9414 日本ＢＳ放送 2021-10-07 15:30:00
株主提案に対する当社取締役会の意見 [pdf]
2021 年 10 月 7 日
各 位
会 社 名 日 本 Ｂ Ｓ 放 送 株 式 会 社
代表者名 代 表 取 締 役 社 長 兼 COO 小野寺 徹
(コード番号 9414 東証第一部)
問合せ先 執行役員 経営戦略局長 阿久井 香織
(TEL 03‐3518‐1900)
株主提案に対する当社取締役会の意見
当社は、2021 年 11 月 17 日開催予定の第 23 回定時株主総会における議案について株主提案（以下、
本株主提案）を行う旨の書面（以下、株主提案書面）を 2021 年 8 月 31 日付で受領しておりましたが、
2021 年 9 月 27 日開催の取締役会において、本株主提案について反対することを決議いたしましたの
で、下記のとおりお知らせいたします。
記
１．提案株主様
株主名 ： アールエムビー・ジャパン・オポチュニティーズ・ファンド，エル・ピー
２．本株主提案の内容
（1） 議案
剰余金の配当の件
（2） 議題の内容
別紙１「本株主提案の内容」に記載の通りです。なお、別紙１「本株主提案の内容」は、提
案株主様から提出された本株主提案書面の該当記載を原文のまま掲載したものであります。
３．本株主提案に対する当社取締役会の意見
（1） 本株主提案の概要
本株主提案は、当社普通株式１株につき金 50 円を配当するものであります。
（2） 当社取締役会の意見
当社取締役会は、本株主提案に反対いたします。
（3） 反対の理由
当社は、BS デジタル放送事業者という高い公共性に鑑み、永続的かつ健全な経営の維持に努
めるため、財務体質の強化と内部留保を確保するとともに、利益配分については、長期にわた
り安定した配当を継続的に実施することを基本方針としております。
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この方針に則り、単年度の業績を考慮しつつ、前年対比で減配とならないよう、コストコン
トロールを徹底し、利益配当を継続的かつ安定的に実施してまいりました。
放送業界を取り巻く環境は、デジタル化に伴う動画広告市場の急拡大や、スマートフォン・
タブレット端末等による視聴環境の多様化、衛星放送への新規参入事業者の放送開始等々、変
化が激しさを増しております。このような中、将来的な放送事業の安定成長のための継続的な
設備投資や人材確保費用等が必要不可欠であり、特に今後予想される４Ｋ／８Ｋ放送開始に対
する設備投資、コンテンツ制作強化、ネット配信をはじめとする新規事業への投資等のため、
十分な内部留保の確保が必要と考えております。
したがいまして、新型コロナウイルス感染症の影響による経営環境の変化も注視しつつ、今
後も短期的な業績に左右されず、長期的に企業価値の一層の拡大を図るとともに、長期にわた
り当社株式を保有いただいている多くの株主様に対し、安定配当の維持及び向上に努めながら
株主価値の向上を目指していくという観点から、本株主提案には反対いたします。
以上
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別紙１「本株主提案の内容」
提案議案
1. 株主総会の目的事項
剰余金の配当の件
2. 議案の要領及び提案の理由等
（１） 議案の要領
ア. 配当財産の種類
金銭
イ. 配当財産の割当てに関する事項およびその総額
貴社普通株式 1 株につき金５０円
配当総額 金５０円に令和３年８月３１日現在の当社発行済普通株式総数（自己株
式を除く）を乗じて算出した金額
ウ. 剰余金の配当が効力を生じる日
本株主総会の日の翌営業日
エ. 配当金支払い開始日
本株主総会開催日の７営業日後
（２） 提案の理由
貴社は２０２１年８月期の連結業績予想において１株当たり当期純利益を８６．１０
円と予想しているところ、同期配当予想については２０円に留まっています。一方、貴
社は２０２１年５月３１日現在、現金及び預金を１２,０８０百万円保有しています。こ
れらの状況に鑑みると、配当を増額することによって株主還元を強化するとともに資本
効率を改善することは、貴社企業価値向上のために有益であることから、本提案を致し
ます。
以上
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