       -        4    1,031 △1,031           -
    又は振替高
         計          23,029   19,549    9,529        15,736   14,098   2,661   84,604 △1,030       83,574
セグメント利益又は
                 4,279 1,440 1,591 10 △306 136 7,152 △3,209 3,942
損失(△)
 (注) 1.セグメント利益又は損失(△)の調整額△3,209百万円は、セグメント間取引消去及び各報告セグメントに配
       分していない全社費用であります。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない販売費及び一般管理費で
       あります。
     2.セグメント利益又は損失(△)は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。


 2.報告セグメントごとの資産に関する情報
     キャンシステム㈱を連結の範囲に含めたことにより、当第2四半期連結累計期間の報告セグメントの資産の金額
    は、「店舗サービス事業」において12,874百万円増加しております。


 3.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
    (固定資産に係る重要な減損損失)
     該当事項はありません。
      
    (のれんの金額の重要な変動)
     キャンシステム㈱を連結の範囲に含めたことにより、当第2四半期連結累計期間の報告セグメントののれんの金
    額は、「店舗サービス事業」において9,535百万円増加しております。
      
    (重要な負ののれん発生益)
     該当事項はありません。




                                               14